メモしておき、このワードに自分の体験や気づいたことを加えてコメントしています。
２００８年４月２１日開始、１年間書き続け、２００９年は１年間休筆、その後２０１０年４月２１日
からまた開始…というヒストリーです。
２０１０年以前は、半年ずつインデックスでＬＩＮＫしています。
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2013.6.30 『２０１３年新卒の就活解禁』（2011.12.4：再掲載）
１２月１日、２０１３年春卒業者の就活が解禁になった。今、大学３年の学生が対象。ところが、今年４年生の就職内定率が７０％にも満たないのだ。４年生が内定がもらえず、走り回っている中で３年生が動き出すという異例の事態だ。内定率が低いのは、学生の有名企業、大手企業志望ということもありそうだ。中小企業などでは、希望者が居なくて人材を確保できないという実態報告がされている。学生本人と言うよりも、親が“名の知れた企業で”と子どもを縛る現実もあるそうで、大学側が親向けの説明会を開いて、ベンチャーや中小企業への就職理解講座なども開いているそうだ。なかなか難しい課題が多い。
2013.6.29 『振り込めサギ防止』（2011.10.13：再掲載』
“それうそかも”が振り込めサギ防止の考え方らしい。そ＝相談する、れ＝連絡する、う＝鵜呑みにしない、そ＝送金しない、か＝確認する、も＝もう一度確認する、ということを警察署が呼び掛けている。防犯のため警告しても警告しても、犯罪は減らない。なんで騙されるんだろう？自分は絶対騙されない、と言っている人ほど、まんまと騙されるという。“それうそかも”を良く読むと、最もなことばかりだ。あわてずに慎重に情報を吟味したい。→依然として振り込め詐欺の被害者が減らない。詐欺師はあの手この手で誘惑をして来る。最近は直接会って現金を受け取る手口が増えた（2013.6.29）
2013.6.28 『女神１２５歳』（2011.11.2：再掲載』
ニューヨークにある自由の女神像が１２５歳になったそうだ。１８８６年にフランスから贈られたのだが、その昔、多くの移民がこの女神を目指して米国にやって来たのだという。移民の国米国、昨年は新たに６８万人が国籍を獲得したそうだ。女神は２７００万ドル（２０億円）をかけて補修工事が始まるという。この女神のミニチュア版が東京はお台場に設置されているのだ。→お台場の自由の女神像、なんか周囲の景色にマッチしないと感じるのは筆者だけだろうか・（2013.6.28）
2013.6.27 『いのちのバトン』（2011.12.16：再掲載)』
『道』
自分の番 いのちのバトン
父と母で２人
１０代で１０２４人 ２０代で１００万人
過去無量の いのちのバトンを
受け継いで 今ここに
自分の番を 生きている
相田みつお美術館を久々に訪れた。この書が一番、目に焼きついた。私も今いのちのバトンを受け取って懸命に走っている。時々はころんだり、休んだり、実力以上だったり、そうしながら私もバトンをつなごうとしているのだ。→相田みつを美術館は今でも時々出かけている。いつ訪れても新鮮な感動をもたらしてくれる。（2013.6.27）
2013.6.26 『農業に注目』（2011.1.31：再掲載)』
今までの農業が様変わりして来ている。団塊の世代の定年が始まったのが昨年から。 農業への関心が高まり、経営のための講座が人気となっている。厳しい自然環境の中で 経営するところまでたどり着けるかなど、心配はあるが、志を持って農業へのＩターンをする人が増えている。この受け皿の整備も地方の自治体やＮＰＯの尽力で進んでいる。高齢化で遊休地が増えていることへの対策や、過疎の地域で人口流入を期待する向きもある。また、若い世代の人が新しい形態の農業を目指す事例も出て来た。ハウスで花の栽培、酪農製品をネットで直販する、など経営形態も進化して来た。→２年半たった今、この現象ますます流行っている。消費者とネットでつながり、顔の見える関係をつくる人も増えている。（2013.6.26）
2013.6.25 『原子力発電所の事故』（2011.3.13：再掲載)
東北地方の甚大な津波被害と同時に原子力発電所の事故がクローズアップされている。東京電力や官房長官の説明は、実に歯がゆい言い回しを感じる。重要な部分がオブラートにくるまれ、「安全」「心配ない」を強調して繰り返す。しかし、事態は時間の経過とともに“想定していな かった”方向に悪化している。人間がつくったものは絶対的に自然の力よりも弱いのだから。今後の汚染問題が国際的に深刻化して行くだろう。
2010年6月24日に『電力需要』として原発についての思いを書いているが、今私たちができることは、経済成長のペースダウンをし、少しでも電気をセーブする暮らしをして、原発が無くても暮らせる社会にすることだ。→その後の事態はご承知の通り、この予想が見事に当たってしまった。（2013.6.25）
2013.6.24 『オスプレイ』（2011.6.23：再掲載)
沖縄の米軍普天間基地に垂直離陸ができる飛行機“オスプレイ”が配備されることに なった。普天間問題の解決が見えないまま、新たな問題を沖縄県民につきつける形になった。その開発段階で墜落事故が相次ぎ、安全性への懸念もあることから、沖縄県民はもちろん反対を唱えている。日米安全保障条約が重要なことはわかるが、あまりにも沖縄に負担をかけてはいないだろうか。
2013.6.23 『義援金募金』（2011.5.21：再掲載)
東日本に対して１箇所のみならず街頭やイベント会場で義援金募金に応じた人が多い と思う。学校などでもクラス単位や生徒会などで行われているようだ。今回、秋田県の中学校で募金に応じなかった生徒２０名の名前を公表し、教育委員会で問題になった。名前を公表した教師はどんな価値観を持って教育に当たっているのだろう。募金をするかしないかの判断は個人に委ねられるものであり、しない、という選択もあるはずだ。 ムラ社会の日本では、なかなか個人の意見をストレートに言うのが憚られる場合が多いが、多数意見に同調する処世術も必要ながら、子どもの教育の場で価値観が植えつけれれるのは良くない。大事なことは、被災された多くの方々の心情を慮り、気持ちを理解し、自分でできる支援を考えて動ける子どもをつくることだ。
2013.6.22 『“被災者”から“被災されたした方々”へ、“がんばれ”から“がんばろう”へ 』 （2011.3.29：再掲載)
甚大な被害を被った方々を“被災者”と表現して来た。この表現は阪神淡路大震災の 時に問題になった。被災していない人たちからの上からの目線だ、という指摘があった。被災された方々、と表現したほうがいいだろう。また、“がんばれ”も問題になった。がんばっている人たちに“がんばれ”というのは言われたほうから見れば過酷なことばに感じる。“がんばろう”だったら、寄り添って一緒にやろう、という意味にとれる。ことばは難しいが使い方を考えなくてはならない。
2013.6.21 『夏至』（2011.6.21：再掲載)』
今日は２４節季の夏至だ。天気予報では相当暑くなるようだ。昼の長さが一番長い日。東京地方では午後７時ころでも少し明かるい。夜明けの明るくなる時間も早くて、４時すぎにはうっすらと明るくなる。気候は今本格的な梅雨、じっとりと暑い。節電のため、首都圏電車の日中照明が消され、駅舎の照明も間引き、うす暗いがガマンできる範囲。今までこうこうと明るかったのがおかしかったのだ。会社を少し早めに出て一杯、という向きには明るすぎる夕方かもしれない。
2013.6.20 『でんき予報』（2011.6.25：再掲載)』
天気予報ならぬ、電気予報の話。“でんき予報”は、電力の需要見通しなどを示して 節電を訴え、計画停電の回避を目指すというもの。東京電力のホームページ上で7月1日から、毎日18時をめどに、翌日の電力供給力と予想最大電力消費量の見通しを更新する、というものだ。電力需給の逼迫度合いを4段階で表示し、その余力を示す予備率が3％以下の場合、政府から「需給逼迫警報（仮称）」が出されるそうだ。でんき予報に 注目したい。
2013.6.20 『感動２題』（2011.1.23：再掲載)』
昨日、マスコミを賑わせた感動するできごとが２つあった。一つは関西のお笑い芸人、間寛平さんが地球１周マラソンで２年ぶりに日本に帰って来たこと、もうひとつはアウェイでの試合にも関わらず、カタール戦に３対２で勝利したサッカー試合、どちらもそのプロセスに感動だった。間さんは、この偉業の途中でガンの手術をするという、考えられないアクシデントにも打ち勝ってのゴール。最初はテレビ番組の演出が多いのでは、などと思ってハスに構えて経緯を見ていたが、そんな甘いものではなく、きちんとした計画と入年念な準備が無ければこの偉業が達成できるものではないことがわかった。人を感動させ、元気を与えてくれたこの２つのできごと、昨夜はいい眠りに就けた。
2013.6.19 『タイガーマスク現象』（2011.1.21：再掲載)』
このところ、何とも心温まる現象が全国に出没。社会に優しい行動だし、誰かの役にた つことが、この世知辛い世の中だからこそ嬉しい現象だ。日本特有の隠匿の美ともいえる行動だ。最初のニュースの報に接した時、タイガーマスクとは、よく考えたもんだ、と思った。この漫画を知っている世代といえば４０代から５０代前後の世代だろう。現象は日本全国に飛び火し、ランドセルの他、米、文房具、衣類など多彩になって来た。こういった心の連鎖が増えて行く社会は歓迎すべきことだ。
2013.6.18 『家電リサイクル法の改正』（2009.2.17：再掲載)』
今年の４月１日から家電リサイクル法が改正されるという。新たに液晶テレビ、プラズマテレビ、衣類乾燥機が追加されるそうだ。わが家には無いものばかり。わが家のＴＶはまだブラウン管方式、家電量販店に行くと誘惑されそうな大型ＴＶがところせましと並んでいるが、あまり欲しいと思っていないのが本当の理由、まだまだ使えそうだが、来年からは地上デジタル放送になってしまうので、あと少しの寿命、もったいない！
2013.6.17 『自分の畑を耕す』（2010.8.17：再掲載)』
いい野菜をつくるためには、土壌をきちんと整備し、肥料を漉き込み、酸性アルカリ 性のバランスを取り、土を最高のコンディションにしておいて種を蒔く。野菜がそうであるように人間の成長にとっても自身の身体や精神をいつも地ならしし、そこに栄養を与えておかねばならない。「耕す」ことによって土の中に空気が入り、栄養がまわりやすくなり、雑草が生えないで根の張りが良くなる。自然界の法則は単純明快だ。自然界の法則を自分に当てはめて考えればいいのだ。
2013.6.16 『ステテコ人気』（2010.7.29：再掲載)
最近、ステテコが若者や女性などの間で売れており、注目を集めているという。ユニクロ、ワコール、リーバイスなどのブランドが次々とファッション性の高いステテコの販売を開始している。これまでの中年男性の部屋着という印象の強かったステテコが、 意外なところで支持されている。売り上げ枚数は計画比2.3倍まで伸びたそうだ。
2013.6.15 『非行生徒の実名を書かせる高校』（2009.3.10：再掲載)
教師のわいせつ事件、飲酒運転、セクハラなどがいろいろ取りざたされる昨今、また事件が有った。愛知県の中学校で、何と、生徒たちに対して非行をしている生徒の名前を実名で書かせる、という信じがたい事件だ。人権感覚を最高に持っていなければいけない教師のはずなのに、いったいどうなってんの？と情けなくなる事件だ。教育の現場は閉鎖的、と教育現場の友人たちが言う。社会との接点が無い学校という狭い社会の出来事、と簡単に収める訳にはいかない。
2013.6.14 『復活』（2009.1.27：再掲載)
朝青龍が５場所ぶりに優勝、場所前の大方の予想を覆し、復帰した。同じ日、女子マラソンの渋井も久々の大レースで優勝、復帰を果たした。少し前にはテニスの伊達公子が年齢を感じさせないゲームで復帰、スポーツの世界は感動のドラマを見せてくれる。マスメディアはちょっと成績が悪くなるとこき下ろし、良い成績を上げると褒めたたえる。この世界は何と冷たいのだろう。
2013.6.13 『ネット検索２回でヤカンのお湯が沸く』（2009.1.15：再掲載)
米検索エンジン大手、グーグルでの2回のネット検索は、やかん（電気式）でお湯を 沸かした際と同量の二酸化炭素（CO2）を排出する、と11日付のイギリス日曜紙サンデー・タイムズが報じた。米物理学者の調査として掲載した記事は、グーグル社の反論もあって、論争を巻き起こしている。調査は米ハーバード大学で物理学を研究するアレックス・ウィスナーグロス氏が実施したそうだ。ネットで1回検索すれば、二酸化炭素7グラムを排出したことになり、お湯を沸かした際の半分に当たるとの試算を示した。グーグルはこれに反発している。互いの利害があるから、この論争、おもしろい。
2013.6.12 『サラリーマン川柳』（2009.2.11：再掲載)
第一生命保険が毎年一般公募をする サラリーマン川柳。毎年、時代を反映するサラリーマンの悲哀が１５字に詠まれる。今年の作品いくつか。 『空気読め それより部下の 空気読め』、『減って行く ボーナス年金 髪愛 情』、『今帰る 妻から返信 まだいいよ』、 『好きです アドレス間違え 母さんに』、『社長より 現場を良く知る アルバイ ト』なるほど、と頷いてしまう。
2013.6.11 『人間がやっていることだから、解決しない訳はない』（2009.1.13：再掲載)
ＴＶの対談で小耳にはさんだことばだ。世の中の巨大なシステムも社会の流れも、自然のリズムに逆らうことはできないが、人間が成していることだから、その叡智を集めればいつかは良い方向に解決する、と言っていた。しかし悲しいかな、人間のエゴが出てきて事を難しくする。世界経済の停滞も人間の欲望が起因、今ヨーロッパにロシアからのガス供給がストップして市民が困っているのも人間のエゴが起因、お金がからんだ原因が多い。
2013.6.10 『夢をよく見る人は右脳が活躍する人』 （2009.3.1：再掲載)
右脳は直感やイメージを、左脳は計算や論理を受け持っているのは知られている。一般的に女性は右脳と左脳のバランスがよく、男性は右脳と左脳の役割分担が明確、どちらかが優位に働いているケースが多いそうだ。右脳が活躍する人はアーチストや作家などの創造的な仕事に、左脳が活躍する人は技術屋さんとか研究者に、などとよく言われる。脳波を調べてみると、夢を見ている時は右脳が活躍しているそうだ。
2013.6.9 『毎日の食事の基本は“おさかなすきやね"』 (2009.3.29:再掲載)
お： お茶 活性酸素の生成をおさえ、白血球の流れを良くする
さ： さかな 血液の循環を良くし、コレステロール、中性脂肪を下げる 作用がある
か： 海藻 血糖値の急な上昇を防いだり、コレステロールを下げる作用がある
