きょうの気になるワード・2011年1月〜2011年6月
2011.6.30
『クサイ話』
気温と湿度が高くなってくるこの時季。足の衛生状態には気をつけたい。
防ぎたい足の臭い 細菌喜ぶ湿気と角質
として東京新聞が特集した。どうしても、高温多湿な環境の中で細菌が増殖してしまう。クツを脱いだ時の何と言えない嫌なニオイを消したいと思うのは誰しも同じだ。これからの時期に必須の対処法、研究してみよう。
2011.6.29
『ムチン』
やまいも、オクラなどのねばねば系のものに含まれるのが、ムチンという成分だ。
切り刻むとねばねばが出て来るものに、山菜のみず(うわばみそう)、空芯菜、モロヘイアなどがある。オクラはハイビスカスに似た黄色い花で、観賞価値十分。みずは山菜の仲間だが、わが家の畑に植えてある。味噌汁に入れてもおいしい。空心菜は7月初めから10月末まで茎を折ったらその下の節からどんどん芽が出て来て長い間楽しめる。モロヘイアも葉っぱをどんどん摘んで長い期間食べられる。モロヘイアは種を採取するがこれが有毒だという。植物が種を保存するための知恵だろう。色も青みがかった毒々しい色だ。山芋もつくっているが、買って来たものなど問題にならないくらいにおいしい。
2011.6.28
『江戸しぐさ』
江戸時代は人情社会、今でも通じる江戸の町暮らしの術
○傘かしげ ・雨の日に
互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うこと。雨の日の狭い路地、
すれ違いに困る時まっすぐぶつかって来る人がいる。電車の中で隣の
乗客が持つ濡れた傘が接触して気にしているのに、知らん振りの人も居る。
○肩引き・道を歩いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと。狭い道を友
達と話しながら横隊で
歩いている若い女性、ぶつかっても向こうがこちらを睨む人が居る
○こぶし腰浮かせ ・乗合船などで後から来る人のためにこぶし一つ分腰を浮かせて
席を作ること。5人掛けの
席にドカンと座って譲らない人、もう少し詰めればいいのに、中には足を組んでいて
立っている人に触れても
平気な人が居る
○うかつあやまり・電車の中で、揺れたとたんに近くの人の足を踏んでしまった。踏
んだほうは失礼しました。踏まれたほうはいやいや、私の足がそこにあったから、と
言って双方が謝る。足を踏んだりぶつかったりしてもしらんぷりの人が多い。欧米の
日とはすぐにExcuse Me.と言うのに。
相手を気持ちよくさせるワザを家族や近所の年寄りが口うるさく躾として言ったのが
江戸の社会だった。
これらは江戸しぐさとして今でも礼法などで伝えられている。こどもの時から躾を教
えなければならない
2011.6.27
『プチ鬱(うつ)』
ストレス社会と言われている。うつ症状の人が多く、診療内科が流行っている。心療
内科の開院数が激増だそうだ。心療内科が患者を薬漬けにして鬱病を増やしている、と指摘をする人もいる。鬱病になる前にプチうつ症状があるそうだ。→午前中から昼までは比較的穏やかに過ごせるものの、夕方から夜になると不安やイライラ
が高まり、具合も悪くなる。/睡眠時間をとっているにもかかわらず、浅く断続的な眠りを繰り返しているため、日中に眠けを感じ、いくら寝ても寝足りない、という症状を感じる/甘いものが無性に欲しくなり、体重も増加しがち。手足に鉛がついたように、体が重く感じる/集中力が散漫に、仕事などが手につかなくなる。人間関係にトラブルが起こりやすい/気力や集中力の低下などあるものの、楽しいこと、自分にとって好ましいことがあると、明るくなる。
プチうつ症状がアラームだ。
2011.6.26
『東京で蛍鑑賞』
蛍といえば♪こっちのみ〜ずはあ〜まいぞ、という歌の通り、良質の水が無いと生息
しない生き物だ。カワニナという幼虫が棲める環境が街中からどんどん消えて行き、よほどの自然が残った郊外に行かないと自然の蛍鑑賞は難しい。最近ではビオトープなどをつくり、きれいな水を人工的に流し、カワニナを飼って蛍鑑賞をしているところがある
東京で蛍鑑賞
ができるスポットがある。浴衣を着て団扇を持って行って見たい。
全国の蛍マップを見ても面白い。
2011.6.25
『でんき予報
』
天気予報ならぬ、電気予報の話。“でんき予報”は、電力の需要見通しなどを示して
節電を訴え、計画停電の回避を目指すというもの。東京電力のホームページ上で7月1日から、毎日18時をめどに、翌日の電力供給力と予想最大電力消費量の見通しを更新する、というものだ。電力需給の逼迫度合いを4段階で表示し、その余力を示す予備率が3%以下の場合、政府から「需給逼迫警報(仮称)」が出されるそうだ。でんき予報に
注目したい。
2011.6.24
『スマートグリッド』
電力重要に対する対策のひとつとして、スマートグリッドが注目を集めている。電気メーカー、住宅メーカー、建築業者、不動産業者、まちづくりNPOなどが協働で研究、実用化が可能になって来た。さまざまなセクターがそれぞれの得意技を持ち寄って協働しているのが特徴だ。いろいろな人の力で課題が解決されて行く試み、これからのトレンドになるだろう。
2011.6.23
『加速する脱原発』
イタリアの国民投票で原発にNOが出た。ヨーロッパ各国でこの動きが加速している。
福島第一原発事故以前からヨーロッパでは論議されて来ているが、この事故で原発反対派の力が強くなった。いい選択だ。いまだに発電コストやCO2削減の観点から原発の必要性を説く学者や経済界の人がいる。しかし、今回の事故終息のためにどのくらいのコストをかけているのか、どのくらいのダメージを人々に与え続け、地域、家族、夢、友などを台無しにしているかを考えたら道理はひとつだろう。お金のために人間の生きる権利を奪ってはならない。原発に今までのようなばら色の世界を委ねるのはナンセンスだ。
2011.6.22
『電気の知識』
節電、節電と言われているが、普段空気のような存在だった電気、現代生活では電気
に頼らざるを得ず、まさに空気や湯水の如く使っていた電気を意識するようになった。が、意外に知らないのが
電気の基本的な
知識。知れば楽しくなること満載だ。ちょっとこれだけで満足しない、という人は
もう少し詳しいページ
が役に立つ。小学校の時、理科で豆電球を灯す実験をやったことがある人も多いかと思う。中学ではオームの法則などを習ったはずだ。少し学んでみよう。
2011.6.21
『夏至』
今日は24節季の夏至だ。天気予報では相当暑くなるようだ。昼の長さが一番長い日。東京地方では午後7時ころでも少し明かるい。夜明けの明るくなる時間も早くて、4時すぎにはうっすらと明るくなる。気候は今本格的な梅雨、じっとりと暑い。節電のため、首都圏電車の日中照明が消され、駅舎の照明も間引き、うす暗いがガマンできる範囲。今までこうこうと明るかったのがおかしかったのだ。会社を少し早めに出て一杯、という向きには明るすぎる夕方かもしれない。
2011.6.20
『裸足感覚シューズ
』
スポーツ用品メーカーはウエアやシューズの開発に凌ぎを削る。機能性やファション
性に優れた人気商品も、有名アスリートたちがひと役買って市民アスリートの人気商品となる。シューズなど、「クッション性抜群」、「外反母趾を防げる」、「疲労が蓄積
しない」、「軽い」、「反発性能が良い」などなど、いろいろな心地よいコピーライトが並んでいる。中でもジョギングでは着地時には体重の3倍の加重がかかる、といういことで、クッション性能が最も重視される。最近は、裸足のような感覚というコピーライトで、履き心地に機能性を持たせたものが人気なのだそうだ。
2011.6.20
『裸足感覚シューズ
』
スポーツ用品メーカーはウエアやシューズの開発に凌ぎを削る。機能性やファション
性に優れた人気商品も、有名アスリートたちがひと役買って市民アスリートの人気商品となる。シューズなど、「クッション性抜群」、「外反母趾を防げる」、「疲労が蓄積
しない」、「軽い」、「反発性能が良い」などなど、いろいろな心地よいコピーライトが並んでいる。中でもジョギングでは着地時には体重の3倍の加重がかかる、といういことで、クッション性能が最も重視される。最近は、裸足のような感覚というコピーライトで、履き心地に機能性を持たせたものが人気なのだそうだ。
2011.6.19
『食中毒予防』
気温と湿度が高くなる梅雨時期は、食中毒のリスクが高まる。食中毒の正しい知識、
知ってそうで意外に知らない。昔は食品のにおいを嗅いで食べられるかどうかの判断をしたが、最近では各種食品にはりつけられているシールを信じて賞味期限を判断している。臭いやカタチや色で判断する感性は全く研ぎ澄まされていないと言っても良い。危ないことだ。だから産地偽装、成分偽装、賞味期限偽装の問題が出る。消費者がもっと賢くならなければならない。
ネットでは、
食中毒から身を守るにはなどのページが用意されている。情報は豊富だが、その情報を利用する感覚が鍛えられないとどうしようもない。
2011.6.18
『オスプレイ』
沖縄の米軍普天間基地に垂直離陸ができる飛行機“オスプレイ”が配備されることに
なった。普天間問題の解決が見えないまま、新たな問題を沖縄県民につきつける形になった。その開発段階で墜落事故が相次ぎ、安全性への懸念もあることから、沖縄県民はもちろん反対を唱えている。日米安全保障条約が重要なことはわかるが、あまりにも沖縄に負担をかけてはいないだろうか。
2011.6.17
『東日本大震災写真保存プロジェクト』
YAHOOでは、東日本大震災で失われる前の街並みや風景、震災直後の様子、被災地に残された思い出、今後の復興の過程など、震災の記録を写真で残すために4月8日に
東日本大震災写真保存プロジェク
トを発足させた。4月20日から写真の投稿を受け付けていたが、6月1日正午現在、投稿されている写真は1万1633枚で、刻々と増えているそうだ。市区町村名またはスクロール地図による撮影場所の絞り込みのほか、具体的な日時や震災前・震災後といった撮影時期、人・風景・物といった被写体別、キーワードなどで検索できるようになっている。
2011.6.16
『暑中見舞いの日』
昨日6月15日は、暑中見舞いの日だったそうだ。1950年、昭和25年のこの日
に暑中見舞いはがきが初めて売り出されたのを記念して決まったということだ。今は暑中見舞い状とは言わず、かもメールという商品名で呼ばれている。年賀状を出す人が相当減っている時代に、暑中見舞い状を出す人はどれくらい居るのだろうかとも思うが、今年の発行枚数は日本郵政によると、昨年よりも300万枚増え、2億5,600万枚だそうだ。今年は例年のラインナップに加え、「東日本大震災寄附金付かもめ〜る」が発行され、寄付金5円を含むが、災害救助目的の寄付金付きはがきを発行するのは初めての取り組みだそうだ。電子メールもいいが、はがきに自筆の文字を入れたもののほうが心に残るに違いない。
2011.6.15
『断捨離』
物を断ち切って捨て、モノに執着しない生き方を言うそうだ。断=モノを断つ、
捨=ガラクタを捨てる、離=執着から離れる、という意味だ。私たちはたくさんの物を
抱えた生活をしている。世界中で一番モノを持っているのでは、と自身の生活を振り返
っても感じる。もったいない、はいいのだが、普段使わない不要なものを持っていることで部屋を狭くし、必要なものがすぐに出てこない。持っていることすら忘れているものがいっぱいある。要はほんとうに必要なもの以外は買わない、ということなのだ。
2011.6.14
『スーパークールビズ』
今までのクールビズは、ネクタイをしなかったり、上着を着用しなかったりするもの
だったが、今年は更に踏み込んだスーパークールビスルックが省庁や企業で取り入れられ始めている。ポロシャツやTシャツ、スニーカー、ジーンズにまでOKを出すところも増えているという。一部の人にはビジネスシーンにそぐわないということで、反対意見もあるようだが。環境省が音頭とりをしているが、
6月から始めると発表したこの施策も、現場からは「ビジネスシーンに合わない」「襟なしは失礼にあたるのでは」と懸念する声も上がり、定着もイマイチのようだ。
2011.6.13
『相撲人気
』
大相撲5月場所は、技量審査場所として入場料を無料にし、数々のチェック機能を実
験し、各力士の真剣な取り組みを見せて終了した。7月場所は新たに空白になった幕の内、十両に昇進した力士を加え、観客を入れ、TV中継を行い、正常な本場所として開催される予定だ。5月技量審査場所の無料ネット中継をした会社によると、160万人が中継を観たそうだ。国技としてのプロスポーツ、国民は期待しているのだろう。相撲協会はそれに応え、時代に合ったマネジメントをして行かなければならない。
2011.6.12
『ロンドンオリンピック』
スポーツの世界では、オリンピックの出場枠を決めるための国内予選が始まってい
る。6月9日にはロンドンで聖火リレーのためのトーチデザインが発表になった。聖火は来年5月19日に大ブリティン島をスタートし、7月27日の開会式に五輪スタジアムに到着するそうだ。金色のアルミ製のトーチは長さ80センチ、800グラムの三角形の筒状。3回めの五輪だから三角形、8000人で8000マイル(約1万2800キロ)を運ぶ象徴として、周囲に8000個の穴が開けられた、というからすごいこだわりだ。
2011.6.11
『太陽光発電』
電力供給への社会的関心がかつてない高まりをみせている。安全かつクリーンなエネ
ルギーに今後ますます注目が集まることが予想されるが、まずは太陽光発電だろう。最近では新しい住宅の屋根にパネルがずらりと並んでいるところもあり、エコタウンなどと住宅メーカーが宣伝している。パネルのコストも生産に相まってかなり安価になって来たらしい。わが国はこの技術では世界トップなのだが、設置実績ではスペイン、ドイツ、米国、韓国、イタリアに次いで世界6位だそうだ。
2011.6.10
『梅雨対策』
今年は5月末に梅雨入り宣言がされた。雨の多いこのシーズンは、湿気やカビなどで
不快な気分になりがち。梅雨時の部屋の中の湿気やカビの
発生をチェックするページがある。チェックをもとに何か対策を、という人のために役立つサイトがある。少しでも快適になりたいものだ。
2011.6.9
『サマータイム』
午前中の涼しい時間帯に早めに仕事を開始し、能率を上げようという試みがサマータ
