きょうの気になるワード 2012年1月〜2012年6月まで



新聞・テレビ・週刊誌・どこかの掲示板・電車の中吊りなど、オヤッと思ったワードやフレーズを
メモしておき、このワードに自分の体験や気づいたことを加えてコメントしています。

2008年4月21日開始、1年間書き続け、2009年は1年間休筆、その後2010年4月21日
からまた開始…というヒストリーです。
2010年以前は、半年ずつインデックスでLINKしています。


2012.6.30 『消費税増税』

消費税増税法案が衆議院を通過した。今のこの経済状況下、民主党はマニフェストにも書いていないことをやってのけた。どれほどの市民が苦しむことか。財源が無いのに、次々に明るみに出る不正会計や税金の無駄遣い、コンクリートから人へなどと耳優しいことばを並べておいて、結局はコンクリート行政に戻り、人に行き渡る資金が無いからと言って財源だけを確保し、政策は次々に塗り替えられる。やりきれない政治の横暴だ。国民の知らないところで行われていることが多すぎる。消費税が上がったら、筆者は間違いなく買いたい気持ちを抑えようとするだろう。

2012.6.29 『葬式費用の平均200万円』

全国的に街の中に葬祭場が増えている。超高齢化社会に対応して葬祭業者が活況だ。全国の葬儀費用を平均したら、200万円ほど、というデータ(日本消費者協会)がある。葬儀の規模や地域差があるのだが、葬儀はいざという時のための準備など行えないから、“その時”になってあわてて葬儀屋にオーダーし、言われるままに支払う、ということになりがち。2,3社に見積もりをもらうのを不謹慎だと思わずに予め準備しておけばいい、と専門家はアドバイスする。

2012.6.28 『プロ野球、レギュラーシーズン』

プロ野球の交流戦は、ジャイアンツの優勝で終了、ジャイアンツはこれでセリーグの2位に浮上した。ペナントレースも後半戦に。面白くなってくれればいいのだが。気持ちとしては中畑監督率いるDeNAを応援したくなってしまうが。野球チームの経営もスポーツ人気の多様化、サッカー人気、オリンピック開催などでかなり影響を受けているのではないかと思う。それにしても、プロ野球はTV観戦よりも、スタジアムに足を運び、生で見るのがいい。熱気が伝わって来て、会場の一体感を味わえる。

2012.6.27 『台湾企業ホンハイ』

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業、大手電機メーカー、シャープとの電撃的な提携で、その名が知られるようになった。売上高は日本円で約10兆円にもなる。グループ従業員数は約100万人という。ホンハイの事業は、EMS(電子機器受託製造)。他のメーカーの依頼で、生産だけを手がけている企業。いわば“黒子企業”だ。アップルのiPhoneやiPadの生産もホンハイが一手に引き受けているといわれている。設立は1974年。テレビの部品製造に始まる。90年代から中国に進出し、巨大な工場群を展開。00年代から、パソコンや携帯電話など電子機器の組み立てを受託する現在の業態に注力し、躍進が始まった。工場のほとんどは中国にある。創業者の郭台銘(テリー・ゴウ)が、今も経営を担う。すごい。

2012.6.26 『スマホ電波渋滞』

スマートホン(スマホ)の急激な加入者増で、使用する電波が渋滞してつながりにくくなっているそうだ。スマホは普通の携帯とは違う電波、違う方式で運営されているが、急激な普及にシステムが追いついていない現状らしい。これを改善しようと、各プロバイダーは、血容する電波のバンド割り当て獲得に走っている。“繋がり易い”というのがセールスポイントになっている。何でも最近ノスマホは放射能測定機能まで付いている、というからすごい、というか、要らんものが付いちゃったとような、複雑だ。

2012.6.25 『氷を入れて飲むビール』

ビールは冷えているのが常識。飲みたい!と思った時に冷蔵庫に無かったりすると、悲劇だ。この際氷を入れて…と思うが、ビールを冷やすために氷を入れるなんて、おいしくないじゃん!と思いがちだが、堂々と氷を入れて飲むビールがキリンビールから期間限定で販売される。「キリンアイスプラスビール」今度飲んでみよう。

2012.6.24 『ウェンロック』

ロンドンオリンピックのマスコット ウェンロック、銀色のボディにオレンジのストライプが入った「ウェンロック」と 、銀色と青色のボディの「マンデビル」。マンデビルはパラリンピックのマスコットだ。顔にはカメラのレンズに見立てた大きな目が1つ あり、額にはロンドンの名物タクシー(ブラックキャブ)をイメージしたライトが付いている。このマスコットについては気持ちが悪い〜とか、ユニークで良い、とか各界から賛否いろんな意見があるらしい。

2012.6.23 『脱法ハーブ』

6月18日、脱法ハーブを吸引したと見られる山梨県内の医師と看護士が、勤務する病院に搬送され、大きなニュースとなった。「脱法ハーブ」?。脱法というからには、法律から逸脱したもの、という良くないイメージなので、調べてみたら麻薬ではないが、 それらしい向精神薬の成分を持つハーブのことらしく、法律ではまだ取り締まれず、お香やアロマ製品として堂々と市販されているものらしい。ネットでも簡単に買えるのだが、この影響で気分を悪くし、病院に搬送される若者が多いという。

2012.6.22 『レンタル都市農園』

ビルに囲まれた都会の真ん中で、汗を流して土いじりができる。都市型農園が今注目を浴びているそうだ。今年4月にお台場にオープンした商業施設「ダイバーシティ東京プラザ」屋上の貸し農園「都会の農園」だ。ここで育てられる作物は、トマトやナス、キュウリなど様々。プロの農家の方が常駐でサポートしてくれるため、忙しくてしばらく足を運べなくても、枯らしてしまう心配はないということだ。お台場だけではなく、恵比寿・川崎・荻窪などの駅近商業ビル屋上に展開している「まちなか菜園」をはじめ、首都圏を中心に次々登場。利用者数は右肩上がりで増えているという。

2012.6.21 『梅雨空』

何か毎日、朝の天気がカラっと晴れないので、気持ちもモヤモヤしているような気がする。湿度も多い。今年は5月に雨、それも上空に寒気の襲来で雷を伴うゲリラ豪雨や竜巻が多かった。5月と言えば五月晴れという具合に、青空をバックに気持ちよく泳ぐこいのぼりが似会う季節なのに、それが少なかった。その延長で梅雨入り、そして台風の発生、土が乾く暇が無い。うっとおしい、とばかり思ってはいけない、と思い雨を利用して家の外壁ブラッシングを始めた。自然の水がブラシしたあと、流してくれる。少しでもプラスに転化したいという工夫だ。

2012.6.20 『スキヤキ』

1963年、今から49年前の6月15日、坂本九ちゃんが歌った「上を向いて歩こう」が米国で「SUKIYAKI」のタイトルでビルボード誌トップ100の第1位となった。レコード売り上げがミリオンセラーとなったのだ。昨年の東日本大震災後、復興の応援歌として歌われ続けている。
♪上を向いて歩こう
 涙がこぼれないように
 思い出す春の日
 ひとりぽっちの夜

♪上を向いて歩こう
 にじんだ星を数えて
 思い出す夏の日
 ひとりぽっちの夜

 幸せは雲の上に
 幸せは空の上に
 ……


2012.6.19 『主将と旗手』

7月27日(金)開幕のロンドンオリンピック、各種目の代表選手がほぼ決まり、少しずつ盛り上がって来た感がある。6月18日、主将に男子槍投げの村上幸史選手、旗手に柔道の吉田沙保里選手が決まった。ギャラリーは勝手だから、メダルをいくつ取れるか、に関心が行き勝ちだが、このオリンピック、勝ち負けに一喜一憂するだけでなく、さまざまな角度から観戦してみたいと思っている。スポーツには、人生を写すようなドラマがいっぱい潜んでいる

2012.6.18 『オスプレイの事故』

沖縄に配備する計画が浮上し、間もなく、という時に米軍の新型輸送機オスプレイがアメリカで墜落事故を起こした。4月にはモロッコでも墜落事故が有ったばかりだ。反対派の住民にして見れば、「それ見たことか」という事態だ。原因が究明されるまでは配備が見送りだそうだ。当たり前のことだ。沖縄の米軍基地問題と合わせて、基地によるの様々な生活への影響を受ける国内各地のことを頭に入れた政治に期待したいものだ。

2012.6.17 『脳死判定』

6月15日、6歳未満の子どもの脳死が判定され、臓器が東京、富山などで移植された。男児からの心臓、肝臓、腎臓などが新たないのちとして動き始めた。男児の両親が会見し、『子どもが新たないのちとして生きてくれることを喜びとします』、というコメントを出した。気丈な両親のコメントに胸を打たれた。移植を受けた人たちは、順調に快復しているという。

2012.6.16 『間もなくプル開き』

7月1日と言えば、富士山の山開き。また、各地ではプール開きが行われる。6月も中旬、梅雨入り間もないが、プール開きに向けて準備を始める時期だ。それにしても、関東地方は梅雨に入ると同時に気温が20度以下、4月並みの気温の日が続く。今年も節電の影響で、流水プールなど、運営に支障が出るかもしれない。カラっと晴れてジリジリした日には屋外プールに行きたくなるのだが。

2012.6.15 『精神障がい者雇用義務化』

障がい者の雇用は法律でその率が定められている。従業員56人以上の企業は従業員の1.8%、特殊法人は2.1%、国や地方公共団体も2.1%だ。身体障がい者が仕事による社会参加を促すこの法律は、今有効に機能しているかと言えば、必ずしもそうではない。法定雇用率に達しない企業や団体は1人につき5万円の罰則金を納めなければならないが、昨年の実績では達成企業が45%程度だから、達成しない企業は相当額の違約金を払っていることになる。違約金を払うより、実質雇用をして欲しいものだ。厚生労働省は新たに精神障害者の雇用率を決め、雇用の義務化の方針を固めたそうだ。精神障害者福祉手帳を持つ人は全国に5万人強居るそうだが、この人たちに雇用の門戸が開かれることになる。

2012.6.14 『手羽先の日』

なんとこんな日があったのだ。6月14日は、手羽先唐揚げが自慢の名古屋に本社がある『世界のやまちゃん』を経営するエスワイフードが1981年(昭和56年)に開業したのを記念して制定したのだそうだ。この手羽先唐揚げ、スパイスが効いて、ビールに実に良く合う。名古屋から全国に展開しているが、東京にも店が増えた。不思議なもので、食べて1か月くらいすると、また食べたくなるのだ。

2012.6.13 『ファンドレイジング』

英語で表記すれば新しい分野だ、というイメージに繋がったり、先進的だというイメージになったりする。日本には無い概念であった場合、日本語には置き換えできないので、英語でなければ表せないことばもある。逆もまたしかり、カラオケは世界中がカラオケ、寿司は世界中がスシだ。今日のワード、ファンドレージングも日本には無い概念の仕組みだ。今までは共同募金会や赤十字社などが地域密着型で、自治体や社会福祉協議会と一体となって寄付金集めを行っていたが、そういった団体の機能に似た機能をファンドレイジングという。非営利団体などの活動資金は多くの篤志家や企業や市民からの支援により、運営される。その資金集めの手法を開拓することをファンドレイジングという。この行動を国内で定着させ、寄付文化を育て、市民活動に役立てよう、という団体、 日本ファンドレイジング協会がある。

2012.6.12 『37歳党首』

政治の混迷が続くギリシャ、この17日には再選挙が行われる。危機に瀕したギリシャ の経済、第1党を狙う急進左翼進歩連合のチプラス党首は37歳だ。米国CNNの花形キャスターと英語で丁々発止で渡り合った。若者に熱狂的な支持がある。急進左翼進歩連合の長老、マノリス氏は、チプラス党首を「人の話をよく聞き、抜群の反応を見せる」と評しているという。日本にもこんな、若者を熱狂させる政治家が現れて欲しい。

2012.6.11 『顧客対応不満足』

今日は筆者のボヤキ!。最近、消費者からのお客様対応が各企業の合理化で、実にお座なりなご都合主義になっているような気がしてならない。 まず、お客様相談室などに電話する。『○○の場合には1を、◇◇の場合には2を、それ以外の場合には3を』というコンピュータからの音声ガイダンスが流れ、しばらく待たされる。そして通話音がしばらく流れて、“繋がった!”と思ったら、『ただいま電話が混んでおりまして、のちほどお掛け下さい』この時点で“なんだい、その対応は、それは無いでしょう!”となってしまう。クレームを言いたい時などは、そのクレームよりも大きな怒りが湧き起こってしまう。これが二次クレームと言われるもの。何でもメールで受付けて後ほど回答します、という窓口も多い。バーチャルで物事を済まそうという発想は顧客サービ スには繋がらないことを良く知っておいてもらいたい。“つながった”という意識を消費者に与えるような心のこもった顧客サービスでなければ、これからは生き残れないことを知っておいてもらいたい。

2012.6.10 『台風3号』

まだ6月だというのに、台風3号が太平洋上の日本列島に沿って通過して行った。カラっと晴れるかなと思いきや、すぐに前線が日本列島の真ん中に居座って、気象庁は関東地方と北陸地方に“梅雨に入ったと思われる”という発表をした。5月に降雨が多く、丸1日が晴天だった、という日が数えるほどしか無く、ゲリラ豪雨や竜巻が各地で大きな被害をもたらした。梅雨入り宣言をすると、とたんにカラっと晴れたりすることが多いから、気象庁も保険を掛けた言い方をしたのだろう。天気予報は、ビジネスを左右する業界もあるから、予報官の責任も重い。このまま本格的な雨模様になれば、野菜の価格がまた上がるだろう。

2012.6.9 『総選挙』

総選挙とはうまい名前を付けたものだ。投票権を獲得するためには投票参加券が付いたCDを1枚買うと1票がもらえる。熱心なファンはお目当てのタレントに投票するために何十枚も購入するのだそうだ。欲しいのは投票権だから、CDは中古CD点で売り捌く。 おかげで、このCDが値下がり、中古CDも安く販売されている。政治の世界の総選挙は、投票率30%から40%くらうだろう。同じ総選挙でもこの違いは何だろう。識者は、政治に魅力が無いのが問題、政治の世界も投票する人を熱狂させるような仕掛けや行動をして欲しい、と辛らつなコメントを出している。AKB48のマーケティングコンセプトは新しいビジネスモデルとして国内はもとより、アジア市場も変えようとしている。

2012.6.8 『防犯カメラ』

最近の街中で起きた事件は防犯カメラが威力を発揮し、そのカメラの映像がマスコミに流され、それを見た市民からの通報で犯人が割り出され検挙される。つい最近では、渋谷駅での殺人未遂事件がそうだ。今公開されているオウム真理教事件で川崎市のアパートから逃走したと見られる高橋克也容疑者の銀行での防犯カメラ映像も鮮明に報道された。どうも川崎駅を利用していないのでは、というところまで狭まった。街中には防犯 カメラがあちこちに設置され、犯罪の時など活用されている。いったいどこにどのくらいあるのか市民は確認のすべも無い。われわれの行動が常に監視されていると思っていいだろう。何もやましいことが無ければ関係無い世界なのだが、この映像が悪い方向 に活用されないことを祈るだけだ。

2012.6.7 『ご当地ヒーロー』

日本全国各地にご当地ヒーローが誕生している。ゆるキャラの流行で、各地に着ぐるみが誕生したかと思えば、今度は地域を助ける○○レンジャーの登場だ。 薩摩剣士ハヤトハルサーエイカーシージャッター海斗時空戦士イバライガー天尊降臨ヒムカイザーなどなど、モチーフはいずれも、ウルトラマンから派生した機動戦士ゴレンジャーが基になっている。インターネットの各オフィシャルサイトも賑やかだ。

2012.6.6 『17年ぶりの逮捕』

1995年3月に起きた地下鉄サリン事件の犯人、菊地尚子容疑者が6月4日相模原市で逮捕された。懸賞金が1千万円にかさ上げされたのが功を奏したのでは、と見る識者がいるが、そうでもしないと、警察の聞き込みだけでは難しかったのか、と見る識者も居る。とにかく重要手配人物が相次いで逮捕されたことには、安堵するところがある。オウムは解散したのだが、まだ残党が街中で密かにカタチを変えて活動しているという。オカルト宗教が流行るのには、背景の社会問題も考えなければならない。夢や希望をヒーローに重ね合わせた少年時代をすごし、一人前の社会規範を地域で授けられ、命の重さを考えられる倫理観を持ち、家族や祖先をたいせつにする心を養い、自然を敬愛する意識を磨くような生活は遠いところに行った、とは思えない。あまりにも便利すぎる社会が、考えること、動くことを遠ざけているだけに過ぎないと思いたい。

2012.6.5 『閣僚の交代』

どうも政治はうまく行かない。東日本大震災のニュースが薄れ行く中(実はこのことが一番問題)政治の世界ではさまざまな駆け引きが行われ、本質を忘れた権力争いの様相だ。まさか、また総理が変わるわけでは…。も脳裏をよぎる。消費税値上げの理由はわかる。その前にやることがあるでしょう?という論理もわかる。かと思えば、年収5千万円もあるタレントが相次いで社会から糾弾され、親の養育を怠り生活保護を受けていた、という。民主党がかつて大鉈をふるった事業仕分けのコンクリートへの投資があれよあれよと復活、国民に約束したことがほとんど反故にされ、騙された国民がバカにされている。そんな中、閣僚の交代だけで対処療法をしても、何も変わらないんじゃない の?

