きょうの気になるワード(ちゅうさん流の解釈)


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2014年1月〜今日まで。2013年12月以前は、文末でLINKしています。



2014.6.30 『外国人実習生』

聞こえは良いが、安上がりの労働力のように多くの企業経営者から受け止められているような気がする。もともとは、 日本の優れた建築技術、製品加工技術、社会福祉サービスなどを諸外国の若者に学んでもらうために国内に受け入れ、 働きながら技術や技能を習得してもらおうとの趣旨なのだ。しかし、賃金が安いこと、なかなか日本の若者が就職しない 業種などで需要があったことなどから、今や国内産業ではその労働力が無ければ国内のビジネスが進まないところまで 来ている。ここにきて、在留期限を延長しようとの施策も決まった。東京オリンピックの準備工事のための労働力が足 りないなどの背景だという。ご都合主義で諸外国の若者が日本の産業を担うのは、ちょいと筋違いのような気がする。

2014.6.29 『環境学習』

環境問題を小学校や中学校で取り上げているところが多い。この美しい、かけがえの無い地球をいつまでも持続させるには 人類が自然を冒涜せず、おごらず、未来を見据えた行動をしなければならない。経済発展至上主義が今のさまざまな環境 問題を引き起こしていることは自明なのに、まだまだ上向きの経済を期待して地球を痛めつける。極みが原子力発電だ。 自然にさからってつくった化学など、大自然の前では脆くも崩れ去ることもみんな知っている。なのに、今のこの瞬間が 良ければ良いと思って過ちを犯す。こどもの時から自然を大切にし、生活を工夫する環境学習をやっておかなければ ならないのだ。今年の夏は原発が1基も動いていない初めての夏、電力の使い方で知恵の出しどころだ。

2014.6.28 『ワールドカップ』

予選リーグ敗退、国民の期待を一身に背負って出かけた23人のサムライブルーを着た選手たちがうつむいてグランド を去った。そのあとの評論家の弁がまた、反省しなければならない事柄をくどくどとテレビ、ラジオ、新聞で述べ立てる。 始まる前と結果が出たあとでは評論に雲泥の差。スポーツゲームは Win-Win はあり得ない。あいだみつをの詩に 有るが、「負ける人が居るから勝つ人が居る」。引退を決めたザッケローニ監督は日本に帰って反省の弁を語らなければ ならない。ヨーロッパリーグでプレイする選手たちも負い目を担いながら明日に向かってまた動き出すだろう。 23人に選ばれながら一度もピッチに立てなかった選手たちは複雑な思いだろう。しかし、負けることによって、 ひとつの大きな財産がJリーグに残ったと筆者は感じている。ゲームだから勝つことも有れば負けることも有るのだ。 だからゲームというのだ。

2014.6.27 『失言』

環境大臣が発した心無いひとことで貴重な時間を費やして(税金を無駄遣いして)お詫び行脚のため福島を訪れた。 都議会議員の心無いバカなひとことで世間が大騒ぎ、世界中のメディアがとりあげるような事態になった。おそらく、 本人はこんな大きなことになるなど思わなかったに違いない、その精神自体が議員として、人間として失格だ。更に都議会 がうやむやにして終結させた。TOKYOの恥を上塗りしてしまった。このところ、政治家が発する失言が目立つ。 今の時代、ツイッターやLINEで市民のオピニオンが大きなうねりを見せるから、社会がどう受け止めているかが 把握しやすい。失言だったとは言うが、失言で発することばは、意識のどこかに無ければ日常の会話にせよ、 記者会見にせよ、野次にせよ、出て来ないのだ。われわれは、理性という鎧を着てことばを封印する時があるが、 この理性が何かの拍子で剥がれ落ちた時に失言になる。失言はその人の真の声がポロっと落ちたものだから、 謝ってもまたきっと再発する。

2014.6.26 『JAZZ』

ジャズは大人の子守唄、と言った人が居た。筆者も良く聴く。JAZZは明るい時よりも暗くなってからのほうが 似合う。今はやりのアップテンポ・無国籍風の忙しい曲とは違った、地に根を張った感じがする。仕事でニューヨーク に行った時、勇気を出して本場ブルーノートに行ってみた。狭い店内、ステージの目の前、バスドラムの隣に案内された。 あまりにもカクテルがおいしいので飲みすぎ、滞在した時間の半分は気持ちよくなって居眠りしてしまった。もったい ない時間だった。 ジャズにも様々なジャンルがあるが、自然に身体が揺れるスイングジャズが良い。このあいだ、♪ハロー・ドーリー (ルイ・アームストロング版)をU−TUBEで見た。ウィスキーの水割りを飲みながらだったら最高の感じだった。 今度やって見よう。

2014.6.25 『年齢のせい』

歳のせいにはしたくないが、歳のせいにすると、物事が都合良く片付くことがある。「人の名前が出て来ない」 どこで出会った人だっけ〜?名前が出て来ないと名前で呼べない、当たり障りのない会話で思い出そうとする。 「知っている漢字が思い出せない」目の前にイメージはあるが、何辺だっけ?確かこんなつくりだったな、思い 出せないまま、ひらがなは癪だからカタカナで書いておく。「携帯や財布がみつからない」出がけの急ぐ時に 限って起きる。待ちあわせの時間に間にあわない。家デンから電話しても音が聞こえず、バイブの振動で探す。 でも財布は鳴ったり振動したりしない。「家の鍵かけたっけ?」車で出発してしばらくしてから心配になり、 家に戻ってみる。ちゃんとかけてあるじゃない!。これら、良くあることだ。あれ?認知症の始まりかな?と思うより、 歳のせいにすると気が楽になり、平和に物事が解決する。

2014.6.24 『7つの習慣』

1996年、スティーブン・R・コーヴィーが「人生を幸福に導く」、というキャッチフレーズで出版した本だ。 44か国で翻訳出版され、世界中で2千万部売れた。日本でも130万部というベストセラーとなった。書いて いることすべてが“なるほど”と頷ける内容だ。人生を主体的に生きる、そのためには他人から影響される 自分ではなく、他人に影響を与える自分になれ、と説いている。それを読んでコーヴィー博士から影響されている自分 が居る。他人を伺ってから行動する日本人には刺激的なことばが並ぶ。中でも「刃を研ぐ」という7つ目の 習慣には感銘する。自身の肉体・精神・知性・社会と情緒を磨きなさいと説く。この4つは生きる上で QOL(Qualiyty Of Life)を向上させるのに必要な条件、共感するところだ。いつやるの?今でしょ!だ。

2014.6.23 『コミュニケーションソーシャルワーカー』

CSW(コミュニケーションソーシャルワーカー)という職業が大阪発で生まれた。大阪府社会福祉協議会が編み出したもの だが、地域福祉の推進のために設けた専門職だ。全国社会福祉協議会では 地域福祉コーディネーター を全国に配置しているが、これに似た職業で、今後全国に波及しそうだ。平成20年から中学校区単位をめどとして 地域における見守り、発見、つなぎ機能の担い手だという。地域社会ではこどもたちの安全確保、高齢者の見守り、地域住民 たちをつなぐ機能が必要だが、主に福祉的な地域の安全や課題解決の機能を担うのだそうだ。

2014.6.22 『自然エネルギー利用』

太陽光(0.4%)、風力(0.5%)、地熱(0.3%)、水力(8.4%)、バイオマス(0.5%)、カッコ内は2013年度の国内全発電量に 占める発電の割合。これらの自然エネルギーの活用がこれからのテーマになって来る。しかし、自然エネルギーを利用するに はさまざまな課題がある。太陽光はまだまだパネルのコストが高い、風力は発電後の送電の問題が残る、地熱は地元との 調整や高効率な装置の開発、水力は水利権に伴う地元との調整の問題、バイオマスは原料チップの安定的な調達の問題、これ らの問題を解決して自然エネルギーの利用が促進される。無尽蔵な電力消費を抑制し私たちの暮らしぶりや経済の有り方を 考えて行かないと、原子力が無ければ、という論に傾いてしまう。

2014.6.21 『下品なヤジ』

都議会議員の一部の人はいったい、議員という立場をどう考えているのか、何様だと思っているのか。これでは オリンピックのおもてなしどころか、東京の品性を国際的に疑われてしまう。6月19日の都議会質問に立ったみんなの 党の塩村分夏議員の質問の際に「早く結婚したほうがいいじゃないの?」とか「子どもを産めないのか」などの 人権問題となる野次が出された。こんな野次、CSRを一生懸命にやっている企業だったらこの種の差別発言だったら セクハラ発言で懲戒ものだ。議員の品性を疑う発言に当人やその周囲に居た議員は口をつぐんでいる。塩村議員のツイッ ターでは2万件ものフォローが有ったという。塩村議員は野次を飛ばした議員を特定し、議長に訴状を出した。 全く馬鹿げた話だ。人権感覚が無い議員など政治に参加する資格が無いのだ。

2014.6.20 『野菜・果物盗』

野菜が見事に実り、さあ収穫、と思ったら畑からごっそり消えていた。丹精込めた果物が実り、そろそろ収穫、と思ったら 朝になったら消えていた。収穫して脱穀し、出荷を待っていた米袋が倉庫から消えていた。などのニュースが相次ぐ。 丹精込めた最後の段階でこういった犯罪に遭うという、許せない行為。どうやってこういった荒業をやっているのだろうか? 今までの常識的な尺度では考えられないことだ。独りでは絶対に成し得ないこと、盗んだ品物を輸送し、流通させる仕組み を持っていなければならないこと、などから組織的な犯罪に違いない。身の周りでは自宅の車庫から車が盗まれたり、マンホ ールの鉄のふたが無くなったり、今までの常識では考えられなかった犯罪が増えるようになり、より自分をガードし、 リスクに対応しなければならなくなった。

2014.6.19 『パスワード』

パソコン、アプリケーションソフトの利用、銀行キャッシュカード、クレジットカード、さまざまな場面でパスワード が使われる。パスワードをそれぞれに設定するのは良いが、違ったパスワードを設定すると、どこにどんなパスワード を設定したのか忘れてしまう。だから同じパスワードを違ったカテゴリーに使うケースが多い。ここに目をつけて 他人のパスワードを盗み、“なりすまし”で不正な利用をする犯罪が増えている。ソーシャルネットワークのパスワード を盗み、なりすましで友人たちにメールを送り悪用する、など、あるSNSでは被害者が26万人という報告もある。 超便利なツールの裏側にはそれに見合う分のリスクがある。

2014.6.18 『イクボス』

イクボス という新語に出会った。イクメン=育児をきちんとし、仕事もきちんとする父親、は知っていたが、イクボス は知らなかった。イクが付くから、子育てに関係しているな、という想像をしたが、子育てや介護 をきちんとする会社のボス(上司)のことを言うそうだ。大手企業を中心に育児支援や介護支援施策を打 ち出しているが、企業の人事労務分野では今、これが流行りだそうだ。育児や介護は妻や母任せ、というのが 多いが、会社が支援して働くボスにそのための時間を認めようということだそうだ。とても良いことだが、 企業の中では実際的には、こういった制度は受益者以外の人の抵抗が大きいため、なかなか理解して もらえない場合が多い。労組への交渉カードとして使われるケースもあるだろう。実際面できちんとした 運用で実績を出して欲しいものだ。

2014.6.17 『恵まれた暮らし』

日本の今の社会、いろいろな課題があるが、実はさまざまな面で恵まれた暮らしをしている。開発途上国と比べてみると それがわかる。国連の統計によれば、平均余命(生まれてから何年生きるか)、日本は約83歳、ネパールでは 58歳、バングラデシュでは53歳、ウガンダでは40歳、食糧事情や医療・福祉の現状、教育事情などが そうさせてしまう。人口千人当たりの医師の数、日本は1.8人、ネパール0.1人、バングラデシュ0.2人、ウガンダはわからず (統計が無い)、成人の識字率、日本は100%、ネパール男54%、女19%、バングラデシュ男49%、女26%、ウガンダ男74% 女50%といった具合だ。こう考えると私たちは何と恵まれた暮らしをしているのだろうと思う。世界中で きれいな水道水を飲める人は6人にひとり、というデータもある。私たちは水道水を更に浄水器でろ過 して飲んでいる。

2014.6.16 『ビッグデータ』

社会のさまざまなところでビッグデータと言われるものが活用されるようになって来た。ネット通信技術の進歩と コンピュータ技術の進歩で可能になって来たものだ。たとえば、3.11の津波災害の時に避難した人たちはどんな動 きをしたのか、時系列に俯瞰したデータを分析、災害時の行動分析をする。災害後の避難した人 たちがどの地域に動いて行ったかの人の流れを分析して状況を俯瞰する、などに活躍した。膨大な個々の情報を 整理してその傾向を見極め、社会や経済の課題を分析することにビッグデータ技術が活躍している。 これらのデータが企業のマーケティングに大いに活用されているらしい。売上情報から季節制、地域性、時間などを 分析して商品陳列に活用する、膨大なクレ ジットカード利用情報から消費傾向を分析する、ネットで購入した情報から個人の嗜好を分析する、など日頃のわれ われの消費行動がマーケティングの基礎データになっている。

2014.6.15 『健康新基準』

血圧、LDL(悪玉コレストロール)、BMI(肥満度)、中性脂肪値、体脂肪値、血糖値、などなど、定期健康診断をすると、 検査数値と標準値が併記された結果票が送られて来る。これを見て一喜一憂するわけだが、この標準値が4月に、 人間ドック学会が 見直し結果を発表した。血圧だと、85-130から88-147に、BMIは男女が25未満→男性18.5〜26.1、女性16.8〜26.1と、総じて 今までよりも数値が高く設定された。今まで高めだった人が安心できる材料になったとみる向きもあるが、標準値はあく までも標準値であり、参考値だ。血圧が高い、となるとすぐに降圧剤に手を出す人が居る。標準値に対して、自分の体調が どの状態の時に一番いいかを知り、日常のケアをするかががまず重要だ。さまざまな学会や識者がこの見直し値に対して 疑義を唱える状況にあり、現場の医師たちの健康指導に対する混乱も見られるという。週刊誌が健康問題について センセーショナルに書きたてているが、こういったゴシップ的記事に市民が動かされていることにもやや問題ありだ。

2014.6.14 『ブノワ賞』

バレエ界のアカデミー賞と言われる“ブノワ賞”に木田真理子さんが選ばれた。快挙だという。木田さんは大阪府 出身、現在スゥエーデン王立バレエ団の団員だそうだ。前年、最も活躍したダンサーや振付師に与えられる賞だという ことだから、日本人として誇りに思っていいものだ。そもそも日本の文化に無かったバレエ、まだ90年ほどの歴史だ そうだが、第二次世界大戦中はバレエを演じてはいけなかったそうだ。歴史は浅いながら、今ではバレエは女の子の 習い事では人気のある種目、街のあちこちにバレエ教室が見かけられる。シニアのバレエ教室などもあり、タイツに 身を包んだ人たちが一生懸命に“アンドゥトロワ”と練習してる。ブノワ賞受賞によって、お稽古事としての人気に 拍車がかかるに違い無い。

2014.6.13 『いよいよワールドカップ』

女子サッカーのアジアカップ優勝で弾みがついたサッカー界、4年に一度のワールドカップが始まる。開催地ブラジル では、開催よりも国内の経済政策を優先して欲しい、という開催に反対する市民のデモが盛んにおこなわれているが、 開催する以上、安全に平和にスポーツイベントを終えて欲しい。そして世界の平和に貢献する大会で有って欲しい。 15日のコートジボワールとの第1戦、23人のサムライブルーがザッケローニ監督の新戦術で、大活躍してくれる ことを祈るばかりだ。過去のワールドカップ出場では、初戦に敗退すると決勝リーグには行けなかった、というジン クスがある。日曜日の試合を応援しよう。頂点に立つ選手たちが活躍することで、Jリーグのこれからの盛り上がりに 期待したいし、サッカー少年たちに夢と希望を与えて欲しい。そして、Jリーグ上位ランクされていないが、地方の 小都市でチームづくりを頑張っている人たちにも夢を与えて欲しい。

2014.6.12 『東京おもちゃショー』

12日から15日まで、有明の東京ビッグサイトで、日本玩具協会主催 2014東京おもちゃショーが 開催される。 14日、15日の一般公開日には、さまざまな企業や団体がステージショーやゲームコーナーを開催するというから、親子 連れなどで賑わうことだろう。おもしろいところでは、日本相撲協会が相撲大会を開催、子どもたちの相撲人気を期待 してるのだろうか。おもちゃと言えば、近頃はICチップが組み込まれたものが多く、機能が高度化、高価格化している ようだ。と思えば、秋葉原に出店増加しているフィギュア関係、動くものではないが、ただのプラスチックの人形。 大人が買いあさっているからおもしろい現象だ。ガチャポンという、100円入れて球形の中に入ったおもちゃを買う 大人も増えた。機械がネットショップでも売られている。こどもにも、大人にも、おもちゃが夢を与えてくれれば 良いのだが。

2014.6.11 『トクホ』

テレビで“トクホ”と宣伝している。何やらわからない言葉でも、テレビでやればもっともらしくて好印象を持って しまうのだが、ふと、どんな意味?と素朴な疑問を持ってみるとおもしろい。筆者のこのコラムも“ん?”と思った 時に今日のキーワードになったりする。今日のトクホもそうだ。トクホ= 特定保健用食品の略だそうだ。TVで宣伝しているのも、メーカーがトクホのお墨付きをもらって販売戦略に活用 しようという魂胆だが、こういった加工食品で身体にいいことをしようとしても限界だ。同じ摂取をしようとするのなら、 トクホ食品を摂ったほうが良い、ということになるのだが、日頃から節制に気をつけ、バランスの良い食事、運動、睡眠 などをきちんと行うことが基本だ。

2014.6.10 『パワハラ』

セクハラ=セクシャル・ハラスメント、パワハラ=パワー・ハラスメントの略だ。セクハラは巷で良く使われる ようになり、これの加害者や被害者にならないためのマニュアルなどが出回っている。パワハラは主に仕事の現場で 上司が部下に対するいじめや嫌がらせの行動を言う。厚生労働省によると、全国の労働相談コーナーで受け付けた この種相談が2013年度は前年よりも15%増の約6万件だったという。職場の上司が会社から与えられた 特権を利用して部下を何らかの行動でいじめるのは良くありがちなことだ。“何さまだ”と思えるくらい 偉ぶっている人が居るかと思えば、職場のチームワークを上手にまとめ、働きやすい環境づくりで 好業績を出している人が居る。人が仕事をするわけだから、気持ち良く働く環境から生産性の高い 良い仕事ができる、という当たり前のことをやらなければならない。

