2012.12.31 『２０１２年今年の重大ニュース』
筆者なりのエピソードを交えて今年の重大ニュースを。
（１）ロンドンオリンピックに感動、チームプレイの価値がこんなに語られたオリンピックは今まで無かった。涙を何回流したことか（２）東京スカイツリー開業。数回真下まで行けども、チケットをゲットできず。ソラマチの箸専門店 夏野で２膳１万円のお箸を買って帰った。（３）いじめ問題、学校ひたかくし。中学１年の孫にこのことをどう思う？って聞いたら、いじめアンケートなど学校でやっても、みんなほんとうのこと書かないよ！と言われた。（４）阿川佐和子「聴く力」ミリオンセラー。小生もコミュニケーションスキルアップの講座を行っているが、受講生の皆さん、ほんとうに聴く力が弱い。聴くという字は、ミミをトオシて、ココロでキク、と分解して読める。この本が売れる訳がわかる。（５）サイバー犯罪で誤認逮捕。ネットはほんとうに怖い。SPAMメールを自動削除しているが、毎日毎日５０通くらい入って来る。危ない匂いがするメールは絶対に開かないことだ。（６）ＬＣＡ航空の台頭。航空運賃はほんとうに安くなった。札幌２泊３日で２万９千８００円で行って来たが、 サービスの質は全く落ちない。飛行機もホテルも快適だった。（７）山中教授、ノーベル賞。マラソンを走って１千万円のドネーションを集め、しかも総理大臣に会って、８億円必要なんだけどフルマラソンを８０回も走れない！ と言って研究費予算を獲得したのはすごい！（８）企業のリストラ、人件費の効率化が一番。今年、還暦で会社生活を目出度くゴールした。ラッキーだった。（９）オスプレイ、沖縄に配備。昔、横田基地のある東京都福生市に住んでいたが、米軍の飛行機の音に悩まされたし、低空飛行が怖かった。だから、沖縄の方々の気持ちが少しはわかる。（１０）オウム犯人やっと捕まる。諦めない、が今年随分言われたが、諦めたらそこから先は進めない。少しでもいいから、諦めずに前に進むことが大事だ、と教えてくれた。
2012.12.30 『東京マラソン』
第７回東京マラソンが来年２月２４日（日）開催される。今年はワールドメジャーマラソン大会に登録され、知名度の向上が期待される。この大会、参加費が１万円だ。相場は３千円から５千円だから、決して安くない参加費だ。なのに１万人のキャパに３万人以上が申し込み、抽選となる。どうしても出たい人は１０万円を支払えば必ず出られる。そこまでしても参加したい人は一杯いる。筆者は１月末に勝田マラソン（茨城県ひたちなか市）フルマラソンを走る ので、東京マラソンには出ようとは思わないが、首都東京を縦断し、東京の街並みを虫の目で眺められるのが魅力なのだろう。今年はオリンピック招致運動があるので、イメージ向上の絶好のチャンス、盛り上げ方にも力が入るに違いない。
2012.12.29 『マーフィーの名言』
ジョセフ・マーフィーは多くの名言を世に残した。世界的に彼の名言を研究する人たちが多い。神学、哲学、法学、薬理学などの学位を持つことから、さまざまなジャンルに精通していることもあるが、人間性がそういった知識をわかりやすく万人に説いているのだろう。『あなた以外にあなたを悩ますものはありません』（悩みの種）『失敗する主な理由は自信の欠如と力みすぎです』（二つの失敗要素）『不治の病などありません。ただ不治の人間が居るだけです』（病気の真実）『困難な問題ほど解決策は思いがけない方向からやって来ます。今その方法が見当たらなくても失望してはいけません』（問題解決）心に浸みることばの連続だ。
2012.12.28 『四字熟語』
三井住友生命が年末に募集する「今年の四字熟語」。おもしろいものがいっぱいある。『島々発止』＝尖閣諸島をめぐる石原さんと政府、中国のせめぎ合い、『舟々境航』＝これも尖閣諸島の中国と日本の状況、『無理鰻代』＝鰻が高いので食べるのが無理、『安価航路』＝価格の安いＬＣＡ航空、『伸弥万称』＝ノーベル賞の山中さん 、脱帽の夢と努力、『三矢一体』＝オリンピックのアーチェリー、３人ででメダル、『独唱三昧』＝独りカラオケ のものすごい流行、何が楽しいのだろう。ほんものの四字熟語と合わせて読んでみると、おもしろい。
2012.12.27 『オリンピック招致』
石原都政時代に2016年のオリンピック東京開催招致運動を行い、東京に決まらなかった。続く2020年の招致に向けてリベンジを行っている。石原さんが種を播き、それを新生猪瀬知事が引き継ぐ。彼は、一度札を出しているから、今度はもっと前進できる、と意気込みを見せる。招致運動には３か国、２都市が立候補を表明している。１９６４年の東京オリンピックの時には好景気に沸き、新幹線開通、首都高速開通など猛烈な勢いで都市化が進展し、経済発展ができた。メリット・デメリットいろいろあろうが、慎重なプランを行い、LOHAS（持続可能なライフスタイル)を実現したいものだ。
2012.12.26 『帰省』
“帰省”とは、実家に帰ることを言う。が、都会で育って今は実家とは離れて暮らしている人が“帰省”というのは似合わない。東北生まれで、夜行列車で東京に出て来た筆者には、“帰省”とはお盆や正月に遠く離れた親兄弟にいっぱいお土産を持って、特別な気持ちで田舎に帰る、という意味合いの言葉に感じる。その昔（おそらく、今から ４０年ほど前あたりまで）上野駅には正月前に帰省の列車に乗るための長い列ができた。電車ではなく、汽車だった。今のような切符販売方式も無くなかなか指定席が取れない。高速道路も無いから、夜行列車での帰省が普通だった。田舎の言葉があちこちで聞かれ、出稼ぎの人たちは、もうできあがちゃってて、故郷の民謡を歌う人も居た。 列車の通路には、席に座れない人が新聞紙や段ボールを敷いて寝た。古きよき時代だった。
2012.12.25 『友』
還暦を迎え勤めていた会社を定年退職した。この年齢になって、今年はかけがえの無い新しい親友を持つことができた。この年齢になると、今までの付き合いの範囲で保守的に交友して行くことになるのが普通だろうが、ふとしたきっかけで新しい価値を持つことができたことが、自身の今年の重大ニュースのひとつとなった。筆者は、シニアが対象者の講演で、“人生「いきいき」「のびのび」「うきうき」「笑顔いっぱい」の４つがたいせつ、そしてそのことを共有できる「仲間」の存在がもっとたいせつ”といつも話す。価値観や主義・主張を乗り越えて互いの存在を認め合える仲間は、そうそう出来るものではない。そういった仲間に恵まれる幸せ感を抱きながら新しい歳を迎えよう。
2012.12.24 『年末特別番組』
このところ、ＴＶの番組欄を見ると、夕方から深夜に掛けて、！（エクスクラメーションマーク：びっくりマーク）がいっぱい付いた３時間から４時間の長い番組が多い。見ても、お笑い芸人が大きなダミ声を出して小さなできごとをデフォルメして笑いを誘うようなものばかり。スイッチを入れる気にもならない。想像するに、制作予算が無い ものだから、ろくな企画もせずに安易な笑いでごまかし、視聴率を稼げばいい、と思っているようにしか見えない。病気やダイエットなど健康をテーマにした番組などでも、大学の医学部准教授などが白衣を着て出て来てそれらしい 解説をし、タレントが画面先隅の小窓に顔が出て「エ〜〜〜ツ！」「ウッソ〜〜〜〜！信じられな〜い！」などと言っているものばかりだ。視聴者は賢くなってそういう番組をチェックしなければならない。
2012.12.23 『訃報』
新聞の地方欄に地域の訃報通知が掲載されている。毎年年末になると、この記事量がグッと増える。昨日の朝刊は、地方欄の半ページを割いていた。年末になるとお亡くなりになる方が増えるのだろうか。有名人などでも、「えっ？あの人が？」と思える人が他界する。訃報欄の享年を見ると、６０代後半の人が多い。平均余命からすれば、まだ まだ若い、もったいない、と思ってしまう。自身もその域に近づきつつあるから、気を引き締めなければならない。１００歳を超えても、大きな夢・希望を持ち、若い世代に刺激を与えている人が居る。そして重みのあることばを発する。そういう人になってみたいと思うのだが。
2012.12.22 『アベノミクス』
自民党が大勝して６日、阿部政権が年内にも発足の見込みだ。民主党から自民党に替わってどんな政策が出て来るだろうか。とりあえずは来年の参議院議員選挙があるので、それまでは思いきった変革はしないだろうと思っているが、金融市場がすでに反応している。株価が上昇し、金融市場が賑やかになって来た。阿部政権の金融政策に対する期待の表れだろう。市民はていたらくな民主党政治をあきらめ、今の現状を何とかして欲しくて自民党に投票した。３年以上野党になり下がったことによる自民党の変化に期待したいということだ。アベノミクスということばをマスコミが使い始めた。阿部＋エコノミーでアベノミクスだそうだ。多少株価が上がったのもアベノミクスの成果かもしれない。
2012.12.21 『新政権』
阿部政権が誕生し、国民の熱い期待を受ける。中国では独裁共産党の習体制が１か月前に発足、アメリカではオバマ大統領が２か月前に再スタート、そして韓国でも新しい女性大統領が誕生した。どんな人がトップを担っても、国や自治体に限らず、企業などでもそうだが、月日とともに支持率が後退し、アラがいっぱい見えて来る。人がやることだから仕方が無いのかもしれないが、民意を考えて政治を行う難しさなのだろう。中国なども、期待とはうらはらな、独裁体制ゆえの、少し次元の低い権力闘争が頻発している。まずは国内の政治に期待しながら、自分でできることを着実にやって行こう。
Think Glovally Act Locally.(考えることは大局的に、行動することは足元から）だ。
2012.12.20 『１０００万円のゴミ』
広島市のゴミ処理場で１２月１８日、１０００万円の札束がゴミの中から見つかった。帯封が付いた札束が１千万円と、破砕された紙幣片が２３００枚有ったというから、不思議なできごとだ。毎年年末になると、こういった不可解な事件が起きる。１０００万円、いや１０万円でも負債の支払いに必要な人がいっぱいいるのに…。事件性が無ければいいのだが。でも善良な市民が札束を捨てる理由は無いから、何か裏があるはずだ。オレオレ詐欺師に数千万円を手渡す人も居るし、金庫で眠っている退蔵金がいっぱいあるのだろう。うらやましい話だ。
2012.12.19 『レイチェル・カーソン』
この人の「沈黙の春」という著作は半世紀以上前に出版されている。環境問題を世界に伝えた著作は、今日の原発問題にも通じる地球環境への人間の冒涜を警鐘したものだ。その後出版された「センス・オブ・ワンダー」は、読者の心ににズシン！と響く内容だ。この本の翻訳をした上遠恵子さんは、８０を過ぎてもこの本の価値を伝えるため、『レイチェル・カーソン日本協会』をつくり、この本を読む会を続けている。立ち止まって経済システムを変えないといけない、と説く。お金のために、大切なものを失い続けているこの社会、変えなければならない。
2012.12.18 『サイクリング・フォーム』
自転車ブームだ。家電量販店でも上階にサイクリングコーナーをつくっている。売れ筋のものがあると、すぐに売り場をつくる量販店だから顧客がいかに多いかがわかる。レジャーだけでなく、通勤に使っている人も多い。この自転車ブームに警鐘をしている人が居る。自転車女医と言われる蔵本理枝子さんは、スポーツ外科医。「自転車女医のサイクリニック」という本を出している。スポーツ自転車に乗っている人で肩コリになっている人が多いそうだ。フォームが悪いと、首や肩に負担がかかり、肩が凝るのだそうだ。スポーツは何でもそうだが、正しい知識を身につけてから行ったほうが身体に良い。
2012.12.17 『変化』
今までやって来た慣例を打破することは、とても難しい。何か変化をしようとすれば、今まで継続してやって来た古い人たちは、なんでなんだ！と言って反対する。変化を起こそうとする人は大きな抵抗勢力に対峙することになる。今回の選挙では、自民党が大きく変化した。前回の選挙で政権を明け渡した失敗から立ち直るしか無かったのだ。逆に前回政権を取った民主党は、直後のあのパフォーマンス、事業仕分けだ。権力に任せた実情を把握しないパフォーマンス、その後のマニフェストを無視した行動、分裂、変化どころではなかった。今回の選挙結果、自民党は自分たちの力だ、とは言わない。民主党がだらしなかっただけだ、と謙虚になっている。こういうことが変化なんだろう。
2012.12.16 『かせくり』
毛糸の束を両手で広げて胸の前で持つ。目の前には毛糸の先端を持つ母親、ぐるぐるこれを巻いて毛糸の玉をつくる。それに合わせて広げた両手を左右に動かして、巻き玉に合わせて両腕を動かす。この動作を“かせくり”という。昔、毛糸はひとかせ、ふたかせ、という単位で売られていた。小さい頃、母親に手伝わされた記憶がある。玉を転がしながら母は編み棒でセーターやマフラーを編んでくれた。古くなったセーターの毛糸をほぐして戻し、蒸気にあててシワを取り、かせくりを繰り返した。今は毛糸は玉で売られているので、かせくりはやらなくなった。あまり手伝いたくない仕事だったが、たいせつな親子のコミュニケーションがこんな阿吽の呼吸の中にもあったのだ。
2012.12.15 『期日前投票』
１６日は衆議院議員選挙の投票日。この日、既に予定が入っていることから、市役所の投票所に期日前投票に行って来た。各自治体、投票し易いように駅ナカに設置したり、時間を延長したりして行政サービスに努めている。こうすることによって、足が向かない人が投票に行けるようになる。以前（かなり以前だが）は手続きがとても面倒で、“もう行くものか！”と思ったものだが、今はこういったことが無い。多くの人が投票し、ほんとうに仕事をしてくれる人を選びたいものだ。
2012.12.14 『すす払い』
１３日、成田山新勝寺ではすす払いが行われた。１３日は「正月事始めの日」と言われ、江戸では、この日に「煤（すす）払い」を行い、新しい年を迎える準備をしたと言われている。「煤（すす）払い」とは今で言う年末の大掃除。子どもの頃は莚（むしろ：畳敷きではなく、板の間に莚だった）を剥がし、棒きれでたたいてほこりを払ったり、囲炉裏の上のすすを取りはらったり、家族総出で行った記憶がある。ほんとのすす払いだった。この頃は、年末の大掃除、少し手抜きになっている。今年は少し力を入れてみよう。
2012.12.13 『TV番組ランキング』