な： 納豆 血栓を溶かす作用がある
す： 酢 クエン酸にサラサラ効果が認められている
き： きのこ エリタデニンは過剰になった血中コレステロールを体外に排出する 作用がある
や： 野菜 各種ビタミン、ミネラル、食物繊維
ね： ネギ 刺激臭のもとアリシンには、血小板の凝集をおさえ、血栓を予防す る働きがある
2013.6.8 『明日がある、なんて思わない』(2009.4.28:再掲載)
明日が確実に来る、という保証は何も無い。いつ死んでもいい状態で生きているかどうかで生き方が変わる、と無着成恭師は言う。だから、今できることは今やろう、今日できることは今日やろう、明日やろうなんて思わないことだ、と説く。そういえば、明日にしよう、と思って残しておいた仕事がいろんな事情で結局できなかった、ということがあった。
2013.6.7 『ぶれない姿勢』(2009.4.2:再掲載)
コマの軸がぶれると回転にムラができ、回り続けることはできない。陶芸の轆轤が 回っているが、いささかもぶれることが 無いように土と向かい合わないときれいな円形の器ができない。ブレることはスムー ズな動きや美しい仕上がりを阻害する ことになる。一昨日千葉県知事に当選した森田健作氏は、「ブレることの無い政治」 を公言した。身の回りを振り返ってみると、 ブレることの無い一徹した生き方をしている人がいる。ああいう生き方、いいなぁと 思う。何考えてんだかわからないような言動・行動をして いる人もいる。こういう人に相対して向き合わなければならない場面もある。大きな エネルギーが必要だ。
2013.6.6 『心の四季』 (2009.4.21:再掲載)
人に会う時は春のように暖かい心で
仕事をする時は夏のように情熱の心で
物事を考える時は秋のように澄んだ心で
自分を戒める時は冬のように厳しい心で
全国社会福祉協議会の情報誌に１９９４年２月に掲載されたもの。いつもそうありたいと思ってはいても、なかなか実行できないでいる。
2013.6.5 『D型人間とA型人間』 (2009.1.6:再掲載)
D=Digital、A=Analog の意味だ。世の中の人間を２つに層別すると、その考え方や行動パターンがD型とA型に分かれるという。D型の人は、入って来た情報に対して知能的な反応をし、理屈でリアクションする人、A型の人は入って来た情報に対して快・不快・悲しい・嬉しいの反応をする人だという。周囲の人はどっちのタイプだろう。
2013.6.4 『実が入ると稲はうつむく』 (2008.12.23:再掲載)
秋の実りの季節になると、たんぼの黄金色は美しいものだ。稲穂は実るほど頭を垂れる。本当に成功した者は自分の手柄などひとには言わず、人が苦心したことを褒める度量を持っている。人間はたとえ出世したとしても決してうぬぼれたり、のし上がってはならない。「武士道」を説いた新渡戸稲造の遺訓だ。
2013.6.3 『よき人生は日々の丹精にあり』 (2008.7.5:再掲載)
丹精＝心を込めて物事をすること、丹精こめた作品、丹精こめて花を育てる、などと 使う。日々、丹精込めて生活することで運が開けたり夢がかなったりすることだろう。 そして納得した人生になるのかもしれない。１００才の高僧 松原泰道老師の講演でいただいた金言。(筆者後日記：松原泰道老師は、一昨年、１０２歳の天寿を全うされた）
2013.6.2 『物は豊かだが何か貧困だ』 (2009.1.3:再掲載)
日常生活で物をつくることが少なくなって来た（生活の貧困）、文化の創造主としての営みが少なくなって来た（文化の貧困）、さまざまな年代の人や職業の人が交流する場が少なくなって来た（交流の貧困）。この貧困は、生まれる時からお墓に入るまでがお金でで解決できる現代社会が生み出している。
2013.6.1 『ツーキニスト 』 (2008.12.21:再掲載)
エココンシャス（エコへの気付き）でヘルシーな暮らしをしている人の間で「ツーキニスト」が話題だという。そういえば、最近朝の都心で颯爽と自転車通勤をしている人を見かける。新幹線よりも普通列車、普通列車よりも車、車よりもバイク、バイクよりも自転車、自転車よりも徒歩、とスピードが遅くなるほどいろんなものを感じとることができる。それに健康にもいいことだ。ツーキニストがますます増えるかもしれない。
2013.5.31 『やってやれないことは無い、やらずにできるわけが無い』 （2008.8.19：再掲載）
やる前にあれこれ考えると、出来ない理由ばかり出て来る。本当はこの壁をひとつひとつ 砕いて壊して行くことが“やりがい”のはずなのに、頭だけで考えてあれこれ理由付け する。まずやってみようと思うことがたいせつだ。そう思った瞬間から前を向いて行く ための戦術を考えるようになり、一歩実現に近づいて行く。
2013.5.30 『ＱＯＬ』(2008.11.29：再掲載）
QOL=Quality Of Life の略。直訳すれば、「人生の品質」「いのちの質」「生活の質」となる。その人の生きる道がその人の望む生きざまであり、その生涯が社会や周囲にプラスに作用している場合、高いＱＯＬであると言えるだろう。人それぞれの生き方や価値感が違うが、それぞれに「輝く人生」「心から満足する暮らし」「豊かな暮らし」を目指して生きている。忙しい現代社会、なかなかそんなことを考える間が無いが、年に１度、誕生日には自分のＱＯＬを考えて見たい。
2013．5.29 『逆境の時こそチャンスだ』 (2008.7.21：再掲載）
逆鏡に陥った時、「あぁ、何で自分にこんなことが降りかかって来るんだ」と考えるか 「神様は自分にここを切り開く経験をするチャンスをくれたんだ」と考えるかでその後 の道が変わって来る。イギリスの首相だったチャーチルは、「悲観主義者はすべての 好機の中に困難を見つけるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見つける」 と言っている。逆鏡にもいろんなタイプがあるし、プラス思考は頭ではわかっているのだが…。
2013.5.28 『鳥の目の視点よりも虫の目の視点で物事を考える』 (2008.6.26 再掲載） 再掲）
鳥の目とは、鳥瞰とか俯瞰と言うが、ものごとを大局的に見ること。虫の目の視点とは、対象にグッと目を近づけて細部をじっと見ること。いつも鳥の目だと大雑把にしか物事を捉えられず、現場感覚が鈍くなってしまう。いつも虫の目だと、大きな世界観が無い中での我流の行動となる。大事なことは、双方のバランスをとった物事の見方をすることだ。
2013.5.27 『過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられる』 (2008.4.21 再掲載） ）
〜記念すべき第１回はこんなことを書いていた〜
過去にこだわっていろいろ「ああ、あの時はこうしておけばよかった」、「あの時にこう言っておけば良かった」などどよく考える。でも、もう変えられない過ぎ去った出来事だ。
「あの人のここがいけない」、「もっとこういう考えをしてくれればいいのに」などもよく思う。でも、自分には相手は変えられない。子どもを育てながら、親が変わらなければ子どもも変わらないんだ、と強く思った。
未来は確実に変えられる。自分の思いと行動ひとつで。
2013.5.26 『ネタ切れ』
“今日の気になるワード”を2008年4月21日にスタートして今日で２千回にあと１０回だ。最近、ネタ探しに少し苦労をするようになった。別に好奇心が無くなった訳ではないが、自治ネタを新聞やテレビ・ラジオから取るのはやりやすいが、何か自分の感性から気になったことばを探せればそれに越したことはないと思って気にはしている。どうしても困ったことになったら、ネットで探してみる、ということをする。実は５年も前に、自分でも感心するくらい良いテーマを書いて居たりする。ネタ切れを契機に昔のコラムを明日から、いくつか再掲載してみたい。お許し願いたい。
2013.5.25 『マイナンバー法』
国会でマイナンバー方が可決された。赤ちゃんからお年寄りまで国民のすべてに１０数桁の番号を付与し、さまざまな行政サービスに活用しようというものだ。先進国では日本だけがこのシステムを導入していないそうだ。それが、今年の１０月から実施される。希望すれば、市町村の窓口でこの番号カードが交付され、確定申告、さまざまな届け出に、このカードを持って行けば良いことになる。これに対して、なりすましなどの犯罪が発生しないか、という心配がある。アメリカや韓国などでは、すでに犯罪が起きている。便利な仕組みの裏には、必ずそれに見合うリスクが発生する。どうやって防ぐかもシステムの中に考えておいて欲しいし、そのために国民も賢くならなければならない。
2013.5.20 『足るを知る』
オイルショック、リーマンショック、いろんなショックを経験し、学んだはずなのに、今アベノミクス効果でその学びが失われ、また金儲けの亡者にならんとしている人がいっぱいいる。その都度、世の中、金じゃなくて心や人のつながりが…などと反省し、本が売れ、講演会が満席になり、学習しているはずだ。でものど元過ぎればまた欲が出て来る。これぞ人間なのだろう。自分の身の丈をきちんとわきまえ、自分にはこのくらいのサイズが一番幸福だ、と思う暮らしが一番のはずだ。そこに留まって居られる心持ちが“足るを知る”だ。
2013.5.19 『ボーダー＆レス』
図書館で偶然手に取った本が藤代泉の『ボーダー＆レス』（河出書房新社）。著者は１９８２年生まれの主婦。２００９年に第４６回文藝賞を受賞した作品だ。軽快なタッチで２人の青年の“わかりあう”ストーリーが進行する。日本人と在日コリア３世の友情物語だ。ボーダー＝仕切り線、境界線、区別線とでも訳したらいいのだろうか。在日コリアンの置かれた境遇から、差別や人権について考えさせられる。ストーリーを通して、今置かれている日本と韓国の、隣人で居ながらも、しだいに遠くなりつつある心の距離について考えさせられた。互いに自論を主張していてはだめだ。相手の立場を尊重し、自分の意見を主張するアサーティブな関係が必要だ。
2013.5.18 『３Ｄプリンター』
アメリカからショッキングなニュースが飛び込んで来た。３Ｄプリンタで銃を作った、そしてこれで実際に弾が撃てた、という。銃は金属製を前提に空港などで所持品検査をしている。こういった仕組みを根底から覆す行為だ。何のために…。３Ｄプリンタは工業製品の製造に革命的な技術として開発されて来た。製品の形をつくるには、金型を製造し、この金型にプラスチックや金属を流し、製造するのが今まで。今は３Ｄプリンタでどんな形でも金型無しで制作できるようになった。こんな夢の技術が、良くないところで使われるとは思ってもいなかった。しかも銃の製造方法がネットで公開されているというから、恐ろしい事件が起こらないことを祈りたい。
2013.5.17 『背番号９６』
５月５日の長嶋さんと松井さんの国民栄誉賞授賞式で、阿部総理は背番号９６を付けた。ピッチャー松井、バッター長嶋、キャッチャー原という夢のような場面で審判をした。９６の意味を記者が聞いた。阿部総理は第９６代だからですよ！と応えた。憲法９６条の改正提案を国会で行おうとしている最中だから、意味ありげに感じた。憲法改正の手続きを定めた９６条をまず改正し、そして憲法改正に踏み込もうとしている。７月の参議院選挙で勝利を目指し、快調に飛ばす阿部さん。支持率も好調だから世論をバックにさまざまな施策を矢継ぎ早に出している。
2013.5.16 『外交に配慮欠く』
このところの政治家の外交能力に疑問が湧く。日ごろの社会生活でも言いたいことをグッとこらえて呑みこみ、周囲との関係に配慮することが多いのに、阿部総理や閣僚の靖国神社参拝問題など、中国や韓国を刺激し、領土問題でセンシティブな状況下、韓国の大統領のアメリカ訪問で日本が蚊帳の外のような発言が飛び出す。従軍慰安婦問題では橋下大阪市長の乱暴な発言がアメリカや韓国を刺激する。言論は勝手だが、節度というものがある。北朝鮮問題では各国が協力して何とか打開しようとしているのに、仁義をきらないで阿倍政権の要人が北朝鮮を訪問、米国、韓国、中国を刺激している。どうもうまく行かない。本当に国際社会との調和をして国益を勝ち取ろうとしているのか？常識を疑ってしまう。
2013.5.15 『がんばらない』
マラソン大会で、沿道の市民から“頑張れ〜”と声援を受ける。ごくごく普通の市民ランナーの筆者は４０キロを過ぎると体力が限界。あと２．１９５キロを精神力で駆け抜ける。こんな時に沿道の人から“がんばれ〜”と言われると、“こんなに頑張っているのに！もう頑張れない”と思ってしまう。声援は有り難いのだが。『頑張らない』という本を諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏が出版している。東日本大震災で大きな被害に遭った人に「がんばって」は禁句とされていた。そうなのだ。頑張っている人はがんばれ〜と言われたくない瞬間があるのだ。そして、しゃかりきになって頑張るよりも、心にゆとりを持って、失敗したらその時に考えるよ、といったチャレンジのほうが気が楽になるのだ。
2013.5.14 『生きているということは』
生きているということは
誰かに借りをつくること
生きていくということは
その借りを返してゆくこと
誰かに借りたら誰かに返そう
誰かにそうして貰ったように
誰かにそうしてあげよう
生きていくということは
誰かと手をつなぐこと
つないだ手のぬくもりを…
生きているということは の歌、永六輔作詞、中村八大作曲、デュークエイセス唄でリリースされたが、最近は上条恒彦が歌っている。詞もメロディーラインも良い。心に沁みる歌だ。
2013.5.13 『人を好きになる』
多くの婚活ホームページが運営されている。学歴、職業、勤務先、年収、趣味…さまざまな情報の中から自身の条件にヒットした人にコンタクトを取る。うまく恋愛に発展すればいいのだが。しかし、そもそも異性を好きになり、結婚して一緒に住みたい、と思うのに条件は要るだろうか？人を好きになる、たまらなく好きになって、ときめいて、というのは第六感が電流のように走り、いてもたってもいられない心持ちになることでだ。条件などここには無い。若者たちは、人を好きになれない人種が増えているという。感覚的な行動が減り、文字による情報で動いている現代社会が影響しているのかもしれない。社会全体が人と人が出あい、理解し合って行くような機会が減っているのも問題だ。
2013.5.12 『子どもの数減る』
５月５日子どもの日、総理府は１６歳以下の子どもの数が３９年連続で減っていることを発表した。人口ピラミッドは、高齢者が多く、若年者が少ないきれいな逆三角形のアンバランス型。１６歳以下は全人口の12.9％、1649万人。男性845万人、女性804万人。前年から増加したのは、東京都と沖縄県のみ、大阪に至っては１万１千人減だそうだ。 最近、近所で、５人の小学生が外で遊んでいるのを見かけた。今どきは珍しい光景だ。このまま子どもの人口が減り続けたら、日本はどうなるのだろう。政府が子育て支援策にテコ入れし始めたが、これだけでは子どもを産める環境になるとは思えない。若い人が安心して結婚し、安心して住み、安心して子育てできる環境づくりを地域でつくって いくことが急務だ。