2014.6.9 『世界禁煙デー』

5月31日は世界禁煙デーだった。 厚生労働省が 音頭をとり、イベントを実施、健康のためにたばこをやめる提唱をする。この禁煙の日、1987年にWHOの提唱で始まったそうだ。職場では分煙となり、レストランでは全面禁煙、航空機や電車などでも全面禁煙、街中では歩きたばこは条例で禁止。たばこのみの人はますます肩身が狭いが、多額の税金を払ってたばこを購入している。JT(日本たばこ株式会社)はますますビジネスがしづらい環境にあり、最近では飲料ビジネスのウエイトが大きくなって来た。百害有って一利無しと言われるたばこ、筆者も24歳まで1日ひと箱吸っていた。当時は職場では机の上に灰皿があり、社内食堂のテーブルの上にも灰皿が有った。今は匂いすら嫌いになった。やめて良かったと思っている。

2014.6.8 『求人難』

人出不足で、有名外食チェーンが休業に追い込まれる事態が先ごろ有った。20代若者の働き手減少問題が深刻になっている。6年ほど前にはリーマンショックで派遣切りが横行したのだが、東日本大震災以降、景気の回復に伴い、人出不足が急に顕在化して来た。人出が足りない時は、企業は給料や待遇を良くして労働力を集めようとする。すでに牛丼チェーン店では深夜の自給1500円というところも出て来た。若者の時給は800円から1000円くらいが普通だが、牛丼チェーンは仕事がきついことで、若者の人気が無いことも一因らしい。人口の減少で、労働力不足はこれから深刻な問題になりそうだ。

2014.6.7 『食中毒』

昨日、関東地方から東北地方まで梅雨入りした。昨年よりも5日早く、例年に比べ3日早いそうだ。これからが本格的な食中毒のシーズン。最近では住環境が良くなり、ウィルスや細菌による食中毒が年中報告されるようになったが、このシーズン、家庭などでは特に注意しなければならない。まずは手洗い、手を濡らしてから洗剤を付け、泡立ててから手のひらや指の付け根、指先を洗うのだそうだ。腕や肘も要注意、と公益社団法人 日本食品衛生協会 で指導している特に生肉の扱いに注意、と呼びかけている。生肉を扱った包丁は洗って熱湯をかける、まな板は他の食材と触れないようにする、生で食べるものから離す、などが必要だそうだ。このところ、クッキングを楽しんでいる筆者も十分な注意で食中毒に気をつけたい。


2014.6.6 『おさかなすきやね』

「お」オリーブオイル(お茶という説もある)、「さ」魚、「か」海藻類、 「な」納豆、「す」酢の物、「き」きのこ類、 「や」野菜、 「ね」ネギ類(タマネギ含む)。それぞれの食品の頭文字をつなぐと、『おさかなすきやね』となるそうだ。 どれをとっても健康にはよさそうな食品ばかりだ。東京女子医科大の 栗原毅教授が提唱する、血液サラサラにする食物をバランスよく摂取するための食材だそうだ。結液がドロドロだと、疲れやすい・寝つきが悪い・消化が悪い・肩凝りや腰痛がひどい・手足が冷える・肌荒れや抜け毛がある・アレルギー疾患・静脈瘤などの症状になりがちだとか・ドロドロ血液だと、血液が血管を上手く流れない、というのは理解ができる。テレビなどでも大きく取りあげられているが。放映されるたびにスーパーからこれらの商品が品切れになってしまう。

2014.6.5 『ネット通販が届かない』

ネット通販ビジネスの広がりがすごい。おもしろ商品が手頃な価格で手に入る。最近はユーザーの商品評価が添付されて宣伝されているので、これを参考に買う人が多い。実はこの評価、鵜呑みにしてはいけない部分があるのだが、つい良い情報だと買ってしまったりする。筆者も結構ネット通販を利用する。しかし、今年の母の日のカーネーション通販で商品が“その日”までに届かなかったという事態が多発したらしい。人気ランキングでみんなが注文するから、注文が殺到したというのだ。悪質なのは、クレジット決済を終わっているのに、その商品が未達、という事件が各地の消費生活センターなどに報告されているという。便利な仕組みには必ずこれを悪用する輩が居る。気をつけなければ!。

2014.6.4 『虫歯予防デー』

6月4日はムシと読めることから、この日から1週間を虫歯予防デーとして、歯と口腔ケアのためのさまざまなイベントが行われる。1928年(昭和3年)に始まったというから古い歴史が有る。ネットなどではこどものための歯磨き絵本などが多く出回っているが、こどもたちにも歯をたいせつにする習慣を保育所や幼稚園などでたいせつに指導されている。高齢時代になって口腔ケアが重視され、自治体や高齢者施設などでも熱心な指導がされている。筆者もこどもたちには“仕上げ磨き”、“ブクブク、ペッ”、など教えたものだ。最近は街中にインプラント治療をする歯医者が増えた。利益率が高いので取り組む歯医者が増え、医療事故の報道などもこのところ増えて来た。歯はだいじにしたい。

2014.6.3 『4Kテレビ』

きめコマかな高画質の映像が見られる4Kテレビ放送 が6月2日から始まった。解説を見ても何やら専門用語が多く、何がメリットかと言えば、きれいな画像が迫力ある臨場感で見られる、ということらしい。今のテレビ放送でもかなりの臨場感(昔のブラウン管TV時代を知っているからなのかもしれないが)で見られるのに、そんなに必要なの?と思うが、電波を管轄する総務大臣は、サッカーワールドカップの放送は4Kでやる、と公言している。家電業界のテレビビジネスが頭打ちなので、機器の買い替えが起こるとの目論見があるが、“どのくらいの人が見たがっているの?”というのが疑問だ。筆者はあまりTVを見ないので、必要とはしない。音楽、スポーツ、自然紀行などの番組の高度化が考えられるという。民放は、設備投資が莫大なために、放送に躊躇する向きもあるらしいが、“次世代放送”と銘打っているし、中国製の安い4Kテレビが売り出されているから、きっと少しずつ波及して行くのだろう。

2014.6.2 『くっついたり離れたり』

合流から1年半、維新の会の石原代表と橋本共同代表の憲法解釈に対する考えの不一致から、党を分党し、石原さんが新党を立ち上げるという。野党再編成を旗印に大同団結したはずの維新の会、みんなの党から分裂して立ち上げた結いの会との共同戦線に向けた動きに石原さんが反発した格好だ。政党が目まぐるしくできたり消えたりするのは別 に構わないが、その考えを支持して前回投票した有権者に対する背信行為となる。自民党があまりにも勢力が強く、馬耳東風な政策を推進している中で、野党がもっとしっかりして与党の政策をちゃんとチェックしてくれなければ阿部総理のやりたい放題になってしまう。さまざまな政策を拙速に推し進める首相のやりかたは、ひとつの作戦かもしれない。いつぞやの、郵政民営化や沖縄の基地問題など、テーマを絞り込んだ与野党の熱い議論など今は無い。目まぐるしく改革を急ぐ総理に翻弄されているかのような野党の不甲斐なさ、圧勝前の自民党の慎重な姿勢は、数の論理でどこかに消えてしまった。

2014.6.1 『暑い!』

5月30日の札幌の気温=28度、前橋=33.1度、東京=31.5度、岐阜=33度、京都=32.8度、福岡=30.7度、真夏の暑さになった。夏は冷夏という予報だが、いったい5月だというのに何ていう天候だろう。この記事、5月22日にエルニーニョについて記載したが、まさにこの影響なのだろうか。涼しい時期には涼しく、雨が降る時期には降る、暑い時期には暑く、という自然の原則が崩れると、農作物への影響、自然災害の発生、動植物への影響など、あちらこちらで良くない影響が出る。どんなに科学が発達したところで、自然の摂理には叶わない。これも、私たちの日々の暮らしぶりを振り返ることで 影響を最小限にすることが可能なのだが、経済発展を優先する人間社会がそうさせないところがある。持続可能な社会づくりは遠く将来を見据えたところから始まる。

2014.5.31 『ボランティアは恋愛に似ている』

ボランティアは、自分の意思で、社会に役立つ行動を起こすこと。“奉仕”とはちょっとニュアンスが違う。その行動を起こす際に、自分の知識や技術を活かし、決して強要されない行動だ。 大阪ボランティア協会 の早瀬昇さんはボランティアは恋愛に似ている、という。(1)好きであることが条件(2)対象を選べる(3)出会いは偶然によるところが多い(4)自発的な無償の行為(5)機能よりも存在に意味が有る(6)価値観が変わるほどの感動を伴う(7)自分が満足するだけじゃうまく行かない(8)続けることが大事だが、マンネリ化しやすい(9)別れる時がつらく難しい、と言っている。活動した人でないとわからない言い回しもあるが、うなづける内容だ。ボランティアにも、寄付したり電車で座席を譲るなどの“ちょいボラ”から、高齢者ホームでおとしよりの話し相手をしたり、環境保護のための運動をしたりする継続的な“ほんボラ”まで力の入れ方はいろいろだが、その精神は『自分の気持ちが作用して行動を起こすこと』だ。ちょいボラでもほんボラでも、(1)から(9)は当てはまりそうだ。誰かに、「これ、ボランティアでやってよ!」などと、ただ働きを強要されるのはボランティアでは無いのだ。

2014.5.30 『人の性格』

血液型で人の性格を考える人が居る。「ああ、あの人はB型だから」とか、「どうりで!やっぱりA型だったんだ」などと考える。中には、「〇〇さん、あなたはO型でしょう!」などと言ってのける人も居る。血液型で性格を占うのは筆者はあまり好きでは無い。血液型では無いが、大きく2つに分ければ、D型とA型が有ると分析する節がある。A=Analogue(アナログ)、D=digital(デジタル)と分類し、物事を考える時のタイプによる分類だ。A型の人は情動的に考え、快・不快の感情がすごい。芸術家に多いタイプ。D型の人は論理的に物事を考え、理知的な判断で動くタイプ。数学者や技術者に多い。この2つの側面で相手を分析し、その思考に合わせた対応をすると、話がうまく弾み、交渉がうまく行く。

2014.5.29 『ワイアレス充電』

充電して使う機器が結構ある。筆者が使うものでは“ひげそり”、“ノートパソコン”、“携帯電話”、“デジカメ”“懐中電灯”などなど。最近は充電器にセットして、いちいちコンセントを入れなくても、充電器の上に置いておくだけで充電できる装置が出て来た。スマホなどはかなり出回っている。コンセントくらい、手作業でやりゃぁいいのに、と思うが、便利さの追求はメーカーの売りになる。充電と言えば、これから伸びるのがEV車(電気自動車)、高速道路などでもEV充電スタンドが増えて来た。悩みはコードが太くて扱いにくいらしい。これを解消するために、コードレス充電の技術が開発されたそうだ。これは便利だ。スタンドの所定の位置に車を停めて買い物やカフェに行っている間に充電が終わる。充電の原理は電磁誘導作用を利用したもので、IHヒーターの原理と同じだそうだ。コイルに電流を流すと、片方にあるコイルに電流が生じる、という原理だ。世の中ますます便利になって行く。

2014.5.28 『ふるさと納税』

自分の出身自治体や興味のある自治体に寄付をすると、その金額に見合って寄付先から特産品が届けられる、などの特典を受けられる制度がある。これを寄付金とは言わず、 ふるさと納税 という。この制度、ただの寄付と違って、確定申告の時に控除特典があり、節税にもなるものだ。2007年に当時の菅義偉総務大臣が提唱して始まったもの。単に個人のメリットだけでなく、地方交付税の削減、地方主権制度の拡充に伴い、地域の活性化を狙って、国の交付金に頼らない自治体経営への転換を狙ったものだそうだ。ネットなどを見ると、さまざまな地域でユニークな工夫をしたふるさと納税の仕組みを考えている。納税の対象になる施策や特典などのマッチングをするネット情報なども豊富に紹介されている。社会の発展になる納税をして自身のメリットもある制度、各自治体の知恵の出しどころだ。

2014.5.27 『あやめ・カキツバタ』

沖縄が梅雨入りし、まもなく日本列島全体が雨が多く湿度が高いシーズンとなる。この季節、少しうっとおしくなるが、夏のカラっとした太陽もこの季節を超えないとやって来ない。あやめやカキツバタなどが咲き誇るシーズンでもある。『いずれあやめかかきつばた』というくらい美しさを誇る。あやめ・カキツバタは、両方とも輝く紫色が多いが、花弁の付け根に網目模様があるのがあやめ、垂直な線が入っているのがカキツバタ、という見分け方があるそうだ。あやめは、潮来・水郷が有名。6月に入るとあやめ祭りが開催され、潮来花嫁さんの歌で歌われた嫁入り船が6月2週、3週の土用・日曜に運航される。水運で栄えた利根川下流ならではの祭りだ。カキツバタは、愛知県知立(ちりゅう)市 無量寿寺が有名。在原業平が詠んだと言われる『から衣 きつつなれにし つましあれば はるばる来ぬる たびをしぞ思ふ』か・き・つ・ば・た を句の頭に5文字入れたように。伊勢物語の昔から知られている。じめじめした季節、花を愛でる楽しみ方もまた趣がある。

2014.5.26 『山の日』

新しい祝日の制定が5月23日の国会で決議された。「山の日」といい、祝日の無い月8月に設けられる。8月11日というから、お盆休みにつなげれば連休になる可能性が高い設定だ。実はこの山の日、今から52年目に山男たちから声が上がったものだという。海の日の次は山の日の設定、筆者は歓迎する。休みが多くなるというより、この日に行われるであろう、さまざまな記念事業や社会の取り組みに対する期待だ。美しい山の環境を守るための企画がさまざまに行われるはずだ。8月11日はすでに『がんばれの日』となっているそうだ。1936年、ベルリンオリンピックで前畑秀子選手の力泳に、アナウンサーが「前畑がんばれ、前畑がんばれ」のラジオ放送が行われたのを記念したものだそうだ。2年後の8月11日・木曜日、初めての山の日に、ガンバレ、のムードで100名山のひとつにでも登れたらいいなぁ。でもその日は山小屋はすし詰めの状況かもしれない。

2014.5.25 『エスカレーターで左側に立つ』

駅、デパートなどエスカレータに乗る時にあなたは右側に立つだろうか、左側に立つだろうか?東京で右側に立とうものなら、後ろから白い目で見られる。経験によれば関東では左側に立つ、関西では右側に立つ。片方に寄って立つのは、空いた半分のスペースを急ぐ人が歩いて追い越すためにあるようだ。この関東と関西の風習、何故そうなったかは定かではない。では、どこが境目なのか、どうも関ヶ原あたりらしい。しかし、大阪ではJRと地下鉄では違うところも有った。エスカレーターでは 歩かないでください、と言っているのに、子どもたちにはうまく説明できない現象だ。因みに欧米では右側に立つところが多い。

2014.5.24 『防御率』

野球解説で、「ダルビッシュ投手の今季防御率は、1.5です」などという表現をする。この防御率、9回まで投げたとして、自責点が何点あったかを表すもの。つまり、防御率1=9回まで投げたとして、自責点が1点、当然ゼロに近いほど優秀なピッチャーだということになる。計算式は、(自責点÷投球回数)×9となる。詳しく書くスペースが無いが、自責点というからには、ピッチャーの責任での相手チームの得点ということになるから、自責点にならない事象もあり、判断基準が細かく決められている。プロ野球の防御率では1970年に阪神の村山投手が記録した0.98、マー君の2011年の記録1.272は歴代5位にランク されている。あの金田大投手を超えているのだ。

2014.5.23 『脱法ドラッグ』

有名歌手が覚せい剤所持で逮捕された。2年前からうわさが有って捜査が続いていたようだ。有名人だけに社会に与える影響が大きかった。最近は法律の網でカバーされていない 脱法ドラッグ の使用が社会問題になっている。法律で麻薬に指定されていないから、公然と取引されている。若者の常習者が多いと聞く。脱法ドラッグでも常用すれば薬物中毒が出る。 ある専門家は他の薬物よりも危険、最も危険なドラッグでもあると指摘する。アダルトショップやネットで簡単に買えるこの薬物、法律で取り締まる対象ではないが、規制をしていかないと、もっともっと大きな社会問題になりそうだ。

2014.5.22 『エルニーニョ』

今月は暑い。夏のような気温、しかし、気温は高くても湿度が高く無いので、カラッとした暑さ。朝夕は少しひんやり。この暑さじゃ、夏はどうなるのか!と思いきや、どうやら冷夏になるとの予想。エルニーニョ現象の影響がどうなるかで決まるらしい。 エルニーニョ とは、赤道近く、南米寄りのあたりで海水温が上がる現象だが、今年の夏はそれが起こりそう、という予測だ。こうなるのも、地球温暖化が関係しているのだろうか。原発が推進される理由として地球温暖化との関係が言われているが、3.11直後はあれだけ言われた省エネルギーが今や忘れかけている。原発の再稼働も着々と進められている。われわれの暮らしぶりを改めて行かないと、エルニーニョに加担することになる。ひとりひとりの環境保護意識が 未来の天候を左右する。

2014.5.21 『新聞広告』

日刊紙をパラパラめくると、広告の多さに驚く。企業や団体が1面を買い切って掲載するケース。新聞社が企画をして掲載顧客を集めた企画広告、高い新聞代を払って読者は広告を買っているのでは無い。ニュースを買っているのだが、広告の多さには辟易する。旅行会社の一面広告、健康食品の一面広告、通販の一面広告、一面が数千万円もするのに、広告掲載料は顧客に転嫁されているのにはあまり気がつかない。週刊誌の広告などは目をそむけてしまうようなセンセーショナルな表現。いくら表現の自由とは言っても品性は考えてもらいたい。新聞社が金を稼ぐ企画広告ではなく、読者の心に届ける企画ニュースを掲載して欲しい。(今日はボヤいてしまった。フ〜〜〜〜〜〜ッ!)