2012.6.4 『皇室の忙しさ』

ニュース報道などでよく耳にするが、天皇・皇后などの皇室関係者の公務が超多忙で、ご高齢の身には少し負担が多いという。ものの本によれば、週休2日などとてもとても無理。その内容も地方の視察や行事への参加、海外訪問などタイトな日程が多いとい う。天皇ご夫妻には東日本の被災者お見舞いに現地に駆けつけたりもしている。その他皇族の方々も数多くの団体の役員や顧問などをされていて、これらの式典や現地視察に あちこち駆けずり回らないといけないのだそうだ。警備をする皇宮警察もその対応に忙殺されるそうだ。腕力があり、頭脳明晰で外国語に堪能、という優秀な人材をたくさん抱えているらしい。

2012.6.3 『イライラ、ストレス症候群』

すぐにキレる若者が激増しているという。小さなことに腹をたて、自制心を失った状態をキレる、という状況なのだが、キレた本人の行動に周囲は 驚く。しかし、その本人がキレた状態から切れると、その身の処し方に困ってしまう。「あ〜、なんでこんなことしてしまったんだろう!」反省して済めば いいのだが、渋谷の地下鉄殺人未遂事件のように、キレて刃物で他人を切りつけてしまっては、反省だけでは済まない。刑事罰を科せられ、人生を棒に振ってしまいかねない。現代人はイライラをいっぱい抱えているし、それを発散する場所が無いことが多 い。これがストレスとなってメンタルな病に陥ってしまう人が多い。心療内科の医院が激増していることからも伺える。自分の心の健康を保つにはどうしたらいいか、良く考えてストレスマネジメントをしたい。そして街を歩いていて、こういったストレス犯罪に巻き込まれないよう細心の注意をしておきたい。

2012.6.2 『稚拙な行動』

自衛官が女子トイレで盗撮、警察官が地下鉄内で盗撮、学校の先生が修学旅行先で教え子を盗撮、自治体の職員が駅の階段で盗撮、書くのも恥ずかしいような稚拙な行為を行うビョーキの人たち。こういった社会的地位の高い人たちが犯罪を犯してしまう。こんな行動で仕事を追放され、社会から糾弾され、地域社会でさらし者にされ、家族も居場所を失う。盗撮された若い女の子たちの心はズタズタになってしまうだろうし、人を信じられなくなる人も居るに違いない。理性とは、心の思いとはうらはらに、そのことを社会規範や善悪の尺度に照らし合わせて、自分の気持ちや行動や言動を慎むことができること、と言える。その都度上司や首長が頭を下げなければならない。周囲に与える影響や代償があまりにも大きい。時々、国会議員や大臣の言動が理性を失い、失脚する人もいるんだなぁ。

2012.6.1 『今頃謝られても…』

5月28日、前総理大臣の菅さんが福島第一原発事故の調査委員会に参考人として現れ、当時の模様について陳謝する、という発言をした。今頃謝られたって、あまりにも大きな代償は帰って来ないし、これからず〜っと半永久的に市民がこのことで苦しめられる。野菜、畜産品、米などの農産品の風評被害はひどい。福島、茨城などの農業、漁業には壊滅的とは言わないが、経営を圧迫し、それぞれの産業は困っていtる。産地偽装の食品が横行、茨城産の肉を他県産と偽って販売、福島産の米を他県産の米と偽って販売、放射能汚染の無い産物が、産地だけで差別される実態をマーケットが作り出している。消費者もまたイメージだけで購入している。風評に左右されない賢い消費者にならなければなならないし、農政や経済産業を担う行政機構もしっかりやってもらわなければならない。

2012.5.31 『世界禁煙デー』

5月31日はWHO(世界保健機構)が定めた世界禁煙デーだ。このところ、街中での歩行禁煙ができないのは、当たり前の世界になった。市中でも喫煙スポットがある所以外では喫煙できないなど、分煙が常識になった。家庭でもたばこを吸う時はベランダや外に出て、という家が多いようだ。健康を管理するほうからすれば、リスクのある喫煙をやめてもらいたい、ということだが、嗜好品なだけに愛煙家にとっては死活問題だ。たばこを吸っていても肺がんにならず、90歳を過ぎてもまだ吸っている人や、40代で肺がんで亡くなる人もいる。嗜好品だから、吸うのは自由だが、煙や臭いで社会に迷惑をかけてしまう。両者の両立ができればいいのだが。

2012.5.30 『ダイバーシティ』

ダイバーシティは無線の世界で使われていた。ダイバーシティアンテナといって、複数のアンテナで電波を受信し、最も良い品質のものを使う、とか受信した電波を合成して品質を上げるなどの技術を言う。街中で見かける携帯電話の基地局の4本縦に立ったアンテナ、あれがダイバーシティアンテナだ。これが発展して、社会のダイバーシティとは、国籍、宗教などが違っても、協働して社会を作り上げることをダイバーシティと言ったり、企業のグローバル化や男女機会均等施策の中でダイバーシティと呼んだり、最近有名な東京ダイバーシティなど、複数の種類の複合商業施設をダイバーシティと呼んだりしている。東京・お台場にあるダイバーシティ東京は、巨大なガンダムのモニュメントで有名になった。

2012.5.29 『JR東日本の割り引き切符』

JR東日本が新幹線の前売り切符を30%から50%割引きで販売し出した。7月末までだから、早い夏休みを取る人には朗報だ。このところ航空会社のLCC参入で格安のチケットが販売されているのに対し、鉄道では寡占状態のJRが価格攻勢で挑むのか、見ものだ。私鉄の各路線でも顧客を意識した魅力的な周遊切符や1日切符などが販売されているので、ネットなどで探してみると、結構おもしろいチケットが見つかる。旅行の計画をする時にはよく調べてプランしたほうが良い。

2012.5.28 『みらい・ゆめ・きぼう』

今年の明るいニュースのひとつ、新潟県佐渡島で放鳥したトキが8羽のヒナを産んだ。絶滅寸前の鳥が関係者の手で少しずつ希望をもたらしている。佐渡市では、育つ3羽に全国から募集した名前を付けた。「みらい」「きぼう」「ゆめ」と決められ、佐渡市に出生届けを出した。これから、戸籍と住民票も作るそうだ。全国から6193通の応募が有ったそうだ。今のところ、雛3羽のの特徴がわからず見分けがつかないため、3羽に愛称を与えたのみ、というのは微笑ましい。残りの6羽は「きずな」、「ぎん」、「きせき」、「そら」、「美羽(みう」だそうだ。これから出生する赤ちゃんの名前に使われそうな気がする。

2012.5.27 『くまモン』

熊本弁で、熊本県人を「熊もん」という。このゆるキャラが今超人気だそうだ。自治体がゆるキャラをつくるのは、一昨年あたりから流行になっているが、この 熊もんの関連商品の売り上げは100億円を超えたという。熊の目が白くなって、ほっぺが赤い。愛くるしいと思ったが、最初は目つきが怖い、などの声が有ったようだ。この人気で、熊本県の観光関係者はほくほくだろう。

2012.5.26 『東京ソラマチ』

21日の東京スカイツリーの開業と同時にスカイツリーの下にある複合商業施設「東京ソラマチ」がオープンした。初日は12万人もの人でごったがえしたという。ネーミングもスカイツリーの下のソラマチ、カタカナで書くあたりがおもしろい。商店やレストランなど、さまざまなコンセプトで出店しているという。上野アメ横で菓子店を営む老舗「仁木の菓子」では、ゴージャスなスイーツ流行の菓子業界の流れを変えようとして出店したという。いつかは行ってみたいとは思いつつ、近くに住んでいるといつでも行けると思ってなかなか行かない、というパターンになりそうだ。

2012.5.25 『チャデモ対コンボ』

チャデモというのは、電気自動車に充電するためのプラグの形状の呼び名、コンボもそうだ。チャデモは、電気自動車では世界の最先端を行く日本が採用している規格、一方コンボはアメリカとドイツが新たに打ち出した規格。この2つの規格のうち、世界を制するのはどっちなのか、これからの日本のビジネスにも大きく影響する規格争いだ。かつて、ビデオの規格で、VHSとベータの争いがあって、VHSが勝利をしたことがあった。すでに実用化に成功している日本は、どうしても国際間のこの争いに勝利したいところだ。

2012.5.24 『ガールスカウトデー』

5月22日は、ガールスカウトの日だった。日本にガールスカウトが1920年(大正9年)に創設されたのを記念した日。ボーイスカウト運動は、青少年の健全な育成と生きる力を養うために、1908年イギリスで始まった活動。この活動は男の子の活動だが、ここに女の子の兄弟が一緒に来ても何もすることが無いことを憂えた創始者のベーデン・パウエル卿の奥さんが女の子の活動も始めたのが始まり。ガールスカウトには、小1〜3年のブラウニー、4年〜6年のジュニア、中学生のシニア、高校生以上のレンジャーという部門があり、奉仕活動とキャンプ活動を通じた青少年(女子)の育成を行っている。

2012.5.23 『いつか住みたい県』

朝日新聞の会員サービスのウェブサイトが調べたデータがある。WEBアンケートで2581人が回答、2つまで絵ランんでもらい、集計した。上位から沖縄-北海道−京都−東京−長野、と続く。6位以降は、神奈川-静岡−奈良-長崎-宮崎となった。1位の居沖縄は、1012票、2.5人に一人が沖縄を選んだ。2位の北海道は753票、3位京都が479票、沖縄の人気がすごい。

2012.5.22 『次は2030年北海道で』

昨日朝、金環日食が終わった。マスコミ報道がすごかった。東京地方は朝7時半頃ということで、TV局の朝のニュースゴールデンタイムだったこともあり、各局があちこちから中継をしていた。加えてインターネットでの生中継なども賑わっていた。関東地方はあいにくのうす曇り、それでも雲の合間から太陽がのぞいた。ネットでは早速美しい 写真がたくさん掲載されている。圧巻はスカイツリーのバックに太陽を多重露光し、欠けるところから元に戻るところまでが1枚になっている。さすが、プロカメラマンはアングルといい、構図といい、素晴らしい。次回の日食は2030年、北海道で見られるそうだ。生きていれば、また見られる。

2012.5.21 『LEDシーリングライト』

今家電製品売り場の売れ筋商品がLEDシーリングライトだ。省エネ、長寿命となれば、多少コストが高くても買っても良いと思う。今年の夏の電力不足を不安視する消費者の人気商品に育った。昨年1月の販売量はLED型が2%程度だった。今年の3月には50%以上に成長した。価格は1万4千円から3万数千円まで。付けっ放しを防ぐ「おやすみタイマー」や好みの明るさを記憶するタイプなどが出て来た。調光や調色機能などは当たり前になって来ているようだ。

2012.5.20 『スカイツリー効果』

何かと話題に事欠かない東京スカイツリー、22日のオープン前に報道がヒートアップしている。3月15日にはオープン前に米国の歌姫レディ・ガガが展望台を独占した。「ニホン・アイシテマス!」というパフォーマンスまでサービス。スカイツリーは、東京のランドマークというより、日本のランドマークになりつつある。海外の観光客も増えてくれれば、外貨が稼げる。地元では、観光ボランティアの養成、周辺の環境整備、周辺住民へのマナー教育などで準備も着々のようだ。もちろん、地元の商店街もその効果に預かろうと虎視眈々と皮算用しているに違いない。

2012.5.19 『自然災害』

ひと昔前だったら想像もつかなかった自然災害が起きる。突然の豪雨、突然の竜巻、突然の猛暑、これは、地球環境のバランスが崩れている、いわゆる地球温暖化などで異常気象が影響しているとしか思えない。全ては、自然の営みを人間の力で強引に封じ込めたり捻じ曲げたりして来たツケのような気がする。元凶は、経済発展にあり、だ。経済発展を優先して便利な、人間に都合がいい条件に世の中を作り変えて来たのだ。いつもいつも右肩上がりの成長を目指してやって来たのを反省しなければならない。京都議定書でCO2の削減をいくら決めても人間の欲望にはかなわない。未来を考えたら、今何をすればいいのかわかるはずなのに、経済を優先させてしまう人間のあさはかさだ。

2012.5.18 『日本人大関』

開催中の大相撲夏場所、1横綱6大関で少し盛り上がっている。テレビのスポーツニュースなど、日本人大関が全勝…といった報道をしている。外国人力士が増えて、しかも上位陣は外国人力士が多いことから、ついつい日本人贔屓のあまり表現してしまうのだろう。何も日本人だとか、日本人でないとか、関係無いように思うが。横綱白鵬などは、日本人よりも日本人らしい魂と心を持っているような気がする。

2012.5.17 『沖縄復帰40年』

5月15日は沖縄が日本に復帰した記念日。40年前には沖縄の人口96万人、現在140万人、県民一人当たり所得は 44万円から209万円に、大きな変遷があった。しかし、変わらないのは米軍の基地があり、戦闘機の飛来に、今でも耳を覆うばかりの様相だ。時々沖縄旅行に行って、透き通った海、ちんすこう、首里城などを見学する観光などからは、沖縄の人たちの心はわからない。本土の人たちは沖縄の気持ちなどわかっていない、と地元の人は言う。

2012.5.16 『量販店の合併』

家電量販店のビックカメラがコジマを吸収合併のニュースが5月12日に流れた。業界5位と6位の合併で、山田電機に次ぐ2位になる。生き残りのためには、ライバルと手を組むのも辞さないという厳しい選択をした。店舗を覗いてみると、よくもまあこんなに安い金額で販売できるものだ、と思う。他店との価格競争で薄利の中、経営努力も限界なのだろう。販売価格競争の戦略は、いつか限界が来て共倒れのリスクを背負う。デジタル家電の価格低下、消費者の財布が堅くなっていることなど、条件は良くない。

2012.5.15 『ハロー・キティ』

サンリオ・ピューロランドというアミューズメントパークが京王線多摩センター駅(東京都多摩市)近くにある。キティちゃんオンパレードのプレイランドだ。このキティちゃんが今、世界100か国以上の国で大人気のキャラクターになっているそうだ。特徴は、それぞれの地域文化を取り入れたデザインの変更ができ、それぞれの文化に合わせたアレンジがされていることだだ。サンリオは、ライセンスビジネスで世界にキティちゃんを売っており、これが、ベイシックデザイン(口が無い、リボンを向かって右側に付けているなど)を守ればアレンジして各デザイナーの裁量で販売できるというもの。ライセンスビジネスは、これからもっともっと伸びるだろう。

2012.5.14 『時間帯別料金』

東京電力が時間帯別料金制度のアイディアを発表した。電気料金10.28%値上げの申請と同時に、選択制でこの時間帯別料金制度を使えば、値上げ分を吸収できる、との試算だ。値上げへの反発を和らげるのが狙いだと思うが、電気の利用を平準化して、ピークに合わせた原子力発電所の稼働を、抑制することができる。今の経済活動、家庭の暮らし、これらを見直さないと原子力発電所必要論しか出てこないが、自然エネルギーの活用と併せて、利用の平準化で社会の仕組みを変えて行ければ良い。