イム制度。アメリカなどでは既に実施している。日本でもひと昔前に試みられたことがあったらしいが、どうもうまく行かなかったそうだ。今年はこの試みが電力需要抑制の施策として官公庁や企業で実施を始めている。官公庁などではサービスに影響が出ない
ように3つの出勤パターンに分けて実施しているところ(東京都)などがある。企業
などでは工場を一斉にストップする日程を輪番にして電力セーブをするところがあるが、サマータイムまで踏み込むところはまだ少ない。
2011.6.8
『SMSサービス』
Short Message Service の略。メールアドレスがわからなくても、携帯電話の番号で短かい文章(50〜70文字)が送れる仕組みだ。今までは同じ携帯会社の間しか使えなかったが、7月13日から異なる会社間でも利用可能になる。受信は無料だが、他社あてのメールは1通2.1円〜3.15円になる見込みだという。便利な使い方だ。
2011.6.7
『幸せのモノサシ』
GNPとは、国民総生産のこと、GNHとは国民総幸福度のこと、GNPは金額換算で表す経済指標だが、GNHは心を数値化しなければならない。各国でこの研究がされているという。GNHの考え方はブータンがこの尺度が最も高いそうだ。この尺度について、今各国で議論が盛んにされている。フランスでは生活の質が重要である、と言い、タイでは身の周りの緑が重要である、という。国柄も出て来る。我が国では今研究中のようだが、この価値観も3月11日の震災で様変わりしてる部分もあるのではないだろうか。
2011.6.6
『JR商法その4・グランクラス』
JR東日本は、東北新幹線青森開業に合わせてグランクラスを登場させた。従来のグリーン車より
も更にハイクラスな車両だ。飛行機のビジネスクラス並みのサービスが受けられて、グリーン車よりも5千円高い。東日本大震災の影響で、このPR計画が出来ずじまいだったが、5月中旬から運行再開。グリーン車よりも5千円高い分、これに乗車したら、その5千円を東日本の被災地に寄付する、というキャンペーンを始めた。JRもなかなか粋なことをすると思った。
2011.6.5
『JR商法その3・えきネット』
切符の予約がネットでできるようになった。駅の緑の窓口に並べば1か月前のその日
から購入できるが、ネットだと1か月プラス1週間前から予約できる。しかも、窓側、通路側の指定や、扉の近く、真ん中などの指定を自分でできる。便利になったものだ。予約をして、購入は駅の自動販売機にクレジットカードを差し込んで、案内に従って決済。駅員の手を煩わさずして全て客が行うわけだから、人件費の削減はものすごいはず
だ。ネットの恩恵に預かれないデジタルデバイドの人たちは、従来どおり並んで、現金を払って、といったことをやらねばならない。
2011.6.4
『JR商法その2・SUICA』
定期券や乗車券のプリペイドカードとしてデビューしたJR東日本のスイカ(SUICA)、JR西日本では関西
でイコカ(ICOCA)として広く使われている。このプリペイドカード、通勤や通学する人は必ずと言っていいほど持っている。いちいちお金で切符を買いたくない
人も500円をデポジットすれば持つことができる。このカード、実は2万円まで入
るお財布にもなっていて、駅構内の売店で買い物ができたり、立ち食い蕎麦が食べられたりする。これが改札の外でも使える店が増え、他のお店のポイントが乗り換えできたり更に便利さを増して来た。クレジットカードの機能も持つことから、退蔵金(使われないが預けてあるお金)が相当な金額になっているはずだ。いいビジネスモデルになっている。
2011.6.3
『JR商法その1・エキナカショッピングモールに駅前保育』
JRのビジネス展開はなかなかすごい。JR東日本はこのところ、大きな駅のホーム
上にショッピングモールを展開、改札を出なくてもデートスポットがあったり、有名ブランドが買えたり、客をJRの敷地内から出さないで商売するやりかただ。乗客も時間が気にならなかったり、雨でも外に出る必要が無くなったり、便利に利用できる。最近では駅前に保育所を展開している。ワーキングマザーが増え、大きな自治体ではどこも待機幼児が多く、なかなか公的な保育所に入れられないママの利便性を考えている。あの国鉄もその気になって親方日の丸を完全に脱した。
2011.6.2
『クラフト・エイド』
認定社団法人シャンティボランティア会では、クラフトエイドというものを実施している。この団体は、日本のボランティア団体の老舗でもあり、歴史があり、いい活動をしている。今回の東日本大震災でも独自のルートで避難所や子どもたちへの支援を、いち早く立ち上げ、素早い動きをして来た。
クラフトエイドとは、アジアの貧しい国の人たちの自立支援のひとつの形で、現地の
人たちが賃金を稼ぐために手工芸品の制作指導をし、その作品を日本に輸入、購入してもらったお金を現地に送金する、というやり方だ。布、刺繍、飾り小物、服飾品、コーヒー豆などいろいろなアイテムがラインナップされている。少し割高なものもあるが、新しい支援の形だ。
2011.6.1
『違法コピー被害ワースト10』
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は、2010年における全世界のコンピュータ・ソフトウェアの違法コピーによる被害状況をまとめた調査結果を発表した。2010年の日本の損害額は世界でワースト10位となる約1,431億円だったそうだ。コンピュータ上のデジタルデータは瞬時にして安易にコピーができる。さまざまなソフトを噛ましてコピーができなくなる仕組みを凝らしても、またそのガードを潜り抜けるソフトが出来てしまう。映像、音楽、論文などが出回ってしまう。大学生の卒業論文など、大半が他の論文からのコピペとなってしまっていて、学校側がこれをチェックしているという。このチェックをするソフトも有る、というからすごい。
2011.5.31
『やさしい日本語』
日本語に不慣れな外国人の方に、分かりやすく日本語を伝える「やさしい日本語」
が、東日本大震災をきっかけに注目を集
めているそうだ。やさしい日本語は、弘前大人文学部の佐藤和之教授が提唱。看板や
防災マニュアルなどに、簡単な
日本語を表記することで、被災地の外国人の方が避難などに必要な情報を入手をしや
すくするのが目的。通行止め→
通ることができない。外国人相談窓口→外国人が相談できるところ。携帯ラジオ→手
に持つラジオ。火の始末をする→火を消す
注意する→気をつける。・〜しましょう→〜してください。などなど、われわれが日
常使っていることばでも、外国の人には
ニュアンスがわかりにくいことばがいっぱいある。
2011.5.30
『5月の台風2号』
5月29日(日)日本列島は台風2号で雨風が強かった。5月にこのクラスの台風が来ることは珍しい。いったいこの気候はどうなっているのか?気候変動が激しいことは素人にも感じられる。この冬の東北の豪雪、昨年夏の猛暑、今年の夏も思いやられるのでは、と思っている。しかも電力需要のひっ迫のため、エアコンなどの節電をしなければならない。この異常気象も結果として人間が経済活動のために地球を痛めつけて来た反動にしか過ぎないのだ。
2011.5.29
『夕方老眼、週末老眼』
最近のビジネス現場では一人1台のパソコンを持ってほとんど1日パソコンに向かっている、という人が多い。携帯電話の液晶画面で小さい文字を見続けている人も多い。こういった人が夕方や週末になると若い人でも老眼の症状が出て小さい文字が見えにくくなる人がいるという。ほんものの老眼ではないが、一時的にこういった症状になることを“夕方老眼・週末老眼”というそうだ。解消法としては、50度くらいの少し熱く感じる蒸しタオルを目の上に載せ、3分間位安静にするのが効果的だそうだ。やってみたが、確かに気持ちよくてッスッキリする。
2011.5.28
『シンクロニシティ』
だいぶ前にも書いたことがあるが、シンクロニシティの話題。先日、仲間と飲んだ時にこの話題になった。神様のいたずらか、偶然起こった不思議な現象をいう。たとえば、口ずさんでいた歌が街を歩いていた時に店先から聞こえて来た。昔の友達に久々に電話をしたら、ポストにその人からのはがきが届いていた、あの人元気かな?と思ってたら街でその人に巡り合ったなどなど。今朝は家内に起きがけ、昨夜地震無かった?と聞いたとたんグラグラっと来た。こういうのを偶然の一致、シンクロニシティという。先日飲んだ時はその話題で盛り上がった。飲み屋の名前が「満月」、店を出たらなんと、澄み切った空に満月が見えた。シンクロニシティを再度実感した。
2011.5.27
『プランターでさつまいも』
このところ、市民農園が活況だ。休耕地が増え、そこを借り上げ、市民に貸し出す自治体がある。本屋さんに行くと素人の野菜づくりの本が増えている。レクリエーションと実益を兼ねて挑戦する人がたくさん居る。ホームセンターにもいろいろな種、苗、土、肥料、消毒薬、耕作道具が並んでいる。マンションなどで庭が無い人向けに、プランターで野菜栽培をする人も増えたようだ。テレビを見ていたら、プランターでサツマイモ栽培をする番組が放送されていた。土の中深く生えるさつまいもがほんとうにできるのか?さつまいもは葉っぱを楽しむだけでも価値がありそうだし、イモが出来なくても、ツルをきんぴらにして食べるのもおいしい。
2011.5.26
『さくらんぼ狩り』
間もなくさくらんぼのシーズンだ。東北地方では桜桃(おうとう)と言うが、広くさ
くらんぼの名が有名になった。この果物、害虫に弱く、雨に弱い。缶詰はチェリーとしてケーキや料理で使われる。缶詰め用は、青い実を摘んで出荷、工場で赤い色に着色されて缶詰にされる。価格が高い理由は栽培の難しさにある。桜のような大きな木にパイプを組み、ビニルをかぶせてハウスをつくる。雨に当たると実が割れて出荷できなくなるのを防止する効果だ。そして機械でもぎ取れない。ひとつひとつ手で摘み取るのだ。粒が大きくて甘い佐藤錦が有名だ。山形がさくらんぼ生産では有名だが、秋田や山梨などでも盛んに栽培されていて、JRなど旅行会社がツアーをたくさん組んでいる。
2011.5.25
『ハーグ条約』
政府は20日午前、ハーグ条約に加盟する方針を閣議了承した。オランダのハーグで
締結されたことから、ハーグ条約と呼ばれる。この条約、30以上の条約が締結されている総称をいう。この中の国際結婚が破綻した夫婦間の16歳未満の子どもの扱いを定めた条約で、26、27日にフランスで開かれる主要8カ国(G8)首脳会議で菅直人首相が加盟表明する。1983年に発行されたが、日本はまだ締約国になっていなかった。国際結婚して生まれた子どもを、居住国から無理やり連れ去る事件を防止するのが目的の条約。今回の批准にあたって、日本としては、配偶者への暴力(ドメスティックバイオレンス=DV)や児童虐待が疑われるケースでは返還を拒否
できる規定を法案に盛り込むことも決めた。
2011.5.24
『5月24日は伊達巻の日』
厚焼き卵などの寿司具を製造する千日総本社が制定したそうだ。伊達政宗の忌日でもある。伊達政宗が好きだったという説、普通の卵焼きよりも味も見栄えも豪華なため、洒落た装いを意味する「伊達もの」から来ているとする説がある。製法がカステラに似ているので、長崎ではカステラ巻きとも言われている。白身魚やエビのすり身に卵を加えて混ぜ、醤油やみりんで味をつけ、巻いて焼き上げる製法で、正月料理には欠かせない。銚子あたりではご飯を巻いて伊達巻寿司もあるそうだ。
2011.5.23
『あやめ祭り』
東洋一を誇る150万本の花菖蒲が咲き誇り、嫁入り舟や、郷土芸能の披露など、水郷
ならではのイベントが盛りだくさん用意されたあやめ祭りが今年も6月に潮来や佐原
で開催される。潮来市は東日本大震災で液状化現象のため、大きな被害を受けたが、周辺からの声に応えてあやめ祭り開催を決めた。5月21日(土)から6月26日(日)まで開催されている。嫁入り舟運航、宵の嫁入り舟運航、ろ舟遊覧船運航等のイベントが開催される。 (問合わせ:潮来市観光商工課 TEL 63-1111 内線241 〜 245)みんなで応援しよう。
2011.5.22
『ガールスカウトの日』
1947年の5月22日、第二次大戦で中断されていた日本のガールスカウトを再興する
為に準備委員会が発足した。ガールスカウト日本連盟が結成されたのはその2年後だった。これを記念してガールスカウト日本連盟がガールスカウトの日として制定した。ガールスカウト活動そのものは、ボーイスカウト運動の創始者、イギリスのベーデン・パウエル卿の奥様が始められたという説がある。ボーイスカウト活動に付き添って来る兄弟の女の子が何もすることが無いので、ボーイスカウトの女子版をつくった、という話だ。今はボーイスカウトに参加して来る子どもの数が少ないので、女の子でもボーイスカウトに受け入れている。しかし、ガールスカウトには男の子は受け入れていない。双方は違った社団法人として活動している。
2011.5.21
『義援金募金』
東日本に対して1箇所のみならず街頭やイベント会場で義援金募金に応じた人が多い
と思う。学校などでもクラス単位や生徒会などで行われているようだ。今回、秋田県の中学校で募金に応じなかった生徒20名の名前を公表し、教育委員会で問題になった。名前を公表した教師はどんな価値観を持って教育に当たっているのだろう。募金をするかしないかの判断は個人に委ねられるものであり、しない、という選択もあるはずだ。
ムラ社会の日本では、なかなか個人の意見をストレートに言うのが憚られる場合が多いが、多数意見に同調する処世術も必要ながら、子どもの教育の場で価値観が植えつけれれるのは良くない。大事なことは、被災された多くの方々の心情を慮り、気持ちを理解し、自分でできる支援を考えて動ける子どもをつくることだ。
2011.5.20
『エンデバー』
米東部時間16日午前8時56分(日本時間同日午後9時56分)、スペースシャト
ル「エンデバー」がフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。 エンデバーはこれが最終飛行で、7月以降に「アトランティス」を打ち上げるのを最後に、シャトルはすべて退役する。1981年から30年間にわたったシャトル計画も終了する。船長のマーク・ケリー宇宙飛行士(47)は、1月8日にアリゾナ州トゥーソンで