2014.5.20 『人前で上がる』

大勢の人の前でしゃべる。例えば結婚式のスピーチ、友人の結婚式でお祝いを述べる、部下の結婚式で上司として餞のあいさつ、など自分の番が来るまでドキドキ、始まったら声がうわずって…など、よく経験することだ。発表会や試験などではドキドキして普段通りにできず、思い通りにならない、などもよくあること。“上がり”が邪魔をしてしまう。この上がり、魔物だが、上がらない方法が有る。“その場”に挑んだ時、誰でもいつも以上の出来栄えにしようと思って力が入る。ところが、いつもやっていないこと以上には仕上げることができない。それを期待して、できるかなぁ、という不安になり、それがドキドキに変わる。前準備をして、そのイメージで行うことが大事だ。つまり、自分に自信をつけておくことだ。そして、自分の心を落ち着けるおまじないをつくっておくこと、アスリートが競技の前にイヤホンで好きな音楽を聴いて自分の成功イメージを頭に刷り込んでいるのはひとつの方法だ。上がりが自分を見失わせてしまうことが無いように準備を怠ることなく、不安材料を無くしておくことが一番いい。

2014.5.19 『社会的起業』

社会的起業=ソーシャルビジネスを起こすことをいう。環境保護につながるビジネス、地域の振興につながるビジネス、高齢者や障碍者の福祉向上につながるビジネス、国際貢献につながるビジネスなど、これらのビジネスは経済の発展だけでなく、社会がより良くなるための 視点も交えたビジネスだ。各地で社会起業のセミナーなどが開かれ、若い人たちも興味を示し、起業する人が多い。NPO法人として起業する人、株式会社化する人、いろいろだ。国際貢献のビジネスとして、 フェアトレード なども人気で、そういったショップなども街中にちらほら見かけるようになった。開発途上国の支援をするためにその国の産物を日本に輸入し、物資を購入することでその国の経済に貢献し、雇用につなげられる。このフェアトレード、コンビニや大手起業も興味を持ちだした。

2014.5.18 『高齢男性の性欲を煽る広告』

新聞折り込みやインターネットの広告に、高齢者の性欲を喚起する広告が目立つ。精が出る食品(薬品?)として珍重されて来た高麗人参茶やすっぽん、サプリメントの広告で、60代以上の男性を刺激する。大きな誌面や頻繁なネット広告を出し続けられるということは、そういった広告で商品を購入する顧客もまた多いということだろう。シニアが元気になってくれる社会は否定するものではないが、それもひとつ。もっと身心の健康に気をつかう生活もひとつ。認知症患者が高齢者の7人に1人、という時代にあって、健康年齢を高める暮らし方を創造していくこともまた重要。極端な広告に煽られないしっかりと地面に足をつけた生活がたいせつだ。

2014.5.17 『メガネが疲れを測る』

視線の動きや瞬きを測定する道具がある。テレビ番組で自動車を運転する人がどんな視線の配り方をするか、の実験で視線の動きを映像化しているのを見たことが有る。メガネチェーンがこの視線の動きで眠気や疲れを測定する機能を持ったメガネを開発したという。来年の春には発売されるそうだ。題して「自分を視るめがね」。測定したデータをスマホに送り、状況を知ることができるというもの。運転中に眠気が出そうだな、という時に警告することができれば、事故を未然に防ぐことができる。このようなWEARABLE COMPUTER がこれからいろいろ登場しそうだ。ただ、疲れや眠気は外から警告される前に、自分自身の身体センサーでキャッチしなければならない問題。常に自分の身体センサーを敏感にしておけば事足りるのだが、今の世の中、これを見失うような便利社会だから、こういった補助具が必要なのかもしれない。

2014.5.16 『コンビニ40年』

日本に最初にコンビニエンスストアが誕生したのが1973年5月、今から40年前の昭和48年だった。当時はオイルショックで物価が高騰、トイレットペーパーや洗剤の買いだめ騒動があった。ジーンズやスニーカーなどの若者スタイルが流行し、 「学生街の喫茶店」や「神田川」などのフォークソングが流行った。今も子どもたちに絶大な人気がある「ドラエモン」もこの年に生まれた。こういった時代背景の中、生まれたコンビニ第1号は朝7時から夜11時まで営業するという、当時の店舗形態にはない品揃えや販売方法が注目を集めた。それが40年後には全国に5万店舗にもなる社会のインフラ機能を持つまでに成長した。物は揃う、いろいろなサービスを受けられる、トイレを貸してくれる、カフェに行かなくてもおいしいコーヒーが飲める、住民票がもらえる、チケットが受け取れる、お金を引き出す、宅配便が出せる、などなど何でもできる、生活便利機能が充実している。日本ならではのサービス形態、40年前はアメリカから輸入、今は東南アジアに進出しだした。

2014.5.15 『マスコミの力』

テレビの番組で、この野菜がいい、この洗剤がいい、などと放送をすると、果物やからバナナが消えたり、お店の陳列棚からその商品があっという間に無くなってしまう。試しに、朝の放送で汚れ落としに良い薬品を放送していたので、昼頃に大型薬店に行ってみた。陳列棚はすでに品切れ、入荷まで3日かかります、との表示が有った。マスコミの力はすごいと思った。4日前にNHKが認知症徘徊の問題を取り上げていた。その中で7年間行方不明の女性の放映をしていた。「これはきっと見つかる」と思ってたら翌日のニュースでご主人と再会した、という報道。マスコミの力はすごいと思った。TV番組などの場合、ディレクターが必ず ストーリーに演出を加えて構成する。この時に視聴率が頭をよぎるのだろう。時々事実とは違う“やらせ”が入ったりする。特に最近は顔をぼかして、声をメイキングした“証人”や“当事者の友達”などが意味ありげに語ったりするが、半ば疑ってしまうようなシーンをみかける。われわれ視聴者は、マスコミ情報を鵜呑みに信じて動くのではなく。しっかりした選択眼、目利きでなくてはならない。

2014.5.14 『マイルドヤンキー』

新語をつくるのが好きな広告代理店がまた新しいことばをつくった。こういった言葉を流行らせて新しいビジネスチャンスをつくる、というのが広告代理店の目論見だ。マイルドヤンキーの特徴は、車はミニバンが好き、音楽はEXILEが好き、ショッピングモールに良く行く、地元から出たくない、「絆」・「仲間」・「家族」という言葉が好き、といった若者像を言うそうだ。その昔、ヤンキーと言えば茶髪、暴走族、つっぱりなどのイメージ。今のような茶色の髪の毛が珍しい頃、茶髪がヤンキーの代名詞だった。阪神淡路大震災の時、茶髪のヤンキーがボランティア活動していた、ということで話題になったこともあった。それがマイルドな行動になって現代の若者像にこの言葉があてはめられた。

2014.5.13 『漂流郵便局』

郵便番号 769-1108 漂流郵便局という場所がある。日本郵政とは関係ない組織で、NPOが実施している。香川県三豊市詫間町粟島1317-2という、瀬戸内海に有る島に設立された。そこに差し出すとその建物の中に保管され、見たい人はそこに行けば良い、というメルヘンあふれる空間だ。この建物は以前粟島郵便局だった建物を利用、局長はここに40数年務めた方がやっているそうだ。ここに私書箱があり、保管されるという。訪れた人はこの漂流郵便物を閲覧できる仕組みだ。誰かが差し出したはがきを、違った誰かが見て心を共有したり感動したり、怒ったり、いろいろなコミュニケ―ションができる仕組みだ。ネットが極端に発達した時代にあって、アナログの世界でこのようなことができる仕組み、すごいと思った。

2014.5.12 『心の癖』

人は誰でも“心の癖”を持っている。癖と言えば、貧乏ゆすり、爪を噛む、髪の毛を撫でる、鼻をほじくる、などなくて七癖と言われるくらい、その人の行動特性を差す。実はあまり良くない事柄が多い。「ちょっと癖がある人だ」などと聞くと、その人の性格や人柄を少し警戒したりすることがある。癖のある人とわかった時に、ちょっと構えて対応したりする。この心の癖、誰でも持っている。言わば“個性”なのだが、「癖がある」などと他人を評価するその人もまた、心の癖が有る。要は人が人を評価するのだから、そこにバイアス(=偏見・偏向)が入る。だから、誰かが「癖がある人」などと言ったのを鵜呑みにすると間違いが生じやすい。自分の五感を駆使して、しっかり相手を観察しなければならない。相手の心の癖は相手の個性、誰かに“あの人癖がある”などといい加減なことを流布しないことだ。

2014.5.11 『山岳事故』

連休中各地で山岳事故が続いた。22名が死亡、けが人が72名、死亡者のうち60代が11名、70代が3名だったそうだ。原因はどうも自然を甘く見た山行き行動にあるようだ。街中のアウトドアショッには華やかなウエアが揃い、本屋さんには大自然のトレッキングを勧める専門誌が並ぶ。5月連休の山登りで2千メートル級の山にハイキングのような装備で気軽に行くような甘い考えが事故を招く。体力や知識不足は怖い。山を歩いていると、ウエアや装備品が実にカラフルでファッショナブル。特に中高年の山行きが流行っているので、まずは外見から入るのだろう。ツアーガイド付きの100名山登山なども、旅行会社から多くの商品が出されている。自然を相手にしたビジネスも活況だが、お客さんのイノチを預かっている、という、緊張感のある仕事をしてもらいたいし、顧客の方もツアーガイドが居るから安心、というのではなく、それなりの知識を持ち、準備することが要求される。

2014.5.10 『新緑』

桜がすっかり散って、今はツツジが真っ盛り。木々の緑が深くなって新緑がまぶしい。そよそよと風になびく緑を見ているだけで心地よくなる。葉っぱが風にそよぐ様は一定ではなく、“ゆらぎ”と言ってその不規則なリズムが人を心地よくさせる理由らしい。緑は目に良いと言われているが、確かにそうだ。特に晴れて星が出た夜の次の日の早朝、夜露が新芽を濡らし、葉の先に一滴の露をまとった瞬間が良い。朝陽が葉っぱを照らし、その息づかいが聞こえるようだ。生命力を感じる瞬間だ。

2014.5.9 『新聞休刊日』

5月7日は新聞休刊日だった。新聞社によって若干の差異はあるものの、年間10日位を充てているらしい。新聞社の機器のメンテナンスなどに充てられるそうだが、配達店の従業員の慰労などにも配慮されいるというから、有ってしかりなのかもしれない。が、いつもの習慣で朝、ポストを覗い「あれっ?そうか、今日は休刊日だった」と気がつくことが有る。当たり前に起きてすぐ朝刊を読めるのだが、新聞配達の人は雨の日も嵐の日も3時頃から配達をしてくれる。アルバイトで新聞配達をしたことがあるが、楽な仕事では無かった。最近はネットでリアルタイムにニュースが流れるので、新聞を購読しない人も増えているらしい。しかし、筆者は配達された新聞にこそ価値があると思っている。宅配のコストもばかにならないから、日本式宅配がいつまで続くのかの心配もあるが、朝玄関先のポストを覗く習慣は無くしたくない。

2014.5.8 『空家757万戸』

あなたの地域の身近なところに空家は無いだろうか?筆者の自宅近くにも廃屋があるが、玄関のアプローチや庭が草ぼうぼうで、見るからに誰も住んでいないことがわかる。こういった空家が今各地で問題になっているそうだ。近所の人には防犯上良くないし、自治体にとってみても地域の管理上よろしくない。防災上、景観上、衛生上、防犯上さまざまな対策を練らなければばらない。平成10年には全国で576万戸、平成15年に659万戸、平成20年には757万戸という国土交通省の統計がある。高齢社会が大きな要因というが、ますますこれから増えて行くことが予想され、自治体の経営上好ましくない状況だ。

2014.5.7 『アナと雪の女王』

ディズニー映画 アナと雪の女王が人気だ。映画のセリフを2人の男女が口パクで言ったのを動画にしたU-Tubeが盛り上がっているし、主題歌「Let It Go」のカラオケのリクエスト数も急上昇。大人から3歳くらいの子どもまで口ずさんでいる。それにも増して、映画館で観客がみんなで一斉にこの主題歌を歌うというからすごい。上映の前に歌唱指導してから行うというから、映画の見方にも今までと違ったスタイルが試みられた。観客は映画と一体となって、そして会場の観客と一体となってストーリーに気持ちが入って行く効果を発揮しているという。昔流行った“うたごえ喫茶”的ムードが醸し出されるのだろう。それが映像と一体化した新しいジャンルとなった。 なかなか良い試みだ。

2014.5.6 『2020年』

6年後の東京オリンピックの開催は2020年7月24日から8月9日までだ。パラリンピックが8月25日から9月6日までとなっている。37施設で28競技が行われれるが、夏の真っ盛りに行われる大会、気温プラス熱気に包まれた大会になることだろう。筆者は前回の1964年、小学校6年生だった。学校のテレビで開会式の様子をモノクロテレビで見た記憶がある。人生で2回もオリンピックを自国で迎えられるのはすごいことだ。6年後の大会だけに、今小学生のこどもたちが出場できるチャンスがある。ナショナル強化センターには将来有望な選手が集められ、トレーニングに励んでいるそうだ。国民が、一つの目標に向かって一丸となれるチャンス、昨年9月7日の、開催が決まったあの歓喜の瞬間を忘れず、おもてなしの精神で、訪れる海外の方々に接し、大会を成功に結び付けられるよう、自分ができることで貢献したいものだ。

2014.5.5 『ロボット技術』

4月28日、オバマ大統領来日の際、過密スケジュールを縫って日本の先端ロボット技術を見学した。テレビのニュースで、ロボットが蹴ったサッカーボールを蹴り返し、Nice Job(いいね!)と言っていた。米国では今、先端技術としてもっとも注目されているのがロボット技術だそうだ。IT企業がロボット技術を持つベンチャー企業を買収しまくっている、という情報があるが、将来のビジネスの種を確保する動きと見られる。実用化が急がれるのが、福島第一原発の廃炉作業で活躍するロボットだ。放射線がすごくてなかなか人が近づけないところに行って活躍してくれれば、大きな効果を発揮する。韓国で起きた客船沈没事故などでも大きな力を発揮できたかもしれない。事故の修復や医療・福祉現場など、人間をサポートするロボットが活躍できるのを待っている人がたくさん居る。

2014.5.4 『アンチ・エイジング』

アンチ・エイジングに関する商品がエイジング・ケア商品として薬屋などに数多く並べられている。市場規模は3400億円というから、高齢時代にあって、まだまだ伸びる可能性がある。美容整形の分野では“プチ整形”といって、顔に薬剤を注入して肌に張りを持たせたりシワを伸ばしたりすることができ、この稼ぎもすごいらしい。1回20万円から30万円でできるそうだ。そこまでして若返りたいのか、と思ってしまうが。 当事者にはいろいろなワケがあるようだ。年齢相応に見られるのが一番良いようにも思うが、いつまでも若々しくありたい、と思うのは誰しも同じだ。美魔女といって、50歳になっても30歳くらいにしか見えない、などという美人も居るようだ。でも、容姿だけでなく年齢を重ねた分だけ重みを持った人で居て欲しいものだ。

2014.5.3 『あわじ結び』

日本に伝わる美しい結び方だ。水引や神社などに飾られている紐の結び方で、実に繊細で美しい。水引の生産量が国内の70%という、長野県飯田市があわじ(淡路)結びの本場で、博物館もあるそうだ。さまざまな結び方があり、最近では携帯ストラップや、帽子の紐などに加工されているそうだ。日本の文化を大切に守っているこの結び方、覚えて見たいのだが、すごく複雑だ。あわじ結びは、結び切りと言って、紐の端が上を向いている、結婚式や仏事で使われるものを言うそうだ。美しい日本の文化、飯田市で活きている。

2014.5.2 『ダイエットランキング』

適正(目標)体重にするためのダイエット、いろいろな方法が紹介されている。ダイエット産業が活況なのは、ひとつのダイエット方法に失敗して、次から次に新しい方法にトライする人が上手にビジネスに乗せられていることもありそうだ。適正体重を目標にすればいいのだが、若い女性などはファッション誌で見たモデルのようになりたいと、極端なやせ形を目指し、不健康になる人も居るらしい。朝日新聞デジタルが調べたダイエット法ランクによると、第1位はウォーキングだった。以下食事・体重の記録、炭水化物の制限、糖分の制限、食事の量を減らす、ランニング、脂質の制限、筋力トレーニング、ストレッチと続いた。ダイエットも良いが、それ以前にバランスの取れた食生活、運動、ストレスを減らすことなど、日々の気づかいと節制が必要だ。

2014.5.1 『メーデー』

5月1日は労働者の日、ということでメーデーが行われていた。米国に起源を発するこの日に労働者が集まり、労働条件や賃金などのさまざまな要求を行う日として継続されて来た。日本では明治38年に始まったというから古い歴史がある。戦後の昭和21年には食糧メーデーが行われたそうだ。高度成長期には同盟を中心として労働者の祭典として家族ぐるみの参加などお祭りムードで実施された。そういえば、入社したての頃、労働組合から動員されて、のぼりや風船で飾ったトラックを先頭に“がんばろう”や“インターナショナル”を歌い、シュプレヒコールをした覚えがある。今では労使の対立色が少なくなり、政党の多様化などで5月1日とされていたメーデーが土曜日に実施されたりしている。4月26日に行われた連合主催の 中央メーデー には阿部総理が出席したというから、メーデーも変わったものだ。企業によっては、労使協定で5月1日を休日にしているところも有ることから、今年は4月26日から11連休などの会社もある。

2014.4.30 『そのときの出会いが』

あいだみつをの書に、「そのときの出会いが 人生を根底から 変えることがある よき出会いを」というものがある。う〜ん、確かに人生を変えるほどの出会いが何度かあった。偶然の時もあり、必然と思ったこともあり、会ったとたんにビリビリっと電気が走るほどの衝撃が有ったり、その時には何でも無かったが、何年かたってまた縁が生まれた時もあり、 さまざまな出会いの中で自分が成長させてもらったことがたくさんある。一期一会と利休は言ったが、ほんとうにそうだ。その時に良い出会いになるためには、こっちも向こうも、ある一種のその時の運が働く。その運を発展させる精神状態も必要だ。こういった出会いが有るほど人生が豊かになる。その時の出会いを大切にしたいものだ。



2014.4.27 『コピー&ペイスト』

パソコンや携帯などで文章をつくる時など、どこからか文章の一部をコピーして自分の文章に貼り付けることをコピー&ペイストという。文章だけでなく、画像なども全体貼り付けから、画像の一部の部分の貼り付けなどができる。いわゆる切り貼りのことだ。IT機器上では切り取った部分が一時ファイルに格納され、これを目的の部分をカーソルで示してコピーをする。実に便利な機能だ。筆者もこのコラムを書くのに、リンクするアドレスをコピー&ペイスト機能でやっている。この機能がSTAP細胞の論文に使われ、R社は発表したOさんの論文を“捏造”と決めつけた。その調査委員長を務めた I委員長が7年前にネイチャーに発表した論文でこれをやっていたと言う。I氏は調査委員長を辞任したまではいいが、私のしたことは捏造では無い、と訳も分からないことを言っている。いったいR社は何という組織なんだろう。

2014.4.26 『3つの年齢』

年齢には3つの種類がある、と説くのは、上智大学名誉教授の アルフォンス・ディーケン氏死生学を説く神父でもある。(1)物理的年齢=毎年1歳ずつ重ねる年齢(2)生理的年齢=身体の機能がどのくらいかを表す年齢(3)精神年齢=気持ちの上での年齢。物理的年齢は確実に毎年1コずつ増えていくが、生理的年齢や精神年齢は、自分でコントロールすることができる。70歳になっても50歳くらいの体力と好奇心や目標を持っている人が居る。60歳になって会社を定年退職したとたんに、老け込み、意欲が減退する人が居る。体力年齢や精神年齢を若く保つ方法がいろいろ紹介されているが、国や自治体も健康年齢を引き上げる施策としてさまざまなことを実施している。