2012.5.13 『春山の遭難』

ゴールデンウィークの北アルプスでの遭難事故、5月4日、6日で10人に及んだ。すべて、低体温症で死亡。低体温症とは、疲労した身体が吹雪や激しい風雨で、身体の中心部が35度以下になった時に起こるのだそうだ。2009年には北海道のトラムウシ山で8人が同じ症状で亡くなった。5月3日から4日にかけて関東平野も気温が低かったが、不安定な気象だった。最近の山は筆者も含めて高齢者が多い。ウエアは良い物を身に着けているが体力に問題ないだろうか。登山技術は?天候に関する知識は?充分な装備なの?などきちんと考えて山行きをしなければならない。

2012.5.12 『PTA会費の使途』

PTA会費や生徒会費など、保護者や卒業生から集金する費用が全国で年間191億円にもなるという。公立高校生の保護者は、年間4万9千円も支払っている、というデータがある。こういった集めたお金が学校経営に使われている、という実情があるそうだ。本来は公費負担しなければならないことに、学校徴収金が使われている実態を文部科学省が調べた。恒常的に学校側がPTAにおんぶする、ということが全国で行われているようだ。経費負担の適正化や情報公開が今後行われて行くだろう。

2012.5.11 『ナチュラルハイジーン』

ナチュラル・ハイジーンとは、「健康のために必要な条件を体に与え、体を傷つけるようなものを摂取しないことによって、体の内外環境を清潔に保つ」という意味だ。「新鮮な空気や水」「体の生理機能構造上ふさわしい食事」「十分な睡眠や休養」「適度な運動」「日光」「ストレスマネージメント」など、生き物にとって生きていくため の基本的な要素が必要だ。1830年代、薬や手術を主流とする西洋医学に対し疑問を抱くアメリカの医師らによって、学問的にしっかり体系づけられた健康理論だそうだ。な〜んだ、西洋医学の人たちが東洋医学の理論に目覚めたのか!といった印象を筆者は持った。今流のことばを借りれば、LOHASな生き方のことを言っているのだ。

2012.5.10 『放射線Q&A』

どうもよくわからない。何度ニュースを見ても、新聞を読んでも、これだ!という理解できる情報にたどり着いていない。複雑な解説が溢れ、未だによくわかっていない。それは、自分が具体的な状況を想定せず、すべてを理解しようという感覚だからかもしれない。市民からの具体的な質問 に対する専門家の意見を掲載したページが比較的わかりやすい。目に見えないものであるし、今すぐではなく、20年後、30年後に影響が出る可能性のものだけに、具体的想定の中で自身のことを考えて行かなければならない。

2012.5.9 『4人に一人が自殺を考えた』

内閣府が発表したショッキングなデータだ。“ゲートキーパー”なることばを生み出し、毎年3万人を超える自殺者を少しでも少なくしようという活動を行っている。大人の4人に1人は自殺を本気で考えたことがあり、20人に一人はここ1年以内、という結果だったそうだ。そして43%の人が悩みを抱えても誰かに相談したり助けを求めることにためらいを感じる、という。「誰かに話せばきっと解決するよ!」ということで、相談者を増やす、などの活動をしても、なかなかそこまで行きつかない、ということだ。24時間無料で電話相談できる窓口などが設立されているが、自殺行動に行く前にまずは心の内を語って欲しいものだ。

2012.5.8 『1万時間の法則』

最近、「1万時間の法則」(10000-hour rule)という考え方が流行しているそうだ。米国のライター、マルコム・グラドウェル氏がその書著 Outliers(邦訳『天才!』)の中で、詳細に説明している。モーツアルトでさえも天才的な音楽を作曲し始めたのは彼が21歳になってからのことで、それまでに彼は1万時間に及ぶ作曲の訓練をしていたそうだ。1万時間は成功へのマジックナンバーであると著者は主張している。10000 時間というのは途方もない時間だ。2年で行うとすれば、1日13.7時間、5年で行うとすれば、1日5.4時間、10年で行おうと思うと、1日2.7時間ということになる。「天才」は数年にして成らずなのだ。楽器やスポーツを練習している人などは、「練習」よりもライブや実戦と言った「戦場」に身を置くことで急速に自分を成長させることができるという手もあるそうだが、これは納得できる。アウトプットする習慣を「仕組み」として導入することで、強制的に才能 の開拓に必要な時間を稼いでゆく、というわけだ。

2012.5.7 『雨の多いゴールデンウィーク』

今年のゴールデンウィーク、関東地方は雨が多い天候で、行楽地は思ったような人出では無かったようだ。5日のこどもの日は最高の天気に、待ってました!とばかりに観光地に人が繰り出した。太鼓の演奏会を聞きに浅草に行って来たが、人・人・人の波に、仲見世が渋滞でなかなか思うように前に進まなかった。スカイツリーが開業する22日以降はもっとすごいのでは、と想像する。天気は、どちらかと言えば雨よりも晴れのほうが有りがたい。21日の朝方には皆既日食が見られる。世紀の天体ショウの朝だけでも晴れて欲しいものだ。

2012.5.6 『ストレートネック症候群』

スマートフォンを長時間使用して下を見ていると、首が前傾し、首の自然なカーブが失われてしまうそうだ。その状態を「ストレートネック」と呼ぶそうだ。通常あるはずの首の生理的前彎(読み方:ぜんわん=前へのカーブ)が無くなり、まっすぐになってしまう状態をいう。ひどくなると、なんと逆のカーブになってしまう場合もあるのだという。パソコンや携帯を始めて数年から十数年経過し、徐々に悪化傾向になっているらしく、特に女性に多いようだ。女性は首の筋力が弱い為、ストレートネックになっている確率がかなり高いという。肩こりや首痛はもちろんのこと、頭痛やめまい、腕のしびれや肩が上がらない三十肩症状(以前は50代中心であったが現在は30代にも多発している)など、辛い症状に苦しんでいる人が増えたそうだ。特にスマホを1日1時間以上使用している人は注意、注意!予防法は、画面を見る時に、持つ手の肘の角度は90度で、反対の腕を持つ手の肘の下に入れること。目線が上にあがり、「ストレートネック」の予防につながるという。

2012.5.5 『史上最高額の絵』

ノルウェーの画家、ムンクの代表作 叫びがニューヨークで競売にかけられ、96億円という史上最高価格で落札された。いったい、どういう人が何の目的で購入したのだろうか。美術品は嗜好の世界だから、とは思うが、有名な良い作品に遭遇すると、何か心が満たされた気になることは良くある。それは、有名作品に出合ったという喜びなのか、良いものは良い、という作品から来るオーラなのか。たぶん筆者は前者の影響なのだろうと思う。110年ほど前に描かれた作品の売上金は、ノルウェーに来年開館する予定の美術館建設費になるのだそうだ。美術品の価値が芸術の普及のために遣われるのは、好ましいことだ。

2012.5.4 『おとなの自動車保険』

今、この保険が話題だ。車の運転事故率が40代から50代が少ない、ここに目をつけて保険料を安く設定した商品が登場した。なるほど、うなづける。ネットで契約すれば1万円引き、などさまざまなプレミアムを付けて販売している。ちょっと検討してみようかな、という気にさせてくれる商品だ。このように、年齢や嗜好にターゲットを絞った商品を開発し、そのマーケットを開拓する、というのがこのところ、特にシニアマーケットに多い。JRの旅行商品やアパレル系の商品など、堅い財布の紐がゆるむのだろうか。

2012.5.3 『高速バスの大惨事』

4月30日未明、関越自動車道で起きた夜行バスの事故、7人死亡、39人が重軽傷という大惨事になった。夜行バスをよく利用する筆者は、起こるべくして起きた事故だと思った。乗客はカーテンで仕切られた暗い空間で、明日朝到着するであろう光景を思い浮かべながら眠りに就く。深夜、運転手は2時間おきにサービスエリアに立ち寄り、休憩をする。走行中は前の車のテールランプを頼りに長時間高速運行をする。運転手に何かあったらどうなるんだろう?といつも考えながら乗り込む。50人近くの乗客は運転手に命を預けている。急速に拡大する夜行バスの規制がこれからきちんとされるであろうことを願いたい。

2012.5.2 『マザー・テレサ』

ノーベル平和賞に輝いたその功績は有名な出来事だ。裕福な家に生まれたのに、その一生をシスターとして貧しい人たちの幸福のために働いた人だ。その一生を書いた本を読んだ。毎日毎日経済の発展、右肩上がりばかり追求し、人間として大事なことを忘れている現代人に働きかける多くの名言を残している。人間にとって本質的に必要なのは“愛”だ、と。ひとりぼっちの孤独死が多い、特に都会の生活。孤独死は高齢者だけではない。若い人にも多い。人との関係性を絶ち、1人ポツンと暮らす、など人間としてはありえない。人と人の間でこそ生きれるのが人間だ。マザー・テレサが日本に来た時、物質的には恵まれていても、どこか心にスキマが有る日本人のことを心配していたそうだ。

2012.5.1 『あと90日』

ロンドンオリンピックまであと90日になった。今度のオリンピックでは、メディアで話題になることが多いせいか、開催前のムードが盛り上がっているような気がする。カンボジアに国籍を変えてマラソン出場しようとしているお笑いタレントが国際連盟の規程で出ることができなくなるのでは?、水泳の北島選手が4回連続の金メダルを取れるのか?、ボクシングのしずちゃんが出られるのか?、馬術で最高齢出場記録を塗り替えた法華津選手がシニアのホープとしてどこまで活躍してくれるのか?、など見どころがいっぱいありそうだ。8月の熱い時期、エアコンを我慢して節電しながらの熱い(暑い)観戦になるだろう。

2012.4.30 『Mcfeeの警告』

パソコンのセキュリティチェック会社マカフィー(Mcfee)がゴールデンウィークを前にして異例の警告を発している。スマホの流行でSNS(ソーシャルネットワーク)が爆発的に利用されていることから、連休の旅の相談、自分の予定、旅先で撮影した写真の掲示など、SNSに投稿する際には充分に注意するように、との警告だ。フェースブックやミクシーなどに掲載されると、個人を特定でき、犯罪の引き金になる、というものだ。スマホには便利なアプリが一杯あるが、安易に利用すれば、悪意に利用する人にはその情報が筒抜けになっているのだそうだ。便利な機能には便利な分と同じだけリスクが潜む、ということを知っておいたほうが良い。

2012.4.29 『動物と人間の関係』

秋田県のクマ牧場で2人がクマに襲われた。熊はそもそも冬の間、地面にもぐって冬眠する動物。雪がある時は活動しない。ところが襲った熊は飼育舎の隅にある雪の吹き溜まりをよじ登って檻の外に出たもののようだ。冬眠しているはずの熊が雪の上を歩くなど考えられない。管理の不行き届きなどというより、動物の生態を無視した人間の傲慢な行動の結果だ。茨城県牛久市では、ペットショップの経営者の66歳の父親が飼っていた6メートルのアミニシキヘビに噛まれて死亡した。なんでこんな大蛇を飼わねばならないのか、理解できない。逃げた大蛇がまだ捕まっていないから、住民は怖い思いをしている。動物には自然の中での摂理があるのに、人間が金儲けのためにそれを無視 している。そうか思うと、新潟ではトキが20数年ぶりに自然の中で孵化に成功した、という嬉しいニュースもあった。

2012.4.28 『ゴールデンウィーク』

大型連休が始まった。長い休みの企業は今日から5月6日(日)まで9連休だ。旅行会社などによると、海外旅行などが人気を取り戻しているという。昨年の大震災の影響で自粛していた人たちの需要が戻って来たのでは、という見方もある。東北地方の被災地では、津波の被害にあった現場を見学するツアーが多く企画されているそうだ。被災 地を見るのはちょっと…と思いがちだが、このツアーで震災のことを思い、被災地に心を寄せ、ツアーにお金を落とすことが地元の支援になる。たくさんの観光客に来てもらいたい、と現地では期待している。東京では、あちこちに新名所が生まれ、地方から東京に来る観光客増を当て込んでいる。

2012.4.27 『尖閣諸島』

東京都の石原都知事が米国訪問のスピーチでいきなりスタンドプレイをやってのけた。記者へのジャブのコメント「ワシントンの桜まつりはいいが、今の日本は桜まつりなどやってられない」と言ってから2日後の発言。なんで都が都民の税金で?と思うが、石原知事の痛快な論理も分からないでも無い。日本の主権を政府が主張しないから、中国や台湾が尖閣列島の資源を求めて来ているではないか、といういらだちがこういう行動に出たものだろう。政府がすぐに反応、国が買い取る場合もある、というコメント、中国や台湾も反応した。言うべきことは言って行かないと国際社会で発言力が無くなってしまう。日本も過去の慣例にとらわれず、主張しなければならない。

2012.4.26 『児童の列に車』

また児童の列に車が突っ込み、痛ましい事故が起こった。4月23日(月)朝、京都府亀山市で児童10人に付き添いの母親1人の列に18歳の無免許運転の軽乗用車が突っ込んだ。付添の母親は妊娠中、お腹の赤ちゃんも亡くなる、というむごい事故になった。 このところ国内あちこちで児童や幼児の列に車が突っ込むなど、こどもたちが事故に巻き込まれる事件が多すぎる。道路を歩いている以上、防ぎようが無いが、通学時間帯 は車をストップする、などの強行手段も必要かもしれない。幼いイノチがこういった事故で奪われ、未来を担うこどもたちが犠牲になる事件は、何とも許しがたい。

2012.4.25 『サクラサイト』

またまた新たなネット詐欺が出現、被害者はアラフォー(40歳過ぎ)の女性が多いという。ネットを使った新手のオレオレ詐欺の様相だ。サクラとは、いろんな人がサクラになって1人の女性をターゲットにメールのやりとりをし、メール1通あたりから200円程度の代金を取るのだそうだ。心が満たされない女性にそれとなくネットを通じてコンタクト、しだいにこの人がメールのやりとりにハマって行く、という。サクラとして占い師やタレントが出て来るそうだ。気がついたら1000万円以上無くなっている人も居る、と国民消費生活センターが警告している。

2012.4.24 『雅と粋』

忘れかけていた日本語が、ライトアップの光で蘇(よみがえ)った。5月22日にオープンする東京スカイツリー。マスコミの取り上げ方、周囲の期待もオーバーヒート気味だ。経済状況が日銀や政府の“回復気味”、“上向き傾向”などの発表とは裏腹に、それが実感できない庶民の暮らし。こういう良いニュースは嬉しい。最近心が躍るようなできごとが無いからだ。“雅”は、紫系の江戸紫、“粋”は群青色に近い深い青、1日交代でライトアップされるそうだ。照明の技術者たちが1995台のLEDライトを組み合わせて苦労して作り上げたものだそうだ。昼も、夜も東京のランドマークとして、都民(国民)の期待を大きく担って行くだろう。

2012.4.23 『スマホの話題・その7』

スマホを利用している人の使い方を見ると、余計な情報に流されて無駄な時間を費やしている人が多いような…。アプリをガンガン入れて、情報洪水の中でその大きな波に飲み込まれてアップアップしている様子を想像する。見たいテレビ番組が特に無いのに、テレビのスイッチを入れて、何かおもしろいものないかなぁ〜とチャンネルをくるくる変えている姿がダブる。情報は、目的が有ってそこにフィットしたのを見つけた時に最大の価値を帯びる。目的が無いところで、そこに浮遊している情報で動いたり買い物をしたりするのは、大きなエネルギーの無駄遣いだ。

2012.4.22 『スマホの話題・その6』

就活( 就職活動)にとってスマホ は必須アイテムだそうだ。企業にアポイントをする時、今ではネットが当たり前。大手就活サイトや企業のサイトは早くアクセスできないと、アポイントが取れない場合があるそうだ。携帯電話でピポパポやるよりも指先でスラ〜スラ〜とやったほうが早く楽に接続できるそうで(そうで、というのは使ったことが無いので、いたし方無い、想像の域です)これ無しには就活に支障を及ぼすという。携帯にやっと慣れたおじざんには、スマホを今更使おうとは思わないし、大量の情報に流されるような生活はしたくないので、欲しいとも思わない。