頭を銃撃されたガブリエル・ギフォーズ下院議員(40)の夫。重体の妻に付き添う
ため一時訓練を離れたが、予想以上に回復が進み、飛行に復帰した。議員はリハビリ中の病院から同センターを訪れ、夫を見送ったそうだ。
2011.5.19
『パワースポット』
パワースポットという和製英語がある。その場所に行くことによって、それまでに感
じなかった不思議な力を感じ、その力によって元気になったり、健康になったりする
ような気がする場所のことを言うそうだ。自然崇拝や山岳信仰の対象となる場所で、
大きな岩や湧き水、滝、洞窟などがあることも多い。最近では神社などもパワース
ポットとされることがある。そこには人を癒すとされる水があったり、人に語りかけ
るとされる岩があったり、あるいは磁力を発する断層があったりするとされている。
熊野三山詣でなんかは古い山岳信仰だから該当するかもしれない。伊勢神宮にお参り
する「お伊勢参り」、四国霊場お遍路めぐりなどもそうだ。自分なりのパワースポッ
トを持っていれば強くなれるであろう。
2011.5.18
『親学』
「親の品格」(坂東真理子著)という本がある。彼女はこの本の前に「女性の品格」
という本を出版し、話題になった。とにかく昨今、品格などどこに行ったの?と思うくらい公共マナー、生活マナーが乱れているようで気になる。品格とは、誰から見ても心地よくて、美しくて、優しくて、人の気持ちをよくさせる行動、言動、気遣いなどを言い、
江戸しぐさなど、その代表みたいなものだ。親の品格も必要なことだ。今小学生や中学生のこどもを持つ親は、経済が成熟し、大量生産・大量廃棄時代に
便利な社会の仕組みの中で育った親たちだ。モンスターペアレンツなどと言われる世
代の人たちに親学で拓
く!子供たちの輝く未来なるものを福井県で開催している。家庭の教育力の低下を防ぐいい試みだ。
2011.5.17
『被災地域にPCの寄贈』
1000台の中古PCを被災地域に贈ろう、という計画が認定NPO法人
イーパーツによって進められている。企業や団体で中古となって眠っている
PCを再生し、これを被災地域の企業や自治体に届けようというプランだ。イーパーツはもともと障がい者や高齢者の施設などにパソコンの寄贈プログラムを実施し、デジタルデバイド(情報享受の障壁)をなくそうという活動をしている団体。1000台というのは、宮城県の仙台をイメージしたのか、そういう謂れかどうかは定かでは無い。ホームページ見ると、ITメーカーが多く協賛している。いい活動をする団体だ。
2011.5.16
『クールビス』
夏の暑い時期にネクタイをせず、涼しい格好をすることで室内の温度を高めに設定、エコモードになろうということで、7,8年前から環境省主導でクールビス(クール・ビジネススタイル)が推進されている。確かにネクタイを外すと、首元が暑苦しくなくてすっきりする。従来は6月1日の衣替えから9月いっぱいという期間だったが、今年は電力需要の抑制のため、5月から実施している企業や官庁が多い。これに合わせ、デパートなどではファッション性豊かなシャツやスラックスなどを販売していて、経済効果も少しはありそうだ。企業などではドレスコードを決めて、ジーンズやスニーカーはダメ、などとしているところも多い。多くのおじさまは、ワイシャツにネクタイ以外のファッションを知らないので、困るようだ。
2011.5.15
『今年の夏は暑くなる(予感)』
今年の夏は暑くなりそうだ。連休以降、蒸し暑い日が続いた。昨年の暑さは酷暑以上の連日の猛暑にへとへとになった。そして冬はまた北国に雪害をもたらす気候となってしまった。今年は電力需要の抑制で、エアコン使用抑制で、室内温度を上げざるを得ないし、節約しなければならない。テレビなどでは今から省エネの工夫などを特集している。暑さで参らないように体力を付けておかなくては。そして暑さをしのぐ知恵で工夫をしなければならない。
2011.5.14
『カウネット』
最近のオフィス文房具購入は、ネットで行うことが多くなった。何より安いのだ。オフィスで必要なものは、文房具だけでなく、たとえばコーヒーや砂糖まで、オフィス生活に必要なものを網羅している。更にポイントがついて来るので、職場の発注担当者にお土産が出る。何よりコストダウンでき、しかもネットで申し込めばデリバリしてくれ、早く届くから便利なのだ。アスクル、カウネットなど大々的にコマーシャルをし出した。カウネットは、実は大手文具メーカーが経営する覆面ブランドだ。
2011.5.13
『企業の東日本長期的支援のかたち』
三菱商事は、東日本大震災復興のため、今後4年間で総額20億円の
支出を決めた。企業の地域貢献活動としてこのような形態をとるのは珍しいし、評価できる活動だ。今後4年間で800団体に250万円を東日本復興のために活動する社会福祉法人、公益社団法人、公益財団法人、NGOやNPOに助成するというものだ。思い切った施策だ。企業などが一時的に寄付活動を中間団体などに行うことはあっても、個々の民間団体に審査をして助成するなど、めったにない。大きなリスクとコストがかかるからだ。第一線で活動する団体に助成することこそ、活動に弾みがつき、効果的な成果に繋がる。
2011.5.12
『見直される便利生活』
ボタンひとつで便利な生活を謳歌していた今までの電化生活、この夏はその見直しを
迫られている。今までの便利すぎる生活ほどではないが、少しガマンをして、頭を使って、省エネ生活をするのが今年の夏だ。LOHASということばがあるが、前々からこの考え方の生活が地球環境の持続のためには必要、と言われていた。LOHAS=多少不便でも工夫して快適な生活をすること、と言ったらいいだろうか。扇風機、魔法瓶、土鍋といったものが売れているのは、市民が具体的にLOHAS生活を始めたからなの
だろう。
2011.5.11
『山ガール』
今、若い女性が山に登りだした。山ガールという呼び名が流行っている。富山県は都心の電車のラッピング広告で山ガールを大々的に売り出している。富山からは北アルプスのアクセスが便利。黒部渓谷や宇奈月温泉、室堂、剣岳が控えている。これからが観光のメッカとなる。山ガールが求めるのは、ウエアや道具類。山用品のメーカーはファッション性豊かな品揃えで皮算用している。山と言えば中高年が代名詞、山歩きしても若い人は歩いて居なかった。たが、これからは山ガールが賑やかにしてくれるだろう。経済効果も相当なものだと思う。
2011.5.10
『母の日』
毎年5月の第二日曜日は母の日、8日がそうだった。英語ではMother's Dayと言い。母に敬意と感謝を表す日。イギリス、ギリシアの風習と、1910年ごろアメリカの一女性が母の追憶のため教会で白いカーネーションを配ったことが結合したものといわれている。1914年ウィルソン米大統領によって制定されたそうだ。日本には第二次世界大戦後この習慣が広がった。母の日に合わせてデパートやスーパーなどで母の日グッツが多く並ぶ。カーネーションなど、この時期値段が高くなる。母の日には子どもたちから家内に何かが届くが、父の日には何も無い。母は強い!
2011.5.9
『わが家のキッチンでごはんをつくろう』
食研究家のいしいたつや・ゆか夫妻は毎日の料理を自然素材を使って自宅のキッチンで調理をしよう、と呼びかけている。現代の調理法は、さまざまな一次加工した食材を温めたり焼いたり、レンジでチンしたり、メーカーが提供した、調理を楽にした素材を使っているから、一人1日10グラムもの化学物質という添加物を摂取しているそうだ。確かに食品素材の表示を見ると、使っている使っている。こういった物質が体内に蓄積して体調に影響を与えている、という提起もうなづける。花粉症など昔はうるさく言われなかったから、まさにそうなのだろう。自分と家族のカラダを守る最大の手段はわが家で素材を調理することだそうだ。
2011.5.8
『ホームセンターの品薄』
非常食、懐中電灯、水タンク、ガソリンタンク、ブルーシート、などなどホームセンターの商品棚から無くなっている。茨城県地方はこのところ小規模な地震が頻繁に起こり、日増しに地震怖さが増している。この際、非常時に必要なものをそろえておこうという心理だ。ほんとうは、こういったものを常日頃から取り揃えておけばいのだが。わが家はこれらのものをアウトドアキャンプ用に取り揃えているので安心だ。その背景にはボーイスカウトの教えがある。創始者のベーデン・パウエルは、「備えよ常に」と教えている。
2011.5.7
『生肉を食べる
』
怖い事件が起こった。韓国料理の人気で、ユッケというメニューが流行っている。富山県や石川県でチェーン展開をする焼肉屋で出した生肉で4人が死亡、O(オー)111が原因だという。焼肉屋は生食用だといって仕入れした、と言い、卸業者は生食では無いと言って店に販売した、と言う。双方の言い分に食い違いがあるが、単なる誤認の問題でないことは容易に想像できる。金儲けがからんだ偽装がまた繰り返されたものに違いない。東京都食品安全情報評価委員会では、食肉の生食による食中毒防止のための効果的な普及啓発を行っているが、食べないほうが安全、としている。また食の安全が揺らいでしまった。生肉は食べないほうが安全だ。
2011.5.6
『桜前線』
今年の桜開花は例年よりも1週間ほど遅い。東北に行って来たが、期待したほど開花していなかった。昨年の5月連休にはすでに花吹雪だった。朝夕は冷気が寒いほど。山の頂はまだ真っ白だった。今年の冬は雪が異常に多く、北国の人たちを苦しめた。雪が消えたところからふきのとう、こごみ、ぜんまい、蕨と自然の恵みが顔を出し始める。昨夏の酷暑に続いて冬の大雪、今年の夏はどうなることだろう。今まで通りに電気が使える訳ではないので、工夫しなければならない。桜の下で各地の祭りが復活し出した。
どんどん盛り上げて復興に弾みを付けたいものだ。
2011.5.5
『経済の冷え込み』
4月の国内新車販売、前年同月比51.0%減の10万8824台となり、8カ月連続で前年実績を下回った。大震災で景気の冷え込みがすごいが、まずは被災地を元気にするために経済の冷え込みを無くさなければならない。東北地方の産業がいたるところで被害を受けている。車に使う半導体など、工場の被災で世界の自動車メーカーが困っている。まずは東北の品物を店頭に並べ、流通させるところから市場を活性化させたいものだ。風評被害などやめて、賢い消費者になりたい。
2011.5.4
『黄砂』
5月2日、黄砂が日本列島を覆った。わが家の近くでも、国道で500メートルほど先が少し霞んでいた。福岡では視界4.4キロ、東京では6キロだったそうだ。西寄りの風がまだ少し続くそうだから、連休おしまいまで黄砂が続くことになる。車など、よく水で砂を落としてからで無いと、ボディに砂の細かい傷が付くそうだ。
2011.5.3
『9.11』
アメリカ同時多発テロ事件は、2001年9月11日にニューヨークで発生。航空機を使った4つのテロ事件、前代未聞の規模の事件は全世界に衝撃を与えた。その後、アメリカはアフガニスタン紛争、イラク戦争を行うこととなった。アメリカが威信にかけて探していた主犯のオサマ・ビンラディンがパキスタンで殺害され、遺体が収容されたと5月2日、オバマ大統領が緊急記者会見で発表した。これに対する報復攻撃の危険性がある。我が国では東日本に警察官が集結しているが、何とか工夫してテロに対する厳戒態勢にシフトするそうだ。
2011.5.2
『復興アクション』
今、私にできる東北復興に貢献する行動は何だろう。政府が
復興アクション
というキャンペーンを始めた。ゴールデンウィークは東北の花見に行こう、東北に温泉旅行しよう、東北の野菜でサラダを食べよう、酒は何といっても東北だ、などなど自分にできることを考えるキャンペーンだ。ホームページでは、あなたの復興アクション募集をしている。自粛、自粛がまん延していること自体が復興を妨げているのだ。
2011.5.1
『皐月』
陰暦で5月のことを皐月という。早苗を植えること転じて田植えのことを指したりも
する。関東地方はちょうど5月の連休頃が田植えのシーズン、田んぼを起こして水を張り、土を柔らかくしてから代掻き、そして早苗を植えつける。今年は津波、原発の影響で作付けができない被災地帯が多くある。農家の方々はどんな思いでこの時期を過ごしているだろうか。そこに田んぼが有って、手間もあるのに農地に入れない苛立ち、実に不条理なことだ。
2011.4.30
『世の中どんどん便利に』
コンビニでまた新しいサービスを知った。高速バスの予約をしてそのチケットを受け取りに行ったことがある。その時は専用の予約端末で決済をした。しかし、今回行った方法はコピー機のディスプレイで操作ができた。コピー機が複合端末になったおかげで、専用機が無くてもコピー機に付いているタッチパネルで入力OKなのだ。驚きだった。また、東京都の自動車税納付が今年から携帯電話からできるようになった。納付書に印刷された2次元バーコードを読み取ると、その番号でファイナンス会社を経由して納付できる仕組みだそうだ。便利化は留まるところを知らない。
2011.4.29
『いのちをつなぐ人、いのちを絶つ人』
このコラムで何度となく自殺のことを綴って来た。自殺者年間3万人以上という異常
な数値に、これを何とかくいとめなければ、という政府の施策やNPOの活動がある。2,3日前に有名な俳優が自殺した、との報道があったばかりだ。自らのいのちを絶つ方法しかみつからなかったのは何故なのか、悲しい事実だ。生き長らえたいが残念にもその灯火をつなぐことができなくなった人も居る。乳がんで亡くなった元アイドル歌手の葬儀では、生前の声が流された。「天国で、被災された方々を励ますことに力を出したい」の肉声は亡くなる3週間前の渾身の声だった。感動だった。
2011.4.28
『電車が混む』
朝のラッシュ時の電車が混んでいる。毎年のことだが、5月の連休を越えると、これがほとんど無くなる。新入生、新入社員などの、電車にあまり乗り慣れない人たちがどっと乗り込んで来る。この新しい人たちは、まだ満員電車の乗り方を体得していない。馴染むまですこし時間がかかるからだ。ほんとうに、5月連休明けから急に楽になる。
2011.4.27
『空き家バンク』
住宅の空き室・空き家に関する情報を提供する空き家バンク
ナビが注目を集めている。空き家バンクは、自治体が収集・蓄積した移住・交流