2013.5.11 『フェアトレードデー』
５月１１日は世界フェアトレードデー。毎年５月の第二土曜日に世界各地でさまざまなイベントが行われる。フェアトレード＝開発途上国で生産された品物を安く買いたたくのではなく、労働に見合う適正な価格で購入し、生産者の自立と生活改善を目指す取引、のこと。かなり前、ＮＩＫＥのサッカーボールが南アフリカの子どもたちの不当な労働力によって生産されていたことが問題になった。このフェアトレードに大手百貨店も協力するようになってきた。企業のＣＳＲ活動としていいことだ。安い賃金で生産したものを日本に輸入して販売、企業が利益をあげる仕組みはもはや限界だ。
2013.5.10 『比べない』
他者との比較で物事を判断することがよくある。落ち込んだ時、あの人に比べればまだいいほうだ、なんて思ったりする。身につけている物がブランド品だったりすると、他の人より優越感を感じたりする。成績が思うように伸びないと、伸びる人がうらやましくなったりする。同じ年なのに、あっちの人が若々しく見えたりすると悔しい思いをし たりする。欧米ではこんなに進んでいるのに、日本では遅れている、と評論家が言う。世の中、他者と比べていろんなことを判断しがちだ。比べることで、ああいうふうになろう、という起爆剤になることは確かだ。しかし、比べないことで気持ちがスッと軽くなる。自分らしさは比べないことから生まれる。
2013.5.9 『等身大の自分』
“等身大”とは、自分らしいサイズ、身体のサイズではなく、心のサイズや行動のサイズだ。このサイズが等身大では飽き足らず、大きく見せようという人がいる。そうなると、常に自分のサイズを超えた行動が必要だから、背伸びばかりしてどこかでバランスを崩す。そしていつかこのための負担が重くなり、崩れ去ってしまう。身の丈をわきまえ、周囲とのバランスをうまく保ち、社会の中の自分のポジションをわきまえ、その場の空気の色に合わせた行動をすること、難しいがだいじなことだ。
2013.5.8 『空中権』
おもしろい権利があるものだ。ご存じ、東京駅の大改修事業、５００億円もの経費がかかったが、この空中権の売却で資金をねん出したのだからすごい。東京駅地域は容積率が７００％だが、駅舎の建物は２００％しか使っていない。更に５００％を地上に立てる権利があるが、これを周辺のビル建設のために売却したというものだ。今真剣に検討されているのが、首都高速道路の空中権利用による大改修。首都高速や空港、水道などのインフラがここ１０年程度で急激に老朽化、大改修を必要とされる中、民間の資金が公益に使われるいいモデルになりそうだ。
2013.5.7 『失敗から学ぶ』
“失敗は成功のもと”と、子どもの頃よく言われた。失敗することは怖い。失敗による悪影響を考えると、失敗しない安全な道を歩んだほうが良い。しかし、安全な道を進んだら絶対的な成功が約束されるが、新しい冒険の世界には踏み込めない。冒険は失敗するかもしれないが、未発見の新たな価値を提供してくれる可能性が大きい。失敗しても、その失敗以上のものを学びとるチャンスだ。失敗をしないための充分な準備をした上で、失敗を恐れないチャレンジが大事だ。もし、失敗してもそこから大事なことを学びとることはもっと大事だ。失敗を許容し、失敗を恐れない空気をつくることは もっともっと重要だ。
2013.5.6 『季節は巡る』
２階の出窓から田んぼの風景が見える。この出窓に向かって本を読むのが好きだ。朝早く、鳥たちの声しか聞こえない中、読みたい本を読む。そのうち、何とも神々しい太陽が昇って来る。出窓からの光線が少しずつ角度を変えて行く。刻々と時間の移ろいを感じる。見える田んぼの風景も、つい先日までは土色だったが、今は水が張り、小さな苗が微風にそよいでいる。やがて幼苗が背を伸ばし、穂をつけ、黄金色になるまで６か月、季節は淡々と、確実に、巡って来る。
2013.5.5 『じぇじぇ！』
印象に残りやすいイントネーションのことばだ。話題の朝の連ドラ「あまちゃん」でひんぱんに使われている。この岩手の方言がホントにあるの？と話題になる位だ。今年の流行語大賞になるのでは、と筆者は予想している。岩手県地方でも、こんな方言あるの？という声があるそうだ。四国ほどもある岩手県だから、方言にもいろいろあるかもしれない。「じぇじぇ」は「じゃじゃ〜」とも使われている、との声もある。筆者は秋田県出身、「じゃじゃ〜」は子どもの頃使っていた。“えっ！”とか“ありゃりゃ！”というシチュエーションで使う。脚本家の宮藤官九朗は「じぇじぇ」をうまくドラマに活用したと思う。東北地方の方言が今消えていることが問題だ。大きな文化遺産が高齢者の遺物にたいになってしまって、子どもたちは方言や訛りことばを使わない。寂しい限りだ。連ドラには今使わない懐かしい方言がいっぱい出て来る。
2013.5.4 『がっつり・まったり』
どうも、“がっつり”という表現がわからなかった。わからないから使えない。身の周りでは４０代前半くらいの人までが使っているような感じだ。「がっつり食べよう」＝しっかり（たくさん）食べよう、のように使う らしいが、それだったら“がっちり”のほうがわかりやすい。“まったり”する＝のんびり（ゆっくり）する野意味らしいが、どうも使えない。“正反対”と言わずに、“真逆（まぎゃく）”だったり、“○○します、そうしたら…”と言わずに、“○○するじゃないですか、そうしたら”などと使っている。アナウンサーも先日、“真逆”と平気で使っていた。反骨精神からか？筆者は使いたくない。
2013.5.3 『桜前線』
３月１９日にもこのタイトルで書いた。４月３０日から東北を旅して来た。３０日は福島で５分先、北に隣の山形では２分咲き、名物さくらんぼの花が満開だった。５月１日、秋田で咲き始めた。気温は１０度位と寒い。５月２日は東北地方の山間部が雪だった。寒気がいたずらしている。５月３日、弘前公園が２分咲きになった。例年よりも満開が１週間遅いという。関東地方は１０日早かったから、この差は、異常気象が影響しているのだろう。深刻なのは、さくらんぼやリンゴの花が咲いても、寒くて昆虫が飛ばないので花が受粉してもらえず、人手でやっているところがあるそうだ。今年の果樹の作柄が心配だ。
2013.4.29 『赤外線カメラ』
ボストンで起こった爆破テロ、ここで犯人逮捕に役だったのが赤外線カメラ。ボートに乗って隠れている犯人を赤外線カメラが上空からとらえ、状況を克明に記録した。このカメラ、空港や警察などでも活躍しているのだそうだ。空港では感染症にかかった人を検索するのに、出口で作動しているそうだ。警察では事件や事故の捜査に活躍。県警のヘリコプターに取りつけられ、事件や災害時など上空から監視するのだそうだ。進化した機器、良い方向に役立てられるのなら歓迎だ。
2013.4.28 『風疹の流行』
じわじわと風疹が流行しているという。一番危ない世代が２０歳〜４０歳の男性だそうだ。ワクチン接種を子どもの頃やったような記憶があるが、この世代の人たちは接種をしていない可能性があるそうだ。予防接種がされなくなった背景には、副作用でさまざまな事故が起こったことが背景にあり、年代別にその影響を受けているそうだ。妊娠中の女性がかかると胎児に悪影響する可能性があるというから怖い。予防接種は１万２千円もするから、日葉面でも大変。自治体によっては補助金を出すところも出て来た。自治体によって差があるのだから、国としての取り組みも必要になりそうだ。
2013.4.27 『大型連休』
今日、４月２７日（土）から５月６日（月）まで、長い人は１０連休となる。カレンダーの巡り合わせが良い今年のゴールデンウィークだ。アベノミクス効果で円安になっていることから、この連休は海外旅行よりも、国内旅行をする人が多いと旅行会社が弾いている。およそ２千２００万人が国内旅行をするそうだ。春うらら、東北地方は桜が満開、会津若松市の鶴賀城などはNHK大河ドラマ「八重の桜」人気で観光客がすごそうだ。高速道路は渋滞がすごいだろう。電車や飛行機なども予約でいっぱいだろう。しかし、学校に通う子どもが居る家庭はカレンダーどおり、大型連休とは行かない。
2013.4.26 『潮干狩り異変』
春の風物詩、潮干狩り。うららかな日差しのもと、ズボンをめくり干潟に入る。関東地方では木更津が有名だ。もちろん、自然の貝ではなく、漁師が満潮時にバラまいたものを干潮になってから観光潮干狩りが始まる。ひとり1,500円もかかるから、もとを取ることは難しい。ところが、大阪府の貝塚市でのこと、あさりから貝毒という毒がみつかり、持ちかえることができなくなったという。ゴールデンウィーク前に観光協会は困ってしまって、取った分だけ、安全が確認されるまで、九州産のあさりと引きかえる措置を取っているそうだ。
2013.4.25 『浮き指』
足の指をきちんと地面に付けない歩き方が増え、正常な歩行ができず、浮き指状態になり、腰痛などの原因になっている人が増えているという。デザインシューズを履く機会が増え、カッコ良く見えても、身体には悪い行動をしているのが一因だそうだ。女性の靴は先が細くてヒールが高い。最近の男性シューズも先が細いのが増えた。カッコいいかもしれないが、人間工学を無視したおしゃれは良くないようだ。地面にきちんと５本の指を付けた歩行をするのが自然なのに、こういったデザインシューズを履くと、５本の指が地面に付いておらず、自然の歩行が困難だという。地に足（指）が付いた行動、道理をわきまえた行動をしたいものだ。
2013.4.24 『爆破テロ事件』
ボストンマラソンで起こった爆破テロ、大勢の人が集まるところで無差別殺人を図る卑劣な行動の背景がだんだんわかって来た。国内のマラソン大会でも、４月２１日に行われた各地のマラソン大会は厳戒の中で行われた。茨城県土浦市で行われた霞ヶ浦マラソン大会でも厳しい警備の中で行われた。この日は寒気が日本列島を覆い、日光などでは６センチも積雪が有った。あいにくの冷たい雨の中での大会となってしまったが、参加者も戸惑ったに違いない。こういった事件が起こらない社会であって欲しい。
2013.4.23 『百花繚乱』
春本番、桜が終わり、チューリップが咲き乱れ、野原や路地にさまざまな花が咲いている。各地の花の名所は陽気に誘われ、観光客がたくさん訪れる。百花繚乱の状況だ。赤・青・黄色・紫・ピンク、目に優しい色が心を和ませてくれる。筆者の庭では今、藤の花と芝桜が満開だ。蜂が蜜を吸いにやって来る。が、このところ風が強い日が多いし、暖かくなったと思ったら翌日は２月末の陽気だっだり、変化が忙しい。今までに無かった天候のいたずらが多い。家庭菜園では春の種まきをしている人が多い。あと１週間くらいで田植えが始まる。
2013.4.22 『豆腐物語』
これは、豆腐の良さを語った物語。
信仰は お豆腐のようになることです。
豆腐は 煮られてもよし
焼かれてもよし 揚げられてもよし
生で冷奴で ご飯の菜によし
湯豆腐で一杯 酒のさかなによし
柔らかくて 老人 病人の お気に入り
子どもや 若い者からも 好かれる
男によし 女によし
貧乏人によし 金持ちによし
平民的であって 気品もあり
上流へも好かれる
行儀よく切って 吸い物となり
精進料理によし
握りつぶして味噌汁の実となり
家庭料理に向く
四時 春夏秋冬 いつでも使われ
安価であって ご馳走のひとつに数えられる
山間に都会に どこでも歓迎せられる
貴顕や 外客の招宴にも 迎えられる
簡単なる学生の自炊生活にも 喜ばれる
女は特に 豆腐のようでなければいかぬ
徹した人は 豆腐の如く柔らかく美しくて しかも形を崩さぬ
味が無いようであり 味があり
平凡に見えて 非凡。
かなり前にどこかの本で読んだことをメモしてあった。
何の本だか忘れてしまった。
豆腐のような人生、いいなぁと思う。
2013.4.21 『アースデー』
４月２２日は世界アースデー。月曜日なので、２０日、２１日の土日に アースデーフェスティバル が行われている。1970年アメリカのG・ネルソン上院議員が、４月22日を"地球の日"で あると宣言、この年アースデイが誕生した。1970年の最初のアースデイは、延べ2000万人以上の人びとが何らかの形で、地球への関心を表現するアメリカ史上最大のユニーク で多彩なイベントとなった。日本でも１９９０年からNGO主体でこの取り組みがされるようになって来た。地球環境問題は人類のひとりひとりができることを日々実行することから始まる。地球規模の大きな課題でも、ひとりひとりの小さな行動の積み上げで課題を解決できるのだ。
2013.4.20 『あまちゃん人気』
ＮＨＫ朝の連続ドラマ「あまちゃん」が視聴率を稼いでいる。撮影地の岩手県久慈市の小袖海岸が土日に車の乗り入れ規制を行うという。４月１日（月）スタートした朝ドラ、初日に視聴率４０％を記録したというからすごい。観光客がすごくて、狭い生活道路が身動きできなくなっているそうだ。架空の地域が描かれているドラマだが、撮影地は嬉しい悲鳴だ。ヒロインに能年怜奈、母親役に小泉今日子、祖母役に宮本信子、それぞれがいい味を出している。東北出身の筆者には、他の番組に無い、正統派の岩手弁が使われているのを感じる。役者さんは相当訓練しているのだろう。同じNHKで日曜日は「八重の桜」が会津弁、こちらもいい発音をしている。会津も観光客がすごいという。東北の当たり年だ。
2013.4.19 『ネーミングライツ』
自治体が資金稼ぎに行っている最近の流行だ。人や事物、科学的な発見（事物・事象）などに命名することのできる権利をいう。天体の発見者に命名権があることは良く知られているが、これもネーミングライツの一種だ。最近では、人の多く集まるスポーツ施設（野球場やサッカー場）や文化施設（音楽ホールや文化センターなど）に、企業名や 商品名をつける権利を、とくにネーミングライツと呼んでいる。施設の所有者は命名権を企業などに譲渡することで企業から資金を得ることができ、命名権を獲得した企業は、施設への命名によって、メディアなどを通じて広く企業名や商品名をPRすることができる。味の素スタジアム、ヤッフード―ムなどがある。自治体も最近盛んに募集しているが、なかなか申し込みが集まらない、という実態があるらしい。
2013.4.18 『イクメン』
３年ほど前からイクメンということばが流行り出した。タレントで育児に熱心なパパがいることから、マスコミが取り上げ、パパの育児参加がもてはやされた。男は仕事、女は家庭（家事）という考え方がしだいに変わって来た現代の若い夫婦のライフスタイルに合ったトレンドだった。男女雇用機会均等法の施行により、働くママが増えて居る中で、保育所の充実や労働法の中で女性に対する施策の充実で、共稼ぎ子育て世帯が多い。育時を積極的に行う男性が増えることは、男性の自立にもつながることで、良いことだと思う。が、“妻を手伝う”的な考えでイクメンになってしまうと、“イクメンもどき”になってしまうらしい。他でもない、子どもはパパとママが居て育つのだから、２人がそれぞれの持ち場で協働しなければならないのだ。