年末のＮＨＫ紅白歌合戦は事後、必ず視聴率が○％で、去年に比べてプラスだったの、マイナスだったの、と評価される。この視聴率の魔物、ＴＶ局が視聴者受けするおもしろい番組にしようと頭をひねる。ディレクターなど企画者たちは大変な思いで制作活動をしているに違いない。時にはいわゆる“やらせ”がはびこる。ウソをついてまでも視聴率を稼いで、いったい何になるんだ、と言えどもその評価は視聴者が踊らせられたりせず、賢くならなければならない。“そういう演出があるもの”という評価を下さなければならない。それにしても、おもしろい番組が無いので、ＴＶのスイッチを入れる気にもならないのは筆者だけだろうか。
2012.12.12 『ムスリムの観光客』
このところ、観光地に行くと、中国人に代わって東南アジアからの観光客が目立つ。2011年の統計によると、中国人104万人、韓国人166万人、東南アジア５０万人と、全入国者の８％を占めるという。東南アジアの人たちの宗教はイスラム教のムスリムが多いため、食事、礼拝など観光地や宿泊施設でいろいろと気を遣うそうだ。 礼拝のための場所をつくったり、食事に豚肉を使わなかったり、観光関係の人たちは学習しなければならないそうだ。
2012.12.11 『イライラするカタカナ語』
このコラムで２回ほど取り上げたが、カタカナ語がほんとうに多く、日本語にしたほうがいいのに、敢えてカタカナ語を遣う人がいる。インテリジェンシーを醸し出したいのか？としか思えない。１２月８日の朝日新聞朝刊にこのことが書かれていた。新聞記事の中では1956年が9.8%。1994年が34.8%と、40年で3.5倍になっているそうだ。2001年から2005年までは13.4%と比率は変わっていないそうだ。新しい言葉が増えるが、消えることばもあるのだろうか。企業など、経営のための流行語がはびこる。リスペクト（尊敬）、コンピテンシー（仕事で業績を上げる人の行動特徴）、インキュベーション（起業家支援）、ダイバーシティ（人種や国籍などの多様性）、リテラシー（読み書き能力）、ステークホルダー（利害関係）、コンソーシアム（共同目的の組織）などなど、 経営手法の流行で出たり消えたりする。美しい日本語をもっと使ったほうがいいのに。
2012.12.10 『いまどき忘年会事情』
忘年会の予約はこの時代、ほとんどがネットで見てのお店決定、その決め手になるのが、もちろん価格、見映えのいい料理や店内の写真、クーポン、幹事さんへのサービスなど。ところが、ネット予約だけだと、ハズレもあったり、それが評価レポートになったりするので、お店はいろんな手を打つのだそうだ。また、職場での忘年会が減り、気の合った友人や趣味の仲間との飲み会が多いそうだ。こういった時、男女の視点、年齢層の視点での下見が必須なんだそうだ。男性はボリュームのある料理を、女性は前菜やサラダやデザートだという。女性が多いと座敷だとブーツを脱ぐのが面倒…などいろいろ幹事さんは考えなければならない。
2012.12.9 『蓮と結衣』
今年産まれた赤ちゃんに付けられた名前を調査、多い順にどうなったか、明治安田生命保険が１２月３日に発表した。男の子は蓮（れん）、女の子は結衣（ゆい）だったそうだ。同社の個人保険契約者の子どもで、今年生まれた３６１０人の集計、というから戸籍登録のデータとは少し異なるかもしれない。男の子の２位以下は、颯汰（そうた・ふうた）、大和（やまと・だいや）、翔太、湊（みなと）、女の子は陽菜（ひな・はるな ・ひなた）、結菜（ゆいな・ゆな・ゆうな）、結愛（ゆあ・ゆうあ・ゆいな）、ひなた、と続く。ひらがなの名前も増えているという。
2012.12.8 『緊急地震速報エリアメール』
１２月７日（金）午後５時１８分、緊急エリアメールのキュゥン・キュゥンといういやな音が鳴った。「三陸沖で地震発生」のメッセージ。自宅の２階に居たが、かなり長い間揺れた。家がギシギシ鳴っている。茨城県南部では震度４との発表だったが、もっと大きい感覚だった。すぐにTVを付けた。各局はニュース時間帯、地震速報に切り替わっていた。各局とも津波予報に力を入れていたが、テレビ朝日の字幕が一番見やすく親切だった。地名にルビを振ってあり、満潮時刻が表示されていた。更に避難した人に対し、これからの気温や気象情報を出していた。通勤時間帯ということもあり、NHKは交通情報をマルチウィンドゥで表示していた。昨日はたまたま家内と「最近、緊急エリアメールが鳴らないね」と話したばかりだった。
2012.12.7 『ヒーロー』
今の若者にはヒーローと思える人を持っていない、青少年もそうだ、と言われる。昔子どもの頃、近くの職人さん、学校の先生、お医者さん、スポーツ選手、芸能人など、“かっこいい、あんな人になりたい”と思える人が居た。そういったヒーローを自分の心に宿すことによって、目標を持ち、ブレない自分の心を磨き、頑張る。ヒーローに憧れた人は、ほんとうにそれに近いスタイルになっている人がいる。親の言うままに塾に行って、（偏差値が高い）良い学校に行って、（一流の）会社に入って、３年以内にせっかく入社した会社を辞めて…という若者が居る。会社には入れればまだいいいいのだが、就活にくたびれ果て、自分を見失っている若者も多い。若い人でも年齢を重ねても 自分の人生を自分で切り開くための、“あんな人になりたい”というヒーローが必要だ。
2012.12.6 『ワイルドだろぉ！』
すぎちゃんが芸で発するこのことばが、今年の流行語大賞に決まった。芸能人の芸が大賞になったのは、４年前にエドはるみがもらった「ぐ〜〜」以来だそうだ。毎年の大賞を眺め渡すと、その年の世相が見えて来る。2011年＝なでしこジャパン（熱狂したっけ）、2010年＝ゲゲゲの…（朝の連続ドラマが人気）、２００９年＝政権交代（３年前は民主党への希望に燃えたが）、２００８年＝アラフォー（今じゃアラフィフ、アラ還、アラ古希など使われる）、２００７年＝どげんかせんといかん（この人、今どこにいるのだろう？）、２００６年＝イナバウアー（美しかった）、２００５年＝小泉劇場（期待はあったのだが）、２００４年＝チョー気持ちいい（インタビューでサッと出たフレーズ）、２００３年＝毒饅頭（政治ネタだった）、２００２年＝タマちゃん（可愛かったな〜）、２００１年＝米百姓、聖域なき改革（聖域なんて埋められるわきゃないのに）、２０００年＝オッハ〜（スマップに熱狂した）。それぞれに懐かしい気持ちだ。
2012.12.5 『１２党混戦』
どこに投票したらいいのかわからない状況だ。１６日の投票に向けて全国で1500人が立候補、街がスピーカーの音で賑やか、というより“うるさい”騒音に包まれる。政策など、耳に優しいことばの羅列で、“そんなの、当選してもちゃんと考えてくれるの？”など思ってしまう。政策ビラがポストに投げ込まれる。こういう時だけじゃなくて、“普段から身近な存在として頑張ってよ”と言いたくなる。選挙が終わっても、有権者には関係ない離合集散が待っている。多数派工作のために。政治ってそんなものではないはずなのに。
2012.12.4 『トンネル事故』
12月2日、中央高速道路笹子トンネルで起きた天井の崩落事故、９人の尊い命が奪われた。日ごろ何気なく通過する道路のトンネル、想定外の事故だ。ありえない、信じられない、という事故はあるものだ。犠牲になられた方がたのご冥福を祈りたい。実はこの日、甲府に９時半までに行く用事があり、もしかしたらこの事故に遭遇していたかもしれない。車で行こうとしていたのだが、たまたま電車にすることにして向かった。日帰りだったが、帰る間際、トンネルで事故があったことを聞いた。背筋が凍る出来事だった。安全優先で徹底的なチェックを望みたい。
2012.12.3 『腹落ちする』
腑に落ちる、ともいうが、ある事象に対して納得する・合点が行く、という意味だ。納得とか合点という表現でもいいが、もっとズシーン！と心に響く様子、と理解する。たとえば、誰かが自分の欠点を評価してくれたが、どうも納得が行かない。なんでだろう、と考えてみてもなかなか理解できない。ところが有る日、同じ状況に置かれた時、気が付いた。「なるほど、そういうことだったのか」と心底思う。こういうことを腑に落ちるという。（例が良くない？）腑に落ちたことは、しっかりと心に刻まれる。腹落ちする、とも言う。今の時代、情報はメールのやりとりが主体、文字面だけで、わかったと思いこみ、腑に落ちる前に決断したり行動することが多いような気がする。
2012.12.2 『続く隠ぺい体質』
中国貴州省で１１月１６日、大型ゴミ箱の中で暖をとっていた５人の子どもが一酸化炭素中毒で死亡した、と朝日新聞が報道した。これをいち早くキャッチした地元紙の記者が中国紙よりも早くネットで公表したところ、中国当局がこの記者と妻を軟禁、遠く離れたところに連れだした、という情報だ。このように、経済発展する陰で貧困による犠牲者がいること、良くない情報を隠ぺいし、それを世界に知らしめないようにする、という悪い体質が根強いこと、指導体制が新しくなった中国の文化国家への道のりは険しいものがありそうだ。
2012.12.1 『法定雇用率』
障がい者雇用促進法では、企業で働く障がい者の割合を従業員数の1.8%と定めているが、この法律が改正され、２％になる。もし、この割合で障がい者を雇用していなければ、一人分につき、月５万円を国に納めなければならない。企業が障がい者の雇用を増やすための施策だ。車椅子の人ができる仕事、盲人ができる仕事、聴覚障がい者ができる仕事などを開発し、従業員として積極的な戦力になってもらおう、ということだ。 すでに、IT産業などでは障がいがあってもそのバリアを無くし、第一線で活躍している人が沢山いる。今度の法律では、精神障がい者の雇用も義務づけられる。
2012.11.30 『心のこもった言葉』
心のこもった言葉は人を感動させる。心がこもらないと言葉は羽根の生えたように軽くなる。』と円覚寺管長、足立大進師は教える。実はこのことば、作詞家の阿久悠さんの言葉だそうだ。阿久悠さんと言えば、５年前に亡くなったが、「また遭う日まで」「北の宿から」「勝手にしやがれ」「UFO」「もしもピアノが弾けたなら」などすぐにメロディが出て来るような名作をつくり続けた作詞家だ。人一倍ことばの重みを感じながら作品を手掛けたのに違いない。心のこもった言葉を発するには、腰を立て、姿勢を正し、深くゆっくりと呼吸ができる人であらねばならない。心の奥底に深淵な湖を持っていたい、そう人になりたい、と説く。
2012.11.29 『呼吸』
座禅では呼吸の大切さを学ぶ。鍼灸師は言う。「何か病んでいる人は、重い人ほど良い呼吸ができていない」と。浅くて速い呼吸では充分な空気を吸えないので、半分しか生きていないのと同じこと、とショッキングなことまで言う。呼吸には４つの段階があるそうだ。�”�：ズーズ―音がする、��喘：ハァハァ喘ぐような息づかい、�５ぁР擦眤擇蠅睫気い�、まだ荒い、�ぢ�：出入り真綿、呼吸しているのかいないのか、よくわからない。腰を立て、顎を引いて、丹田（臍の 下）を前に押し出すように、ゆっくりと力を加えて行くと、鼻から自然に細く呼吸が出て行く、と座禅では教える。
2012.11.28 『犬にも心の病気』
飼い犬を持つ家が多い。ペットショップが潤っている。犬の美容院、動物の葬祭業者、餌などのフードメーカー、動物病院、ペットホテル…などなど活況だ。筆者は動物は嫌いではないが、家を空ける時が多いので、とても飼うのは無理。飼われている犬はほんとうに動物らしい生き方ができているのか？人間の勝手な行動に左右されて、心理的に参っていないか、と思う。実は犬にも心理的ストレスが有って、心が病んでいる状況がある、という記事を見た。確かに、人間が勝手に人間の都合がいいように犬自身の思いとは違った飼い方をしているのだから、虐待にも相当するようなことがいっぱいあるのだろう。ペットとは、そういう運命なのだろうか？。
2012.11.27 『クリスマスムード』
年々、住宅街の個人宅のイルミネーションが飾られるのが早くなるような気がする。１１月中旬からちらほら見られるようになる。最も、テーマパークや商店街などは年中やっているような気もするが。このイルミネーション、このところ、従来型の電球が姿を消しほとんどが○に切り替わっている。コストが高いが、エネルギーを消費しないことから、今は主流だ。イルミネーションと一緒にクリスマスソングのBGMが流れ、何か気持ちがウキウキするような気がするのは筆者だけだろうか。このムードに乗せて、財布のひもを軽くしようという商魂だろうが、商店街の狙い通りになるのだろうか。
2012.11.26 『Iターン・Uターン』
転職情報サービスDODAの調査によると、ここ最近、「U・Iターンしたい」という声が増えているそうだ。Iターンとは、例えば東京で働いている人が出身地以外のお気に入りの地域に住居を構え、居住すること。地方の過疎の地域で、若い人を増やすため、仕事をつくり、住居を安く提供し、子育て支援などを行う例がある。Uターンとは、生まれ故郷に戻って新しく仕事をみつけ、居住すること。各都道府県もU・Ｉターン支援に力を入れている。長野県・島根県・北海道などでこの施策に力を入れている。長野県では、今年から東京・有楽町の交通会館に『長野県移住・交流センター』を開設、2名の相談員が『職』と『住』の相談に応じている。4〜9月の相談件数は1656件で昨年同期の1.5倍以上、ということだ。島根県では、ふるさと島根定住財団をつくって支援しており、東京・大阪・広島に『ふるさと定住・雇用コーナー』を設置、定住アドバイザーが居るという。これからは地方の時代、若い人たちの職と住をどんどん創設してもらいたい。
2012.11.25 『B1グランプリin甲府』
『美味きもの山の如し』というタイトルで関東・東海B1グランプリ大会が甲府市よばっちゃれ（甲州であっぱれ、という意味だそうだ）で２４日、２５日開催されている。B1グランプリと言えば、レストランのメニューほどではないが、やきそば、スパゲッティ、ラーメン、モツ煮などの庶民の味を競ってそれを町興しの起爆財（材では無い）にしようというイベントだ。すでにグランプリを取った料理やスイーツは全国区になって観光の振興や町興しに貢献している。入場するには１０００円のチケットを購入して、１０種類の料理が食べられる。開催の甲府市にも多くの人が集まり、地元の学生たちの応援や商店街の盛り上がりなど大きな効果が有る。
2012.11.24 『ゾーン３０』
警察庁は、９月２０日付けで各県自治体首長、警察署長に対し ゾーン３０の推進・設置について通達を出した。車社会になって、通行が車優先になり、子どもやお年寄りだけでなく、一般市民も生活道路として安全な通行ができるようにしようという運動だ。学校の通学途中での交通事故、渋滞を抜けるために生活道路を車が迂回して困っている、などが散見され、警察庁が動いた。ある一定のゾーンを決め、このゾーン内は速度を３０キロとし、安全通行してもらおう、という趣旨。お役所が強制的に行うのではなく、住民と一体となって推進して行こう、という協働プラン。徐々に広がっているそうだ。