者向けの物件の情報をウェブサイト等で公開し、移住希望者と空き家の売却希望者をマッチングするシステムで、このところ情報提供する自治体が増えているそうだ。空き家物件が良くても、周囲のコミュニティや地域環境にどのくらいフィットした暮らしができるかを考えた上で検討する必要がある。
2011.4.26
『大型連休』
今年の5月大型連休はカレンダーの巡りが良い。4月29日(金)昭和の日、30日
土曜日、2日月曜日(平日)、3日憲法記念日、4日みどりの日、5日こどもの日、6日金曜日平日、7日土曜日、8日日曜日、2日と6日を休めば10連休となる。実働日を調整して10連休の企業も多いようだ。しかし、大震災の影響で観光など自粛する人が多いので、温泉地などいつもの客足になっていないようだ。経済評論家は、みんながお財布を少し緩めないと震災地の復興につながる経済の活性化に結びつかないと声を大きくしている。
2011.4.25
『Post Traumatic Stress Disorder
』
PTSD:心的外傷後ストレス障害のことを言う。何らかの心のショックがトラウマ
になり、そのことが起因してストレスとなり、心身の偏重を来たす症状だ。
心理系 ⇒ うつ、無気力、倦怠感、孤独感、孤立感、悲哀感、強い不快感、幻覚、幻
視、幻聴、恐怖、強い不安感、強い不満感、絶望感、死にたい、などのうち一つ、二つ、三つが複合して毎日つづく。
生活系 ⇒ 不眠(少しの睡眠で活動)、睡眠障害(ぐっすり眠れない)、動かずに一日中
ゴロゴロ、少食、過食、おう吐、渦動、乱暴、暴言、孤立など。
身体系 ⇒ 高血圧、糖尿病、気管支炎、片頭痛、頸部・肩・腕・背・腰・大腿・胸
痛、膀胱炎、頻尿、風邪、喘息、アトピー性皮膚炎、自律神経失調症などが二つ、三つと複合して現象化し1ヶ月、2ヶ月と続く。
早い時期に診療内科で治療を行えれば良い。
2011.4.24
『タマゾン川』
東京を流れる多摩川が今、こう呼ばれているそうだ。由来は、多摩川河川に広がる住
宅地に住む人々が引越しの時に飼っていた熱帯魚などのペットを多摩川に捨てて行くことから始まるらしい。引っ越し先のマンションでペットが禁止されていたり、飼うのをやめた人が生き殺しはしのびない、ということで、川に放流するらしい。捨てられたペットは自然の中で繁殖し、多摩川の生態系が乱れ熱帯魚が増殖中だそうだ。全国的に増殖中のブラックバス、ブルーギルなど、まさにこのパターンだ。これらの害を防ぐために、
おさかなポストなるものが登場し
た。引越しの時に不要になったペットを川ではなくこのポストに入れてもらおうということだ。引っ越しの他にも、大量の魚が持ち込まれるのが、相続の際。相続によって屋敷や庭にかかる税金が支払えなくなって、土地を手放したり、一部を売却することがある。そんなとき、それまで池で飼われていた魚などをどう“処分”するかが問題になる。立派なコイがトラックでおさかなポストに持ち込まれてくるケースもあるそうだ。
2011.4.23
『気仙沼市の小学校で入学式』
4月21日、気仙沼市の小学校で一斉に入学式が行われた。まだ避難場所として使わ
れている学校もあり、正常な学校運営はできないが、授業を再開する目処がついた。今こどもたちの教育環境をつくり、学校を正常化させることは、重要なことだ。この震災を経験し、学びの屋を失い、肉親や友人を失い、遊び場を奪われ、心に大きな空白ができたこどもたちが大きくなった時、強い逞しい人間にきっと育つことだろう。そのこどもたちに文房具を届けているボラン
ティア団体がある。先を見たすごい活動だ。写真のキャプションには、「宮城県
と気仙沼市の両教育委員会と連携し、入学式と始業式に合わせノートや鉛筆など19種
類の学用品セットを気仙沼市内にある11の小学校、1,764人の生徒にお届けすべく、
昨日から学校を回り、文房具セットを搬入しています。」とある。
2011.4.22
『野球観戦』
プロ野球が今おもしろい。いつに無いはつらつとしたプレー、高校野球のようだ。震
災被災地にエールを贈る選手たちのプロ魂が全力プレーに繋がっているし、そうさせているのだろう。加えて初登場前から人気沸騰のルーキー選手が活躍しだした。観客として新しい層の女性ファンを獲得するなど上げ潮ムードだ。一時はサッカーにファンを取られて低迷していたが、今は盛り上がりがすごい。みんな本気になるとすごいものだ。特に仙台を本拠にする楽天の活躍が楽しみだ。
野球観戦のしかた
を解説するページがおもしろい。
2011.4.21
『柴田とよの世界』
このブログに2回登場している99歳の詩人、宇都宮市にお住まいの柴田とよさんが、6月に100歳を迎えるのを記念して出版した本のタイトルと同じ
くじけないで展を開催している。この美術館は「あいだみつを」さんの書を常設展示している場所だ。入場したら、両方楽しむことができる。ホームページにはチケット割引券などあるから、ネットで調べてから出かけてみよう。きっと心が軽くなる場所に違いない。
2011.4.20
『こいのぼり』
被災地の被害を受けたまち並みの中にポツンとこいのぼりが立っている写真記事が
有った。季節の風物詩はこれからもきちんとやったほうがいい。東北はこれから桜前線が北上、まもなく仙台山形、岩手、秋田、青森と連休のおしまい頃には青森まで北上するだろう。東京で開花が5日ほど遅れたので、東北地方も少し遅れるかもしれない。五月晴れのもと、こいのぼりが勇壮に風にたなびく姿は、きっと誰にでも元気を与えてくれるに違いない。
2011.4.19
『野菜の作付け』
この季節、春の種蒔きシーズンだ。チンゲンサイ・春菊・野沢菜・リーフレタスな
ど、葉物の路地野菜の種蒔きに絶好の気温(土温20度前後)となり、適度なお湿り(雨)もある。関東地方では5月の連休で、苗ものの野菜(トマト・ナス・ピーマン・きゅうり・ししとうなど)の植え付けが一斉に行われる。ホームセンターでは、これらの苗が五月晴れのもと、所狭しと大量に並べられ、多くの家庭菜園愛好者で賑わう。このところの野菜づくりブームで、品種が急激に増え、同じトマトでも名前が覚えられないような外来品種が増えた。旧来の品種が見つからないこともある。ベランダで育て
られるようなセットも売っている。ブームに乗って苗の値段が高くなったのが困った
ことだ。だから、できるだけ自分で種から育てるようにしている。
2011.4.18
『人生の最大の幸福は一家の和楽である』
野口英世は言った。『人生の最大の幸福は一家の和楽である。円満なる親子、兄弟、子弟、友人の愛情に生きるより大切ものは無い』家族は誰でも大切な存在だ。家族が居るから還る家がある。震災はこの家族を引き裂いた。親子が、夫婦が別れ別れになった。大切な人をう失った哀しみ、これ以上のものは無い。
2011.4.17
『震災詐欺』
卑劣な行為が増えている。偽の募金箱を持って駅頭で金集めをしている者、携帯電話に緊急地震警報に似たメールを発信し、アドレスをクリックすると、出会い系サイトにつながるもの、震災を語ったオレオレ詐欺、あの手この手のいかがわしい事件が多発しているという。許せない行為だ。特に放射性物質のことについては、一般の人にはよくわからない。だからそれに類する商品の販売や工事などの勧誘などが増える可能性がある。勧誘電話など、甘い話には絶対に乗らないことだ。
2011.4.16
『連日の余震』
せっかく整備したライフラインがまたしても余震の影響でトラブルを起こしてしまっ
た。電気、通信、水道、下水、ガス、ガソリン、鉄道など、今回の大震災でライフラインとして必要なインフラがズタズタになり、その影響の甚大さを身に染みて感じた。われわれの生活はその恩恵を蒙って成り立っているのだ。日ごろ、空気のような存在でも、実は大切さに気づかず,湯水のごとく使っていた。便利な生活に慣れてしまった習慣を見直し、多少不便でも工夫する暮らしを楽しまなければならない。
2011.4.15
『原発とCO2』
福島第一原発の事故で放射能の影響がついに、最悪の事態レベル7に引き上げられ
た。日本、いや地球全体の課題となった。1国の事故がこのような事態になってしまう、という環境問題は国境が無いグローバルな課題であることを気づかさせてくれる。それでも尚、原子力に頼らなければCO2の問題が大きくなる、と主張する輩も居る。この議論は、電力を湯水の如く使う経済社会を肯定し、いつまでも右肩上がりの経済成長を
しなければならない、という現状肯定しかできない者がいうことだ。いのちと経済成
長、どっちがたいせつなのだろうか。自明なことだ。
2011.4.14
『節電』
この夏の計画停電についていろんな議論が出ている。いずれにしても、今までの社会
の仕組みでは立ち行かないという事実がある。サマータイムの導入、企業の操業時間シフト、夜間電力の活用、さまざな施策が必要だ。今のライフスタイルを変えてゆくことが必要だ。個人でできること、として経済産業省が節電について情報公開している。エアコンの温度を1度上げると10%の節約、暖房便座のふたを閉じると11%の節約、冷蔵庫の冷却ダイヤルを高から中にすると11%
節約、パソコンを使っていない時にコンセントを抜くと14%節約、今すぐにでもやろう。
2011.4.13
『生きる勇気』
『くじけないで』という詩が掲載された詩集はすでに150万部が売れた。人生に幸せを届けてくれる詩は99歳という年輪が教えてくれる。決して難しいことばではない。小学生でもわかる簡単なことばで綴っている。
『くじけないで』
ねぇ 不幸だなんて/ため息をつかないで/陽射しやそよ風は/えこひいきしない/夢は/平等にみられるのよ/私 辛いことが/あったけれど/生きていてよかった/あなたもくじけずに
宇都宮市に住む、柴田トヨさんの素晴らしい詩だ。
2011.4.12
『わらわれて、わらわれて』
わらわれて わらわれて えらくなるのだよ
しかられて しかられて かしこくなるのだよ
たたかれて たたかれて つよくなるんだよ
ノートにメモしておいたこのことばが出て来た。2006年1月、旅先の京都駅の和食堂のテーブルに立てかけてあった一言だった。深い意味を感じた。
2011.4.11
『半返し』
日本の優れた習慣、『半返し』。慶弔時に何か頂戴したら、その半返しをする習慣だ。バレンタインデーに対するホワイトデーなんかは、まさに日本的(国民的)発想だ。最近はそういったことが面倒だ、煩わしいなどの理由で贈ることすら廃止しようという人が多い。年賀状なども出さないから返事は要らない、など年末に宣言する人が居る。
心がこもった気持ちを載せるこの習慣は無くしたくない。被災地でボランティアされるほうの被災された方々は毎日毎日ボランティアされてばかりで、何もお返しできない
ことに心を痛めている。この心の負債を軽くするよう、被災された方々の自立を考え
なくてはならない。被災から1か月、そろそろそのステージだ。
2011.4.10
『読み聞かせ』
図書館や学校で読み聞かせのボランティア活動をしている人が多い。日本の絵本は、東南アジアなどの開発途上国でも人気だ。現地で支援をする日本のNGO職員などもこどもたちに読み聞かせをする人が多いという。被災地では図書館が被災したり、学校が被災したため、こどもたちが本が読めない。こどもたちを集めて心のケアに読み聞かせを活用している先生が居る。しかし、どんな本を読んであげるか困っているそうだ。タイトルや内容によっては、震災のフラッシュバックになったりはしないか、という心配だそうだ。
2011.4.9
『ランドセル』
この4月から新しいランドセルを背負って新一年生になるこどもたち106万人。『ピッカピカの、いっちねんせい!』というコマーシャルが有った。全国で桜の木の下で記念写真を撮っていることだろう。被災地からも入学式の頼りが届いている。千葉県のランドセル工場では、全国からおさがりランドセルを集め、修理、磨いて被災されたこどもたちに送ったという。できることで貢献する姿勢に頭が下がる。
2011.4.8
『桜前線』
4月6日、東京の桜が満開になった。昨年よりも5日遅い。4月に入っても寒い日が続いたからだろう。6日になって、やっと季節らしい気温になって満開を迎えた。いつもだと、上野公園には新入社員と思しき若い人がブルーシートを敷いて朝から席取りをしているのだが、今年はその光景が無い。今のこの状況では、桜に浮かれている場合ではない。しかし、いつかまた桜をみんなで愛でられる時がきっと来る。自然は確実にサイクルが回っている。
2011.4.7
『ふるさと』
ふるさとは遠くにありて思ふもの…という詩がある。ふるさとは、いいものだ。
大震災はふるさとを一変させた。一瞬にしてのどかな田園風景が瓦礫の山と化した。
そこにはわが家があり、先祖のお墓があり、学校があり、神社や仏閣があり、
歴史を刻んだ文化遺産があった。その光景は変わり果ててしまった。地域のつながり
も避難所生活で失われたものが多い。人は、人とのつながり、ふるさととのつながり
で生きている。ふるさとが再生されるまでには長い長い時間を必要とする。
2011.4.6
『情動が人の価値を決める』
情動とは、目の前に現れた事象に対し、その瞬間に短い時間で表す生理的な反応のこ
とで、これはパターン化できるそうだ。ある事象に対して論理的に判断する人をD(デジタル)型人間と言い、論理思考の人、反対に情的に判断する人をA(アナログ)型人間と言い、情的思考の人だ。周囲の人を2つのタイプで計ることができる。とっさの判断でどう考えてどう動けるか、D型にしてもA型にしてもその場の状況に合わせて適確に動けることが大事だ。
2011.4.5
『ボランティアと掛けまして』
今年11月、東京で第20回全国ボランティアフェスティバルが開催される。このフェスティバルの事前企画でボランティアなぞかけを募集している。不肖、筆者も応募してみた。『ボランティアと掛けまして…赤ちゃんをあやす時、とときます。/その心は、笑ってもらえない時もあります』ちょっと難しかったかな?つまり、相手が喜ぶだろう、との思いでボランティアしたつもりでも、相手の望むことでなかったら笑顔がもらいない、ということだ。相手が何を求めているのかにマッチしたボランティアであれば笑ってもらえる。
2011.4.4
『八百長』
