2016.6.30
『野菜シリーズ27・ごぼう』
スーパーで売っているような長いごぼうをつくるのは至難の技だ。だいこんや人参と同じで、土の中に根が潜って行くので、
土に少しでも硬いところが有ると、曲がってしまい、色っぽい足が2本、など出来たりする。土を深くきちんと細かくしておかねば
ならない。わが家は耕運機を使わない、鍬とスコップの手掘りだから、まず無理。そこそこの長さのものを食べるようにしている。
味は最高。独特の鉄味が味覚にツーンと来る。味噌汁なんか最高だ。あまり太くないから、煮物などにも重宝。冬はけんちん汁、
トン汁などに良い出汁が出る。栽培期間が長く、5月に種蒔き、12月以降の収穫だ。正月に役立つ野菜だ。
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2016.6.29
『野菜シリーズ26・黒豆』
正月の黒豆は家で採れた丹波の黒豆、大粒の光沢が良いのができるのが自慢だ。5年ほど前、丹波に講演に出かけたことが有った。
帰りに大粒の種を買って来て栽培したが、同じような大粒にはならなかった。丹波地方の独特の霧が出る気候でないといけない
ことがわかった。黒豆は、ジャガイモを収穫したあとに植え付ける。だいたい7月1日頃と決めている。あまり早く植えつけると、
葉っぱのみが茂って実が大きくならない経験をした。10月始め頃には、枝豆としても食べる。これが絶品。夏の大豆の枝豆の
比では無い。甘味が有ってコクが有る。当然、ビールも進む。しかし、ここで全部食べると、正月の黒豆が無くなるので、ほどほどに。
茶色に枯れて、鞘の中で丸い黒い豆ができる。11月末に収穫だ。
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2016.6.28
『野菜シリーズ25・ブロッコリー』
今の時期と2月頃は、ブロッコリーの露地ものがおいしい。特に冬に収穫するものは、味を内にジーっと閉じ込めているから、身が
締まって甘味が有る。キャベツと同じで、モンシロチョウが卵を産み付け、青虫が付きやすい。放っておくと葉っぱが穴だらけ、
出来た実も青虫のふんだらけになってしまう。冬はそんなことが無いが、夏の栽培には苦労する。トンネルをつくり、網をかけて
モンシロチョウの侵入を防ぐ。葉っぱが大きくなって、トンネルを突き破らんくらいになったら収穫だ。さっと湯がいてサラダに、
胡麻和えに、煮物に添える、深い緑色が料理の見かけを良くしてくれる。マヨネーズをたっぷり付けて食べるのが好きだ。ゆがき
過ぎると味が落ちるので、加減が難しい。塩を入れてサッと茹で、水を掛けないで粗熱を冷まし、放っておくのが一番だ。
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2016.6.27
『野菜シリーズ24・モロヘイア』
昨日の話題にも出たモロヘイア、最近はスーパーでも結構並んでいる。湯がいて刻み、そばつゆをちょっと垂らすと
納豆のような感覚でご飯と食べられる。孫たちが、モロヘイア大好き、遊びに来ると畑から葉っぱをちぎって来て
湯がいてあげる。種から育てるが、なかなか芽が出て来ない。ある程度気温が上がらないと発芽しない。種は深緑色で
ゴマの半分くらいの小さなもの。幹が太く、成長すると高さ1.5メートルくらいになる。10月くらいになると、咲いた
花のところに、長さ5センチ、太さ5ミリくらいの鞘を付ける。これを枯らせて中の種を採種、翌年の種になる。
このHPのトップページ
の第118回写真に掲載したことがある。
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2016.6.26
『野菜シリーズ23・オクラ』
オクラは通常スーパーで売っているのは、六角形のもの。ところが、丸いつるんとした毛が無いもの、小豆のような
えんじ色のものなどいろいろある。去年はこの3種類を植えて見た。六角形のものが一番上手かった。面白かったのは、
えんじ色の赤オクラ、
第164回に写真を掲載した。湯がくと土色になって、あまりよろしい色では無い。お湯で色素が抜けるのが不思議だった。
今年は普通のオクラと赤オクラを植えた。7月始め頃から10月頃まで、長い期間収穫できる。炒めて良し、煮て良し、
焼いて良し、天ぷらに良し。特に、湯がいて細く輪切りにすると粘りが出る。これを納豆に入れて食べるのが絶妙だ。
ネバネバ丼も良い。オクラ、納豆、とろろ、モロヘイアの刻んだもの、見ただけで体に良い気がする。
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2016.6.25
『野菜シリーズ22・アスパラ』
2年前、4月から6月にかけて毎日、グリーンアスパラの料理が並んだ。ところが、昨年、今年は少ししか収穫が
できなかった。根を見てみると、どうも腐っている様子。理由は不明。もぐらが多いから、食べられたのか?
今年は種を買って来て苗をつくった。普通はホームセンターなどで売っている乾いた根っこを買って来て植え
つけるのだが、3年前の多く採れた時も種からの栽培の3年物だった。アスパラは1年目、2年目に食べられそうな
ものが出ても、じっと我慢、根を張らせて3年目くらいに収穫しないといけないのだ。
バター炒め、豚や牛の肉巻、鉄板焼き、サラダなど、味に癖が無く、主張しないので、美味くて使い易い。
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2016.6.24
『野菜シリーズ21・とうもろこし』
どうも育てるのが難しい野菜だ。スーパーで売っているもののように、“歯並び”が良いものが出来ない。虫もよく付く。
完全無農薬栽培のわが家の畑にはちょいと難し過ぎる。1本の幹に、1本しか実を付けないように栽培しないと大きく
ならないが、2,3本の実が付いても、もったいなくて芽欠きができない。台風が来ると背が高いからベタ〜っと倒れ
てしまう。背が高いから隣に栽培しているものが日陰になり、場所を考えさせられる。何とかまともな1本をつくりた
くて奮闘してるが、今年はどうか!という感じだ。収穫して、皮を剥く瞬間のドキドキ感は陶芸の窯開けの瞬間に似ている。
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2016.6.23
『野菜シリーズ20・トマト』
今人気の品種は桃太郎。大きさ手ごろ、適当な酸味と甘みがあって、桃太郎の桃が川を流れているような
先っちょが少し突き出たいい形だ。今年は種から苗をつくれたので、栽培本数が多い。今直径5センチくらいだから、
1週間くらいしたら初物が食卓に載るだろう。何といっても冷やして川を剥かないで、1センチくらいの厚さで切り、
醤油をかけて食べるのが一番!えっ?醤油?とみんなに言われるが、美味いのだ。子どもの頃は砂糖を付けて食べた
ことも有った。これも美味かったが、ご飯には合わない。サイコロ切にしてサラダに合わせる、煮物に入れて酸味
と色合いを楽しむ、ペースト状にして冷凍、スパゲティーのソースに、トマト鍋に、など重宝する。
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2016.6.22
『野菜シリーズ19・かぼちゃ』
かぼちゃは、何といっても江戸崎かぼちゃ。スーパーで見かけても値段は別格。なるほど、美味い!と思う。ホクホク
感がたまらない。家で栽培してもなかなかそういう具合には行かず、煮るとベチャっとしてイマイチの味だ。種類は
わが家では3種類。土のせいなのだろうか。どうにもおいしいものはできない。江戸崎と比べるからいけない
のかもしれないが、天ぷらや、マッシュしてサラダ、スープなどはそこそこの味が出せる。つるが広く伸びるのでエリア
をたくさん必要とする。オスの花とメスの花が有るので、筆などで時々受粉作業をしてあげる。大きな葉っぱを
どかした時、玉になったかぼちゃが見えると感動ものだ。初物はてんぷらにして食べる。冬はほうとう鍋が美味い。
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2016.6.21
『野菜シリーズ18・小玉すいか』
大玉スイカの栽培はカラスや野鳥などの被害に遭い易いので、天敵からの防護が難しい。なので、小玉スイカ
を栽培している。冷蔵庫に入れて冷やすのも簡単だし、栽培が小玉のほうが簡単なようだ。小玉といっても
ソフトボールの倍くらいの直径が有るので、1個あれば2,3日は食べられる。肥料のせいか、若干甘味に欠ける
感じがするが、わが家の夏場のフルーツの定番だ。苗の根っこのところに雨が当たらないようにするのが良
いらしく、透明のビニルで屋根を付けて雨から守っている。自然に受粉するのがなかなか大変なので、雄の花
と雌の花を筆の先でチョンチョンとつついて人口受粉を行う。
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2016.6.20
『野菜シリーズ17・里芋』
子どもの頃、田舎では秋の遠足では鍋と野菜、キノコ、鶏肉などを持って出かける“鍋っこ遠足”が楽しみだった。
主食のおにぎりももちろん持参する。つくるのは芋の子(里芋)汁だ。山形では芋煮会と称して、河原などで
大々的に行っている。味噌で煮込んだ芋の子汁は最高のごちそうだった。クラスの全員で手分けして焚き木を集
めたり、石でかまどをこさえたり、火を起こしたりして完成するのだ。里芋の収穫時にはこのことを思い出し、
採ったその日に芋の子汁をつくる。入れる肉は山形では牛肉だが、秋田では鶏肉だった。キノコは栽培して
いないので、ナメコを買って来て間に合わせる。
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2016.6.19
『野菜シリーズ16・しょうが』
油をひいて炒め物をする時には生姜の微塵切は欠かせない。ニンニクも良いが、生姜のほうが後味が良いような
気がする。そんなわけで生姜も栽培するが、ちょっとなかなか思い通りになってくれず、栽培が難しい野菜だ。
スーパーなどでは、中国産は1個98円くらい、青森産は250円くらいする。この違いは、生産の仕方の
違いと安全性の違いだ。土の中にできるから、農薬の残留量は計り知れない。だから国産の価格と開きが有る。
自分で栽培したら、それはそれは間違い無い。4月末に苗を買って来て植えるが、収穫まで半年かかる。
掘った時のプ〜ンと香りがするが、何とも言えない芳香、生の香りだ。乾燥して保存するが、保存も難しい
野菜だ。
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2016.6.18
『野菜シリーズ15・大根』
まっすぐな美しい大根をつくるのはすごく難しい。畑の土を深く耕し、サラサラの柔らかな土で無いと必ず曲がってしまう。
足が2本、色っぽい大根などが出来たりする。肌を美しくつくるのも難しい。畑の肥料の具合だろうか、少し黒ずんだり、
ゴマが入ったりする。品種によっては辛くて大根おろしに向かないものもある。煮ものに最適なものもある。採れる時は
一度にたくさんできる(どんな野菜でもそうだが)ので、料理のバリエーションが無いと使いきれない。冬の入り口に採った
大根は切干をつくる。煮ものに重宝する。厚く輪切りにして切り込みを入れ、大きな塊で煮て味噌だれをかけたら豪快でおいしい。
筆者の場合は、食べ方がどうもアルコールのつまみの方向を向いているようだ。
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2016.6.17
『枝野菜シリーズ14・豆』
枝豆といえばビールの定番。枝豆は収穫したあと、どんどん鮮度が落ち、味が悪くなる。といっても収穫後どのくらいたって
いるのかは、スーパーなどではわからない。地元の野菜産直市場や道の駅だったら、朝採りを食べられるが、“採ってすぐ”は
自分で栽培する以外できないことだ。わが家の枝豆は、畑から根っこごと抜くのではなく、ちょうど食べごろの実だけもぎ取る。
そうすると、おいしいところだけその時期に長期間食べられる。一時虫が付いてほとんど食べられなかったが、早生品種にして
6月夏頃に食べ出したら、虫が付かない。夕食の直前、畑から採って来てゆがく。粗塩を上からシャッシャッとふって、
詮をプシュっと開けたキンキンに冷えたビールが最高に美味い。
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2016.6.16
『野菜シリーズ13・ごま』
ゴマをご飯にサラサラっとかけて食べる。赤飯などは塩ゴマが合う。擦って胡麻和えに。ゴマ油の香りは何とも良い。
煮物など最後にゴマ油を1,2滴。野菜サラダにも1.2滴。炒め物はサラダオイルよりもゴマ油が美味い。
見た感じ、身体に良いような気がする。血圧に良い、悪玉コレステロールを抑制する、ゴマ油は栄養の吸収に効果的だそうだ。
自宅でゴマを栽培して見ようと思ったのは4年前。試しに白ごまを蒔いてみた。初めて見る芽の姿、茎の長さ、花の可憐さ、
観賞にも良い感じだ。花が咲いたところに小さな鞘ができ、この中にゴマつぶがいっぱい。収穫するのに苦労、そのあと、ゴミを
取り除くのに苦労、洗って乾かすのに苦労、煎って保存するのに苦労。(採ったあと)結構手間のかかる野菜だった。
今年は黒ゴマに挑戦。白ゴマよりも見た目も味も良いような気がする。今5センチくらいに伸びている。手間がかかるが、
これも楽しみがあるからできることだ。
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2016.6.15
『野菜シリーズ12・北あかり』
じゃがいもと言えば、煮物には型崩れしにくいメークイン、カレーやポテトサラダには男爵、というのが定番だったが、
最近ではさまざまな
品種改良されたじゃがいも
が出回っている。特に3月頃からホームセンターなどの種イモを販売するコーナー
などでは、何を買ったらいいのか、値段もピンキリの様相。キタアカリ、インカの目覚め、アンデスレッドなどなど、能書き
が添えられているが、栽培はしやすいのか、味はどうなのか、などが気になる。3年ほど前に新しい品種をやってみようと決心、
キタアカリを栽培してみた。これが優れモノだった。採りたてのものをザブっと洗い、レンジでチンしてバターで食べると、
ホクホク、サラっとした味は、今までの男爵やメークインには無い味。煮ても型崩れしない、マッシュポテトにしてもホクホク
だ。今年はキタアカリのみ栽培した。年内は採れたジャガイモで賄えるが年明けは新芽が出て来て食べられなくなる。リンゴ
などを入れて少しでも芽が出なくなる工夫をするが難しい。冬にスーパーで売っている芽が出ていないジャガイモは、コバルト
60を照射して発芽を抑えている。賛否両論が有るが、放射線を照射した野菜は絶対食べたくは無い。
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2016.6.14
『野菜シリーズ11・長芋』
4月末に昨年採れた長芋の先端10センチくらいを切って畑に植える。11月くらいには50センチくらいに成長する。つるが徒長
するので、やぐらを組んでここに絡ませる。結構な長さになって竹製の棒にびっしりと絡む。時々追肥をするくらいで、
秋まであまり世話をしなくて済む。ツルが枯れ始めるころに収穫だ。芋に傷がつかないように、丁寧に土を掘って行くと、
長い芋が少しずつ顔を出す。ちょっと力加減を間違うと、ポキっと折れてしまう。20本くらい収穫するので、土掘りは
重労働だ。おもしろいことに、昨年掘り忘れたところからツルが出て来て、更に大きくなる。2年もの、3年ものなどを
つくる人が居て、おいしいらしいが、筆者は毎年全部掘る。粘りが有って味が良いのはいうまでも無い。山芋ステーキや
すり下ろしてフライパンで焼くお好み焼き風など、とろろ以外の食べ方も美味しい。
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2016.6.13
『野菜シリーズ10・ぶどう』
駐車場の屋根の下を巨峰の葡萄がツルを這わせている。かれこれ15年くらい経つだろうか。毎年7月中旬から食べられる。
果物屋で売っているような粒が鈴なりという具合には行かないが、ほどほどに色を付け、深い紫色になったものから
房で採るのではなく、色がついたものだけ、粒で収穫する。こうすると、長い間食べ続けられる。しばらくはフルーツを
買わなくても済むことになる。9月中ごろには全部収穫し、ジッパー付きの袋に入れて冷凍する。解凍してシャーベット状
を食べるのもなかなかのものだ。葉っぱは陶芸で
葉脈皿
をつくるのに活用している。
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2016.6.12
『野菜シリーズ9・長ネギ』
長葱は年中欠かさない。味噌汁、薬味として重宝する。4月頃になるとネギ坊主と言われる葉っぱの先端に
丸い種の集合体を付ける。この頃はここに栄養が行くから根っこのところは硬くなる。5月末にはこの葱坊主
から黒いゴマのような種がいっぱい採れる。代々この種を使っているので、種や苗を買ったことが無い。
土寄せを繰り返し、根っこの近くの白い部分を長くして行く。3か月から6か月で収穫だ。葱にもさまざまな
種類が有り、1本長ネギ(千住ネギ)、深谷ネギ、下仁田ネギ、赤ネギ、わけぎなどがあるが、どれもみなおいしい。
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2016.6.11
『野菜シリーズ8・しそ』
サラダの上に細切りした青しそを置き、ドレッシングで食べると最高だ。わが家のしそは取れたてに包丁を入れるから
香りが強い。しそドレッシングも有るが、生の葉のほうが味わい深い。しそは、1本だけ収穫しないで残して
おくと、そこから種が勝手にこぼれ落ち、翌年あちこちから勝手に芽を出してくれる。ホームセンターで苗を買えば
100円近くで売っている。青しそと赤しそを栽培しているが、青と赤を天ぷらにするとパリッとして香りが
有っておいしい。赤しそは梅漬けや、しそジュースにする。漢方の薬草として用いられるだけあって、
身体に良い。ビタミンAは野菜の中ではトップクラスだそうだ。使い勝手の良い葉っぱだ。
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2016.6.10
『野菜シリーズ7・赤玉ねぎ』
玉ねぎの種蒔きは10月始め、15センチくらいに成長したものを11月初めに植え替え、定植する。株間は20センチくらいだ。
この状態で冬越しをする。冷気や霜などにあたっても小さな苗は必至で踏ん張っている。3月始めくらいから少しずつ葱の葉っぱ
くらいの葉になり、玉の部分がふくらんで来る。例年だと6月初めに収穫なのだが、今年は暖冬と4月5月の温かさで早かった。
例年には無いとう立ちが有って、早めに収穫した。刈り取ったものは日陰の涼しいところで乾かす。赤玉ねぎは収穫すぐだと、実に
赤見が無いが、乾燥させているうちに少し紫色を帯びて来る。スライスして鰹節をかけ、醤油をかけて食べるのが美味い。
半年以上かけてつくる赤玉ねぎ、スーパーで買えば結構な値段だが、毎食赤玉ねぎのスライス、血液サラサラ効果の贅沢な食卓だ。
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2016.6.9
『野菜シリーズ6・玉レタス』
今年は玉レタスの出来が良い。例年だと6月に食べれれるのだが、5月半ばから収穫できている。採りたては柔らかくて
パリンパリンで香りが強い。ザブと洗ってざっくりちぎって、マヨネーズよりも和風ドレッシングが良い。例年は6月の
梅雨時期に収穫だが、天敵はナメクジ。雨が降るとナメクジが来て食べてしまう。降らなければ、レタスは、ナメクジ以外の
虫には強い。だから5月の雨が無かったのと、暑い日が多い天候が幸いしたようだ。玉レタスの他、リーフレタスもよく採れる。
“焼肉レタス”として売られている、葉っぱが縮れている緑色のものだ。株で採らないで外側から葉っぱを収穫して行けば
長く収穫できる。採れたてのリーフレタスで昨夜の焼肉は最高だった。
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2016.6.8
『野菜シリーズ5・落花生の種蒔き』
年々、落花生の栽培株数が多くなっている。毎年自家製のものを種に残し、種や苗は買わない。2年前からは、今までの
なかてゆたかという品種に加え、“おおまさり”という
ジャンボ落花生が加わった。収穫したてを茹でて食べるのが美味い。何しろビールに合う。茹でて食べることしかしなかった
のだが、友人から乾燥して煎って食べるのも良い、というアドバイスが有ったのでやって見た。殻をむき、フライパンで煎る。
完成品は乾燥材と一緒に缶に入れておく。塩は振らない。何も味付けしなくても、なんとも美味なのだ。日持ちもするし、
下手なお菓子よりも栄養価も有るし、上品でなかなかのものだ。そして、収穫したものを友人におすそ分けで宅配便で送る。
手製のお皿を付けて。結構喜ばれるのだ。そんな訳で、少しずつ栽培の株数が増えている。今年は昨年の1.5倍にした。
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2016.6.7
『野菜シリーズ4・ツル無しいんげん』
今年は少し早目にツル無しインゲンを蒔いた。種を蒔く時期を少しずらして蒔いておくと、長期間収穫できる。実は筆者はインゲン
が大好きなのだ。特に、あまり太くしないで、少し細いところを収穫して味噌汁、煮物などに入れると最高だ。絹さやは収穫期が
1か月くらいで終わるが、インゲンは3〜4か月の期間食べられる。天ぷらも良い。揚げたてのものに醤油を少し付けてハフハフ…なんて
最高だ。例年よりも5月が暖かかったので、今が最盛期。昨日は昼は冷やしうどんに、夜はポテトサラダにゆがいたものを入れて
見た。美味い!