2013.4.17 『マラソン人気』
東京マラソンに３万人参加、申し込み者は１０万人を超えるという。ジョギングのメッカ、東京の皇居周回コースは１周５キロで適度なアップダウンがある。もう１周してみたい、と思えるコースで、ジョガーがひきもきらない。各地の市民マラソンも人気、参加者が増えている。マラソンのエントリーやマネジメント専門の会社も潤っているし、大会の写真を沿道で撮影、それをネットに掲示して販売する業者も多い。フルマラソン２８回完走の古参ランナーの筆者には、最近の大会でマナーが悪い素人？参加者が多い。大会を主催する自治体や応援する沿道の市民に感謝をし、円滑なコミュニケーションが欲しいところだ。４月１６日、名門ボストンマラソンのゴール付近で爆発事故があった。日本人ランナーの参加も多い大会だが、怖い話だ。国内の市民マラソンも１万人以上参加の大規模な大会が結構ある。セキュリティー対策を講じる必要がある。
2013.4.16 『就職うつ』
就職活動で心が折れてしまい、うつ状態になる若者が増えているそうだ。この厳しい就職戦線、受けても受けても内定をもらえず、自分の存在に自信が無くなる若者が多いのかもしれない。採用試験を２０社や３０社受けるのは当たり前の時代、スマホが無いと試験へのエントリーに遅れ、試験の席を確保できない、といったこともある。加えて企業側の面接官の対応ひとつで、受験者を追い詰めてしまうこともあるようだ。就職活動で心が折れてしまっては、仮に採用になっても企業組織の中できちんとやっていけるのだろうか、との心配もある。どろどろした人間関係の中で空気を読み、関係を築き上げ、ビジネスで成果を出して行くには、強い肝を持ち、強い意思を持ち、強い精神力で前に前に進まなければならないのに…。
2013.4.15 『フォーク並び』
公衆トイレやスーパーのレジなどで、どこに並ぼうか？と思って空いているところに並ぶ。そうするとあれ？長い列のほうが進むのが早い！判断を誤ったと思ったことが何度かある。こういうことを避けて平等に自分の番に回って来る並び方を“フォーク並び”というそうだ。待つ人は一列に並び、空いたところに前の人から進んで行くやり方だ。アメリカなどではこの並び方が常識だ。国内では最近、公衆トイレなど、足型が床に書いてあり、この方式のところが増えた。スーパーなどでも普及して来ているという。
2013.4.14 『地獄の姿』
悪いことをすると、地獄の閻魔様に舌を抜かれるぞ！と子どもの頃じいちゃんに脅かされたものだ。その地獄、八熱地獄といって、８種類あることを知った。新宿の経王寺住職、互井観章（たがいかんしょう）師の話を聞いた。等活地獄（殺生が因）、黒縄地獄（盗みが因）、衆合地獄（淫らな行為が因）、叫喚地獄（飲酒が因）、大叫喚地獄（うそが因）、焦熱地獄（邪見が因）、大焦熱地獄（強姦が因）、阿鼻地獄（父母殺害が因）、この８つ。できれば地獄に落ちることなく、極楽に旅したいものだ。
2013.4.13 『クマモン人気』
熊本県のご当地キャラクター『クマモン』が全国でひっぱりだこだ。２０１０年に誕生し、２０１１ゆるキャラグランプリになった。作者はグラフィックデザイナーの水野学氏、当初は熊本県のロゴを頼まれたそうだが、いたずらしてマスコットキャラクターをデザインしたのが始まりだそうだ。彼は言う。赤いほっぺは流行る理由だそうだ。アンパンマン、ドラエモン、ピカチュウなど人気のあるキャラクターはほっぺが丸いので、クマモンに赤いほっぺを付けたのだそうだ。今や関連グッズなどで年間２９３億円を売り上げるビッグキャラクターになったそうだ。意図して戦略的に練り上げたマーケティングよりも冗談や遊びの軽いノリで出した商品がビッグになることはよくあることだ。 クマモンはワープして日本全国を飛び回っているそうだ。
2013.4.12 『バブル再来…』
アベノミクスの効果が出始め、日銀の黒田総裁の量的緩和政策で円高、株価高が続いている。一般投資家を集めたセミナーに数万人が押し掛ける、先もの取引の値動きが激しく、一時停止が起きる、などマーケットが急に活気づいている。バブルなど、とうに忘れかけていた市民が、また金の亡者を目指して動きだした。あれだけ懲りたハズなのに、のど元過ぎて何やら、という現象だ。そんなにお金にガツガツして…とお金に縁が無い筆者は思う。バブル崩壊後、我々に教えてくれた、お金が無い時の心の豊かさ、忘れたくないものだ。
2013.4.11 『鉄の女』
４月８日夜、「鉄の女」と評されたイギリスのマーガレット・サッチャー元首相が脳卒中で亡くなられた。イギリス国民は、偉大な指導者を亡くした、と悲しんでいる。２００７年にはイギリス議会にブロンズ像が飾られたそうだ。彼女は除幕式で“鉄も良いけどブロンズもいいわ”とジョークを言ったそうだ。１９７９年就任、１１年間にわたって首相として、数々の施策を打ち出した。オークランド紛争では、絶対に後に引かない、と強気の政策を実行した。女性指導者の先駆的な役割を果たした。そして、２０世紀を代表する政治家だった、と誰もが認める。ぶれない姿勢は見習うところが大きい。
2013.4.10 『街の景観』
最近、各地のメインストリートが“何か空が広いなぁ”と感じる場所が増えた。特に駅前の通りとか、観光地の街路を保存しているところに多い。よく見ると電柱が無い。両方に圧迫感を感じる電柱とこれに無造作に張られた電線が景観を悪くしていたのだ。電力会社や電話会社が設置した電柱に有線放送やカラオケの会社が無尽蔵にケーブルを張り巡らせていたのだ。この電柱が無くなって電線が地下に埋められたことによって、地上空間がものすごくすっきりしている。併せて屋外広告の規制などを条例で行っているところもある。景観の維持にはさまざまな規制をしていくのが最良だ。まちづくりの中でハードウエア面できちんとしたルールづくりと、市民がそれを守って行く仕組みづくりが大切だ。
2013.4.9 『黒の文化』
黒色の陶芸作品に出合った。そして話を聞いた。黒は英語ではブラック、とひとことで終わりだが、日本人が感じる黒にはいろんな風合いがあって、漆黒の色、黒檀の色、微妙に違い、その風合いが作品に生かされるそうだ。書道で使う墨の色にも中に含むニカワや煤の種類で瓶妙な風合いの違いがあるそうだ。確かに日本人の色表現には、青でも 群青色と言ったり藍色と言ったり、赤でも朱色と言ったり茜色と言ったり、微妙なニュアンスを持っている。英語ではこの微妙な違いを表現するのに、長い単語の羅列になってしまう。見た感覚も日本人にわかる風合いがどうもわかってもらえないらしい。感性豊かな日本人の文化、たいせつに伝えて行きたい。
2013.4.8 『ミスタープロ野球、日米通算５０７本塁打』
４月１日、都内では１枚の号外が配られた。タイトルの見出しが躍っていた。４月１日、エイプリルフールかと思いきや、阿部総理や菅官房長官も検討していることを示唆したから、ほんとうの話だった。つい先ごろ、故人の大鵬が受賞したばかりだ。過去には２０人プラス１団体が受賞しているそうだ。長嶋さんの受賞決定については少し遅いんじゃないの？という声が各界から有ったという。大鵬さんが故人になってから受賞したことについて、国民的英雄が亡くなってからじゃ遅い！という声が有ったという。いろんな事情があるにせよ、長嶋茂雄さんと松井秀喜さんの子弟コンビが同時に賞をもらうことに異存が有る人はいないだろう。いいニュースだ。表彰式は松井選手の背番号に因み、５月５日になりそうとか。
2013.4.7 『５階建ての団地』
昭和３０年代から４０年代にかけて建築された団地には５階建てのものが多い。高層の団地が出現したのは昭和５０年代前半からだ。５階建てまではエレベータを設けなくても良い、という緩い規制が有ったのでそうなったのだろうが、今のこの超高齢化社会では、昔は難無く昇り降りした階段が苦痛になってしまう。古くて改築するところは別として、今だ、その計画が無いところでは、高齢者を低層に転居させたりして自治会がさまざまな工夫をしているという。入居した頃にはこんなこと、想像していなかったのに。今の時代はこういったさまざまな仕組みを高齢者向けに変化させていかねばならないことを物語っている。坂道を上ったところにある１戸建ての家なども、昔は平気だったが、今は歩くのも大変。まちづくりは大きな課題を持っている。
2013.4.6 『新入社員』
４月１日は各企業で新入社員の入社式が行われた。アベノミクス効果が業種によりプラスやマイナスに作用する中、各社の代表者が訓示に立った。自治体でも首長が厳しい情勢の中で変わらなければならない自治体システムについてフレッシュな職員に戦力になるよう、訓示した。大手派遣会社の「パソナ」では就職が決まらないまま卒業した大学 卒業の若者を派遣社員として雇い、派遣先から優秀と認められれば社員として雇ってもらったり、別の就職先を見つけたりすることを目指す『フレッシュキャリア社員』制度の入社式を開いたという。いわば、インターン的な制度、過去３年間で５６００人が参加し、７割が就職先を見つけたという。参加する学生側は新しい価値を発見し、企業側は入社試験では見つけられない、学生の本当の力を試すことができる。社会貢献的ないい仕組みだ。
2013.4.5 『一期一会（５）』
寒いところからいきなりうどん屋さんに入ったものだから、眼鏡が曇って前が見えない。それでも名前を呼ばれたもんだから、別の人かな？と思った。でも良く見つめると…。確かに１０年ほど前に彼が退職する時にオフィスで別れのあいさつをした人物。１０年前に早期退職をし、修行して友人宅の近くに讃岐うどんの店を開き、今では人気店になっているという。深い付き合いは無かったが、想い出のある仕事をしたことがあった。なるほど、彼は会社にいるより今の姿のほうが似合っている。午後１時というのに、店内はカウンターいっぱいの客の他１０人ほど並んで待っている。昔の話で盛り上がった。家内が隣にいたのだが、昔好きだった人の話題になったら、何と彼も筆者と同じ人が好きだったんだ、と具体的に彼女の名前まで出る盛り上がり！一期一会ってすごいことだ。（一期一会シリーズ終わり）
2013.4.4 『一期一会（４）』
このところ、古い知人と再会することが多い。それも、会うはずも無い場所で偶然バッタリ会ったり、“あの人、今ごろどうしているのかなぁ”と思ってたら久々に消息をたずねるメールをもらったり…。こういった現象を英語でシンクロニシティというそうだ。竹内まりあが出したアルバムの中にこのタイトルの歌があった。“ストリートを歩いていてあなたの好きな歌を口ずさんでいたら偶然、花屋の店先でこの歌が流れていた”といった内容だったと思う。このような偶然、ドラマチックな出逢いは一期一会がもたらしたものだろう。古い知人との再会は、時計をその頃に巻き戻して、タイムスリップする良い刺激になる。最近起こったこと。友人宅を訪れ、近所においしいうどん屋があるから、というので連れて行ってもらった。店に入るなり、ご主人からいきなり“井上さん！”と名前を呼ばれた。（続きは明日）
2013.4.3 『一期一会（３）』
うららかな陽射しの知多半島は桜が３分咲き、関東よりも南なのに開花が遅い。この日の最終目的地は常滑。陶芸作品の鑑賞が目的。共販センターに行ってみたが、つきなみな作品ばかり、陶芸家の工房を巡るコースに出向いた。常滑と言えば茶色い急須で有名。ところが、入った趣のある古民家風の展示ショップでは、真っ黒に金色の彫刻が施された作品に遭遇。目を見張った。何という精緻な作品なんだろう。ここは工房主が個展をしながら作品をもとに庵主となってお客と語らうところでもあった。昭和２８年生まれというから、まだ若い。常滑では伝統を破った傾向の作品なので、外の世界でアートとして認められているようだ。 チャレンジしながら新しい技法を追及して行く彼の話に魅了された。刺激のある出逢いだった。常滑から自宅までは４６０キロ、満たされた心を土産に一路高速道路を自宅に向かった。（続きは明日）
2013.4.2 『一期一会（２）』
ご住職様にご朱印帳をお預けし、待っている間、玄関先の上がりに座って待つようお招きいただいたが、すぐにおいしいお茶とお煎餅を出して下さった。寺にも興味が有ったので、いろいろお話を伺った。玄関の生け花は息子さんのお嫁さんが活けているとのこと、“とてもいいお嫁さんでねぇ”と奥様が言う。家族関係がわかる感じだ。話がはずんだ頃、書き終えたご朱印帳を住職様から頂戴し、玄関を出ようとした。そしたら、残ったお茶菓子をきちんとつつみ、“これどうぞ”と。偶然出会った旅の者に、このようなおもてなし。まさしく一期一会のできごとだった。柔和な奥様のお顔は忘れることが無いだろう。記念に写真を１枚撮らせていただき、足取りも軽く寺をあとにした。同じ日に、次の出会いが夕方にもあるとは思ってもいなかった。（続きは明日）
2013.4.1 『一期一会（１）』
言葉では知っていた。しかし、まさにこれがそうなのだ、と思える体験はそうめったにあるものではない。理屈でわかっていた事柄がこうもリアルに感じられるとは。筆者の身に起こったできごとだ。３月末にフラっと旅に出た。ところは知多半島と渥美半島の中間点、愛知県西尾市でのできごと。街道を走っていて、たまたま信号で停まった。 運転席から右側を振り向くと、白い幟が多数、そこには 「御影山穴弘法」の文字、なんだろう？と思い、車を寄せ拝観した。その見事さに感動し、ご朱印をいただきたいと、管理する徳林寺にお伺いした。ご住職にお会いするため、寺の玄関に入った。そこには見事なまでの生け花に１枚けやきでつくられた屏風、その風情に驚き、応対して下さった奥様にお会いした（続きは明日）
2013.3.31 『全国チェーン店』
洋服の○山、カジュアルウェアのサン○、牛丼の○屋、スーパーのイー○、ＤＩＹのコメ○、学習塾の河○塾、家電量販店の○ズ電気、ハンバーガーのマク○、赤ちゃん用品の西○屋、古本のブック○、ビデオレンタルの○ヤ、コンビニのロー○・セブ○・ファミ○・ミニ○、お馴染みの看板が全国各地の街道に立ち並ぶ。各地を走っていると、これらの看板が見えると少し都会的な街づくりになっていて、そこを中心に人が移動している。どこも似たりよったりの雰囲気だ。郊外のショッピングモールなどで展開しているから、おとしよりには縁遠い。今までは駅中心の人の流れだったが、駅前がシャッター通りになり、人の流れが車中心の流れに変わった。これに合わせたように、各自治体ではコミュニティバスを走らせたり、スーパーの移動販売を始めたりする。生活スタイルは大きく変わった。高齢者に住みにくい様式だ。
2013.3.25 『八百万の神』