日本相撲協会は4月1日、23人の角界追放を決めた。やっと自浄作用が働いた、といったところだ。八百長があるのを前提として見れば頭に来ない、などという無責任な発言をした政治家も居たが、相撲は国技であると同時に、神が宿る神聖な土俵上で勝負が行われる、単なるショウビジネスでは無いのだ。どうもショウビジネス化したから外国から力のある人を連れて来て人気力士に仕立てる、という安易な方法が取られて来たのかもしれない。破格の力士の報酬がそうさせているのだ。八百長もまた金が絡んだ結果、深くこの組織に浸透して来たのだろう。金は魔物だ。
2011.4.3
『地域力』
地域のつながりが必要だ、と言われている。もうすぐ統一地方選挙が行われるが、地域の再生、などど選挙のたびに立候補者が言う。再生とは、壊れてしまったものを元に戻すということだ。何が壊れてしまったかというと、人と人のつながりのことだ。つながりがあれば、助け合いができる。高度に都会化されたところでは、お金を出せば何でもできる。ひとりでできる、と勘違いしている人も居るが、私たちは互いの関係性の中で生きているし、生きられない。時に人間関係が煩わしいと思えることがある。しかし、ほんとうの豊かさや価値は、その煩わしさを超えたところにある。今回の震災地の復興にあたっても地域のつながり=地域力があるところは大きなパワーを発揮している。地域力は一朝一夕にできるわけではなく、普段からの隣近所とのおつきあいが基になる。
2011.4.2
『ジャイアント・パンダ』
上野動物園のジャイアント・パンダが4月1日から公開された。大震災で被災された方々は無料招待だった。福島県から避難している小学生はパンダを見て、これから始まる学校で友達に話してあげよう、と言っていた。2月2日に中国から到着、3年ぶりに上野の森にパンダが戻って来た。名前は359件の応募から、男の子=リーリー、女の子=シンシンと決まった。このパンダ、中国から借りたもので、10年間、年間7800万円が中国野生動物保護協会に払われるそうだ。
2011.4.1
『新年度』
各地で入社式、入学式が行われる。新しい年度になってあちこちでフレッシュな
新人たちの姿が見える。震災の影響で企業もまた被災し、就職内定を取り消さざるを
得ないところもあるそうだが、何とか仕事先をキープしてあげたい、という動きも
出て来た。新入社員が入って来ても、節電の影響でうす暗いオフィスで新人研修
が始まるところも多い。今のこの状況を知る新人たちは、今までと違った新しい価値観を感じているに違いない。
2011.3.31
『企業からの支援』
個人からの募金の他に、大手上場企業が1億円単位のオーダーで募金をする。社員
の募金を加えてマッチングギフトとして行うところもある。企業力が試される時だ。
企業力とは、事業が成功しているかどうかに加えて、製品やサービスでいち早く被災地に行動を起こせるパワーがあることや、有する社員を巻き込んだ組織としての力の発揮だ。鉄道、道路、エネルギー、通信、輸送、銀行、コンビニなど生活インフラを支える企業が連携すれば大きな力となるし、そういった動きがすでに見られる。ただし、企業もいつも無償では経営が成り立たなくなる。政府がこういった企業を支えて行くこともまた重要だ。
2011.3.30
『ツイッターの活躍』
ツイッターの情報がかなり社会に浸透して来た。今回の東日本大震災の情報源としてもテレビなどで多く取り上げられている。しかし、ツイートできる文字制限は140文字、発信する側のボキャブラリーの問題もある。その情報を鵜呑みにしてみまうと、とんでもないミスリードをしてしまうこともある。他人のツイートを引用して二次情報として流すものまであるから、見極めが大変だ。しかし、緊急の場合など全体像を俯瞰して大きく捉えたい時などの断片情報としては参考になる。ツイッターがつないだ新たな支援方法も今回出現した。ソーシャルメディアは弊害もあるが、いい方向に機能すれば、その力はすごいものがある。
2011.3.29
『“被災者”から“被災されたした方々”へ、“がんばれ”から“がんばろう”へ』
甚大な被害を被った方々を“被災者”と表現して来た。この表現は阪神淡路大震災の
時に問題になった。被災していない人たちからの上からの目線だ、という指摘があった。被災された方々、と表現したほうがいいだろう。また、“がんばれ”も問題になった。がんばっている人たちに“がんばれ”というのは言われたほうから見れば過酷なことばに感じる。“がんばろう”だったら、寄り添って一緒にやろう、という意味にとれる。ことばは難しいが使い方を考えなくてはならない。
2011.3.28
『ネット募金』
インターネット募金がそれぞれのプロバイダーで多くの賛同者を得ている。すでに数十億円の規模に達している。“今すぐ何か支援したい”という人がクリックするだけでクレジットカードから決済される手軽な募金だ。YAHOO、GOOOGLE、DOCOMO、KDDI、SOFTBANKなどが行っている。ポイントカードのT-POINTなどもカードのポイントをドネートできるようになってる。日ごろからこのようなボランティア基金の仕組みを整備して来たことが活かされている。
2011.3.27
『現地で被災された方々を支援するNPO』
阪神淡路大震災から16年、この震災をきっかけとして、災害時のNPOの行動のあり
方、行政とのコラボレーションの有り方、NPO同士の連携のあり方、寄付の募り方、
ボランティアコーディネートのあり方などが議論され、整備されて来た。積み上げ
られたウハウが活かされている。情報通信手段としてのインターネットの発達も大
きい。ツイッターやフェイスブックが大いに使われている。今回の大震災は極めて
広域、災害の規模も桁はずれ、そして原発の二次災害、新たな課題はあるが、それ
ぞれのNPOが専門性を活かして行動している。大きな有名な中間支援団体への寄付も
いいが、これらのNPOを資金面でバックアップする寄付をすることは、迅速な支援に
とって必要で、重要なことだ。
2011.3.26
『米国の支援』
米軍の支援は実に拙速だ。わが国の政府があれこれ考えあぐねいている間に、動き出してしまう。津波災害で被害を受けた仙台空港をまず整備し、ここに輸送機が着陸できるようにする。この間米国からの支援物資を横田基地に輸送、空港の整備が終わると同時に横田基地から仙台空港に輸送、すぐさまフォークリフトで荷受け後被災地に輸送する。組織だった緊急措置は、戦争という非日常性のために訓練されている賜物だろう。海からはまた軍艦が支援物資を積み下ろしている。
2011.3.25
『できますゼッケン』
阪神淡路大震災で被災した経験をもとに。神戸の人たちが考案したゼッケン
だ。被害地域や避難所で何ができるかを明確にした表示は威力を発揮するだろう。今のボランティアニーズは、明確に「これができる」という専門性を必要としている。“何かボランティアしたいんですけど”といったボランティアしたい側のニーズにはまだ応えられない。これができる、という人が手弁当で足も宿泊先も自分で責任を持った自己完結型のボランティアが必要だ。せっかく行ったのに仕事が無かった、という指示待ちのボランティアは今は必要無い。
2011.3.24
『風評被害』
福島県・茨城県・栃木県・千葉県産の野菜から基準を超える放射性物
質が検出、と政府が発表。これに歩調を合わせ、各県知事が出荷停止の報道発表、そしてすぐさまこの基準値は、レントゲンを毎日照射された量に匹敵ですので、ほとんど人体には影響は無い、消費者の方は冷静な対応をお願いします、と来る。風評被害で福島県の酪農農家、茨城県の野菜栽培農家は大きなダメージを受けている。一体誰がこれを保障してくれるのか。消費者にも生産者にも配慮した、もっと責任を持った広報、報道、対応をして欲しい。
2011.3.23
『高校野球に被災地から夢を託して』
春の選抜高校野球が今日から始まる。被災地を思うとこの時期に開催…ということで、高校野球連盟は悩んだようだが、開催を決めた。拍手を贈りたい。仙台からは東北高校が出場する。茨城県からは水城高校が出場する。選手の中には自らが被災した子も居る。被災地で壮行会を開き、段ボール紙に書いた応援メッセージが選手のバスを送りだした。こういう時だからこそ、選手諸君が頑張って被災した人たちに勇気と希望を与えてもらいたい。ガンバレ東北高校!ガンバレ水城高校!
2011.3.22
『地下鉄サリン事件』
その事件が起こったのは今から16年前の3月20日だった。この年の1月15日に阪神淡路大震災が起こったが、その2か月後だった。16年前の3月20日は、神戸市兵庫区の『ちびくろ保育園』に居た。保育所でこどもたちと遊ぶボランティアをしていた。神戸の人たちは言った。こっちは天災やけど、東京の事件は人災や!怖い怖い!と。サリン事件の後遺症はまだ続いている。3月は悲しい出来事が多い。そしてあんなに大きな事件や災害も少しずつ風化して行く。今のこの経験は伝えて行かなければならない。
2011.3.21
『報道は重要だが限度がある』
マスコミは大震災の情報を正確に伝える義務がある。しかし、取材される側には自身
のプライバシーを守り沈黙する権利もある。いつも災害現場の取材で問題になるのが、ズカズカと他人の家に土足で上がりこむようなマスコミ側の取材態度だ。避難所の情景を平気で撮影することは、生活の場をさらけ出すことになる。上空をヘリが旋回して撮影することで、騒音に悩まされる人が居る。肉親を亡くした人に節度の無い質問が浴びせられる。こんな無礼が無いような、対象者の気持ちを逆なでするようなマスコミの取材態度を改めてもらいたい。センセーショナルな報道だけでなく、現場でほんとうに必要なことに耳を傾けられる報道をして欲しい。そんな中でも、このところのNHKラジオの放送は静かに現地の声を届け、応援メッセージを流し、元気の出る音楽を継続して流している。
2011.3.20
『放射線の影響』
放射線について筆者は全く知識が無い。周囲にも知識が有る人は居ない。しかし、第二次世界大戦の広
島や長崎の原爆のことは見聞きしたことがある。だから怖い。非公式情報によると、米国国防総省は福島原発電からの放射能被ばくを避けるため、少なくとも50マイル(80キロメートル)圏から避難するよう軍関係者に命じた(予防的措置としての避難勧告)、との報道がある。放射能の影響をこれから当分の間考えて行かなければならない。ところが、政府情報は原子力推進の立場から、安全、安心の態度で物事を小出しにし、だんだん影響があるように巧みに発言が変わる。野菜や牛乳から微量の放射線が出た、との官房長官の発言があった。福島県や茨城県の農業従事者に大きな風評被害が出るのは必
至だ。もっと慎重な発言をしてもらいたい。
放射能の影響の目安、文部科学省の
都道府県放射能汚染調査データ、放射線医学研究所の
原発被害の放射能の基礎知識、原子力資料情報室の
福島第一原子力発電所詳細などで少しは知識を増やしておきたい。
2011.3.19
『支援の手』
日本赤十字、共同募金会、目覚しい活動をする国際協力NGOなどが募金活動を始めて
いる。奥尻島災害、雲仙普賢岳噴火災害、阪神淡路大震災、大島噴火災害、新潟中越地震災害、中部水害など、大きな災害時にはいつも活躍するボランティア団体がそのノウハウを活かして早期に活動し始めた。今何か手助けしたくて、もどかしい人はこういった支援団体をバックアップのため、団体に直接募金することだ。震災支援の情報はこのページが参考になる。後方支援することによって、専門的な知識を持った団体の人たちが、より効果のある支援活動を展開することができる。
2011.3.18
『買うのに並ぶ』
ガソリンスタンドに長い列ができている。給油するまで1時間から2時間待ち。待っている間に相当量のガソリンを消費しているに違いない。スーパーに行ってもレジで長い列、缶詰・レトルト食品・インスタントラーメン・パン類・餅などが無くなっている。コンビニなどでも電池・ろうそく・ホッカイロ・携帯コンロのガスボンベなどが無くなっている。微妙な消費者の心理がこういった混乱を招いている。買い急ぐことは被災地の方々に負担をかけることにつながっている。
2011.3.17
『自らできる支援策』
東日本大震災、被害状況が刻々と伝えられ、被災者の肉声が伝わると共に
私たちの心を揺さぶる。何とか助けてあげたい、何もできないもどかしさに駆られ
る。自分は今何ができるだろう、と。物を送るにも宅配便が動いていない。車で何かを
届けに行きたくてもガソリンが無い。ひとりでも助けるために力を出したいが、知識
も訓練も無い。こんな中で自分ができることを模索することだ。当面はガソリンを買い
に走ったりしないで車をガマンする、電力セーブのために暖房や照明を少しガマンす
る、食事にはエネルギーを使わないものにし、1品減らす、エレベータを使わないで歩
く。すぐにできることがいっぱいある。中でも、信頼のおける機関に募金するのが一番
いい方法だ。あやしげな募金サイトもあるから注意したほうがいい。
2011.3.16
『計画停電の影響』
電気が来ないと、病院で人工透析をしている人が正常な透析ができなくなる。大きな病院にはバックアップの発電機を持っているが、サテライト施設(個人開業の医院など)にはバックアップ電源が無いから電気が無いと何ともならない。透析患者は必要な時期に透析が行えないと命にかかわる。東京電力の計画が目まぐるしく変わる計画性の無い計画停電に命が左右されている人もいる。
2011.3.15
『情報デリバリボランティア』
3月14日は初めての計画停電が行われた。前夜から東京電力が情報を発した。がこの情報は刻々と変わる。とっさの変更に対応できない情報発信サイトがかなりたくさんあった。一時情報をコピペして自身のブログで発信したものが多かった。ボランティアの意識で行っているのかもしれないが、二次情報なだけに信ぴょう性に欠ける。中には自身のブログを宣伝する風のけしからんサイトもある。二次情報の発信は混乱を招くだけだ。やめてもらいたい。
2011.3.14
『災害ボランティア』
各地にある災害ボランティアのNPOが動き出した。日本NPOセンターが中心となって情報の取りまとめと発信を行っている。ボランティアグループのみならず被災地の地獄のような惨状を見ると誰しも黙っていられなくなるだろう。救援物資を送りたい、炊き出しをしたい、片づけ作業を手伝いたい、などのボランティアしたい、というニーズがある。しかし、物資を送ってもそれをデリバリーする手間が無い、置く場所も無い、炊き出しのためや片づけに車で行っても、渋滞を引き起こしてしまう、などの問題も起こる。何ができるか、被災地の状況と必要な支援の中身が刻々と変わる。被災地のことを十分考えた行動が必要だ。