2014.4.25 『エレベータ最速』

時速72キロのエレベータが開発されたそうだ。日本のエレベータメーカーは4社あるが、開発したのはH社、この製品は2016年完成の中国・広州市の111階建てのビルに納入されるという。今までは台湾の101階建てビルにあるM社のエレベータ。ギネスにも登録されているというが、追い越されてしまった。ビル建設ラッシュの中国は、世界のエレベータ需要の60%を占めるそうだ。政治的にはギクシャクしている日中関係だが、民間レベルでは中国とのビジネスが進んでいる。エレベータの速度競争、ますます過熱しそうだ。

2014.4.24 『ラブ・ボディ・メソッド』

ラブ=Rub さする、という意味だ。 乾布マッサージ を想像すれば良い。が、今流行っているメソッドは、肌を直接さするのではなく、薄手のシャツの上からタオルで軽くこするやり方だ。肩凝り解消、代謝機能の向上などが期待できるという。“気持ち良い”と感じるこすり方が良いのだそうだ。NHKおはよう日本で紹介されて以来、人気が出ているそ うだ。筆者には“運動した”という実感が無く、朝のジョギングで汗を流したほうが効果的だったので、長続きしなかった。

2014.4.23 『ボストンマラソン』

第118回ボストンマラソンが4月21日実施された。参加者は96か国から3万6千人と、昨年を9千人上回る人数だったそうだ。昨年の大会では、ゴール付近の爆破事件で大勢のけが人が出た。この大きな大会でこのようなテロが起こるなどだれも想像しなかった。今年の大会では厳戒態勢が敷かれ、平穏に終わることができた。国内のマラソン大会もすごい人気で、数千人から東京マラソンの3万人まで。多くの参加者で会場はごった返す。筆者もフルマラソン29回出場、完走をしているが、大会会場はいつも人の波、事故が無ければ、と気になる。ボストンでの事件以来、各マラソン大会事務局は様々な安全施策を入念に行っている。多くの人が集まるスポーツの祭典だけに感動の2文字だけが残る大会であって欲しい。

2014.4.22 『ハーグ条約』

4月1日からハーグ条約が発効された。この条約は、1980年にオランダのハーグでの国際司法会議で策定されたのでこの名がついた。「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」というのが正式名称だ。国際結婚した当事者間での子どもの連れ去り、他国に居る子どもとの面会、子どもに関する裁判の実施などが、子どもの人権を守る観点から制度化されている。1970年には5千件だったわが国の国際結婚が、2005年には4万件を超え、離婚の件数が多くなり、離婚した両親の子どもの扱いで、さまざまな問題が出て来たのが背景にあるそうだ。日本が、やっとこの条約に批准したことは、子どもの将来を考える上で大きな意味のあることだ。

2014.4.21 『涙活』

就活=就職活動、婚活=結婚活動、終活=人生の終末のための活動、など〇活がいろいろあるが、最近流行って来たのが涙活=涙を流してストレス解消の活動だそうだ。まだ体験したことは無い。だが、何となく日常生活の中で感じることがある。TVなどで感動する場面や悲しい場面で泣けることがある。何故かそのあとは、気持ちの中の何かが浄化されたような気分になれるのだ。涙活とは、涙を流すことで自律神経と副交感神経のバランスを取り、ストレスを解消しようとする行動だそうだ。その会場にはストレスを解消したい人たちが入場する。噺家が泣語という悲しい物語を聞かせ、プロジェクターに感情を揺さぶる詩や動画が流れ、みんなで涙を流し合う。泣くことでストレスがス〜〜ッと消えるのだそうだ。同じスペースに集まった人たちとの感情の共有も良いらしい。人間関係、仕事、日々の暮らしなど、ストレスが多い現代社会、いろいろな活動が生み出されるものだ。

2014.4.20 『認知症の行方不明者年間1万人』

認知症患者は高齢者(65歳以上の人)3100万人の内16%、462万人居るという。認知症にならない予防施策は、超高齢化社会の大きな課題だ。最近問題になっているのが、認知症のお年寄りが家を出たまま戻ってこないケース。認知症だと診断されていない人が、突然散歩に行ったまま道順を忘れ、家に帰れなくなる、といったケースもあるそうだ。そういえば、市の防災無線などで。「□町の〇さんが自宅を出たまま戻っていません。服装は黒色ののジャケットに紺のズボンでサンダル履きです」などの放送が入ることがある。認知症の人は、通常の判断力が足りなくなり、行動に対して対処脳力が無くなり、咄嗟の行動ができにくい、という特徴があるそうだ。交通事故に巻き込まれることもあるらしい。年間1万人にもなる行方不明者、大きな社会問題だ。

2014.4.19 『花子とアン』

4月から新しく始まった朝のNHK連続ドラマ、 花子とアンがおもしろい。「赤毛のアン」の訳者、村岡花子がモデル。原作者の村岡恵理さんは、主人公村岡花子の孫に当たる。開始早々、甲州弁オンパレードのドラマ展開に、甲州盆地に暮らす友人たちが甲州弁の意味を教えてくれる。連続ドラマ2作前の「あまちゃん」では“じぇじぇ”が流行語大賞になったが、驚きの表現に使っていた。これと同じ表現で“てっ!”ということばが出て来る。ハナが良く使う。これも流行るのだろうか?貧しい甲州の農家で生まれたハナは東京の女学校に通う。実家の家族は教育を受けて居ない文盲で、ハナは妹をおんぶして尋常小学校に通っていた。こういったことを筆者の母親も戦前は普通に行っていたという話を聞いたことがある。貧しい農村の暮らしから始まったこのドラマ、これからの展開が楽しみだ。

2014.4.18 『とかげの尻尾切り』

理化学研究所のゴタゴタが社会を賑わせている。いったいこの組織のガバナンスはどうなっているのか?と疑わしくなる。STAP細胞の存在を華々しく発表してから、匿名投稿により、論文の不備が告発された。この発表、研究所が組織として行ったはずだ。若い研究者が単独で理研の名前を使って、その論文を世界に発表することなどできるわけが無い。だが、その後の組織対応が大いに問題だ。、論文を発表した若いOさんひとりに全責任を負わせ、一人で行った偽装であるとした。事前に組織として上司が承認しているはずだし、組織としての意思決定の上で発表にこぎつけたはずだ。なのに組織の上層部は責任を逃れ、若いOさんに全責任を負わせた。なんだ、こりゃ!と科学に素人の筆者でも疑問を感じる。根幹となるSTAP細胞が有るか無いかだけをはっきりさせれば決着するのに、そのことが闇の中でつばぜり合いをしている。誰かが何かを隠している。

2014.4.17 『サイズダウンした暮らし』

消費税が上がって、買い物をした時に“高いなあ”と思うことが多くなった。今まで通りの買い物は少し控えなければ、と思う。LOHASということばが有る。Life style Of Health And Sustainable の略で、“持続可能な健康的な暮らし”ということになる。大量生産、大量消費、大量廃棄の暮らしを改め、楽しみながら地球環境にも自分の健康にも良い暮らしをすることだ。環境問題を考えると、どうしても肩に力が入りがちだが、“楽しみながら”という点が長続きさせるコツだ。LOHASとは、今までの暮らしを見直し、少しだけダウンサイズした暮らし、ということになるだろう。どこに行くにも 車で移動するより、少し時間はかかっても、歩いたり自転車で移動すると見えて来るものが違う。少し価格が高くても安全安心な食材を買う、季節の地産の露地物野菜を食べる、などちょっとの工夫とちょっとの我慢で、より豊かな暮らしができる。ダウンサイズしても尚、価値のある暮らしが可能なのだ。

2014.4.16 『四国巡礼・その15』

1600キロの巡礼の旅は完結するまで大変な努力を要する。時間も経費も莫大だ。一度結願したらご利益と心の満足は結願したものでなければわからない。そして、この行を何度も実行する人がいる。寺の本堂と大師堂で納める納経札には5種類の色があり、1回〜4回が白、5回〜7回が緑、8回〜24回が赤、25回〜49回が銀、50回〜99回が金、100回以上が錦となり、巡礼の回数に応じて納札の色が変わる。白い納経札以外を納める人は5回以上巡礼している人、ということになる。 四国88か所霊場会にはこういった何十回巡礼という人たちが登録し、"先達"、"大先達"などの称号を発行している。今回、この大先達である年配のご夫婦がお孫さん2人と巡礼しているのに数回出合うご縁をいただいた。金色のまぶしい納札をいただいた時は感激だった。
15回に渡った四国巡礼の記事、今日で終了です。

2014.4.15 『四国巡礼・その14』

長い期間の巡礼の旅、留守家族のことが頭をよぎる。携帯のメールが手放せない。その日1日の無事を連絡するツールとしてメールは役にたつ。納経所や門前には、遍路土産の数々、家族に買って行きたいようなものがたくさんある。おそらく、こういった土産物を企画し、霊場に売り込む業者、寺と一緒になってオリジナルな土産物を生み出す業者がたくさん居るんだろうな、と筆者の習性としてビジネス感覚を感じてしまう。納経所には、さりげなく土産品を置いているところ、寺の勧誘が上手なところ、お守り、数珠、タオル、てぬぐい、Tシャツ、教本など。どこに行っても置いてあるものはどこか1か所で開発したものを寺に置いているケースだろう。価格は、同じ品物でも寺によっていろいろだ。巡礼した寺のグッズを家族や親しい友人に買って帰りたい、と思うのは自然な心の働きだろう。実はこういった土産にかかる費用も結構ばかにならない。

2014.4.14 『四国巡礼・その13』

1番霊場から88番霊場まで、ほぼ島の海岸沿いを右回りに霊場がある。徳島市内にある1番・霊山寺(りょうぜんじ)は巡礼の始まりの寺、ここの門前には巡礼用品を販売している店があり、必要な装束、納経帳、巡礼ガイドブックなどが置いてある。店の人が丁寧に初心者に説明して下さる。17番霊場までは徳島市内に有るので、いくつかの霊場を巡り、“これだけ巡った”と達成感がある。が、それ以降は比較的次の霊場までの距離が長かったり、山の頂に有ったり、難所が続く。巡っていると、どういうコース取りをしたら合理的か、とか今日はここまで行きたい、といった気持ちが働き、心のゆとりを失いかける。“今日中に”とか、“何時まで”となると、そこに目標が生まれ、頭の中に時間軸が生じる。ビジネスの世界ではそれでいいのだが、巡礼の旅には要らない。時間軸と戦いながら巡礼に心を寄せて行くせめぎあいが続くのだ。

2014.4.13 『四国巡礼・その12』

タクシーをチャーターして巡礼している人が居る。2人から5人くらいのグループで1台をチャーター。4,5人だとワゴン車タイプの車だ。タクシー運転手もちゃんと巡礼作法を行っている。さぞかし費用がかかるだろうと思って運転手の人に話しかけてみた。概ね7日から8日の日程で一巡するという。歩き遍路だと50日から60日、費用も60万円くらいかかるが、タクシーだと、ひとり20万円から30万円だという。費用と時間の面で合理的だ。タクシーの運転手は道も良く知っているし、寺のガイドもしてくれるから、利用者にとってはメリットも大きい。その商品の多くは旅行会社がマネジメントし、集客し、タクシー会社に委託するのだそうだ。タクシーの運転手は遍路客と行動を共にするから、1週間は自宅に帰れないそうだ。遍路に関わるビジネスはさまざまな展開を見せる。

2014.4.12 『四国巡礼・その11』

納経所には納経帳にご朱印を押し、墨字を揮毫して下さる方が必ず居る。お昼時間など、不在にする時にはチャイムのボタンを押し、呼べるようになっている。朝の7時から夕方の5時まで開いているから、10時間勤務となる。若い住職さん風であったり、アルバイト風であったり、ご住職さんの奥様風であったり、定年退職後に筆の技術を生かしている風であったり、年齢層や服装などもいろいろだ。お遍路さん相手にはやはり、袈裟風であったり、作務衣姿であったりすると、いただくほうも価値があるような気がする。中には延々と話しかけて下さる方が居て、あまり希望しない方向に話を展開する空気を読まない方もおられる。まっ、人間社会だから仕方が無いか、と思いつつ巡礼の場に求める雰囲気を重視するのも重要な霊場の有り方ではないかと思える。ここに齢90歳以上、寺の身内の方と思われる女性の方が座ってお手伝いをしている姿を数か所で見た。おそらく、寺の大おばあちゃんで、代金を受け取ったり、土産品の店番だったり、たくさんの人にお会いして、役割を持って働いていることで元気を維持しているのでは、と思えた。超高齢になっても社会参加できる、なかなか素晴らしい光景だった。

2014.4.11 『四国巡礼・その10』

古い寺ではどこに行っても山門のあたりでプ〜ンと臭うアンモニアの香り。比較的新しく造営したところではこれ無い。いわゆる“田舎の香水”の匂いだ。トイレは水洗式になっていないところがある、いわゆるボットン便所だ。不快でもあり、田舎育ちの筆者には懐かしくもある。しかし、観光化された巡礼の旅では田舎の香水の香りはなかなか 馴染んでもらえないだろう。匂いはすれども、きちんときれいに掃除された気持ち良いトイレと、掃除どころか、便器が茶色がかって枯葉が中に入っているところ、これだけで寺の格がわかろうとうもの。山門や境内はきれいにしてても、これはいただけない。巡礼者に対するホスピタリティの精神からすれば、こういった細かい配慮をすることは必須だろう。手水舎もそうだ。はじめの一歩で手や口を清めるところなのに、不潔だと思える寺がいくつかあった。

2014.4.10 『四国巡礼・その9』

道の途中で、“四国霊場88か所番外”という大きな看板の寺があった。立ち寄ってみると、88か所には入っていないが弘法大師にゆかりがあるエピソードがある寺で88か所に“公認”されていない寺が9か所あるとのこと。今回は、このうち2か所に行った。88か所と違うのは、納経帳に朱印と墨字を書くページが無いこと(余白のページがあるので、そこには戴いても良い)、納経所でいただくお姿(ご本尊を印刷した小さな短冊)に88箇所の印字が無く“番外”と印刷されている。そして、今年は弘法大師が88か所霊場を拓いて1200年になるというので、記念の赤色のお姿を発行しているのだが、ここにはそれが無い。巡礼者に対する番外霊場の扱いは実に心温まるものがあった。88か所として選ばれた格を誇る寺と、番外であるためにいつも引け目を感じている寺格から来る巡礼者への思いの違いだろう。人間社会と同じで、人が向こうから近づいて来るようになると鼻もちならぬ行動をとったりする人がいる。こっちから寄って行くようだと、相手に思いを巡らせる。おもてなしの原点は、寺も人間も社会も同じようだ。

2014.4.9 『四国巡礼・その8』

朝7時に山門が開く。開くとは言っても門扉などは無い。その時刻にお遍路さんが行動を始める。納経所の人は7時頃から座って巡礼者の対応をして下さる。中にはフライングして6時半頃に寺に入る人も居るようだ。少しでもたくさんの寺を1日に廻りたい、との心理は誰でも同じだろうが、他ならぬ巡礼だから、ルールは自ら守らねければならない。同じルートを同じペースで巡っている人と良く会う。自然に挨拶したり話が弾んだりする。これも巡礼のいいところだ。みんな同じ目標を持っているから心が許せる。さまざまな話が聞ける。年配のご夫婦が男の子2人のお孫さんを連れて巡礼している姿を4回くらい朝いちばんに見かけた。姿もお経も様になっている。孫たちには歩きながら自然にいろんなことを教えている。こういう孫育てもあるんだ、と心に残った。果たして自身は3人の孫にそういうかかわり方をしているだろうか。お遍路さんから大きなことを学んだ。その方々と多分これが最後の出会いになるのでは、という予感から、60番札所・横峯寺で、お湯を沸かし、こどもたちに温かい卵スープ、おじいちゃん、おばあちゃんにホットコーヒーを入れて差し上げた。こういうことを四国ではお接待というらしい。少し話が弾んだが、この方の納札は金色、これは50回以上巡礼いている人しか持てない納札、素晴らしい方に巡り合えた感動でいっぱいだった。

2014.4.8 『四国巡礼・その7』

寺の景色がそれぞれみんな違っている。数百年を経ているだろうと思われる柱が風化して苔が生えた古い山門、立派な石組みで完成したばかり、といった近代建築の山門、目立つものは何もないけど、小奇麗に巡礼の人を迎えられるよう配慮がされた境内、案内表示が何も無く、手水舎や大師堂を探すのにひと苦労の寺、志納金を集める立札ばかり 目立ち、全体的に殺風景で乱雑な配置の境内、それぞれの寺格もいろいろだ。これは、巡礼に対する寺のマネジメントの違いなのだろう。しかし、新造営したピカピカの建築よりも、侘び寂びの雰囲気がある質素な境内のほうが巡礼には似合う。聴くところによると、巡礼寺は檀家を持たないところが多いので、寺の経営は大変らしい。3月末は四国各地で桜が一斉に満開になった。桜がまた巡礼には似合う。どこの寺も必ず山門や本堂前など、一番いい景色のところに桜がある。心を満たしてくれる景色だった。

2014.4.7 『四国巡礼・その6』

多くの巡礼寺には檀家が無いそうだ。巡礼専門の寺として1200年の間継続しているから、境内にお墓があって、多くの檀家が集まれる本堂の広間がある、ということは無い。巡礼寺というのは、弘法大師が開いた全国から集まるお遍路さんが修業をするためのお寺なのだ。従って、寺と地域社会の繋がりがどうも薄いのではないか、という気がした。3日目にとてもおもしろい光景に巡り合った。巡礼寺を結婚式の直後、といった感じの和装の若い二人とスチール・、ムービーのカメラマン、それにメイクさんが歩きながら写真を撮っている。巡礼寺で挙式?と思ったが、そうではなく、巡礼寺の桜が満開になった頃を狙って若い二人が結婚の記録を収め収めているようだった。からりと晴れた青空の下、桜と共にきっといい映像が撮れたに違いない。

2014.4.6 『四国巡礼・その5』

歩いて遍路行をしている人が多い。そのうちの半分は独りで、半分はご夫婦のようだ。全てを巡るには時間がかかるから、現役のサラリーマンや商売をしている人は無理だ。従って、会社を定年退職した人や学生など、時間をねん出し易い人が対象となる。若い人は皆無だから、60歳以上と思われる方が多い。二人で、1600キロの行程を歩き とおす強靭な体力と精神力を持たれた方々に感銘した。中には次の寺まで50キロも離れた、しかもアップダウンの連続の道がある。道中車が多くて、狭くてカーブが多い道やトンネルの中は大変だ。交通事故は無いのだろうか。遍路道で国道などにはグリーンのラインがひいてあり、お遍路さんが通りますよ、とドライバーに教えてくれている。 海岸沿いの道など、歩道は無くて危ない。路上には1キロごとに大きな数字が書かれている。歩いている人に見えるように、車から見たら横に書いてある。この数字ひとつが1キロ、歩いている方には大きな勇気になるに違いない。歩きお遍路さんは車で来たお遍路さんより、表情が良い。それはフルマラソンをゴールした人の顔と同じ達成感に 満ち溢れている。車の人は次の霊場にサー〜っと行ってしまうが、歩きの人はゆっくり境内を散策したり、じっくり霊場の雰囲気を味わっている。