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2016.6.6
『野菜シリーズ3・穴あきキャベツ』
スーパーで売っているキャベツはきれいな、おいしそうな肌をしている。しかし、キャベツが大きくなるまでの天敵がいる。
モンシロチョウだ。モンシロチョウは、キャベツやブロッコリー系のものが大好き、ここに留まって卵を産み付ける。やがて卵
が孵化し、緑色の幼虫が産まれる。この幼虫がキャベツの葉っぱが大好き、ムシャムシャ食べて太い青虫に成長する。あっと言
う間に大きくなる。そしてさなぎになってモンシロチョウになる。穴あきキャベツはこの過程でできるのだ。穴が開いても味には
影響しないが(虫が食べるくらいおいしいということだ)、誰も買ってくれないから穴はあけられない。そこで農薬の散布だ。
収穫までに2〜3回行われる。マニュアルでは、人間に影響しない範囲と書いているが、虫を近づけない薬には違いない。この薬で
葉っぱをコーティングするわけだ。薬を使いたくないとすれば、網のトンネルでモンシロチョウをブロックする。しかし、こんな
ことをしたのでは面倒でコストがかかる。わが家はこの方法で農薬を使わない。家庭菜園だからできることなのだ。
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2016.6.5
『野菜シリーズ2・きゅうりの摘芯』
昨日はトマト、今日はきゅうりの話題。きゅうりは栄養価としてはあまり期待できるものが無いようだが、
夏野菜の王様だ。何といっても、もぎたてのキュウリをザブっと水洗い、包丁を入れないで味噌を付けて
食べるワイルドさが良い。ビールにたまらない!今年はキュウリの栽培本数が多い。苗は自家製で種から
蒔いたものだ。消毒しないから、てんとう虫のような“よとう虫”が葉っぱをいっぱい食べて穴あきになるが、
実には影響しない。一番下に成った小さいきゅうりを摘芯し、下部の脇芽を摘芯すると実りが良いそうで、
やって見ようと思う。サラダや中華料理にこれからいっぱい登場する。
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2016.6.4
『野菜シリーズ1・1000度でトマトが完熟する』
今年はトマトの苗をいつもより多めに植えた。例年ならホームセンターで購入して来るのだが、今年は
昨年自家栽培で採った種を春先にポットに蒔き、大きくした自宅でつくった苗を移植した。自分の畑で
栽培したDNAを持つ種だから、おいしいものが出来るだろうと期待している。そのトマト、植えてからの毎日の
気温の合計が1000度を超えると実が完熟するのだそうだ。農業を研究する方の言だから間違いが無いだろう。
今年は5月が暖かいというより、夏のような暑い日が多かったので、早めに食べられるのでは、と期待している。
大玉の桃太郎、フルーツミニトマト、収穫が楽しみだ。冷蔵庫で冷やして、1センチくらいの厚さで切り、
醤油をかけて食べるのが最高だ。
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2016.6.3
『麦秋』
5月中旬に麦の穂が黄金色になる。まるで秋の実りの時期のような光景が広がる。このことを“麦秋”と表現する
ということを知った。麦秋は俳句の初夏の季語だという。初夏なのに秋の字が入った季語とは、なんて風流なんだろう。
稲の穂は頭を垂れて丁寧なお辞儀をしているように見えるが、麦の穂は、凛として天を突き刺すがのごとく
立っている。どちらも好きだ。麦は尚更、ビールの原料になるから嗜好の類でも好きになれる。小津安二郎監督の
作品に『麦秋』のタイトルの映画が有るそうだ。1952年の作品というから、なかなかお目にかかれる機会は無いかと
思うが、モノクロの銀幕に展開する原節子さんの家族愛を描いた作品だというから、味が有るだろうな、などと勝手な
想像をしている。
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2016.6.2
『コンビニATMから14億円』
いやはや驚いた。偽造クレジットカードで2時間あまりの間に全国のコンビニのATMが操作され、14億円が搾取されたという。
17都道府県の1400台が操作されたというが、なんか映画のシーンのような事件だ。南アメリカのクレジットカードが
使われたというが、損したのは誰なのだろう?クレジットカード会社が損失を穴埋めするようになるのだろう。コンビニの
ATMでは10万円までしか対応できないというから、1400台のATMが2時間ばかりの間、一斉に計画的に操作されたものだ。
ネットでの金融情報はこんな形で世界中で繋がっていた、恐ろしい事件だ。
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2016.6.1
『電波の日』
今日6月1日は「電波の日」。普段あまり意識しない電波だが、空気中にはさまざまな電波が飛び交っている。携帯やスマホは
電波なしには成り立たない。テレビやラジオ、高速道路のETC、スイカやイコカなどのゲート、レンジでチン、ワイアレスマイク、
パソコン、テレビや照明のリモコン、などなど生活に深く結びつく電波だ。昭和25年(1950年)に電波法、放送法及び電波監理
委員会設置法が施行され、それまで政府だけが使えた電波の利用が広く国民に開放されたことを記念して「電波の日」が設けら
れたそうだ。30年ほど前、アマチュア無線にのめり込んだことが有った。自宅から全国に電波を届け、コミュニケーションす
るのがおもしろく、気の合った人とオフラインミーティングなども楽しかった。その後携帯電話の普及とともにアマチュア無線
人口が減って行った。小生もアマチュア無線から遠ざかったのもこの頃だ。
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2016.5.31
『衣替え』
この言葉、今はもう死語に近いかもしれない。6月1日になると学生は冬服から夏服になり、
黒から白へ、男女とも涼やかな制服になる。企業などでは冬用の作業衣から夏用の作業衣に
なり、より動き易くなる。こういった季節感のある出来事が無くなるのは寂しい。年中エアコンで
コントロールされた部屋で過ごせるようになったことや、企業の作業衣が廃止になって服装が
自由になったことなどが廃れている理由だろう。どんどん季節の風物詩が無くなって行くことに
淋しさを覚えるのは筆者だけではないだろう。
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2016.5.30
『出生率』
5月23日、厚生労働省から合計特殊出生率が発表された。“1人の女性が生涯産むと見込まれる子どもの数”を言うが、厚生労働省の
目標値=2.07だが、結果は昨年+0.04ポイントで、1.46。2.07は現在の人口を維持するのに必要な数値だから、今後も
人口減がル続くことになる。昨年生まれた子どもは100万5656人で、5年ぶりに増加したのは喜ばしいことだが、まだまだ
子育て支援の施策が充実されなければならないということだ。ついつい育てるのにお金がかかる、と思ってしまうのも一因だ。
女性の活躍を推し進めている点もマイナス要因となっているかもしれない。身の周り、独身者が多いし、結婚していても子どもを持たない人も
多い。一部の政治家に任せるのではなく、社会全体の仕組みを変えて行くことが必要だろう。
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2016.5.29
『退職金 もらった瞬間 妻ドローン』
毎年行われるサラリーマン川柳大賞の選定、今回は3万9551通の応募が有ったそうだ。この中から入選した100首を
選び、上位10作品を決めたそうだ。毎年、妻と夫の家庭環境をおもしろおかしく詠んだものが多い。サラリーマン川柳
という位だから、上司や部下を詠んだものが多いと思いきや、夫から妻に対する哀愁を込めたものが笑いを誘う。タイトル
の句が1位、2位は「じいちゃんが 建てても孫は
ばあちゃんち」、「キミだけは オレのものだよ マイナンバー」、「娘来て 誰も居ないの? オレ居るよ」、「妻が見る
きょうの料理 明日も出ず」などなど、思わずクスっとしてしまう傑作が毎年多い。
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2016.5.28
『スクエアダンス・その30(最終回)』
1か月、30回にわたってスクエアダンスの話題を書いて来た。一昨日も姉妹クラブのパーティーに参加。
最近は平日のパーティーも多くなって来た。顔見知りの人たちとハイタッチしてご挨拶、仲の良い人だとハグ
をしてから、という場合も有る。知っている人が居ると気持ち安心だ。知らない人と会うと、新たな仲間に
なれるチャンスだ。1チップという、1ラウンド12分が終わると、円陣をつくってサ〜〜
ンキュッ!と言って次のチップに入る。パートナーを変えるのが通例だ。新たなパートナーとまた新しい
時間をつくる。こうやってネットワークがどんどん広がって行く。スクエアダンスをやっていて良かった!
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2016.5.27
『スクエアダンス・その29(育つ・育てる)』
スクエアダンスに入門する。一通りパーティーに出られるまで、早い人は2年、概ね3年たてばパーティーに参加する楽しさが
感じられるようになる。パーティーは毎週のようにどこかで開催されているから、行こうと思えば、ちょっと電車賃がかかるが
どこでも受け入れてくれる。クラブの例会やパーティーに参加するごとに達成感が感じられ、だんだん慣れて来る。そして余裕
を持って踊れるようになる。この学んで育った感触がすぐに得られるのが良い。ダンサーはコーラーから教えてもらって技術の向上
ができる。そしてコーラーの技術レベル向上はダンサーのアドバイス無くしては成り立たない。「ダンサーはコーラーが育て、
コーラーはダンサーから育てられる」、という関係がすごく良い。育つ・育てるの関係はWin-Winだ。
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2016.5.26
『スクエアダンス・その28(ともだちの輪)』
あちこちパーティーに参加していると、ともだちがたくさんできる。スクエアダンスを介したともだちなので、
ダンス以外の顔がわからない。どこに住んでいるのか、どんな家庭環境なのか、金持ちなのかどうか、仕事は何を
しているのかどうか、など全く分からなくても、ダンスを通して気心が知れている。スクエアダンスをやっている人は
割合、暇な人は居ない。たいていの人がダンス以外の趣味や何かの名人だったりする。これが面白い。人生を
アクティブに生きている人が多いから刺激になる。あえてその人のプロフィールを聞いたりはしない。会話の片鱗から
ちょっとだけ垣間見ることがある。こういうお付き合い、なかなか無いものだ。
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2016.5.25
『スクエアダンス・その27(頭を使う事と歩く事)』
コーラーの発した指示によってその動きを確認し、脳に伝え、身体に伝達、動いて隊形を作って行く。ダンサーはこれを
瞬時に行っている。前頭葉がづるに活躍しないとこういった技はできない。歩くスピードは1分間128拍の音楽に合わせて
るから心臓の鼓動の倍くらいだ。これが実に心地よい。軽快なウエスタンの曲に乗って歩くわけだ。加えてセットの中の
他の7人とのチームワークで隊形をつくるのだから、息を合わせなければならない。笑顔が自然に出て来る。こういったこ
とを日常のクラブ例会でやっているから、会員は皆若い。知らないホトが傍らで見ていると、「みんな生き生きしていますね」
という。会員はみな目標を持って学習しているから、若い、おtにかく若い。
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2016.5.24
『スクエアダンス・その26(旅行時の楽しみ)』
国内・海外の旅行先で現地のスクエアダンスクラブを訪問する楽しみが有る。世界中どこでもいい訳ではないが、先進国
はだいたいクラブが有る。こういった現地のクラブはインターネットで調べることができる。国内のクラブは日本スクエア
ダンス協会が発行している全国のクラブリストで調べられる。連絡先アドレス、電話番号、会場、ダンスレベルなどが網羅されて
いるから、事前に連絡して訪問することができる。国際ルールだから、どこの国でも踊ることができる。海外旅行や国内旅行の
時に訪問する楽しみは旅行の価値を倍加してくれる。海外出張の際に現地のクラブに遊びに行く、などのダンサーも居る。
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2016.5.23
『スクエアダンス・その25(青少年の育成効果)』
最近、子どものダンサーを見かけることが多い。多くはダンサーであるジージやバーバが誘って連れて来る小学生だ。
これらの子どもたちは、実に覚えるのが早い。高齢のビギナーさんがフーフー言って覚えている時に、説明された英語は
わからないし、その説明も難しいことばが多いし、何よりテキストの漢字が読めないからテキストで勉強できない。
子どもたちの能力はすごい。そしてジージ・バーバ世代のたくさんの人たちからさまざまなことを教わる。核家族時代に
有って、異世代の交流が有るのはスクエアダンスならではの光景だ。大人たちは子どもたちからエネルギーをもらっている。
このWin-Winの関係が微笑ましい。どうやら、子どもたちの覚えの速さは、脳の柔軟性、ダンスの動きを理屈ではなく、パターン
認識する力の違いのようだ
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2016.5.22
『スクエアダンス・その24(藤代スクエアダンスクラブ)』
筆者のクラブは藤代スクエアダンスクラブ。
茨城県取手市藤代地域にクラブをつくって17年になる。
会員は今47名。17年前から通算すると、ビギナークラスを受けた人が150人ほどになる。年齢的な理由、身体的な理由、
家庭の事情でやめた人、新しいクラブをのれん分けしてつくった人、などを差し引いて今の会員数だ。一番多い時で80人
ほどが在籍していた。育ったコーラーが13人、そのコーラーが自分でクラブを持つことを応援して、5つのファミリークラ
ブができた。ファミリークラブ全部を合計すると200人の大家族になる。昨年は家族のパーティーを持つことができた。
それぞれのクラブのビギナー講習会や、新しいクラブを会員がつくった時の応援を相互にやれることが嬉しいことだ
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2016.5.21
『スクエアダンス・その23(始めた今が一番!)』
ビギナークラスに入って来る人たちの年齢が高齢化している。全国のクラブに共通する傾向で、50代後半から60代の人が
多い。クラスを終了するのに3か月から4か月かかることや、仕組みが複雑そうなので、手っ取り早く取り組みのには少し
ハードルが高いこと、愛好者が高齢化しているので、そのお友達を誘うと、どうしても同じ年代のひとになること、などが起因
しているのかもしれない。ビギナークラスの最初の頃は、その難解さに心が折れそうになる。“その日”が来ると少し胃が
痛くなる…なんて人も居る。しかし、半分を過ぎる頃から少し楽しみ方がわかるようになり、おもしろくなって来る。卒業する
頃になると、みんんが“もっと若い頃からやっておけばよかった”という境地になる。それだけ、ハードルは高いが、得られる
達成感やの充実感が大きいのだ。小生は講師をしていながら、みんなに言う。「今始めことでそのチャンスに巡り合えたことが
一番良い時だったんですよ」と言っている。
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2016.5.20
『スクエアダンス・その22(パーティー参加の楽しみ)』
全国には約500の地域クラブがある。それらのクラブでは創立5周年とか10周年などのアニバーサリーパーティーを開催する。
そのほか、ダンスレベルを限定したパーティー、女性だけのパーティー、外国人との交流パーティー、仲間で主催するパーティーなど
など、年間全国で300以上のパーティーが開催されている。多くは生涯学習センターや市民体育館などの公的施設が利用
される。中には一流のホテルを利用した少しリッチなパーティーなどもある。パーティーでは、伝統的なアメリカ西部様式の
コスチュームを着用し、午前10時頃から午後4時頃まで開催、終わって気のあった友人と二次会、などという人も居る。
何回か参加していると、顔見知りの人が増え、朝、“やぁ!”と言ってハイタッチ、1日を心置きなく過ごせる。別の部屋にはスナック
コーナーがあり、コーヒーやスポーツドリンク、キャンディーやチョコレート、会員手づくりのお菓子などが並び、無料で食べら
れる。スナックコーナーは、さまざまな人と交流するオアシスとしての役割だ。参加費は関東地域は1000円〜2000円、
関西では3000円から3500円。関西が高いのはお弁当付きだから。なんでも、関西のダンサーはお弁当も楽しみの一つだそうだ。
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2016.5.19
『スクエアダンス・その21(全国コンベンション)』
毎年8月から9月にかけて2泊3日の全国コンベンションが開催される。いわば、スクエアダンスの全国大会だ。
一般社団法人日本スクエアダンス協会の傘下には、全国を7つのブロックに分けた統括支部が有るが、それぞれの支部が
開催の持ち回りをする。今年は新横浜プリンスホテルで1400人が参加し、8月5日(金)から7日(日)まで
開催される。朝の9時から夜の11時までさまざまなプログラムがあり、ダンスフロアが6か所あり、好きなフロアに
参加できる。全国から素敵なダンサーが集まり、1年に1回、知り合いのダンサーと「ヤァ!」とハイタッチして1日が
始まる。会場にはダンス用品を販売するショップや大会オリジナルグッズを販売するコーナーもあり、さまざまな
楽しみ方ができる。今年は第55回、筆者はこのコンベンションのイベント企画を担当している。
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2016.5.18
『スクエアダンス・その20(コーラーの楽しみ2)』
スクエアダンスの世界では、「コーラーはダンサーを育て、ダンサーはコーラを育てる」ということばが有る。初心者講習会
や上位のプログラムの指導はコーラーが行う。ここでダンサーはコーラーから育てられる。そしてコーラーはコールをすることで
ダンサーから経験値をもらい、どうやったら楽しい仕組みになるか、どうやったらフロアが盛り上がるかを学習させてもらって
いる。クラブの例会などでダンサーが心から楽しかった、と言ってくれることでコーラーがまた成長する、ということだ。
ダンサーとコーラーのこういった関係が次のダンスの楽しさを作り上げて行く。そして重要なのが、それを成し遂げるための
ダンサーとコーラーの信頼関係だ。一朝一夕にできることではなく、普段からの相互の人間関係の中から醸成されて行く。
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2016.5.17
『スクエアダンス・その19(コーラーの楽しみ1)』
スクエアダンスを始めて21年目になる。自身、ここまで長続きするとは思わなかった。ダンサーの立場からコーラーの
立場になったこと、地域にクラブを立ち上げたことが起きな要因だろう。コーラーになるためにはダンスの仕組みをきちんと
理解した上でコールのメソッドを学ばなければならない。その難易度はダンスを覚えるよりもハードルが高い。コールの
仕組みは極めて論理的、パソコンで組み立てをつくる手法もあるくらい、その論理が確立されている。加えてダンサーに
対して声でその組み立てを伝えて行く。音楽を選び、乗りの良い曲をアメリカから購入する。時にはジョークでダンサーに
笑いを届ける。いつも同じパターンでは飽きられるから常にその組み立てを研究する。学ぶためにあちこちのパーティーに
出没して他のコーラーの組み立てを研究する。おもしろい。とにかくおもしろい。そして自分が頑張った分、ダンサーの笑顔
が返って来る。自身も達成感の極みに達する。しかし、スベることもまた多い。人の心を満足させる作業は難しい。難しいから
続く。そして工夫を凝らす。
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2016.5.16
『スクエアダンス・その18(普及活動)』
日本スクエアダンス協会では今、普及活動を積極的に行っている。会員の高齢化と共に、入会して来る人が一時の
ように多くなく、昨年のデータだと、辞めた人が1300人、新規入会した人がそれと同じくらい、ということで
実質増になっていない。高齢化で足腰が利かなくなった、耳が聞こえなくなった、親の介護で、車をやめたので
例会場に行く足が無くなった、などが理由だ。一方、新しく入会する会員の年齢も上がっている。60歳以下の人
の率が少ない。加えてあそびやライフスタイルの多様化で、スクエアダンスに目を向ける人が少なくなった、など
さまざまな理由がある。協会では、全国500のクラブで、スクエアダンスをさまざまな人に体験してもらい、知って
もらうための活動として、体験者10万人運動を展開中だ。
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2016.5.15
『スクエアダンス・その17(初心者講習会)』
全国のクラブの半数は、毎年ビギナー講習会(初心者講習会)を開く。最初に挑戦するのがベーシックという51種類
の動きを覚えること。ベテランのコーラー(指導者)が1回3つ程度を教えてくれる。クラブの先輩会員はこれに丁寧
にお付き合いする。みんなが辿ってきた道だ。概ね4か月から5か月かかるので、長丁場だ。はじめてのひとは一様に
中盤から少し苦しくなり、続けようかやめようかという壁にぶち当たる。しかし、一緒に学ぶ仲間のがんばりと先輩の
優しさが気持ちを押してくれる。卒業式には先輩たちが感動的な演出で卒業パーティーを開いてくれるのが特徴。やっ
ぱり辞めなくて良かった!と思える瞬間だ。その後半年ほどして、初心者の人のためのDOSADO(ドサド)パーティーと
いう催しが概ね県単位に開かれ、初めてのパーティーデビューをする、という仕組みだ。
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2016.5.14
『スクエアダンス・その16(高齢化対応の施策)』
スクエアダンスは踊りの流れを覚えることなく、コーラーのランダムな指示で動くから、耳が聞こえづらいとその意味
を解釈するのに困ってしまう。高齢の会員が辞めるトップが耳が聞こえなくなった、次に足腰がいうことを利かなく
なった、となる。そこで開発されたのが「聞こえるくん」という機械だ。FMのトランスミッター(電波発信機)で、アン
プから流れる音楽とコーラーの声がFM商用波の微弱電波で流される。会場に居る人は携帯型のラジオで周波数を合わせ
れば、きれいに聞こえるというもの。この恩恵にあずかっている人が増えた。各地のパーティーやクラブの例会などで
の採用が増えている。少しでも身体のハンディを乗り越えて永く踊って欲しいという願いが叶えられた。