2011.3.13
『原子力発電所の事故』
東北地方の甚大な津波被害と同時に原子力発電所の事故がクローズアップされている。東京電力や官房長官の説明は、実に歯がゆい言い回しを感じる。重要な部分がオブラートにくるまれ、「安全」「心配ない」を強調して繰り返す。しかし、事態は時間の経過とともに“想定していな
かった”方向に悪化している。人間がつくったものは絶対的に自然の力よりも弱いのだから。今後の汚染問題が国際的に深刻化して行くだろう。
2010年6月24日に『電力需要』として原発についての思いを書いているが、今私たちができることは、経済成長のペースダウンをし、少しでも電気をセーブする暮らしをして、原発が無くても暮らせる社会にすることだ。
2011.3.12
『マグニチュード8.8』→3月13日に9.0に変更された
3月11日、午後2時46分、揺れがグラグラから、ガタガタになり、ゴ〜〜という音と共に長い時間、想像を絶する体験をした。勤務先や外出先で災害に遭って交通機関が止まり、帰宅できない人を帰宅難民ということを知っていたが、自分がそうなってしまった。地震発生から24時間後、夜は出先で明かし、やっとの思いで自宅に帰って来た。ニュースを見ていると、自宅が跡形なく津波で流されてしまった人、家族との安否の確認ができない人が多い。観測史上最大という太平洋沿岸大地震は大きな爪痕を残した。
2011.3.11
『既成概念にとらわれることほど、人の考えを誤らせ、道を閉ざすものは無い』
自動車メーカー『ホンダ』を一代にして育てた本田宗一郎の名言だ。数々の人のやらないことを実践し、成功に導いて来た苦労人の、説得力ある名言だ。既成概念を外した考えなど、そうできるものではない。誰しもリスクのあることを避けて通りたいものだし、常識人(
だと思っている人)から何かと揶揄されてしまう。勇気のいることだ。
2011.3.10
『アンテナショップ』
東京・有楽町駅前の都道府県会館の1階に、各県のアンテナショップがある。県単位のショップが開店し、特産物を販売している。特産品や土産品などを所せましと並べている。どんな品物が消費者の人気があるか、など売れ行きを見たり新製品のPRなどに使っているという。商品のこういった目的のための陳列や販売をするアンテナショップが各地に増えているそうだ。
2011.3.9
『高層難民』
高層ビルで暮らしたり仕事をしたりする人が、地震などの災害に遭遇した時、エレベータが止まってしまい難民と化してしまうことが懸念されている。地上に降りられないのだ。1都8県で30万基のエレベータがあるそうだが、1万3千人が閉じ込められるとの試算もある。高層フロアには水道水が届かなくなる。当然水が出ないのでトイレも使えない。日常生活ができなくなってしまう。
2011.3.8
『成功した人は、普通の人ならその困難に打ち負かされるところを、
反対に喜び勇んで体当たりしている』
経営の神様、松下幸之助の言だ。誰でも困難に立ち向かうとなると躊躇してしまう。その先に何が待ち構えているかわからないし、成功するとは限らない。失敗したらどうしよう、と思って何もしなければ、何も起こらない。大変なことだが、そこに立ち向かうと道が開けて来ることが多い。困った時に必死に考えていると、打開策が見えて来ることがある。思わぬ落とし穴にはまってしまうこともある。成功に越したことはないが、失敗した時でも、やるだけのことをやった時のほうが何もしないで後悔するより納得ができる。
2011.3.7
『614メートル』
都心にそびえ立つ東京スカイツリー、墨田区にあるが、どこからでも見えるランドマークだ。広州タワーの600メートルを抜き、間もなく614メートルになる。自立型の電波塔として世界一の座に就く。建築段階から見学者が多く何かと話題になるが、2008年8月着工、来年春には一般公開の見込み、楽しみだ。
2011.3.6
『花粉の量例年の10倍』
昨年の猛暑のあとの花粉量、並の量ではないことがあちこちで報じられている。天気
予報の花粉情報は当たり前の世界になった。ネットの検索サイトでも最新
情報が掲示され、杉林のライブカメラの映像、軟膏、スプレー、飴などが並んでいる。対処療法もいいが、われわれの生活パターンを変え、身体の構造も変化させないといけない側面もある。合成添加物を避け、自然が育てたオーガニック素材を使った食生活、生活リズムを整え、運動、睡眠、排泄などをきちんとし、情報に頼らない、自分の感覚を大事にした暮らしへの転換もまた大事だ。
2011.3.5
『えきネット』
JR東日本が運営するWEBサイトえきネット
は、切符の予約がパソコンから出来たり、ポイントが溜まったりする便利なサービス。会員登録をするとさまざまな格安旅行の案内や旅の情報が
メールで届けられる。これに混じってさまざまな地方の産品情報なども盛り込まれ、
つい買ってみようかな?という気にさせられる。JRも商売が上手になったと思う。その昔の、親方日の丸の組織が見事に民営化体質に変貌し、駅を中心としたビジネスモデルを次々に世に出している。
2011.3.4
『国際森林年』
今年は、国連が定めた国際森林年
だ。国際森林年とは、世界中の森林の持続可能な経営保全の重要性に対する認識を高めることを目的として、2006年の国連総会決議により決められたもの。日本では、この年にちなんだセミナーやシンポジウムなど、さまざまなイベントが開催される予定だ。森は私たちの生活に必要な環境資源だ。牡蠣の養殖をしている人が海の自然を保全するために森づくりをしている例もあり、森は生態系の保全にとっても重要なものだ。国土を森林に覆われた環境の中で暮らす私たちはその恵に大いに感謝しなければならない。
2011.3.3
『卒業式』
3月1日に卒後式を行った高校が多いようだ。卒業はひとつの区切り、仲間との別れ、
新たな旅立ちのスタート地点、次のステージに向かう節目となる。誰しも何度かこの
経験をしたはずだ。思い出に満ち足りた学業生活をした者ほど新たな希望も大きいだろう。進学をする高校生の場合は、数日後には大学の合格発表があるから、まだまだ緊張の糸をゆるめることはできない。
2011.3.2
『パンダの上野』
ジャイアントパンダ2頭が中国からやって来た。日本での名前は公募でこれから
決めるという。来日に合わせて名前が決まっていたらもっと違った受け入れができたのでは、と残念だ。何か事情があるのだろう。こどもタレントの大橋のぞみちゃんをパンダ大使に任命したり、上野の商店街ではパンダグッズが売られ、動物園保護協会が保護サポート基金を設けたり、3月下旬の一般公開に合わせて周囲が盛り上がっている。
2011.3.1
『3Dゲーム機』
2月26日、裸眼で3Dが楽しめるゲーム機『ニンテンドー3DS』が発売
された。2か月くらい前からタレントを起用した思わせぶりな予告広告が目を
ひいた。ニンテンドーと言えば、欧米ではゲーム機の代名詞のようなネーミングだ。
電車の中などで若者が戦闘ゲームに熱中し、画面を見ながら両手の指を激しく
動かしている。高齢者も脳トレゲームに熱中しているのを見かける。新機種では
ゲームだけでなく、カメラなどの機能も使えるという。
2011.2.28
『ダイバーシティ』
ダイバーシティーとは、日本語で「多様性」を意味する。多様な人種を抱える米国で生
まれた考え方を発展させたもので、人種に限らず、性別、年齢、個性、価値観、健康状態、 さらには働き方の違いなど、あらゆる多様性を積極的に受け入れることで、優秀な人材を活用する、という意味で企業などが使っている。日本でダイバシティー・マネジメントが重視されてきた背景には、経営の国際化によって日本とは異なる社会文化環境の下で事業活動を展開する必要性の高まりや女性の活躍の場の拡大の必要性などがある。雇用機会均等法が施行され4分の1世紀が経過しているにもかかわらず、女性の活躍の場がなかなか広がらないことにある。ワーク・ライフ・バランス(WLB)や能力開発機会の均等化、将来のキャリア・ビジョンを持てるような取り組みが、今必要とされている。
2011.2.27
『フェイスブック』
この仕組み、まだ世に出たばかりのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)。MIXIというのがあったが、これとはちょっと機能が違い、本名で登録、写真も掲載される。2006年にハーバード大学で学生のために公開され、2010年8月時点で世界中で5億人のユーザーが居ると言われる。ものすごい勢いで増殖している。何でも、エジプトのムバラク大統領を退陣に追いやった原動力はこの仕組みで短時間のうちに多くの人に情報が行きわたったからだったそうだ。いまや旧態依然とした独裁政治や言論統制などできない時代になって来た。これを警戒している国も多いだろう。インターネット社会では今までの手法をネットの力で強大なパワーに変えてしまう魔力がある。インターネットの力は留まることを知らない
2011.2.26
『こまめにスイッチ』
パナソニックが開発したこのスイッチ、
コンセントを抜かずに待機電力の削減ができるという優れもの。待機電力とは、
リモコンを作動させるため、電化製品を使っていなくても微弱電力を消費していること。エアコン、テレビ、扇風機、照明、音響製品などなど、いろいろある。コンセントプラグを差し込んだだけで電力消費するので、使わない時は抜いておく必要がある。
エアコンなど、必要の無い時期は抜くのがいいが、コードが垂れ下がったりして見た
目が悪い、いちいち面倒だ、などに対応したもの。アイディアがいい。
2011.2.25
『確定申告』
確定申告のシーズンが始まった。1年間ため込んだ領収書と格闘中という方も多いかと思う。最近の確定申告は、WEBで行う人も多い。国税庁
のホームページは質問例や失敗事例などが公開されている。また、専門家がその手順や疑問などを伝授する
プロバイダーサイト
なども紹介されている。
2011.2.24
『針金差し込み解錠』
このところ、今までは考えられなかった犯罪が横行している。昨日逮捕された中国人2人は、ビジネスホテルの扉の下のスキマから針金を差し込み、扉を開けて現金やクレジットカードを盗む、という手口だったそうだ。宝石店の壁が破られて大量の貴金属が盗まれたり、大胆な手口は、外国人の犯罪グループが暗躍しているのでは、との観測がある。安心安全の今までのあり方を見直さなければならない。
2011.2.23
『深い思いやりから出る感謝のことばをふりまきながら日々を過ごす。
これが友をつくり、人を動かす要諦である』
ディール・カーネギーのことばだ。彼の著作を読むと、心にズンズン響くことばが多い。人の心を動かすことは難しい。相手の心が動かないと思い描く次のステップに進めることができない。日々、どうやったらこれができるのか、と学び続ける。自身が素直な心になり相手の心の叫びを受け止められなければこれは難しい。現代社会は、相手に無関心なほうが楽で自分に何もふりかかって来ない、と考える人が多いような気がする。
2011.2.22
『サラリーマン川柳』
第一生命が毎年募集、その中から読者に投票してもらい、グランプリを決める
サラリーマン川柳、その時その時の時代を感じさせるものが多い。今年はメールに関するものが多いように思う。川柳といえば、5・7・5の中にピリっと風刺の効いたことばをあてはめ、詠み人を入れて、
読者にニヤっと笑わせることができる技だ。毎年ニヤ、どころかゲラっと来るものも見受けられる。因みに、昨年第23回のグランプリは、『仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い』一昨年の第22回は、『羞恥心 なくした妻はポーニョポニョ』、第19回は『昼食は 妻がセレブで 俺セルフ』
どうも奥さんに虐げられている男性の嘆きが多い。
2011.2.21
『リターナル瓶、15年前の5分の1』
購入して中身を飲んだら瓶を返却するリターナル瓶。ビールに代表されるが、この瓶の
流通が15年前の15分の1に落ち込んだという。「ガラス瓶リサイクル促進協議会」
の推計でわかったそうだ。コンビニで売られたり、酒屋さんからの返却の手間から、軽量のアルミ缶や使い捨てタイプのガラス瓶の需要のほうが多いようだ。アルミ缶や使い捨て瓶はリサイクルできるのだが、リサイクルの過程で多大なエネルギーを使うから、エコの観点から問題が出る。どうしても経済性の理由で物事が動いて行ってしまう。そうやって今の環境問題を起こして来たのに、仕組みが改まらないのだ。環境省は何とか課題や対応策を検討するため、動き出した。
2011.2.20
『ぺニーオークションのトラブル急増』
インターネット上で、新品の電化製品やブランド品等が非常に格安で出品される“ペニーオークション”に関する相談やトラブルが増加している。一般のインターネットオークションであれば、入札には費用がかからず落札者だけが商品代金を支払うところを、“ペニーオークション”の場合は、落札しなくとも入札をするたびに手数料を支払わねばならないといった点に大きな特徴がある。
全国の消費生
活センターには、このオークションの仕組みを理解せずに利用しての相談が、多く寄せられている。そこで、“ペニーオークション”におけるトラブルを紹介し、消費者に注意を呼びかけている。主な相談事例として、入札に没頭し、手数料ばかりかかってしまった/途中でやめると手数料が無駄になると思い、入札し続けた/落札したものの、高額請求になってしまった/落札したが、出品商品が未入荷で取り消しに、などの相談が寄せられている。楽してお金は儲からない。
2011.2.19
『クーザ』
サーカスというより、イリュージョン、という触れ込みで大掛かりなコマーシャルを
している史上空前のサーカスショーが2月2日から東京・原宿ビッグトップで始まった。JR東日本がタイアップしているから、電車の中吊りや扉の上ディスプレイなどに派手なコピーライトや映像がいっぱい露出している。サーカスといえば、子どもの頃お祭りでテントの中で空中ブランコ、猛獣使い、ピエロなどを見たことがあるが、今のショウに比べるとベイシックで簡単なもの。今のショウは、レーザー光線の演出あり、音の演出あり、機材も大仕掛け、花火や火の演出ありで規模も大きい。
2011.2.18