2012.11.23 『いい夫婦』
昨日は１１月２２日ということで、ゴロ合わせで『いい夫婦』の日だった。各地で様々な記念イベントが行われたらしい。朝のテレビニュースで放映していたシーン。東京巣鴨を歩いていた結婚６１年目のご夫婦、柔和で円満なお顔だちだった。「長く続く秘訣はねぇ、お互いに良いところだけを見て、片目をつむることですよ！ガマンすることが大事！」とご主人。傍らで奥様が「オホホホホッ！」と笑っている。重みのある発言だ。こんな夫婦になりたいなぁ、と思った。夫婦と言えども共同生活を営む男と女の１対１ の永いつきあい。お互い、個人の人権を尊重し、一人ではできないことを２人で補いあいながら潤いのある生活をしなければ、と自らを振り返った。
2012.11.22 『シェア・ザ・ロード』
Share The Road とは、車中心の社会を少し変えて行こう、という運動だ。車に便利なようにつくられた道路、自転車にはものすごく不便だ。歩道が有るところはまだしも、無いところは自転車で通行するには怖い。車の運転手も自転車など、「そこどけ！」とばかりクラクションを鳴らしたりする輩が居る。このところのLOHASブームで自転車に乗る人が増えた。都心などでは、自転車通勤する人も居る。自転車の交通マナーが悪いのも 目に付くことから、こういった一連の問題を克服し、車にも自転車にも優しい交通体系にしよう、という運動が Share The Road という考え方だ。前自民党総裁の谷垣さんは、知る人ぞ知るサイクリスト。このプランに役割を果たしてくれそうだ。
2012.11.21 『ゆるキャラサミット』
各地で“ゆるキャラ”がデザインされ、地域のシンボルキャラクターになっている。 昨年、埼玉県羽生市で30都道府県から185キャラクターが集まり、このサミットが開催された。2日間で約135,000人もの来場者が訪れ盛り上がったそうだ。今年も ゆるキャラさみっとin羽生が11月24日（土）、25日（日）に開催される。テーマは「キャラッと輝け！全国まちじまん大集Go！」だそうだ。楽しいイベントになりそうだ。キャラクターたちだけでなく、ご当地グルメや特産品など「まち自慢」を大いにできるそうだ。約２６０キャラクターのお申し込みがあったというからすごい。羽生市の町興しにもなっているようだ。ホームページを見ると一覧があるが、ネーミング、デザイン、思わず笑ってしまう。
2012.11.20 『ボージョレーヌーボー』
今年のボージョレーヌーボーが11月15日に解禁になった。今年の特徴は、スーパーが安くて購入し易い価格帯で、しかも自社ブランドで販売していること。750円から980円の価格帯だそうだ。つい筆者も手を出しそうだ。実は大の赤ワイン党なのだ。大手百貨店は、２千円から５千円の品揃えだとか。試飲の時、目隠しして価格やブランドを伏せて 実施したら、意外に900円くらいのワインのほうが5千円のワインよりもおいしい、と言ったりするのはよくあること。ブランドが舌の感覚をマヒさせるのだろう。明日あたり980円のものを飲んでみよう。
2012.11.19 『政権交代』
いったい政権交代してどこが変わるのだろうか。多くの人は言う。東北の復興もちゃんと見えてないのに選挙なんてとんでもない。年末の資金繰りが大変な、生きるか死ぬかの時に選挙なんて。“なんで今なの？”という疑念がぬぐえない。政治家たちのゲームに市民が巻き込まれ、国際関係も日本の出方を待って、というように国政は立ち遅れる。仮に政権交代したからって、最初のパフォーマンスまではいいが、やがて化けの皮が剥が れて来る。民主党政権になってすぐに行動した事業仕分けがそうだった。本質を欠いたパフォーマンスは定着しなかった。市民は誰しも、そんなに急には変わりゃしないよ！誰がやってもおんなじだよ、と思っているのだ。しかし、変えなければならない。
2012.11.18 『手拭い、風呂敷』
最近、銀座や六本木の手拭い専門店、風呂敷専門店が賑わっている。便利な日本式生活用具が見直されたようだ。いずれも、ファッション性をたいせつにして、模様や色などのデザインに工夫し、その使い方もいろんなバリエーションがある。若い女性が、“かわいい！”といいそうなものが多い。風呂敷などはレジバックや紙袋にとって代わり、便利さの陰でその用途が消滅していた。ここまで顧みられるのには、エコブームがバックボーンのようだ。
2012.11.17 『原発ゼロ、やればできる』
原発ゼロをかかげた“原発を無くす全国連絡会・ふくしま復興共同センター”の活動が活発に行われている。筆者はこの運動に賛成の立場だ。なぜ、原発が必要か？経済活動にとって電力が必要、という流れで電気は無尽蔵のようなエネルギー政策を行って来たから必要なのであって、ここまで原発を停めても国民が努力すれば原発が無くても乗りきることができる。昨年夏、今年の夏、電気が止まることはなかった。省エネ、 代替エネルギーなどで乗りきられた。まだまだ無駄な電力を使っているのを見ることがある。宇宙から地球を見ると、日本列島が一番明るいのだそうだ。まだまだ、まだまだ、暮らしの工夫の余地はある。このことは、今度の衆議院議員選挙の争点となることだろう。
2012.11.16 『解散』
実に下らない不毛の議論が公共放送を使って日中に放映されている。国会中継だ。もっと早く、すぐにでもやらなければならない課題が多いのに、解散論議をしている。何なんだあれは、と思ってもつい論戦を見てしまう。野田さんの冷静な口調と、用意していた解散の玉に、阿部さんも面喰らったようだ。権力欲でぎらぎらしていないから、野田さんはあのような小気味良い応酬がえきるのだろう。大事なことは、国民に背を向けた代議士の権力欲を、どう粉砕して行くか、だ。平成の後藤新平が早く現れて欲しい。
2012.11.15 『スラックライン』
新しいスポーツがアメリカから入って来た。綱渡りと言えば、サーカスや大道芸で見るものだったが、ロープではなく幅５センチ程度の幅広テープのような紐、高いところではなく木と木の１メートルくらいの高さにこれを張って、渡るとか回転するとか、ジャンプすることで楽しむもの。スポツジムなどでは取り入れているところもある。公園などで楽しんでいる人をたまに見かける。綱に乗るのは、左右のバランスだけでなく、前後のバランスもあるから、簡単そうに見えてとても難しい。ファッショナブルだし、若い人に流行りそうな気がする。
2012.11.14 『人口衛星は落ちない』
なんで人口衛星は落ちないのだろうか？どうやって地球の上を周回しているのだろうか？よく考えると不思議だ。理論上では秒速７．９キロ（時速２万８千キロ）のスピードだったら、地上に落ちることなく、地球を周回するのだそうだ。ISS(国際宇宙ステーション）もこの原理らしい。しかし、一定の高度を保たなくてはならないため、人口 衛星は高度３５０キロくらいま下がったら、エンジン噴射して高度を保つようになっているそうだ。これができない衛星の場合、地上に落ちてしまうらしい。（JAXAから聞いた話の受け売りでした）
2012.11.13 『情報端末の進化』
タブレット端末がものすごい進化をしている。持っている人も多くなった。この端末が障がい者の人たちに新しい可能性を与え、便利な生活の道具になって来ている。声が出なくなった人には、文字盤としてタッチパネルにタッチすれば音声でしゃべってくれる。手足が動かなくなった人は、口にくわえたタッチペンで文字をタッチし、文書と音声に換えてくれる。自閉症のこどもたちには、絵を描いたカードをすいすい選んで動かし、コミュニケーションできる。色盲の人には、色を強調した絵に変換してくれ、弱い色を強調してくれる。大きな可能性を秘めたアプリが多数登場しているのだ。
2012.11.12 『延命治療』
朝日新聞が全国の救急救命センターを調査したところ、６割が延命治療をしていないことがわかった。そのうちの７割は本人の遺言や家族の希望によるものだという。自分も、スパゲティのような管をいっぱい身体に付けられ、生かされることを希望はしないだろう。２１％の施設では、延命治療の中止や差し控えを検討したが、結果的に延命治療に入った、という。生きる、という尊厳については個々人で価値観が違う。医師は可能性のある限り患者が生きる道を探る。医師が判断し易いような患者の意思を本人、家族が表明することもまた、尊厳かも知れない。
2012.11.11 『ワーキングプア』
働いても働いても、安定した暮らしができない人が居る。企業は長期化する景気の低迷で正規雇用ができない状況が続いているが、労働力は欲しい。そのために非正規雇用の派遣社員やパートタイマーなどで凌ぐ。当然、賃金は安い。大学を卒業したものの。定職にありつけず、非正規雇用で働く人が多い。収入が少ないから、まともな生活をする暮らしぶりが出来ない人が多い。厚生労働省がいくら派遣労働法を改正しても、会社経営が軌道に乗らなくては、どうにもこうにもならない。
2012.11.10 『オバマ再選』
熾烈な選挙戦で再選を果たした米国のオバマ大統領。更にこの先４年の大国の舵とりをすることになった。２分した国の事情をどう切り盛りして行くのかが注目される。１期めは“CHANGE”がキーワードだったが、今回は“FORWARD”だった。耳に優しいキーワードなんてあまりあてにはならない。日本でも民主党が政権を取った時のマニフェストが耳に優しかった。今ではその責任を取る人が居ない。政治は、その時その時に周囲の環境が目まぐるしく変わり、瞬時に対応しなければならない。しかし、根幹となるポリシーが無ければならない。その手腕に市民の生活がかかっているのだ。アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく、といわれるくらい緊密な関係があるのだから、関心を持って注視したい。
2012.11.9 『弾かないピアノ』
“弾かないピアノ、再利用させて下さい”という全面の新聞広告が時々見られる。ピアノリユース会社のコマーシャルだ。昭和３７年製で１万円まで、平成１年製＝１２万円まで、平成９年製＝３０万円まで、などで引き取り、リユースするのだ。査定の加減ではかなり減額されるのだろう。家の居間にアップライトピアノが鎮座し、置物台になっているお宅が結構ある。このピアノを再利用する、ということだ。こどもの頃、ピアノを習わせたけど、今は子どもも成長、弾く人が居ない、というお宅が多い。カルチャーセンターなどで、高齢の人が６０（７０）の手習いでピアノのレッスンを受ける、という人も居る。自治体のの生涯学習講座でピアノレッスン、なんて募集したりする。弾かないピアノではもったいない。
2012.11.8 『著作権料収入ランキング』
JASRAC(日本著作権協会）は、11月５日、１９８２年から２０１１年の３０年間で、カラオケや音楽配信などで徴収した著作権使用料の分配額が多かった国内作品のランキングを発表し、上位３作を表彰した。 １位（金賞）は、槇原敬之さんが作詞作曲し、ＳＭＡＰがヒットさせた「世界に一つだけの花」。２位の銀賞は五木ひろしさんと木の実ナナさんの「居酒屋」、３位の銅賞は都はるみさんと宮崎雅さんの「ふたりの大阪」で、いずれもカラオケの定番曲として人気のデュエット曲となった。ＪＡＳＲＡＣ賞は82年創設。ＪＡＳＲＡＣが著作権管理する楽曲の中で、年度ごとに使用料の分配額が 上位の作品に贈られるということだ。
2012.11.7 『安易な海外ツアー』
中国の万里の長城をトレッキングするツアーが、突然の雪に見舞われ、３人が死亡した。高齢者ばかりだ。企画したトラベル会社は３年前にも、北海道のトラムウシでやはり雪による遭難事故で８人を死亡させている。いわく付きの会社かもしれない。観光で有名な八達領は北京から１時間半ほど高速道路で簡単に行ける観光の名所。その近くを雪が襲った。トレッキングや登山のツアーは、ほとんどが高齢者。充分な装備と念には念を入れた計画が必要なはずなのに、安易なプランが先走ってしまうのだろう。
2012.11.6 『飾り物文化』
飛騨高山には、“飾り物”という文化がある。ルーツは江戸期に遡るそうだ。その時々の、国や地域の祝賀の行事の際に飾り物をつくり、お題に見たてる。華やかに床の間が演出され、その美意識と表現した意味が問われる。飾り物を創作する側に深い見識が必要とされ、そしてまたこれを観る側にも鋭い眼力で読み解く技が要求される。いわば知的遊びだ。飾り物は引き算の美だ、と言われている。絶妙の頃会いで飾りすぎず、物足りなさ過ぎず、表現する。ごてごてした現代社会で、質素な技で弄びたい気がする。
2012.11.5 『子どもの貧困』
親の会社が倒産してしまった、親が離婚して収入のあてが無くなった、親が病気になってしまい、養育できなくなってしまった、など子どもの周囲の影響で食事もままならない子どもたちがいる。子どもの貧困が大きな社会問題だ。友達から遊びに誘われても上手に断る、お弁当は持って来たふりして食べていない、修学旅行に行かないなどなど。スクールソーシャルワーカーがこういった子どもたちの救済をする制度もあるが、健やかに育成されるべきの子どもたちが危機に瀕することを、社会は救ってあげなければならない。
2012.11.4 『不正アプリ』
スマホのアプリを無料でダウンロードさせ、これをダウンロードすれば、スマホに登録してあるメールのアドレスリストをごっそり盗み取ってしまう不正アプリをつくった人物が逮捕された。すでに１千万人分のアドレスが盗まれたという。中学２年生が逮捕された事件では、銀行のページそっくりのページをつくり、ログインの文字列とパスワードを盗み取るというものだった。ＩＴ社会の盲点を突く犯罪はまだまだ留まるところが無いだろう。
2012.11.3 『宇宙』
日ごろ、何げなく使っている“宇宙”ということば。素朴に、どこからが宇宙なんだろう？と思う。定義は国際法の規定で『地上１００キロメートル以上』を宇宙というそうだ。宇宙法という国際法では、宇宙の自由と平和を守る、と決められているのだ。そういえば、宇宙に行った飛行士たちは、その誰もがその後の価値観と人生観が変わるそうだ。それぞれの国が領土、領海、領空を宣言するから争いが起き、国と国の戦争にまで到達してしまう。宇宙にはそれが無い。（この記事、千歳空港行きの機内で書いている）
2012.11.2 『フラッシュモブ』