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2016.5.13
『スクエアダンス・その15(会員の高齢化)』
協会加入の会員の高齢化が目下の課題だ。高齢化が進めば当然会員が減り、スクエアダンスの振興にブレーキがかかる。
平均年齢は67〜68歳(だろうと推定する)。これでは、いくら精神も身体も若いとはいえ、これからの継続性(サ
スティナビリティ)が保障されない。本場米国の現状もそうだ。10年ほど前の国際大会は2万人、3万人が集まった。
昨年の国際大会は4千人だったそうだ。米国も深刻な問題を抱えている。趣味のクラブで人口が減っているのはスクエア
ダンスクラブだけではない。公民館活動やカルチャーセンターなども一様に参加者の高齢化を気にかけている。社会全体
が高齢化していること、個人の生活環境が著しく変化していること、グループに属するよりも、気軽に個人で参加できる
ことを好む人が増えていること、などが課題だ。人と人が交流する機会がどんどん減っている状況を憂いている。
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2016.5.12
『スクエアダンス・その14(日本スクエアダンス協会)』
全国の愛好者やクラブを束ねる組織として、一般社団法人日本スクエアダンス協会がある。秋葉原にあるビルの一室に
事務所を構えている。協会の理事は全国に15人、関東地域は愛好者の半数以上なので、15人中7人を占める。筆者
も理事のひとりとして協会運営に参加している。この組織は、スクエアダンスの普及活動、活動を進めるためのテキス
トの編纂、機関紙の発行やホームページでの会員への情報発信、技術的なとりまとめと普及活動、技術レベル向上のた
めの研修や講座実施などを行っている。協会傘下には国内を7つのブロックに分けて(北海道・東北・関東甲信越・中
部・近畿・中国四国・九州)それぞれの単位で会員へのサービスを行っている。東日本大震災のときもそうだったが、
今回の熊本地震のときなど、会員相互の安否確認や募金活動などで互助精神を発揮している。
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2016.5.11
『スクエアダンス・その13(スクエアダンス海外事情)』
今、密かに流行しているのが中国。どういう経路で中国に浸透したかわからないが、想像するに、台湾(ダンサーが2
千人居るという)から伝播したか、アメリカ留学した人が持ち込んだかと想像する。中国人の中でも、富裕層の間で流行し
ているらしいが、コーラーが不足しているため、米国人のコールを録音したものを流して踊っているらしい。日本人コ
ーラーが中国のパーティーでコールすると喜ばれるようだ。民間の国際交流だ。中国のパーティーに参加した人の話で
は、車で来た人はほとんどがベンツだったという。アメリカに通じたお金持ちの人がやっているのかもしれない。筆者
は2回ほどアメリカで開催の国際大会に参加したことがあるが、ダンスの仕組みは国際ルールだから、言葉の壁は有るが、
米国、カナダ、イギリス、ドイツ、スゥエーデン、オーストラリアなどの人たちと対等に楽しむことができる。、
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2016.5.10
『スクエアダンス・その12(歴史を紐解く)』
アメリカが発祥のダンスだが、もともとはヨーロッパのカドリールダンスなどの宮廷ダンスが移民によって伝えられ、
それが変化してアメリカ的な種目へと変化して行ったようだ。ウエスタンの音楽だから、最初はテキサス・コロラド
・カリフォルニアなどの西海岸が主流だったらしい。アメリカは父母と2人の子どもの4人家族が隣の家族と一緒に
バーベキューパーティーなどやる時に楽団が音楽を流し、踊ったという説がある。最初は踊る順番が決まっていたが、
だんだんハッシュ(当意即妙)コールで踊るように変化して行ったようだ。これが日本に伝わったのが1946年、
進駐軍の将校が日本の若い人たちに教えたのが始まり、若い人たちは競ってこのダンスを行ったという記録が有る。
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2016.5.9
『スクエアダンス・その11(よき学び、よく遊ぶ)』
趣味の世界なのだが、よく学ぶ。ダンスプログラムの階梯がものすごく幅広いことから、楽しみの質を上げようとし
たら、ひとつのステージを極めるのに数年かかる。一生かかっても学びきれないほどのものがある。全国のあちこち
で研修会や研究会がたくさん開かれており、愛好者は高い参加費を払って参加する。ダンスを踊る人の数十倍学ぶ必
要があるのが、指示を出すコーラー。ダンスを組み立てるだけでなく、楽しみへの誘いとなるエンターテイメント性
が必要なことから、理論と実践の学びをしなければならない。コーラーになるためには3年から5年の学びと経験を
要するのだ。でもその学びを実践し、それが達成感という形で還って来る充実感がたまらないから、皆続くのだろう。
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2016.5.8
『スクエアダンス・その10(コスチュームがなかなか)』
どんなダンスでもコスチュームというものが有る。スクエアダンスも例外では無い。
例会やパーティーではコスチュームを着用する(例会でのコスチュームの着用は多くは無い)が、ボーイはウエスタン
シャツにジーンズが多い。カウボーイスタイルだ。テンガロンハットをかぶる人も時々いるが、動きの邪魔になるの
で、あまり感心しない。タイルのフロアーだったらブーツを履く人もいる。女性は半そで、丈が短めのワンピースの
下にパニエというふわふわの素材のスカート下着をつけるので下のほうが大きく膨らむ。伝統的なアメリカ文化のス
タイルだ。このワンピース、自分でつくる人が多い。生地屋さんに行ってお気に入りのファブリックを買って来てミ
シンで仕上げるのだ。パーティーで素敵なものを見るとすぐにつくってしまう、という人もいる。ウエスタンシャツ
はシャツ屋さんに頼む。最近ではネットのウエスタンショップで米国製のものが手に入るようになった。
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2016.5.7
『スクエアダンス・その9(スナックコーナーが有る)』
クラブの例会(多くのクラブは毎週○曜日○時から、と決めて例会を持っている)や毎週日曜日(最近では平日に行
うところも少し増えて来た)のパーティー会場には、スナックコーナーというものが設置される。これは極めて発祥
のアメリカ的雰囲気の習慣だ。ダンスの合間の休憩時や、踊りに疲れた時、他の人と会話を楽しみたい人が、お茶を
飲みながら一服のオアシスとして活用できるコーナーだ。キャンデー、チョコレート、クッキー、コーヒーやミネラル
ウォーターなどが置かれている。パーティーなどでは、主催者の手作りケーキやパン、フルーツなどが置かれること
が多い。これも参加者の楽しみのひとつだ。パーティーの参加費は関東地方では1日1,500円が通例。この会費でスナック
が付くので、安い参加費だ。
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2016.5.6
『スクエアダンス・その8(脳トレ効果と足腰トレ効果)』
その3で脳トレの話をしたが、脳のメカニズムをうまく使っているのがスクエアダンスの特徴だ。海馬という前頭葉が
あって、ここは一時的な記憶をつかさどり、そこで記憶したことを大脳の記憶装置に送り込み、刷り込み作業が行わ
れる。それぞれの記憶はシナプスという糸でつながれ、必要なときに引き出される。この自然な行為がスクエアダン
スで行われている。海馬は壊れたら回復しないので、いつも活性化しておかなければどんどん減ってしまう。スクエ
アダンスをやっている人に認知症が無いのは海馬をいつも活性かしているからだろう。足腰も当然、鍛えられる。1
チップという12〜15分単位に休憩が取られるが、概ね1200〜1500歩歩く。これは早足のスピードだ。1
日パーティーに出ると。1万歩は軽く突破する。筆者の場合は1万5千〜2万歩になる。
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2016.5.5
『スクエアダンス・その7(右と左が重要)』
多くのダンスは足は右から出る、重心は左足にかける、など重要な要素となるが、スクエアダンスにはこれが無い。
どっちの足からでも構わない。利き足から出れば良い。ただし、右手を取る、とか左手から始まる、といった手の方
向が重要。右側を向く、左側を向く、といった向きの方向も重要になる。大人になったら、右を向く、左を向く、な
ど普段の生活であまり意識をしないが、フォーメーションをつくる時にとても大事な要素だ。普段の生活で意識して
ないから、間違いが多い。筆者は今でも戸惑う。右側に90度向く、合わせた左手で270度回転するなど、よく
ある動作だ。しかも咄嗟にリズムに合わせて行う必要がある。脳がサビつくのを防止するにはとてもいい判断をさせ
られる。
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2016.5.4
『スクエアダンス・その6(スキンシップが多い)』
8人が四角形になる時は男女4カップルで四角になる。左側には男性(ボーイと呼ぶ)右側には女性(ガールと呼ぶ)。
何歳になってもコーラーはボーイとガールの呼称を使う。
4組のカップルは、それぞれに手をつないでいるところから始まり、フォーメーションをつくる時にも手を取りながら
移動していく。必然的に手でスキンシップが取れている。この手の取り方に少し性格が出てくる。相手に合わせて柔
らかく取る人、自分がリードしようと思って引っ張る人、不安な気持ちでギュっと強く握る人、指をそろえて美しく
握る人、乱暴に離す人、離しやすいように優しく心配りする人。一瞬のことでも、その人の性格を垣間見ることがで
きる。スキンシップが多いことで、人間交流の密度が必然的に濃いものになって来る。
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2016.5.3
『スクエアダンス・その5(交流の場が多い趣味)』
全国には概ね市町村単位に500近くのクラブがある。平均は1クラブ30人くらいになるが、全国の市町村数は
1500あまりだから、まだまだすべての市町村にクラブをつくるまでに至っていない。国内人口1万5千人のうちの
53パーセントは関東地域に集中している。毎週日曜日には“どこかで”パーティーを行っている。世界共通のルール
なので、外国人が日本に旅行に来たついでに参加、などもある。パーティーでの交流は活発だ。各クラブ間の交流も多
いのが特徴だ。全国どこに行っても踊れるので、旅行先でクラブに遊びに行くこともできる。筆者はコールをしている
ので、訪問先でコールをすることも多い。、全国各地に友人が多いが、名前を覚えきれないのが悩み。顔は知っていても名前が
出て来ない。
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2016.5.2
『スクエアダンス・その4(イマイチの知名度)』
国内にはスクエアダンスの愛好者が1万5千人居る。生涯スポーツの種目の中で1万5千人というのはグランドゴル
フの300万人、3B体操のの80万人、インディアカの70万人に比べると弱小な種目だ。それは、他の種目に比
べて用品(道具)を開発・販売する企業との結びつきが無いこと、ライセンス制度が無い(現在、制度の検討中)の
で普及指導者の養成が遅れていること、マスコミにあまり取り上げられて居ないこと、などが起因しているが、もっ
ともネックになっているのは、この種目を説明しにくいことにある。社交ダンス、といえばこう、フラダンスと言え
ばこう、クラシックダンスと言えばこう、という美しいフォームのイメージがある。しかし、スクエアダンスは美し
いイメージが無いのだ。形を気にして美しいフォームを見せる楽しみ方では無いのがネックなのだ。
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2016.5.1
『スクエアダンス・その3(愛好者はみんな若い)』
スクエアダンスの愛好者はみんな気持ちも身体も若い。その理由を紐解くと、今流行のナンプレや○○パズルなどの
脳トレの要素が組み込まれていることだ。覚えた動きを脳から引き出し、瞬間的に足に伝え、1組8人で協働してフ
ォーメーションを作っていくわけだ。しかもただの脳トレは足を動かさないが、1分間128泊の早足レベルでステ
ップを踏む。そして男女が手を握り、顔は笑顔の連続、8人が四角形から始めるのでスクエアダンスという。8人に
チームワークが重要となる。人間交流も組み込まれている。そして常に学ぶ。だから、身体も心も脳もいつもリフレ
ッシュされているのだ。
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2016.4.30
『スクエアダンス・その2(ダンスの動き難易度ランク)』
コーラーが動きを指示する種類は、ダンスのレベルによって違う。ベーシックといわれる動作は51種類、メイン
ストリームと言われる動作は17種類、この68個を覚えるとまず愛好者としてどこに行ってもパーティーなどで
踊ることができる標準レベル。ここまで来るのに平均で2年はかかる。その次のステップがプラスと言って31個、
これを覚えるのに1年ほどかかる。順調に覚えられて、ここまで来るのに3年だ。さらに次のステップは
アドバンス=80個、チャレンジ1=64個、チャレンジ2=70個…とまあチャレンジ2まで行くのに10年
くらいかかるのが普通だ。。それぞれの愛好者は自分はこのステージで楽しむ、と決めてかかるが、人間ひとつの
ステージを極めると次を目指す欲が出て来る。なので、学ぼうと思えばキリが無いくらいの学びのステージが有る。
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2016.4.29
『スクエアダンス・その1(ダンスの仕組み)』
今日からしばらくの間、筆者の趣味、スクエアダンスのことを書いてみたいと思います
趣味で始めたスクエアダンス。のめりこんで21年になる。そして自分のクラブを持って17年、会員は現在47名
、土曜日夜の例会がものすごく楽しい。このスクエアダンス、アメリカが発祥。陽気なウエスタンの曲は1分間
128泊のリズムでアレンジされる。コーラーといわれる、当意即妙なコマンドを出す人の指示を耳で聞き、その
動きを脳の回路からピックアップし、足に伝え、隊形をつくって行く、というマスゲーム的な要素がある。盆踊り
、ジャズダンス、フラダンス、フラメンコなど、普通のダンスは音楽がかかると動作が決まっていて、踊り始める。
しかし、スクエアダンスは動作内容がコーラーから指示される。ダンスの動きはコーラーに委ねられるのだ。足腰を
使い、頭を使い、満面の笑顔で踊り、交流する救えダンスは、幸せホルモンが出っ放しです。
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2016.4.28
『エンブレム』
1964東京オリンピックで、エンブレムが初めて企画されたのだそうだ。古い人は記憶
にあると思うが、赤い日の丸の上半部を大きく配置、そこに金色で五輪マーク、下に
TOKYO 1964と図案化された。この作者は、当時の日本を代表するグラフィック
デザイナーの亀倉雄策さんの作だという。やはり公募で決まったそうだが、分かりやすさ
と強靭さで群を抜いていたという。デザインという世界はデザイナーの主張があり、
何かわかりにくい理屈をつけて個性を演出する傾向がある。しかし、その
デザインを使うのは素人の庶民だ。わかりやすさは大事なのだ。
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2016.4.27
『激甚災害』
政府は熊本地震を激甚災害に指定することを決めた。激甚災害に指定されると、
さまざまな、国による支援形態が大きく変わって来る。復興にも弾みがつく。と
てもいいことだ。しかし、今回の拙速な熊本地震対応には政権与党の思惑がだい
ぶチラチラするのが気になる。政治だから、いたし方無いのかも知れない。しか
し、願わくば参議院選挙など無くてもスピード感の有る意思決定を今回のように
政治に反映して欲しいのだ。さまざまな施策が出るタイミングが地方選挙に符号
したり、きな臭いのだ。政治家さんよ、利害だけで動かない、どっしりしたマニ
フェストで動いて欲しい。
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2016.4.26
『組市松紋』
4月25日、2020オリンピック・パラリンピック組織委員会が、新しいエンブレムを発表した。
盗作問題で頓挫したエンブレムは、募集から選考までの過程を透明性があるように改革し、やっと
決まった。前の作品は組織委員会が寄せ集めの所帯だったことでチェック機能が働かず、広告代理
店が推す案で決まってしまった、という情けない事情だったようだ。決まった案を見た時は、華や
かさに欠け、今までには無い変わった図案だなあ、と思った。しかし、よく見るとこれが何とも日
本的な図案、しかも色使いは伝統的な質素な藍色。日本らしくていいと思った。このエンブレム問
題で残った財産は、組織委員会の強化、社会に対する透明度の確保。最初の盗作問題のマイナス効
果がこれからプラスに転じるだろう。災い転じて…となる予感がする。
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2016.4.25
『サプライチェーン』
熊本地震でダメージを受けた企業の影響で、トヨタ自動車が生産縮小に迫られた。東日本大震災の時にも半導体工場が
ストップした影響で多くの製造業が生産調整を余儀なくされた。ひとつの製品を製造するのに必要な部品やソフトなどを
供給し、製造し、物流で商品や部品を提供する。こういった企業集団をサプライチェーンというが、今回のトヨタ自動車のケ
ースでは、工場が被災、そして高速道路の寸断、鉄道の寸断などが影響し、ものづくりの調整まで至った。企業は、こういった
リスクを回避しようとさまざまなケースでる救マネジメントを行っているのだが、相次ぐ余震などで大幅に目論みが狂って
しまった。トヨタの工場再開は25日から段階的に行うようだ。
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2016.4.24
『ふるさと納税で熊本応援』
新聞で初めて知った。ふるさと納税と言えば、返礼品目当てに気に入った市町村に納税をし、確定申告で還付を受けられる
制度。牛肉、野菜、などの農産品や特産品が豊富にリストアップされ、この制度が定着しつつある。本来の地方創生の意義が
やや返礼品目当てに活用されていることには賛否が有るが、自治体の税収が知恵の出し合いで税収が増えていることには
効果のほどがわかる。それが、返礼品は無くても、震災被災地の支援に活用できるとなれば、多いに結構なことだ。
ネットを通じて仲介
するサイトには熊本地震への寄付金も集まり出したそうだ。いい試みだ。
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2016.4.23
『三菱自動車の背信』
またか!リコール問題の隠ぺい疑惑で深い反省をしたはずの三菱自動車、今度は燃費データの偽装だ。社長が苦渋(の
ような表情)の記者会見をした。燃費の数字を意図的に操作したことを認めた。何と、このことは、日産自動車からの指摘に
基づき、社内調査してわかったものだという。日産にOEM供給(相手先ブランド商品の供給)をしていることから、供給を
受けた日産自動車が指摘したというものだ。何たる顧客を欺く行為。直接的な事故などに繋がるものでは無いが、燃費性能
は購入者が重視する大きな判断要素。裏切られたほうはたまったものでは無い。いったい三菱自動車という会社は、
信頼ということをどう思っているのだろうか。仮に一部の人間がやったことであれ、会社ぐるみには違いないのだ。
嘘は必ずばれる。
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2016.4.22
『家具屋の内紛』
大塚家具の父と娘の内紛、裁判で娘が勝ったが、親子で骨肉の争いをするなど、普通の感覚では考えられない
揉めごとだ。その後の事業もそれぞれに展開、娘の会社は「私たちはインテリアを通じて幸せを支える企業で
有り続けます」という新聞の全面広告で訴えている。親のほうは、高級家具を扱う会社を設立し、その販路拡大
に傾注している。よほど深い因子があるのだろう。おそらく当の本人たちだけでない、取り巻きの連中も加わって
の権力争いではないかと見る。こういう会社がお客に、広告通り幸せを届けられるのか、疑問だ。
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2016.4.21
『熊本地震』
14日夜の震度6強を観測した益城町、その後、この地震は震度7と訂正された。その後も断続的に続く余震が地元の人た
ちを苦しめている。今までに例のない大きな
地震の連続、明日はどうなるだろう、と考える生活は不安でいっぱいになる。地震による家屋の倒壊、今までの平和だった
暮らしが一瞬にして無くなってしまう。信じ難い光景に心が痛む。衝撃的な映像がテレビから流れる。避難している9万人
以上の方々の疲労がピークになっている。恐ろしい。車の中での寝泊りは地震の被害から守れるが、窮屈な生活が数日続く
ストレスは想像を絶する。エコノミー症候群が懸念されている。農業や観光へのダメージも相当なものになっている。
避難している人たちの普通の日常が早く取り戻せる日が来て欲しい。
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2016.4.20
『車のナンバーうんちく・その2』
車のナンバーに欠番があるそうだ。・・42と・・49は用意していないが、希望が有れば発給するという。まず無いだろう。
駐留軍関係の車両には・・13が無いという。欧米で忌み嫌う番号だ。頭のひらがなでは“し”が無いそうだ。“あ”と
“お”は形が似ているので見間違えるというので、“お”ではなく“を”を使っているという。この番号、一度登録すると
二度と使わないので、番号が無くならないように、工夫を凝らしているのだそうだ。ナンバープレートが盗難に遭った
場合、同じ番号が発行してもらえない制度だという。2020年のオリンピック記念プレートが検討されてるそうなので、
人気になりそうだ。
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2016.4.19
『車のナンバー』
車を登録する時、ナンバーをもらうが、好きな番号を希望することができる。小生宅の車は2台とも希望はしなかった。
が、割合覚えやすい番号になった。全国自動車標板協議会という団体があるが、ここで希望ナンバー人気ランキングと
いうものを発表している。1122(イイフーフ)や1188(イイパパ)、2525(ニコニコ)などが人気だそうだ。
3776は、ご当地ナンバー富士山で人気、富士山の高さだから忘れない。2015は、平泉、仙台、世田谷で2014年に
ご当地ナンバーになったので人気だそうだ。一けたの・・・1,・・・3,・・・8も結構な人気だそうだ。1122など、
車の中で夫婦喧嘩が出来ない!