『都知事選』
いよいよ動き出した。共産党の元国会議員、居酒屋の経営者が記者会見、他に前九州の
県知事、何故一番じゃダメ?という流行語をつくった国会議員、現職の知事など話題を
つくる選挙戦になりそうな気配だ。4月10日(予想)の統一地方選挙に行われるのでは?の感触だ。1300万人都民をひっぱって行く都知事の要職は魅力のある仕事なのだろう。
2011.2.17
『ゆめピリカ』
ネーミングが何とも良い。まだ食べていないが、この新しいブランドの米を北海道米
流通拡大委員が大々的に首都圏でコマーシャルしている。先日はこの広告だけの車両が
山の手線を走っていた。コシヒカリ、秋田こまちなどのブランドが米の需要を伸ばして
いる。北海道もこの波に乗って農業の振興を図ろうということだろう。ネーミング、ロゴ、袋のデザインなどに知恵を絞ってこの米が出回ろうとしている。
2011.2.16
『新燃岳現地ボランティアセンター』
新
燃岳が噴火
して2週間、噴煙からの降灰が屋根に、街中に積もって自然災害となっている。半径
4キロ以内の住民は避難先に身を寄せ、活動の終息を待っている。避難した人たちの家を守り、非難先でのさまざまなケアなどが課題となり、これをサポートするため、地元に被災地NGO恊働センターというのができた。災害支援を専門とするNPOを中心としてボランティアセンターとなるものだ。阪神淡路大震災以降、各地の地震、水害などの
自然災害にはこのようなボランティア団体の連携が見られ、ボランティアニーズに応
えている。ここに全国からボランティア希望者や救援物資などが集まり、自治体との協働が行われている。
2011.2.15
『バレンタインデー』
昨日は聖バレンタインデー。女性からチョコレートが贈られる。家庭で、職場で、趣味のクラブで、行きつけの飲み屋で、義理チョコが手渡される。日本で根付いた、女性が男性にチョコレートを贈る習慣、欧米では男性も女性も皆、親しい相手にケーキやカードなどさまざまなプレゼントを渡すそうだ。お菓子屋さんが仕掛けた日本の文化、この時期チョコレートフィーバーだ。お返しのホワイトデー、これもまた日本的。日頃コミュニケーションが少ないさまざまな人とチョコを介在して心の距離が縮まればその意味などに目くじらを立てることもあるまい。これもまた良しとしよう。
2011.2.14
『自己有用感』
このところ、NHKで「無縁社会」ということを特集した番組を組んでいる。人と人の
つながりが希薄な社会で、ひとりぐらしのおとしよりだけでなく、若者や中高年の、人
とのつながりが無い、持てない人が多いことが何故なのか、どうしたら良いかを視聴者
参加型で深耕する番組だ。ここで、「自己有用感」ということばを初めて聞いた。
自分がどのくらい社会に役立っているか、という意味だそうだ。これを持つことが孤立
を無くす、という論旨だった。筆者は今までこのことを自己肯定感という使い方をして来た。
2011.2.13
『再チャレンジ講座』
ニートやフリーターなどの若者のコミュニケーション能力を高めて、自信を醸成し、
就労に導くことを目的とした採用されるための、若者の再チャレンジ講座が開かれている。大阪府尼崎市に本拠を置くNPO『シンフォニー』ではキャリアコンサルタントを招いて、3時間ほどの講座を格安の受講料で実施している。ニートやフリーターになる若者の多くは、他人とのコミュニケーションがなかなかうまく出来ない、対人関係を築くのが上手ではなく、組織の中でうまく立ち回れないなどの人が多いと聞く。就職氷河期にあってますます就職の門戸は狭くなっている。
2011.2.12
『バレンタインチョコは社会貢献で』
森永製菓は20〜40代前半の社会人・主婦600名を対象に、バレンタインチョコ
に関する意識調査
を実施した。これによると、社会貢献につながるチョコレート、「チャリチョコ」
に関心が高くなっている。ただ贈るのではなく、チャリティを併せ、贈った本人、もら
った人にもうひとつの価値を感じてもらおう、という新しい価値だ。
2011.2.11
『ネットの便利さと危険度』
何でも居ながらにして便利に手に入るようになった。すべてがバーチャルに動いて行
く危険さをいつも感じる。情報セキュリティがこれほどうるさく言われるのは、そういった脆さを抱えている社会システムになって来ているからだろう。情報を調べるのはネット検索で、物を注文するのもネットで、決済もクレジットカード番号をネット入力、
自宅に届くのは宅配便で、ここで使われた個人情報はすべてネット運営者の手に入
る。便利さの裏側では利用の個人情報がすべてログとして残り、誰かに監視されている。便利さよりも怖さが先にたつ。しかし、このような機能もひとりぐらしのお年寄りが買い物に出かけられない悩みを助ける。すべてが善意で回れば何も問題は無いのだが、ここに悪意のある人が入り込むスキがいっぱいあることが問題だ。
2011.2.10
『TPP・EPA
』
アルファベット3文字のこの用語、このところの政治経済のニュースでよく出て来る。
EPA(経済連携協定)=2国間の資本や人材の流動化を加えた貿易協定のこと。TPP(Trans Pacific Partnership)=多国間で発効したEPA、ということだ。自由貿易が行われると、労働力が外国の優秀な人材に置き換わってしまう、とか農産物や工業生品に影響が出る、などの利害に関係するから、簡単には行かない。
2011.2.9
『ファンドレイジング』
日本ファンドレイジング協会というNPO団体
がある。定款にあるミッションによると、
『私たちは寄付文化の革新を実現します。日本社会の伝統文化を踏まえた、日本社会
らしい寄付文化を育み、
次世代の子供たちに、誇りに思える社会を残していきたい』とある。何でも横文字に
して本質的なモノをオブラートに包んで
しまうわが国の風潮、今まで有った文化を否定し、欧米型の新しい文化を根付かせよ
うという時に便利だ。社会活動
なんかでも“ボランティア”などと使い、慈善や奉仕と区別しようとする。ファンド
レイジングもそうだ。『NPO活動に対してファンドレイジング
をし、コミュニティが活性化するようビジョンを持って…』と英語だらけの表現に
なってしまう。それは今まで有った日本のよき
文化を変革し、欧米並みの文化を移植しようという行為に思えてならない。変えては
ならない文化もあると思うのだが。
2011.2.8
『ご当地ナンバー』
1月21日、東京都荒川区は23区初の「ご当地ナンバープレート」の希望番号受付を開始した。この
は区のイメージキャラクター「あら坊」をあしらったデザインとなっている。その土地ならではの個性的なデザインの原付(原動機付き自転車)用のナンバープレートが続々と生まれている。自分の住んでいる地域にご当地ナンバープレートがあるかチェックしてみたらおもしろいだろう。
2011.2.7
『春場所中止』
相撲界のスキャンダルが後を絶たない。これだけ病んだ世界がこの、コンプライアンス
が言われている時代に、どんだけまだあるのか!とあきれる状況だ。古い古い習慣で動いている団体だけに全く変化していない。物事には変化しなければならない部分と、変化してはならない部分がある。相撲の世界は変化できなかったのだろう。第一の理由は、財団法人として、国の保護のもとで運営されているということだ。文部省もこの際、財団登記をやめて、野球やサッカーと同じように民営化させればいいのだ。それにしても石原慎太郎のコメントが面白かった。「そんなもの、八百長なんて昔から、有って当たり前、という目で見てれば何もそんなに騒ぐこたぁないよ!」と。
2011.2.6
『あなたのはがきが誰かのために』
年賀状でプリントがずれた、住所を間違えて書いてしまった、などの書き損じはがき
を持っていないだろうか。これらのはがきは、郵便局で手数料1枚につき5円を支払うと新しいはがきに換えてくれる。このことを応用して国際ボランティアの団体では
書き損じはがき収集キャンペーンを実施している。全国から寄せられるはがきは
相当な数になり、はがきの売却益で国際支援を行っている。まだ手元にある人は、ボランティアの種だから活用しよう。
2011.2.5
『角をたてずに言う』
会話をしていると、実に婉曲に物事を言う人がいる。普通に言われたら頭にくるよう
なことでも言い方が上手だから言われたほうもその気になる。かと思えば何かにつけ言い方にカドがあり、ひとことひとこと、聞きたくない単語が出てきたり、何でもないことでも反論したりしたくなる人も居る。ことばの使い方は実に微妙だ。言い方の妙というのはその人の性格、その人の体験、その人の相手への思いやりなどによって変わって来る。苦労して苦労して辛酸をなめた人は人の気持ちがわかるから概ね上手だ。いつも人の上に立っている人、他人からあがめられている人、お金や権力でものごとを解決する人などは、だいたいあまり上手ではない。『実るほど、頭を垂れる稲穂かな』を実践している人もまた多く居る。
2011.2.4
『春節』
2月3日は日本では節分、豆まきを行った家庭はどのくらいあるだろうか。神社や仏
閣では有名人を呼んだりして多くの観客を集める。幼稚園や保育園などでも先生がオニに扮したりして豆まきをする。お隣の中国では、春節といって旧暦の正月のことを指し、新暦の正月よりも盛大に祝うのだそうだ。横浜中華街では爆竹が鳴り響き、春節を祝う獅子舞や龍舞など豪華なイベントが催されるということだ。経済発展著しく、国際社会での存在感を大きくしている中国、今年はきっと盛大なイベントが繰り広げられているだろう。
2011.2.3
『猛暑のあとの厳寒』
夏は猛暑に苦しめられ、80歳後半のおとしよりが『長い間生きているけど、こんな
暑いめにあうとは思わなかったよ』と言わしめた連日の炎暑だった。10月くらいまで夏のような陽気が続いた。冬はきっと寒いだろうなぁ、と思ったが、寒いだけではなく、北陸や東北では雪害ともなっている。公道の除雪費用が予算を大幅に上回り、重機を持つ建築業者は休みが取れない忙しさで体が悲鳴を上げているそうだ。明日は立春なのに。
2011.2.2
『雪下ろし』
北陸から東北にかけてものすごい雪だ。高速道路上で車が雪に埋もれている。民家の屋根には大量の雪が積もって大変だ。積もるとその重みで家がきしみ、戸が開かなくなってしまう。雨が降ったりすると更に荷重がかかり、家がつぶれたりする。だからある程度降ると雪下ろしをしなければならない。これが重労働だ。労働力があればいいが、お年寄りの家などそのパワーが無い。人夫を頼むと1日2万円もかかる。新潟県などは、スノーバスターズというボランティア組織をつくって、雪下ろしのボランティア活動を始めた。公道では除雪にかかる経費が自治体の財源を圧迫し始めた。夏の酷暑につづいて、冬のドカ雪も市民を苦しめている。
2011.2.1
『海外旅行のリスク』
エジプトの反政府デモのため、空港で身動きできなかった観光客500人の第一陣が日本に
帰って来た。すぐ目の前で繰り広げられるデモ隊の衝突の様子が見えたというから、
命からがらに帰って来られた、といったところだろう。海外旅行先で交通事故に遭遇したり事件に巻き込まれたりすることが多い。日本のように治安が安定していないところが多いからリスクを抱えて旅立つことになる。
2011.1.31
『農業に注目』
今までの農業が様変わりして来ている。団塊の世代の定年が始まったのが昨年から。
農業への関心が高まり、経営のための講座が人気となっている。厳しい自然環境の中で
経営するところまでたどり着けるかなど、心配はあるが、志を持って農業へのIターンをする人が増えている。この受け皿の整備も地方の自治体やNPOの尽力で進んでいる。高齢化で遊休地が増えていることへの対策や、過疎の地域で人口流入を期待する向きもある。また、若い世代の人が新しい形態の農業を目指す事例も出て来た。ハウスで花の栽培、酪農製品をネットで直販する、など経営形態も進化して来た。
2011.1.30
『USBフラッシュメモリー』
USBフラッシュメモリーはとても便利だ。データや音楽の保存など、容量もあり、携帯性も抜群、使用感もいい。価格はどんどん安くなっていて、4ギガでも1000円台のものもある。しかし、便利なものにはその反対に危険な落とし穴が潜んでいる。USBメモリーを介してウィルスが侵入することがあるからだ。だから他の人から借りてデータを活用したり、自分のを他の人に貸したりすることは避けたほうがいい。マカフィーは、携帯電話やUSBなどの5つのジャンルのデバイスに関する 脅威への対策をまとめた
最新ガジェットを守る5つのセキュリティアドバイスを発表した。
2011.1.29
『花粉のシーズン』
花粉症の人にとってはこれからが大変な季節になる。昨年の異常な暑さのあとな
ので、今年の花粉は多いと予測されている。
NTT DOCOMOでは、花粉に関する全国実況情報を提供開始、4月30日まで全国2,500カ所までの気象および花粉の実況情報の提供を始めた。薬屋さんには、マスク、飲み薬、塗り薬、スプレーなどが所狭しと並んでいる。
2011.1.28
『自然の猛威』
26日に鹿児島と宮崎県境にある新燃岳(しんもえだけ1421メートル)が噴火した。この影響でJR線が乱れ、道路には火山灰が積もり、市民生活に影響が出ている。26日夜には高さ2000メートルに達した。依然小規模な噴火が続いているそうだ。自然の力は恐ろしい。地元の人たちは、噴火が止むのを神に祈るだけ、と話していた。鳥インフルエンザといい、九州地方の方々は災難が続いている。早く終息して市民
生活が通常に戻って欲しいものだ。
2011.1.27
『ウーマノミクス』
働く女性たちの活躍が日本経済の牽引役になると期待されている。こうした女性たちを
「ウーマノミクス」と呼ぶそうだ。女性と経済の造語から作られている。昔、ウーマン・リブ運動があった。1960年代後半にアメリカで起こり世界的に広がった女性解放運動だ。その後、1979年に国連総会において「女子差別撤廃条約」が採択され男女平等社会の実現が進んだ。日本でも女性の社会進出が大きく進んできた。男女共同参画社会とする施策が大きく進展している。企業や自治体では管理職に女性が進出している。
育児休職や時間短縮勤務などの労働条件面でも大きく進展して来た。
2011.1.26
『インフルエンザ流行』
1か月以上雨の無いカラカラ天気、空気が乾燥、そして連日の寒波。インフルエンザが