2014.4.5 『四国巡礼・その4』

納経所は朝の7時から夕方の5時まで開いている。ここには、寺の住職さんだったり、その奥様だったり、筆の立つ寺の関係者だったり、パートで雇われている感じの人だったり、いろいろだ。毎日毎日数百人分の揮毫をする。朱印を3か所と、筆で“奉拝”、“本尊の名前”、“寺の名前”を達筆な字で墨書する。デザイン的にみると、カッコいいのだ。一人あたりに掛ける時間は30秒くらいでスラスラっと書く。実に手際が良い。納経帳を差出し、書いてもらい、合掌して推しいただき、お代300円を支払うまで3分くらいだ。書き手の方は言う。「午後3時頃になると、相当疲れるんです。でもねぇ、せっかくお出でいただいたお遍路さんですから、心を込めて…。」と。寺の人も人間、いろいろな方がおられる。納めた300円を箱に無造作に放り投げる人、朱印の押し方が事務的にバンバンバン!とやる人、墨が濃すぎて紙に沁み込ませる人、挨拶しても無言の人、まっ、人間だから仕方がないか、と思いつつ、お遍路さんから見た寺の価値が半減してしまう。お遍路さんが満足するような寺の対応、寺のCS(Customer Satisfaction)もちゃんと考えたほうがいい。

2014.4.4 『四国巡礼・その3』

巡礼をする人は、さまざまな思いで88か所巡りをしながら般若心経を唱えているのだと思う。好奇心の行脚である筆者は、何かうしろめたさを感じながらも、作法通りに山門で合掌し、手水洗いで手と口を清め、本堂、大師堂で般若心経を唱える。最初は声を出すのも恥ずかしい。姿かたちがばっちり決まって、朗々と唱えている人の隣で気持ちも萎縮してしまう。唱え終えると、納経所に行って納経帳に墨字と朱印をいただく。この揮毫に300円を納める。そして山門で合掌しておしまい。ここまでが1か所の寺で行う作法だ。般若心経は1か所で2回唱えるから、少しずつ慣れて来るし、大きな声が躊躇なく出せるようになって来る。20か所、30か所と巡るうち、不思議に、あたりのことが気にならなく唱えられるようになり、唱えることだけ考えて、俗世間のことが頭から消えて行く。だんだん無の境地になって行くのが不思議な感じだ。他のお遍路さんとも会釈をしたり声掛けしたりする機会が増える。同じ人と違った寺で数回会ったり、顔なじみになったりする。不思議な同じ行動をしている一体感だ。このような人が四国の遍路道にたくさんいる。四国はお遍路さんの気がみなぎる不思議なパワースポットだった。

2014.4.3 『四国巡礼・その2』

四国の経済はお遍路さんによって成り立っているところが大きい、ということがわかった。お遍路さんの仕組みは、さまざまなところで四国の経済に観光資源として大きなインパクトを与えている。たとえば、歩いて結願(けちがん:すべての寺を巡り終えること)をするには、交通費はかからないが、宿泊費、装束代、食事代、賽銭、納経などなどで50万円から60万円かかるという。加えて家族や友人への土産ものなど、四国に落ちるお金は莫大だ。因みに観光会社がタクシーやバスをチャーターして7日から8日間でひと廻りするツアーは20万円から30万円らしい。歩くほうがお金がかかる、というのは変な気がするが、距離が長くて日数がかかるから宿泊費が膨大だ。寺や門前町などではさまざまなグッズが売られている。旅行会社やホテル、旅館、民宿などでも数多いツアーを企画している。お金と時間が無いと巡礼はできないのだ。お遍路さんは四国の経済に大きな貢献をしている。

2014.4.2 『四国巡礼・その1』

3月末に四国霊場巡礼をやって来た。そんなに信心深いわけではない。弘法大師様に何か祈願や懺悔をしなけれならないわけでも無い。深い意味が有ってこれを実行している人には申し訳ないが、好奇心と健康と幸せに感謝の気持ちから、と言ったほうがいい。88か所の霊場巡りは、全長1600キロにもなり、これを歩いて行うと50日から 60日かかるというから、長期間の日程確保が難しいことから、歩いての巡礼は無理、車での巡礼となった。四国4県を海岸沿いに時計まわりに1周するが、国道沿いには寺は無い。寺が有る風景を想像すれば見当は付くが、街中からはずれた里山のあたりだったり、険しい山の頂だったりする。車で行っても、駐車場に停めてから1キロも山道を歩くところとか、ロープウエイで行かなければならないところがある。それぞれの寺を巡る中から見えて来たことを何回かに分けて書いてみたい。

2014.4.1 『門出』

4月1日、新入生、新入社員が門出する日だ。♪ピッカピッカのいちねんせい、というコマーシャルが昔有った。筆者は自分の分、子どもたちの分がすでに過ぎ去り、当事者ではないが、お子様を持つ親御さんはさまざまな思いが脳裏をよぎり、感慨深い日になることだろう。小学校の入学式と言えば、桜が似合う。東京ではタイミングよく満開となった。ランドセルを背負った初々しい1年生が桜の下で記念撮影をすることだろう。新入社員も初めての出社の日を迎える。新しいスーツ姿は、誰から見ても一目で新入社員とわかる。なんかしっくりと身体にフィットしていないのだ。この日の首都圏の通勤電車はものすごいラッシュとなる。乗り方の要領を得ない新入社員たちが混雑に拍車をかける。日に日に慣れて来てまた平準化するのだが。希望に燃えた、これからの社会を担う新入生、新入社員たちを応援して行きたいものだ。

2014.3.31 『金儲けよりも人儲け』

お金があるのに越したことは無いが、お金を儲けることだけに奔走している生き方は、果たしてそれでいいのだろうか。 儲けたお金をどう使うかでその人の価値が決まる。金儲けは悪いことではない。しかし、人儲けは金儲けよりも大事な ことだ。その人の人生をさまざまに彩ってくれる要素はお金よりも人のつながり、人脈だ。人儲けとは、そういった 人のつながりづくりに努力し、人生を豊かに幅広く暮らすことを言う。アベノミクス効果で少し景気が上向いたと言って 喜んでばかりはいられないのだ。




2014.3.24 『あたりまえ』

井村和清さんの詩に『あたりまえ』という作品がある。

あたりまえ
こんなすばらしいことを、みんなはなぜ
よろこばないのでしょう
あたりまえであることを
お父さんがいる
お母さんがいる
手が二本ある足が2本ある
行きたいところへ自分で歩いて行ける
手を伸ばせばなんでもとれる
音が聞こえて声が出る
こんなしあわせはあるでしょうか
……
と続き、最後に、

そのありがたさを知っているのは、
それを欠くした人たちだけ
なぜでしょう
あたりまえ

と結んでいる。そうなのだ。日頃、普通にやっているあたりまえのことが幸福であることなのに、 悲しいかな、もっと多く、もっと楽に、もっと欲しい、もっと早く、もっと近くに、もっともっと と欲求がエスカレートして行くのが人間の欲望だ。当たり前のことを感じながら暮らせればいいのだが、なかなか難しい。

2014.3.23 『仮想水』

直接摂取する水ではなく、食物を生産するために必要な水を仮想水という。たとえば、牛1頭を成牛に育てて肉として食べられるようになるまで、1キログラム生産するのに100トンの水が必要、穀物1トンを生産するのに必要な水は1トン必要、といったデータがある。日本は牛肉を年間90万トン輸入しているそうだが、計算してみると、そのために必要な水は90億トン、これは、国内で消費される水道水の合計とほぼ同じ、というデータになる。考えてみると、目に煮えないカタチで大量の水を外国から輸入していることになる。これを仮想水という。因みに、穀物の年間輸入量は3千万トン、仮想水にすると、300億トンになる。水の確保のために国際紛争が始まる、など本当にあることなのだ。

2014.3.22 『熟成料理』

密かに人気の熟成料理。肉、野菜、魚などを熟成した料理を出すレストランが人気だ。食物を熟成すると、旨みが増し、香ばしいほど良い味になり、病みつきになる。熟成とは、ある一定の環境下に一定期間貯蔵し、食物のアミノ酸の量を増やし、でんぷん質が甘味に変わる現象を誘発すること。食材の旨みが増し、味に深みが出る。肉や魚の燻製、糠漬やピクルスなどもこの類らしい。忙しい現代社会ではこんなことまでして家庭で料理をつくる人はまれだから、専門のレストランが流行るのもわかる気がする。忙しいとは言っても、生きるためには食べることが必要。朝の連続ドラマ「ごちそうさん」のように手間暇かけて料理を熟成して本物を味わうことも、現代人には必要だ。

2014.3.21 『ユマニチュード』

筆記すると Humanitude、読みは ユマニチュードとなる。フランス語読みだ。スペルにHumanが入っているから、何か人間に関することだろうな、と想像が付く。この技術、フランス発祥の認知症患者に対する接し方のことで、国内でもすでにいくつかの病院で実用化されているそうだ。認知症高齢者の表情が豊かになり、自発的に目標を持って立ち上がったり、言語が明瞭になったり、と効果があるそうだ。“相手の目を見て話す”、“ゆっくり明瞭にわかるように話す”、“身体に触れる”、“立つ”を実行することで、認知症の進行改善につながった事例が多いということだ。認知症の高齢者は65歳以上高齢者3,100万人(国内人口の24%)のうち、470万人(15%)というデータがあり、今後はもっと増えると見込まれる。すぐにでもできそうな技術、患者にとっても介護する側の家族や地域にとっても朗報だ。

2014.3.20 『被害者の声冊子』

千葉県警は振り込め詐欺に遭った被害者の声をまとめ、 資料化した。9人の実在する被害者の切実な声がまとめられている。その他、このページには実際の犯人の声やどんな会話が成されているかがつぶさに掲載されている。この文を書いている傍らにテレビが有るが、ニュースでまた1000万円を見ず知らずの男に手渡し、あとで息子に電話を入れたら、息子は「そんなことしていない!」ということで騙されたのがわかった、という報道をしている。警察や自治体や銀行など、あらゆる施策を打っているのだが、犯人の周到な騙しのテクニックはそれを上回る。被害者は高齢者が全体の6割以上という犯罪だが、自分で自分を守らなければ一生かかって貯めた老後のための虎の子を一瞬で失ってしまう。今までの総被害金額は6兆円を上回ると いうすごい金額になるそうだ。

2014.3.19 『自殺対策強化月間』

3月は自殺対策強化月間 。内閣府がこの施策を推進している。依然として減らない自殺者の数、年間3万にを超える現象がここ15年続いている。筆者も友人を亡くした経験がある。結婚4年後、奥さんと2歳の男の子を残して亡くなった彼の葬儀はいたましいものだった。自ら命を絶つ理由はいろいろあるかもしれない。その道しか無くなり、退路を絶たれての異常な心理状態かもしれない。しかし、この世に神の力で生を受けたからには、命は無くしてはいけない。 新潟県など、各県単位、市区町村単位に様々な施策で自殺予防を呼びかけている。地域社会が心に病を持つ方々を支えて行くことが良い方向へと進んで行くのだ。

2014.3.18 『消費生活センター』

日常の消費生活でさまざまなトラブルが有った時には、消費生活センター に相談すればいい。世の中のすべての商品が性善説で流通しているとは限らない。詐欺まがいの商品が実に多い。その多くは店頭販売ではなく、訪問販売や電話での勧誘だ。こういったケースだとか、信用のあるメーカーが販売した商品のトラブル(車や家電のリコールなど)などの時も有効だ。今消費者センターが特に力を入れているのが電話による詐欺、代表的なものがオレオレ詐欺や還付金詐欺などだ。先日、県の消費者センターが開催した消費者トラブルの講演会を聴く機会があった。「信じるな オレという名の 偽息子」、「還付金 ATMは 使いません」、「これあげる あれあげるで 買わされる」、「ネット社会 何もかも 知られてる」という川柳が心に残った。消費者トラブルに巻き込まれないよう、自分自身が気をつけていなければならない。怪しいと思ったら消費生活センターに相談することが必要だ。

2014.3.17 『人生はひとつのチャンス』

マザーテレサは、[人生はひとつのチャンス、人生から何かを掴みなさい]と教えている。卒業シーズン、幼稚園、小学校。中学校、高校、大学、とそれぞれの節目があり、その時に様々な決意をする。3.11から3年目の日の日刊紙朝刊で東北の高校を卒業する若者たちの夢が特集されていた。中学を卒業する時に大災害に遭遇した若者たちの夢は、災害に立ち向かう職業を選んだ人、人に寄り添う仕事に就くために専門学校に行く人、漁師の父親に憧れ、後を継ごうと決意した人、大学に進学して看護師の道を歩みたいという人、あの災害を契機に自分の夢を明確にした爽やかな若者の姿が紹介されていた。災害という大きなリスクを夢につなげるチャンスを持った若者たちを応援して行きたいものだ。

2014.3.16 『思ってもみない言葉が出る』

政治家が失言をし、個人や団体などを不愉快にし、その失言を取り消したり、真意は〇なんだよ、と言い訳をするシーンを良く見る。某国営放送局のトップがいろいろ物議をかもしたり、内閣法制局のトップが政治家と衝突したり、いろいろと発したことばの問題で事件になることがある。言葉は人そのもの、だ。要するに普段考えていないことが咄嗟に言葉に出て来ることなど無いわけで、人間だれしも理性が有るから、そこにはいつも蓋をしているが、何かの拍子に頭をもたげ、ひょいっと出て来る。これが失言なのだ。ことばは人そのもの、事後言い訳しても取り消しても、そう簡単に消えるものでは無い。相手に対する心の働きが言葉だ。ことばの傷は刃物よりも鋭い。言葉を大事にして行きたい。

2014.3.15 『心理と距離』

相手との距離が、遠いよりも近いほうが親近感がある。同じ部屋の中に居ても、すぐ隣に居る人のほうが5メートルくらい離れた人よりも心理的にも近い気がする。相性の良い人には近づいて行くし、苦手な人には少し距離を置く。精神的な距離は物理的な距離に比例するのだ。アメリカの心理学者が研究した“心理と距離の関係”というデータがある。それによると。社会的距離=3.6メートルから7.5メートル、これは逃げられる距離で、公的な人物との距離らしい。1.05メートルから3.6メートルはプライベートで無い用件の時、社交的集まりだそうだ。フムフム、確かに立食パーティーの時なんか、そんな感じだ。45センチから1.05メートルは、相手の表情が見える親密距離、15センチから45センチは手で相手に触れられる親密な私的距離だそうだ。なるほど、日常私たちはこういった距離感を保ちながら社会生活を営んでいるのだ。そしてその距離感はいつも一定ではなく、時と場合によって使い分けている。それができない人をKY(空気読めない:もう死後かな?)という。

2014.3.14 『キヌア』

アカザ科(ほうれんそうと同じ)の植物で、南米の2500メートルほどの高地で栽培されている植物だ。このキヌアが今隠れた人気らしい。この実が穀物として食べられる。栄養価が高く、白米と比べると、鉄分が9倍、、カルシウムは6倍、カリウムは5倍と、その栄養価が優れているという。国内でもエスニック料理などを扱うレストランなどでメニューとして重宝しているようだ。最近はファミレスなどで食時をする時、「ご飯は白米と十穀米がありますが、どちらがいいですか?」などのサービスをするところも増えている。南米産の穀物、利用が増えて来そうな気がする。

2014.3.13 『4つのR』

ごみ問題を考える時、4つのRというのが出て来る。大量消費、大量廃棄の現代社会、消費者はゴミになるものも含めてコストを払っている。そしてこれらのゴミが税金で焼却されている。焼却される前のゴミ収集のコストももちろん税金だ。もし、このコストを負担しなくても良いとしたら、自治体の財政もかなり負担が無くなる。Refuse=ゴミを出さないこと、Reduse=ゴミの量を減らすこと、Reuse=ゴミを再利用すること、Recycle=ゴミを再資源化すること、これらの単語、様々なところで使われるようになった。たとえば、スーパーに行く時にマイバックを持参することはかなり普通になった。レジ袋が削減されればReduceになるし、製造コストも減らせる。毎日の暮らしの中で少しの工夫と負担でゴミを減らすことは簡単にできる。生ごみなども収集車に出さないで肥料化できる。わが家の菜園はコンポストに入れた台所ごみから立派な野菜ができる。4つのRを意識していれば、原発の阻止にもなる行動だ。

2014.3.12 『豊かだが貧困』

今の世の中、物が豊かだ。景気が冷え込んでいるとか消費税が上がって困るとか言ってもお金さえ出せば物でも福祉サービスでも、何でも手に入る。こんなに物が豊かな時代にあって3つの貧困があるという。ひとつめに、生活の貧困、これは日常生活で自分で工夫して物をつくらなくなったということ、自分の手で紡ぎ出した自然の素材でできた生活の道具が少ない。2つめに、文化の貧困、文化は生活の中から生まれるから、地域性が有って当たり前。だが、今は全国どこへ行っても金太郎飴のような特徴の無い文化がはびこっている。3つめに交流の貧困。地域で様々な年代の人や職業の人たちの交流の場が少ない。バーチャルな交流ばかり多くて生身の交流が無い。これらの貧困、努力すればまだまだ回復できるのだ。今のうちに, 意識して何とかしないとけない。

2014.3.11 『忘れてはならない』

3年前のこの日、午後2時46分、それぞれにこの日のことが蘇るだろう。今まで経験したことが無い大きな揺れが地鳴りと共に断続的に続いた。そのあとの信じられない津波がなにもかも飲み込んでしまった。更に安全神話で塗り固められて来た原子力発電所の事故、何もかも価値観が変わる事態だった。あれから3年、まだ深い傷跡が残る被災地。物理的には道路ができ、かさ上げした土地が造成され、建物が建ち、復興が進んでいるように見える。しかし。マスコミで取り上げられる機会の減少、政治の世界では景気の浮揚策ばかりが議論され原子力発電所の再稼働への準備、などあの日を忘れようとするがごとくの動きが加速する。喉元過ぎれば…であって欲しくない。