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2016.4.18
『親の存在』
今年度の各大学の入学式、親の席が用意され、親御さんの入学式参加を各大学が歓迎したそうだ。これに対し、大学の入学式
に親が?といぶかる声も結構大きい。当の入学する生徒たちも、「いいよ、親は来なくても」という考え方、「ここまで親の
世話になったのだから、入学式の晴れ姿を見て欲しい」と思う考え方、いろいろ有るようだ。明治大学の入学式は日本武道館で
行われたが、学生8千人に対し、親は1万人だったそうだ。法政大学では保護者向けに就職活動のためのガイダンスを行ったという。
大学側も手厚いことをするものだ。親は幾つになっても子どものことは心配だ。親を安心させる仕掛け、大事にしたいものだ。
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2016.4.17
『呼吸の日』
5月9日は呼吸の日だそうだ。
公益社団法人日本結核予防会、日本医師会、日本呼吸器学会などが主催したフォーラムが開かれる。最近、結核の話題がニュースで
流れる。渋谷警察署では、留置した人の結核が職員に感染した、という事案が有った。結核は昔の話、という印象だったが、今でも
年間2千人以上が結核で亡くなっているという。朝の連続ドラマで亡くなった常子(ととねえちゃん)のおとうさんも結核だった。
現場の医師も結核の治療経験が少ないので、風邪の症状と間違えて処置することが有るという。筆者の友人は2人も肺
を切除した人がいるので、他人事では無い。フォーラムの会場では肺年齢を測定できるコーナーも有るそうだ。
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2016.4.16
『地震』
筆者の住む茨城県県南は地震の巣だ。その回数はひときわ多い。「このくらいの揺れは震度○だな」とか、
「こんな感じだったら
まだだいじょうぶ」などと地震慣れしている。たまに友人が来た時など、地震の少ない地域からの人は驚く。スワッ!といった
時にマヒした感覚で大丈夫かと思うくらいだ。一昨日の熊本での地震は、その後の余震などをニュースで見るにつけ、お住まいの
方々は不安な日々を過ごされていることに心が痛む。特に高齢者、障がい者、生まれたばかりの赤ちゃんなど、
自身の力で逃げられない方々は、ご家族の方々を含め、余計不安だ。一瞬にして建物がぺしゃんこになってしまう事実。
自分の事に置き替えて考えてみたら、あり得ない事実だ。市役所が倒壊の危険、など住民を守るべき司令塔が無くなるわけだから、これは並大抵の
事では無い。今は心で応援するしかないが、早期の地震収束を願うばかりだ。
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2016.4.15
『春の雨』
4月20日は24節季の“穀雨“。春は雨が多いというが、確かに4月の始めから1週間ほど、関東地方
は太陽が見られなかった。穀雨は、春の和らかな雨に農作物が潤うという意味で、この頃に種蒔きをするのが
いいのだそうだ。我が家の菜園も菜っ葉類、大根・人参・ごぼうなどの根菜類を蒔く予定だ。雨の表現にもいろいろ
あり、繊細な日本人の感性をくすぐる。桜はもう散ったが、この頃の雨を桜雨というそうだ。今年も有った。
春時雨(しぐれ)とは、春の俄か雨のこと、いい表現だ。5月6日には24節季の立夏。季節は確実に巡って来る。
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2016.4.14
『IH調理器』
IH調理器は便利だ。熱効率が良いから、エネルギーコストの節約になる。ただし、電気が無いとどうにもならないから
停電の時は使えない。最近ではキッチンにセットする機器とは別に、卓上型で移動できるものが多く販売されている。
IHは高齢者の居宅でも火災の心配が無いのが良い。ガス漏れなども防げる。クッキング用のさまざまな便利機能が付いて
いるのも魅力だ。夕食のクッキングをする筆者は、オール電化したての頃はガスコンロが無い不便さを感じていた。特に
土鍋が使えなくて困っていたが、IH用の土鍋を買ったとたん、超便利。すっかりファンになってしまった。
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2016.4.13
『花見』
今年の関東地方、花見ができる期間が1週間以上あった。開花してから天候が不順で寒い日が多かった。4月のはじめから
入学式シーズンを過ぎてもまだ花見ができた。桜のほんのりピンク色は、心が和む。4月10日の日曜日には近所の花見スポット
をサイクリング車で回った。どこも地面にブルーシートを敷いた人たちでいっぱいだった。上野公園の花見客は毎年テレビ
のニュース映像で流れるが、桜の花より人の方が多い。酔っ払いも多かったようだ。3月中旬には河津桜、
3週間後にはソメイヨシノを、そしてこれからの八重桜と楽しむ予定だ。
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2016.4.12
『NHK頑張る』
会長の失言やスキャンダル、職員の犯罪やトラブルなど、話題に事欠かないNHKが頑張っている。朝の連続ドラマでは
高視聴率を記録し、4月4日から新しく始まった新、朝の連続ドラマもおもしろい。夜のゴールデンタイムの番組も思い切って
刷新をした。今までの番組時間帯を大胆に変えた。番組のコマーシャル番組を増やし、DJっぽくアレンジ、起用した女優
がおもしろい。今までの番組にも新しいキャスターやアナウンサーを起用、スタジオデザインを刷新、などなど、努力の
跡がみられる。番組自体もおもしろくなったような気がする。民放は相変わらずお笑い芸人に頼っているが、NHKはアナ
ウンサーを育てようとしている。これからの動きに注目したい。
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2016.4.11
『相次ぐDV』
子どもへの虐待(DV)事件が多い。先日も子どものせっかんのため、プラスチック製コンテナに2人を閉じ込め、2歳児
が死亡する事故が起きている。いったい、親になった人間は、親としての自覚はどうなっているのか。親の勉強をする前に、
親になってしまったり、子どもが好きでないのに、子どもをつくってしまったりしているのだろうか。こういったDV問題には警察や
児童相談所が対応し、子どもの人権を守るようになっているはずなのだが、機能していない。家庭のトラブルには、なかなか
踏み込めない事情はわかるが、地域社会でも何か手を差し伸べられると思うのだが、今の世の中、地域社会が脆弱だ。
“触れないほうが身のため”的な無関心さもまた原因かもしれない。未来を担う子どもたちをすくすく育てたいものだが、
保育所を増やすのも良いが、子どもを育てるための他の課題にも政治家は関心をもってもらいたいものだ。
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2016.4.10
『人のやさしさ』
思いがけないところで人のやさしさを感じることがある。4月6日の“新聞をヨム日”に、ハッピー・ニュース2015として
その対象に横浜市の川村玲子さんが投書した記事が選ばれた。それによると、バスに乗っていた時に赤ちゃんが10分以上
泣き止まず、おかあさんが困っていたそうだ。筆者も経験が有る。その時、運転手が咄嗟に、「お母さん、大丈夫ですよ。
赤ちゃんですから気になさらないでください。きっと眠いか。お腹が空いているか、おむつが気持ち悪いか、暑いかと思
います。」このやりとりがネットに掲載され、“神対応”として話題になったそうだ。きっとお母さんは救われたし、迷惑
に思っていた人たちも笑顔に変わり、バスの中がやさしさに包まれたのではないかと想像する。人のやさしさって、こうい
うことなんだな、と思えた。
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2016.4.9
『ふりかけ』
ふりかけ、と言えば昔を思い出すなあ。確か30円で買えたと思う。今から50年以上前の、筆者がはなを垂らしていた頃、
マルミヤのふりかけ、というのが有って、ここにエイトマンのシールが入っていた。これを集めるため、母親にねだって買って
もらったものだ。もちろん、ふりかけもごちそうだった。30円は電車の初乗り運賃の値段だった。転じて今また、ふりかけが人気。
食品メーカーが、若者や高齢者向けに賞品開発を行っている。カレー味、ポン酢味、ツナマヨ、焼きそば用、などなど。
何と、出汁メーカー特製の30グラム5千円のものがあるそうだ。ちょっと買う気にはならない。
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2016.4.8
『何でも公募?』
民進党が新しいロゴマークを国民から募集している。4月12日が締切だが、党名も公募をして決めた。国民参加型で
いいんじゃないの?とも思えるが、どうだろう。事務局側にしっかりしたポリシーや提案力が無いから、と見てしまう。考え
過ぎだろうか?公募で参加意識を醸成したい気持ちはわかるが。ま、“国民とともに歩む”と宣言しているから納得していいのかな?
オリンピックのメインアリーナのデザインも公募で決まった。新しいデザインは前のデザインに酷似しているが、使う材料は木を
選択した。ところが、肝心な聖火台がデザインされていない。な、なんちゅうこと?聖火はオリンピック競技の重要な
要素、それを考えないデザイン、作者は、「どこにでも設置できますよ!」とうそぶいている。それじゃ、デザインとは言えない
じゃない!悲しくなってしまう。公募にはこんなことがあるのだ。選考する側に目利きが居ないと、とんでもないことになる。
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2016.4.7
『スポーツカー人気』
マツダのロードスターがワールド・カー
・オブ・ザ・イヤー受賞で人気だそうだ。国内で6,000台、海外で1万2千台が売れたという。今スポーツカーが静かな人気
だそうで、60才代が有力な購買層だという。車を移動や物を運ぶ道具と見るのではなく、車を持っていることが楽しく、
運転が楽しいと思える車を各メーカーが開発している。車の価値を変えようというメーカーの戦略だ。筆者が
20代の頃は、若者は車に憧れたものだが、今は車離れが進んでいる。こういった現象に、メーカーが動き出し、
少しずつユーザーから支持されているのだろう。筆者も車の運転が好きで、
日本一周をしたが、1日500キロ
ほど運転しても疲れない。しかし、スポーツカーを買う余裕は無い。しばらくはオンボロのワゴン車で我慢することにしよう。
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2016.4.6
『保育士』
日本死ね!のブログがこうも社会を動かすとは、SNSの恐ろしさを感じた事件だった。そうか、政治家は今夏の参議院選挙
、ひょっとすると衆議院とのダブル選挙になるかもしれない時期に国民が怒り出すのを自民党は嫌っている。たまたまその
テーマとして社会が動いたのが政治家を動かしたのだろう。今は物の良い時なのだ。この羽後意を後押しした新生「民進党」
の山尾志桜里氏が政調会長に抜擢された。民進党の切り札と考えられる。さっそくゲスの勘ぐりでいろいろスキャンダルが
取り上げられているが…。保育園に入れない、という切実な声に、緊急にキャパを増やそうと付け焼刃でいろいろな策が
ヘッ票されているが、施設が足りないばかりか、保育士が足りないのだ。免許を持つ人は居るが給料が安くて働き手が
居ないのだ。子育て支援策を練るなら、保育げんばで働く人たちの生活を保障する施策が無ければならないのに、そこには
手を付けていない。
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2016.4.5
『レコードプレーヤーの復活』
最近、アナログのレコードが、またもてはやされているという。レコードからCDになって、今やネットで音楽が配信され、
レコードが無くなった。無くなっても“レコード大賞”とう、これいかに。世の中、技術の進歩で音楽などの音の追求の
結果、デジタル音源になって行ったと思うが、どうもこういった機械的な音は物足りない、という本格的なファンも多いのだ。
デジタルは確かに正確でがっちりとデータなのだが。しかし、アナログは不正確だが、それ故の“味”が有る。人間にも
思考回路の違いで。、ジタル人間とアナログ人間に分けられるが、筆者はアナログ派だ。音もそうだ。たくさんのLPレコード
を持っているし、これを活用しない手は無い。今のプレーヤーは、USB端子も備えているから、レコードからデジタル化も
簡単にできるから、パソコンで使いたい時は重宝だ。メーカーは高機能プレーヤーの販売を始めた。
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2016.4.4
『あの世へ逝く力』
この本には、「人は、人生で一度だけ死ぬチャンスがあります。悔いなく閉じましょう。」とある。まだこの本、読んでは
いないが、幻冬舎が出版した『あの世へ逝く力』と言う本だ。人生生まれた時から死に向かって行進する、という表現は知っていたが、
“死ぬチャンス”という表現には驚いた。還暦を過ぎた筆者には少しだけ近い時期だけに、“ナルホド”と思える表現だ。
いざ自分にそういうチャンスが巡って来たとしたら、そのチャンスを生かすよう静かに過ごせるか、ジタバタして周囲に迷惑
をかけるか、どちらだろう?でも、その瞬間は、「好きなことをして、美味いものを食って、良い人生だったなぁ」と思いたい。
あさが来たの進次郎さんのように。
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2016.4.3
『サザエさん70周年』
お馴染み、マンガのサザエさんが、生誕70周年だそうだ。70年前と言えば、1946年、終戦の翌年だ。昭和の発展と
ともにサザエさん、マスオさん、が昭和を生き抜いて来た、ということだ。このところの昭和を懐かしむ、という
ムードの中で、サザエさんのマンガを見れば、その当時の庶民の生活がリアルに描かれている。1946年「夕刊フクニチ」で
長谷川町子さんのマンガが連載され、2年後には映画化されたというから、人気のマンガだったのだろう。5年後には
朝日新聞の朝刊に連載された。テレビに登場するのは1969年、昭和45年の高度成長時代。そして1974年、昭和49年には
連載が終了している。♪おさかなくわえた どらねこ〜 のうたは庶民の生活の代名詞だ。
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2016.4.2
『禅』
座禅が海外で人気のようだ。自分自身と向き合い、無の境地から自己を探す禅の行、只管打坐と言われる座る行だ。
筆者は禅寺に伺い、月に1回の座禅の会に参加していたことがある。最初は座るのがつらい。無の境地になれず、さまざまな
邪念、雑念にさいなまされる。何も思わないと思えば思うほど、いろんなことが頭を駆け巡る。
座っているうちに、少しずつ呼吸が整い、聴こえるのは風の音、小鳥のさえずりなどが感じられた。呼吸は、丹田呼吸と言われ、
へその下のあたりが意識できる。アップルのスティーブ・ジョブスやイチローなどが座禅行で知られる。極めて日本的精神文化が
海外のビジネスマンや若者に人気だという。呼吸を整え、心を落ち着かせ、シンプルに生きる禅の教え、たまには禅道場を
訪ねるのもいいかもしれない。
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2016.4.1
『高速道路無料の日を決定』
高速道路各社は、今年から毎年4月1日を高速道路の日として、1日無料で走れるようにした、と発表した。
今まで、さまざまな○○の日、というのが有るが、高速道路の日は無かった。
これだけ高速道路網が発達した現在、多くの国民に高速道路を活用してもらい、これからの社会インフラの発展を願おう、
ということで、国土交通議員連盟の力を借りて制定したものだそうだ。全国を旅した筆者は、確かに最近のサービスエリア
の進化は目を見張るものがあるし、道路が社会に果たす役割がますます求められているのを感じる。
この日が更に国民に浸透し、豊かな生活のインフラになってくれればと願う。
エイプリルフール、今年のネタでした。去年のエイプリル・フールのネタは「今年の夏は冷夏」だった。
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2016.3.31
『伝える力』
簡潔な言葉で上手に状況を伝えることができる人が居る。いろいろしゃべっているが、何を伝えたいのかわからない人が居る。
伝えるということはとても難しい。伝える側の技量はもちろん必要だが、ぞれを受け取る側の受け取り方も問題になって来る。
「このあいだ、きちんと説明したでしょう?」と言われても、「聞いていないよ!」というすれ違いはよくあることだ。どう説明したか、
どう解釈したかでこのスレ違いが起こる。ことばで伝えるのが難しいくらいだから、メールで伝えるのはもっと難しい。
もらう側で勝手に解釈できるから、もらった側からのフィードバックをしないことには、どう理解されているかわからない。
電話とかだったら、復唱すれば済むことだ。だから、メールで会議をしよう、なんてことが良くあるが、議論になるはずが無い。