2012.4.21 『スマホの話題・その5』

ソーシャル・ネイティブということばが出だした。ソーシャルメディアを使いこなし、これが無いと生活に支障を及ぼすくらいの世代、平成生まれの若者たちをいうらしい。財布を忘れても、スマホは忘れない、スマホがあれば、買い物、電車に乗る、電話やメールをする、仕事をする、調べ物をする、何でもできる。ソーシャルネイティブの人たちは、新しいソーシャルメディアを使ったビジネスを起こす。それも釈迦利器に金儲けしようというビジネスではなく、社会に貢献したり、人のつながりをつくったり、地域起こしに関ったり、ビジネスのあり方も一風変わっているという。ネットに関与でき ない人はますます社会で孤立してしまう。これらのデジタルデバイドの人たちを救うソーシャル・ビジネスも必要だ。

2012.4.20 『スマホの話題・その4』

スマホの特徴、液晶画面をなぞると、画面をスクロールしたり切り替えたりができる、ハード的な押しボタンやキーが無いから機器の構造は全く簡単、ソフトウエアの世界になってしまう。アップルの創業者、故スティーブ・ジョブスがセンセーショナルな発表をして以来、世の中を変えてしまった。今やタッチパネルはデジカメやムービーなどい ろんなところに応用されている。スティーブ・ジョブスの人物記の本を読んだ。おもしろかった。彼の生い立ち、アップルを創業、隆盛、追放、失敗、iPODの成功、iPHONEの成功。一風変わった人物像、だけどこういう人が世の中を変えられた。その理由がわかった。

2012.4.19 『スマホの話題・その3』

スマホの電磁波は携帯の電磁波よりも強いから、身体に影響する確率が高い、という情報がネットの世界に出ているという。携帯電話が流行した時もこのような問題が出ていろんな議論があった。いつも身につけているものから電磁波が常に出ているわけだから自然の状態とは違っている。影響があるかもしれない、ということ、絶対大丈夫、とは言えないということだろう。スマホにしても携帯にしても原理は同じ。しかし、世に出たばかりの新しいメディアだから、具体的な症例が出るまでにはまだまだ年月がたたないと因果関係は説明できない。電磁波も放射線もその影響が出ないことを祈りたい。

2012.4.18 『スマホの話題・その2』

スマホ利用者で困ったことがある。4月2日以降、首都圏の通勤時の満員電車がスマホを使う若者で余計混む現象がある。満員電車の中でスマホを使う若者は、片手に持って親指で操作、情報をあやつっている。ところが、自分の身体の前に、ある程度のスペースが無いと操作ができない。このスペースを保とうとして、超満員の社内で意固地に なってぐりぐりスペース確保のため動くわけだ。そこまでして情報利用やゲームをしなくてもいいのに…と思う。こういった若者たちは会社に行って周囲の人とうまくコミュニケーションが取れているのだろうか、組織の中でうまく調和を取れているのか、と心配になってしまう。公共マナーを守れない若者は仕事もうまく行くはずは無いだろう。

2012.4.17 『スマホの話題・その1』

スマホ(スマートホン)のアプリ(アプリケーション)でドミノピザが始めたサービスがおもしろい。ピザの宅配屋さんだから、何の種類のピザをどこまで、何枚届けて欲しいと思って活用するのだが、何と届け先に“現在地”というメニューがある。例えば、ピクニックをしていて、ピザが食べたくなった、公園で花見をしていてピザが食べたくなった、といった時にこの機能を使えば、居ながらにしてピザを手に入れられる、というわけだ。スマホならではのGPS機能を使ったサービス、今風だ。しかし、混んだ花見会場で場所はわかっても頼んだ人をどうやって配達人が探すかが大変そうだ。

2012.4.16 『ガールズ居酒屋』

風俗営業ビジネスをする人は、あの手この手でいろんな商売を編み出すものだ。客がいるからどんどん増えて行くのだろうが、最近はガールズバーというのが流行っているのだそうだ。午後10時までなら、18歳未満の女の子を働かせても風俗営業法にひっかからないというので、見た目はフツーの居酒屋なのだが、ミニスカートや水着で若い 娘が接客するのだそうだ。行ってみたい男性が多いんだろうなぁ、きっと。横浜では、10時以降も未成年者を働かせた、ということで警察の摘発を受けた。儲かる商売なら違法でやるのが当たり前の世界、規制を厳しくしないといたちごっこだ。景気が良くない飲食業界、まだまだガールズバー、ガールズ居酒屋が増えそうだ。

2012.4.15 『危機管理』

4月13日朝7時40分頃、北朝鮮から“衛星と思われるミサイル”が発射された。この騒動で沖縄への修学旅行を北海道に変えた学校もあったという。午前8時、韓国やアメリカは打ち上げを公式発表、日本はそれから20分以上遅れて田中防衛大臣が“発射された模様だが、正確には確認していない”とし、その20分後に“発射を確認”となった。国民への正確な発表がこんなに遅れるとは、いったい政府の危機管理はどうなっているのか?東日本大震災の時の情報発信の遅れと誤発信の問題が、またこういった事態で問題視されている。我が国の危機管理、情報管理はいったいどうなっているのだろう。国民のイノチがかかっているのに。

2012.4.14 『爆破予告』

埼玉県で相次いだ入学式の爆破予告、21歳の男性が検挙された。晴れの式典を邪魔された被害者の人たちは怒り心頭だろう。悪い冗談は辞めて欲しい。こういった愉快犯は“絶対捕まる”という事例を今回示してくれた埼玉県警。千葉県警と違ってよくやるじゃん!。千葉県習志野署のようないい加減な警察だったら、高い税金を払っている身からすれば許すことができない。市民からのSOSを無視し、その後のウソをつき続けた韓国警察では、嘘がだんだんバレ、トップが辞任する騒ぎになっている。日本では異動だけで済まされた、甘いんじゃないの?4月11日朝爆破予告の犯人検挙の報はスカっとした。

2012.4.13 『ガッツポーズ』

2日前の4月11日は「ガッツポーズの日」だったそうだ。1974年(昭和49年)のこの日、ボクシングWBCの世界ライト級タイトルマッチが行われ、ガッツ石松さんがチャンピオンに見事KO勝ちを果たした。このとき、彼が両手を高く突き上げて喜びを表す 姿を、新聞記者が「ガッツポーズ」と表現、今、普通に使われているガッツポーズの ことばが生まれた瞬間だったそうだ。…へぇ〜そうなんだ!

2012.4.12 『原発再稼働“おおむね適合”』

定期検査で停止中の大飯原発(福井県おおい町)の3,4号機が再稼働しようとしている。暫定的な安全基準を政府がつくり、動かそうとしている。それが“おおむね適合”なのだそうだ。まだまだこれから対応する項目があるが、その実現を計画しているから、だとか。ん?それまでに何かあったらどうなるの?関西電力が示した対策85項目のうち、33項目が未実施なのだ。動かすことを前提とした、コスト計算だけの稼働計画、許すわけには行かない。

2012.4.11 『金環日食』

今年、25年ぶりに金環日食が見られる。5月21がその日だが、商魂たくましいビジネスの世界では、小は専用めがねの発売から、クルーズで一番いいスポットまで案内してくれるツアーまで、多くの商品が登場している。「金環日食観察ノート」(旬報社)は、めがね付きで525円で販売開始した。子どもの頃、下敷き越しに見た記憶があるが、この方法や、すりガラスを使う方法では目を傷める、と専門家は警告している。売り切れる前に早いうちにちゃんとしためがねを求めておいたほうがいいらしい。

2012.4.10 『東京タワー333Mマイナス20M』

東京タワーは333メートルの高さ。このタワーの最上部が東日本大地震で東に傾いてしまった。今、310メートルのところに足場が組まれ、その最先端部分を取りかえる工事が行われている。1958年の完成以来初めて333メートル以下になったという。昭和33年、高度経済成長に差し掛かった頃、今のようなハイテクの建設機械が無い時代に、4つの橋脚の下から順番に鉄骨をリベットで留めながら人力で組み建てられた。熱いりベットを下からリレーして行くすさまじい映像を見たことがある。こんな時代によくここまで完成させた!感動だった。8月中旬には工事が完成し、元に戻るという。

2012.4.9 『緊急度と重要度』

やらなければならないことがたくさん有るとする。そうすると、誰しもその一つ一つに対して緊急度はどの程度か、重要度はどの程度か、をランク付けし、すべてのことの中から優先順位を付けて行動する。縦軸に緊急度を取り、上に行くに従って緊急、下に行くに従って緊急ではない、と位置づける。横軸には重要度をとり、左に行くに従って重 要、右に行くに従って重要度が低い、とする。そうすると、上の左はすぐにやらねばならない事項だ。ところが、上の右は緊急度は高いが重要度が少し低い、そう思うと少し寝かせておこう、という発想になる。実はこのゾーンが忘れ去られてしまい、期限になってあわてふためく原因になるそうだ。なるほど!

2012.4.8 『人のあら探しをする人』

「元学校の先生なんですけど、とても柔和で近所づきあいも良くて、地域の皆さんから慕われていた人なんですが…」市のデイサービスセンターで利用者さんのお世話をする仕事をする方が打ち明けてくれた。その方は認知症になり、このデイサービスを訪れ、時間を過ごしているという。認知症になったとたん、義理の息子のことをあまり良くは言わないのだそうだ。それを聞く周囲の方々もつらい思いをしているという。病気になる前に心に封印していたことが一気に出て来たのかもしれない。何か恨みがましい気持ちを持ち続けるのはつらいことだ。笑顔いっぱいで花園の中にいるようなポカポカした空気の中にいつも居たいものだ、と思う。

2012.4.7 『ビジネスマナー』

新入社員が各企業に入社して、ビジネスマナーの研修も行われているだろう。服装や身だしなみ、あいさつの仕方、名刺の授受のし方、エレベータの乗り降りのし方、会議室や応接室の席順、タクシーの乗り方、電話応対のし方、話し方や聞き方、などなどいろんなことを覚えなければならない。マナーやエチケットは知らないと損をする し、 恥をかく。会社や組織の品位を落とすことになったり、ビジネスがうまく行かない原因になることもある。人と 人が 気持ちよく関係性を持って、互いの理解促進になるための潤滑剤として大切だ。エチケットやマナーはビジネス の 場だけでなく、社会生活をして行くために必要な資質、長い間かけてカタチづくられて来た合理的で美しいもの だ。 きちんと身につけておきたい。

2012.4.6 『ガソリン高騰』

ガソリン価格が上がっている。3年半前の水準になっている、という。国道沿いのスタンドにはリッター150円後半の店も出て来た。ガソリン価格の高騰は、車に給油するマイカーの経費増もさることながら、物資の輸送に関するもののすべての原価に跳ね返ってくる。ある程度織り込み済みの業界もあるかと思うが、輸送関係のビジネスは苦戦を強いられる。これが消費者の負担になるのは当然のことで、家計の負担も重くなってしまう。不安定な国際経済に右往左往するわれわれの暮らし、早く安定して欲しいものだ。

2012.4.5 『防犯ニュース』

新聞の朝刊折り込みで地元警察署からのチラシが入っていた。「わたしたちの街防犯ニュース」として、警察署管内で起こったさまざまな犯罪が地域ごとにまとめられ、今月、年間累計のデータとして報告されている。刑法犯罪、街頭犯罪、乗り物盗犯、路上強盗、ひったくり、社上狙い、性犯罪、空き巣や忍び込みなどの侵入犯罪、万引き、コンビニ強盗…とよくもまあ、こんなに犯罪の種類があるものだ、と思える。ということは、自分もこういった犯罪に巻き込まれる危険がある、ということだ、日ごろから防犯の備えをしなければ、と思った。

2012.4.4 『北朝鮮の社会情勢』

各国の駆け引きが大変だ。北朝鮮のIAEA核査察を巡る6か国協議ができるかどうかの駆け引きがめまぐるしい。核の存在をちらつかせながら国際取引をする北朝鮮。ミサイル発射をチラつかせ、このカードでまた国際間の取引をする、という姑息な手段。欧米の並みいる国々も手をつけられない。よくもここまでいろんな、有りえない偏った策が次から次に出てだくるものだ。自分が行っている不快なことを差し置いて他人の小さな言動をひっきりなしに非難する。人間は誰しも穏やかに笑顔を持って暮らしたいと思っている。国民総幸福度の向上を標榜するブータン国の国民の柔和な顔つきと比較すると、まるで対極にある、厳しい悲しい顔をした一般市民(国民)がかわいそうに見える。

2012.4.3 『春一番』

今年の春一番は無かったようだ。2月末から3月にかけて、生温かい風が吹かなかった。桜前線が東に東に移動しているが、花便りが聞こえるまでこの風が無かった。気候が変化しているのだろうか。今年の夏も猛暑になりそうだ。自然災害があちこちで起こっているのと、この気候の変動は何か連関がありそうで仕方が無い。3月31日、北関東地方は生温かい南からの強風が吹き荒れ、鉄道があちこちで運転を見合わせた。 今日、3日は夕方から関東地方で大荒れの暴風雨が吹き荒れる予報が出ている。吹くべき時に吹かないと、反動のような風が吹く。来週は関東地方では各地で美しいピンク色の花が見られるだろう。花を愛でで少しでも心を豊かにしたいものだ。

2012.4.2 『マグニチュード7』

にわかに首都圏直下型地震の話題が沸騰している。その被害予想があまりにも大きいからだ。文部科学省のプロジェクトチームは、今まで中央防災会議の想定には無かった、震度7の地震に都心が見舞われた時の被害想定を発表した。被災者は2500万人、家屋の倒壊39万棟、水道の被害3万4千件、電力の復旧に8日、上水道の復旧に27日、下水道の復旧に28日、便利な文化的生活を営む首都圏の人たちは陸の孤島になった時にどうやって生き延びるのだろうか。電気が無ければ信号が消える、携帯もインターネットも使えない、電車が動かない、病院の機器が作動しない、高層マンションではエレベータが動かない、水道や下水が使えなければ、飲み水に困る、調理ができない、トイレが使えない、食糧が買えない、ほとんどの生活機能がマヒする。想定だけで終わって欲しいのだが。

2012.4.1 『エイプリルフール』

4月1日はエイプリルフール、風刺の効いたジョークを言えればいいのだが、最近は何が本物で何がジョークかわからない世相だ。ジョークだと思ったら、本物の犯罪だった、なんてこともある。ジョークも思い切ったことが言えない世知辛い世の中、個人情報保護だのセクハラやパワハラだの個人の権利意識ばかり先にたち、やりにくい世の中だ。これも、人間関係が濃密に出来あがっていれば何でもないことなのだが、関係性の無いところではジョークも上手に言えない。ネットでは、今年のエイプリルフールネタなんてのが掲載されてる。
1日の夜8時頃には
トップページのような金星、月、木星の光景がまたみられるのだが、月が満月になるので、星が暗く見えるのだそうだ。今年はこんなウソを言おう。

2012.3.31 『子ども叱るな来た道だ』

子ども叱るな来た道だ。年寄り笑うな行く道だ。なるほど、昔の人はうまいことを言ったものだ、子育てしている最中の親には子ども叱るな、なんてまだわからない。毎日向き合っていると、そういう感覚など持てない。孫ができて初めてそんなことが言えるような気がする。年より笑うな、は実感として理解できる。年齢を重ねると、物事の見方、価値観もずいぶん変わって来るものだ。いずれは自分も行く道、など若い時には 考えたことすら無かった。

2012.3.30 『桜開花』

いよいよ、桜前線がやって来た。全国各地の見所情報で開花情報をチェックしてからお近くに出かけるのもいいだろう。河津桜はあちこちで咲いているが、そめい吉野になると、関東地方では4月はじめになってしまう。WEBを見ると、へぇ〜〜国内にはこんなに桜の名所があるんだ、と思う。20年ばかり前、東京の桜の満開のあと、1週間後に福島に出張したことがあったが、そこでまた満開の桜を見れた。西から東まで、開花を追いかける旅をしてみたいものだ。