2014.3.10 『子育ての悩み』

子どもに対するDV(虐待)が全国の特に都市部の自治体で問題になっている。各自治体では児童福祉部局を中心に若いお母さん方のケアに乗り出した。子どもを産んだは良いが、どう育てていいか分からない、子どもはぐずるし、どう対処していいかわからない若い母親が子どもに暴力をふるったりせっかんをする。保健所が実施する検診などに出席しない、などが顕著になり、この対応に頭を悩ませている。母親が孤立し、引きこもりがちなケースでは、家庭を訪問しても会ってももらえない、ということも多く有るらしい。昔は核家族ではなくて、じいちゃん、ばあちゃんが家に居て、子育ての手順や対応の仕方をきちんと伝えたものだった。地域で子育てをしたから、みんなで見守った。そういった地域社会が成立していないところが都市部の盲点だ。お金を出せば何でも解決する時代だが、支え合いの精神はお金では買えない。地域のつながりが、いざという時に力を発揮するのだ。

2014.3.9 『映画・天心』

明治の初期に廃仏毀釈令が出、多数の寺や仏像が焼かれた歴史がある。これに敢然と挑戦したのが画家の岡倉天心。東京美術学校(現在の東京芸大)の校長になったり、横山大観、下村観山などを育て、日本の近代美術史に大きな足跡を残した。その岡倉天心を描いた映画天心が公開されている。 北海道から大阪まで国内11劇場での上映だが、静かにファンを増やしている。経済的な対価を求めることなく、純粋に日本画や日本の芸術を考え続け、清貧の中から輝く日本画家を育て上げた志に打たれる映画だった。作曲の偽装、書道展の偽装など、カネに絡んだ汚れた芸術行為をする人たちには、爪の垢でも煎じて欲しい内容だ。

2014.3.8 『ボランティア』

日本の社会でボランティアの潮流が大きくなったのは、1995年の阪神淡路大震災がきっかけだった。それまではボランティアと言えば、一部の奇特な人が滅私奉公的にやっているようなイメージだった。ボランティアという用語ではなく、“奉仕”という使われ方がされて来た。ボランティアには、今でも「無償で何かを行うこと」という使い方がされることがある。「これ、ボランティアでやってよ!」と言った場合、「ただでやってくれよ」という意味になる。「ボランティアなんかする柄じゃないよ」と言ったら、社会貢献の気持ちが有る一部の人がやる行動、という意味になる。本来のボランティアとは、自分が心からやりたい、と思って対象(人だったり、自然だったり)に対して気持ちや時間やお金を使える行動のことをいう。自分の外から強制されるものでは無い。 生活の一部としてボオランティアを位置付けている人は、「自分が楽しくてやっているんです。」とか、「いっぱい学ばせていただいています。」という。何の気負いも無い。間もなく3.11の東北大震災から3年、今でも仮設住宅暮らしの人ややふるさとに帰れない方々がたくさん居る。このことを思い、自分でできることでボランティアをしたいと思う。

2014.3.7 『ロボットスーツ』

ロボット技術が福祉や医療現場でこれから大いに活躍しそうだ。ロボットと言えば人の形をして動いたり運動したりする機器を想像するが、工業用ロボットと言えば、生産現場で溶接をしたり組み立てをしたり人間の作業に変わって人間をサポートする機械を言う。福祉や医療の現場では、リハビリを受ける人がこのロボットスーツを手や足などに装着すると、筋肉や関節の役割をして動きをサポートするというもの。身体の一部の機能をサポートするわけだ。ウエアラブル端末などは、昔見たウルトラマンの映画で腕に付けた時計型の端末で会話をしたり何かをコントロールしたりできる夢の機械だったが、この技術はもう実用化され出して来た。IT技術は留まるところを知らない。

2014.3.6 『魚介エクセレントマーク』

水産庁が輸出用魚介に付ける ロゴマークを2月初めに発表した。「Excellent Seafood Japan」がキャッチコピーだ。阿部政権では、2020年までに農林水産物と食品の輸出を1兆円にするのが目標、とのことで、水産物がその柱。海外で人気の日本食に、特に寿司などに使ってもらおうというために考案したそうだ。クール・ジャパン計画がこのような形で推進されるのは望ましいことだ。間違っても食品偽装などで泥を塗ることの無いようにして欲しい。ところが、2月末に福島県で採れた魚を放射線測定したところ、基準値を上回った、というデーが発表された。残念な結果だが3.11事故の対応も含めて政府はあらゆる手段で食の安全を確保してもらいたいものだ。

2014.3.5 『世界水の日』

3月22日は世界水の日(World Water Day)だ。1922年に開催されたブラジル・リオデジャネイロでの地球サミットで提案され、翌年の国連総会で決議された。ユニセフ発表のデータによると、世界中で安全できれいな水を飲めるのは6人にひとり、という。中東戦争の原因のひとつに水利権の問題があった、という話もあるくらい、水に関する紛争は多い。日本は降雨量が多く、地形的にきれいな水を確保しやすいが、それでも国内では水利権争いで水道の水が確保できるかできないかの瀬戸際に立つ自治体があったりする。水ビジネスでも日本の淡水化技術を海外に売り込んだりしている。湯水のごとく、ということばが有るが、水は生活に欠かすことができないので大事に扱わなければならない。

2014.3.4 『サラ川』

第一生命が毎年募集する サラリーマン川柳今年も世相を反映するおもしろ作品が集まった。サラリーマンらしく、職場の人間関係や新入社員との文化のギャップを詠んだものが多い。世相を反映したものも多く集まる。今年はLINE、NISAなどの製品名、フナッシーなどのキャラクター名が出る。毎年、ついほくそ笑んでしまうのが、男性サラリーマンの家庭での夫婦関係(力関係)、妻からいたぶられるとか、妻の行動に対するチクっとした見方を詠んだ作品だ。会社で上司と部下の間で苦しめられ、家に帰れば帰ったで最愛の妻や家族から無下に扱われるサラリーマン諸氏の行き場所を考えてあげたくなってしまう。共感と哀れみを込めて味わうとおもしろい。

2014.3.3 『ケアマネージャー』

福祉現場で働くケアマネージャー、厚生労働省が介護保険制度の実施で編み出した資格だ。介護保険制度の実施とともに資格制度が出来、各県単位に認定することになっている。全国で14万人が従事しているそうだ。福祉現場で働く人の給与面、労働環境はとても厳しい。特に薄給の割には交代制勤務などがあり、従事者は多いのだが、他の施設に転職するとか、福祉の仕事への情熱は持ちつつ、他の職種に転職する人が多い。ケアマネージャもそのひとつ。今般問題になったのは、高齢者のケアプランを作るケアマネージャが、施設の利益を生み出すために過分なケアプランを作っていた、という問題。入居者はそれに従ってサービスを受けていたら、適正な健康が維持できなかった、という本末転倒なできごとだった。利益を求める施設側とケアマネージャがつるんでお手盛りサービスをしていた、というもの。利用者の健康が損なわれ、介護報酬が過剰に支払われ、税金も無駄に使われていたわけだ。福祉の偽装も有ってはならないのに…。

2014.3.2 『BMI表示』

食べる量の指標として使われているカロリー表示が変わるらしい。食事の時やお菓子など食べる時、〇キロカロリー有るか?ということを気にしながら食べ、運動して〇キロカロリー消費できる、などと考える。性別や年齢で熱量表示して必要なエネルギー量として使っていたが、厚生労働省ではこれを BMI値 で表現して健康管理してもらおうとしている。Body Mass Indexの略だそうだ。体重を身長で2回割り算して求める数値で、目標値内に有れば普通、それ以上か以下で肥満や、やせ型と判断する。適切なBMIの維持のための食事方法について健康指導ができるようになるとのことだ。ただ、カロリー表示にも慣れているので、併記の方法も検討しているという。ただ、健康管理はこういったデータを気にすることと同時に、自分の身体が今どういう状況なのかを自分で気がつけるように、常に感覚を研ぎ澄ませておくことがもっと重要なのだが。美味いものをたくさん食べたあと、測定値を気にしてサプリメントを使う、薬を飲む、などは有ってはならないのだ。

2014.3.1 『ビットコインの危うさ』

1月14日のコラムにビットコインについて書いた。自己責任で行うことでサイバー上で世界中で流通し出した仮想通貨が2日前に問題になった。政府が関与しない、法規制無し、というビットコインの取引所がすべてのサービスを停めた。これに対し債権者がこの会社の前に駆けつけた。もともと自己責任で行うシステムだから、こういったリスクを覚悟で利用していたはずだが、そうもいかなかったのだろう。投機の対象として金儲けをしていた人には許せない事件となってしまった。これからこういった仮想空間でさまざまな出来事が進んでいくことがますます増えて行くだろう。どこに居るどんな人かもわからない仮想の人や組織と情報交換や取引をして行くことには、常に危険がつきまとう。ネットの世界は便利さと同じ分の危険が潜んでいることを承知で活用しなければならない。

2014.2.28 『大雪で品薄』

2月に入って5回も首都圏での積雪。この雪で売れているのがスコップや長靴などの雪かき道具、車のチェーン、スタッドレスタイヤ、ホームセンターなどでは商品を梱包から出したところから売れて行くのを見た。雪に弱い首都圏の状況だ。備えあれば…で考えれば日頃から準備しておけばいいのだろうが、いざとなった時にあわててしまう。売れているのは物だけではないらしい。雪かきのあとの筋肉痛、慣れない力仕事でくたびれた身体を癒すためのマッサージ業界も忙しくしているらしい。日帰り温泉の中のマッサージ室、気持ちいい風呂に入ったあとのマッサージが大忙しだそうだ。ひなまつり過ぎにまた雪になりそうとの情報だ。

2014.2.27 『ネット通販』

スマホの普及とともに急激に売り上げを伸ばしているのがネット通販。通販と言えば、テレビのモーニングショーやアフタヌーンショーなどでアナウンサーなどが映像でコマーシャルし、電話で受け付ける、という過去のやり方が、今はネットの時代。今の若者はネット通販で見たものを店舗に見に行って現物確認をし、ネット通販で購入、ポイントをゲットする、という方法を取るらしい。購売意欲をかきたてる画面構成、各画面の操作性などが実によく工夫され、至れる付くせりで簡単にクレジットカードで買える。本などを購入すると、その人の購買傾向を分析して、“こういう本もあります”とか“この本を購入した人はこういった本も購入しています”といった紹介画面が出て来る。〇ッフー、ア〇ゾン、〇天などのショップでは、あれやこれやのサービス合戦だ。売上高は1兆円を超える。筆者は現金を持って店で買うタイプ、ネット通販は性分に合わない。


2014.2.21 『バレンタイン禁止条例』

14日のバレンタインデー、信頼する愛する人から2個だけチョコレートをもらった。ギリチョコでは無いからちょっと嬉しかった。すっかり日本の文化となって溶け込んだバレンタインチョコを贈る習慣、チョコレートやお菓子業界がつくりあげたものだが、国によっては、宗教儀礼から警戒するところもある。マレーシアの一部の州では条例で禁止したそうだ。イスラム教徒に教義を説明するために配ったパンフレットにこの趣旨を印刷したのだ。キリスト教の要素を含む習慣はイスラム教に合致しない、という理由だそうだ。宗教心が薄い日本人には少し理解できない行動だ。ホワイトデーなどという“おかえし”の文化をくっつけて流行って来たが、この日お菓子屋さんに、おじさんたちが義理チョコのお返しを求める姿が見られるのだ。

2014.2.20 『文化の偽装』

食品偽装や企業の決算偽装などが多い中、今度は文化偽装だ。各県が実施する書道展に実在しない人の名前で出展し、あちこちの県で賞をもらっていた、という報道があった。朝日新聞(2月15日朝刊)のスクープだが、出品者が実在しないだけでなく、違った県に出品した作品の落款が酷似しているという。日展でも、書道の部で入賞する件数を流派で調整していた、と昨年報道されたばかりなのに、また書道関係だ。いったい何のための展示会で、何のための文化なのか、企画実施される県の所管部門もノーチェックだった管理責任が問われる。税金の無駄遣いだ。形式だけでやっている文化行政など文化では無い。そういった悪しき文化はすぐに捨てなければならない。

2014.2.19 『NEET』

Non Employee Education and Training の略だ。ニートと言えば世の中では良い意味で使われていない。仕事をしないでブラブラしている若者像を想像する。このことば、T大学のG教授がつくったことばと言われているが、和声英語でネイティブには通用しない。働かず、学ばず、社会に適応できない、という意味で、確かに身のまわりにそういった若者が多い。社会になかなか適応できなく、組織の中で上手にふるまうことができず、コミュニケーションが下手な人間がたくさん生み出されている。才能はあってもコミュニケーションが下手であれば人にもまれるところに出て行けない。人とコミュニケーションできなければ、活躍の場は限られる。メールだったら立派なコミュニケーションができるのに、面と向かったら伏し目がちになる、など、地域社会の変化、コミュニケーション手段の変化など、生身の人間のぶつかり合いのなかで育っていない若者が多いのだ。子どもを地域社会の中で育てる環境が崩壊している、現代病かもしれない。

2014.2.18 『食品回収』

農薬が混入されていたアクアフーズの商品、対象商品数は640万パックだったそうだが、回収率は80%ほどだったという。メーカーでは最初、食べても毎日3回食べて1年間食べ続けなければ…などと、とんでもない発言をし、監督官庁から叱られた。こういった類の不具合の場合、メーカーの自主回収はホームぺージや新聞広告で告知をするが、どうもわかりにくい部分が多い。こういったわかりにくさが回収率にも影響することから、消費者庁では リコール情報サイトを 運営し、情報の徹底に努めている。これらの商品情報に加えて、回収方法などもわかりやすく消費者に伝えて欲しいものだ。

2014.2.17 『起承転々』

物語は起承転結がわかりやすい。初めの導入部が有って話がどんどん展開して、途中でアッという波風が立つ転回があり、最後はなるほど、という結びとなる。そういう筋書きで書かれているものが多い。転じて人生は、“起承転々”が良い、とおっしゃるのは作家の童門冬二さん。 戦国武将を通して人間観やリーダーシップ観を小説にしてシニア層に人気の作家だ。人口ピラミッドの最もふくらんだ団塊の世代(昭和23年から25年生まれ)の大量定年退職から5年ほどたったが、第二の人生を謳歌しようとしても、年金支給開始年齢が後退、もらっている厚生年金が減らされ、地域社会の有り方や社会構造の激変で、安穏としては居られない。いつまでも学んで転々とする必要がある、ということらしい。隠居のようなつもりで、過ぎ去る時間に身を任せて居られないのだ。サラリーマン時代は起承転結ではなく、結承転提(結論を先に言って、最後に提案)しろ!、と上司に言われ、卒業したら起承転々、人生は変化の連続だ。

2014.2.16 『豆腐』

「豆腐」

信仰は お豆腐のようになることです。
豆腐は 煮られてもよし
焼かれてもよし 揚げられてもよし
生で冷奴で ご飯の菜によし
湯豆腐で一杯 酒のさかなによし
柔らかくて 老人 病人の お気に入り
子どもや 若い者からも 好かれる
男によし 女によし
貧乏人によし 金持ちによし
平民的であって 気品もあり
上流へも好かれる
行儀よく切って 吸い物となり
精進料理によし
握りつぶして味噌汁の実となり
家庭料理に向く
四時 春夏秋冬 いつでも使われ
安価であって ご馳走のひとつに数えられる
山間に都会に どこでも歓迎せられる
貴顕や 外客の招宴にも 迎えられる
簡単なる学生の自炊生活にも 喜ばれる
女は特に 豆腐のようでなければいかぬ
徹した人は 豆腐の如く柔らかく美しくて しかも形を崩さぬ
味が無いようであり 味があり
平凡に見えて 非凡。

どなたの作かわからないが、京都駅のレストランのテーブルに立ててあったものを写して来た。

2014.2.15 『リコール100万台』

ひとつの車種としては空前の売り上げ台数となった、トヨタ自動車の看板車種“プリウス”。国内だけで約100万台、海外に輸出した台数、90万台だそうだ。売上、経常利益とも過去最高をもたらした人気の車に不具合が出た。モーターを制御するソフトに不具合があり、急加速すると走行不能になったり、スピードが20キロ以上出なくなったり、停車すると走れなくなったりする、という症状が多発し、リコール(回収・無償修理)に踏み切った。近頃の車はメカ部分をコンピュータが制御する、ソフトの塊になって来たから、こういったことが起きる。ソフトの不具合が部品の不具合を誘発してしまう。ソフトの不具合はパソコンなどを見ても付き物だから、走る車で起こることは恐ろしいものがある。今回のリコールは、制御ソフトの入れ替えだけで済むそうだ。命を預かる車の性能、メーカーのより慎重な製品開発をお願いしたい。

2014.2.14 『若年性認知症』

家計を支える大黒柱や子育て真っ最中の人が、ある日突然、若年性認知症に。おとしよりとは違った悩みを本人も、家族も抱えている。というケースが増えているという。65歳未満で発症する アルツハイマー型認知症 で、「若年性認知症」と呼ばれている。2009年の厚生労働省の調査だが、推計3万7千800人というデータだある。51.8歳が発症の平均年齢というから、まだまだ第一線で活躍する年齢だ。この年齢だと、子どもが高校生や大学生くらいの人が多いから、経済的にも大変になる。子どもたちや家族は、誰にも相談できない事情となり、大きな悩みを抱える。ストレスの多い社会が影響していることが多いようだが、予防するための生活習慣が提言されている。

2014.2.13 『ソーシャル・スキル・トレーニング』

子どもたちにコミュニケーション能力や社会性を身につけさせるための、「ソーシャル・スキル・トレーニング」が注目を集めているそうだ。W大学の学校心理学を研究している教師はSSTとして15年ほど前からこのトレーニングを実施しているそうだ。日常生活の基本や対人関係を学んで行くらしいが、これって筆者が子どもの頃、何もソーシャルなんて表現しなくても、地域社会の中で自然に学んだことだ。ガキ大将(筆者もその部類だった)を頂点に子どもの社会があり、それなりのヒエラルキーの中で自然に対人能力を磨き、社会性を身に着けて来た。地域ではこわいおじさんやおばさんが居て、その監視を潜り抜ける知恵を養ったものだ。今やこれが無くなったのがそもそもの原因。大人たちが経済成長に夢中になって、そういうものをそぎ落として来たツケだ。 偏差値を上げるばかりの教育は日本の未来を先細りさせてしまった。

2014.2.12 『中高年ライダー』

国道を車で走っていると、実にマナーの良いバイクの車列、揃いの革ジャンに皮ブーツ、カーキ色のパンツ、大きなバイク、ハーレーダビッドソンだ。若者のチャラチャラした騒音撒き散らしのライダーとは違い、品格がある。バイク購入者の平均年齢は48.5歳、というデータは、日本自動車工業会の平成11年度のデータだ。若い頃乗りたかったが、資金が無く、買えなかった。ず〜っと我慢してきて、ここで夢が叶った、という中高年ライダーが多いそうだ。ハーレーなんか、ベンツ1台買えちゃう価格で、それに様々なオプションを付けたら1000万円くらいのものもある。日本のメーカーも負けじとヤマハ。カワサキ、ホンダなどが価格や燃費の面で購入しやすい車種を出している。中高年のゆとりライダーが増えるのは歓迎すべきことだ。