メールは伝達手段だし、微妙なニュアンスを表現できない。コミュニケーションというのは、双方が理解したレベルで次の
行動に繋げなければ成立しない。同じ呼吸になって前進する。ネット社会だからこそ、伝える力を磨かなければならない。
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2016.3.30
『メモする』
筆者は自称「メモ魔」だ。記憶力が乏しいからメモをする。いつもメモ紙と筆記用具は身に付けるか、手の届く
ところに有る。
このコラムもそうだが、何を書こうかな、というアイディアが浮かぶ。覚えておいてあとでメモしよう、と思って
いると、他のことを考えているうちに忘れてしまい、「さっき、なんか考えていたなぁ。なんだっけ?」となって
しまう。ちょっとメモしておくと、安心していられる。最近はメモやスケジュール管理をスマホでやる人が多いが、
筆者は手書きにこだわる。愛用の手帖の裏表紙には付箋の予備をいっぱい持っている。これにメモ、手帖の該当するところに
ぺたぺた貼る。メモしてもそれをちゃんと必要な時に取り出せるようでなければならない。タイムリーに取り出せな
ければ意味が無い。情報整理術は、どんなITの道具を持ったにしても重要なことだ。
時々、手の甲にメモをしている人が居る。学生や看護師さんに多い。これ、いいなぁと思ったが小生には無理だった。
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2016.3.29
『乙武クン不倫』
自民党にまた不倫の大ダメージ。次の参議院選挙に自民党のルーキーとしてスター候補にまつり上げられようとしていた
(世評でしかないが)乙武洋匡氏(39歳)、週間新潮が不倫報道をした。またしても自民党は週刊誌に刺された。
本人は悪びれず、5人の人と不倫をしていたと言い、3人の子どもを持つ奥様は、子どもを育てることを重視して
これから2人でうまくやって行きます、とのコメントを出した。時の権力者も週刊誌には弱い。その乙武君、活躍は
素晴らしいが、障がい者として歯に衣着せぬ発言は鋭いし、狡猾的なところがある。だから彼に反発する人も多い。
社会が彼の発言でいい方向に向かって行くことは否定しないが、人間としての魅力や社会的な倫理観は持たねばならない。
少し有名になると、他人から自分に近づいて来る気配が大きくなる。そうすると謙虚さが失われてしまう。
態度が大きくなったり、口調が横柄になったり、行動が派手になったりする。少しお金が有ると権力が有るような
ふるまいをしたり、人間としての信頼よりも、金や物で人を動かしたりしてしまう。悲しい、人間の性だ。
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2016.3.28
『カシオペア終了』
夏冬を問わず、ほぼ1年中天空に見られるW型の星座がカシオペア座だ。北の方角を探す時の目印になるのが
この星座。この名前を冠した寝台特急列車が姿を消した。
上野〜札幌を結ぶ豪華寝台特急「カシオペア」が1999年から17年の運行を3月19日に終了した。一昨日開業した北海道新幹線
にあわせて、その役目を静かに終えたのだ。全個室の列車チケットは予約が取りにくく、プラチナチケットだった。存続を望む
声が多かったが、JRは機関車が青函トンネルを走れなくなることを理由に廃止に踏み切った。せっかくのラストランだったのに、
不審物を仕掛けたとの偽電話があり、2時間遅れで出発、悪いやつが居るもんだ。今後は ファンサービスの臨時列車として、
時々運行されるようだ。
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2016.3.27
『相次ぐテロ』
3月22日から23日にかけて、ベルギーで相次ぐテロ攻撃の爆発が有った。フランス、ロシア、トルコ、ヨーロッパの
あちこちから惨状が報道される。日本政府はベルギーへの渡航を自粛するよう警告した。爆発はほとんどが自爆テロだ。
第二次世界大戦の特攻隊戦と同じだ。身を挺して神に仕えるという精神、人間の幸福を願う神が、果たして命をかけて他の
人間の犠牲者を出す行為を喜ぶだろうか。悲しみを助長し、他の人間や国に対する怒りへと化する行為を神が喜ぶはずが無い。
聖戦などと言いながら、権力者の目論見の餌食になっているだけだ。そもそも、こういう攻撃をせざるを得ない社会を
作り上げ、多くの難民が明日のイノチを心配しながら露頭に迷う世の中に何故なったのか。冷静に考えればそんなこと
誰もしたくないのに。暴力による鎮圧は暴力で反発が帰って来る、という予測を見誤った権力者の横暴がこうなってしまった
ことを今一度振り返らなければ、更にこの波はきっとアジアや日本にも押し寄せて来る。
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2016.3.26
『ディープ・ラーニング』
先日、グーグルの人口知能が囲碁で人間に4勝1敗で勝った。チェス、オセロ、将棋などではすでに人口知能が
勝っていたが、囲碁は10の360乗の組み合わせが有るということから、そう簡単には人間に勝つ
ことは無いだろうと言われていたし、囲碁のチャンピオン、韓国のイ・セドルさんに4勝した。4戦めはセド
ルさんが勝ち、「人口知能がこんなに強いとは思わなかった」と言わせた。対戦前は鼻でくくっていたセドルさんを
うならせた。ここに使われている技術が
ディープ・ラーニング
という技術。人間の脳のように、イメージパターンをどんどん学習し、人間のやることはすべて可能にし、
予測し、という技術だそうだ。車の自動運転技術もこの応用系で、さまざまな条件下で発生する事象を、
経験値で行動に移したり、新しいことを学習してインプットしたり、という人間の知能をすべてコンピュータ
が獲得して行く技術だそうだ。もはや人間の脳を超えた存在だ。この技術がこれからの社会や仕組みを
大きく変えて行くだろう。しかし、便利なものには必ず負の部分でも応用が成される。これを止めるのは人間だ。
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2016.3.25
『ツイッター10年』
ネット社会で発明されたツイッター、140文字でつぶやくメッセージだ。最初につぶやいたのは、
創業者のジャック・ドーシー、2006年3月21日だったそうだ。
日本で爆発的に広がったのが5年前の東日本大震災の時。以降、ツイッターは社会を動かす
メディアに成長して来た。鎌倉市図書館が2015年8月、「もうすぐ2学期、学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで
図書館にいらっしゃい」と出したメッセージは、夏休み明けに子どもの自殺が多いことを聞いた図書館職員のメッセージ。
話題になった。ハッシュタグということばは、テレビのニュース番組などでも公用語になった。ライブ番組などでツイッターの
情報がリアルタイムで活用され、キャスターのコメントと化して行く。ツイッターは、ことばのバケツリレーのようなもの、
と歌人の俵万智さんが言っている。リツイートで情報が拡散するが、正しい情報ばかりとは限らない。使う側の選択眼が要求される。
あいにく筆者にはツイッターは肌に合わないので、やっていない。
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2016.3.24
『進路指導のミス』
あまりにも残念な結末になった。ひとりの子どもをきちんと育てなければならない、教育現場の人間が
ひとりの少年の未来を奪ったものだ。進路指導のミスという報道をしているが、これはミスでは無い。
自身のミッションを理解しない、不適格な人間が教育現場に採用され、間違った仕事の仕方をしていたと
いうことだ。窃盗をしていたのでは?という烙印を少年に押し付け、確認もしないまま進学の道を閉ざ
し、死に追いやった責任は重い。少年のせつない胸の内はいかばかりだったろうか。裁判や刑務所の仕組み
も悪人をつくるようにはなって居ない。万が一、魔が差してそんなことが有っても、更生の道筋を与えるの
が健全な社会だ。しかし、残念ながら、そう簡単に前歴を覆すことができない社会でもある。でも、必死に
立ち直る道を閉ざしてはいけない。今回の進路指導の間違いや警察による誤認逮捕、検察による冤罪、
人を悪人に仕立て上げることがいかに多いか。怖い世の中でもある。
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2016.3.23
『田舎暮らし』
新聞や週刊誌に田舎暮らしの記事が多い。定年退職して夫婦2人で田舎に移住し、家庭菜園をしながら
健康的な生活をする。専門誌もあるくらい、田舎の古民家の売買が成される。そういったスローライフに憧れる
人が多い。ネットの中にも旅行会社、不動産屋、田舎の自治体の広告や記事がたくさん見られる。
老後をゆったりと生活したい、は誰でも思っているに違いない。しかし、バラ色の話ばかりでは無い。
田舎に行ったはいいが、なかなか地元の人とコミュニケーションが取れず孤立してしまう、体調が思わしく
なく、思い通りの生活ができない、病院やスーパーが遠くて生活が不便、などなど、なかなかどうして、そう簡単に
思い通りにはならない。マスコミなどは、いいところばかりピックアップするから、実生活に入ってから
さまざまなことに気づくのだ。大事なのは自分のライフスタイルを確立し、これからどんな生き方をしたいかの
ビジョンと夢を持つことだ。そして田舎の生活に合わせた自身の変化ができることだ。
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2016.3.22
『あさがきた』
昨日まで東日本大震災から5年ということで、10日間にわたって思うことを綴ってみました。ひとまず、東北のことを
終わりにします。しかし、忘れずに想い続けて行きます。
今日の話題は…20%代という驚異的な視聴率を保つ、NHKの朝の連続ドラマあさがきた。
明治期の、世の中が大きく変わる
節目に活躍した女性経営者が女子大を設立する、という史実にもとづいた物語の進行だ。筆者も毎朝必ず見ている。
そのドラマ進行が面白い。女坂本龍馬的な大胆な行動と主人公の“あさ”を取り巻く家族、経営に携わる会社の同僚、
『あさ』に大きな刺激を与える政界・財界の面々、幾多の困難に遭いながらも場面が前に前に進む成功物語。日本人は
こういったものが好きなのだろう。そして、今の閉塞した社会に必要な家族愛や夢や希望に向かって行く挑戦者として
の気概などに関心が行くのだろう。ドラマの最終収録が3月5日に終了したそうだ。業界用語では、“クランクアップ”
というそうだ。このドラマ、今月末で終了する。始まった時は、時代劇風の演出で何か違和感を感じたものだったが、
どうしてどうして、“あまちゃん”や“まっさん”をしのぐ面白さだった。昨日から、4月から始まる新ドラマのコマーシャルが
始まった。
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2016.3.21
『原発のコマーシャル映像』
新潟県では今原発のコマ―シャル映像が流れている。「福島第一原発の教訓を生かし、刈羽崎原発では安全対策を講じて
います」という映像が流れる。新潟県内には福島から避難している人が居るというのに。これらの人たちは東京電力に
署名を集め、抗議した。誰が考えても当然と思える。無神経な東京電力、企業の社会的責任に対して無能な東京電力が
情けない。東京電力には心ある経営者は居ないのか。世界最大の発電量を誇る刈羽崎原発、美しい自然景観の中に似ても似つかない
威容(異様)を見た。再稼働できない理由があるのに、福島の教訓を生かして、なんてよく言えたもんだ。
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2016.3.20
『人口減少』
昨年の全国の人口減少率は0.7%、岩手県は3.8%、福島県は5.7%、宮城県は0.6%という結果だったそうだ。全国で95万人
の減少、そのうち福島県は12万人、明らかに原発災害の影響と考えられる。福島県は対応に苦慮している。原発事故の
避難指示区域kらの避難者は7万人と言われているそうだが、安倍首相は期間の時期を早める言及をしている。
しかし、先に避難指示が解除された田村市では帰還した人は69%、川内村では20%、楢葉町では6%だったという。
これから期間する住民が増えて行くと思われるが。人が戻らないことには地域の再生はあり得ない。この5年という
長い間の人々の暮らしの変化は、そう簡単には変えられない。
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2016.3.19
『土地の造成は進むものの』
高台への移転計画が進行し、造成が間もなく終わり、さてこれから商店街や住宅を建設しよう、というバラ色の計画
に陰りが出ているという。それは、前に住んでいた人たちが戻って来てくれるだろうかという不安だ。人が戻らな
ければ商業地など出来ても事業が成り立って行かない。人が住んでこその新しい街づくりのはずなのに、5年の歳月
はいかにも長かった。この5年間の間に新天地に希望を見出して新しい歩みを始めた人が増えているという実態。
誰が考えても、5年は長い。あの時生まれたこどもが5歳、1年生だった子どもが5年生。中1だった子どもが大学生
だ。それぞれの道を歩むことを考えれば、生まれ育ったところに戻ろうという条件が狭まってしまう。造成地では
これから新しいまちづくりが始まる前にジレンマに立たされている。
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2016.3.18
『世帯収入減6割』
東日本大震災の被災3県(岩手県・宮城県・福島県)の住民に朝日新聞社がアンケートした内容が報道された。
震災前に比べて体調が悪くなった人が23%、不安を感じることが多くなった人が48%、など身心の状態が悪くな
った人が多いことがわかった。生活が一変し、家族を失い、職場を失い、ふるさとを失い、友人を失い、趣味や
祭りを失い、実に失うものが多かった。心の不安定になら有るを得ない暮らしが続いて来たことが影響しているという。
国や自治体に取り組んで欲しいこととしては、医療費の助成=43%、介護サービスや福祉施設の再建=30%、月々の
生活帆の補助=28%となっており、昨年は2番目に多かった「持ち家再建の資金援助」が今年は4位だったという。
それだけ、直面する健康の課題のほうが大きくなったということだろう。
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2016.3.17
『海が見えない』
津波被害があった沿岸で進められている、防潮堤のかさ上げや、土地のかさ上げ工事、毎日ダンプカーが往来し、砂埃
をあげる。ダンプカーの車列で渋滞が起き、なかなか工事が思ったように進まない。海岸線の光景は土とコンクリート
の要塞のようになり、景色など見るかげも無い。こういったことに危機感を抱く住民から、海が見えないのは困る、
との声が出始めた。復興計画に盛り込まれた、かさ上げ計画の変更を余技なくされている自治体が有るという。
災害から暮らしを守ることを優先にやって来た土木事業が、立ち止まって考えてみると、防災と快適生活の間で
何も議論されないまま、防災が優先して進められて来たツケだろう。住民は、海が見えないのは不安、と訴える。
当然の結果だ。災害の危険は秘めてはいるが、美しい光景と四季の移ろいが目の前に広がるから、心の平安が保たれるのだ。
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2016.3.16
『検査は数十年必要』
原発事故で避難した人たちの甲状腺がんの影響、福島では事故当時18歳以下だった38万人を対象に甲状腺検査が
続けられている。この検査で、がんと認定された人が116人居たそうだが、福島県では事故との因果関係の
証明までには至っていないという。国連の科学委員会では2014年に福島県内で事故の影響に関する説明会が開かれ、
今後数十年の検査、トレースが必要、という見解が出された。こういうことをしている間にも、原発の運転が検討され、
運転はしたものの、裁判所の仮処分で運転ができなくなった福井県高浜原発、事故の恐ろしさを知らない人たちが
推し進める原発推進、懲りもせず。経済発展の考え方を変えなければならないのだ。
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2016.3.15
『ふるさと』
♪うさぎ追いしかの山 小鮒釣りし かの川
夢は今も 巡りて 忘れがたき ふるさと〜
故郷とはそういうもんだ。画一化して生活様式が変化して、結いの精神などあまり関係ない現代社会だから、ふるさと
などあまり意識もしないし、関係無いと思っているかもしれない。春場所が始まった大相撲で、力士の紹介の時に、“○○県出身△△山”と紹介
するのは、故郷を紹介しているのだ。同じ故郷の人が熱心に応援する。間もなく始まる甲子園の応援などもそうだ。
遠く離れていても故郷の学校を応援する。福島第一原発事故のためにふるさとを追われた人たちの心の空虚感、ふるさと
の家を追われ、暮らしが変わったことによるものだ。故郷には生まれた時から繋がった人と人の関係があり、暮らしに
根付く地域の行事があり、故郷の言葉や習慣が有り、何より生業が有る。仮設住宅や避難生活で衣食住は満たされるが、心はふるさとでしか満たされない。
また同じ事故が起こらないよう、責任者は考え方を変えて欲しい。