欧米で“フラッシュモブ”が流行っているという。日本でも東京。池袋で週末行われているそうだ。フラッシュモブとは、ある決まった空間で決められた音楽が流れると、周囲に居る人たちが示し合わせたように一斉に同じ踊りや行動をするのだそうだ。そして音楽が止むと、何事も無かったかのごとくそれぞれが自由に帰る、という奇妙にも見える行動だ。仕掛け人は予めユーチューブなどで踊りの解説を流し、集合場所と時刻を指示する。バーチャル時代ならではのこの行動。一瞬の一体感をパフォーマンスを楽しんでいるのだろう。このムーブメント、あちこちで流行りそうだ。
2012.11.1 『ONE FOR ALL ALL FOR ONE』
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」というラグビーで使われる用語。チームワークも重要だが、一人一人が助け合うことも必要だと言う事からこの言葉が生まれた。ラグビーのような紳士のスポーツは言葉の意味も深い。ラグビーのことはよくわからないが、最近のサッカー試合の解説なんかを見ているとチームプレーの結果で得点するが、ひとりひとりが自立したプレーヤーなのに、きちんと仲間の動きの特徴を知り、予測し、みんなでゴールする人間をサポートしている。このことばの意味がわかる感じだ。
2012.10.31 『都知事辞任』
石原東京都知事の急な辞任で東京都知事選が行われることになった。本人は今の日本の政治・国情を憂い、歯に衣着せぬ発言をし、積極的に行動する。海外メディア、特に中国からは、今の日中の社会問題を尖閣諸島発言から震源地になった男だけに警戒している。後継者指名も現任の副知事を指名している。行動力でいろいろ揺さぶるのも良いが、社会の安定も念頭に入れた責任ある行動をしてもらいたいものだ。オリンピック招致などの置き土産もいっぱいある。
2012.10.30 『学童保育』
われわれが子どもの頃はこういった概念は無かった。学校から道草をして帰ると、ランドセルを玄関先に投げ込み、すぐに仲間と連れだって遊びに夢中になった。途中では近所の怖いじいちゃんや、おばちゃんに叱られ、褒められ、安心して日没まで遊んだものだ。ところが、今は学校から家に帰っても誰も居ない。ひと頃はカギッ子という存在が居たが、今は学校から学童クラブに直行、ここで親の迎えが来るまで過ごす。厚生労働省主管なのだが、法的な整備ができておらず、自治体任せなのだ。子どもは文部科学省管轄から厚生労働省管轄の施設で過ごし、親元に帰る。共稼ぎ世帯が増え、帰る場が無いこどもたちが増え、こどもたちのライフスタイルも大きく変わって来ている。待機児童も多いそうだ。子どもにとって幸せなことなのだろうか？
2012.10.29 『アンテナショップ』
東京都内には各県のアンテナショップが設置されている。有楽町の都道府県会館など、様々な県のショップがあり、地元の特産物の販売や、文化の紹介などが行われている。それぞれの地域の、全国的に知られた有名な食べ物や特産品が手に入る。各県が工夫を凝らした観光の誘致が行われている。筆者の出身地秋田県のショップは有楽町にあり、きりたんぽ・稲庭うどん・横手やきそば・桜樺細工など、田舎に行かなくても同じものが手に入る。アンテナショップ巡りも面白いようだ。
2012.10.28 『電子書籍』
電子出版が増えて来た。冊子で発行した本でも、ネットでデータで購入できるようになっているものが増えた。携帯タブレット端末の普及と同時に、紙の本を持ち歩かず、タブレット端末で書籍が読める。電車の中などでも本や新聞を指先でページ送りをしながら読んでいる人が多い。紙での出版や宅配の新聞が激減するのでは、という感想だ。ここにきて、ネット通販大手のアマゾンが端末を売り出すという話がある。本の購入者の購入履歴や読書嗜好を泊している会社だけに、かなり有利なビジネスが出来るのでは、という観測だ。
2012.10.27 『エシカル・ヌード』
エシカル＝倫理的な、という意味。ヌードと倫理的な、という意味がどこでつながるのか？となってしまうが、ヌード姿を見てもらい、お金に変え、それを社会的な意義のために使おう、という崇高な精神性のあるヌードのことをいうらしい。ヌードと聞けば、女性のエロティックな写真やポスターを想像しがちだが、このエシカルヌード、欧米では、一流のスポーツ選手やタレントなどがヌードになって、その収益を社会活動に寄付する、というもの。日本でも、沖縄の消防士たちが肉体美をテーマにした写真集を出版、その収益を救急ヘリ活動に寄付している事例がある。
2012.10.26 『還付金詐欺』
ネット環境が無いところに居たので、２日間更新できませんでした。
このところ、振り込め詐欺の手口が巧妙になり、社会保険事務局を名乗る電話が高齢者宅に多くなった。「医療費の過払いがあります。社会保険事務所から送金しますので、お近くのＡＴＭまで行って下さい。捜査方法はこちらのほうで教えますので、ＡＴＭから電話して下さい」と言い、言われた通りに操作すると振り込まれるどころか、講座から相手先に振り込んでいる、というもの。警察や銀行では、高齢者がＡＴＭの前で携帯で電話していたら要注意、と呼びかけている。だいたい、医療費の還付金が今ごろ出る 訳はないし、社会保険事務所の所管・担当ではないのだ。
2012.10.23 『ネット犯罪』
検察が手玉に取られているネット犯罪。なりすましで他人を犯人に仕立て上げてしまう事例が大きな問題になっている。全く身に覚えのない脅迫文書などが自分のパソコンから発信され、逮捕されてしまった。捜査上、IPアドレスを調べられ、そのアドレスから発信されたことが証拠なって嫌疑がかけられ、取り調べの家庭で犯罪を検察にでっちあげられ、逮捕、しかし犯行を行った犯人の犯行声明から、捜査のやり直しを迫られる、という前代未聞の事態に。検察がいかにいい加減な措置をしているかが照明されたようなものだ。こういう犯罪をやって何がおもしろいのだろうか。愉快犯に狙われた市民はやり場の無い怒りを覚えるだろう。今後のネット犯罪捜査の根幹を揺るがす事態なのだ。
2012.10.22 『超高齢化社会』
６５歳以上の人が総人口に占める割合によって、７％から１４％までを高齢化社会、１４％から２１％までを高齢社会、２１％以上を超高齢化社会という。わが国は１９７０年に高齢化社会、１９９５年（平成７年）に14.5％で高齢社会、そして２００７年（平成１９年）に21.5％で超高齢化社会になった。社会はどこを見ても高齢者であふれている、ということになる。交通機関、住宅、スーパー、医療などの社会システムがこれに合わせて変化してきている。少ない若い人が多すぎる高齢者を支える構図は、あまりにもバランスが悪い。加えて高齢者の認知症患者が増えていることが問題になって来た。認知症予防も大きな課題だ。
2012.10.21 『生活保護受給者２１１万人』
何らかの理由で働けない人、身寄りが無くて面倒を見てもらえない人などが受給できる生活保護費というのがある。地域や現状の状況によって審査されるが、その受給者が２１１万人を超えるという。一部の地域では、この保護費受給のためのブラックマーケットがあり、不正に受給している人がいるというニュースがある。こういうことがあると、ほんとうに困ってる人にきちんと支給されなくなってしまう。財源は税金だ。それゆえにきちんとした人に渡して欲しい。
2012.10.20 『頭髪の日』
１０月２０日は、ゴロ合わせで“トーハツ”になることから、頭髪の日だそうだ。都内のデパートでは、頭髪の健康診断のイベントを実施など、さまざまな企画があるようだ。筆者の頭髪、数十年前の写真を見ると、信じられないくらいフサフサだ。いつのまにか、毛がいっぱいある人がうらやましいくらいになってしまった。頭皮が堅くなると毛に栄養が行かないらしく、マッサージがいいそうだ。７０歳近くなってフサフサの床屋さんが、マッサージを欠かさないと言っていた。筆者は自身の頭髪に自身が無い。恥ずかしさも無い。ありのままでいいと思っている
2012.10.19 『マインドセット』
和訳すると、マインドセット＝心構え、となる。ソフトバンクの孫正義社長が、米国の携帯電話会社スプリントの株式の７０％を買収、世界第３位の携帯事業会社になった。彼はいつもマインドセットの軸がぶれないそうだ。日本でボーダフォンを買収した時もそうだったように、彼は常にリスクを取る勇気を持っていて、先行投資し過ぎではないかと不安を漏らす部下に対し「もっともっとペダルを漕げばいいのだ」と言い放つそうだ。なかなかできることではない。最近のtwitterでのコメントも、「守りに入りかけている己を恥じる。もっと捨ててかからねば」など、マインドセット（心構え）が完璧だ。部下も大変だな、とも思うが、夢を追いかけて、それを実現して行くことの醍醐味を感じる。
2012.10.18 『秋の味里芋』
里芋がおいしい季節だ。ぬめり成分のムチン、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富だという。里芋は雨が少なければ、生育に影響がある。昨年も今年も、酷暑で雨が少なかったので、産地ではあまりいい状態ではない。里芋の効用は、脳を元気にする効果、高血圧を防ぐ効果、胃・腸・肝臓に効果があるそうだ。里芋のぬめりを取ってしまうと、効果が半減するというから、ヌルヌル、ツルツルを楽しまなければならない。
2012.10.17 『インフルエンザ』
秋が深まり、朝夕の気温が少しづつ下がって、涼しいというより冷え込む、に近くなって来た。そろそろインフルエンザの予防に気を使わなければならない時期だ。風邪症状だと思っていたらインフルエンザ、ということがよくある。かかってしまったら医者に行って薬をもらって、できるだけ人に会わないで自宅待機しか無い。今年のインフルエンザワクチンの株が厚生労働省から発表されているが、そろそろ病院などでも予防注射が始まるはずだ。筆者はまだ一度もワクチンを接種したことが無い。
2012.10.16 『ノマド』
元々は遊牧民と言う意味で使われる単語らしい。最近では「ノマドワーキング」などが注目されている。「特定の場所、オフィスを持たない働き方」を指すそうだ。パソコン一台あれば、情報はいつでも手に入るし、銀行の決済やお気に入りの品物の購入、旅行の予約、友人との無料電話など、どこに居てもできる。世界中を旅しながら生活することも可能だ。いつでも好きな時に好きな人と好きな場所に行ける。そんなライフスタイルをノマドスタイルともいうそうだ。ロンドン五輪の男子マラソンに出場した藤原新がまさにそうだ。東京マラソンで終盤に追い込んで2位、彼はどこにも所属せずにフリーで、賞金で生活している。ノマドランナーが出現したと思ったものである。自己完結型のノマドスタイル、少し憧れるところでもある。
2012.10.15 『まったり、がっつり』
あなたは“まったり”や“がっつり”などの用語を使っているだろうか？筆者は少し抵抗があり、未だに使えない。TVでお笑い芸人がはしゃぎながら、こういったことばを連発しているのを聞くだけでも何か抵抗がある。まったり＝ゆっくり、のんびり・ムカツク＝腹がたつ・がっつり＝しっかり、たくさん、・半端ない＝中途半端でない、といった意味であろうが、正しい日本語を知っていてこういう現代用語を使うならまだしも、『夕食を食べるじゃないですかぁ、なにげにがっつり食べようと思うのですが、まったり食べるのも何だし、すごい速い食べ方も何だし…』こういったことばがメールの書き言葉にも表れているから、困ったものだ。
2012.10.14 『また増え出した振り込め詐欺』
このところ、各地で高齢者が２千万円の被害、６千万円の被害など振り込め詐欺にひっかかっている。もはや銀行からの直接送金が難しいことから、現金の受け渡し場所に誘導し、そこで直接手渡しで受け取るケースが増えている。中には、１千万円渡した翌日にまた１千万円渡した例も。息子可愛さのあまり、つい渡してしまうのか？「自分は絶対だいじょうぶ」という人に限ってひっかかる、という説がある。念には念を入れてあらゆる確認をしたほうがいい。また自分の息子は心配ない、という信頼を寄せることも大事なのだ。数千万円を、ほんとうに欲しいのなら自宅に来る、くらい思わなくてはいけない。
2012.10.13 『IPS細胞』
ノーベル賞の受賞で今まで以上に注目されることとなったIPS細胞。いろいろ解説を聞くと、“ナルホド”とうなづけるが、これを着想して発見するまでの努力は並大抵のものではなかったはずだ。世の中すべて前例や社会常識で動いている。この常識に無いことをすれば、社会から逸脱した扱いをされるのが普通だ。識者は、「そんなぁ、常識では考えられないよ！」などとすぐに言う。特に企業などの組織では、個人が埋没してしまうのが普通だ。そういった意味で山中教授がこういった着想を実現できた環境をつくった周囲はすごい。こういった新しいパラダイムが実現できるから社会の進歩があるのだ。
2012.10.12 『ロコモティブシンドローム』
ロコモティブ＝運動できる、という意味。SL＝蒸気機関車＝Steam Locomotive という。 このところ、要介護予備軍をつくる原因としてロコモティブシンドローム（変形性膝関節症候群）があるという。日本整形医科学会が提唱している。足腰の筋肉・関節・障害が影響し、転倒→骨折→寝たきり→介護、という流れになってしまう。お年寄りが転倒して寝たきりになってしまうことがよくある。現代人の生活様式が姿勢を悪くしたり、 身体のバランスを崩しているのが大きな原因のようだ。高齢者でなくても４０代くらいからこういった予備軍が多く居るという。カルシウムを多く含む食品を摂ることもいいそうだ。
2012.10.11 『ノーベル賞』
これを発明したら“ノーベル賞”ものだよ、と子どもの頃、学校の先生によく言われたものだ。その位有名な権威のある賞だ。京都大学の山中伸弥教授が５０歳で受賞した。受賞後の記者会見やTVのインタビューなどを見ていると、“教授”らしくない、普通の家庭を愛し、スポーツを愛するシニアの男性、という印象だ。何が彼をそうさせているか、やはり学生時代スポーツに打ち込み、チームワークの大切さ、相手との呼吸の大切さを身につけているからではないかと思う。だから部下や周囲に気を配り、若い人から 慕われるのだろう。久々に良い気分にさせられたニュースだった。
2012.10.10 『まほうの国』
ＮＨＫ朝の連ドラ、新しいタイトルは「純愛」。主人公の純は宮古島でホテル経営をする家族で育った。このホテルの人気に陰りがある、主人公の父親（武田鉄也）が悪さをしているらしい。１０月３日の第１回から父娘の喧嘩で始まった。ホテルに就職した主人公は自身のおじいがホテル経営の哲学として行動していた、お客さんを笑顔に変えてしまう“まほうの国”にしようと奮闘する。しかし、そのホテルは社員一同、何かシラケムード、主人公のイライラは募るばかり…。