2014.2.11 『1秒の言葉』

時計メーカーのSEIKOがコマーシャルで使ったコピーライト、心に響く。

「はじめまして」
この1秒ほどの短い言葉に,一生のときめきを感じることがある
「ありがとう」
この1秒ほどの言葉に,人の優しさを知ることがある
「がんばって」
この1秒ほどの言葉で,勇気が蘇ってくることがある
「おめでとう」
この1秒ほどの言葉で,幸せに溢れることがある
「ごめんなさい」
この1秒ほどの言葉に,人の弱さを見ることがある
「さようなら」
この1秒ほどの言葉が,一生の別れになる時がある
1秒に喜び,1秒に泣く
一生懸命・・・1秒

一期一会のこの時をたいせつにして行きたい。

2014.2.10 『大雪』

2月8日は全国的に大雪に見舞われた。都心部は雪に弱い。大学の入学試験や9日の東京都知事選挙があって、関係者は気をもんだことだろう。20年ぶりの大雪だったそうで、転倒して骨折、雪かきをして怪我、車がスリップして横転など様々なアクシデントがあったようだ。雪国育ちの筆者はこれくらいの雪は大雪とは言わない、と豪語しているのだが、9日の朝には玄関前に吹き溜まり、50センチくらいの雪が積もっていて、車を出すことができないもんだから、雪かきに追われた。3時間も肉体労働をしてしまった。田舎で少年時代は朝起きると歩く道をつけるのが子どもの日課、雪をどかすのではなく、上から踏み固めて道を確保する。 藁で編んだ踏み俵を長靴ごと履いて上から固めて行く。昔は車社会では無かったので、道は歩くスペースが有れば良かったのだ。踏み固められた雪は4月中ごろにはすべて溶けて無くなってしまうのだ。吹雪の朝などは厳しい仕事だった。

2014.2.9 『株主優待』

株を持っていると、その日の持ち株がどのような値動きしているのかで一喜一憂する。そして決算が終わると配当がある。企業の業績に応じて配当金が増えたり減ったり、無配になったりする。もうひとつ株主優待という楽しみもある。企業によってそれぞれサービスや製品などで気持ちを株主に伝える。最近ではこの株主優待を楽しみにして小額投資する個人投資家が増えているようで、書店に行くと、優待の内容、同業他社との比較などが一覧になった本が並んでいる。アベノミクス効果で少し株が上がってきたりすると社会はすぐ金儲けのことを優先して考えるようになってしまう。お金に代えられない、たいせつなものを忘れることが無いようにして行きたいのだが。

2014.2.8 『女性登用率公表』

阿部政権では、女性の社会進出を大きな課題にしている。昨年11月には、首相補佐官に山中真貴子さんを任命した。この流れ乗って、内閣府は企業のなかで女性がどのくらい管理職に就いているか、女性従業員の割合、男女別の勤続年数、育児休職がどのくらい取られているか、などのデータをホームページで公表をするという。それぞれの企業の自治権があるから、すべての企業というわけには行かないが、上場企業で公表を承諾したのは3割くらいだったという。学生が就活の参考にしたりできるらしいが、こういった公表をすることで数字的に上向きになるかと言えば、そうは思わない。根強い男性偏重の社会があるわけだから、文化を変えて行かなければならない。雇用機会均等法のような法律で枠組みをつくることで、女性の進出が結果として増えて来た実績はあるものの、結婚・子育て・家事といったことを男性も応分の負担をすることや、保育所や学童保育などの子育て環境の充実、地域で子育てをするしくみづくりなど、総合的な施策があいまって実現して行くものだと思う。

2014.2.7 『好々爺』

近頃の小さい子は、祖父や祖母をおじいちゃん、おばあちゃんと呼ばない。この呼称には、古臭い杖をついたりババシャツを着たり、古びた割烹着を来たようなイメージがある。カラオケで歌われる“孫”の歌のイメージだ。近頃は「ジージ」、「バーバ」が主流だ。団塊の世代が65歳前後だから、この世代が孫を持ち、孫が片言しゃべれるようになる世代に達した。中にはジージ・バーバも嫌って○ちゃん、大ママなどと呼ばせている人も多いが、これは論外。筆者もジージ・バーバで呼ばれている。団塊の世代はまだ若い。アイビールック、デニムのジーンズが似合い、新しい家族観を持っている。しかし、いかんせん戦後の高度経済成長期を支えて来た働き蜂、ジージになっても孫の扱い方さえ知らない人が多く、NPOファザリングジャパン などでは、イクジー(イクメン=子育てをする男子、をもじって孫育てができるジージ)の育成にあたっている。何でそこまでしなけりゃだめなの?と情けなくなるが、現状はいたしかたない。好々爺に なりたい、孫から好かれたためには会社人間を卒業してからの努力のほうがたいへんなのだ。

2014.2.6 『派遣法改正案』

阿部政権が派遣法の改正をしようとしている。厚生労働省の審議会が見直しの最終案を出した。今までは派遣者は 専門26業務と呼ばれる秘書、通訳、情報処理システム開発などの特殊専門業務以外は3年に限って派遣者を受け入れることができた。企業ではこの規定の範囲で派遣者を雇用していた。そのあとで契約社員や社員にする、という社員化を目指す法律だった。しかし、これからはこの期限が撤廃され、派遣労働者を入れ替えれば3年以上その業務に従事できるようになる。人材派遣会社は今まで働いていた人には別の仕事を斡旋することになる。正社員から契約社員、契約社員から派遣社員へと労働力が企業に都合のいいように採用の自由度が増えることで、労働者の働き方が変わって来る。ますます安定した働き方が難しくなるわけだ。2015年4月からの施行を目指すというから、正社員登用の道が閉ざされ、就活も厳しくなるだろう。

2014.2.5 『不飽和脂肪酸』

魚介類に含まれる不飽和脂肪酸の身体への効果が厚生労働省の24年にわたる研究から解明された。脳卒中や心臓病などにかかる率が、魚介類をよく食べる人のほうが死亡リスクが低い、という研究成果だ。魚への興味を引くため、業界では学校に生きた魚を持ち込み、魚とのふれあいを通じて、その効果を子どもたちに教える活動を始めた。クッキングの面では、調理が面倒という意識改革のために、3枚に下ろす方法や、生臭さを取り除く方法、などの講習会を各地の公民館などで開催している。魚類や植物オイルに多く含まれる不飽和脂肪酸、効果が大きいので、もし不足すると、発育不良、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化、集中力低下などのマイナス効果があるという。厚生労働省の研究成果は、これから食品業界で注目を集めるだろう。

2014.2.4 『祝婚歌』

詩人の 吉野弘さん の「祝婚歌」という詩に出会った。実に心に沁みる詩だ。結婚式のスピーチで引用する人も多く、この詩を餞(はなむけ)にもらった若い夫婦は、総じてその時にはよく意味がわからなかったが、結婚10数年目になってしみじみと感じる詩だ、というから深い深い意味があるのだ。吉野弘さん(故人)は酒田市の出身、47歳の時に姪っ子の結婚式で贈った詩だそうだ。結婚35年の筆者にはズシン、ズシンと心に響く。
あまりにも感動したので、ここに引用させていただく。

    祝婚歌   吉野 弘

  二人が睦まじくいるためには
  愚かでいるほうがいい
  立派過ぎないほうがいい
  立派過ぎることは
  長持ちしないことだと
  気づいているほうがいい
  完璧をめざさないほうがいい
  完璧なんて不自然なことだと
  うそぶいているほうがいい
  二人のうち どちらかが
  ふざけているほうがいい
  ずっこけているほうがいい
  互いに非難することがあっても
  非難できる資格が自分にあったかどうか
  あとで疑わしくなるほうがいい
  正しいことを言うときは
  少しひかえめにするほうがいい
  正しいことを言うときは
  相手を傷つけやすいものだと
  気づいているほうがいい
  立派でありたいとか正しくありたいとかいう
  無理な緊張には色目を使わず
  ゆったりゆたかに
  光を浴びているほうがいい
  健康で風に吹かれながら
  生きていることのなつかしさに
  ふと胸が熱くなる
  そんな日があってもいい
  そしてなぜ 胸が熱くなるのか
  黙っていてもふたりには
  わかるのであってほしい

  

2014.2.3 『節分』

呼んで字のごとく節は季節の節、季節と季節の境目が節分だ。24節季の立春の前の日を節分といい、冬と春の境目をいう。1月31日は暖かくなり、小春日和だった。身体でも感じるくらい、季節は確実に移ろいでいる。その季節の変わり目には邪鬼が生ずるとされ、これを払う儀式として節分の豆まきが始まったという説がある。最初は穀物や果物を撒いていたが、自然に、撒きやすい豆になったという。火であぶって煎った豆を福豆と言い、年の数を食べれば無病息災と言われる。筆者の年齢ではその数を食べられないから、一粒5歳くらいにしたい。コンビニではこの時ばかりと数週間前から恵方巻を販売しているが、これは、関西地方の風習、コンビニのコマーシャルで全国に広がった。恵方(平成26年は東北東)を向いて、切らない(縁を切らない)でしゃべらないで黙ってガブリと食べる、というのが福を呼ぶという。わが家では恵方巻は食べないが、豆まきを欠かさない。

2014.2.2 『花粉の季節』

そろそろ、季節が始まる。もう始まっている人も居る。グスグス、クシュクシュ、ティッシュを手放せない人が増える。筆者は子どもの頃杉林の中で育ったから今だ何の影響も無いが、症状がある人はしばらくつらい憂鬱な日々が続く。最近はスギだけでなく、シラカバ、ブタクサ(セイタカアワダチソウ)、などにもアレルギーの人が居るらしいが、スギ 花粉アレルギーが70%近いそうだ。花粉をシャットアウトするための措置はもちろんだが、悪化を防ぐために免疫機能を強くするために身体の調整をすることを医者が進めている。鼻の粘膜を健やかにするために、酒の飲みすぎを控え、たばこを避ける、風邪をひかないように気を付けるなどが有効だとか。今年は2月15日頃から花粉前線が日本列島を縦断するという。 花粉症環境保健マニュアルで環境省などで注意を呼び掛けている。

2014.2.1 『私はだまされない』

振り込め詐欺や還付金詐欺で騙されやすい人は、「私は騙されない」と思っている人がほとんどだという、この種相談に乗っている消費生活センターや弁護士の弁だ。「いや〜もしかして騙されるかも」と思っているひとは意外に用心しているのだそうだ。人間の心理は複雑なものだ。詐欺をしかけて来る相手はこの心理を応用しているのだから、理屈では無いので、まんまと引っかかってしまう。オレオレ詐欺の電話で相手をからかって楽しんでいる輩も居るから、すごいとは思うのだが、今や犯人はかなりの広域エリアでかなりのカモとなる情報を共有して潜伏しているから、いつ自分の身に降りかかって来るかわからない。とにかく、お金が儲かるとか、自分のメリットになるとか、信頼している人以外からの上手い話には乗らないこと、あわてないで一端間をおいて考えてから行動することだ。次のカモは私かもしれない、と思っていれば少なくても用心する。

2014.1.31 『愛妻の日』

1月31日はごろ合わせでアイサイと読めることから、愛妻の日となっている。これを記念して日本愛妻家協会 が日比谷公園で愛妻に対して愛を絶叫 するイベントを開催した。毎年行われているこのイベントはニュース性が有ることから、マスコミ各社で報道される。絶叫する男性の前には奥様や恋人がいる。絶叫のあとはハグをする人も。アメリカ人タレントのコメントでは、何でそういう方法で愛を伝えるの?いつも身近にいるんだから、普通の時に言えばいいじゃない!。確かにそうだが、面と向かって言うことなど恥ずかしい、黙って阿吽の呼吸でわかるんだ、と思うのは、欧米の文化と日本文化の違いだ。……でも、口に出さないと気持ちは伝わらないんだよね!そもそも愛妻家協会などが存在するのは、なかなか愛妻家であることをを行動で表せない日本人が多いからなのだ。

2014.1.30 『SEXの話題』

最近の「週刊○代」、「週刊○スト」、ネットでの若くなる薬のコマーシャルなど、SEXに関する記事は取り上げ方がすごい。そこまで書くのか!のような誌面、記事。とくに新聞の広告が毎週、大見出しで中高年のSEXを煽るような、読むだけで赤面するような大胆な記載だ。秘め事とされて来たSEXに関する情報がオープンになることには何も問題無いがあたかも高齢者のSEXを助長するような記事が多いのは、多くの高齢者の興味をひくからだろう。高齢時代を反映してのことだろうが、世の中男と女だからこういった話題は注目を浴び、タイトルで売り上げを伸ばそうという魂胆だろう。“週刊誌”としてみればマユツバで済まされるのだが、書いている記者(契約ライターだろうが)の品性、感性、価値観など垣間見てみたいものだ。

2014.1.29 『認識の違い』

自分の思いを発信しているのだが、どうも自分が思っているように相手に伝わらず困ってしまうことがある。これは、認識の違いで、同じことを言っても人によっては捉え方が違うからだ。相手に伝わらない時には、面と向かって相手に対して様々な言葉で伝え、それが伝わったかどうかを確認しなければならない。そうやって互いの理解をしていくプロセスを日常やっているはずだ。ところが、そのことがわからず、靖国神社に参拝する、従軍慰安婦問題にNHKの経営者が無知な口を出す、アメリカ大使がツイートしたことに対し反論する。このところ、政治家や人の上に立っている人たちのコミュニケーション能力を疑ってしまう事態が多く、国際社会からますます孤立して行く日本の姿勢が問題だ。コミュニケーションとは、相手と同じ立場に立って同じ土俵上で呼吸を合わせることだ。ひとりよがりの論理など、いくら説明してもそれは発言そのものをシャットダウンされたんじゃ打開策は無い。まずは日本の歴史的行動が日本人の解釈ではなく、国際的にどう受け止められているかを識ることから始めなければならない。

2014.1.28 『偽計業務妨害』

偽計業務の“業務”とは、営業や生産などの経済行為だけでなく、広く人の反復的な社会活動を指す、という意味があるそうだ。今回のマルハニチロホールディングスのマラチオン農薬の混入事件、容疑者が逮捕されたが、この法律が適用されている。49歳の契約社員が何とも卑劣な方法で会社に対する個人の怒りを報復してしまった。やりきれない怒りを感じる。このために費やされた全国のスーパー、生協、給食業者などが費やした経費やエネルギーは膨大なものになるだろう。加えて食品全般に対する信頼の問題でも消費者が被った精神的な被害は大きい。こういった反社会的行為は許されるものでは無い。

2014.1.27 『鶏削り節』

かつを節は和食の出汁として無くてはならないもの。最近開発された鶏削り節が話題だ。この新しい出汁が、埼玉県川越市にある乾物屋 轟屋が昨年の9月に商品化したものだそうだ。地元川越市内の料理屋で使われ出し、今は各地に普及し始めているという。まだ食べたことは無いが、たまごかけごはんに合うという噂だ。溶いた卵にしょうゆ、 鶏かずり節をまぜて食べると絶妙だとか。研究所でうま味成分を分析してみたら、かつを節よりもうま味成分が多かったそうだ。あまり脂身の無い鶏のムネ肉を乾燥させ、かつを節のようにカチンカチンにして削る、削ったあとの香りが良いそうだ。当初ネットで販売していたが、生産が間に合わず、今は店頭でしか買えないらしい。25グラムで300円だから値段も良い。一度使ってみたい。

2014.1.26 『あと12日』

ソチ五輪が2月7日から始まる。あと12日だ。ロシアではオリンピックを前にテロ事件が多発し、プーチン大統領は国の威信をかけて、五輪の成功を目指す立場から厳戒体制で警備を強化している。ロシア国内には様々な事情があるようだが、五輪は政治に関係しない平和の祭典、純粋にスポーツの感動を味わいたい。 日本選手団 のメダルに期待が掛かる。今回の大会ではジャンプの葛西紀明が主将、41歳で7回めのオリンピック出場、しかも今シーズン、ワールドカップで優勝など乗りに乗っている。女子でも高梨沙良の活躍が期待できる。フィギュアスケートやカーリング、その他期待が大きい種目が有る。目を離せない感動のドラマがたくさん見られることだろう。

2014.1.25 『センター入試』

大学センター入試が終わった。毎年この頃には雪が降ったり電車事故があったりだが、今年は大きな混乱は無かった。25回目を迎えたそうだ。センター入試の初期の頃の学生が今、40代になった。社会では中堅どころを過ぎて脂が乗った人生を歩んでいる。偏差値重視で育った人たちが世の中の中心になって来ている。あいだみつをの詩に、『人間はねぇ 人に点数をつけられるために 生まれて来たんじゃないよ…』とうのがあったが、偏差値を良くするための教育を続けて来た人には、ず〜〜っと偏差値中心のスタイルが続く人が多い。社会に出てからも偏差値が追いかける。ナンバーワンよりもオンリーワン、相対的な評価の軸の外にも人間としての大きな価値がある。今までセンター入試を行っていた大学では学生の総合的な人間性を見れない、ということで試験方法を変えるところも増えた。偏差値は否定しないが、これをいかに生きる力に変えて行けるか、ということのほうが大事だ。

2014.1.24 『ビットコイン』

インターネット上で流通する通貨ビットコインが相当額流通しているらしい。通貨は各国の中央銀行が管理するものだが、ビットマネーは管理者が居ないので国の経済政策に影響されない仮想通貨だ。パソコンやスマホだけで通用する自由度があって便利な反面、リスクも大きい。が、国境を越えて素早く 決済できることから、急速に広まっている。もともとはヨーロッパ中央銀行の信用不安から、ネット上の通貨に切り替える人が多かったことから広まったらしい。これに対し、各国の中央銀行では対応に追われている。中国・インド・タイでは政府が禁止令、アメリカやフランスでは警告、日本はまだ対応が決まっていない。自己責任で使う仮想マネー、まだまだ広がって行く気配だ。

2014.1.23 『コンビニ戦争』

今期のコンビニの売り上げが過去最高になったそうだ。売上高はコンビニ全体で9兆3千8百億というからすごい。コンビニと言えば、安くはないから主婦は行かない。ほとんどが男性の買い物客だった。が、最近は品揃えの充実、サービスの高度化により、主婦や高齢者もお客さんになったそうだ。コンビニエンス(便利性)が具現化され、次から次に新しいサービス。たとえばコピー機で様々なチケットの予約、プリントサービスができる。今人気なのは街角カフェ。セブンイレブンで昨年1月から始めた100円コーヒーはすでに4億杯を超えたそうだ。ちょっとトイレに行きたいと思ったらコンビニに行けば良い。そのまま帰れないから何かを買う。これから流行するのは、コンビニの中でおにぎりやパンを食べたり、コーヒーを飲んだりできるスペースができる、という具合だ。日本フランチャイズチェーン協会のまとめによると、全国に4万9千店あるそうだ。すごい。