2012.3.29 『迫力の無い追及』

3月27日、国会ではAIJ投資顧問、浅川和彦社長の証人喚問、迫力の無い追及質問、被疑者にはぐらかされ、迫真のやりとりは無かった。これでは、明らかに悪人なのに、ゴネ得になってしまう。この犯罪には多くの虎の子の年金が搾取された被害者がいる。営業を担当したアイティーエム証券が被害者だといった。顧問であった旧社会保険庁の人間も被害者だと言った。こんなでたらめな証言を許してはならない。断罪に処すべきだ。

2012.3.28 『金星・月・木星の天体ショウ』

3月26日夜、写真のように金星・月・木星が縦に一直線に等間隔に並ぶ珍しい光景が西の空で見られた。小さなデジカメで撮影したので、あまりクリアでは無いが、 このように3つの星が並んだのは、2004年11月以来だそうだ。2015年11月には、更に火星を入れた 4つの星が並ぶそうだ。たまたま、この日オープン前の東京スカイツリーのライトアップテストが行われたが、 スカイツリーのバックにこの天体ショウを撮影したカメラマンも多いだろう。

2012.3.27 『入社式』

4月2日(月)は大方の企業で入社式が行われるだろう。朝の通勤時はおそらくリクルートスーツの若者が慣れない通勤電車にドカドカと乗り込んでくるだろう。入社式はリクルートスーツ姿で出席する人がほとんどだ。みんな同じスタイルで同じ髪型をしているから、あまり見分けがつかない。まだ同じ社内に友人など居ないだろうから、朝は寡黙な状態。ところが、夕方、入社式を終えて、初日の研修が一段落したあたりで、友達もでき、居酒屋などに繰り出す新人も居る。翌日からは自前の個性あるスーツに切り替わり、何となくビジネスマン風になってくる。こうやって新入社員たちは、ビジネスの現場を少しずつ学び、社会人へと旅だつ。ところが、リクルートスタイルの若者はなかなか減らない。就活をする新4年生、卒業式は終えたが、まだ就活中の若者が多いのだ。

2012.3.26 『電動自転車人気』

自転車のペダルをこぐ力をアシストする電動自転車が国内出荷が40万台を超えたそうだ。発売20年あまりでバイクの売れ行きに迫って来たということだ。最初にヤマハが売り出した時の価格が14万円あまり、今は10万円を切るものが発売されている。技術開発も進み、バッテリーの軽量化、バッテリー寿命の長期化などが図られている。宅配業界でも注目して、都市部の配達などに活用し出したというからすごい。

2012.3.25 『段取りが悪い』

東京電力の企業向けの値上げ施策、ユーザーを含む各界からの反対の大合唱に、社長が重い腰を上げた。災害が発端とはいいながら、多くの重なる不祥事による経営悪化を大口ユーザーである企業や自治体に転嫁するものだった。あまりお客に説明もなく、契約期限前に値上げをする、という理解できない施策だった。当然こんなことは理解できるわけではない。さんざん経済産業省から指導されながら、段取りの悪い行動を繰り返す経営幹部。組織の中から幹部に直言することができないような組織構造なんだろう。きちんとした情報のエスカレーションの原則、透明性のある開かれた経営、社会に対するCSRコミット、企業経営の原則のはずなのに。

2012.3.24 『事件より慰安旅行優先』

千葉県習志野警察署の対応が3月22日問題になった。習志野市に住む女性の親(長崎県在住)がストーカー被害に悩む娘のことを心配して、市川警察署に被害届を出した。しかし、「他の事件で忙しい」と言って受理してもらえなかった。犯罪はその直後に起こった。そして担当すべき警官たちはその時に北海道に慰安旅行に行っていた。県警の調べに対し、「そのことと慰安旅行は関係ないが、釈明の余地は無い」と語ったそうだ。あまりにも市民の訴えを軽視した対応に憤る。習志野署の隠ぺいを更に県警本部も自らの責任を隠すために隠ぺいしていたのだ。他の県警でも不祥事のニュースが相次ぐ。警官も人間なのだが、よりコンプライアンス(法令順守)に対してシビアな感覚を持っていなければならない職業だ。徹底した究明と徹底した教育を望む。

2012.3.23 『お金で買えないもの』

今や何でもお金があれば手に入る。昔は地域のお付き合いの範囲でみんなで支えあっていた助け合いの仕組みが 生活の中にきちんと組み込まれていた。誰もが“助け合い”だとか、“思いやり”などど言うことなしに、自然に振舞っていた。しかし、現代社会ではこういった仕組みをお金で買うようになってしまった。介護保険料を支払い、ケア マネージャに認定してもらい、お金の価値に変えたサービスが受けられる、という具合だ。福祉サービスをお金で買っているわけだ。しかし、お金では買えないものもあるのだ。健康や時間や友人など、お金では買えない。こういう、お金では買えないものが生み出せなくて、無縁社会での孤独死の悲報があちこちから聞こえてくる。元気なうちは1人で何でもできる、と思っているかもしれないが、人は支え合ってしか生きることができないのも事実だ。

2012.3.22 『春の選抜高校野球開幕』

3月21日(水)、春の選抜高校野球が開幕した。「震災から1年、日本は復興の真っ最中です…日本がひとつになり、その苦難を乗り越えることができれば、…その底力を出し…」日本中が感動する選手宣誓を、21世紀枠で参加した石巻工業高校の阿倍翔人主将が力強く行った。宣誓のくじを引き当てた時には驚いたが、チーム全員が盛り込みたいキーワードをホワイトボードに記入し、宣誓に盛り込んだのだそうだ。地元石巻の市民もテレビに釘付けだったそうだ。立派な若者の姿に、筆者も目頭が熱くなった。

2012.3.21 『自転車事故が多い』

歩道の無い道路で車を運転していると、左側を走っている自転車が怖いな〜と思う。車の目の前を平気で横断する。ほろ酔い加減で蛇行運転をする。学生の群れなど、横隊で運転している。ライトを付けないで黒っぽい服装だと、注意深く見ないと見えない。自転車に乗っているほうは、「そんなの関係ネェ」の体で道路交通法など考えても いない。自分が車の運転ではなく、自転車の運転だったら、やはり安易に同じことをするかも知れない。自転車に乗った時でも道路交通法を守らなければならないのだ。

2012.3.20 『ネットビジネス』

スマホ(スマートホン)の流行で、ネットビジネス界が賑わっている。インターネットショッピングが実に手軽にできるようになり、無料で手に入れたアプリケーションを起動して人差し指1本で欲しいものが手に入るようになった。支払いは大丈夫?と考えるよりも便利さには叶わないのだろう。欲しいものを必死でガマンして、お金をコツコツ貯め、店に向かうあの、ワクワク感、やっと手に入った満足感、なんてのは、今は昔、だ。ネットショップは筆者には絶対に向かないのがわかっているから、利用しない。便利なことの裏側にはさまざまなリスクが潜むことは知っておいたほうが良い。利用者が知らないうちにパスワードの盗用や購入情報の履歴把握などが日常茶飯事で行われているなど、あるそうだ。

2012.3.19 『寝台特急日本海さよならラン』

JRの時刻改正が3月17日から行われた。これを機に、いままで活躍して来た懐かしい車両が引退した。青森から大阪まで15時間かけて走って来た寝台特急「日本海」もさよならランをした。長年利用して来た人たちはおわかれを惜しんだ。列車にまつわる想い出はそれぞれの人たちの胸に刻み込まれているだろう。筆者も東京に出て来る時に「津軽」という青森から上野まで走る寝台急行で朝の上野駅に降り立った想い出がある。車窓からはそれぞれの地域の夜の風景が織りなし、故郷を離れてこれからの都会暮らしに馳せる希望や不安が交錯していた。こういった古きよき風物詩的なものがどんそん消えて行く寂しさも感じる。

2012.3.18 『童謡のふるさと』

「童謡のふるさとを訪ねて」横山太郎著、明治書院出版(平成23年12月初版:¥1,200)は読み応えのある本だ。著者の横山さんは、テレビなどによく出演されるアコーディオン奏者。氏が童謡、唱歌のふるさとを求めて全国を歩き、足で稼いだ紀行が読みやすい文体で書かれている。今でも歌い継がれている唱歌誕生の秘話やエピソードが綴られている。どんぐりころころ、赤いくつ、たきび、荒城の月、うさぎとかめ、春よ来い、故郷、などなど、歌にまつわる記念館や作者ゆかりの地も紹介されている。時間をつくって訪問してみたいところばかりだ。

2012.3.17 『マラソン代表決定』

8月開催のロンドンオリンピックマラソン競技の代表選手男子3名、女子3名が3月12日に決定した。男女ともに3名の枠しか無いから、選考委員も迷うことだろう。しかも選考の経過を国民に納得の行くように説明しなければならない。オリンピック競技のフィナーレを飾るメインレースだけに、選ぶほうも選ばれるほうも責任も伴う。6人の選手たちにはプレッシャーの中当日までのコンディションづくりが大変だと思う。悔いの無いベストなレースにしてもらいたい。そして、欲を言えばメダルを取って欲しい。

2012.3.16 『障がい者の死亡率が高い』

東日本大震災で被災し、亡くなられた方々のうち、障がい者の死亡率が高かったということをTVが報じていた。身体にハンディキャップを持った人たちが、緊急時の避難にあたってそのハンディキャップを補うことができなかったことは想像できる。目が見えない人たちはガイドが無いと自由に道を選択したり障害物を避けたりできない。耳が聞こえない人たちは手話通訳者が居ないと避難誘導の音声が聞こえない、車椅子の人たちは、高低差のあるところを自力で動けない、などの障害がある。これらを地域福祉の現場でどう対応するか、が論じられ始めた。

2012.3.15 『ふるさと』

いまだにふるさとに帰れない人たちの気持ちと苛立ちはことばに表せないものがあるに違いない。♪うさぎおいしかのやま〜、の唱歌に歌われている通りの情景と思い出がそこにはある。自分の心のよりどころ、心が還る場所がふるさとだ。地域のつながりが、地域の文化が、地域のエネルギーがそこにはある。ふるさとを失った人たちの慟哭は察するに余りある。不条理な力で奪われたからこそ、余計悲しみは深い。“絆”だの“復興”だの言っても戻らないのは戻らないのだ。戻るようにする解決は誰もしてくれない。人はふるさとからパワーをもらえるから地域の再生ができるのだ。

2012.3.14 『ホワイトデー』

お菓子の業界が広めたこの新しい習慣、12日から13日にはデパートや駅前のお菓子屋さんに男性の客が列をなす。業界の戦略に乗せられてすっかりこの季節の風物詩的になって来た。クリスマス=ケーキ、バレンタイン=チョコレート、ホワイトデー=キャンデー、と言った具合いだが、今年のホワイトデーの売れ筋は、スイーツブームに乗って、様々な高級お菓子が軒を連ねている。バレンタインデーのお返し文化として1か月後の3月14日にしたあたりは日本的だが、1980年頃からの流行らしい。女性雑誌などでは、3倍返しなどと表現したものもある。たまんないな〜。欧米には無いこの新文化、最近は韓国や中国に飛び火しているそうだ。

2012.3.13 『見れば見るほど、聞けば聞くほど』

2011.3.11未曾有の大災害への対応が、1年経った今さまざまな角度から検証されている。自然災害に加えた“原発災害”という人災が追い討ちをかけた結果、予想だにしなかった多くの被災者を生み出し、今なおふるさとに帰れず、遠く離れたところにバラバラに住む苦しさに耐える人々が多いという現実。これらの現実が多くのメディアを通して我々の目に、耳に飛び込んで来る。その光景は、制作者のフィルターを通してチョイスされ、編集された情報なので、現場でつぶさに見た光景とはまたかけ離れる面があるが、真実は次第に明らかになって来た。天災も未曾有ながら人災はもっと広範囲に強烈なインパクトを与える未曾有のできごとだった。そしてまた、天災は防げない ことなのだが、人災は準備していれば防げた事故であった。準備の無さ、情報公開の遅れがより被害を大きくした。

2012.3.12 『あれから1年』

涙がいっぱい出た。誰しもこの1年をそれぞれの想いで振り返ったことだろう。地震〜津波〜原発事故〜避難〜がれき処理〜除染、家族との別れ、仕事を失った…天災と人災の連鎖に、苦しんだ。肉親や友人を失い、もう帰って来ない心の空白を埋めるすべが無い。生きる希望が見いだせず、自らのいのちを断った人。もう出ないだろうと思える涙がまだまだとめどもなく流れる。なかなか思うように進まないがれき処理も受け入れ自治体の住民の反対でなかなか進まない。住民エゴ丸出しの様相は、やり場の無い思いにかられる。今までの価値観を変えて挑んで行かないと、復興とは名ばかりで前には進まない。復興庁の動きもまさにそうだ。

2012.3.11 『愚人・凡人・賢人』

この3つの違いは次のようになる。愚人=自らの失敗を生かせず、同じ失敗を繰り返す。凡人=自らの経験しか活かせず、新しいことに直面すると右往左往する。賢人=自らの経験に加え、先人の経験をも生かす。本を読む、講演を聴く、友人をたくさん持つ、など学ぶ機会はいっぱいある。賢人になりたいと思うのだが、いつまでたっても、愚人・凡人のままだ。

2012.3.10 『モンスター』

モンスターペアレンツということばが流行した。現役の学校の先生によると、こういった常識が無い、常軌を逸した親たちがちらほら存在するという。こどもの成績が悪いことを学校や教師の責任としてクレームを付ける、給食がまずいからといって給食費を滞納する、ささいなこども同士の喧嘩で学校にクレームをつける、などなど。先生はこどもたちに勉強を教えるのが役割なはずなのに、こういったモンスターたちの対応をするのに大きなエネルギーを割かなければならないし、その予防のために準 備することが大変だという。いったい誰がこんな社会にしてしまったのだろう?そう、教育だ。教育の荒廃が、こういうモンスターを大量生産してしまった。企業の新入社員もこういった人類が多く、人事担当者を困らせている。

2012.3.9 『もらって嬉しい手土産』

お客様がお越しになる。何か手土産のひとついただくと嬉しいものだ。また、こっちが訪問する時には、何を持って行くか迷う。インターネットリサーチが調査した手土産に関するデータでは、1位 洋生菓子・洋半生菓子(ケーキ・シュークリーム・プリン・ゼリーなど) 50.4%、2位 和生菓子・和半生菓子(まんじゅう・どら焼き・ようかんなど) 34.2% 、3位 相手の地元の特産品 25.3%、以下チョコレート・キャンデー、 お酒、フルーツ、お茶・コーヒー、と続く。 もらってうれしい「手みやげ」の1位として過半数の支持を得たのは、「洋生菓子・洋半生菓子」(50.4%)、2位は「和生菓子・和半生菓子」(34.2%)だった。いずれにしても、相手の喜ぶ顔を想像しながら選ぶことがたいせつ。相手がもらった時にどんな反応をするか、など想像しながら選ぶのも楽しいものだ。

2012.3.8 『党首の密会』

民主党と自民党の党首が密会していた、ということが報道された。消費税値上げを主張する野田総理大臣と、早期衆議院解散を主張する谷垣自民党総裁が双方の言い分の実現をうまく口裏を合わせていたのでは?という見方だ。その証拠が、2月29日の国会の 党首攻防、聞いていて何か迫力が無いなあ、と思っていた。野田総理から谷垣総裁に逆に質問し、「そうです」と言わしめている場面や、谷垣総裁の発言に、「私もそう思います」といった、良く言えば双方の歩み寄りの姿勢が見えていた。最初から双方の談合が働いていたのでは、と見られてもおかしくは無い。双方密談は無かった、と主張してはいるが、政治の駆け引きのこと、あってしかりだろう。いや、党首が直接会って、互いの合意(アサーション)をして行くことは歓迎すべきことなのだ。これで、消費税値上げが決まり、衆議院が解散、総選挙に突入、というストーリーだろう。国民不在の政治がまだまだ続く。