2012.10.9 『強迫性障害』
心身の病として、何かにこだわってしまうと、他のことができなくなってしまい、脅迫観念に陥ってしまう症状を脅迫制障害と言うそうだ。国内には１００万人の患者がいるそうだ。社会からは偏見の目で見られるから、なかなか理解してもらうのが難しい。
2012.10.8 『カオス』
カオス＝混沌とした、という意味だ。今の世の中、今までの価値観で生きられるか、と言えば少し難しい社会だ。こういった、混沌とした状態のことをカオスという。この混沌とした中にも秩序が存在する。社会の流れは予想が付かない事態が起こったりする。しかし、何かの秩序がそこに存在する。お金を中心に据えた行動は、いつか破たんする。これからは、ネットワークの時代だ。
2012.10.7 『イキメン』
イケメンでは無い。イキメン＝地域で育児をする男子、という意味だ。イクメンということばが少し前に流行ったが、イクメンが更に行動して地域社会で育児のための仲間をつくったり、子育てグループをつくって行動したり、子どもを地域で育てようという行動を起こす人たちを言う。男は仕事一筋、家事や育児は奥さん任せ、という従来のパターンが変わりつつある。
2012.10.6 『スカイツリー効果』
東京タワーで時々夜間のライトアップが色で演出して見せるイベントを やっていた。この効果を東京スカイツリーがやり始めた。スカイツリーのライトアップはLED電球をコントロールして演出してできることから、ハードの電球を変える必要がなく、コンピュータ制御できる。１０月１日には、乳がん啓発のカラー、ピンク色にライトアップされた。ピンクリボン運動にスカイツリーが賛同した社会貢献イベントとなった。これからも様々な啓発事業に活用されるだろう。
2012.10.5 『赤い羽根共同募金』
１０月1日に、共同募金会が行う赤い羽根共同募金がスタートした。駅頭などでボーイスカウトやガールスカウトの子どもたちなどが募金活動をしている。NHKのアナウンサーたちが一斉に左胸に赤い羽根を付ける。社会福祉協議会などでは、地域の自治会長などのサポートで家々を巡回し、募金を募る。恒例行事になっているので、募金の金額など各自治会などで一定額を決めて半強制的に集金する“日本的ドネーション”方式だ。マンションなどでは各家々を訪問しても不在でコンタクトが取れないとか、サポートする人材がいないから、などで、管理組合で一括支払う、などというところも多い。それというのも、各市町村や県の協同募金会単位に、集まったお金が昨年と比較して、とか自治会や市町村単位にコンテストされるような風潮もあるから、当事者たちは大変なようだ。集め方は別にしてもこの浄財が地域福祉に役立てられるから、伝統のあるいい活動でもある。
2012.10.4 『アプリ甲子園』
９月３０日（日）アプリ甲子園というイベントが開催された。アプリ＝アプリケーションの略。スマホでできるソフトウエアの企画・制作のコンテストで、小学６年生から大学生までが参加したそうだ。スマホの普及率が大きく伸びているが、この中に入れるアプリの種類が激増、無料のものから有料のものまでいろいろだ。電車の中などでは老若男女を問わず画面を人差し指ですいすい動かしている人が多い。力を入れて必死で画面 をにらんでいる人は、だいたいゲームに夢中になっている人だ。
2012.10.3 『受信料の値下げ』
１０月１日からNHKが受信料の値下げをする。クレジットカード払いと自動振り込みの人は月額120円、振り込み払いの人70円の値下げ。この値下げでNHKが受けるマイナス効果は1,100億になるという。NHKは経営努力でこの影響を会費する、と会長が自ら出演したメッセージを流していた。この時代に値下げなんて有り得ない話だが、NHKの英断に拍手を贈りたい。
2012.10.2 『台風直撃』
９月３０日から１０月１日にかけて、台風１７号が日本列島を縦断した。自然の猛威に成すすべもなく、列車は運休、デパートなどはいつもより早めの閉店、高速道路も通行止め。風がすごく、大潮と重なって海岸沿いの地域では避難勧告も。首都圏では１日朝の公共交通が平常に戻り、月曜の出勤時にはそれほど影響が無く、やれやれ、と思ったビジネスマンも多かったことだろう。自然の力に対して、人間は実に弱い存在だ。
2012.10.1 『ＬＴＥ』
９月２１日、i-phone5が発売になり、各地で購入者の行列ができた。関西では販売するためにストックしてあった１６０台が盗難に遭う事件もあった。ＬＴＥとは、Long Term Evolutionの略、今回発売の機種の特徴は、ＬＴＥ機能だという。この機能が有ると、各段に処理スピードが向上するという。通信技術の進歩は留まるところを知らない。
2012.9.30 『北欧型１００円ショップ』
このところ１００均（１００円ショップ）の閉店が相次いでいる。アレッ？無くなっている、といったことが多い。「安ければ良い」という顧客のニーズが変化してきている。安かろう悪かろう、じゃ満足しなくなったことが陰りの原因だろう。そんなさ中、大阪にヨーロッパ発の１００均が出店し、開店日にお客が列をつくるような現象に。コンセプトは“かわいい”だそうだ。つい、手にとってしまうインテリア素材などが１００円から５００円までの価格で美しく飾られている。
2012.9.29 『梅ちゃん先生』
朝の連ドラ“梅ちゃん先生”が今日最終回を迎える。梅ちゃん役の堀北真希が実直な女医役、その夫に松坂桃季、ほんわかした昭和の夫婦役が上手かった。クソまじめで無口な医学部教授で梅ちゃんの父親に高橋克実、梅ちゃんの夫の父親に片岡鶴太郎、高橋克実とのからみあいが絶妙だった。昭和のレトロな家族関係や下町の古きよき文化が描かれていた。この連続ドラマからスターダムに駆け上がった俳優たちが多い。１０月、また新しいドラマがスタートする。
2012.9.28 『水不足』
各地で水害が続発する中で、関東地方は水不足で節水が呼び掛けられている。関東地方では雨が降っていないかと言えば、そういう気はしない。断続的なゲリラ豪雨が降っているからだ。しかし、まとまった連続した雨が降っていない。水ガメが干上がっている。一方では水害が市民を悩ませている。自然のバランスの崩れが正常な市民生活に悪影響を及ぼしている。９月末になって台風が発生しているが、風害や水害の無い範囲で雨が降り、水がめを潤してくれることを期待したい。
2012.9.27 『日帰り温泉』
＊しばらくネットがつながらないところに居ました。
更新していないのを心配して、メールを下さる方がいらしたり、ご心配をおかけいたしました。
全国各地で日帰り温泉がたくさん出来ている。自治体でつくるケース、民間でつくるケース、いろいろだ。風呂好きの国民性は、老若男女を問わず癒しの場として活用できる。銭湯とは違ってほとんどが天然の温泉だ。こんなに温泉を掘ったら、地球の中は骨粗鬆症状ではないかと思うくらいだ。料金は地域によってずいぶん違う。山形県は出羽山脈に沿って温泉がたくさんあるが、日帰り温泉はどこもかけ流し、泉質が良く、フロントもサービスが良い。しかも３００円がほとんど。関東地方はだいたい１０００円以上はするから、安いもんだ。
2012.9.21 『佐川男子』
佐川とは、佐川急便のことだ。ユニホームは青いシマ模様のポロシャツ。配送のトラックも同じ模様で走っている。荷物を運ぶドライバーさんも常に走って配達している。佐川急便の社員と言えば、仕事がきつくて有名だが、このドライバー全国３万人の人たちの中からイケメンのドライバー５１人をピックアップ、その写真集が「佐川男子」 として出版された。この写真集が意外な人気で、“おうちに来てくれる王子様”というふれこみで売れているという。今日２１日には都内で、登場したドライバーのサインと握手会が開催されるというからすごい。宅配便業界はサービス合戦の様相、お客様を徹底的に満足させる佐川男子が配達に来るのを楽しみにしている人もいて、お弁当やクリスマスの贈り物をする人もいるとか。売上向上に一役買っていると思えば、会社もしてやったりだろう。
＊１週間ほどお休みします
2012.9.20 『秋の様相』
このところの日中の暑さは異常だ。そして季節の変わり目の雨ではなく。入道雲の下に流れる雨雲が目まぐるしく動き、局地的な集中豪雨のように短時間降り、すぐに青空に代わってジリジリする。異常気象としか言いようが無い。夕方、明け方は少し涼しい気 がするが、２８度くらいの熱帯夜は変わらない。体調を崩し ている人も多いようだ。夜はすず虫、こおろぎ、うま追いが鳴き声を競っている。秋播きの種を播いたので、 寒暖の差が早く感じられるようになって欲しい。
2012.9.19 『矛先は政府に』
尖閣諸島のわが国の国有化を契機にした中国での反日デモ。9月1日にも記載したが、市民が暴動化し、日本企業や日本食のスーパー、レストランなどが襲撃されるという、有り得ない”野蛮な行為。これは、テロ行為だ。経済発展著しい先進国の仲間入りをしようという国で、こういうことが起こるのを政府が黙って許している。推移を見ていると、どうも、政府が愛国心の強い若者を扇動している様子、しかし、このデモや暴動、なぜ日本が標的なのに毛沢東の写真を掲げているのだろう。本音は政府対するストレスが原因と見た。急激な経済成長で、市民生活が急激に都市化し、経済格差が広がり、不満が蓄積している。今に大変な反政府デモに発展し、共産党大会が大変なことになるに違いない。中国観光もしばらくはお預けだ。
2012.9.18 『今年の年末おもちゃ商戦』
年末おもちゃ商戦を前に見本市が開かれた。クリスマス商戦では年間の売上の１／４を売り上げるという。これに向けた今年のトレンドを５１のメーカーが１万点の自信作を出展したそうだ。今年のおもちゃのトレンドは、「復活」、「本物」、「家族」だそうだ。野球ゲームが人気になりそうだという。野球ゲームと言えば昭和３３年発売、以降１２００万台を売り上げている。ファミコンのように一人遊びではなく、家族や複数の友達と一緒に遊べるおもちゃ。こどもたちに一石を投じそうだ。
2012.9.17 『ジェネリック医薬品』
薬の特許が切れたあとで、その特許料がかからないことで、消費者に安いコストで薬が提供できるようになる。この薬のことろジェネリック（Generic：後発）医薬品という。薬の特許期間は２０年、どんな薬でも２０年たてばジェネリック医薬品として製造できるかと言えば、まだまだ様々な規制はある。後発医薬品と言えば聞こえが悪いが、成分や効能は変わらない。薬局で安価な薬が販売されるようになったのはこの制度を活用しているからだ。厚生労働省では、医療費にかかるコストを安くするため、ジェネリック医薬品の利用を推奨している。、数量ベースで世界平均の使用率が５８％なのに、日本はまだ２４％。アメリカ、インド、南アフリカ、イギリスと続き、日本は世界１５位だ。
2012.9.16 『紫外線』
日焼けの元となる紫外線、意外なところで活用されている。紫外線ランプというのがあるが、この光を当てると蛍光色を含む物が美しい色に光る。テーマパークなどのアトラクションなどで、暗い中で文字や物体が蛍光色にキラっと光を放つ展示物がある。これは物体に塗った蛍光色に紫外線ランプを当てているからだ。これがサンゴの保護活動に役立つのでは、という期待だ。夜の海でサンゴに紫外線ランプを当てると生きているサンゴがタンパク質を含むので蛍光色に光るが、死んでいるサンゴは光らない。生まれたばかりのサンゴは小さな点となって見える。世界の７０％のサンゴが危機に瀕しているという。自然快復の力になってくれることを願いたい。
2012.9.15 『自分を磨く所作』
所作の本が売れている。若者の所作の乱れを嘆く大人が多いが、こういった若者を作ったのは今の大人たち。躾はきちんと行われたのだろうか？と疑いたくなる所作以前のマナーの悪さ。満員電車の中ででも足を組んでいる、箸やペンの持ち方が違う、猫背で机に向かう、所作とは、マナーを体得した人のことば、姿勢、態度など美しい姿、行動様式のことを言う。誰から見ても美しく見える条件がある。所作の美しい人は無駄が無い。 それでいて余裕がある。すべては姿勢にあるらしい。姿勢が良くなると呼吸が整い、呼吸が整うと心が整う、と禅の世界では教えている。周囲を見ていると、確かに姿勢が良い人は安定感があり、美しい動きをしている。
2012.9.14 『リケジョ』
何やらまたわからないことばが流行している。若者ことばでは無い、経済界でのことだ。リケジョ＝「理系の女子学生」の意味だ。理系の女子学生の割合が年々上がっているという。それに連れて企業で働く理系女性が増えて来ている。「土木技術者女性の会」というのがあるそうだが、これは３０年も続いているというから、こういった傾向はその頃から有り、女性特有の職場での悩みや課題などを取り上げて来たということ。 理系女性の就職内定率は今年１月の時点でリケジョ＝９３%、男子理系＝８２％と、女性の方が上回っている。結婚〜家事〜出産〜子育てと女性ならではの課題が多いがこれを立派にクリアしているリケジョが多いのも事実だ。
2012.9.13 『出会いと再会』
９月９日からしばらく更新していなかった。この間、多くの出会いと再会があった。沼津のパーティーは大いに盛り上がり、旧知の友人と再開、新しい仲間との出会いがあった。実は９日以降しばらく家に帰らず、行きあたりばったりの伊豆半島一周のドライブを敢行、山登り、日帰り温泉入浴、美術館探訪、石廊崎岬で日の出と夕日を満喫、１２日深夜自宅に戻った。宿泊はキャンピング仕様の車の中、駐車場で一夜を明かし、暗くなったら寝て明るくなったら起きる生活。ラジオもテレビもネットも遮断しての独り生活は人間の原点のようなもの。しかし、仲間は無くてはならない存在。突然電話を入れて箱根に住む昔の同僚と金時山（１２００Ｍ；金太郎のふるさと）に登頂、ご自宅で昼食、１１年ぶりの再会に奥様が歓迎してくれた。夜は御殿場のスクエアダンスクラブを訪問、沼津での出会いが発展して交流となった。出会いは素晴らしい。
2012.9.9 『快適便利なサービスエリア』
今、東名高速の足柄サービスエリアに居る。今日は沼津市で行われるスクエアダンスパーティーゲスト出演のため、早朝に家を出てSAに８時に到着。高速道路のサービスエリアでワイアレスネットを使うなんて思ってもいなかった。便利になったものだ。このところの高速道路のサービスエリアの充実度には驚くばかり。トイレはきれいになったし、いろいろな障がい者対応、お店もしゃれれスマートでサービスが良い。高速道路の会社は相当儲かっているようだ。パーキングエリアのほうは、コンビニに任せているところが多く、合理化されているんだなぁとも思う。ドライブが快適になるということは、事故の防止にも役立つのだろう。足柄サービスエリアには温泉も備え付けていて、１２時から翌朝１０まで温泉に入ることもできる。帰りは温泉に入って行こう。