2014.1.22 『消費税10%』

まったく〜〜!。国は国民からお金を巻き上げることしか考えていないのか!。このところ、筆者のボヤキが多くなった。8パーセントだってまだ実施していないのに、10%にする時期をそろそろ決めようという、あきれた話が持ち上がっている。国税庁さん、お金の使い道をもっと審査して、ムリ、ムダ、ムラの3ムを無くす方法を考えて下さいな。5%から8%に上げる理由だって、高齢社会で年金や福祉予算が増えるから、という説明だったはずだが、いつもまにか公共事業や軍事予算にすり替わって今年の予算だ。国債だって減っていない借金財政。企業だったらとっくに倒産のはず。65歳以上もらえる年金など減って、消費税が上がって、年金暮らしの人は生活が大変だ。アベノミクスで給料が上がったって、年金暮らしには関係ないもの。ほんとうに必要なところにお金を回して欲しい。

2014.1.21 『海底火山』

小笠原諸島に出来た新しい島が、みるみるうちに大きくなって隣の西ノ島とつながった。マグマ噴火が見えるくらいの勢いだった。見つかって以来2か月の出来事だった。地震の巣でもある茨城県地方はこのところ、震度3クラスの地震が多い。すっかり慣れっこになっているが、こういったことと関連していそうな気がする。首都圏直下型地震の出現確率が高くなっている、というニュースが有ったが、こういったことにも連動しているのではないか、と心配だ。この島、もし単独で居られれば名前が付いたのだが、西ノ島とつながったので、新島の名前は付かないということだ。TVなどでセンセーショナルな被害想定の映像が出るが、「うわっ、すごい!」と思うだけで実感が無い。とにかく、イザという時のための、物資の準備、行動の想定、心の準備などをしておくことに越したことは無い。

2014.1.20 『振り込め詐欺』

連日の振り込め詐欺、一向に減らない。騙される人はみな高齢者、しかも数千万円を支払ってから警察や消費生活センターに相談して気がつく。第三者から見れば、よくこんな大金が家の中に有るもんだ、と貧乏人から見れば信じられないことだ。たいせつな老後の虎の子は戻って来ない、という事件になってしまう。このところの単なるオレオレ詐欺ではない、巧妙な仕掛けは実に良く練られている。高齢者がタンス預金をたくさん持っていることを見越しての仕掛けを次から次に生み出す。銀行からの取り崩しやATMからの多額の送金ができにくくなって来たと思いきや、直接手渡しで現金を受け取る方法、これらの電話は中国あたりに拠点を持つ日本の暴力団関係者が、成功報酬として5%を受け取る、という説もある。独りではなく、数人が綿密なストーリーに基づいて話を展開して行くものが多い。還付金や儲け話などの甘い話には安易に乗らないことが一番の防衛になる。

2014.1.19 『プリクラの進化』

1995年に日本で発明されたプリクラ、すごい勢いで進化している。この進化が香港やデンマーで超人気になっている。世界中にプリクラ文化が浸透しそうだ。この文化は、写真を撮る若い人たちのニーズがどんどん反映されてテクノロジー進化が伴い、成長して来たのだそうだ。つまり、美しく撮れるように目を大きくしたり、顔を補正したり、色を白くしたり、足を長くしたり、と素の自分の画像を修正できるのだ。大学教授などはこの現象を「シンデレラテクノロジー」と呼ぶ人がいる。若者たちはこの機能を使うことを“盛る”と表現しているそうだ。「これ、盛ってない?」とか、「ずいぶん盛っているね」などと表現する。阿部総理が進めるクールジャパン計画の一翼をシンデレラテクノロジーとして、プリクラも担っている。

2014.1.18 『ご利益』

受験シーズン、今日18日からはセンター試験が始まる。各地の天満宮にはご利益を求めて絵馬を奉納する姿が目に入る。天満宮以外にも、スベラナイ、という縁起でJR東日本が販売してるのが、昔SLが走っていた時にスリップ防止のためにレールと車輪の間に撒いた砂をカプセルの中に入れたお守り。売れているようだ。宮城県石巻市には釣石神社というのがあり、受験の神様として君臨しているそうだ。東日本大震災でもビクともしなかったという、落ちそうで落ちない奇石があり、受験生はこれにあやかってお参りするのだそうだ。初詣の記事でも書いたが、自分の都合がいい時だけの祈願では、神様も熱が入らない。日頃から信心深い心で生活することが精神を強くし、願いも叶うというものだ。

2014.1.17 『あれから19年』

1995年1月17日は悪夢の朝だった。未曽有の震災被害、震度7の直下型地震が神戸を襲った。阪神淡路大震災という、今まで経験したことが無い広域の被害、高速道路の橋げたがなぎ倒され、民家が軒並み倒れ、港は液状化現象でズタズタ、火災が街を総なめにした。6,434人の方々がお亡くなりになった。淡路島では野島断層が牙をむいた。この野島断層は、北淡震災記念公園となって国の文化財として保存・展示されている。活断層の実物は迫力のあるもので、自然の驚異を目の当りできる。あれから19年、その16年後に東北の大震災、津波災害が起こることになる。阪神淡路で経験した地域の助け合いやボランティアの有り方がその後のNPO法の施行となり、災害ボランティアの有り方が議論された。何年たっても、災害現場を体験した方々の苦しみやつらさは癒えるものではないだろう。しかし、神戸、東北としっかり地に足をつけて復興に力を注ぐ人たちをいつまでも応援して行きたいものだ。

2014.1.16 『原発論議』

東京都知事選が実質的にスタートしている。世論を2分した原発論議が争点になっているようだが、首都の知事選とはいえ、原発の是非が政策論の焦点になるのは、知事選として果たしてどうなのかと疑問になる。教育、福祉、環境、まちづくり、2020オリンピックに向けたビジョンなどの身近なことが政策論争になるのならわかるのだが。原発の是非論議は大いに進めるべきだが、首都の知事選の課題にしては、有権者としても複雑な思いに違いない。筆者は原発には反対の立場であり、代替エネルギーの推進と右肩上がりの経済政策ばかりではない、お金に替えられない幸せ論経済に転換することを望んでいる。だいたい、自然界に存在しないものを人間の力で生み出し、運用して行く、なんてことは、大自然からの大きな仕打ちに遭う、という法則を無視した原発など、人間に真の幸せをもたらすとは思えないからだ。

2014.1.15 『遊びから学ぶ』

近所で小学校低学年らしき子どもが5人で遊んでいるのを見かけた。今はあまり目にすることは無い、集団で遊ぶこどもたちの光景。筆者たちの子ども時代のことを思った。昔のこどもの遊びは、ガキ大将を頂点とするこども集団の遊びだった。そこにはこども社会のルールがあり、自然を相手に危険なこともあったし、年長や同年の相手との距離感を考え、こどもながら思いやりの精神なども学んだ。大人も子ども社会には一線を画しみんなが暖かい目で、地域として見ていた。今の子どもの遊びにはそれが無い。こどもたちの遊びはテレビゲームに見られるように、点数を稼ぐゲームが主流だ。身体は使わず、集団で何かをするわけでもなく、地域で叱る大人も居ない。これじゃ、まともな体験を経ないで大人になってしまう。コミュニケーションや人付き合いが下手な大人が多いのは遊びを通した人間形成がされて居ないことも原因のひとつだ。

2014.1.14 『平常心』

緊張すると平常心が保てなくなる。今場所横綱昇進を狙う稀勢の里が初日に黒星になってしまった。素人目に見ても、腰が浮いて、“固くなっているな!”というのがわかった。プレッシャーでコチンコチンになってしまったのだろう。こういった時平常心を失ってしまい、普段の状況がつくれなくなる。千の利休は、「平常心是道」と説いた。災害時などもパニックになって平常心を失ってしまうだろう。平常心で居るためには、きちんとした心の備えが必要だ。かつて大横綱になった柏戸や大鵬でさえも、綱取りの場所で初日に負けているのだ。2日めには勝ち星を挙げた稀勢の里には、これを機に頑張って欲しいものだ。

2014.1.13 『成人年齢引き下げ論』

今日は成人の日。成人は民法の定めで20歳となっているが、この年齢を18歳まで引き下げようとする検討が内閣府で行われている。この検討状況に対する国民の意識調査した結果、69%の人が反対という意見を表明したそうだ。賛成と表明したのは18〜19歳の40・8%が最も高く、最低は50代の22・4%で、世代間の意識の差が浮かび上がった。酒・たばこ、少年法、国民年金の納付、契約行為、選挙の投票などなど成人を境にして手に入れる権利、果たすべき義務などが細かく定められているが、高齢者ほど今の若い人たちが早く成人になることを心配しているようだ。「今どきのわかいもんは!」といったところだろうか。今日の成人の日、成人式となった若者は、それぞれに決意を強く持つと思うが、本人の努力、周囲のサポートの両輪で立派な大人になって欲しい。

2014.1.12 『金持ちよりも時間持ちになる』

お金は無いよりは有ったほうが良いに決まってる。しかし、お金がふんだんに有っても幸せになれない人がいる。お金が無くても幸せに生きている人が居る。バブル期には多くの人が狂ったように金儲けに走った。そのツケがどこに回って来たかと言えば、株あさり、土地あさりなどで生まれた不良債権、金に任せた不毛な社会現象などとなって降って来た。その後の長い経済低迷は言わずと知れた流れだった。人は幸せになりたくてみんな生きている。時間がたくさんある人は自分で大きな心の財産を得ることができる。友を持つ、潤いのある生活を工夫する、心から語り合う、ゆとりのある心模様を持つ、刻める時間をたくさん持つことのほうが、生きる実感を伴った幸せ感につながるだろう。

2014.1.11 『ポスティングシステム』

マーくんがこのシステムを活用して大リーグに行くプランを進めている。過去にはイチロー選手、松坂選手、ダルビッシュ選手などもこのシステムでアメリカの球団に移籍した。ポスティング=告知、ということで日本の球団が認めれば、移籍を望む選手が大リーグの球団と契約交渉ができる仕組みのことを言う。契約が成立した時点でアメリカの球団が日本の出身球団に譲渡金を支払うことになっている。この金額がダリビッシュの時で5170万ドルにもなり、米国の野球界から、高すぎるという批判が有った。そこで、今年から上限が2千万ドルになったということだ。マーくんがアメリカで活躍したら、テレビのスポーツ報道は日本の野球よりもアメリカの話題や映像が多くなるに違いない。

2014.1.10 『原子力発電の輸出』

国内では原発の是非が問われているさ中、イランでは日本の技術を輸入し、原子力発電を推進しようという計画が真剣に進められている、という何とも納得できないニュースが飛び込んで来た。世界は先進国を中心に原発を無くして行こうという流れだ。これに真っ向から挑む日本政府。靖国神社問題を始め、世界からその常識を疑われ始めた日本の姿勢、またしても、という見方だろう。アベノミクスの経済政策で、日本からの輸出が増えれば国内の経済が活況になるだろうという思惑だろうが、断じて納得のできるものでは無い。しかも相手はイランという物騒な国だ。核の問題が絡むこの話、一時的な経済優先の行動が子々孫々まで考えた行動を妨げないよう祈るばかりだ。

2014.1.9 『ぬか漬け』

朝のNHK連続ドラマ「ごちそうさん」。ここに登場するヒロイン、杏が扮する西門め以子が毎日かきまぜる糠床、だいじに実家からカメに入れて分けて来た糠床だ。糠漬けは実に管理が面倒、だから最近はあまり積極的にこの漬物を漬ける人が居ない。ところが、ごちそうさん効果なのか、糠漬けが脚光を浴びて来て、ネオ糠漬けなる現代風の漬け方まであるのだそうだ。この糠漬け、糠床には植物性乳酸菌が住みつき、この乳酸菌パワーが風邪をひきにくくしたり、糖尿病やアレルギーや癌の抑制効果があるという。ヨーグルトなどの乳酸菌とは質の違う乳酸菌らしいが、日本人の食生活の知恵、“面倒”では片づけられない効果、試してみたいものだ。

2014.1.8 『平成スタートの日』

26年前の今日、昭和天皇が崩御、新しい年号“平成”がスタートした日だ。当時の小渕官房長官が墨字で紙に“平成”と書いたものを差出し、記者会見をしたのを覚えている。あれから25年の月日がたったんだ。25年前の1989年はさまざまなことが有った。3月には新宿駅と渋谷駅に発車メロディが導入された。4月には消費税3%が導入された。6月、美空ひばり逝去、10月、幕張メッセ開業、12月、東証で日経平均 株価が最高値の38,917円記録。これを期にバブル経済が崩壊した。時勢は金や物より心の時代、と言われバブル経済の反省がしきりに行われた。あれから25年、長い長い経済の低迷から抜け出したかのようなアベノミクス施策、世の中またお金中心の時代が来るのだろうか。たいせつなものを忘れてはならないのに。

2014.1.7 『時間は過ぎ去るもの、時は刻むもの』

1日は24時間、誰にも24時間が神様から与えられている。何かやっても、何もしなくても時間は過ぎ去って行く。ところが、この時間を過ぎさせるのではなく、自ら刻んで行くとそこに新しいものが生まれる。「時間は過ぎ去っていくんだが、時は刻んで行くものなんだよ」と昨日の記事登場の佐野藤右衛門さんが話していた。なるほど、何かを刻もうと思った瞬間から時間が生きて動き始める。今年も様々なものを刻んで紡ぎ出して行きたいと思った。

2014.1.6 『同じ失敗は2度繰り返さない』

京都・嵯峨野に住む佐野藤右衛門さんは、16代続く造園師。桜を守る名人として全国の桜の保存に精力を傾けている。その藤右衛門さんが言う。「失敗はしてもえぇ、けど同じ失敗は2度繰り返したらいけません」古来から日本人の心に寄り添って来た桜を守り、甦らせて来た氏は誰もやらなかった桜の保存方法を編み出し、思考錯誤を重ねて来たという。失敗は1度はするが、2度やったら桜は甦らすことができなくなる。工夫に工夫を重ね、2度同じと失敗は繰り返さないのだそうだ。飄々と語る藤右衛門流語りは、聴く者の心を打つ。ふるさとに桜を甦らせることが、心のよりどころを復活させること、と全国を駆け回る。

2014.1.5 『信仰』

日本人のたいていは無宗教、という人が多い。欧米では無宗教はありえない、人間として心の拠り所が必ず必要、と説く。ボーイスカウトの教えの中に、“何か宗教を持ちなさい”というのが有る。宗教心が無いということは、心の道しるべが無いということであり、行動の原点が無いことと等しいと考えるようだ。無宗教の日本人でも、初詣、お宮参り、結婚式、地鎮祭、祭り、厄年の祈祷、葬式などなど、節目節目に神主さんや坊さんにお世話になる。初詣など、寺院などで柏手を打っている人を見かける。祈りゃ良いというものでは無い。少なくても、お参りする神社や仏閣のお札を自宅に祀って1日1回は手を合わせる、などしなきゃ、お賽銭だけで神様・仏さまが願いを聴いてくれるとは思えない。信仰心を持って暮らすことで、不動の力づよい心が人を強くする。

2014.1.4 『知識と知恵』

たくさんの知識を持つ博識の人が居る。知識は情報にたくさん触れることにより獲得できる。知識は、それが 無いと、どうしようも無い、前に進めない、という場合がある。知識があることにより、それが邪魔して、思い切った常識を覆すような発想や行動が妨げられることもある。大事なことは、知識を活用する知恵なのだ。知恵というのは、その人が持って生まれた先天的なものであることもあるが、訓練で伸ばすこともできる。知恵のある人は、発想が豊富で、アイディアを次から次に紡ぎ出す。現代社会はスマホなどで得た莫大なネット系情報を知識として活用はするが、知恵を働かせてもっと価値のある行動に駆り立てることが少ない、と思えるのは筆者だけだろうか。


2014.1.3 『雪が溶けたら何になる?』

今年の年賀状、古い友人からの1枚に、『雪が溶けたら何になる?』と聴かれた時、“水”と答えたら 理系の左脳的、“春”と答えたら、文系の右脳的、というのがあった。皆さんなら、どう答えるだろうか。 筆者は“水”と咄嗟に出た。普段、自分は文系の頭、と思っていたが、このことをきっかけに、日常の自分 の行動を振り返ってみると、確かに論理思考の時が多いような気がする。右脳的思考の人のことを、“アナログ 型人間”と良い、情動的なファクターで行動する人が多く、左脳的思考の人のことを“デジタル型人間”と 言い、論理的・知能的なファクターで行動する人が多い。周囲の人をこの2つのタイプのどちらかで見渡して 見るとおもしろい。そして、そのタイプに合った対応の仕方での会話をしてみると、アララ!不思議に話が 弾むことに気がつく。

2014.1.2 『正月うんちく』

初詣に行く人が多い。有名な神社仏閣では駐車場を探すのにも一苦労。信仰の有無にかかわらず、そこそこのお賽銭を入れて1年の願い事をする。神様も参拝者の願い事をどこまで聞いてきれるか心配だ。おみくじ も引いてみる。このおみくじ、神社側ではやたらに木の枝に結び付けられて困っているようだ。結んで帰るのは決まりでは無いそうだ。初夢はいい夢を見たいが、1月1日に寝てから見る夢が初夢だそうだ。1日の 夜に夢を見なかったらどうかって?2日に見る夢も初夢、という説もあるそうだからガッカリすることはないようだ。1年の計は元旦にあり、という諺、、「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり、一生の 計は勤にあり、一家の計は身にあり」というものだそうだ。1年の計もいいが、1日の計を重んじる生活を目指したい。しかし、全体像が無いと1日の計が見えないから、これもまた大切にしたい。

2014.1.1 『人は傷ついた分だけ人に優しくなれる』

夜のテレビドラマの失恋シーンで主人公がこう言っていた。『人は傷ついた分だけ人に優しくなれる』。なるほど、失恋もひとつの学びなんだ。その時のショックは大きいけど、失恋したことで思うようにならないことを学び、自省し、少し成長していろんな見方を知り、失恋に陥った人の気持ちに寄り添える。長い人生、いろんなことがある。成功することも失敗することも。でも、失敗はその人に成功よりも大きな学びを与え、人生の幅 を広げさせてくれるのだ。高校野球で勝って勝って優勝するのも良い。しかし負けた悔しさに涙し、球場の土を持ち帰り、心の中に大きなバネを宿す経験をするのも良い人生に繋がる。人に優しくなれるためには、命に関わるようなことはまずいが、たくさん失敗経験を持つことも必要だ。去年もいっぱい失敗したが、午年はその失敗をバネに 自分の成長に結び付けて行きたい。
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