最も感染しやすい陽気だ。1月第3週で全国でお医者さんからインフルエンザと診断された人が約6万人だという。1医療機関では12人だったそうだ。新型の人が87%。昨年ほど大騒ぎはしていないが、怖い流行には違いない。よくうがい、よく手洗いをすることだ。
2011.1.25
『アナログ放送あと半年』
アナログ放送を廃止し、地上デジタル放送に移行するまで半年となった。電波を管轄
する総務省は『地デジカ』という、ゆるキャラを制作したり、タレントを起用したりしてPRして来た。年末にエコポイント利用のテレビ購入で家電量販店が長蛇の列になったりしたので、政策の上からも市民の移行準備は相当進んだものと言える。デジタル放送は確かに映像がきれいだし、今までの放送には無い新しいおもしろい機能がいっぱい有る。
2011.1.24
『こうのとり』
H2B2号機が打ち上げが成功した。
JAXA
が開発したスペースシャトルに代わる国際宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給機だ。日本の国産技術が活躍した。全長10メートル、直径4.4メートル、最大6トンのものを宇宙に運ぶという、ものすごい機能だ。現在は使い捨てだが、将来は有人宇宙船可をする研究が始まったという。夢のあるプランだ。
2011.1.23
『感動2題』
昨日、マスコミを賑わせた感動するできごとが2つあった。一つは関西のお笑い芸人、間寛平さんが地球1周マラソンで2年ぶりに日本に帰って来たこと、もうひとつはアウェイでの試合にも関わらず、カタール戦に3対2で勝利したサッカー試合、どちらもそのプロセスに感動だった。間さんは、この偉業の途中でガンの手術をするという、考えられないアクシデントにも打ち勝ってのゴール。最初はテレビ番組の演出が多いのでは、などと思ってハスに構えて経緯を見ていたが、そんな甘いものではなく、きちんとした計画と入年念な準備が無ければこの偉業が達成できるものではないことがわかった。人を感動させ、元気を与えてくれたこの2つのできごと、昨夜はいい眠りに就けた。
2011.1.22
『年間1230万人の人身売買』
世界では3秒に1人、年間1230万人が人身売買されている、というデータがあ
る。どうしたら人身売買が無くなるか、を考えるシンポジウムを
人身売買をなくする会が2月11日に開催する。開発途上国では貧困、人口増
加、食料不足などで人身売買が横行しているのだ。
2011.1.21
『タイガーマスク現象』
このところ、何とも心温まる現象が全国に出没。社会に優しい行動だし、誰かの役にた
つことが、この世知辛い世の中だからこそ嬉しい現象だ。日本特有の隠匿の美ともいえる行動だ。最初のニュースの報に接した時、タイガーマスクとは、よく考えたもんだ、と思った。この漫画を知っている世代といえば40代から50代前後の世代だろう。現象は日本全国に飛び火し、ランドセルの他、米、文房具、衣類など多彩になって来た。こういった心の連鎖が増えて行く社会は歓迎すべきことだ。
2011.1.20
『ワカサギ釣り』
冬の風物詩「ワカサギ釣り」。テレビや雑誌などでその風景を見ることは
あるが、まだ自分ではやったことが無い。凍った湖に穴をあけ、そこに簡易
テントを張り、クイクイやっているオジサンを想像しがちだが、最近は若い女性
にも人気なのだという。
初心者のためのワカサギ釣り入門サイトなども参考になる。釣ってすぐ
フライなんかにしたら旨いだろうなぁ。
2011.1.19
『インターネット利用の目的』
経団連傘下の財団法人『経済広報センター』がインターネットの利用目的を調査したデータを発表した。2010年8月1日から8月16日までWEBで行い、2133人から回答を得た。これによると、情報収集が71%、商品購入やサービス利用が49%、メールの送受信が54%、情報発信が20%となっている。利用機器では、パソコンが59%、携帯電話が34%、今流行のスマートフォンが7%となっている。スマートフォンの利用は今後ますます増えて行きそうな予感だ。
2011.1.18
『婚活60万人』
婚活をする人は全国で60万人にもなるという。結婚のための出逢いをアレンジする企業もたくさんある。インターネットのサイトもある。こういったところに登録をしてうまく行けば良いが、何度も断られると自分に自信を無くし、悩み、心が疲弊してしまう人がいるそうだ。こういった人たちを心理面からサポートするため、診療内科の中に婚活疲労外来というのがあるそうだ。周囲には40代50代の男女を問わず独身者が多い。
2011.1.17
『あれから16年』
阪神淡路大震災が起こったのが今から16年前の1月17日。あの日は東京・代々木のオリンピックく記念青少年センターのオープニングセレモニーの日だった。筆者はボランティアで運営の任のため8時前に到着、そうしたら、列席する予定の文部科学大臣が参加できなくなったと伺った。理由を尋ねたところ、神戸の地震で大きな被害が出たため、ということだった。TVを付けたら被害の状況が刻々と伝えられる。尋常な災害ではないと直感した。その2か月後、西宮に入り、ボランティアをしていた。自分にできることは、子どもたちを喜ばすための子ども広場の運営、仲間を募って西宮市でこどもたちの心のケアのお手伝いをした。神戸でTVを付けた。そうしたら東京で地下鉄サリン事件があった。神戸の人は言った。「神戸は自然災害、東京は人が起こした犯罪、怖い」印象的なひとことだった。
2011.1.16
『ご当地グルメ』
B級グルメブームでご当地グルメ
が大変な人気。ご当地グルメと地方の名所をミックスさせた旅を開発した旅行業者も現れた。地域の活性化、まち興しの起爆剤として力を発揮している。ラーメン、カレー、コロッケ、焼きそば、もつ鍋など、それぞれの言われを理由付け、地元の特産品を素材とし、みんなでつくり上げて行くプロセスもいいのだろう。
2011.1.15
『日本一の高齢者雇用企業』
岐阜県中津川市にある加藤製作所は日本一の高齢者雇用企業として有名だ。数々の全国紙や地方紙で取り上げられている。1888年(明治21年)創業の鍛冶屋さんがルーツの会社。正社員50名、シニアの雇用者40名、土曜・日曜も操業している。厚生労働省が主催する全国高齢者雇用開発コンテストで最優秀賞を受賞した。今の社長は44歳、若い感性が思いきった施策を打ち出した。
2011.1.14
『スキーの日』
1月12日はスキーの日だったそうだ。1911年。今から100年前にオーストラリアのレルヒ少佐が日本の青年将校にスキーの指導をしたのが始まりだそうだ。当時のストックは細い1本の棒で、これをうまく操ったそうだから、優雅に滑ったのだろう。今はスノーボード人口のほうが多くなり、スキーヤーはゲレンデで少し肩身の狭い思いをしているようだ。子どもの頃、新しいスキーを買ってもらって喜んだのを覚えている。当時は長靴のままで、皮のバックルを固定する簡素なものだった。
2011.1.13
『ISO26000』
国際標準規格を決めるものにISOがある。工業製品だけでなく、組織団体の環境保護基準を定めたISO14000、セキュリティに関する基準のISO15408などがある。ISO26000は2010年11月に発行された組織の社会的責任SR(ソーシャル・レスポンスビリティ)の規格だ。規格というより、ガイダンスとして世界中の組織関係者、NGOなどが参加して取りまとめられた。社会の持続的発展、環境保護、コンプライアンス遵守など、社会的責任について定め、社会への貢献施策が実施されるよう動機づけられている。
2011.1.12
『日本ボランティアコーディネーター協会』
日本ボランティアコーディネーター協会
JVCAというNPOがある。全国の自治体、社会福祉協議会、学校、NPO
などでボランティア活動の推進、普及を担当する熱意ある人たちが集まって構成
されている。地域でボランティアを必要する人と、ボランティアしたい人を
マッチングするのが主な仕事だ。1995年に起こった阪神淡路大震災の時に
その必要性が叫ばれ、以降各地の大規模災害などで力を発揮して来た。JVCAでは
年に1回研究集会を開催しており、今年は2月26日・27日、京都の龍谷大学
で開催される。
2011.1.11
『養生訓』
貝原益軒(かいばら えきけん)は1714年84歳で没した江戸時代の儒学者、博物学者、庶民教育家。彼の著した
養生訓は、健康な暮らし方を解説した、現代でも通じる名言だ。人間の尊厳、養生の心がけ、若い時からの養生、生命と外物、心を養う養生、身体と運動、など多くの示唆を与えてくれる。人生50年と言われたこの時代に84歳まで生き抜いた益軒は自ら養生訓を実践したのだろう。
2011.1.10
『地図タイルランキング』
地図情報サービスをネットで展開するマピオンは
人気地図ランキングを発表している。地図タイルとは、地図画面1枚のことを指すが、どういう場所の検索が多いかで市民の関心度、人気度がわかるというもの。便利な地図検索だが、ユーザーがどういう場所を検索しているかがすぐに分析できることから、個人の嗜好や行動パターンが分析できる。きっとどこかでこの情報がビジネスに役立てられているのだろう。
2011.1.9
『ものづくり再生』
ものづくりの技術力がわが国に無くなりつつあり、危機感を持った人たちがものづくりの再生活動を行っている。日本の技術力は一時的に企画・設計だけになり、実際の物の生産は人件費が安い海外に現地工場をつくって生産移転して来た結果が今の状況をつくった。製造業などでは危機感を持ってものづくりをまた国産化しようとしている。工業高校の人気がなくなり、卒業生が就職もままならないような時代背景もある。
2011.1.8
『スキー場とイチゴ狩り』
JRの旅行センターには越後湯沢のガーラスキー場と房総のイチゴ狩りのチラシが
並んでおいてある。新潟のスキー場と房総のイチゴハウスは直線距離にして250
キロ余り、方やウインタースポーツ、方やぬくぬくハウスで甘い果実、日本の自然は
素晴らしい。寒い西高東低型の気圧配置の中、イチゴが旬だなんて思えない感じだ。
2011.1.7
『おはようストレッチ』
ストレッチ体操は、筋肉をほぐし、身体をリフレッシュさせてくれる。チェンジ・オブ・ペースに、とても効果のある動きだ。スポーツ選手などは試合の前に入念にやって筋肉を目覚めさせている。が、忙しい人にとっては日常の中でそのための時間を取ることが難しい。そのために、わざわざ時間を確保しなくても○○しながらストレッチというメニューが紹介されている。布団の中で起きがけに、台所で、TVを見ながら、など生活にメリハリを付けるためにもトライしてみる価値がありそうだ。
2011.1.6
『金星探査機「あかつき」』
「ハヤブサ」の成功に続いて「あかつき」の成功に期待を寄せたが、あいにくエンジン
噴射のコントロールがうまく行かず、当初計画の変更に迫られた。われわれ一般人には
ただただ、ものすごい科学の力としか映らない。更に昨日は6年後に再トライしようと
していた計画を5年後に1年早めるという発表があった。夢の有るプランに注目していたい。開発費250億円は夢を与え続け、またこの技術が将来の人類への恩恵を与えてくれる経費としては安いのかもしれない。
2011.1.5
『兎年、ウサギのマメ知識』
ウサギは草食の哺乳類だそうだ。数え方は、鳥と同じように一羽、二羽が正しい。最近ではペットとして飼われていることもあり、「匹」や「頭」も使われている。兎にまつわることわざも多い。「2兎追う物は1兎も得ず」、「兎の昼寝」、「脱兎のごとく」など使われている。子どもの頃、実家で兎を飼っており、冬になると、毛皮を買う業者が来て毛皮を買って行き、肉は鍋にして食べていた。最高のごちそうだった。
2011.1.4
『新卒扱い』
このところの大学卒業生の就職難で政府が動き出した。2010年7月時点の内定率は60%を下回る。多くの学生が就職できずに居ることは好ましくない状況を作り出す。“新卒”だと就職に有利に働くが、卒業して就職浪人になったら、希望する企業への就職が難しくなってしまう、ということで、就職のために留年する学生が増えているという。因みに、2010年に卒業して就職していない人がまだ8万7千人も居るそうだ。政府は企業の新卒採用への偏重を改めさせようと、動いている。
2011.1.3
『コミュニティ・ビジネス』
「利益を求めるのではなく、地域社会のために」との理念で地域ビジネスを展開する起業家が増えている。そもそも企業は社会に役立つ製品を生み出し、従業員に給料を支払い、税金を納め、社会のためになる存在のはずなのに、金儲けに走り、おまけにたまに悪いことをするものだから、社会のためになっていないイメージが強かったりする。地域社会が豊かになることを第一義に考え利益も出せるビジネスにしようというのが、コミュニティビジネスだ。学校給食事業、高齢者への配食事業、病院の売店事業、地域での送迎事業など多彩だ。
2011.1.2
『ぼうさい甲子園』
へぇ〜、こんなイベントがあったんだ!と新発見。1月9日、神戸市中央区の
兵庫県公館で開催されるそうだ。1月17日は阪神淡路大震災の記念日、これに
合わせて毎日新聞社や兵庫県などの主催で行われる。全国の小学校、中学校、高校
大学の4部門に全国から101の様々な事例が集まったそうだ。全国の学校で
防災に関する教育や活動がさまざまに行われている。
2011.1.1
『生きる勇気が湧く詩、99歳の詩人』
「私ね 人からやさしさをもらったら 心に貯金しておくの さびしくなった時はそれを引き出して元気になる あなたも今から積んでおきなさい 年金よりいいわよ」この詩を本人の声で放映されたのを見た時、その詩と声が深く心に刻まれた。TVを見ていてこのような気持ちになることは珍しい。99歳になる柴田トヨさんの詩集「くじけないで」が、2010年3月の発売以来70万部の大ヒットだそうだ。同世代のお年寄りから、働き盛りの人、10代の若者まで、世代を越えて共感を呼んでいることが理解できる。あいだみつをさんの短いことばに初めて遭った時以来の心を衝くことばの連続に勇気が湧いて来る。晦日の朝、8時35分から9時15分までNHKのヒューマンドキュメンタリーで放映されたのを偶然見た。1月1日にこの記事を書けたのも、何かの“縁”だろう。
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