2012.9.8 『ピンクリボン』
乳がんの早期発見の大切さを伝える運動のシンボルがピンクリボン。１９８０年代にアメリカで始まった運動は、日本では２０００年頃から活発化した。東京タワーのライトアップがピンク色に染められ、社会的認知を得た。女性の２０人にひとりが乳がん発症の可能性があるという。年間１万人が乳がんで亡くなっているそうだ。１０月にはピンクリボンスマイルウォークやシンポジウムなど全国各地で実施される。
2012.9.7 『永田町の権力闘争』
いったいどうなってんのか？国民不在の民主党、自民党の党首争いレース。政治家は、市民に対する課題を必死に考えるのが仕事のはず。しかし、国民不在の権力闘争が続き、駆け引きの毎日だ。情けない。この間中国や韓国は日本批判を繰り返し、中国の日章旗強奪事件の対応など、まさに馬鹿にされている。こんな政治家を選ぶ国民でいいのか？首相官邸を取り巻く原発反対運動のような市民運動で情けない国会議員を追放するしかない。
2012.9.6 『睡眠の日』
９月３日は睡眠の日だった。“グッスリ”のゴロ合わせだという。この睡眠の日に合わせて運送会社では運転手の居眠り運転防止のために様々な対策をしているそうだ。シートの後ろにセンサーを付けておき、ドライバーが眠くなると感知、ハンドルの前にある液晶に怒った画像が出、音声で警告をする、というもの。そして、車の前に行ってストレッチ体操が義務付けられる。これらの情報は、会社のセンターパソコンに転送され、運転手がきちんと履行しているかどうか管理されている。ここまで安全対策をする会社は珍しいだろうが、きちんとした運行管理のための様々な努力がされていることを知った。
2012.9.5 『婚活』
就活＝就職活動、終活=人生の終末を考えた活動など、○活に関する情報や出版物やセミナーが多い。今賑わっているのが、女性のための婚活セミナーだそうだ。そして、こういったセミナーに参加してもなかなか願いが叶わず心身の不調に陥ってしまう人が多く、社会問題にも発展しそうだという。なんでセミナーなんか出るのか？単なるハウツーに自分の人生を重ねることすら無理があるというもの。ハインリッヒの法則では、重大な事故の背景には３０の軽微な事故が存在し、そのひとつひとつの背景には３０のヒヤリハットが存在する、というもの。これを当てはめると、３０人の人に会い、１人 を心に思い、その思った人３０人をつくってやっと一人の意中の人が見つかる、とも言える。いかに外に出て友人を沢山つくり、お付き合いするかが重要なのだ。
2012.9.4 『有事』
突発的な出来事に遭遇した時にその人がどう動けるか？（１）固まってしまい、何もできない（２）おろおろしてしまい、うろたえる、（３）起こったことに対し、周囲の状況を的確に判断して行動する、（４）周囲のことより、自分のことで精いっぱい、（５）誰かに頼り、その人の指示に従う。いろんな人がいる。突然の時にはじっくり考える暇も無いから咄嗟にその人の行動パターンが出る。3.11の津波災害の時、住民が 自ら協力して自治組織を機能させ、学校を立ち上げたり住宅地を高台に確保したりした事例が有ったが、前記（３）の事例だ。自治体が何もやってくれないだの、あれが無い・これが無いだのグチを言うよりも、状況に合わせて行動することが大事だ。有事にどう動くか、その人の社会的価値が問われる。
2012.9.3 『一生勉強、一生青春』
あいだみつを は、「一生青春 一生勉強」と説いた。詩人サムウェル・ウルマンは「青春とは人生のある一定の期間を言うのではなく、心の持ちようである」と言っている。バーナード・ショー「青春？若いやつらにはもったいないね」、松下幸之助「青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気にみちて、日に新たな活動を続けるかぎり、青春は永遠にその人のものである」。さまざまな青春論があるが、どうも若い 時だけが青春では無い、という説が多い。筆者も同感だ。反対に“老い”を表したことばに、「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。」というのがある。夢や希望を持って行動している人はいつも青春で、老いない、と解釈できるだろう。
2012.9.2 『最悪３２万人』
南海トラフ地震の被害想定が８月２９日発表になった。昨年の東日本大震災以来、被害想定や具体的対策などが現実味を帯びた計画となって来た。九州で起こった場合、四国で起こった場合、東海で起こった場合など、想定も多岐に渡る。備えあれば憂い無し、と言うが、規模は２００３年に想定した被害想定の１３倍だという。今年になってから東北の地震が少なくなって来ていたが、２９日早朝にはまた震度５強の地震が有った。最悪のシナリオで備えを考えておきたいのだが。
2012.9.1 『国旗の略奪』
高速道路で大使の車を２台の車が進路妨害し、停車させ、日の丸の国旗をちぎって奪う。映画のシーンのような事件が起きた。半日感情はわかるが常軌を逸した行動。もしこれが日本で中国の国旗を奪ったとすれば、中国はとんでもない反応をするだろう。中国で起こったこの事件に対する中国側の反応は鈍い。多くの半日感情を持つ市民を意識して反政府感情に火が付かないよう配慮しているとしか思えない。国際関係もあるが、国民感情への配慮もしないと反政府暴動にまで発展しそうな国民感情が怖いのだろう。治安管理処罰法などという法律を適用させ、起訴もしない。納得の行かない中国の対応だ。文化国家ならこんな暴力有り得ないこと。許されることではない。
2012.8.31 『秋風』
夏の盛りの暑さは日中まだ変わらない。しかし、朝夕の陽が出ていない時は少し涼しい風が吹くことが多くなった。お盆を境に太陽の傾きが急に変化し出し、陽も短くなる。この涼しい風を秋風という。夏の猛暑から秋風への変化だったら気持ちがいいのだが、政治の秋風となると、意味合いが相当変わって来る。野田政権はお盆の相当前から？秋風が吹き出した。華々しいマニフェストを掲げ、自民党から民主党に政権が移ったが、ことごとく公約違反のメニューの政治ばかり、国民はバカにされていたのか、と思える。野田総理１人が悪いわけではないのだろうが、維新の会という新興勢力も総選挙になったら怖い存在だ。総選挙、ＡＫＢのように国民を踊らせて欲しいものだが。
2012.8.30 『少々とひとつまみ』
料理の参考書で、塩少々、砂糖ひとつまみ、などという。少々とひとつまみ、どう違うのか調べて見た。少々とは親指と人差し指でつまみ上げられる量、ひとつまみとは、親指と人指し指と中指の３本でつまめる量、つまり、少々よりもひとつまみのほう が量が多いことになる。「声を出して読んでみたい日本語」（斎藤孝著・草思社）にたくさん出て来るが、日本語の微妙な雰囲気や状況の表現には思わずうなるような 表現法がある。何でも横文字でサラリと過ぎ去ってしまう“情報”としてのことばが多い今の言葉文化、これではいけない。感情や情景を情報に魂として入れることができる美しい日本語を身につけたいと思う。
2012.8.29 『お墓事情』
東京都が小平霊園に完成させた樹林墓地。コブシ、ヤマボウシ、ナツツバキ、ネムノキ、イロハモミジなどの木の下に設けた共同埋蔵施設に多くの遺骨を一緒に埋蔵するものだそうだ。この樹木の周辺に遺骨を個別に30年間埋蔵した後、共同埋蔵するもので、平成26年度の募集開始を予定しているという。この施設の見学会を催したところ、東京都の予想を大幅に上回る応募があったそうだ。遺骨1体134,000円、粉状遺骨1体44,000円、毎年の管理料がかからない、というのが魅力なのだろうか？
2012.8.28 『自然の怖さ』
８月２６日の関東地方は残暑が厳しい晴れ間、横須賀や房総で水の事故が相次いだ。この日、沖縄には史上最大級の台風が来ていた。波も高かった。暑さに任せて磯に出かけたりサーフィンを楽しんだりのレジャー中に高波にさらわれたようだ。自然の動きをきちんと見据えた注意を怠ったのが原因だ。自然の力はすごい。そして予想もしなかった突然の変化がある。注意したいものだ。
2012.8.27 『ＫＹ』
もう死語に近いかもしれないが“空気読めない”＝Kuuki Yomenai＝ＫＹ という。組織やグループなどの集団で自分の振る舞いを決定する時に全体の中の自分の位置づけを考えた行動や今やるべき行動に至れない人を言う(注：筆者コメント）一瞬のうちに周囲とのバランスを取ることを“空気を読む”というのだ。最近の若者の特徴として、自分の痛みはわかって欲しいが、他人の痛みがわからない人が多い、と心療内科の先生が言う。ほんとうにそういう時代だなぁ、と思うことが多い。せっかく就職してもこれができなくて会社を辞める若者が多いそうだ。こどもの頃から人間社会に揉まれないで育ったバーチャルな時代の影響なのだろう。
2012.8.26 『春夏連覇』
ロンドンオリンピックの陰に隠れて、開会式から２回戦くらいまではマスコミにあまり取り上げられなかったが、暑い暑い毎日第94回夏の高校野球大会が開かれていた。ベスト１６あたりから報道の量がグンと増え、１試合２２奪三振の桐光学園高校松井君が大きく報道されていた。８月２２日の決勝は大阪桐蔭高校と青森光星学園高校の春の選抜大会と同じカード。今回も東北に優勝旗が行くことは無かった。しかし、春夏連覇が ７校目だというが、すごいことだ。
2012.8.25 『収穫の秋』
北関東地方で稲刈りが始まった。何となく穂の付き方を見ていると豊作の年ではないか、という感じだ。8月に入って雨があまり無かったが、河川の水量が多く、水はふんだんに田んぼを潤していた。そして連日の猛暑、一気に穂が黄金色に変色、頭を垂れている。故事に、“実るほど頭を垂れる稲穂かな”があるが、ほんとうに見られる。早いところでは借り入れが終わり、乾燥機が動いている農家がある。昔は天陽干しをしていたが今は石油を焚いて乾燥させる。出荷する米はこのやり方だが、農家の人は自分で食べる分だけは天陽干ししている人がいる。その方がおいしいからだ。
2012.8.24 『白もの家電』
家庭で使う冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコンなどを白もの家電という。ＩＴ化全盛の頃には、うとんじられ、利益が出なく、販売店のフロアがだんだん狭くなって来た。ところが、この秋の商戦は電気メーカーが最も力を入れているのが白もの家電だという。時代の流れはわからないものだ。省エネルギーは常識。これからはスマホとの連携で、たとえば洗濯のメニューをスマホで入力し、それを洗濯機にかざせばそのメニューで 洗濯をしてくれるという頭脳派の家電だ。これからは、スマホや携帯との情報のやりとり家電が増え、コントロールは離れたところからできる、というものになって行くだろう。
2012.8.23 『Ｒ２５世代』
何やら意味のわからない単語だが、最近結構使われている。フリーペーパーのR25が発行されたのが２００５年。興味深い、なかなかいい情報が２５タイトル掲載され、メインターゲットを首都圏で働く２５〜３４歳の３００万人のビジネスマンとしている。企業広告収入でこの雑誌を発行し、無料で配る、というフリーペーパーの先駆けだった。RはRestrict(制限）の意味だそうだ。少し元気が無い、と言われている男世代を勇気づけたい、というのが編集の骨子だそうで、政治・経済、ビジネス、アフターファイブ、ライススタイル、トレンド、恋愛、SEXなど興味深い内容で発行し続けている。配り方にもかなり工夫が見られ、最初は人が配っていたが、今は駅や公共スペースなどに専用ラックを持つまでに成長した。こういった世代の代名詞としてR25世代という表現がされるようになって来た。
2012.8.22 『アキハバラ』
秋葉原が外国人にも有名な観光スポットになっているそうだ。確かに街を歩いてみると、外国人が多い。国籍もいろいろ、どちらかと言えば、欧米の人よりも、中国、韓国、などのアジア系、イスラム系の人が多い。街の店舗構成も大きく変わって来た。 電気街からパソコン街、今はフィギュアやメイド喫茶など、大きなオフィスビル、コスプレの店、大型量販店など、スポットも多いのが魅力なのか？日本人は若者のオタク顔 をした者が多い。アキハバラはこれからどんな街に変身して行くのだろうか？興味津々だ。
2012.8.21 『自転車移動販売』
観光地や都心などで自転車にスイーツを積んで販売する若者が居る。店舗を持たなくても良く、気軽にあちこち出かけて楽しみながら、といった感覚が受けているのだろうか。アイスキャンデーやケーキなどが多いようだ。もっとも、うだるようなこの暑さでは、日中の人出が少なく、売り子も参ってしまうので、休業中の自転車販売が多いようだ。レトロだったり、漫画チックな移動販売車が受けるのだろう。スイーツ好きな人が気軽に始められる自転車移動販売、増えて行きそうな予感だ。
2012.8.20 『ＵＳＢ』
パソコンの端子に今や必ずついているUSB端子、「Universal Sirial Bus」＝USB端子だ。1996年のUSB登場以前までは、周辺機器の接続は結構大変だった。多くの種類のあるコネクタ形状を見分け、正しいケーブルと組み合わせる必要があったのだ。複雑すぎるインターフェースの統一を目的として制定されたのがUSBだ。その後爆発的に普及した。今年９月には、次世代のUSB規格である「USB3.0」の概要が発表された。データ転送速度は、現行の10倍となる最大4.8Gbps以上になると見込まれている。USBメモリーが代表的だが、USB扇風機、USBカップウォーマーなど、変り 種USB機器が販売されている。
2012.8.19 『宇宙展示館』
茨城県つくば市にJAXA(ジャクサ：宇宙航空研究開発機構）の建物があり、この広大な敷地内に日本の宇宙開発の歴史や現状を展示する施設がある。見学は無料、事前に申し込めば見学ツアーにボランティアの解説員さんが付き添ってくれる。フリーでフラっと行っても自由見学ができる。宇宙への果てしない夢や希望が体験できる施設とあって、夏休み中の子どもたち家族連れで賑わっている。今 JAXAの宇宙飛行士、星出さんが国際宇宙ステーションに滞在中でもあり、興味は尽きない。こうやって人々に夢を与え続ける裏側では多くの技術者が並々ならぬ苦労をして 事業が進んでいるのだろう。
2012.8.18 『送り火』