2012.3.7 『冷たい雨』

関東地方は一昨日、冷たい雨が降り続いた。季節の分かれ目のしとしと雨、これが上がると、春一番が吹いて一気に春に突入だろう。♪春よ来い、早く来い、歩き始めたみーちゃんが、赤い鼻緒のじょじょ履いて、おんもへ出たいと待っている〜(相馬御風作詞、弘田龍太郎作曲)は、この頃の情景をうまく歌っている。やがて土筆が目を出し、菜の花が咲き、桜前線が南からやって来る。日本は四季の移ろいが上手に楽しめる情緒あふれる国だ。でも、来る3月11日は、思い出したくもない悪夢の日だった。1年前のこ とを想い、鎮魂の気持ちを東北に捧げ、まだまだ支援を必要としている人たちに何か、できることをしたい。

2012.3.6 『目的地はどこだ』

『どこに行こうとしているのかわかっていなければ、どの道を通ってもどこにも行けない。』英語では『If you do not know where you are going , every road will get you nowhere.』。このことば、元米国国務長官で、ノーベル平和賞を受賞したヘンリー・アルフレッド・キッシンジャーが言った。どこに行こうか決まっていなければ、どういう道を歩けば良いかは判断がつかない。やみくもに歩いたらどこに着くかもわからないし、何がそこにあるかもわからない。どこに行って何をしたいのか、きちんと整理しておきたい。

2012.3.5 『消費税値上げ』

消費税値上げ問題がニュース面をにぎわせている。長引く景気の低迷で、 税収が落ち込み、社会保障や公共事業が思うように進まなくなったことから、財源確保が必至ということだ。かつて民主党が掲げた国民に対する社会保障政策がいつのまにか消えているものが多い。理念を掲げるのは簡単だが、その財源の捻出までは考えていなかった。国民の人気取りの政策でしかなかった、ということになる。そういうことを言っていても始まらないのが、少子高齢化で高齢者への社会保障を人口が少ない若年者が負担する、とう問題。若い人たちは多くの高齢者たちを支え、そして自分が支えられる頃には先細りで保障が無くなってしまう、という事実。これは何とかしなければならない。かつて官僚がつくった予測やシナリオがことごとく狂っているのだから。

2012.3.4 『人生を積極的に生きるには、諦め上手になることである』

諦めることはなかなか難しい。一度踏み込んだコースを諦めて、またリセットすることに人は恐怖を抱く。例えば、登山をしていてもう少しで頂上、というところで天候が急変したとしよう。諦めて麓に戻ればよかったのに、せっかくここまで来たのだから、と言って強行したために遭難してしまった。諦めることができない悲劇だ。諦めるには勇気が要る。自分という器に新しいものを入れなければならない時も今までの何かを諦めなければ新しいものは入らない。諦めなかったために、どっちも中途半端になることがある。社会学者の加藤諦三は、『人生を積極的に生きるには、諦め上手になることである』と言っている。

2012.3.3 『LCC』

Low Cost Carrier の略だ。国内便で往復500円の航空券が出た。Peach航空が出した価格破壊のチケット。あらゆるコスト削減をしてこの価格をはじき出した。チェックインカウンターは、ロビーのいちばん端、荷物は有料、引き取りは倉庫の前、乗ったあとの水1杯150円、サービス何も無しだ。筆者だったら乗らない。心地よいサービスはお金を出して買うものだから、サービスが欠けて運賃だけが安くても心持ち満足しない。中国の春秋航空が今一番熱いのではないか。佐賀空港から上海まで3000円。国際的にみても日本のLCCは遅れているという。地方の空港とLCC会社がジョイントした流れはこれから続いて行くだろう

2012.3.2 『マニュアルは有っても機能しない』

安全神話で塗り替えられてしまい、危機意識に欠けていた電力会社や国の原子力発電関係者。こういった事態になってしまい、今3月11日から数日間にわたって起こった“想定外”の事態の反省が盛んに行われている。普通の軽微な事故だったら、たぶんもみ消されているだろうが、そうは行かない事態になった。数々の危機マニュアルはそれなり有ったようだが、このマニュアルがほとんど機能しなかったという。企業などでもマニュアルはたくさんつくる。ちょうど企業のBCP(Business Conyinuing Plan)が流行語になっていて、マニュアルとして整備してあった会社が多かった。しかし、このマニュアルもほとんど機能しなかったと言う。そのマニュアルを使うのは人間。マニュアルは頭のいい人が書けば終わるが、いかにそれを応用して、咄嗟の時に人間が動くかが大切になって来る。仏つくって魂入れず、ではまずいのだ。

2012.3.1 『こどものサッカー』

“こどものサッカー”に例えたらこどもに失礼だとは思うが、原子力事故検証の委員会が表現したこのことばは、上手いこと言ったもんだ、と思った。3月11日以降起こった福島第一原発の事故対応をする政府や電力会社の対応を、こう表現した。まさにその、蜂の巣をつついたような騒ぎを言い得ている。サッカーはきちんとフォーメーションが決まっていて、役割分担があって、呼吸を合わせ、アイコンタクトをし、ボールを早いパスワークでつなぎ、ゴールに導く。ところが、こどものサッカーはボールを奪わんとしてみんながボールに集中し、フォーメーションが無い。当時の政治家も原子力関係者もワンワン騒いでいて統制が取れなかった情景を表している。わが国の危機管理の甘さが露呈した事態だった。

2012.2.29 『苗字』

珍しい苗字の方に遭遇した。八月一日(ほずみ)さん。読めなかったが、名刺には丁寧に振り仮名がふってあった。相手が読めないので、ふってあるのだろう。読めないけど一度聞いたら忘れない名前だ。ネットで調べたら、群馬県に多いそうだ。8月1日に稲の穂を摘むからとのことだ。四月朔日(わたぬき)、四十九院(つるしいん)、百千万億(つもい)十一月二十九日(つめづめ)など、それぞれ意味があって、名前として使われたのだろう。

2012.2.28 『給水の失敗』

第6回東京マラソン、誰もが埼玉県教育委員会の川内選手の優勝に期待し、見守ったと思う。この市民マラソンをオリンピックの予選に仕上げた東京都(というより、石原知事の肝入りだと思うが)の力がすごい。賞金も出るし、たいしたもんだ。レースが一段と面白くなった。猪瀬副知事(6時間40分で完走)や南相馬市の桜井市長(4時間9分で完走)など数々のドラマが有った。川内選手は、給水で3回も失敗して、すっかりペースを崩してしまったと振り返っている。“なんの給水くらいで”と思うかもしれないが、フルマラソン27回完走の筆者からすれば、給水は大きなファクター。ランナーはこれを楽しみにペース配分して挑む。燃料切れもあるが、これがメンタルに与える影響が大きいことは想像がつく。最も、あらゆることを想定して給水ができる戦術を考えて居なかった川内選手の作戦負けでもあると思う。給水に失敗した場合のリスクを考えていなかったのだから。

2012.2.27 『箸づかい』

このところ。和食の店やレストランで目に付くのが、箸を正しく持てない若者。子どもの頃、ひとつの作法として母親から厳しく躾られたが、最近では、親の世代が作法をこどもに教えられないのだろう。いい年齢の人でもぎこちない人が結構居る。箸の作法でタブーになっていることがある。ねぶり箸=箸を口の中に入れてなめたりしゃぶったりする、迷い箸=どの料理をしようかと器の上をあちこち動かす、こみ箸=箸で口の中に食べ物を押し込む、さし箸=料理に箸を突き刺して食べる、よせ箸=向こうの器を箸でこっちに寄せる。などなど持ち方も去ることながら、使い方にも上品な仕草(マナー)がある。

2012.2.26 『物からの解放』

国民生活審議会会長や東京大学名誉教授を努められた木村尚三郎さん(1930−2006)は、1996年第一生命の顧客情報誌に「成熟社会を生きる・物からの解放」というエッセイを発表している。1996年といえば、91年にバブルが崩壊し、平成不況が始まって4年後だ。時代は成熟化経済の地固め、と言われていた。「グッズフリーの時代」「自分の幸せにとって何がもっともたいせつかを守っている人は物へのこだわりが無い」「自分にとって何がたいせつかをわかった上で充足的、意思的、知的に生きることだ」と説いている。あれから16年、私たちの暮らしはそうなっているだろうか。

2012.2.25 『子育て支援』

保育所が足りない。どこの自治体でも待機幼児(保育園に入れず、空きを待っている幼児)が多い。いろんな施策を講じてはいるのだろうが、一向に“これだ”という解決策が出てこない。出産後も働く女性が増えて来たことを反映しているが、こういった人たちの支援を、国をあげてやって行かないと、少子高齢化に歯止めがっからない。50年後には国の人口が8000万人になる、というデータがある。1年で政令指定都市(100万人以上)ひとつ分の人口が減る、という試算だ。こどもの教育費にお金がかかる から、働かなければならない。たくさん生むとその分だけ大変になるので少ない子どもでもいい。若いお母さんたちが安心して子どもを産み、育て、経済的に安定する社会をつくらないと、消費税がどんどん上がって行く社会になってしまう。それより何より、高齢者だけで小さな子どもが居ない地域なんて、希望もエネルギーも無い、下向きの暮らしだ。お金だけの問題では無いのだ。

2012.2.24 『誰かのために役に立つ』

社会とは、老若男女、国籍、年齢、性別、居住地、仕事、思想などなど、様々な人がつながって暮らす大きなかたまり。手話で“社会”を表現する時は、両手の“グー”を自分のほうに向けた状態で“男”を表す親指、“女”を表す小指を立て、両方小指をくっつけ、グルっと手前のほうに円を描くと“社会”を表す。社会とはそういった存在だ。この社会の中で自分が生き甲斐を持って楽しく、充実した暮らしをするためには、「自分の持っているものを誰かのために役立てる」ということが必要だ。自分が社会のために役立っている=自己肯定感はとてもたいせつな心持。そこにお金が絡んでもいいが、金の切れ目が縁の切れ目になるようでは、金が関係性を保っている状態。ところが、お金が絡まない、心と心の関係性(例えば肉親、親友、ボランティア…)は生涯続くものとなる。自分を解放して、みんなが誰かのために役立つようになれば、無縁社会など無くなる。

2012.2.23 『メンタルモデル』

何かに遭遇した時、何かを見た時、その人はどういう物事の見方をするか、どういう物事の感じ方をするか、その人なりの見方、感じ方の特徴を「メンタルモデル」という。例えば映画を観たとして、その人なりの見方があるから、実際に見ていても眼に焼きついていないことがある。それぞれのフィルターを通してみているから感じる部分が違う。その映画の評価はその人の心のフィルターを通したものになる、。「心ここに在らざれば、見れども見えず」ということばもある。感じ方もいろいろだ。だから、インターネットのクチコミなどはそういう目で見なければミスリードしてしまう。相手のその特徴を理解しておくとおもしろい。しかし、自分のメンタルモデルはなかなか気がつきにくい。

2012.2.22 『ビッグデータ』

インターネットの発達に伴って、私たちは多くの情報の中で生活している。情報に飲み込まれて居ると言ってもいいかもしれない。特にスマートフォンになって、情報のアクセスが著しくし易くなり、発信される情報の量も“爆発”と言っても過言ではないくらいに増えている。しかしこれらの押し寄せる情報のうち、99パーセントは活用されないでただ垂れ流しているだけ、という分析がある。こういった情報をもっと積極的に利用し、社会に役だれられないか、といううことで「ビッグデータ・ソリューション」なる技術が開発されようとしている。2009年頃からこういった概念が言われだした。

2012.2.21 『ことばいろいろ』

「見る」ということばが尊敬語では「ご覧になる」、謙譲語では「拝見する」となる。「食べる」では尊敬語で「召し上がる」、謙譲語では 「いただく」。「来る」では尊敬語で「いらっしゃる」、謙譲語では「参る」となる。日本語にはこのような相手のことを考えた美しい表現が多い。更に丁寧語があり、「です」「ます」を付けたり「ございます」を付けたりする。現代社会では、若者ことばが流行し、このような表現があまり活用されなくなってしまった。

2012.2.20 『休眠預金』

誰しも、昔つくった預金通帳で、数円かの残金があって、忘れかけている口座がまだ残っている、という通帳を持っているのではないだろうか。国の試算では、こういった預金の残高が800億円にもなるという。この預金を社会のために活躍するNPOなどの活動に支援したらどうか、ということが政府で検討され出した。どうも、銀行の貸し渋りで思い切った事業をプランするリスクのある企業や中小企業などに貸してくれない、NPOなどに資金が動かないなど、政府内に銀行に対する不信感があるようだ。銀行協会では、当然預け入れが減るので反対しているが、眠っているお金は動かさなければ価値を発揮しない。いろんなハードルがあるにせよ、有効に活用されることを望みたい。

2012.2.19 『四苦八苦』

お釈迦様の教えの中にこのことばがある。日常では、『新しいことに挑戦してるんだけど、四苦八苦している』『どうもうまく行かず四苦八苦している』などのように、なかなか思い通りに行かず苦労している様を言う。お釈迦様の教えでは、「生・老・病・死」の四苦に加え、「怨憎会苦・愛別離苦・救不得苦・五陰盛苦」の4苦を加えて八苦という。怨憎会苦=顔を見るのも嫌な人とも会わずには生きて行けない、愛別離苦=愛する人とも別れなくてはならない、救不得苦=求めても欲しいものが手に入らない、五陰盛苦=金、地 位、異性などなど煩悩が尽きない。人生ままならないことばかり、を表すのが四苦八苦だ。

2012.2.18 『ボルタとマッハ』

18日は電池の発明をした『ボルタ』、速度の単位を開発した『マッハ』の誕生日だという。電池を発明したアレッサンドラ・ボルタは1745年、イタリアに生まれた自然哲学者。濡らした布を2種類の金属板ではさみ、これを何段も重ねると安定した電流が得られることを発見し、1800年に研究論文をロンドン王立協会に提出した。これが電池の原型。電圧の単位ボルトに名を残している。
マッハ数を生んだマッハもこの日に誕生した。音速を基準にした速度を表すマッハ数にその名を冠しているが、超音速とジェットの研究に大きな業績を残したほか、当時万能であったニュートン力学に激しい批判を浴びせたことでも有名だ。1マッハ=時速1225キロメートルだ。

2012.2.17 『春の足音』

夕方5時を過ぎても少し明るくなった。朝の日の出が少し早くなった。3月20日、春分の日までは少しずつ日が長くなり、この日が昼と夜の長さが同じになる。晴れた日の陽射しが何となく暖か味を帯びて来たような気がする。2月14日は暦の上では立春だった。まだまだ寒い日もあると思うが、地面がだんだん暖かくなって空き地には蓬(よもぎ)の若芽が出ている。北国ではまだまだ雪に埋もれている。新芽が出るのは4月中旬。♪白樺〜青ぞ〜ら南風〜という「北国の春」はこの情景をうたっている。

2012.2.16 『情報戦争』

ホームページの改竄(かいざん)や組織のコンピューターシステムのデータを盗んだり改竄する事件が多発している。こういったコンピュータ上の悪さをする犯罪をサイバー攻撃というが、現代社会は情報のハンドリングはほとんどすべてがコンピュータ上で行われている。大量の機密情報を瞬時に処理しているから、攻撃された時の影響も大きい。防御のための仕組みも進化しているが、ハッカーの技術も進歩し、暗号の解読やパスワードの解析などで、いとも簡単にやられてしまう。社会に与える影響が大きい。戦争は、飛行機を飛ばしたりミサイルを撃ち込んだりの物理的なものから、情報操作による社会へのダメージで相手を打ちのめす方向に変わって来た。怖い時代になったものだ。

2012.2.15 『It's now or never.』

英語で、「やるなら今だよ!」とか、「今しかないよ!」といった意味だ。アメリカの老人ホームで、ある学者がアンケートを行い、「人生で後悔していることは何ですか?」問うたそうだ。そうしたら、9割以上の人が全く同じ回答をしていた。 その回答とは、「もっと冒険しておけば良かった。」だったという。
「あの時、あれをしておけば良かった。」
「思いきってやっておけば良かった。」
「勇気を出してチャレンジしておけば良かった。」
ほとんど全員が「やってみて失敗したこと」には後悔しておらず、「やらなかったこと、やれなかったこと」に対して大きな後悔をしていたことだった。リスクのあるチャレンジングな人生のほうがいいのだ!