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2016.3.14
『避難生活者17万人超』
2011年3月11日以降、5年に渡る避難生活をしている人は17万人を超えるという。ふるさとを追い出され、
あてもない土地で、今までの濃かった人のつながりを1からつくって来た、避難されている人たち。ふるさとに帰れない
気持ちがわかる。住まいというのは、そこに住めばいい、ということではなく、隣近所との強い心の絆で結ばれている
ことが必要だ。都会暮らしではそんなことあまり関係無いかもしれないが、ここが重要だ。
見知らぬ土地に避難する、そこの自治体の方々の十分なサポートが得られる。しかし、生活の保証は有っても、
心の空白を埋めることはできない。福島の原発災害さえなければ、こんなに多くの人たちの避難生活は必要無かった。
絶対安全と言わせた原子力発電の推進をしてこられた方々、是非原発が無くても日常の生活で工夫すれば生活が成り立つ
という考え方にシフトしてもらいたい。
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2016.3.13
『老いて行く被災者』
仮設住宅などに入った人たち、あれから確実に5歳年齢を重ねている。高齢化の問題は国全体の問題だが、家を空けて
今はイノシシやハクビシンの住処になってしまった避難指定地の住宅。みんなあれから確実に5歳 歳を重ねた。
復興、復興とはいいながら、被災した人たちの心の問題が課題だ。時々、仮設住宅で独り暮らしの老人が命を落とした、という
ニュースが流れる。その方はこの5年間、自分らしい生き方が出来たのだろうか。最後の最期に心にひっかかる
ものは無かっただろうか。
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2016.3.12
『原子力で明るい未来』
この標語、原発の近くの小学生がつくったものだ。原発立地の自治体では、大々的な原発の推進を掲げたところが
多かった。だいたい街の入り口にアーチがあったり、役所の幟にこういった標語が書かれている。
原発立地を選ぶ自治体は、莫大な交付金の旨み、雇用の創出などの経済効果目当てだ。標語をつくった時、
10才だった男の子が今40歳になっている。安全神話が先行して金がばらまかれる。そして雇用が生まれる。
現地を訪問して、美しい海岸線だなぁ、と思っていたら原発の施設がド〜ンと現れる。美しい海岸で景観を乱して
いるところがほとんどだ。子どもの頃から、安全、安全で叩き込まれて来た
ことが、今では嘘の内容だった。人間がつくったものに、絶対安全など無いのだ。福島原発の事故は人災だ。
早く考え方を改めたほうが良い。
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2016.3.11
『災害備蓄』
今日、あの日から5年になる。全国各地で起こる自然災害の経験値が災害時の行動に活かされるように
なって来た。大事なことなのだが、喉元過ぎると少しずつ意識から遠のくのが常だ。常に意識できるように、と9月
1日の防災の日だとか、災害の記念日に振り返って見ることが大事だ。災害時の食料の備蓄は、生きる上で大事だ。
自治体や企業などでは、一通りのものを備蓄倉庫に用意しているが、個人の家でも考えておいたほうが良い。発生直後の
3日間くらいは、緊急に封を切ってすぐに使えるもの、その後は栄養や食べたい欲求を満たす、主食プラス肉や野菜、
デザート類にできるもの、という具合に考えたほうが良いそうだ。自助〜共助〜公助と言われるが、まずは自身で
できることを精一杯やっておくことがたいせつだ。
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2016.3.10
『青学の社会貢献』
箱根駅伝は正月2日、3日の風物詩的行事だ。2年連続の総合優勝を果たした青山学院大学、テレビに釘づけになってしまう
レース運びはすごい。そのすごさが、大学駅伝部としては初めてとなる、盲人ランナーの伴走ができる選手を育成して行こう
という計画だ。素晴らしい取り組みだ。筆者も10キロレースの伴奏をしたことが有るが、長さ1メートルの紐を輪っかに
したものを選手の反対の手で持ち、一緒に走るのだ。伴走者は選手の目となり、歩調を合わせなければならないし、
道路の状況を見て上手に誘導しなければならない。走力は選手の1.3倍くらい無いと最後まで伴走できない。盲人ランナーでも、早い人は
フルマラソンを2時間20分代で走る人が居るから、そう誰でも伴走はできない。場合によっては、伴走者が途中で
交代したりする。青山学院の選手はこれができるようにトレーニングするというものだ。東京パラリンピックに向けて
選手を育成するという。青山学院のナイスな社会貢献活動に拍手だ。
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2016.3.9
『アラハン』
100才前後の人で社会で活躍する人が多い。政府は昨年まで、100才以上の人たちに銀杯を配布していたが、
この人数が年間6万人以上になって、財政難からめっき製にしたということだ。100才を過ぎても今なお現役で
活躍している人が大勢いる美術家、篠田桃紅さん、『こんなに人生を生きるとは思わなかった、予定外ね』と言っている。
書家として現役で活躍し、「103才になってわかったこと」を上梓し、ベストセラーになった。アラフィフ=50歳過ぎ、
アラサー=30才過ぎ、ラフォー=40歳過ぎ、という意味だが、アラハンとは、ハンドレッド、すなわち100才過ぎ、
という意味だ。100才以上の人は全国に6万1058人居るそうだが、9割は女性だという。
女性は長生きするんだ。6と再認識。アラハンの人が活躍するのは素晴らしいことだが、どうぞ老害にならないよう
若い人を育成することにも力を注いでもらいたい。
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2016.3.8
『男女揃って銀メダル』
卓球の世界団体選手権、テレビで観戦したが、手に汗握る試合だった。特に女子の中学生アスリート、伊藤選手、
ドキドキ・ハラハラの試合展開に拍手を送った。古くは温泉卓球が流行り、あまりスポーツとしての注目度が無かったが、
女子の福原選手が登場して以来、新聞やテレビで取り上げられることが多くなり、人気スポーツに成長した。今回の
銀メダルはリオオリンピックの弾みになるものと期待したい。卓球の世界でも高齢者が楽しめるように工夫された種目
が有る。筆者も少し楽しむが、ラージボールと言って、普通の
卓球の玉よりも直径が4ミリ大きい玉を使う卓球だ。。玉が大きい分だけ玉速が遅くなり、ドライブがかけやすく
なって、高齢者でも楽しめるというわけだ。
卓球台やネットは一緒だが、ボールに合わせてラケットのラバーがラージボールに合わせた専用のものが有る。
今、地域のスポーツセンターなどで講習会が開かれ、密かに人気が高まっている。
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2016.3.7
『とう立ち』
3月になると、急に春めいて来る。地温があたたかくなり、草が芽吹き、冬を越した野菜たちが急にとう立ちする。
とう立ちとは、冬を越した野菜(例えば白菜、チンゲン菜や小松菜などの菜っ葉類、大根、レタスなどから軸が出て
花を咲かせようとする。そのままにしておけば、黄色が美しい菜の花になる。どんな菜の花でも、黄色に
花が咲く直前に、先端をもいで湯がくと、春の香りだ。昨日はチンゲン菜の菜の花を湯がき、醤油マヨネーズ(マヨネーズで土手
をつくり、そこに醤油をたらして付けて食べる)が美味かった。春の絶品の味だ。花が咲いた後には種が(菜種)できる。
できた種は翌シーズンに、また蒔いて使う自家製の種だ。レタス系でもちゃんと管理すれば種は買わなくても良い。
おすすめの食用菜の花は、白菜の茎、これは絶品。太くて柔らかくて甘くて、売ってはいないから自分でつくるしかない。
これを食べるために数本は結球させないで春を待つ。あと1週間くらいで食べごろになるだろう。
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2016.3.6
『漢字の止め、払い』
2月29日、文化審議会国語分科会が常用漢字について、字画のとめ、払い、はねるなどの
ガイドラインを発表した。
例えば「木」は真ん中の棒をトメてもハネても良い。「右」では下の口を付けても離しても良い。「言」では上の
横線を離しても付けても、点角が縦でも横でも良い。などなど。どうやらパソコンの普及による影響が大きいようだ。
官公庁や銀行などで、手書きの文字がパソコンの筆記体と同じに改めさせられる、というケースが問題となっていることで、その指針を出すことに
なったらしい。学校現場でもこのことを教えなければ、ということに対し、審議会では「美しく書くことが大事な
ことなので、正しいか誤りかではなく、柔軟に対応して欲しい」と言っているとか。
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2016.3.5
『ネット・ファウンディング』
自分で何かプロジェクトを起こし、これを実現したい。しかし、資金が無い。こういった時にこの企画に賛同する
人から資金を提供してもらい、その夢の実現のための協力をしてもらう。この仕組みがネットにある。ネット・ファ
ウンディングという。さまざまなアプリが掲載されているが、基本的には、プロジェクト企画者の思いをHPに
綴り、その仕組みや社会に与える効果がどういうものであるか、成果物をドネーションした人にどう還元するか、
などが書き込まれる。ネット・ユーザーはこの企画に賛同した場合、資金をネットで振り込む。期限までに何人から
何円の寄付があり、目標に達しているかどうかがネットで見れる。起業までは行かないが、こういったプロジェクト
で社会に対するインパクトになればい効果が期待できる。
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2016.3.4
『相撲』
相撲はほんとうはショウ・ビジネスではない。古くから神事として行われて来た祀りごとだ。しかし、今の相撲は
その仕組みがショウ・ビジネス化している。琴奨菊が日本人として10年ぶりに優勝した。これを嬉しく思う日本人は
単なる日本人だから、ということでは無いような気がする。それは、日本人の血にに流れる神道のDNAがそうさせ
ているのではないか。日本人は無宗教だと言われる。確かにキリスト教やイスラム教のような唯一絶対の神は存在
しない。しかし八百万と言われる石・山・木・川などの自然や人物、動物など神の対象物がいろいろあって、
生活現場合わせて、我々は使い分けて生活している。節句、祭り、葬祭などにさまざまな神が関わっている。相撲もその
ひとつなのだ。
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2016.3.3
『理想の上司』
生命保険会社が毎年実施している「新社会人が考える理想の上司」のアンケート、今年は元テニス
プレイヤーの松岡修造さんがトップだった。松岡さんは、1昨年10位、昨年は2位からの
昇格だ。テレビに出て来る松岡さんのイメージは、熱血漢、モチベーションを与えるのが上手、さわやかさ、などが感じら
れる。2位は池上彰さん、3位に明石家さんまさん、4位に所ジョージさん、5位タモリさん、という結果、1位から5位
までの脈絡はあまり感じられない。企業組織でうまくやって行くためには、専門スキルはもちろんだが、それを最大限生
かすために組織の中の上司、同僚、部下との人間関係もまた重要なファクターだ。上司は部下の資質を最大限伸ばすこと
でいい仕事ができるし、人間関係がうまく行かないことで、出来るべき仕事が出来なかったりする。このアンケートでは上司
から見た新社会人の部下にしたくない人間像として、「自信過剰」、「消極的」、「忍耐力不足」が挙げられている。
入社後数年経った社員からの好きな上司像としては、ミスを許してくれる上司、雰囲気を和らげてくれる上司、ヤル気を
出させてくれる上司、適格なアドバイスをくれる上司、などが挙がっている。
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2016.3.2
『筋力を付ける』
瓶のふたが開けられない、重たいものを長く持てない、下りの階段が怖い、何でもないところで転ぶ、姿勢が前かがみ
になった、立つ時に勢いをつけないと立ちにくい、などなど加齢と同時に起きる筋肉量の減少に思い当たる高齢者が多い。
薬屋さんはさまざまなサプリメントを、デカデカの広告で宣伝している。運動のエネルギーとして筋肉が必要な
ことから、スポーツ選手はドーピングまでして筋肉増強する。一般の人はそこまでしなくても、筋肉が減らないように
トレーニングをする。ジムに通って筋力トレーニングする人が周囲に多い。筋力を鍛えることで基礎代謝量を増やして
おけば、活動の消費エネルギーが大きくなる。脂肪が溜まる暇が無いから太らないという訳だ。ダイエットしている
人がサプリメントで痩せる方法は対処療法、筋肉を増やすことは予防療法だ。
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2016.3.1
『新幹線に防犯カメラ』
JR東海が新幹線に防犯カメラを据え付ける決定をした。今までもデッキの乗降口にカメラを付けた車両があったそうだが、
今度は社内に取り付けることで、1編成あたりのカメラが60台から105台に増えるのだそうだ。2017年までには全編成の
9割が防犯カメラ装備車両になるのだそうだ。昨年6月に車内で放火事件が発生したものを受けた形だが、街中を歩いていても
いろんな事件に巻き込まれることがある昨今、予測がつかない時代になって来ている。日頃注意していても不可抗力で事件
に巻き込まれることがある。
防犯カメラが街中に増えて行くことがわかる。犯罪の検挙にも防犯カメラが大きな効果を発揮していることも目に耳に
する。カメラの映像が新たな個人情報の流出に…などと心配する向きもあるが、悪いことをいていなければ。何の抵抗も
無い。抑止効果として必要論に一票だ。
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2016.2.29
『閏う年』
4年に1回の2月29日。この日生まれた人は誕生日が4年に1回だ。閏には、「余分なもの」・「規則からはみ出たもの」、と
いう意味があるそうだ。1年は正確に言うと365日と5時間少しだそうだが、西暦が4で割り切れる年に、1日を足して
このはみ出た時間を調整する。これが2月29日の閏年だそうだ。昨年の7月1日には閏秒というのがあって、
1秒追加された日が有った。物理的に誤差を調整しようということだが、ネットが発達した現代では、コンピュータ
系でこの誤差に対応できていないと、大変なシステム障害になりかねないので、関係者ハラハラしながら対応している。
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2016.2.28
『美容師の活動』
NHK・TVの放映から。2月27日(土)朝の放送。国際的に活躍するヘアデザイナー、
野沢道生さんの活動を紹介する放送だった。
社会貢献とかボランティアというと、少し肩に力が入って、ものすごい思いとか勇気が必要だと思いがち。しかし、彼の行動や
言動は実に自然体。構えないで自分のありのままの姿が投影される。毎年、福島に足を運び、地元の女性のヘアスタイルをアレンジ
し、震災で傷ついた彼女たちの心に明るい灯をともしている。郡山の美容学校の生徒たちと一緒に被災地でヘアショウを開催した。
参加した美容師の卵たちは、アレンジした女性が笑顔になるのを見て涙する。自分が美容を通じて社会に必要とされた
ことを実体験するのだ。ヘアアレンジはするが、地元の美容室に影響を与えないように、
カットはしないのだそうだ。アレンジしながら会話を引き出し、何気ない会話からアレンジのイメージを変えるのだそうだ。終わって
鏡を見た人の感動の顔が何とも言えなかった。自然体の行動に目頭が熱くなった。あの日から間もなく5年、震災被害、津波被害、
原発被害は忘れることができない。
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2016.2.27
『傾聴』
市内のNPOが実施する傾聴講座を受講した。1回2時間、5回で相手の話を聴くということの意義とその方法を学ぶものだ。
ビジネスの世界では、上司が部下の話をよ〜く聴いて、職場のコミュニケーションを良くし、いい仕事をするためのスキル
として学ぶ人が多い。そういった講座を展開するコンサル会社もまた林立する。今回の講座は傾聴ボランティア活動をする
NPOが主催、専門のトレーニングを積み、資格を有する方が講師だった。参加者は福祉施設の職員、ボランティア活動を
する主婦、家族間の課題を解決したい方、お子さんへの接し方を変えたい方、高齢者との傾聴を考えている方、いろんな
立場の方が居た。カウンセリングのための“傾聴”がテーマだったが、講師の方がきちんと確立された理論を解説して
下さる中で、ナルホドと思えるところが多く、日常生活や地域活動に
活かしたいと思ったのは筆者以外の方も同じ感想だったようだ。傾聴は技術(スキル)ではなく、相手の話を理解しようと
いう心だとわかった。わかったのだが、なかなかこれが実践するまでには自分が変わらなければならない。変われない自分
がそこに居る。
あいだみつをさん流に言えば、『にんげんだもの』かな?