最近、ご朱印を集め出した。神社のことを知れば知るほど面白くなる。日本人が編み出した大衆信仰の文化はすごい。教祖が居るわけでもなく、経典があるわけでもなく、信じる人が願をかけ祀るわけだ。山、水、木、岩、人、動物、何でも神にしてしまう。そしてこれを心のよりどころとして、信仰の対象にしてしまう。この文化を見ていくのがおもしろい。およそ神社と名の付く所は神聖であり、自然が手つかずで残っているところ がほとんどだ。東京の大都会でも、高層ビルの隙間に神社がいくつもあり、きちんと祀られている。各地のお祭りもそのルーツは神社があってこそのことだ。鳥居の形、狛犬の顔、灯篭の大きさ、手水舎の様式、鈴の形、拝殿や本殿、みんな顔つきが違う。一通り探検したあと、ご朱印をいただいて神社をあとにする。
2013.3.24 『ＩＣＪ』
International Court of Justice ：国際司法裁判所の略。国際間の緊張感あふれる諸問題をさばく法廷のことだ。オランダのハーグに本部があるそうだ。国連の５つの地域に割り当てられた判事が居て、任期が９年と長い。国際司法という一定のルールで裁くことになるが、政治も絡むことが多く、労力がその板挟みになって、大変な苦労を伴うそうだ。国ができた背景、政治情勢、文化、価値観が異なる国間の司法、難しいのは想像がつく。戦争がある国も経済力の格差がある国もみんな幸せになることがほんとうはいいのだが。
2013.3.23 『文（ふみ）の日』
毎月２３日は「文の日」と旧郵政省が1979年３月に決めた。２３を“ふみ”とゴロ合わせにしたものだ。記念切手などが発行されたりする。世の中、メールでの通信が主流になり、手紙を出さなくなった。手書きの手紙はそれだけ貴重な存在になった。手書きの暖かみがある絵手紙などもらったりすると、嬉しくなってしまう。絵心がないので絵手紙は出せないが、山に行った時など絵葉書を買って来て、親しい人に出したりする。返事はもちろん来ない（来てもメールでの返信だが）が心の暖かみが表現できるのでは、と思っている。今のこの時代だからこそ、スローライフの手紙は価値があるのかもしれない。
2013.3.22 『ネット選挙』
いよいよネットで選挙運動が行えることになる。法改正が延び延びになっていて国際的にこの分野の実施が遅れていた。今の時代にネットが使えないなんて…。若者はこれによって政治に関心を持つかもしれない。ネットに弱い議員さんは困ってしまうかもしれないが、時代の流れだ。誹謗や中傷が書き込まれる心配もあるが、ネットに限らずどんなメディアでもこれは有りうること。有ることを前提として、判断するのは情報利用者（有権者）だ。情報を活用するほうが賢くなり、取捨選択でき、自らの安全を考えられるようで無ければならない。
2013.3.21 『脳卒中リスク』
国民病とも言われる脳卒中、昨年１年間で１２万１千人が亡くなった。患者は１２０万人から１３０万人と言われている。その要因となるのが高血圧だそうだ。いつもは腕で血圧を測るが、足でも血圧を測ると、症状があるかどうかの目安になるのだそうだ。腕で正常でも、足で測った結果が腕と差があれば動脈硬化の可能性がある、ということだ。国立がん健診センターが脳卒中リスクを発見するチェックリストを発表した。年齢、性別、糖尿病、喫煙、血圧、肥満度の６項目でチェックして点数化、今後１０年以内の発症確立がパーセンテージで出、血管年齢を割り出すことができるものだ。生活習慣を見つめ直すきっかけにしたい。
2013.3.20 『ＴＰＰ参加』
TPP(Trans Pacific Partnership：環太平洋経済連携協定）の交渉参加の決定が３月１５日、阿部総理の発表で表明された。経済の枠組みが今までとだいぶ様変わりする。新しい仕組みを導入・検討される時には必ずさまざまな利害が絡み、得する人と損する人が出て来る。自動車などの産業界には関税撤廃によってビジネスがし易くなり、農業などは安い外国の生産品が国内に入り、関税障壁で守られていた農産品が安く市場に出回る可能性がある。今後の交渉推移に注目したいが、政治の世界、議員にも利害があり、党の決定には玉虫色が伴うかもしれないが、国際間の交渉事、日本の交渉力が問われる。
2013.3.19 『桜前線』
３月前半は寒い日が続き、時候の挨拶で“今年は３月になってもまだ寒いですねぇ”と言っていたと思ったら、３月１６には関東地方に桜の開花が告げられた。例年に比べて１０日以上も早い開花宣言だ。急に暖かくなって寒さで凍えていたつぼみが、急激な夏日になるような気温の上昇に、びっくりして早く咲いたのだろう。温暖前線と寒冷前線が本州の上空でぶつかり合い、強い風が吹き、煙霧などが発生した。風が強い日が多く、北風と南風がコロコロと変わる。変な気温の変化に身体が付いて行くのが大変な日々が続く。桜の開花は忙しい日々に心を和ませてくれる。日本人だ！という感覚もこの時に強くなったりするから不思議だ。少しゆとりを持って眺めてみたい。
2013.3.18 『食育』
食べ物が溢れる今の日本社会、食糧自給率がカロリーベースで４０％に満たないのに、食べ残しや賞味期限切れで大量の食糧をゴミとして捨て、重油を炊いて燃やしている、という、エネルギーの無駄もやっている。食ということをもっときちんと考え、食文化や食物連鎖なども考え、理解しようという行動が食育。家族全員がそろって食事をすることが少なくなり、食はただ胃袋を満たすため、という風潮が強い。食育で食文化をきちんと育てて行かなければならない。
2013.3.17 『天網恢恢疎にして漏らさず』
悪者は一時は逃げられても必ず捕らえられる、という意味だ。テレビのニュースでこの言葉が出たが、初めて意味を知った。天が悪事に対して厳正であることの意味で、天の網は広大で大雑把であるが、決して取り逃がすことのないことから。「天」とは皇帝を意味するそうだ。今風に言えば、地域のあらゆるところに張り巡らされた監視カメラが 犯罪捜査に大きな威力を発揮していることと同意かもしれない。こどもの頃、じいちゃんに言われたものだ。「悪いことをすれば、お天道様がしっかり見ているからな！」と。それにしても、監視カメラでわれわれの動きはすべて監視されているということにもなる。いやな世の中だ。
2013.3.16 『フランシスコ１世』
コンクラーベが行われ、煙突から出る煙が白くなるまで投票が行われたが、３月１３日、やっとシスティーナ礼拝堂の煙突から白い煙がもくもくと出た。この瞬間を捉えようと、マスコミが大挙バチカンに集まった。第２６６代の新しい教皇は、アルゼンチン出身のフランシスコ１世。世界中に１１億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会は今、さまざまな難題を抱えているそうだが、宗教家同士でも醜い権力争いがあったり、児童に対する性的暴力が告発されたり、およそ神の世界とはかけはなれたことも起きている。世界は新しい教皇に期待しているだろう。
2013.3.15 『メタンハイドレート』
ハイドレート＝水と物質が結合した“水和物”という意味。メタンハイドレートとは、メタンと水が結びついたシャーベット状の物質を言う。今、燃える氷ということで注目を集めている。先日、メタンハイドレートから世界で初めて天然ガスを取り出すことに成功した。資源の少ない日本では大きな注目がされている。問題なのは、コストが高いことだ。経済産業省では、技術革新をして低コストで生産できるよう、力を入れて行くそうだ。課題を乗り越える技術の開発に期待したい。
2013.3.14 『寝ること』
８０歳まで生きたとして、生涯時間７０万時間を保有する。おそらくその４分の１は睡眠に使っている。17.5万時間を効果的に使うことで、人生を豊かにするチャンスがある。睡眠の科学を研究している学者がたくさん居るが、“よく寝られたなぁ”というスッキリ感を抱くために考えることが３つあるそうだ。�）蹐亮鑪燹�大きさ�⊇⊃欧垢� 部屋の環境、��寝る時間帯、の３つ。枕は特に、高さが重要、個人差はあるが、４，５センチが一番良いのだそうだが、小生には低すぎるが。部屋は就寝灯を点けず、真っ暗のほうが自律神経に良いようだ。寝る時間帯は２２時から２時を含む時間帯が生理的に最も良いそうだ。いちばんよくないのは、寝る直前にパソコンやスマホの画面を見続けていることだという。覚醒作用が働いて熟睡できないようだ。忙しい現代社会だが、自分の睡眠スタイルをきちんと持ちたいものだ。
2013.3.13 『煙霧』
３月１０日（日）関東地方は真夏日を記録、３月初めなのに、日中の気温が25.3度になった。昼ごろは良かったが、１時過ぎには強い風が吹き、土埃で空が茶色になった。視界が極端に効かなくなり、マスクをしていなければ、息をするのも不快な位だった。この土埃、煙霧というそうだ。雨が降らず、乾いた畑や空き地の土が舞い上げられ、 空中に舞ったらしい。PM2.5が混じった黄砂かと心配したが、そうではなく、純粋な国産？の土だったらしい。寒冷前線の通過に前後して強い南寄りの風と北寄りの風が吹き、地表の土や埃が舞い上げられたのだそうだ。
2013.3.12 『整理整頓』
暮らしの整理術を取り上げた本が売れる。整理整頓の講習会などもあちこちで開催される。昔から整理整頓が言われるがいつまでたってもこのことが取り上げられる、ということは、現代の暮らしぶりにも関係あるかもしれない。家の中に物があふれているのだ。整理とは、捨てることである、と言われている。“断捨離”ということばも流行した。しかし、“もったいない”と思って捨てられないのも事実。買わなければ物は増えないのだ。整理の専門家は、物だけでなく家のおかねの整理、心の整理も必要と説く。“整理”、とう前に整理をしなくてもいいように、日常の暮らし方の中で使ったものはまた元の位置にすぐに戻す、あとで、と言わない（思わない）習慣が大事だ。
2013.3.11 『あれから２年』
２年前の今日１４時４６分、私は自宅から１００キロほど離れた神奈川県Ｓ市で会議中だった。地震の発生頻度が多い地域に住む私は、かなり大きい地震も体験している。しかし、この日の揺れは大きな周期で時間が長かった。震源地が遠いことを直感したが、震源地では、相当な大きな揺れだろうと想像した。首都圏の電車はすべて翌朝まで 止まった。自宅に帰ったのは翌日の午後３時半。自宅の２階、自分の部屋は本棚が倒れ、物が散乱、隣の家の立派な瓦屋根は半分くらいが割れていた。東北地方の被害状況 は、暖房が効かない寒い部屋で夜通しテレビを見ていたのでおおまかに把握していたが、悪夢の津波は信じられない思いだった。東北地方から茨城県、千葉県にかけて、２年たってもまだまだ復興とは言えない地域がいっぱいある。加えて人災の原発被害が 津波以上に多くの人を苦しめている。マスコミに登場することが少しづつ少なくなり、政治や経済の話が中心になるにつれて、次第に風化している感じだ。しかし、いつも心に留め、支援と応援をしていくことを心に灯し続けたい。
2013.3.10 『外交に親日派』
中国の次期外相に元駐日大使の王毅（ワンイー）氏を内定したとマスコミが報じた。親日派で知られる同氏の手腕で、大人げない行動を抑制することで、冷え切った外交が活発になればいいのだが。また、米国の次期駐日大使に、故ケネディ大統領のお嬢さん、キャロライン・ケネディさんが候補者として検討されているという。彼女も親日派との評判だそうで、米国との関係も更に良いムードになるかもしれない。外交下手のわが国にとって、良いニュースだ。
2013.3.9 『五輪招致評価審査』
３月４日から７日まで、ＩＯＣの２０２０年五輪招致現地実地踏査が行われ、都内各地で経済性、環境影響、安全性、競技実施の効率性など多角的に検討された。マスコミ報道では、印象度が格段に向上したと伝えている。同行した海外メディアの記者たちも好印象を伝えた。東京都の猪瀬知事が陣頭指揮した受け入れでは、６か国の委員たちに迅速に応えるために６か国語の通訳を配置したり、テニス会場視察では自らテニスのプレイを見せる演出をした。阿部総理も英語でスピーチをした。４日間を終えて、猪瀬知事はマラソンのハーフが終わった、と語った。９月までの招致活動はこれからが正念場だろう。国民にとって、ひとつの目標を持って夢を語れるチャンス、応援したい。
2013.3.8 『ＰＰＫ』
ＴＰＰ（環太平洋戦略的経済連携協定）だのＦＴＡ（自由貿易協定）だの、経済用語の３文字略語が毎日マスコミをにぎわしている。新たにＰＰＫという用語が出回りだした。超高齢化の時代を迎え、この用語が脚光を浴びて来た。ＰＰＫ＝ピンピンころりの意味で、高齢になって認知症になったり、病院でスパゲティ症候群になったりしないで、周囲に介護の面倒をかけないで“コロリ”と死にたい、という願望を３文字のアルファベットで表したという訳だ。多分、誰しもある年齢になったらそんなことを思うことだろう。ぽっくり寺などは昔から存在し、願掛けする人も居るのだから。長野県は長寿日本一の県になった。長寿はいいが、認知症にならないように、ということでＰＰＫ運動を展開しているそうだ。
2013.3.7 『布施』
“お布施”といえば、葬式などの仏事でお坊さんに蓮の模様の封筒に入れて渡す謝礼、と思うのが一般的だ。が、布施には違った意味が込められている。それは、文字通り人にものを施すこと、ただし見返りを求めず、自分の一番たいせつなものを無償で分け与えることの意味なのだ。普通は与えられたほうが「ありがとう」と言うが、布施の場合は、「もらってくれてありがとう」と与える側が思うことを指すのだ。親が子どもに対する無償の愛を与えることを想像すればわかりやすい。ボランティア精神にも通じるものがある。相手が喜ぶのを想像してこちらもワクワクし、こっちが幸せ感を感じる、という解釈だ。そういえば、『少欲多施』ということばが有った。欲望を少なくして、布施を多くしようという意味だ。
2013.3.6 『コンクラーベ』
世界に１２億人のカトリック教会信者が居る、というから地球上の人口の約5.5人に一人ということになる。日本人は約45万人の信者がいるそうだ。そのカトリック教の総本山、第265代ローマ法王のベネティクト16世（ドイツ出身85歳）が、２月28日で高齢を理由にその座を降りた。慣例では死去するまで、となっていたので、途中で辞任、という ことに対し、賛否両論が有ったようだ。新しい教皇を選ぶ選挙手続きをコンクラーベという。ラテン語「cum clave（with a key の意味）」に由来するそうだが、バチカン市国内のシスティーナ礼拝堂で行われるという。選挙人である80歳未満の枢機卿たちは会議を行う部屋に鍵が掛けられ、新しい教皇が決まるまで部屋に閉じこめられる。そのために、この名称がついた。日本語でも“根比べ”で通用しそうだ。古いしきたりに則って、新教皇が決まった場合には、白い煙を出してサン・ピエトロ大聖堂の鐘を鳴らして合図を行うそうだ。教皇が発する世界に向けたメッセージは、人類の平和と幸福に大きな影響を与えるだけに、世界の注目を集めている。
2013.3.5 『燃料電池自動車』