１５日はお盆の送り火だった。きゅうりや茄子に割り箸を刺して馬をつくる。迎え火の時、きゅうりの馬で早く先祖の霊が家に来るように、送り火で茄子の馬でゆっくり帰っていくように、の願いがこめられているそうだ。お盆の風習は、仏教、儒教、神道の様々な思想が混じり合った、日本独自のものだそうだ。そして霊や仏の存在を通じて、子どもたちにもてなしや思いやりの心を教える情操教育の場でもあった、という説がある。京都の大文字焼きや九州の精霊流しなどのように、大きなイベントとなっている地域も多い。
2012.8.17 『格安航空券のリスク』
起こるべくして起こった格安航空会社のトラブル。経営難に陥っていたイタリアの格安航空会社ウィンドジェットが8月12日未明、多くの予約客を残したまま運航を停止し、ローマのフィウミチーノ空港で、行き場を失った予約客数百人が空港で夜を過ごしたそうだ。格安にするのはいいが、経営難になるまで値段を下げたらいけない。客はもちろんリスクを覚悟で購入するわけだが、売った客に迷惑を欠けるのはいけないことだ。国内にも３社あるが、今の過当競争ぶりを見ていると、日本でも起こってもおかしくないような感じだ。
2012.8.16 『誰もやらなかったことをする』
今まで誰もやらなかったことだけど、そのカタチを見た時、“なるほど”と驚きをもって感じられる時がある。12日で幕を閉じたオリンピック、この開催中ＪＲ山手線の一部車両の床に陸上のトラックが描かれた。スポンサーはスポーツ用品メーカーのアシックス。競技場の色と同じ茶色に白のラインが、いつもの電車と違った印象を与えた。大きな文字で“ガンバレ日本”とあった。こういった応援の甲斐あって、日本のオリンピック市場最高の３８個のメダルが獲得できた。誰もやらなかったことをするには勇気がいる。上手くいったのを見た２番手がすぐに現れるだろう。コメントで小さく、“危険ですから社内では走らないで下さい”と書いてあったのには、ユーモアセンス抜群だと感じた。
2012.8.15 『母の味』
お盆休み中で田舎に帰省中の人が多いと思う。久々に母さんの味に舌づつみを打った人もまた多いだろう。サラリーマン川柳に、“コンビニで 整いました 母の味”というのがあった。最近はコンビニのショウケースに大型冷蔵機能付きのものが導入され、生ものが販売されるようになった。小さなスーパーがどんどん無くなり、コンビニに日常生活を頼る人が増えて来たからだろう。今やコンビニが昔の街のスーパーに近づいて来た。川柳の意味もわかるような気がする。それよりも、生活スタイルの変化で母の味が冷凍食品の味で、全国どこでも同じ味だっだりするのかも知れない。
2012.8.14 『ヒーロー量産』
今、こどもたちにとってヒーローとなる大人が居ない、と指摘する児童心理学者がいる。確かにそうかもしれない。子どもたちが夢を持って何かに熱中できるモデルは大人や地域社会から影響される部分が大きい。しかし、今回のオリンピックでは様々なヒーローが生まれた。スポーツをする子どもたちは、あの○○選手のようになりたい、と強く思ったに違いない。また、まだスポーツをしていない子どもたちも、この競技に挑戦してみようと思ったに違いない。スポーツでも、文化活動でも、目標を持って熱中していれば、いじめなどとは縁が無い自分の世界を築くことができるだろう。今回ヒーローになった選手たち、これからは市民に夢を与える社会活動にも挑戦して欲しいものだ。
2012.8.13 『韓国に負ける』
８月１０日、竹島に韓国の大統領が上陸した。日本の外交に挑戦することで、国内世論を盛り上げ、人気を回復うという作戦、いわば外交に泥を塗ってまで政治家個人としての地位を守ろうということだ。今まで築きあげて来た友好のパイプをあえて細くしてしまった。その数時間後にオリンピックでは男子サッカーが韓国との３位決定戦で敗れた。韓国の勢いが増長したのは言うまでも無いことだ。もし日本が勝っていれば…。 と思っている間に女子バレーボールではサッカーのお返しをした。スポーツと政治は違うもの。とは言っても、国民感情の一定の盛り上がりのなかで世情が動いて行く。消費税議論に熱中しているスキを突かれたかたちだ。ガンバレ日本外交。
2012.8.12 『メダルラッシュ』
ロンドンオリンピックは今日１２日が閉会式。７月２７日からの熱戦に幕を引く。マスコミも一般の市民もメダルを何個取れるか、取ったかに一喜一憂している。日本を応援しているのだから当たり前かもしれない。代表になった選手たちは国内予選や地域予選を勝ち抜いて晴れの舞台の切符を手に入れた選び抜かれたアスリートたち。ここに来るまでには華やかなスポットライトの裏側で血が滲む努力をしている。前評判通りにメダルを取れた選手がいる。有力なメダル候補だっだのに予選で敗退した選手が居る。帰りの成田空港、首にメダルをかけて凱旋するスター選手たち。最初に出て来てマスコミのストロボを浴びる選手も居れば、メダルに届かず、うしろからひっそり出て来る選手もいる。すべての選手にドラマがあったのだ。心からエールを贈りたい。
2012.8.11 『時間の流れ』
しばらく北アルプスの山々 を縦走して来た。従ってネット環境が無い、携帯が使えない、文明から遠ざかった 時間の流れの中、自然を満喫できた。ところが、最近の山頂はNTT-DOCOMOが携帯電波のエリアを整備していて、携帯が使えるようになった。携帯を使える、ということは、当然ネットも使えるということだ。山男の間では携帯を持ち歩くのが常識になった。事実、鹿島槍が岳の山頂で雄大な自然を満喫している時、ビジネスライクな電話があり、メモを取った。複雑な心境だった。そういった俗世間から遠ざかり、自然の中に身を浸すのが山歩きの魅力なのに。そういえば、山小屋では薄型大型TVでオリンピック中継を宿泊者が群がって見ていた。
2012.8.7 『★少しお休みします』
しばらくネットが使えない環境にいますので、このコーナーお休みします。
2012.8.6 『地デジ１年』
『チデジカ』のコマーシャルで地上デジタル化のコマーシャルが大々的に実施されたのが３年くらい前からだったろうか。昨年８月から開始した地デジが１年を経た。売れたTVの台数は相当な経済効果をもたらしただろう。紅白歌合戦などで投票できたり、アンケートに答えたりできることが実証された。このパラダイム変化に税金が２千億円加えられ、一兆円以上が費やされたのはあまり知られていない。そのメリットを生かすのはこれからのようだ。しかし、まだ地デジを受信できない世帯が１６万戸あるそうだ。
2012.8.5 『深夜見てしまった』
８月４日深夜１時キックオフのサッカー女子準々決勝、なでしこJAPAN対ブラジル戦。土曜日でもあったので、時間的ゆとりは有った。生中継で勝利を見てしまった。前半ＭＦ大儀見の１点、後半大野の１点、素晴らしいゴールだった。ボールのキープ率はブラジルの６０数％。押されっぱなしから抜け出し、鋭いパスワークでいい形をつくってのゴール。チームプレイが光った。男子もエジプトを破り、準決勝に進んだ。
2012.8.4 『どうした？おまわりさん』
警察官の不祥事が連日報道される。神奈川県警でカラオケ店に後輩女性警察官を呼び衣服を脱がせキス強要、福岡県警で暴力団から賄賂をもらって捜査情報を流す、愛知県警で覚せい剤を使用、警視庁の女性巡査が酒酔い運転、乳児を置き去りにして逃走、栃木県警で誤設定でスピード違反取締り１０か月で４２００件、長野県警で個人情報漏洩、奈良県警の痴漢撲滅担当ナンバー２が痴漢行為、これすべて７月１か月に起きたおまわりさんの不祥事。書くのも恥ずかしい限りの醜態。法を取り締まる人間が犯した法律違反。やりきれない。この堕落した緊迫感に欠ける警察官の実態、警察庁は本当に改革するつもりがあるのだろうか？
2012.8.3 『４９代表』
今年の夏の全国高校野球選手権大会、８月５日に抽選会、８日に開会式が行われる。ロンドンオリンピックの陰にかくれてあまりニュースになっていないが、７月３０日、各都道府県の代表校４９校が出そろった。初出場校が５校、最も多いのが岐阜県立岐阜商業高校の２８回。熱い暑い戦いが始まる。大会が大詰めの頃にはオリンピックが終了している。感動の場面がマスコミを賑わすだろう。
2012.8.2 『大津市いじめ自殺事件』
大津市で昨年１０月、市立中学２年の男子生徒が自殺した問題で、滋賀県警は２６日午前、在校生徒への聴取を始めたそうだ。この事件、背景には複雑な大人社会の力関係が見え隠れする。半年以上経って今頃になって自殺した生徒の父親の告訴が取り調べに発展することすら、マスコミの攻勢にいろいろな関係者がだまって居られなくなったのが背景ではないだろうか。今頃市長もマスコミに出て来るパフォーマンス（としか思えない）をしている。新聞紙上にはいじめに関する有名人の体験記やいじめている人、いじめられている人へのメッセージがれ煮津掲載されている。社会の関心を呼んでいるこ とはいいことだ。いじめは子どもの世界だけではない。セクハラやパワハラなどの人権を侵す人間の悪い部分が大きな問題に発展する。
2012.8.1 『覆る判定』
いったん青が３本、オリンピック柔道男子６６キロ級の試合、日本の海老沼に対し、韓国のチョの対戦。決め手を欠く勝負の行方、延長線から判定に持ち込まれ、審判３人の青旗３本が上がり、韓国選手は飛び上がって喜んだ。観客からはブーイングの嵐。しかし、審判席からのビデオ判定で今度は、白３本に変わり、日本の海老沼の勝ち。何とも腑に落ちない審判結果。こんな判定、これから国際問題になるかもしれない。日本が勝ったわけだが、釈然としない。審判３人は何のために居たのか？前代未聞の珍事に国際柔道連盟から何らかのコメントが出、審判に当たった３名に何らかの裁定が出るだろう。
2012.7.31 『幸先いいスタート』
オリンピックの開会式前から始まったサッカーのリーグ予選、なでしこジャパンも、サムライジャパンも決勝リーグに進出した。幸先良いスタートに、他の競技でも日本の活躍が期待される。日本とロンドンの時差は８時間、夜と昼の逆転現象で、男子サッカーが勝った時間が深夜１２時４０分、しばらくはＴＶ観戦で寝不足が続くかもしれない。結果をニュースで聞けばそれまでさ、と思うが、やはり、リアルタイムで興奮を味わう価値は大きいものがある。スタジアムに行けば、もっと大きな価値があるだろうが、そうは行かない。日本のサッカーファンが大挙して現地で応援していたから、すごいもんだ。
2012.7.30 『花火を上から見る』
「眼下にまるで金メダルを見たようです」と言ったのは、７月２８日の隅田川花火大会をスカイツリーの展望台から見た人。見物客が９５万人、すごい花火大会だ。この日、スカイツリーには抽選で当たった人たちが入場し、展望デッキから下のほうで打ち上がる花火を鑑賞したそうだ。花火の見方も変わって来た。ロンドンオリンピックでもセレモニー中の花火が航空機からの生中計だった。その昔、飛行機が成田に降りる直前、花火大会が見えたのを思い出す。
2012.7.29 『いじめ』
大津の中学校いじめ問題。大きな社会のうねりになるような反省が今、成されている。何故学校はいじめを知っていて見て見ぬふりをしていたのか、何故教育委員会は立ち上がらなかったのか、何故両親の訴えに警察は被害届を受理しなかったのか、何故市長が今頃のこのこと出て来たのか。疑問符が沢山出て来る。それは大人社会のひずみで子どもが独り犠牲になったのがわかって来たから、そしてマスコミの攻勢に関係者が重い腰を上げざるを得なくなったから。評論家諸氏も勝手なことを言ってないで、具体的行動に出て欲しい。悲鳴を上げてどうしていいかわからないこども、パワハラやセクハラを受けている大人が一杯いるのだから。
2012.7.28 『うつ病』
最近、診療内科と書いた医者の看板が多い。何やら儲けがすごいらしい。お金をかけた設備などいらず、口先ひとつで高い報酬が目指せる。あゝ、これも金に関することなんだ。人間、金になんて弱いんだろう。もちろんお金は無いより有った方が良い。しかし、身の丈以上のお金を持つと絶対に良いことは無い。産婦人科と小児科のお医者さんが減って、診療内科の医者が増えている。カウンセリングをして、薬を出せば金になる。日本うつ病学会は、治療指針を決めた。何でもない人がうつ病にされるのを防ぐのに、いい試みだ。
2012.7.27 『インサイダー取引』
証券会社各社の不正行為が目に余る。その都度、会社の幹部が出て来て頭を下げ、「二度とこのような不祥事を起こさないよう、防止策を徹底いたします。この度は皆様にご迷惑をおかけし…」と決まったフレーズをどこの会社の幹部も繰り返す。法律に違反しないよう、自浄作用が働くよう、コンプライアンス（法令順守）を推進するセクションがあるはずなのに、個人の金にまみれた欲が出てしまう。証券会社の人はどこの会社が上場するのか、投資するチャンスはいつなのか、最もおいしい情報を持っている。が故につい気持ちが揺らいでしまうのか。金は魔物だ。
2012.7.26 『負ける人のおかげで勝てる』
ロンドンオリンピックがいよいよ開幕だ。スポーツの頂点を競うオリンピック、アスリートなら誰でもこの大会に出るのは夢だろう。金メダルは世界一の証であり、たったひとつの勲章だ。勝者は1人しか居ない。その過程には熾烈な戦いで勝つ人と負ける人が居る。４年間日々鍛錬して、この日のために努力し、この日のためにベストコンディションをつくって行く。あいだみつをの言葉に「負ける人のおかげで勝てる」というものがある。確かにそうだ。勝負の世界は厳しい。
2012.7.25 『天の時、地の利、人の和』
天の時＝運、地の利＝状況や条件、人の和＝人間関係を言う。大事業や改革を行う時にはこの３つの条件が重なって成し遂げる、という昔からの教えだ。ロンドンオリンピックで誰がメダルを取るのだろう？と考えた時、地の利は練習の量や成果、会場の環境条件のこと、運とはその時の体調がベストかどうか、ライバルはどんな状態かなど自分ではコントロールできない部分、人の和とは、応援してくれる人やコーチ・監督・チームメートなどのこと。すべてがベストになった時にメダルに手が届くのだ。
2012.7.24 『米の産地表示』
農産物の産地表示、スーパーなどで表示を見ると、これホントウかな？と思いつつ信頼するしか無い。醤油の“国産丸大豆”、豆腐の“国産大豆”などは鵜呑みにするしかない。野菜が茨城産なのに、静岡産とすり変えたりされると、風評被害に拍車がかかるのに、儲けを優先させる悪徳業者の許せない行為がまかりとおる。米の世界もそうだ。国産米などと称して外国米が使われるケースが多く、農林水産省が調査に乗り出した。 企業の利益優先の姿勢が産地偽装になっている。社会に対して偽った商品を世に出してはならない。
2012.7.23 『英語で資本主義』