2012.2.14 『冬のホウレンソウはカルシウム3倍』

冬に採れたホウレンソウは、夏のものよりもカルシウムが3倍多いそうだ。カルシウムの量などは測定しなけらばわからないのだが、食べてみてそのような気がする。甘みが有り、身が締まっていておいしいことこの上ない。100グラムあたりのビタミンCは、みかん2個分あるという。これは、ビタミンE(あんきも、いくら、いわし、たらこ、菊の花、とんぶりなど)と一緒に摂ると、抗がん作用、脳卒中予防、心筋梗塞予防効果がある、というから、いい事尽くめだ。ほうれんそうの原産地はコーカサスからイランあたりの西アジアだそうだが、江戸時代初期に日本に伝わったらしい。ポパイがほうれんそうを食べて元気もりもりになるマンガが有ったが、懐かしい。♪ポパイザ、セーラーマ〜ン!

2012.2.13 『わが子を殺める』

何という残忍な出来事だろう。母親が育児に疲れ、わが子を殺めてしまった。核家族化で周囲に相談する相手もいない孤独なママが増えている。昔なら、じいちゃんやばあちゃんがすぐそばに居て、何でもす具に相談でき、子育ての智恵も授けてくれた。最近では、自治体で子育てサロンなどを開いたり、ネットでヤングママたちが呼びかけあい、気の合った仲間と集まる人が居る。しかし、こういった仲間づくりが苦手な人はこういうところにも行くことができない。児童相談所などでももっとキメ細かい活動をしなければならないのかも知れない。

2012.2.12 『政治塾に超応募』

大阪市の橋本徹市長が主宰する地域政党「大阪維新の会」が維新政治塾を開催する、ということで、公募をしたところ400名の定員に対して1,000人を超える全国からの応募が有ったという。年間12万円払って月に2回の勉強会を開催するそうだ。何と元国会議員や中央省庁のキャリア組みや弁護士などが名を連ねているという。次の衆議院議員選挙に300名を擁立する、というから、前回の衆議院議員選挙で民主党の大量勝利で、末席に名を連ねた候補者まで日礼代表で当選、たなぼたで議員になった経緯も あることから、今の橋本徹氏の勢いからすれば、その再来も考えられる。維新の船はこれから制作を議論して作り上げるそうだ。既成政党の思惑もからみ、これからの動きが気になる。

2012.2.11 『国風盆栽展』

プロ・アマチュアを問わず、盆栽作家の年に1回のお披露目の場が国風盆栽展。昭和9年(1934)3月、第1回国風盆栽展が開かれた。国風(こくふう)とは、その国特有の風習、文化(広辞宛)という意味で、盆栽を我が国固有の文化、芸術としてとらえて命名したそうだ。今年は第86回、2月4日から今日まで、東京都立産業貿易会館台東館(浅草)で開催された。全国の愛好から応募があり、入選した日本一クラスの盆栽250点 あまりが展示された。

2012.2.10 『GKB47』

AKB48はアイドルグループの名前、GKB47は政府が進める自殺対策キャッチフレーズのコピーライト。総理大臣が国会で“少し違和感を覚えるので検討する”と言い、議長が検討のしなおしを指示するなど、お粗末な議事展開があった。しかし、このコピーライトを考えた人間も考えた人間、ここに出て来るまでには相当な議論を経て決定に至っているはずだ。お役人のセンスを疑ってしまう。 72の民間団体が抗議声明文を提出した。Gate Keeper Basicの略でGKB、47都道府県で47、明らかにAKB48をもじっていると思われる。声明文は的を突いている。各地域の自 殺予防対策に尽力しているNPOが名前を連ねている。キャッチフレーズの代案として、「弱かったのは個人の力ではなく、支える力でした」「あの人がこの世から消えないように、僕たちに何ができるのだろう」などを挙げている。

2012.2.9 『50年後は人口8千万人に』

人口問題研究所は、2070年にはわが国の人口が4千万人減少し、8千万人になる、と予測した。毎年政令都市ひとつ分の人口が減る計算だそうだ。人口ピラミッドを見ると、極端な逆三角形型で、上のほうが広がっている。今にも倒れそうなアンバランスな形だ。少子高齢化社会と言われるゆえんだ。だから、街の中にセレモニーホールが林立するのだろう。業者はビジネスチャンスとばかりに動いている。これでは、さまざまな社会システムが立ちいかなくなってしまう。消費税値上げの議論もこういった背景から来ているのだ。

2012.2.8 『雪降ろし』

北陸や東北の豪雪で雪降ろし中の転落事故や屋根の下で落ちて来た雪に埋もれる事故が相次ぎ、死亡者が出ている。連日報じられているが、豪雪地帯で育った筆者にはこの理由が最近の暮らし事情に拠るものではないかと思っている。昔は屋根から転落して亡くなるなど聞いたことが無かった。屋根はだいたいトタン屋根、雪の重みに耐えられないし、雪降ろしのスコップで傷がつくといけないので、瓦屋根は無い。その屋根には雪のすべり止めのヒコーキと言われる部材がところどころ取り付けられてあった。最近ではこれが無く、わざと雪が滑り落ちるような構造が多い。雪降ろしの手間を省くためだ。家の機密性も良くなり、暖房の熱で屋根の表面が少し溶けたところでズルズルと落ちる 仕組みだ。ところが、降る量が尋常では無いため、滑り落ちないで積もり、その重みで障子が開かなくなったりするので屋根に登って降ろそうとしてすべり落ちてしまう。しかも雪降ろしをするのは、若い人ではなく、高齢者だ。高齢化と最近の住宅事情が被害を大きくしている、と言える。

2012.2.7 『人気企業ランキング』

大学3年生(来年4年生)の就活が活発に行われているが、現在の内定率は55%程度、厳しい就職戦線が展開されている。就職情報会社ダイヤモンド・ビッグアンドリードは、1月31日、来年春に卒業する大学生・大学院生の就職先人気企業ランキング調査結果を発表した。文系トップは男子が三菱商事、女子は東京海上日動火災保険と、上位に総合商社や金融機関が目立った。理系は3年続けて男子が東芝、女子は明治グループがトップだった。相変わらず世相を反映した、大学生の大手有名企業への就職希望が続く。

2012.2.6 『静電気でパソコン故障』

関東地方の雨無しによる空気の乾燥は40日近く続き、1月20日の雨で少しお湿りがあり、2日後には雪に、これで一段落した。雨無しの乾燥が続くと静電気が発生し易くなる。空気中に電気が放電されにくくなり、指先に発生した場合、電圧は数千から2万ボルト以上になり、バチッと放電する。車のドアを開けてボディーに触ったとたんに、とい うのは良く経験することだ。帯電したままの指先で、USBポートなどのPCの信号接続部分を触るとPC内部に静電気が帯電してしまい、内部パーツがショートする可能性がある。内部でショートするため、外見的には何も起こっていないように見えても、突然のPC故障の原因になるという。使う前に静電気除去グッズを活用したり、ステンレスの流し台やベランダの手すりに触れるなどして、放出することが有効だそうだ。  

2012.2.5 『50年後は人口8千万人に』

人口問題研究所は、2070年にはわが国の人口が4千万人減少し、8千万人になる、と予測した。毎年政令都市ひとつ分の人口が減る計算だそうだ。人口ピラミッドを見ると、極端な逆三角形型で、上のほうが広がっている。今にも倒れそうなアンバランスな形だ。少子高齢化社会と言われるゆえんだ。だから、街の中にセレモニーホールが林立するのだろう。業者はビジネスチャンスとばかりに動いている。これでは、さまざまな社会システムが立ちいかなくなってしまう。消費税値上げの議論もこういった背景から来ているのだ。

2012.2.4 『再登板』

1月30日、2人の再登板が決定された。ひとりはCANONの御手洗会長が社長を兼務する人事。もうひとりは日本相撲協会の北の湖理事が理事長に。北の海は前に不祥事で理事長を辞任した人だ。その人をまた選任する日本相撲協会はほんとうに浄化されているのだろうか。こういった市民の疑惑感情を逆なでするような人事しかできない協会の体質は何なんだろう。思い切った施策で更にファンの不信感を無くすことで、彼が認められるだろう。CANONの社長人事は、企業の生き残りを掛けた思い切った施策として評価したい。経営環境が良く無い方向に様変わりする中ではほんとうに実力のある人が采配しなければならない。単なる人気取りなどでは済まされない。

2012.2.3 『供述のウソ』

年末に出頭し、オウム教団からはすっかり足を洗い、真人間になったと証言する平田被告。取調べの時には胡坐を組むクセが抜けないなどあったが、ここで、その証言がどうもウソではないかという事実が出て来た。逃走中の17年間は身も心も教団の教理に縛られた生活だった、という幇助の斎藤被告が証言している。追い詰められた人間はきっと何かにすがりつき、祈らなかったら精神的な支えは無いだろう。教理を忘れるなど有るハズが無いことだと思っていたが、やはりそうだった。ウソがまかり通るわけは無いのだ。

2012.2.2 『議事録が無かった』

国会で問題になっている。1000年に1回と言われる災害の対処をするための重要な会議の議事録が無かった。何故今頃こんな基本的なことが問題視されるのか?隠していた事実が明るみに誰かの告発で出て来たに過ぎない。一般人から見れば、“またか”の印象。会議の議事録が無いなど、ありえないことだ。議事の経過を透明化し、決定した行動や次の対応方法についてコンセンサスを得、後世に残していくのが役割のはずの重要な仕事を怠っていた責任は大きい。あとで、参加者のメモをもとに起こす、などバカなことを言っているが、そんな議事録は信憑性がなく、個人の主観が入ってしまう。情報の隠蔽体質を暴露する新しい事実はこれからもまだまだ続出するだろう。

2012.2.1 『記録的大雪』

北陸、東北地域では豪雪のため屋根の雪降ろし中の転落事故、屋根の下に居て落ちて来た雪に埋もれる、橋や家の倒壊などの事故が相次いでいる。ここ1週間の積雪は、多い所で連日50センチから1メートルの予想。北国では生活に大きな影響が出ている。雪はその重量がものすごい。橋をへし折ってしまうほどの重さだ。屋根に降り積もった雪を降ろさないと家がつぶれて しまう。降ろすにも重労働だから、高齢者世帯などはそんな労働力や、人を雇う経済力などあるはずが無い。岩手や福島などでは仮設住宅が大変な状況になっている。暖房費もまた大変だ。東北の親戚では、1か月の灯油代が2万円から3万円かかるそうだ。

2012.1.31 『選抜高校野球』

第84回選抜高校野球大会の出場32校の発表が1月27日に行われた。一般枠29校、21世紀枠3校に連盟から電話連絡が入った。選抜であるだけに、その選考経過には様々な意見が出るところだ。高校球児たちが固唾を呑んでこの日を待っていた。21世紀枠で選考された岩手県立石巻工業高校が選ばれたことには、誰しも異論が無いところだ。この21世紀枠というのが、大会をまた盛り上げる。3月22日から熱戦が展開される大会は今年も感動のドラマが繰り広げられるだろう。

2012.1.30 『花粉少なめ』

この春の花粉飛散量はすこし少なめとの予想が出ている。関東地方では平年の6〜7割ほど、東北で6〜9割程度だという。昨年8月の日照が少なかったのが理由だそうだ。花粉症で苦しむ人には朗報だ。飛散が始まる時期も少し遅めで、関東地方などは2月下旬頃からで、南関東では3月上順がピーク、北関東では3月下旬がピーク、との予報だ。 花粉情報サイトで飛散状況の速報をしている。

2012.1.29 『首都圏直下型地震の可能性70%』

東京大学地震研究所がこのほど、マグニチュード7級の首都直下地震が今後4年以内に、約70%の確率で発生する、という試算をまとめた。怖い話だが、最近の地層調査の研究などから、“ある周期での大地震発生の確率”が当たりそうな発表を聞くと、うなづける。地球も人間も生き物だ。人間も“ある周期”で生きている。地球もまた生きている。共通すつところがあるはずだ。生きた地球の生きるリズムは、ちっぽけな人間などにはとうてい変えられない、という事実がある。今まで人間が冒涜(ぼうとく)して来た地球のことをもっと知ることが必要だし、もっと畏敬の念を持たねばならない。  昨年3月11日の東日本大震災をきっかけに、首都圏では地震活動が活発化。気象庁の観測によると12月までにM3〜6の地震が平均で1日当たり1・48回発生し、震災前の約5倍に上っているそうだ。醜い、政治の主導権争いをしている暇など無いはずなのに。

2012.1.28 『避難先の建物が放射能汚染』

えっ?とわが耳を疑ったに違い無い。せっかく放射能から避難できたのに、入ったマンションのコンクリートが汚染されていた、という事件に直面した事件だった。コンクリート工場まで行政の目が行かなかった、では済まない。食品だけでなく、建築資材などの工業用原料からこのような問題が出る、など想像だにしなかった。専門家の方々はもっと声を大にして、その可能性を訴え、今までに経験しなかった小さなできごとに耳を貸さなければならない。何でも経験則で動いて行くから、こういった事態が見過ごされて来たものと思う。今一度、再チェックが必要だ。

2012.1.27 『誤認逮捕』

警察の人間が、「関係者の方々には大変申し訳ないことを…」などと言っても、失われた時間や失われた信用、人間関係などは戻って来ない。裁判のやり直しで無罪確定、警察の強引な捜査で犯人扱いなど、よくある。人権を踏みにじられた全く関係無い一般市民はその人生がめちゃめちゃになる。誤認逮捕だとわかるその大半がDNA鑑定による真犯人の割り出しだ。今までの、供述に基いた捜査は人間のミスを招く。流山市で起きた殺人事件の真犯人が17年ぶりに逮捕された。嫌疑がかかったひがいしゃの祖母は昨年他界した。肉親が殺人、と警察が決め付けてしまった。祖母は死ぬまで不条理な鎖をかけられたままで苦しんだことだろう。疑わしきは罰する、という考えは通用しない。疑わしきはよく調べる。確証が出て来なかったら疑ってはいけない。

2012.1.26 『秋入学』

東京大学が入学時期を秋にするプランを検討している、という。世界の7か国を除く各国は、秋に入学、秋に卒業するということで、世界中の優秀な留学生やドクターコースの転入生を受け入れできないことが理由だとのこと。この取り組みは、早稲田大学も数年前に取り組んだが、どうもうまく機能しなかったので、今は違った仕組みで運用しているそうだ。秋に入学となれば、高校を3月に卒業、半年待って大学に入学、秋に卒業しても新卒の就職が4月だから半年待ってから、というながれになってしまう。学生や親の気持ちからすればやりきれない重いになる人もいるだろう。アカデミーという学究 の場と考えるか、学生個人の人生を考えるかで、価値の重きが違って来る。

2012.1.25 『書き損じはがき』

今年の年賀状のプリントミス(逆さに印刷、郵便番号のズレなど)の葉書が10数枚有ったので、郵便局に持って行った。このような葉書は、手数料5円で葉書に変えてくれる。つまり45円の価値が有る、ということだ。これを利用して、書き損じはがきを集めて国際支援のボランティアの経費に使う団体もある。郵便局員が親切に教えてくれた。「抽選日が1月22日ですので、もし当たっていたら賞品がもらえます。その後の引き換えのほうがよろしいかと…」確かにそうだ。で、いったん持ち帰った。親切な郵便局の職員だった。一歩先を行くサービスが嬉しかった。でも、1枚も当たっていなかった。(^_^)    

2012.1.24 『1週間遅れの降雪』

1月20日朝から東京地方は雪になった。その後は雨になり、23日の夕刻からまた降りだして結構積もった。昨冬よりも1週間遅い積雪だったが、昨年12月17日から雨が降っていなかったから、1か月ぶりのおしめりが雪になった。雨が降らないので、空気が乾燥して、女性は肌の手入れが大変だったに違いない。足のかかとのあかぎれや、口がカサカサに乾く、といった人も居た。特に葉もの野菜の値上がりがすごかった。普通の天気が続かないといろんなところで影響が出る。この雪で転倒する人も多い。雪の中を歩く時は足の小指に力を入れないと、スリップした時にバランスを崩してしまう。北国育ちの筆者はこれができる。