燃料電池車が注目を浴びている。ガソリンスタンドに代わる水素ステーションが街なかに建設される日もそう遠くはないようだ。電気自動車の充電ステーションはかなり増えて来たが、同じ電気で駆動はするが、水素を燃料として使うところが違う。トヨタ、ホンダ、日産などが開発に拍車をかけているそうだ。水に電気を加えると、水素と酸素にわかれるが、この逆作用で、水素と酸素を混ぜると、水と電気が得られる、という原理を応用したものだそうだ。ナルホド！。エンジンを停めると、マフラーから水を排出する構造になっている。ガソリンは、いずれ枯渇する運命にあるし、排気ガスを出さないから、地球環境にもやさしい。
2013.3.4 『立ち位置を考える』
紅白歌合戦で「ヨイトマケの唄」を熱唱した三輪明宏さんが朝のテレビにゲスト出演していた。『自分の立ち位置を考えないとね』というひとことが印象的だった。三輪さんは女子高生が携帯の待ち受け画面に使って運気を得ているくらい、若い世代にも人気がある人だ。その人が、その人らしく見える、一番輝いて見える場所や角度がある。それは、その人の立ち位置が、必然性が有って、一番いい状態の時。普段の暮らしでも、自分の立ち位置をきちんと押さえないと周囲に調和しない状況になる。自分の立ち位置をきちんと考え、わきまえて行動している人はいつもその人らしい空間をつくっている。
2013.3.3 『サイバー攻撃』
中国を発信源とするサイバー攻撃が増えている、というニュースが有った。米国が主張する中国の攻撃は国と国の軋轢まで発展している。経済発展を背景に中国の主張も遠慮が無い。サイバー攻撃は今や兵器を使わない戦争、とまで言われる。高度に発達したネットワークを介して他国のコンピュータを制御してしまう。２月２４日、日本でもハッカー選手権なるものが開かれ、コンピュータシステムのピンホールを発見してそこにサイバー攻撃する、という課題に挑戦し、高校生５人組みが優勝した。日本では、現在２万人のセキュリティー技術者が足りないそうだ。この分野の人財育成もたいせつなことだ。
2013.3.2 『賞味期限』
飲料の賞味期限表示が５月から５社で水ペットボトルに限って、日付表示から月表示に切り替えられることになった。デイリーの表示よりもマンスリー表示のほうが返品処理の配送コストなどに負担がかからない、という。メーカー論理のようだ。因みに賞味期限とは、おいしさが持続する期限のことで、食べられない（飲めない）状態になる期限（消費期限という）では無いのだ。現代人はこの賞味期限表示を見て食生活にいかしている。昔は冷蔵庫など発達してない頃は、匂いを嗅いで自分の感覚で決めたもんだった。賞味期限、産地表示など、多くの表示がされているが、時々これが偽装される事件がある。賢い消費者になっておきたいものだ。
2013.3.1 『３月は自殺対策強化月間』
３月は月間自殺者が最も多い月であることから、政府は 「自殺対策強化月間」 と決めている。１３年続いた年間自殺者３万人が平成２４年に３万人を割ることができた。身近にも自らイノチを絶った人がいる。自らもかつて自殺を真剣に考えたことがあった。３万人を割った理由に、こういった強化月間の設定や各自治体にゲートキーパーと言われる、地域で自殺予防のために行動をする人を育成したり、ＮＰＯによる専門活動としての行動、いのちの電話による相談活動、マスコミなどが番組で取り上げるなど、かつて無い取り組みがなされている。少しでも多くの人がこのことに関心をもって周囲のことに気を配れるようになることも大きな効果だ。
2013.2.28 『八重人気』
日曜夜８時の大河ドラマ、『八重の桜』が人気だ。ＮＨＫの前宣伝もかなり戦略的に行われていたし、会津が舞台であることも人気の原動力かもしれない。あまりテレビを見ない筆者も毎回見ている。会津地域は八重人気で盛り上がっているようだ。観光コースにバスがひきもきらず押し寄せているようだ。旅行会社のパッケージが多い。東京から近いことも効果を発揮しているかもしれない。幕末の風景は、竜馬伝の時もそうだったが、みなぎるエネルギーを感じ、将来に向けて夢を持つ日本人の姿が見られる。今のこの閉塞した時代が、こういったドラマ人気の所以かもしれない。
2013.2.27 『We are all in the gutter,but some of us are looking at the stars.』
たまには英語で。オスカー・ワイルド（アイルランド出身の詩人・劇作家）の言ったことばだ。「みんなどん底にいるのさ、でも何人かは夢や希望を持っているんだ」の意味だ。夢や希望を持たないと、押し寄せる難題や災難に心が折れそうになる。星を見上げるように、そこに希望を持った時、自身でもわからないエネルギーがわいて来ることがある。不条理なことや、頑張っても頑張ってもどうにもならないことや、八方塞がりになってしまうことがある。そんな時でも、夢や希望を失わず前に進むことだ。
2013.2.26 『誤認逮捕』
警察による誤認逮捕があちこちの県警で起こっている。ネットの成りすまし犯罪で無関係な人が５人も逮捕されていたことは記憶に新しい。２月２４日には警視庁が傷害罪で逮捕した３人の中学生のうち、一人を誤認逮捕、他の２人の犯人も一人は違う、と証言していたにも関わらず逮捕しており、あとになって真犯人が現れ、警察が謝罪した。誤認というよりは警察のでっちあげで、犯罪捜査の早期終了ををさせたい、警察の自白強要手口がそうさせた、警察の犯罪だと言ってもいい。「○○だったから、今後再発しないように…」などと、いつもあいまいな警察の良い訳コメントで終わらせてしまっていいのだろうか。誤認逮捕された人にとっては、そんな程度のことばでは片付かない人権問題なのだ。
2013.2.25 『サラ川２０１３』
第一生命が毎年募集するサラリーマン川柳、２０１３年版が発表になった。毎年、「フムフム、なるほど」、「ウ〜ン、あるなぁ」、「そうそう、そうなんだよ」と共感したり笑えたりするのが特徴だ。サラリーマンの悲哀がおもしろおかしく１７文字に託される。詠み人の名前とあいまって楽しませてくれる。『やめてやる 会社にいいねぇと返される（元課長）』、『わが社でも 無駄は無いかと 俺を見る（万年係長）』、『意見言え 言ってやったら にらまれた（アララ）』今年は人員効率化と名うったリストラの悲哀や上司を揶揄した作品が多かった。
2013.2.24 『ディスレクシア』
学習障がいの一種。文字の読み書きがどうしても出来ない、最近の研究で、脳の一部に障がいがある場合に発症することがわかって来た。勉強を怠けているから、と思われがちな苦労を背負い、悩む大人も最近になって多く診断されているという。米国では２割にも達するという調査結果もある。子どもだけでは無いのだ。タブレット端末を使ってこういった障がいをサポ―トするアプリも出来ている。日常生活は普通にできるが、読み書きだけが苦手、という特異な障がいだ。映画監督のスピルバーグ、偉人と言われるトーマス・エジソン、アルベルト・アインシュタイン、レオナルド・ダ・ビンチなどもディスレクシアだったとそうだ。
2013.2.23 『人財・人材・人在・人罪』
“人材育成”、“良い人材を得る”、“人材は企業の宝”などの表現がある。組織や社会は人がつくり、構成している。普通は、“人材”の文字が使われるが、この人材がその能力を発揮し、組織に無くてはならない力の根源になれば“人財”になる。人は財（たから）だ。ところが、“人在”という字になると、そこに居るだけで、あまり力にならない人になってしまう。あたま数では一人だが、どうも能力を発揮してくれない、かえって動いてくれないほうが楽、という場合がある。その場合にはその人に何か差し障りの無いことをやらせておかねばならない。“人罪”はその人が組織に悪さをし、マイナス効果を発揮する人だそうだ。先日の講演会で聴いた受け売りだが、確かに そういうことを日常の組織運営で感じることがある。重要なことは、一人ひとりを適材適所で戦力とし、組織力を発揮することだろう。しかし、難しい課題でもある。
2013.2.22 『情報が無い』
３日間ほど日常の俗世間から離れて大自然の中に身を委ねる旅をして来た。この間、ネットは使えない（パソコンや携帯は携帯しない、必要最低限の連絡メールのみ）、ラジオやテレビは無い、新聞なども無い。外部の情報を遮断し、頼りになるのは五感からの情報のみ。家に帰ってみると、世の中がだいぶ動いている。しかし、自身の生活にはそんなに支障が無かった。逆に五感が研ぎ澄まされて行く。日ごろ、何て余分な情報に動かされ、右往左往しているのだろう。世の中が便利になることによって、本来使わなければならない感性がどんどん失われているし、本来考えなければならない行動が情報という悪魔によって捻じ曲げられている。余分な情報を持ちすぎる現代社会だ。
2013.2.19 『スーパーに移動販売委託』
市の広報の記事だ。街なかの小さい商店が消えて、近くに住む高齢者が買い物できない、との声に対し、市が移動販売をスーパーに委託、人件費、車代、燃料費を３年間支出し、移動販売してもらう、という。３年後はスーパーが自主運営に切り替える、というものだ。商店が大型スーパーに商売を奪われ、店はシャッターが閉められ、高齢者が 生活しにくい。駅前のシャッター通りは全国的な傾向だ。大型資本の横暴に生活が脅かされた結果だ。お豆腐、灯油、野菜など、個々には巡回して来るが、品ぞろえがいまいち、少しは解消されるだろうか。新聞配達、宅配便、郵便局は全戸巡回しているのだから、こういったところとコラボできればいいのに…。コンビニなどがこういったことに対応し出したところもあるが、大きな儲けよりも、多くの人が幸福になるための地域経済の活性化が必要だ。
2013.2.18 『富士山入山料』
日本一の山富士山。山梨県と静岡県側から７月、８月に一般客が自由に登れる。“富士山は遠くから眺めるもので登るものではない”という人が居る。美しい景観からの発言だ。一方3,776米の山頂に登って日本一のご来光を拝みたいと思う人が多い。昔からの山岳信仰で登る人も居る。しかし、登山客の増加に伴い、トイレの問題、ゴミの問題、心無い登山客の自然を無視した行動などが問題になる。６回も登った経験から、最近の富士山は外国からの旅行客などがレジャー気分で登山する人が増え、キャパを過度に越え、山小屋なども混雑度がすごい。山小屋も、この時とばかり儲けに走ってサービスが粗悪だ。入山料を２つの県で検討しているようだが、山を守るためには導入したほうがいい。その資金を自然保護活動に使うべきだ。
2013.2.17 『経世済民』
アベノミクスの施策が加速し、急激な円安や株価の値上がりで、得をする人、損する人、悲喜こもごもの状態が続いている。経済の上向きを歓迎する政策なのだろうが、ガソリン価格のあまりにも素早い反応に、一ドライバーとしては困惑だ。経済とは、経世済民の略だということを聞いた。この意味は、世の中を治め、人民を救うことを意味 することばとして、福沢諭吉がつくったのだそうだ。なるほど、政治がそのように動いて市民が幸せになるように仕向けることなのだ。エコノミーのような軽いことばでは表せない。金儲けに走り、バブリーな行動をして民を困惑させるようなことは有ってはならない。お金の価値で物事を考える前政権のような政策は期待したくない。
2013.2.16 『確定申告』
確定申告が１８日から始まる。税務署が混むだろうと思い、市役所の確定申告相談コーナーに行って早めに手続きを終えた。今回は還付金があるので少し気が楽だ。市役所の窓口の職員の対応がものすごく良くて、お客様としての扱いが素晴らしかった。“だって、俺たちの税金で給料をもらってんだから”など、つい思いがちだが、役所の職員の窓口対応にCSの考え方が導入され、各部署が競うように、良い対応をすることは、 有り難いことだ。そうなることで、税金も納め甲斐があるというものだ。
2013.2.15 『問い合わせ電話番号が無い』
クレジットカード会社、銀行、ネット関連会社、通販会社などのネットサイトに問い合わせ電話番号の記載が無いところが多い。先日クレジット会社に電話しようとして、調べようがなく困り果てたことが有った。背景には電話でのやり取りをするコールセンターを経費的な問題から作れない、つくっても数多い電話の本数に対応できなく、いつも話中で２次クレームになる、などがあるのだろう。ネット社会の中で本来の消費者の声に耳を傾けるサービスが手薄になって顧客が困ってしまう、ということがある。顧客サービス窓口に電話がかかっても自動音声サービスになていて、メニューを番号で選ばせる、という冷たい対応に、イライラし、何番のメニューを選んだらいいのか苦慮するということが多い。
2013.2.14 『国威誇示と国民の暮らし』
３回目の核実験をやって、国際社会の意向を無視した国がある。こういうことがまかり通って良い訳が無い。国民の貧しい暮らしをそのままにして、国民が幸せになるよりも国の力を見せつけ、不条理な行動で交換条件に何かを手に入れて行く、あるまじき行為は理にかなわない。映像などを見ると、およそ人間らしい暮らしをしてないようだ。鎖国の様相は、第二次大戦敗戦直前の日本と同じだ。情報を流さず、“おいらは強い、核を手に入れたら怖いものは無い”という暴力で国を運営する手口はいつまでも続かないだろうが、国民総幸福度を掲げるブータンの国民と比べたら、どっちが幸福かは明らかだ。
2013.2.13 『暑いアジアで売れるヒートテク肌着』
ユニクロのヒートテク下着が、何と温暖な地域で売れているという。冷房がガンガン効いたオフィスで女性が愛用するらしい。同社では、試しにシンガポールの店に置いたら、人気を博したのだそうだ。需要はどこにあるかわからないものだ。ヒートテクはユニクロの看板商品になっているが、年間１億枚を売るうち、１０％は海外での販売だそうだ。同社はこれを１５％にしたいとも目論見があるようだ。ユニクロの海外戦略の野望がすごい。
2013.2.12 『今年流行の発酵食品予想』
昨年は塩糀が流行った。今年は何か、おおかたの予想は、甘酒だそうだ。甘酒にも２種類あって、糀を熱で熟成して糖分を出す糀の甘酒、もう一つは酒粕に砂糖を入れて甘みを出すもの。今年の予想は前者の、糀でつくる甘酒。ミネラルが豊富で、身体に良いことは江戸時代から知られていた。江戸時代は夏に甘酒屋が売り歩いていたという。飲むと夏バテに効くことが知られていた。この甘酒に豚肉を漬けて焼くと風味が出て柔らかくなるのだそうだ。鰆を漬けて焼くのは料亭の味になるそうだ。子どもの頃、冬になるとばあちゃんが炭火の掘り炬燵の熱で糀から甘酒をつくっていたのを思い出す。真似て一度自分でつくったことがあった。またつくってみよう。
2013.2.11 『和製英語』