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2016.2.26
『不倫』
不倫を扱った週刊誌がバカ売れ、何でそんなに他人の不倫に興味があるのか、野次馬根性で週刊誌を読むのだろう。
他人のスキャンダルにフォーカスして証拠を握り、週刊誌に売り込むルポライターなどが多く存在する、といった噂も
聞くが、記事などを見ていると、そうでもしない限り、こういった個人のスキャンダルは追えないだろうと思う。
年明け以降、女性芸能人の不倫問題、チャラい国会議員の妻の出産中の不倫問題が世間を賑わせた。
大事な審議が山積みの時に、国会議員の不倫が原因の辞職問題を決議する、なんて日本の国会も堕落したもんだ。
国会というより、こういう人を政治家に選ぶ国民にも問題ありだ。
精神科医や心理学者が不倫に関する分析をして新聞やテレビ・ラジオでコメントする。「はじめての不倫学(光文社)」
なんていう本も有る。不倫が原因で仕事ができなくなったご本人たちは、社会制裁として、リスクは甘んじて受けなければ
ならない。代償は大きい。自業自得というものだが、愛欲に溺れた後には何も残らない、という結末になるサンプルだ。
人間だからさまざまな人に焦がれる、人を好きになるのは構わないが、限度を超えるとそのあとに何が残るか、ということ
は、理性を持って考えればわかることだ。映画「失楽園」のように、本人とその周囲に、後味の悪い不幸が待っているだけだ。
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2016.2.25
『ことだま』
漢字で書くと言霊となる。スピリチュアルな世界だから、
信じる-信じない、好き-嫌いが有ると思うが、筆者は全く信じないわけでは無い。シンクロニシティと言霊はある程度
信じている。世の中、科学で証明できないことは、社会でなかなかきちんと受け入れられないが、科学では証明できない
ことも多く有る。言霊とは、言葉の持つ霊的な力のこと。ことばの力が、これから起こる現象に吉か凶かをもたらす、
という考え方で、神道が根差す日本独特の文化のようだ。神主が祝詞をあげる時、間違えるのは凶とされたという。
日頃、前向きの明るい言葉を発していれば、その結果は良い方向に傾くし、後ろ向きの言葉や人や社会や人の悪口ばかり
言っていると、明るい結果は出ない。う〜ん、なるほど。言霊は大事なことなんだ、とわかる。
言霊を使った占い、などがあるがこれは筆者はあまり信じないが、日ごろの生活や行動様式の中で言霊を意識
することは大切なことだろう。
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2016.2.24
『大統領選挙』
アメリカ大統領選挙のニュースが多くなって来た。今回の選挙は米国でも相当盛り上がっているようだ。
ご存じ共和党の指名争いの候補トランプ氏、政治家としてはあり得ない差別的発言と暴言で、米国に反発する
ローマ法王からもお叱りの発言をされてしまうほどだ。『メキシコとの国境にコンクリートの壁を築けばいい、費用
はメキシコに出させるさ』などと言うものだから法王が怒った。こういう人が政治家になるのを応援するアメリカ人
気質、今の政治に嫌気がさしているからなのだろう。共和党のサンダース氏、年齢も年齢ながら異色の発言をして
若い層に受けている。民主党のヒラリーさん、前大統領のご夫人で、当選すれば初の女性大統領だ。今までは微動だに
しなかったアメリカ丸も、かなり揺れるようになり、世界の中で米国の存在感が薄くなってきていることにも国民が
反発している。230万人の米国軍人の最高司令官、世界一の経済大国のトップ、莫大な権力を手にする大統領選挙、来年
の夏には民主党、共和党の代表者が決まり、大統領選挙となる。
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2016.2.23
『ニャンニャン』
2月22日はニャンニャンと読めることから、
猫の日だったそうだ。
世の中、空前の猫ブームのようだ。猫が居ないと入居できないマンションがあるそうだ。マンションやアパートは
ペットお断り、というのが普通だったが、最近はこれが緩くなっているらしい。わが家は家に居ない時が多いので
ペットは一切飼わないことにしているのだが、ご近所はペット持ちが多い。犬は散歩しなければならないから、猫を
飼うという人がいる。犬と猫の性格を比較する人がいるが、ペットをあまり知らない筆者でも、犬の特徴、猫の特徴
くらいはだいたいわかる。親戚にペコという猫を飼っている人が居るが、障子に猫くぐりを作っている。上手にジャンプして
部屋に入って来る。そして、まっしぐらにこたつに入る。ネットには猫の面白い姿の投稿が多い。
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2016.2.22
『料理をする』
料理をつくることがこんなに面白いとは。知っている料理なら知っている範囲でつくれる。いつも同じ味が出せる。
面白いのは、初めてのメニューをつくる時だ。何をつくろうかを考える→レシピを調べる(ネットには膨大なレシピ
が掲示されている)→{素材をスーパーで買って来る}→レシピに従って順序だてて調理をする→完成して味わう、
という順番だ。しかし、筆者の料理は、畑で白菜が採れた、キャベツやブロッコリーが採れた、といった時、それを
使ったレシピを調べ、調理する。上記手順の{カッコ}部分の、必要な素材をスーパーに買い物に行くことが無い。
メインの素材を冷蔵庫に有るものと組み合わせてレシピに沿ってつくる。
豚肉が必要なのに無かったら、ベーコンを使って見る。ピーマンが必要な時に無かったらチンゲン菜を使う。ドレッシング
が無かったら酢とレモンと粉チーズでつくる、など工夫をする。色合いや盛り付けを考えるのも面白い。
料理は創造の技だと気が付いた。いつもの味に無い新しいメニューは楽しみが多い。美味いものができた時はビール
も進むのだ。
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2016.2.21
『つなぐ』
PL学園の野球部が休部を決めた。高校野球の名門、春夏併せて7回の優勝経験、あの桑田選手の母校。部員の
相次ぐ不祥事で、新入部員の募集が行えなかった。今残る3年生12人が卒業すると、部員が居なくなり、休部を
決めたというものだ。名門高校も不祥事の影響でこうなってしまった。つないで来たものが無くなるのは寂しい。
今年の春行われる諏訪大社の御柱の行事、千年の歴史だという。四国霊場のお遍路道は1200年の歴史だ。
いずれも、後世に脈々とつながれて来たものだ。この間、さまざまな困難に遭いながらもその時その時の、志有る人
たちが努力してつないで来た。御柱まつりの推進役の棟梁は言う。時代は変わって行く、さまざまな施策を考え、
新しいことを実行して、若い人たちに伝えて行かなければつながらない、と。
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2016.2.20
『転倒』
高齢者が転倒して足を骨折、家の中の事故が多いようだ。高齢の人が足を骨折すると歩けなくなる。歩かないと筋力が
低下して、寝たきりになってしまう。高齢者が寝たきりになる2大要因は、脳卒中と転倒だという。寝たきりになると、
外部との接点が無くなり、やる気が失せ、認知機能が低下する、という負のスパイラルになってしまう。
転倒は怖い。家の中に段差は無いが、畳のヘリにつまづいたりすることがある。冬など、
こたつ布団につまづく事故が多いそうだ。“年だから”では済まされない事故になってしまう。若い時分に転倒して背中を
強打などすると、相当な時間が経過して、忘れかけた頃に、急に目まい、吐き気、だるい、耳鳴りなどの症状が出ること
があるそうだ。気をつけたい。日本転倒予防学会
では、転倒予防に関するさまざまな啓発事業を行っている。
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2016.2.19
『アンテナショップ』
東京都内には、各県の物産や観光や文化を紹介するアンテナショップが設置されている。都内に55店舗有るというから
1都道府県にひとつ以上有ることになる。このショップ、自治体の特産物販売、観光や文化の紹介、イベントなどを行い、
このショップ訪問を契機に地元に来て欲しい。という思惑がある。有楽町、渋谷、新宿などに多い。ひところ、宮崎県の
東国原知事が頻繁にこのアンテナショップでパフォーマンスをして、宮崎県の観光売り上げに貢献したことから、
各道府県も積極的に取り組むようになった。香川県と愛媛県のように2つの自治体が共同で運営しているところもある。
各ショップの売り上げもすごいもので、1億円以上の売り上げの店が半分以上だそうだ。ランキングによると、
1位が北海道、10億円以上の売り上げ、2位広島県8億、3位沖縄県7億円、すごいビジネスだ。これからは外国人
旅行者の獲得など、考えているに違いない。
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2016.2.18
『グラミー賞』
世界のオザワが第58回グラミー賞のクラシック部門最優秀オペラ録音部門賞を受賞した。長野で開催されたサイトウ記念オーケストラ
で演奏したものが受賞した。この演奏にはアマチュアの人も入っていたという。小澤さんの音楽に対するスタンスは、常に市民に音楽を
届けよう、音楽に対する理解を深めようという姿勢だ。だから、アマチュアの人たちとの共演や、名だたる演奏家と地方の小学校を訪問して
こどもたちに音楽を届ける、などの活動を飄々とやっている。こういったスタイルの人がグラミー賞をもらったのは遅いくらいだと思う。
サイトウ記念で共演したアマチュアの人たちは、半月以上プロと一緒に練習したそうだ。小澤さんの熱意が通じたアルバム
になったのだ。賞の発表と同時にレコード店からそのアルバムが消え、増刷の計画が進行しているという。賞の効果はすごい。
このことでクラシック音楽に興味を持つ人が増えたとしたら、小澤さんの本望かもしれない。
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2016.2.17
『パリ協定』
昨年末、パりで開催されたCOP21
国連機構変動会議で採択されたのが『パリ協定』だ。COP21はこれからの地球にとってものすごく重要な会議で
あるにも関わらず、いつも意思決定に各国のエゴが入り込み、“わかってはいるけど、わが国の利益のためには納得
し難い”となってなかなか前進しない。その間に地球はぼろぼろになって行く。今回のパリ協定だって、今世紀後半
までに各国がCO2の排出を「実質ゼロ」にする、というもの。いつも立派な宣言はつくるが実現できないままずるずる
と来ている。ズルい宣言で終わっている。この国際ルール、ほんとうにやらなければ地球はほんとうに持たないのだ。
そろそろ経済優先をやめなければ実現できない。アベノミクスなんてことを言いながらパリ協定おw実現しようなんて
思わないほうがいい。
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2016.2.16
『盆栽』
友人のご主人が盆栽をやっている。それも並大抵のものではなく、
国風盆栽展
という日本のトップクラスの盆栽コンテストに出す作品をつくっている方だ。一度観賞したことがあるが、いや〜ぁ、
“凄い!”の言葉しか出ない。小さな空間の世界に大きな自然を表現する作品は、数十年から数百年を経て完成される芸術
だった。盆栽は平安時代から始まったらしい。大宮市には
盆栽博物館が有るがまだ訪問していない。一度は行きたいところだ。
数十年から数百年もかけて作品をつくる、ということは一代では完成しないということだ。最初にあの小さな器に植えた
松が数代継いでひとつの作品になる。気が遠くなるできごとだ。この盆栽、欧州では“アート”、中国では“縁起物”と
言われているそうだ。2020年の東京オリンピックでは日本を代表する芸術として紹介したいものだ。
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2016.2.15
『春一番』
♪雪〜が〜溶けて川〜と〜なって流れて… キャンディーズの
春一番だ。みきちゃん、らんちゃん。すぅちゃんの
かわい娘ちゃん3人が歌って大ヒットした。1976年、40年前の昭和51年のことだった。日清焼そばUFO発売、田中角栄
前首相逮捕、東急ハンズ設立、ピンクレディがペッパー警部発表、などが有った年だ。懐かしい昭和のできごとだ。時代
は40年後の平成28年、今も変わらずこの時期になると春一番が吹き、春の足音が近づいて来る。季節は確実に巡って
来る。東北の豪雪地帯で育った筆者には、とりわけ春の息吹が待ち遠しくも新鮮に感じる。小川のシガコ(氷)が解けて
ネコ柳が芽吹き、フキノトウが目を出す。陽光は柔らかくなり、道路に積もった雪が溶け出す。道に積もった雪の下は
地面の熱で溶けた雪が厚い氷になっている。それを割って地面を出す。地域のみんなでその作業をしたものだ。
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2016.2.14
『男性の育児休職』
企業や官公庁で男性が育児休職を取る人がまれに居る。育メンということばもあるくらい、男性の育児参加が社会で
認められ、求められるようになって来た。そういう風潮に水を差す無神経な議員が昨日議員辞職の記者会見をした。
議員というより、人間失格だ。昨日の話題のアホ自民党女性議員に次ぐバカな自民党男性議員、ことばも出ない…。
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2016.2.13
『歯舞群島』
2月9日(火)、島尻安伊子・沖縄北方担当大臣が記者会見で、原稿に書いてあった、歯舞の漢字を読めなくて
秘書官から教えてもらった、とうニュースが有った。よりにもよって、自分が所轄する業務のキーワードを読めない。
情けなくて言葉も出ない。今日はこれで終わり…。
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2016.2.12
『花粉飛び散る』
そろそろ来るぞ〜と思って警戒している人が多い時期。今年は1月中旬まで暖冬だったから、花粉の飛散が例年よりも
早目で、量も多いだろうと予測されている。重い症状で悩んでいる人が周囲に多いが、こういったニュースを見ただけ
で、目がかゆくなったりするらしい。不快な思いだろう。
日本気象協会は
エリア別の杉花粉情報を出しているが、西日本では“飛散が始まった”という情報を出した。花粉症と言えば、杉花粉
が主な原因と思っていたら、年中、さまざまな花粉で悩まされている人もいるらしい。こういった人は、薬などの対処
療法ではなく、根本的な体質改善が必要なようだ。少年時代、杉林の中で遊んでいた筆者は今のところ花粉症の症状には
無縁だ。
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2016.2.11
『春のキャンプ』
スポーツ番組ではプロ野球のキャンプ取材のニュースが多くなった。各球団が盛り上がっているが、大リーグに居る
日本人選手、大リーグから復帰した選手が多いことから、取材量やニュース量が多いような気がするのは筆者だけだ
ろうか。一時、サッカー人気で野球の人気にかげりが出て来たようなムードが有ったが、今はそれも挽回したようだ。
各球団はファンサービスに力を入れ、野球を知らない若い女性ファンを増やすための施策を打ったり、こどもたちの
野球教室を活発に行うなどさまざまな企画を打ち出している。スポーツ人気は、ヒーローが生まれれば急激に高まる。
ラグビーの五郎丸選手、相撲の琴奨菊、ノルディックの高梨選手など、人気の高まりと共にスポーツ人口が増える。
時々目にする、黒いニュースで人気に陰りが無いことを祈っている。
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2016.2.10
『全日空な日々』
友人からのメールに、“全日空な日々”だから、と有った。?と思った初耳のことば。全日(ぜんじつ)空(から)
ということで、定年退職したあとの日々を形容する用語とわかった。なるほど!。“サンデー毎日”というのは
聞いたことがあるが。サラリーマンだった人が定年退職をする。毎日自宅と会社の往復、会社での価値観しか知らないで
いきなり、会社から社会に放り出されると…。奥さんに張り付いたっままの“濡れ落ち葉”、行くところがなくて
公園や図書館でブラブラ、ゴルフ三昧と思っていたが、半年もすれば飽きてやることが無い。
こういった全日空の人が実は多い。野球選手のKが薬物所持で逮捕された事件の裏側には、野球しか知らなかった
彼が、野球定年になったあとの空虚な日々が起因しているようだ。サラリーマンも仕事だけでなく、自分自身の
よりどころを現役のうちにつくっておかないと大変なことになる。
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2016.2.9
『風流』
花鳥風月、香り、光、風、などを繊細な目で見、感じたままに行動する。こういった世界を風流という。花を愛でる、
風の匂いを嗅ぐ、ほのかな香りで心を躍らす、月明かりが池に投影し水面がゆらゆら、遠くで風の音がする、風鈴の
音に微風を感じる。陽の光の柔らかさから季節を感じる…現代社会は風流に値する、かすかに感じられる事柄が影を潜め、
表面がゴテゴテ、ケバケバしたものが多すぎる。刺激に溢れた社会だ。何でもデータで捉える情報社会。1かゼロかだけ
では無い、曖昧の世界も有っていいではないか。食品の味もそうだ。激辛、激ウマ、などなど
素材本来の底知れぬ味を感じることが少ない。人だけが持つ“感性”というのはどこに行ったんだろう。
流行りの歌など聞いても、詩のケバケバしさ、メロディやリズムの分かりにくい構成、旋律、表面のケバケバしさの内側に
は、いったい何が有るのだろう、と思える。もっと五感を駆使した創造的な生き方をしたいのに。
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2016.2.8
『雪』
1月末から2月にかけて、関東地方、中部地方、近畿地方、中国地方でも雪が降ることがある。1月末には沖縄まで
寒気が居座り、沖縄で初めての雪、ということがあった。暖冬と言われ、1月中旬までは暖かい日が多かったが、
さすがに大寒のあたりから毎日寒い。寒くなるべき時に寒くなってくれないと、いろいろな影響が出る。
雪国秋田で生まれ育った筆者は、10センチ、20センチの雪は“雪”とは言わない。この程度で交通マヒや
けが人が出るなど“考えられない”っていう感じだ。一晩で2尺(60センチ)降る、なんてザラだったから、
降った日の朝は雪を踏み固めて道をつくる、これが子どもたちの朝の仕事だった。降った雪を掻いてなどいられないから
上から踏み固めるのだ。大量に降ると、障子が開かなくなる。雪の重みで柱がしなってしまうからだ。屋根から雪を
降ろすと、元に戻る。雪下ろしは重労働だった。
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2016.2.7
『美しい文字』
新聞のチラシに通信教育の宣伝が掲載される。さまざまな種目の中に、“美しい文字を書く”という講座がある。
達筆で流れるような文字を書きたい、とは誰もが思う。近くにそういう文字を書く人が居る。何が違うのだろうか?
まず必ず違うのは、ペンの持ち方だ。子どもたちや若い人のペンの持ち方、作法の視点で見ると、情けないくらい
下手だ。ペンの持ち方と箸の持ち方は共通。正しい箸の持ち方ができない人はペンの持ち方も正しくない。
箸を持って、上を残し、下の箸を抜いた時の持ち方がペンの持ち方なのだ。縦の線は人差し指で書く。横の線は親指で
書くのだ。中指は添えているだけ。ということを30年ほど前にペン字の先生から習った。その通りにやってみると、
線が安定し、どっしりした安定した文字になった。バランスはただただ練習するしか無い。曲線を少し曲げてみたり、
そらしてみたり、払いやハネを長くしたり角度を変えたり、夜中にペンが走る音だけが聞こえるくらい練習すれば、
美しい文字は手に入れられる。
| 2016.2.6
『おでん』
寒い日が続き、コンビニのおでんが売れている。店に入ると、プ〜ンといい匂い、ついつい買いたくなる。昨夏は
なぜだか、夏にバカ売れしたそうだが、おでんはやはり寒い時のイメージだ。ハフハフいいながら大根などにかぶり
つくのがいい。辛子をたっぷり付けて。しかし、このコンビニおでんが身体に良くない、という情報がネット書き込ま
れている。コンビニのおにぎりや惣菜やスイーツなど、異常なくらい“おいしい”。素材本来の味ではなく、旨みを
重視している。当然、添加物で味をつくっているわけだ。成分表示を見ると、ものすごい種類と量の添加物を使って
いる。若い人たちは、コンビニのおでんしか知らないから、ほんもののおでんの味がわからないのでは、と言われる。
東京の代々木に2坪ほどのおでん屋があり、若い頃よく行ったものだ。この店が10年ほど前に無くなった。
再開発なのか、亭主の都合が悪くなったのか定かではないが、寂しい思いだ。
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2016.2.5
『ITの罠』
スマホ利用者が高額な詐欺事件に遭遇することが多いようだ。警察の防犯メールから伺い知れる。今やスマホはすざまじい
数の罠が仕掛けられた詐欺行為の入り口の道具のようになってしまった。あまりにも安易にアプリを導入、あまりにも
安易にパスワードを設定の結果、犯罪に悪用されるケースが多い。お金を取られるだけでなく、大事な情報までも
筒抜けになってしまう。便利な道具なのに、その便利さの裏側のセーフガードを自分でやらなければならない。
スマホを持たないガラ系携帯の筆者には関係ない話だが。しかし、電車の中などでガラ系をいじっているのが
流行遅れのような引け目を感じるのは筆者だけだろうか。所持しているかどうかわかるように、おまけに鈴を付けて
いるのだ。まさにガラパゴスの様相だ。
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2016.2.4
『ルーティーン』
このことば、ラグビーの五郎丸選手のあのポーズ
以来脚光を浴びた。ルーティーン=決まり切った仕事、日々の作業、という意味だ。毎朝ウォーキングをする、
仕事の前にコーヒーを飲む、夕食の前に晩酌をする、こういった行動をルーティーンという。五郎丸選手は、キックをする
前のおまじないとして、精神統一をし、いつもと同じイメージで蹴られるよう、あの動作をすることにしているのだそうだ。
メンタルトレーナーと相談して正確なキックを目指したのだろう。琴奨菊が時間いっぱいでイナバウアーのような
海老反りをするのも同じ意味だ。良い意味のルーティーンは日常生活にメリハリを与えてくれる。その日、その時間に自分に
ケジメをつけてくれる動作だ。実は筆者はルーティーンということばを仕事で使っていた。コンピュータシステムの設計時、
プログラムに組み込む、ある決まった一連の命令群をルーティーン(またはルーチン)と言っていたので、懐かしいことば
なのだ。
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2016.2.3
『サバイバーズ・ギルト』
先の軽井沢のバス事故、悲惨だった。就職先が決まって、配属先の連絡を待っていた学生、その夢が無残にも散って
しまった。遺族の方々のやりきれない無念さを思うと心が痛む。儲け主義に走った旅行会社、バス会社の体質改善
について社会的な制裁をしなければならない。このバスに乗車していて助かった人が居た。さぞ心の痛みが大きいだろう
と思っていたら、サバイバーズ・ギルトということばに出会った。日本語にすると、『心的外傷後ストレス障害』という
そうだ。今回の無事だった学生たちがインタビューで心の内を話していた。まさにこのサバイバーズ・ギルトに相当
することばだった。まだまだ将来がある若い人たち、このショックが癒えるまでには相当な時間を要することだろう。
いや、癒えることは相当に難しいかもしれない。しかし、このショックを夢や希望に変えて、社会のために生きて欲しい。
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2016.2.2
『ハチドリのひとしずく』
森が終えていました
森の生き物たちは 我先にと逃げて行きました
でも、クリキンディと言う名の ハチドリだけは行ったり来たり
くちばしで水のしずくを 一滴ずつ運んでは
火の上に落として行きます
動物たちがそれを見て いったい何になるんだ
と言って笑います
クリキンディはこう答えました
「私は 私にできることを しているだけ」
南米の先住民に伝わる詩
〜今、わたしにできること〜を説いている。
しばらく続いた地球環境系の話、この詩でひとまずおしまいです。
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2016.2.1
『冬の省エネ』
暖冬だということで、しばらく暖かかったが、大寒と共に1月下旬の寒波、沖縄で観測史上初の降雪が記録されるなど、
天候の急変に身体が付いて行かなくなる感じだ。暖房費が馬鹿にならない。今年は原油安で灯油が1本(18L)千
円くらいだから、まだいいのかもしれない。わが家の冬はファンヒーターやエアコンは使わない。昔ながらの反射型
石油ストーブ1台だけ。1日約1.5リットルの灯油を使う。今の値段だと、1日80円くらいだ。陽が差す日中は南向きの
居間は少し暑いくらいになるが、陰ると寒い。朝ストーブを灯け、飲用のお湯、湯たんぽ2本分のお湯を沸かす。
2時間くらいですべて沸く。湯たんぽはこたつの中に入れる。飲用のお湯はポットに入れる。そうすると、
こたつにヒーターを入れなくてもOK。お茶もすぐに飲める。夕刻には湯たんぽのお湯をまた沸かし、湯たんぽへ、
今度はこの湯たんぽ、布団を敷いてその中に入れておく。布団の中は朝までポカポカ、電気毛布が要らない。
こうやって、わが家の電気代は真冬でも月1万円を切る。
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2016.1.31
『農地面積』
作物が育てられている農地面積の広さ、1960年=607万hr(ヘクタール・1hr=1片が1キロメートル四方:100万平方米)
1980年=547万hr、2000年=483万hrと、40年間で21%減だ。農地が有りながら農業生産がされていない率が増えて
いる。後継者不足、農業では生活できない、などさまざまな理由があるだろう。荒れた農地はもとに戻すのに困難が
伴う。一方、食糧自給率は下がる一方。日本に海外から食料が輸入できなくなったら国民が餓死してしまう。お金が
あったって生きて行けなくなってしまう。耕作可能な農地面積を増やし、農家が妥当な農業収入を増やせるような
国の施策が必要なことは誰の目にもわかることだ。経済優先も結構だが、経済を優先させたからこそ、古き良き日本の
文化が失われ、今が有るのだ。ほんとうに物事がわかる政治家、出て来いヤ!