2012.1.23 『ボランティアが不足』

東日本大震災から10か月が過ぎた。今、現地ではボランティアが不足している、という。ニュースから東日本の映像やトピックスが少しづつ少なくなるにつれ、現地の様子があまり伝わらなくなった。それと、時間がたつにつれ、誰でもできる行動から、より専門性を必要とする行動を担う人材が必要になって来ている、ということが言える。復興は徐々に進んでいるが、まだまだ仮設住宅に暮らし、降り続く雪おろしなどができないで困っている高齢の人などがいる。

2012.1.22 『ユースオリンピック』

オーストラリアのインスブルックで開催されているユースオリンピック冬季大会で日本勢の活躍が連日報じられている。女子ジャンプ、フィギュアスケート、ノルディックスキーなど、華々しい活躍はいいニュースだ。こういったスポーツでの優秀な成績はわかりやすいし、素直に喜べ、社会をパッと明るくする力が有る。毎日暗いニュースが多い中でいいことだ。政治や経済に活力が無いから、若い人にがんばって欲しい。

2012.1.21 『モバキャス放送』

2012年の話題の一つに“モバキャス”放送開始がある。地上波テレビのデジタル化で空きとなった旧10チャンネルから12チャンネルの周波数帯域を利用した全く新しい放送だ。「携帯マルチメディア放送」という名称が正式名。4月1日から放送開始予定だが、モバキャス専用受信機を内蔵したケータイやスマホ・カーナビ・フォトフレームが発売される予定で、それを使っていつでもどこでもテレビが楽しめるという楽しみが増える。専用のオリジナルコンテンツを流すことが特徴で、番組が一旦ファイルとして受信機に蓄積され、好きな時間に再生・視聴できることが特徴。映像品質はワンセグ に比べ10倍高画質だそうだ。次々に便利な機能が世に出て来るが、便利な機能の陰には、予想もしなかった詐欺事件などが発声することがある。よく理解して活用したい。

2012.1.20 『シーシェパード』

日本の捕鯨調査船に無法な攻撃をかけて来る環境保護団体、シーシェパード。その行動は戦争にも似て、全く持って規範の無い何でもありの攻撃だ。火炎瓶を投げつける、スクリューに向かってロープを投げる、塗料を投げつける、船に乗り移って機材を壊す。すざましい行動力。こんなことをして何になるんだろう。反捕鯨のお題目に載ってやり たい放題のことをやっている暴力集団だ。イデオロギー一辺倒のこういう荒くれは許せない。海の環境保護を訴えながら自ら海を汚して鯨を守るなどできないはずなのに。困ったもんだ。

2012.1.19 『さむっ!』

寒い、毎日寒い日が続いている。北陸から東北にかけては、毎日雪雲がかかっているから今年も積雪が相当になっていることだろう。関東平野にはカラッ風が吹いて乾燥している。12月16日以来雨が降っていないので土もカラカラ、強い風が吹くと砂ボコリがすごい。単なる「寒い」ではなく、「寒っ!」と言ったほうがニュアンスがわかる。 秋田のほうでは寒いから、あまり口を開かず、短いことばで会話を交わす。「ドサ!」(どこへ行くのですか?)「エサ!」(家に帰ります)となる。吹雪の中の会話だから、これで十分なのだ。

2012.1.18 『枕元セット』

名古屋にある防災活動をするNPO、「レスキューストックヤード」がいざ、という時のために、寝る時枕元に置いておけば助かるもののリストを広報している。昨年3月の東日本大震災では、“備え”ということが注目された。サンダル/スリッパ/ホイッスル/懐中電灯/ラップ/ポリ袋/えんぴつ/ノート/ウィンドブレーカ/工具セット/折りたたみ傘/カットバン/ホッカイロ/常備薬/携帯ラジオ/などなど。
これらの品は枕元だけでなく、いくつかは普段の持ち物として携行するのもいい。それぞれのアイテムは利用価値があり、意味あってリストアップされている。筆者も日ごろ、いくつか鞄に入れて持ち歩いている。

2012.1.17 『遺伝子組み換えパパイア』

昨年12月に遺伝子組み換えパパイアの輸入が可能になって、生食の果物が流通している。今までは大豆、ともろこし、じゃがいもなど168品目の販売流通がみとめられていたが、そのどれもが加工用の原料だった。ところが、生食のものが流通するのは今回のパパイアが初めて。シールが貼られてあるそうだ。遺伝子組み換えについては、身体に何か悪影響があるのでは、という反対論もある。原料を使った製品にはそういった表示をすることが義務づけられており、醤油や味噌など、遺伝子組み換え大豆は使っておりません、などの表示は、消費者が選ぶ際の目安になったりしている。いずれにしても、人工的に手が加えられていない作物のほうが安心して食べられる、という安心感がある。

2012.1.16 『秘書任せ?』

小沢一郎議員の裁判で、彼は言った。政治資金の管理はすべて秘書任せだ。議員の多数はみんなそうだ、と。政治資金のやりとりで、小沢議員と秘書の間で行っていることが食い違う。われわれ市民は、秘書の言うほうに軍配をあげる。秘書は、議員のいいなりになるしか無いのだから。でも、議員が秘書に任せているからといっても、管理責任がある、というものだ。報告を受けていない、なんて言い訳が通用するのだろうか。市民感覚とズレた議員の発言には納得できない。

2012.1.15 『17年間の逃亡生活』

オウム真理教の平田容疑者を17年もかくまっていた、として自首した斎藤容疑者が逮捕された。本人は、逃亡生活に疲れ、そろそろ自分に戻りたかった、と言ったという。20台前半から、常に周囲にびくびくしながら、名前を偽り、陽の当たらないところを転々として生活していたのだから、安心して眠れるような境遇では無かったことが想像 される。何のために生きていたのか、今回の自首時のひとことが言い表しているように思う。全うな人生とは何なのか、社会に自分が存在している意義とは何なのか、考えてしまう事件だった。オカルト教団に洗脳された被害者の1人でもあるかもしれない。罪を悔い改め、人生をリセット、再出発して欲しい。

2012.1.14 『時間術』

80歳まで生きたとして、生まれてからのトータル時間は70万時間になる。時間をもて余す人がいる。何もすることが無く、どうやって1日を過ごそうかと考える。時間を上手に使っていろんなことにチャレンジする人がいる。時は金なり、とはよく言ったものだ。時間活用術が上手なほうが人生得のような気がする。そのための本など、たくさん出版されている。時間活用術に長けた人は「忙しい、忙しい」などと言わず、次から次にてきぱきと物事を楽しそうに片づけて行く。「あれもやっている、これもやっている、だから私には引き受けられない」などという人ほど、実はスキマ時間が多かったりする。人生限られているのだから、上手に時間を使いたいものだ。

2012.1.13 『16年ぶりの特別手配』

広島刑務所を脱走した中国人の殺人犯が特別指名手配された。オウム真理教事件以来16年ぶりの特別手配だそうだ。それだけ、この人物の凶悪性を早期に封じ込めないといけない、ということだ。脱走した翌日には空き巣事件が発生、この男ではないかという見方だった。次々に足取りが掴め、午後には逮捕にこぎつけ、広島市民もひと安心した。特別手配だと、各県警の取り組みも違い、全国にその包囲網が敷れるという。 このところ、外国人にによる凶悪な窃盗、傷害、殺人など、今までの常識を覆す事件が頻繁に起こる。何をしでかすかわからない無法な者は社会悪として制裁をしなければ ならない。

2012.1.12 『間もなく大寒』

1月6日は24節季の小寒だった。1月20日は大寒だ。暦の上の取り決めなのだが、昔から伝わる自然をみつめた経験則は当たっている。立春(2月5日)と続き、少しずつ春の気配が感じられるようになる。寒に入っていい事、それは冬物野菜の甘みが増し、食卓で贅沢な味わいができる。ほうれんそうのお浸しなど、最高だ。こんなことも自分で作物をつくらないと味わえないことだ。ところで、この寒さで下着業界が賑わっている。ヒートテク素材の下着が、少し高いが売れ行きが良い。着て見ると、確かに快適だ。

2012.1.11 『全国で成人式』

1月9日(月)は成人の日だった。各地で成人式が行われた。東北の被災地域の市町村でも若者たちが晴れ着で参加し、20歳のたびだちをそれぞれの思いで誓ったそうだ。今年の新成人は、平成4年生まれ。西暦では1992年、バブルが弾けて景気が後退し出した頃だ。被災地では、亡くなった友人の遺影を自席の隣に置く男性が居たという。未来を託す若者が突然亡くなったことをまだ信じられない思いだろう。岩手県宮古市では、商店街が企画し、150メートルもの赤い絨毯が敷かれ、そこを新成人が歩いたそうだ。粋な計らいだ。若い新成人が喜び勇んで赤の絨毯上を歩く姿を見た何回目かの成人式の人たちも嬉しかったに違いない。

2012.1.10 『盗品が売れずに戻って来た』

ブリュッセル(ベルギーの首都)の美術館から盗まれたマグリッドの絵「オリンピア」が盗んだ犯人から戻されたそうだ。犯人は2009年9月に展示してあった絵を盗んだが、その絵は3億から7億の価値があるものだという。なるほど、絵の趣味があるわけでもなく、換金しようとしても買ってくれる人がいなければただのガラクタにしかならない。きっと盗んだはいいが、困ってしまったのだろう。無傷で戻って来たことに、関係者はホッとしたと思う。間抜けな強盗だ。

2012.1.9 『ヒートショック』

もうすぐ大寒、寒い日が続いている。家の中も、居間のような暖かいところと、トイレや洗面所のような寒いところがある。これらの室温の差でショック症状を起こし亡くなる人が年間3,500人もいるそうだ。こういった症状をヒートショック症候群と呼ぶそうだ。特に高齢者に多いというから、気をつけたい。居間から出て脱衣所で裸になり、湯船にドボンと浸かる。この急激な温度差が身体にダメージを与える。これを防ぐために、脱衣所やトイレの温度を上げておく、浴室には入る前に湯気でいっぱいにしておく、入浴は深夜ではなく、夕方にする、などが効果的だそうだ。

2012.1.8 『また“やらせ”』

テレビ番組制作の過程で“やらせ”が時々問題になることがある。新聞のニュース報道で“やらせ”が問題になることがある。“やらせ”は、故意にある状況を作り出し、世論を操作したり情報を操作したりする行為だ。インターネットの世界では、これが多い。起こるべくして起こったのが今回の事件。「食べログ」という、グルメ情報に書き込まれるレストランや居酒屋などの口こみ情報、犯人はここにニセの口コミ情報を書き込み、お店の人気を上げる。その見返りに店から謝礼を受け取る、という仕掛けだ。本の書評、ネット販売で買った人の意見、多くの個人の評価情報が載る。大事なことはそういった評価を真に受けないことだ。ほんとうのことは自分の足で探さなければならない。それが叶わなければ、信頼のおける友人の情報を参考にすることだ。

2012.1.7 『毎日が、情熱。』

今年の自身のキーワードを決めた。“情熱”、それも“毎日が、情熱。”とした。今年の箱根駅伝の東洋大学のぶっちぎりの優勝、昨年の雪辱を果たすことを目標に、彼らが駅伝に情熱をもって取り組んだ結果がこうなった。キャプテンは、後輩に何もとやかく言うこと無しに朝一番早く玄関を出る、後輩はその背中を見てひたすら練習に打ち込む。誰かから強制されたわけでもなく、自らの燃える心で回転し出す。情熱は大きなエネルギーへとつながって行く。毎日、何にでも、情熱を持ち続けたい。時にはくたびれる時もあるかもしれない。そういう時は思い切って休養しよう。すべて燃焼してしまえば、種火までも燃え付きてしまうかもしれない。種日を絶やさない程度の休養もまた大切だ。

2012.1.6 『思い込み』

オウム真理教事件で10数年の逃亡生活をしていた平田容疑者が、12月31日自首した。警視庁本部の玄関先で警らにあたっていら警官は、悪い冗談だろうと思い込み、追い払ったという。何という平和ボケの警官なんだろう。緊張感があったのだろうか?再度警察署に出頭したからいいものの、もし、また逃亡していたらと思うとやりきれない思いだ。そういうおまわりさんは、まれかもしれないが、もっとしっかりして欲しい。
交通巡査も、捕まえて罰金を取る取り締まりではなく、交通事故や違反者を少なくする取り締まりをして欲しい。ねずみ捕りなどホント、頭に来る、せこい取り締まりが多い。あんたら、何のための取り締まりなのかわかってんの?

2012.1.5 『爽やかな箱根越え』

2日、3日の午前中はTVにかじりつきの人が多かったことだろう。筆者も出先で目を離せない時間を過ごした。20チーム(校)、1オブザーバーの210人が2日間に亘る死闘を繰り広げた。毎年の定番で、毎年見逃せない山場がある。各校の学生たちは、この日のために1年間トレーニングを積んで来る。4年間在部して出られない選手がいる。1年生から出る選手もいる。ゴールに入った時に倒れ込んで来るくらい、重圧と戦いながら死力を振り絞る。掛け値なしの感動ドラマだから目を離せない。今年の東洋大のぶっちぎり優勝は、悔しさをバネにした青春を賭けた戦いだったのだろう。

2012.1.4 『見応えがあった紅白』

12月31日の紅白歌合戦、東北応援にフォーカスした構成は、いつになく見応えがあったし、紅組が勝ったことで“ひと安心”といった内容だった。絆を詠った(あえてこの文字を使う)詞が多く取り上げられた。出演者の気持ちの入れ方にも特別なものがあった。東北出身者や東北にゆかりのある人がいっぱい出ていた。おちゃらけのお笑いが無かったのもいい。こういった具合いに、小手先で視聴率を稼ごうとしない内容は心に響く。視聴率という魔物がディレクターや番組関係者を、金縛りにしているから、思いきった主張がある番組が作れない悩みがあるのかもしれない。NHK、ガンバレ!

2012.1.3 『経費の半分が借金』

もし、家計簿で月々必要な費用の半分を借金で賄っていたら、どうなるだろう。いつ返済できるだろうか?見通しの暗い、いつもはらはらドキドキのやりくりなるだろう。12月24日に決まったわが国の国家予算、90.3兆円のうち、国民からの借金が49%だ。日本はまさにこのはらはらドキドキの家計簿の中で醜い政治の争いが行われている。行政改革など行われ、かなり整理されて来たとはいえ、既得権の上に胡坐をかいている公共事業や天下り事業などがまだまだいっぱいある。一時の事業仕分けで取り上げられ、却下された予算が次々に復活している。単なるパフォーマンスで終わってしまった。国民に知らされていない不透明な事業がまだまだありそうだ。与党民主党は、官僚の前に強権を発動できない残念な結果だ。議員がきちんとした理論武装できていない怠慢なのではないだろうか。ヨーロッパの経済危機の二の舞を踏まなければいいいのだが。

2012.1.2 『巨大津波の痕跡』

12月25日夜のNHK−TV、過去の巨大津波の存在を明らかにしたドキュメンタリーに驚いた。地震予知の技術が化学的に明らかになるにつれ、その予測データが報道されていたが、津波の観点からのこういった研究が明らかになっていたのだろうか。番組では、地層に溜まった津波痕跡からその年代を見極め、予測につなげようとする学者の2つの調査方法が取り上げられた。感動した。津波が襲って、海の堆積物を運び、それが地層に現れる、なるほど!という思い。そしてそれを調査するために工夫し、コツコツと努力してデータを集め、点と点のデータを 線にして行く。こういった有用な地道な研究にもっと予算を出さねばならない。

2012.1.1 『辰年生まれ』

辰年生まれの人は人口1億2,277万人の8パーセント、1,022万人だそうだ。男性よりも女性のほうが30万人多くて526万人。一番多いのが昭和27年生まれの179万人、昭和51年生まれも179万人だそうだ。大正5年生まれの人は96歳になるが、11万人。昭和3年生まれの84歳の人が85万人、昭和15年生まれの72人が153万人。24歳になる昭和63年生まれが131万人、12歳になる平成12年生まれが118万人。少子高齢化時代というのが、この数字からもわかる。筆者も今年辰年、思いを新たにしている。
 

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