ボールペン＝Ballpoint Pen、ワイシャツ＝Shirts、トイレ＝Rest Room、ベビーカー＝Stroll Car、ガソリンスタンド＝Gas Stand、ポテトフライ＝Flied Potato、コンセント＝Outlet、モーニングコール＝Wake-up Call、英語だと思って日常使っているが、実は和製英語で、日本で発明されたことばが結構多い。最初に日本に上陸した時にきちんと原語を使っていれば良かったのだろうが、もう修正はできない。“二ート：ＮＥＥＴ”（働き口が無くて勉強も職業訓練もできないひきこもりの人）なども和製英語だ。
2013.2.10 『孫ビジネス』
「孫の力」という月刊誌が出版されている。孫にプレゼントする、孫と一緒に遊ぶ、孫とたちと旅行する、孫と習い事をする、孫の写真を撮影する…。ジージ、バーバが孫を喜ばせるノウハウが満載の本だ。昔はこんな情報など無くてもジージ・バーバは自分が持っている文化を伝承したもんだ！喜ばせるだけじゃなくて、ジージ・バーバだからこそ孫を育成できる形而上学が有ったもんだ！孫に迎合しない、人間としての生き方を伝えた もんだ！と思うのは、情報過多時代にあってハウツーもので済まそうとする安易なジージ・バーバに対する筆者の反骨精神の表れだ。ジージ・バーバは毅然としてわが家の文化の伝承をしなければならないのだ。
2013.2.9 『鬱（うつ）になりました』
「連れがうつになりました」という映画があった。状況を良く表現してあり、３年の闘病の苦しい現実がコミカルな夫婦愛として描かれてあった。１９９８年、自殺者が３万人台に、その後２０１１年まで１３年連続で３万人以上だった。その多くが、さまざまな理由でうつ病になり自殺したのでは、と思われている。国を挙げて自殺対策に取り組んだ結果、２０１２年は３万人を割り込むことができた。うつ病はつらい。２０代前半に１年半ほど苦しみ、寛解した筆者にはよくわかる。しかし、元気で健康な周囲の人にはどう対応していいかわからない病気だ。“その人にそっと寄り添う心”が大切なのだが。
2013.2.8 『美文字』
２月５日深夜、「中居の怪しい図書館、美文字セレブNO１」という番組を放映していた。“なんだ、いつものバラエティー番組か！”と思ったのだが、タレントが文字の美しさを競い、書道家が出て来て得点を付け、課題の文字をどう書いたら美しく見えるか、ということを解説する番組だった。夜遅くテレビを見ない筆者だが、０時２０分まで見てしまった。文字が美しい人は徳だ。すごい教育者や有名な政治家が字が下手だったらがっかりしてしまう。字は人格を表す、と行っても過言ではないだろう。美しい文字を書くにはどういうコツが必要か、という、学校では教えてくれないことを教える良い番組だった。
2013.2.7 『卵子提供ドナーボランティア募集』
ＮＰＯ・ＯＤネットが１月から卵子提供ボランティアの募集を始めた。募集開始から３日めで１００件を超える提供ボランティアの申し出があったそうだ。不妊に悩む夫婦のために始まった新たな取り組みだ。提供を受けたいとしている人は２０人と決まっているそうだが、今後、健康状態などを確認し、提供してもらう人を絞り込んで行くのだそうだ。しかし、法律の整備がきちんとできていないのが課題だという。子どもを産んだあとの法律上の親子関係の決まりや子ども自身がルーツを知りたいとした時、提供者の情報開示をどうするか、卵子がきちんとした情報で管理されていたのかの信頼性など、確認しなければならない約束事が必要だ。国は法律が整備されるまで行わないよう求めている。不妊に悩む方々を何とか助けたいとも思いもあるし、複雑だ。
2013.2.6 『ＰＭ２．５』
北京で深刻な大気汚染が続いている。ニュースで毎日取り上げられているが、高度経済成長に公害対策が追い付いていない結果だという論評が多い。日本大使館では、ひどい日は外出を控えるように指導しているそうだが、困ったものだ。Particulate Matter の略だが、直径2.5マイクロメートル以下、髪の毛の40分の１という小さな粒子状物質で、吸い込めば喘息や心臓疾患になるという。大気に乗って九州にも飛来しているという。かつて我が国の高度成長期にも公害の問題が深刻だった。中国ではマスクが飛ぶように売れているという。
2013.2.5 『春一番』
♪もうすぐはぁ〜るですねぇ、と始まるキャンディーズの歌、懐かしい。３日は節分、４日は立春、その立春当日、九州では春一番が吹いた。例年よりも早いという。厳しい寒さが続いていたが、関東地方もここ２、３日はあまり冷え込まなかった。まさに春到来！と思いたいが、例年は２月になって東京で雪が降ったりする。まだまだ冬将軍 が到来するだろう。しかし、地面は確実に暖かくなっているようだ。畑の野菜が少し生命活動を活発にしている気配だし、太陽の傾きが少し高くなって来た。
北陸地方では２月７日に吹いた（後日記載）
2013.2.4 『老人漂流社会』
何ともいやな言葉が流行ったものだ。NHKが番組で特集した。都心の高齢者が老人施設に入ろうとしても、なかなか空きが無い。有っても高額な入居料を払いきれない、ということで東京都から茨城県、千葉県、埼玉県に施設を求める。その施設でも、認知症になったり、病気を発症すると他の施設を探して退所しなければならない。入居できる施設を探して転々とすることを老人漂流社会というそうだ。高齢者は仮に入居できたとしても、幸せなのだろうか。誰しも慣れ親しんだ自宅で精神的にゆったりしたい。それが尊厳というものだろうが、地域社会のつながりや助け合いが希薄な事情が許さない。福祉サービスをお金で買わなければならない現代社会の盲点だ。
2013.2.3 『結婚するならこの会社に勤める人』
与信調査会社の『リスクモンスター』が、結婚相手するならこの会社に勤務する人、というランキングをまとめた。ミーハーな調査結果だが、世相が少し浮き彫りにもなっていそうだ。誰しも経済的な安定を求めるだろう。その他には企業イメージで、楽しそう、明るそうなどが考えられる。結果は、1位任天堂、2位ＡＮＡ、3位タニタ、4位グーグル、5位アップル、6位三菱商事、7位資生堂、8位ＪＲ東日本、9位三菱ＵＦＪ銀行、10位サントリー、という男女総合評価結果だ。今までトップ10には総合電機が入っていたが、今年は消えた。タニタが４位と健闘した背景には、ダイエット・健康ブームで社員食堂が有名になったからか。企業側にとっては来年度のリクルーティングで効果を発揮するメリットがある。
2013.2.2 『隙間時間』
行動予定と行動予定の間の５分、１０分、移動時間や待ち時間などの、本来の目的行動とは違った、細切れの谷間の時間を隙間時間という。忙しい現代では、この隙間時間をどのように使うかで、１日の価値に違いが出て来る。時間は誰しも物理的に１日２４時間しか無い。しかし、超多忙な人でもちゃんと読書してたり、体力づくりの時間を持ったり、勉強してたり、趣味の時間を持ったりしている人がいる。こういう人は、この隙間時間の使い方が上手い人だ。隙間時間を使って勉強しよう！などといった教材ビジネスをする業者も居るが、時間価値を向上させることができるかどうかは本人の心がけしだいだ。
2013.2.1 『サプリ依存』
痩せたい、強くなりたい、一部の栄養を補強したい、などなどサプリメントの種類たるや、すごい勢いで増えているし、このビジネスが活況だ。そもそもアメリカで食品区分のひとつとして流行したもの、薬では無い。健康補助食品としての扱い、食品のひとつだ。近頃このサプリメントに依存し、これを摂取したから身体が健康に保てると思っている依存症の人が多いと聞く。忙しい現代社会、食事をする時間が無いからサプリメントで栄養を採る、料理をする時間が無いから、など、本来は自然の素材を使って食事の中から生きるエネルギーを採らねばならないところを、高いお金をかけてサプリメントを愛用する。そのあとがどうなるかは自明だ。
2013.1.31 『ザ・タイガース再結成』
「ザ・タイガース」が４４年ぶりに再結成をする、ということを1月６日、沢田研二がステージで発表した。１９６０年代後半のＧＳブームをけん引した時のオリジナルメンバーで、１２月に再結成だそうだ。メンバー４人は６３歳、６４歳になる。１２月に全国ツアーを開催し、３日の日本武道館から２７日の東京ドームまで７都市８公演を行うという。４４年の間にメンバーの人生にはいろんなことがあったと思う。そしてファンの人生にもいろいろなことが有った。そして４４年経って、タイガースにも、観客にも新たな価値を感じるステージになるに違いない。
2013.1.30 『マクド難民』
深夜営業のマクドナルドで、１００円のコーヒーを買って仮眠するホームレスの人が多くいる、ということを１月１３日の朝日新聞が報じていた。寝るところも無い、お金も無い人たちが、日中はパチンコ店などで時間を過ごし、深夜にマクドナルドに入り、閉店するまでコーヒー１杯で過ごすのだそうだ。こういった人たちを大阪ではマクド難民と呼んでいるということだ。派遣者が企業の不況による影響で仕事を奪われ、ハローさークに行ってもなかなか仕事にありつけず、収入が無い、こういった人たちが増えていることは事実。住民登録も定かで無いから、実態がつかめない、とホームレスの人たちを支援するNPOの人が行っているそうだが、アベノミクスを掲げる経済対策は、こういった実態の解決まで考えてくれるのだろうか。
2013.1.29 『イソジン』
商品名を出してしまった。この製造・販売の会社と小生は、何の関係も無いが、この薬、非常によく効くことを伝えたい。話に聞いたことなので、現場は見ていないが、この薬、手術するお医者さんが患部を消毒するのにも使うくらい、強力な殺菌力があるようだ。筆者は風邪を引きそうな時は、だいだい咽から違和感を感じて入って来るが、この時にはいち早くイソジンでうがいする。そうすると、効果てきめん、すぐに平常になって風邪にならない。今、街なかではインフルエンザが流行っている。学級閉鎖などのニュースも聞くが、イソジン使って手や口の中を殺菌したら良い。
2013.1.28 『応援の形いろいろ』
1月27日（日）第61回勝田マラソン（茨城県ひたちなか市）を走って来た。沿道はゴールするまで応援の人が途切れない。こどもたちがハイタッチをして応援している、声を枯らして”がんばれ〜”と声援し続けている女性、歩道に椅子を出して座り、拍手をしているおばあちゃん軍団、熱いコーヒーを差し入れしてくれる人、後ろから肩をたたかれて振り向いたら、ゲストのワイナイナさん（シドニーオリンピック銀メダル）何と、１万人のランナーがスタートしたあとから追いかけて、みんなにタッチの応援をしている。こういった応援の人たちとの笑顔のコミュニケーションしながら楽しくゴールができた。２８回目フルマラソン、還暦の、価値あるゴールだった。
2013.1.27 『ａｂさんご』
１月１９日発表の第148回芥川賞に、1937年生まれ、７５歳の黒田夏子さんの「ａｂさんご」が選ばれた。まだ読んでいない。天の邪鬼だから、流行にすぐ飛びつくようなことはせず、少し落ち着いてから手にするのが筆者流。黒田さんの受賞の弁を聞くと、きっとこの人の作品だったら、若い人の作品のようにキラキラした部分は無いと思うが、いぶし銀のような文脈から滲み出る、ことばの力を感じる作品じゃないかと思う。「若い方のお邪魔をしちゃいけないと思ったんですが、こんな高齢者が受賞してしまって、生きているうちに下さったことが嬉しいし、同じ世代でコツコツ書いて居て、埋もれた作品も数あると思うので、その代表として頂戴したものだと思います」と。おくゆかしい。
2013.1.26 『体罰』
大阪府桜の宮高校で体罰による生徒の自殺、この事件をきっかけに、スポーツのコーチング分野で体罰が有効かどうか、賛否両論の議論が行われている。橋下大阪市長は教育委員会の意向を無視して、次々に教育行政に対する強硬発言をしている。そもそも、レースや大会でいい成績を取る、ということはどういうことなのか？を考えたいところだ。スポーツは勝負だから勝つことが良いに決まっているが、負ける美学もある。より広い視野で人間形成を図るのが学校のスポーツの目的のはずなのに、学校経営を有利にする、とか学校が有名になるためのスポーツ強化がまかり通っているのが実情だ。生徒にとって何が必要かで、スポーツ教育をやって欲しいものだ。
2013.1.25 『駆け込み退職』
予想だにしなかった結果に違いない。国家公務員の退職金減額に伴う自治体の条例改正で、２月から退職金が約１５０万円減額されることになる埼玉県では、教員や警察官などが１００人以上も１月末での退職を希望している、という。愛知県警では退職予定者289人のうち、署長も含む142人が２月末で退職意向だそうだ。部外者としては“公職に就く物が無責任な”と思ってしまうが、一生懸命奉公し、さて退職金、と思ったら150万円も減額となったら、自分に置き換えてみたら、やはりグラっと来るだろう。退職を決意する側にもさまざまな事情があることだろうし、と同情してしまう。条例を定めたほうも想定外だと思ったことだろうが、想定しないでこういった条例をつくるほうもつくるほうだ。対象者の心情を察していなかったわけだから。
2013.1.24 『武士道』
明治から大正、昭和にかけて活躍した教育家・農学者の新渡戸稲造（にとべいなぞう：今の５千円冊のひとつ前のデザインで登場していた。）の著作、「武士道」は原文が英語で書かれたそうだ。この著作、１００年を経てもわれわれ日本人に大きな世界観を教えてくれる。日本人として、人間として持ち合わせている遺伝子（今のことばではDNA”）を呼び起こしてくれるがゆえに、１００年前の著作が今でも愛読されるのだろう。読んでいて爽快な気持ちになる。現代の世相が抱えている不条理な政治、経済、文化、教育、市民生活などに対する１００年以上前の教えに、気持ちをかきたてられる。《参考》「武士道と修養」（実業之日本社）\1,500。
2013.1.23 『危険なビジネス』
アルジェリアで日本人を含む７８人が、建設中のプラントで武装ゲリラに襲われた。この場所は、軍事危険地域で、誰でも出入り出来ない特殊地域だったそうだ。首都のアルジェから1000キロも離れたイナメナス、こんな危険なところで日本人がビジネスをしていた、なんてちょっと信じられない。最初からこういった事件の可能性がある地域で日本の商社が仕事をしていた、ちょっと疑問だ。そのリスクを会社はどう考えていたのだろうか？なかなかマスコミに登場しない社長が、しばらくあとになって、政府関係者が現地入りするのに合わせて、やっと現地に向かった。本来は、いち早く現地に飛んで社長が陣頭指揮するくらいでなければいけないのではないだろうか。この会社の危機管理は、いったいどうなっているのだろう？
2013.1.22 『くじけないで』
１０１歳の柴田トヨさんがお亡くなりになられた。ひとりのファンだった。その著書「くじけないで」を２年前に新聞で知り、すぐに本屋さんに買いに行った。筆者の“たいせつな本”の中の１冊に加えられた。短い詩集、こどもでも読める平易な文体、100歳になってもみずみずしい心、短いことばで心に寄り添う響き、いつの時でも感謝を忘れない心、、多くの人がこの本からエネルギーをもらったに違いない。