北朝鮮では、優秀な若い学生たちに英語を重点教育しているという。資本主義経済を英語で学んでいる、というから、北の政治も経済の発展とともに自由化社会になって来ることだろう。インターネットの発達で国際社会のボーダーも無くなり、情報を国民に知らせないクローズド国家など維持できないに違いない。いつまでも独りで虚勢を張っていても、北の国民にとって、何も良いことは無いのだ。有能な指導者ならわかるはずなのに。
2012.7.22 『史上最大の集会』
１０万人が日比谷公園に集合した。７月１６日開催の反原発中央集会。今まではこういった集会では“動員”ということばが使われ、組織をあげて参加者数確保に努力したものだが、１６日の集会にはこの言葉は似合わなかった。ツイッターやフェースブックなどのソーシャルメディアが多様され、“行きたくて行った”人たちの集会だった。これだけの関心事に対して政府もだまっては居られないだろう。民意を無視したり侮辱したりすれば、今の時代、先はどうなるのか見えている。TV放送にしてもリアルタイムで視聴者のオピニオンが集約され、放送に反映される。時代は変わったものだ。
2012.7.21 『人類月に立つ』
宇宙飛行士の星出さんが、７月１６日、宇宙ステーションにドッキングし、４か月の宇宙生活が始まった。この科学技術、いったいどんな仕組みとシステムで実現できているのだろうか？考えるほどすごい。アメリカのニール・アームストロングさんが人類で始めて月に立ったのが１９６９年の７月２１日。当時、モノクロ映像？だったような記憶があるが、凄い技術だった。宇宙開発技術は日々進歩を遂げているが、アメリカのディスカバリーが現役を退き、今は宇宙に行くためのロケットや発射台は古いシンプルな技術で打ち上げられているという。打ち上げコストが最大の理由らしい。今回はどんな成果が出るのだろうか？
2012.7.20 『してみせて、言って聞かせて、させて見る』
米沢藩主、上杉鷹山の名言だ。人をその気にさせ、やる気を起こして物事に取り組ませる本質をついたことばだ、仕事（行動）のエネルギー源泉は、そのことが何の意味を持っているのか、その目的が明確にわかった時に自ら動き出す。これが無いと、やらされているだけ、ここまでやればいいだろう、などで終わってしまう。その行動がどんな形になり、社会とどうかかわって行くかが見えた時に自己回転し出す。そしてその成果に対し、どのような信賞必罰が行われるかで次の行動のエネルギーになる。それが人間 の心というもんだ、ということを鷹山は知っていたのだろう。
2012.7.19 『水害の爪あと』
“３０年間ここに住んで、こんな事態初めてです”、熊本市内で浸水の被害に遭われた方がコメントしていた。九州地方に大雨を降らした前線は、今まで経験したことが無いどしゃぶりの雨になった。気象予報は、早い時刻から“今まで経験したことが無い激しい雨”という表現で警戒情報を流していた。映像で見ても、水の力がすごいことがわかる。筆者は生で堤防が決壊する寸前の河川を見たことがあるが、大きな恐怖感を持ったことがある。自然の猛威がここまで予想を超える災害の原因となっていることをもっと真剣に考えねばならない。
2012.7.18 『最高気温』
７月１７日（火）、海の日の翌日、この夏の最高気温を更新した。熊谷や前橋では３８度のところも。体温よりも暑い気温では“うだる”といった表現が適切だ。熱中症の人も多く出た。特に体温調節機能に衰えがある高齢者に多い。長期予報によると、この夏は冷夏になりそう、という話もある。冷夏になればエアコンを使わなくて済む→電力の消費量が少ない→省エネになる、の図式だが、夏はやはりカラっと晴れて日照がある程度無いと、農作物への影響やさまざまな商売への影響が大きい。極端な酷暑、極端な大雨など、極端なできごとが多すぎるのが問題だ。
2012.7.17 『総菜ビジネス』
レストランなどで食事をすることを外食、家でつくって食べることを内食、スーパーなどの総菜売り場で買って来て家で食べることを中食というそうだ。最近のデパ地下などの総菜売り場が賑わっている。このビジネスに参入する企業が増えて来て、さまざまな冷蔵技術を駆使した新製品があふれている。コンビニでも総菜のコーナーが拡大しつつある。高齢者や若者など手軽に利用できるから、おいしくてコストが安くて、ということになる。しかし、栄養バランスなどを考えてつくる家庭の味が基本だと思うが。
2012.7.16 『脳死』
臓器提供意思表示カードというものがある。日本臓器移植ネットワークが制作、希望者はここにサインをして常時持っている。何か事故があって所持者の脳死が確認された時、臓器移植の手続きに入る、というものだ。臓器移植法という法律があり、２０１０年７月１７日からは、本人の意思表示が無くても家族の同意で移植ができるようになったそうだ。脳死で臓器を提供した人（２０１１年まで）１５９人のうち、１割は自殺者 だったということがわかった。臓器移植に活用されるのは社会にとって意味があることだが、年間３万人以上という自殺者を減らす施策のほうがもっとたいせつだ。
2012.7.15 『アンチエイジング』
新聞のコマーシャルで、デカデカと６４歳の男性と６３歳の女優が年齢のほど４０歳くらいに若々しく写っている。内容はコラーゲンの宣伝。これを服用するとアンチエイジング、年齢よりもはるかに若く見られる（若いルックスで居られる）、ということらしい。最近、アンチエイジングの本がたくさん出ている。年齢には、（１）物理的年齢、（２）身体的年齢、（３）精神的年齢、の３つがあると言われている。（１）は生まれてから確実に１歳ずつ重ねるもの、（２）は身体を鍛えれば体力年齢が若く保てる、（３）は気持ちをいつも若く持って、感動すること、興味を持つこと、生活に工夫すること、友人を沢山持つことなどで若く居られる。アンチエイジングとは、ひときわ若く見られるのを喜ぶことより、自分の身の丈でいつも心も体も若く努めることだと思う。
2012.7.14 『婚活』
結婚しない若者、シニア世代になっても結婚しない人、特に若い人では早くする人としない人が両極に集中しているような気配だ。そんな中、就職活動を就活というように、結婚活動を婚活という表現で、いろんな施策が行われているらしい。合同コンパ＝ゴウコンは若者の間で昔から行なわれているコンパのことだが、今は婚活の意味で使われる ことが多くなった。最近では、○○コンといって、○○に地名が入る。渋コン＝渋谷で合コン、横コン＝横浜で合コンとなる。これをマネジメントするNPOが出来て、各地で開催するエージェントとなっている。○○コンは、若い人だけでなく、シニア世代や高齢者の会も広く開催されているという。
2012.7.13 『パラダイムシフト』
今までの常識が通用しなくなり、一気に仕組みや考え方が変わることをパラダイムシフトという。例えば、コペルニクスが天動説から地動説を発表したことで、それまで太陽が地球のまわりを回っているという考え方が一変し、地球がまわっている、という考え方に変わった。常識が通用しなくなった出来事だ。スマホが出来た、なども携帯電話というメディアのパラダイムシフトだろうし、先日のヒックス粒子発見のニュースもパラダイムシフトのひとつだろう。人の一生にも、就職・結婚・子育て・定年など、節目のパラダイムシフトがある
2012.7.12 『尖閣列島』
国が尖閣列島を買い上げる、と表明した。石原都知事が東京都で買い取る、との米国での発言で、国もやっと動き出した。東京都の意思表示に賛同する、志のある人が購入資金として数億円に上る寄付があったが、この行方はどうなるのだろう？中国が領有権を主張し、中国や台湾の活動家が島の周辺で動き出した。我が国の交渉力が試される時だ。日本と中国の文化や価値観の違いがどう作用するか。新たな中国との国際問題に発展する可能性もある。豊富な地下資源が期待できるだけに主張をきちんとしなければならない。
2012.7.11 『夏のドリームジャンボ宝くじ』
サラリーマン川柳の入選句に、「『宝くじ 当たれば辞める』が 合言葉」というのがあった。年末ジャンボ宝くじの売れ行きが好評なことから、夏のドリームジャンボ宝くじが発売になった。なかなか当たらない。買わなければ当たらないわけだし、とにかく買おう。確率から言えば、バラで買えばいいのだが、「当たった時を考えれば、連番にするか」などと皮算用をしてしまう。
2012.7.10 『サラリーマン川柳』
第一生命が毎年全国から募集しているサラリーマン川柳。何かと会社で悲哀の多い中間管理職が上司や部下を詠んだり、職場組織や仕事の進め方を風刺の効いた模字で綴ったものが多く、参堂する意見が聞かれる。今年は４月２７日に ホームページ で発表があった。「スマートフォン 妻と同じで 操れず」（４位）は筆者も賛成一票だ。「何気ない 暮らしが何より 宝物」（６位）はいろいろ悲しい事件が相次ぐ身のまわりを考えた時、贅沢はいらないが、平凡な日々が欲しいという思いだ。１３万１３８０票が寄せられたそうだ。
2012.7.9 『ファミリーハウス』
難病の小児が東京の大きな病院で最先端治療を必要とする場合、本人と保護者が地方から出て来て何日も滞在しなければならない。宿泊費や生活費が膨大になることから、こういった人たちに宿泊場所を格安でお世話するNPOがある。 ファミリーハウスでは、宿泊場所を提供してくれる民間のボランティアや企業などからの情報を集め、必要とする人に対して紹介を行う活動をしている。紹介するだけでなく、運営のための資金集めや施設の運営をするためのボランティアを募集するなどサポートのメニューは幅広い。医療機関で治療に専念するための環境づくりのサポートはありがたいことだ。
2012.7.8 『みすず』
２７歳で亡くなった同和問題を深く考えさせられる天才童謡詩人、金子みすず（1903年山口生まれ）。 彼女の 記念館が山口県長門市仙崎にある。没後80年以上経ってもその詩はまったく古びず、今の私たちにその思いを訴えかけてくれる。公共広告機構のCMに登場した 『 こだまでしょうか』という詩は、メディアに乗って若い人たちの心をとらえた。
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと
「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、
いいえ、だれでも。
2012.7.7 『アノニマス』
英語で、“匿名の”という意味だ。同じ仮面を付けた若いIT技術者の集団が各国の政府機関や企業などのホームページを攻撃、改ざんしたり、ファイルを壊したりするサイバー攻撃を行っている。社会的影響が大きく、多くの市民が困るのを承知でイデオロギーを主張する困った集団だ。先日は霞が関の財務省、最高裁判所、自民党、民主党などが攻撃された。間違えて霞ヶ浦市のホームページにもアタックしたそうだ。サイバー攻撃は、武器を使わないで戦争に発展させることができる怖い行動だ。
2012.7.6 『パンダ出産』
暗いニュースが多い中で、パッと明るいニューズが飛び込んで来た。７月５日未明、上野動物園のパンダ「シンシン」が赤ちゃんを産んだという。国内では２４年ぶり、その命名権は日本にあるのだそうだ。上野動物園のパンダは東京都が中国から高い費用を支払ってレンタルされているもの。写真も公開されたが、小さな身体でピンク色、どこが あのパンダの白黒模様になるのか、興味シンシン（ダジャレです）だ。
2012.7.5 『DOCOMO２０年』
NTTドコモが創立２０年になるそうだ。ということは、国内の携帯電話ビジネスが始まって２０年になるということだ。１９９２年のことだ。阪神淡路大震災が１９９５年、その３年前に発足したということだ。１９９５年３月末、西宮にボランティアで行った時、連絡用に４３０メガのアマチュア無線機と携帯電話を持って行った。その頃の携帯電話と言えば、幅７〜８センチ、厚さも７〜８センチ、長さ２０センチくらいでショルダーベルトが付いていた。バッテリーが重かった。繋がる場所も限られていた。あれから１７年、スマホのような機器が登場するのは想像できなかった。技術の進歩はすごいことだ。
2012.7.4 『LCC航空就航』
Low Cost Carrier として世界的に普及している航空機の格安運賃、いよいよ日本でも顧客獲得戦争の始まりだ。日本航空などが出資する格安航空会社のジェットスター・ジャパンが３日午前、拠点の成田空港から新千歳（札幌）へ出発した。全日本空輸系のＬＣＣ、ピーチ・アビエーションが今年３月から関西空港を拠点に運航しており、東西のＬＣＣ就航で空の価格競争が本格的に始まった。旅行者にはとても魅力的な商品だ。過剰なサービスを抑え、座席のスペースなどちょっとガマンすれば安い運賃で目的地に行ける。各社は努力してコストの削減をギリギリまでやっている。コンペチターが多いから経営も大変だろうが、頑張って欲しい。消費税など上げなくても、行政や政治はこういった血のにじむ努力をする民間企業を大いに見習って、コスト削減をして欲しいものだ。
2012.7.3 『ガリガリ君』
今や６０円で食べられる国民的アイスキャンデーの名前だ。１９８１年、赤城乳業から販売されたのだが、最初はなかなか売上が伸びなかったそうだ。同社では大改善活動を行い、イラストをアニメに代えたり、CMソングを流したり、その甲斐あって２００７年には年間２億本を突破、２０１１年には店頭から無くなることもあったそうだ。この夏は節電で更に売れ行きに拍車がかかるのだろうか。
2012.7.2 『うるう秒』
昨日の朝、午前８時５９分５９秒と、９時のあいだに１秒、時間が挿入された。「うるう秒」という、地球の自転速度に標準時刻を合わせるための措置。１９７２年以来２４回実施されているそうだが、今まであまり意識しなかった。今年は金環日蝕や金星の太陽通過現象など宇宙に関するトピックスが多いから気になるのかもしれない。今回のうるう秒は３年半ぶりらしい。
2012.7.1 『原発ハンタ〜イ』
６月２７日、東京電力と関西電力の株主総会が行われた。東京電力の総会には東京都の猪瀬副知事が総会に出席、東電の経営体質改善に対する議案を提出し、質問した。関西電力の株主総会には大阪市の橋下市長が出席し、原発反対の議案を提出し、質問した。なかなか議長が指名してくれない意地悪をされた。双方とも、動議の議案は否決され、会社側に有利に働いた。民意は否定された格好だ。先週。首相官邸を多くのでも参加者が取り巻いた。１青年がツイッターで呼びかけたデモ行進に老若男女多くの人が参加した。原発ハンタ〜イ！とシュプレヒコールを放った。電力の需給について、使うから原発が必要、の論理を変えて行くチャンスだ。