『貯金』
私ね 人から
やさしさを貰ったら
心に貯金をしておくの
さびしくなった時は
それを引き出して
元気になる
あなたも 今から積んでおきなさい
年金より
いいわよ
元気をもらえる詩だ。
2013.1.21 『電気ブラン』
知る人ぞ知る浅草の神谷バー自慢のカクテル。久々に浅草の街をブラブラした帰りに買って来た。ブランデーにワイン、ジン、キュラソーなどをカクテルしてつくるのだそうだ。1880年（明治13年）に神谷傳兵衛が洋酒の一杯売りをしたのが始まりだそうだ。今は合同酒精という会社になっているが、ハチブドー酒などをつくっている日本で初めてワインをつくった会社。浅草神谷バーのデンキブランは、川端康成や太宰治が作品の中で登場させており、多くの文学者たちが浅草に心を惹かれ、デンキブランを愛したのだそうだ。そういうことに思いを馳せ、アルコール度４０度のこの酒は格別の味がする。
2013.1.20 『巨人・大鵬・卵焼き』
子どもの好きなもの３つの代表として筆者が小さい頃、この言葉が流行した。その大鵬さんが１月１９日に帰らぬ人となった。大鵬さんは小生と同じ田舎の秋田美人の奥さんを娶ったので印象も強かった。相撲も強く、柏鵬時代をつくり、相撲人気を支えた。このところ、往年の映画監督、俳優、スポーツ選手、芸術家が相次いでお亡くなりになっているが、世の中に何かを残す人はその人生も輝きが違う。大鵬さんのご冥福を祈りたい。
2013.1.19 『３００万分の１』
筆者の８３歳の母は今、デイサービスに通っている。朝、グループホームに行って、夕方自宅に戻る生活だ。認知症の高齢者３００万人時代の一人だ。幸い、グループホームの職員の方々が献身的に面倒見て下さるので、糖尿病を併発している母も、カロリーコントロールされ、体調は良好だ。しかし、少しずつ物忘れが多くなり、幻覚や幻聴なども増えて来た。昔の話をすると、実にクリアな記憶を呼び戻してくれる。筆者が子どもの頃の記憶などは筆者よりもクリアだ。その時に表情がフワっとやわらかくなる。一瞬の幸せなひとときだ。ずっとずっと尊厳を失わないよう、長生きしてもらいたいと思っている。
2013.1.18 『あれから１８年』
１９９５年１月１７日午前５時４６分、阪神地方を大きな地震が見舞った。関西では地震が少ない、という常識を覆して突然起こった。耐震の備えがあまり充分でない地域もあった。高速道路が軒並み倒れ、自慢の港が脆くも崩れ、あちこちで液状化のため地盤が波を打ち、民家は軒並み崩れた。あの年に生まれた子どもたちは今年高校３年生だ。災害を知らない世代が増えた。今はすっかり復興し、元の街以上に整備された街並みになっているが、この災害を風化してはいけない。「備えよ常に」（ボーイスカウトの教え）だ。
2013.1.17 『警察官にポリグラフ』
警察庁が、警官の採用にあたってポリグラフ（うそ発見器）の採用を検討しているという。相次ぐ全国の警察官の不祥事に対応するためだろう。前に企業の新人採用を担当していた筆者から言わせれば実にナンセンスな発想だ。社員の採用は学力が高いことはもちろん重要だが、その人が入社（入職）して組織の中でどのように成果を出してくれるか、組織の中で社会人としての行動をきちんとしてくれるか、その可能性を面接の段階で面接官が目利きとなって見抜かねばならない。学力や経験や縁故（例えば帰国子女だったり、有名人や有力者の親戚や子どもなど）で採用したとしたら、入社してからが“困ったさん”になったりする。警官の採用過程は良く知らないが、ポリグラフなんかよりも、その採用と採用後の教育のプロセスを見直すべきだと思うのだが。
2013.1.16 『大人の発達障がい』
“発達障がい”と言えば、こどもが学校で授業に適応できなかったり、グループの中でうまく振る舞えなくて友だちづくりが苦手だっだり、日常生活に支障を来たす状況を主に言っていた。しかし、この症状が大人にも見られるそうだ。支援するNPO法人に相談が増えたり、厚生労働省に研究班ができたりしているそうだ。成人の1.65％、というデータもある。心理療法や薬物療法などがあるそうだが、何より周囲の理解が重要ではないかと思う。差別やいじめなどのハラスメントにつなげないような広報、PRが重要だ。
2013.1.15 『１７年ぶりの大雪』
１４日は東京に17年ぶりという大雪が降った。都内で積雪８センチ。交通機関は乱れ、高速道路は閉鎖、電車が遅延や運休、早々と店を閉める商店やスーパー、スリップして転んで怪我、救急車の出動が多かった、などいろいろあった。雪国生まれの筆者には、何とも脆い都市なんだろう、と思う。たまたま、郊外の自宅から都内に行っていたが、帰りの電車が動いておらず、帰宅するのに大変な目にあった。今度は、この降った雪が溶けるまでがたいへん。日光が当たらないところは、いつまでもアイスバーンで残ってしまう。
2013.1.14 『いすみ鉄道の挑戦』
社長を一般企業から公募し、民間人による新たな出発をした いすみ鉄道。 需要がなくなり、各地のローカル線が相次いで廃線になる中、鳥塚亮社長は、次々に新しいアイディアで観光客を呼び込んだり、地域のイベントに活用したり、注目を集めている。千葉県のみならず、他県のローカル線とも協働する動きも加速している。７００万円を支払ってもらって、運転士に仕上げる企画では、何と全国から鉄道ファンの応募がすごかったそうで、間もなく５名の運転士がデビューするそうだ。大金を支払っても鉄道の運転士になりたいと思う人がいる、という需要を開拓した。すごい。
2013.1.13 『４Ｋテレビ』
全米家電協会が開催する世界最大の家電見本ショウ「ＣＥＳ」がラスベガスで８日から始まった。ここでの最大の話題が４Ｋテレビ、従来のテレビの走査線の４倍を持つ解像度でクリアな画面が再現できる、というのが特徴。次世代テレビと言われている。韓国のサムスンが一番人気で、開場前から多くの報道人がブース前に並んだそうだ。日本のメーカーも負けじと、シャープ、ソニー、パナソニックなどが社長を送りこみ、プレゼンテーションした。我が家はあまりテレビを見ないから、４Ｋの恩恵はあまり関係ない。
2013.1.12 『仕事がいちばん面白い』
このフレーズ、吉本興業 が１月１０日の全国紙朝刊で２ページを割いて広告を出した内容。１０１周年にあたって、若い中卒、高卒の人材を採用しよう、その訳は…。という内容だった。吉本興業と言えば、大阪でのお笑いの世界を不動にし、お笑い番組には必ず社員の誰かが出演している、という人気お笑いスタータレントを抱えるエンターテイメント企業だ。事業収益も多いはず。しかし、ここでお笑いの世界がこのまま続くのだろうか、という危機感 を持って変化しようとしている。企業の姿勢としての凄さを感じる。
2013.1.11 『未来（あした）をつかもう』
１月８日、東京都はスイス・ローザンヌにあるＩＯＣ事務所に招致立候補ファイルを提出した。東京都の猪瀬新知事は、丸の内に臨時の招致実現祈願神社をつくって拝んだり、ロンドンまで行って記者会見をした。前回の招致運動の失敗の反省を生かし、２度めの招致に自信を見せる。ロスオリンピックの入賞者も強力な応援者になっている。まずは国内世論を盛り上げることが今すぐの課題。立候補ファイルのキーワードは、「未来（あした）をつかもう。ｈ総和３９年以来５６年ぶりの東京オリンピックが実現するかどうか、３月のＩＯＣ会議で決まる。
2013.1.10 『女子力』
○○女子会、○○ガール、女性が自ら何人か集まり、女性だけのグループで自分たちに合った好きな行動をして行こうという流れが加速している。これに合わせて市場も女性向けのウエア、食べ物、旅行などの製品やサービスを開発、結構賑わっている。デパートなどでも紳士服売り場がどんどん縮小され、婦人服売り場がどんどん広がっている。お金の使い方も男性とは違うのだろう。学校や職場で、子育てのママさんたち、主婦の人たち、シニアや高齢の人たち、女性たちは男性のように鎧を身につけていないから、コミュニケーション上手。すぐに仲良くなって群れることができる。こういった現象を女子力という。阿部総理が“女性の活用”を打ちだしたが、もはや“活用”ではなく“協働”と言ったほうがいいかもしれない。
2013.1.9 『番組の宣伝』
最近のＮＨＫ、番組の視聴率を上げるためのコマーシャルに、なりふり構わない演出、いやになってしまった。例えば紅白歌合戦のコマーシャル、何と９時のニュースセンターに紅組司会者のインタビュー時間を組みこんだ。その他いろいろな番組で紅白を盛り上げる企画、日曜日の新大河ドラマのコマーシャルもそうだ。公共放送がこれじゃ、とあきれる。民放もクイズ番組の回答者に新番組の出演者を登場させたり、いろんな演出に躍起だ。放送は公共の電波を使っているのだ。自局のコマーシャルに時間を割くべきでは無い。何とＮＨＫが職員の募集情報も流していた。あきれて物も言えない。
2013.1.8 『ＳＮＳ』
ソーシャルメディア活用の是非が新聞紙上を賑わせている。朝日新聞などはＳＮＳを活用して記事を書いてみよう、などという試みがされている。ＮＨＫのライブ番組などでは、ツイッターの情報がバンバン、テロップで流れる。以前はＦＡＸでの視聴者投稿だったが、今はツイッターが中心。確かにリアルタイムで多くの市民の意見を吸い上げることができる。筆者はフェースブックもツイッターもやらないから、どんな機能があるかくらいは知っているが、活用しない。そういった情報に接することを日常生活で必要としないからだ。活用する人は、多くの情報を鵜呑みにしないで、その中から良い情報をピックアップする選択眼と嗅覚が必要だ。中国で起きた日本バッシング、マヤ暦に伴うデマに扇動されたり、情報に対する目利きになることが大事になって来ている。信頼のおける情報は、信頼の置ける友人から入手するのが一番いい。
2013.1.7 『苦は楽の種 楽しみは苦しみの種 と知るべし』
徳川光圀のことばだ。なるほど、うなづける。苦労を知っているから成功することが出来るし、その達成感もひとしおだ。苦労しなくても成すことがあるが、その価値は全く違う。紅白歌合戦で“ヨイトマケのうた”を歌った三輪明宏さんは霊感豊かな人、彼は人生いつも陰だけでなない。陰があって陽があって、人生の出来ごと を全部足すと陰が半分、陽が半分、と説く。苦しみは楽の種、楽しみは苦しみの種、その間を行き来して人生 成り立っていることを光圀は教えている。
2013.1.6 『チェンジ・オブ・ペース』
この言葉が好きだ。ちょっと気分転換したい、今までの流れを変えてみたい、ふと立ち止まってひと呼吸してみたい、といった時に使う技だ。ひと息入れることによって、新たな活力がわいてきたり、新たな空気が入って来て新鮮になったり、壁にぶち当たった時に思いもかけない、立ち上がるヒントが生まれたりする。それぞれの人がそれぞれの方法でこれを行っている。場所であったり、音楽であったり、友人であったり、いろいろだ。ありきたいの毎日、ありきたりの行動パターン、ありきたりの発想などから抜け出したい時にも有効だ。
2013.1.5 『マラソンブーム』
ランガール、かっこいいユニフォームをまとい、さっそうと走っている女性が居る。山ガールと並んでランガールが人気だ。スポーツ用品メーカーが女性向けのカッコいいウエアをたくさん販売している。走るのは気持ちいい。大してお金がかからない。どこでもできる。だいたい、基礎代謝量が増え、ダイエットになる。昨年１２月６日には第４０回ホノルルマラソンが開催された。総参加者３万１千人のうち日本人は１万６千人 強、何と半分以上が日本人だ。多くの旅行会社がホノルルマラソンツアーを組む。筆者も毎朝ジョギングしているが、体調が良い。走りたくないなぁ、と思う時は体調が悪い証拠、そのバロメーターになっている。１月２７日は２８回目のフルマラソンを控えている。
2013.1.4 『方言』
秋田生まれの筆者はネイティブな秋田弁を話すことができる。１８歳まで秋田で過ごしたのだが、じいちゃん、ばあちゃん子だった。しかし、東京に出て来て、ズーズー弁と方言が恥ずかしくて、一生懸命矯正の努力をした。今時田舎に帰省すると、甥っ子や姪っ子など、秋田の方言が通じない。きれいな標準語だ。「まてよ？これは文化が消えて行っている証拠」と思う。秋田弁で無ければ表現できない微妙なニュアンスが多いのだ。寿司は外国でも寿司、これを現地のことばには翻訳できないし、背景には文化があるから、寿司は寿司でなければならない。秋田弁にもそれがある。標準語にはできない、あいまいな表現でその場所によって意味をとらえる表現が多いし、ズーズー弁ながら、美しいことばが多いのだ。
・セヅネェ＝つらい、苦しい、いたたまれない；オラァセヅネェのように使う
・モジャニャ＝乱雑、ちらかっている、ぐちゃぐちゃしている；エノナガ、モジャニャのように使う
・シカダネェ＝やむを得ない、かわいそう、申し訳ない；いっぱいもらって、シカダネエがったな！のように使う。
などなど。
2013.1.3 『食糧自給率』
この飽食の日本の食糧自給率が昨年末の統計で、カロリーベースで３８％、穀物ベースで２８％だそうだ。捨てる生ごみが年間９００万トンもあるのに、半分にも満たない自給率。これはどこかおかしい。諸外国から食糧の輸入を停められたら、日本人は食べるものも食べられなくなる、という脆弱な国になってしまった。農業政策によるところが大きいのだろうが、耕作放棄地が多く、農業のしくみの古い体質が邪魔をして、若い人が農業に従事しない、という深刻な問題があるようだ。これに立ち向かう若い人が出て来た。ネットを活用し、ビジネス化する新発想の農業が根づき、生産者と消費者がつながる新しい価値が生まれれば良いと思う。
2013.1.2 『還るところ』
♪ル〜ル〜ルル〜、ラ〜ラ〜ラララ〜、とスキャットの声が美しい由紀さおりさん、12月31日の紅白歌合戦ではこの曲をアメリカから中継で歌った。彼女は言う。「この歌は私の原点なんです。何か大きな壁にぶちあたった時、、この曲が私の原点、ここに戻ります」NHKテレビでこう言っていた。人には自分がリセットできる場所や友人や本など、そのよりどころが必要だ。いったん還るところを持っていると、弱い自分、ステップアップしたい自分をもう一度見つめなおすことができる。何も無い人はただ彷徨うしか無い。巳年の新年、還暦をステップに新しいスタートの年、自分の原点を見失わず、自分にも社会にも、新しい価値を創造して行きたい。
2013.1.1 『ただ居るだけで』
あいだみつをさんの詩だ。このコラムで何度も取り上げているが、彼の詩は、人間の弱さをストレートに綴ったものが多く、短いことばでズシンと心に突き刺さったり浸みたりする。特に心が折れそうな時に大きなパワーを授けてくれる。『あなたがそこに ただいるだけで その場の空気が あかるくなる あなたがそこに ただいるだけで みんなのこころが やすらぐ そんな あなたにわたしも なりたい』なかなかなれるものでは無いが、今年はそんな人になれるように有りたいと思っている。