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2016.1.30
『環境行動』
環境問題に関心が無い人は居ないはずだ。しかし、どうもCO2の問題、気候変動の問題、植物や動物の絶滅問題、
エルニーニョなどの異常気象の問題、どれをとっても自分の日常生活とは少しかけ離れたところの問題として
考えてしまう。でも、すべては私たちひとりひとりの行動が起因しているのだ。まず知るところから始めよう。そうすれば
、そのことが日常のどこに繋がっているかがわかる。そしてできるところから始めよう。そうすれば節電・節水など
ができる。自動車の利用やレジャーなどでエネルギーを減らすことができる。風呂や洗濯、調理の現場で何ができる
か考えられる。Think Globally Act Locally だ。そして自分が得た知識や経験を多くの人に伝えよう。そうすれば仲間が出来、大きなうねりになる。
いつから?今すぐ!
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2016.1.29
『ごみの話』
各自治体にはゴミ処理施設がある。曜日を決めて生ごみ・缶瓶・不燃物などが集積所から処理施設に運ばれる。
筆者が子どもの頃は自治体の収集車は無かった。無いというより必要無かった。プラスチックのゴミなど無かったし、
販売方法もパッケージやトレイなど無くてバラ売りや量り売りだったから、容器持参、今でいうリユースだ。
商店で豆腐を買った時など新聞紙の文字が豆腐に移った。でも誰もお腹を壊さなかった。油・酢・醤油などは
瓶を持って行って桝で計り売りだった。ごみは出ない生活。江戸時代を学んでみると面白いが、超循環型社会で
何ら不自由は無い江戸の町文化だった。それが高度経済成長時代(1960年代)からスーパーマーケット方式になり、
今のゴミ社会が日本を席巻した。経済優先で進めて来た社会の仕組みはどこかおかしい。ついでに、原発のゴミの
処分場が無いのにこれを推進する政府もどこか頭がおかしい。
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2016.1.28
『この際ロハスになろう』
ロハス(Lifestyle Of Health And Sustainability)の略だ。和訳すれば、“健康と持続を考えた生活スタイル”
ということになる。国際的にこういった生活スタイルが今もてている。この生活様式は、例えば車に乗って移動
するよりも自転車を使おう、自転車よりも歩こう、といったスタイル。お金をかけた高級食材を食べ歩くよりも
地元で採れた旬の野菜・果物・肉・魚を積極的に食べる。ペットボトルの飲料は買わず、水筒を持ち歩く。といった
少しの工夫と労力をかける生活様式だ。豊かさの尺度は、金銭的なものではなく、物質的なものでもなく、それ以外で
心の満足度として優先させるスタイル。薬に頼らず、健康的な食生活、医者にかからないための予防を考えた生活
スタイル。こういったスタイルを目指し、これを自分で納得して生きて行こうというものだ。みんながロハスな
生活を標榜し、実践すれば社会は変わって来る。きっと変われる。
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2016.1.27
『食べるためのエネルギー消費量』
物を食べるために、どのくらいのエネルギーを費やしているか、の指標が
フードマイレージ
食品を輸入するのに使う船や航空機が使うエネルギー、生産地からトラックで運ぶためのエネルギー、野菜や果物を生産する
ために使う温室の灯油代などにスポットを当て、その食料を手に入れるのに使われるエネルギーのことを言う。日本はこの値が
国際的に見て異常に大きい。韓国・アメリカの2.5倍、イギリス・ドイツの5倍、フランスの9倍だ。飽食日本はそれだけ
地球に負担をかけて成立している。原子力発電にすればCO2は削減できる、などよりも大きなダメージを地球に与えているのだ。
だから地産地消、地元でできた露地ものを食べることが良い。冬にトマトやきゅうりは考えたほうがいいのだ。
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2016.1.26
『食べ残し』
日本の食べ残し量、家庭=900万トン・年、スーパー・コンビニ=700万トン・年。世界の食糧援助量=1000万トン
というデータがある。いかに無駄に作られて捨てられているか、ということが実感として理解できる。世界の食糧援助
総量以上の食糧が廃棄され、しかも油を使って焼かれている。何とも、もどかしいデータだ。ホテルなどで開かれる
ビュッフェスタイルの宴会、あの残った食材、朝食のビュッフェスタイルの食事、あの残った食材はもったいない。
経済原則で考えれば、部分的には損失など無いからそれで済んでいるのだろうが、もっと地球規模で見た時、われわれの
無駄は栄養不足で困っているアジア人5億3千万人、アフリカ人2億人、南米人6千万人を苦しめているのだ。
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2016.1.25
『世界一の水輸入国日本』
仮想水という考え方がある。例えば穀物を生産するのに必要な水を計算すると、1キログラムの穀物を生産するために
は1トンの水が必要だと言われる。また、牛1頭を生育させるために必要な水は100トンと言われている。日本に輸入
している穀物は、年間3千万トン、輸入している牛肉は年間90万トン。ということは、穀物が必要とした水は300億
トンになる。牛肉をつくるために必要とした水は900億トンということになる。実は900億トンというのは、日本の国内で
消費される1年間の総使用量とほぼ同じ、という数値だ。こういったかたちで“目に見えない水=仮想水”を
輸入してわれわれの暮らしが成り立っている。国連の統計では、世界の人口64億人のうち、10億人が安全な水を
飲めないでいる、という驚くべきデータがある。
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2016.1.24
『食料自給率』
国内で生産する農産品(食料)がどのくらい自国内で賄われているかを表すのが
食料自給率。
外国からの輸入食材が多いことはだれでも知っている。計算の単位として、輸入金額を基本として計算する方法と
食品の熱量(カロリー)を基本として計算する方法がある。カロリーベースで考えて見ると、カナダ(258%)オーストラリア
(205)フランス(129)アメリカ(127)ドイツ(92)イギリス(72)イタリア(61) スイス(57)そしてわが国
は何と39%だ。日本人が生きて行くために必要な食糧の61%を海外に頼っていることになる。当然原材料には輸送費がかかる。
エネルギーを使って日本に輸入しているのだ。日本人の食生活は世界一バラエティーに富み、世界一豊かだと言われる。
飽食日本、どこかおかしい。
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2016.1.23
『食品廃棄物の横流し』
大手カレーチェーンが廃棄した食品を、廃棄物業者が横流しし、これが一般のスーパーで販売されていた、という
ショッキングな事件が有った。その後の警察の捜査で、さまざまな業者の100種類以上の食品が倉庫から見つかった
というから、恒常的にこのようなブラックマーケットが有ったということだ。廃棄業者、販売店のモラルの問題だ。
社会的責任は大きい。おそらく、今わかっていることは氷山の一角、まだまだいろんな事実が解明されるだろう。
事件は悪いことだが、こんなにも多くの食品が廃棄されている、という飽食日本の裏側の事実が付きつけられた
事件でもあるのだ。食料自給率が低くて、外国から食品を輸入・加工生産していながら、食べられないままで、
お金をかけて廃棄している、と言う事実、やるせない。
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2016.1.22
『かんぽの宿』
日本郵政が経営するかんぽの宿、
比較的安い料金で宿泊、サービスを受けられ、有名観光地に立地し、全国54か所で事業展開されている。
顧客サービス(CS)がとても行き届いており。気持ち良く利用することができる。おそらく全国の施設でサービス、
客室のグレードアップ、風呂の提供、料理などが競争によって運営され施設ごとに特色のある施策を行っているの
だろう。簡易保険の保養施設として作られた福祉施設だったが、郵政民営化で今は立派な事業として運営されている。
一部施設の統廃合も行われたようだが、各施設の営業成績が評価されているのだろう。筆者は利用会員登録をして、時々
利用するが、民間のホテル・旅館よりも料理やサービスに長けた施設もあり、安く快適に利用し、ポイントをもらっている。
核施設では今、冬のキャンペーンを行っている。
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2016.1.21
『ゆとり世代』
今年の成人式の対象者はゆとり世代
最後の成人式だった。会社や社会の中で、何かあると「“ゆとり世代”
だからなぁ」とくくられ、あまりいい思いをしてこなかった人たちかもしれない。校内暴力、いじめ、登校拒否などが
多発し、教育現場でゆとりが必要、という考え方のもとに、1980年から1995年までゆとり教育が実施された。
授業カリキュラムの削減、生活に根差した時間の追加、土曜日の学校休日化などを行い、学習指導要領を改訂した。
教育現場では教師の混乱なども見られた。“生きる力”を醸成するのが目的だったが、この結果、子どもたちの学力が低下し
てしまった。そういった世代の最後の卒業生が今年の成人者というわけだ。社会では何かあれば、“ゆとり世代だから”
とか本人たちからも“ゆとり世代なんだから”
という発言も聞かれた。今年の成人者は脱ゆとりを標榜し、“ゆとり最後の成人式”などを主体的に実施した市町村
もあるそうだ。
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2016.1.20
『ピロリ菌』
昨年末に胃カメラをのんだ。市の定期健診で、胃壁にシワが見えるとの診断で、精密検査をした。結果は異常無し。
安心した。ところが、生検でピロリ菌が居ることが判明。最近のテレビの健康番組で何度か見聞きしたことはあったが
これが自分に関わることになるとは思っても見なかった。これに感染すると、慢性胃炎、胃潰瘍、癌に発展することが
わかって来たことから注目されることになった。医師から1週間分の3種類の薬を処方してもらい、退治することと
なった。朝夕食後に3種類5錠の薬を服用、胃酸の分泌を抑え、細菌を退治し、感染症を治す薬だ。その間アルコール
は控えなければならない。これが少しつらいところだ。今日で薬の服用が終わり、明日医師の検査を受けて来る。
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2016.1.19
『夕方の富士』
夕方のウォーキングで富士山が見えた。冬の澄んだ空の時、富士山の裏側に夕陽が沈むのを見ることができる。
日本一の山は200キロ離れた茨城県からも美しく見える。天頂には三日月が見えた。そんな中、凛とした冷た
い空気を感じながら歩くのは気持ち良い。富士山には7回登っているが、何故か行ってから数年するとまた登りたく
なる山だ。単独峰だし、6合めから上は石ころと岩しか無いい、遠くから見た美しさは微塵も無い。
冠雪した富士山は特に美しい。河口湖の大石公園から見る富士山は特に美しく、この季節は
ダイヤモンド富士が見られる。この時期、多くのカメラマンが日の出を待っている。
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2016.1.18
『福寿草』
別名で元日草と言われる
福寿草
今が見ごろだ。各地の公園や植物園の温かいくぼみで咲いている。
自然開花は普通3月頃というから、今年の暖冬で早く目覚めたのだろう。正月の松竹梅の寄せ植えで使われるのは、
12月に保温して開花を早めているのだそうだ。春告げ花ともいわれているそうだ。明るい黄色の可憐な花は、福と寿の
目出度い字が示すように花言葉は幸福、永遠の幸せ、幸せを招く、となっている。今年1年は福寿草のようでありたい。
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2016.1.17
『あれから21年』
未明の阪神地域を襲った阪神淡路大震災。1995年1月17日。あの年に産まれた人たちは21歳、時の流れの速さに驚く。
昨年、所用で神戸ポートアイランドに行った。その頃の痕跡は当然の如く何もない。見事な復興を遂げた。とはいうものの、
家族を亡くした人や大きな心の傷を負った人の心の復興はまだまだの部分もあると思える。あの日は
国立オリンピック記念青少年センターの開所式で、参加のために行っていたが、
文部大臣が来ない、その訳は…ということでニュースを知った。テレビにくぎ付けだった。その日から30日後に
西宮にボランティアに行った。まだ信じがたい光景だった。携帯電話がまだ普及していない時代だった。
阪神地域の小学校では、
担任の先生が子どもたちに、「あの日の記憶をおとうさんやおかあさんに聞いて来て下さい」、という宿題を出し、それを
クラスで発表しあったり、感想を言ったりする授業を展開しているそうだ。伝えて行くことは大事なことだ。
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2016.1.16
『ほら、あれだよ、あれ』
最近の会話で多いのが、頭の中に像を描いてはいるのだが、名前が出て来ない。「なんだっけ、ほら、あれっ、あれ!」頭の
中で脳の検索回路が超高速で回っているのに、該当する言葉が出て来ない。ついつい「ほら、なんだっけ、あれだよ、あれ!」
と、もどかしい気持ちを他のことばで表現し、相手にわかってもらおうとする。「そうそう、それそれ」と相手が言って
くれた心当たりに頷いて安堵。2階に物を取りに行って、部屋に入ったとたん、「何を取りに来たんだっけ?」と思い
出さない。下に降りてみて、「ああ、そうだった」とまた階段を昇る。思えばこういうことは今に始まったことではないが、
最近は特に多いように思う。認知症の心配をしてしまう。そんなことを考えていたら、脳科学者の茂木健一郎さんと
将棋名人の羽生善治さんが、ほら、あれだよ、あれ、が無くなる本『物忘れしない脳の作り方』という本を上梓した。
徳間書店発行、千円。
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2016.1.15
『ご朱印女子』
神社や寺の社務所に行くとご朱印がいただける。参拝した記念にその社寺の朱印が押印され、参拝した日付け
と社寺の名前が墨字で記載される。その社寺の特徴ある模様の表紙で、和紙が屏風折りにされた帳面が社務所で売ら
れており、1冊に22〜28面記載することができる。1冊1000円から1500円で販売されている。神社でも寺でも、
この帳面に1回300円でご朱印をいただくことができる。参拝したあとに社務所に立ちっ寄って書いてもらうことになる。
最近はご朱印女子という、ご朱印を集めて旅をしている女性が増えているようだ。すぐに同類の人の群れをに名前を付け
たがる風潮があり、“ご朱印女子”という名が付いた。ご朱印を集めて歩く人は結構居て、神社だったら全国の一宮を行脚
していたり、四国のお遍路寺(これは御朱印帳ではなく、納経帳という)を集めている人が居る。社寺に興味を持って
お参りすることはいいことだ。
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2016.1.14
『防犯』
警察署から防犯に関するメールを受け取っているが、このところの話題のトップは、“偽電話詐欺”。ありとあらゆる
方法で詐欺の手口が仕込まれている。どんなに警告を出してもひっかかる高齢者が居る。それも1千万円単位で犯人に
直接手渡ししている。2番目に多いのが“車の盗難”事件。自宅の車庫からハイエースやプリウスが盗まれている。この車種
を必要とする誰かが居て、盗難した車を売りさばいているのだろう。近頃の車は防犯対策がしっかりしているにも関わ
らず、どうやって盗んでいるのだろう、と思う。悪いことをする人の知恵や技術が社会貢献に使われたら
すごいのでは、と思う。工事現場などからトラックや建設機械も多く盗難に遭っている。大掛かりな窃盗団が暗躍して
いるのだろうが、怖い話だ。
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2016.1.13
『運が良い人悪い人』
初詣でおみくじを引いた人も多いと思うが、筆者はおみくじにはあまり関心が無い。運勢を占うことはおもしろいこと
かもしれないが、御籤の結果に捉われるような気がして仕方が無い。だから占い系にはあまり興味が無い。運が良い
人はいる。しょっちゅう、新聞や雑誌の懸賞応募で当たる人、これが欲しい、何かをしたいと思ったら、すぐに
助けてくれる人に巡り合う人、身の周りに居る。運が悪い人も居る。しょっちゅう怪我をする人、しょっちゅう物を失く
したり壊したりする人、こういう人も身の周りに居る。テレビでやっていたが、運には天運と自運が有って、運が良い人
は“あまり不安を考えず、積極的に行動する人、社交的な人”に多いそうだ。幸運に恵まれない人は“すぐに他人と比較
する人、私だけが?と思う人”だそうだ。この比較は自運のほうを言っているのだろう。今年は運を引き寄せられる暮ら
しをしたいものだ。
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2016.1.12
『電気代、安くなるか?』
4月から家庭の電気使用の契約先が自由に選べるようになる。1月7日、東京電力は割安の利用プランをいち早く
発表、他のガス会社、石油会社なども料金プランを発表している。消費者が自由に提供会社を選べるとなれば、
価格競争の結果、安い電気料金で活用できる、と単純に思う。しかしそれは幻想に終わるのでは、という経済
学者が居る。理由は、ヨーロッパでも電力の事由化は有ったが、電気代は値下がりしてない、という結果が
あるのだそうだ。からくりはよくわからないが、参入する企業各社は、是非消費者の味方となってわかりやすく、
得をするプランを販売して欲しい。
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2016.1.11
『暖冬の影響、飛来する白鳥にも』
暖冬が続いている。小寒を過ぎたが、正月以来関東地方は小春日和が続いている。スキー場では雪が少なくて困ってる。
豪雪地帯では雪下ろしの重労働が減ってホッとしている。除雪費用が嵩む自治体では経費の節減にホッとしているだろう。
とは言っても、寒くなるべきと時には寒く、雪が降るべき時には降る、とう具合に自然が循環してくれないと困ってしまう。
梅の開花が早まっているし、畑の野菜などは成長が促進し、害虫被害が出ている。新潟県の瓢湖(ひょうこ)は、例年3千羽
の白鳥が飛来する名所だ。が今年は6千羽にも増えているそうだ。ということは3千羽が行くべきだった所に今年は
行っていないということだ。その地帯の生態系に影響を及ぼしていることになる。暖冬の影響、計り知れない。
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2016.1.10
『C型肝炎』
日本人の肝臓がんの7割がC型肝炎ウィルス感染によるもの、というデータがある。肝臓がんで亡くなる人が
国内で年間3万人を超えるそうだ。感染は、輸血、ピアスの穴あけ、静脈注射、タトゥなどで起きると言わ
れている。ピアスやタトゥなど、若い人に似にだが、怖い話だ。採血してウィルスの抗体検査をすれば感染
の有無がわかる、というので筆者も実施したが、陰性で安心した。感染していながら、治療を受けていない
人が国内に120万人居るとも言われている。旧姓肝炎〜慢性肝炎〜肝硬変〜肝臓がんのルートで病状が進行
するのだが、約3割は治療で快復し、7割は持続感染、というから、一刻も早い検査と治療が必要だ。
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2016.1.9
『北海道新幹線開業』
いよいよ3月26日、北海道新幹線が開業する。1973年(昭和48年)青森〜札幌の整備計画が決まってから43年、1988年(昭和63年)
青函トンネルの開通を経て、北海道市民が待ちわびた日がやって来る。奥津軽いまべつと木古内駅間は、普通車両と同じ
トンネルを走ることから、風圧の影響を考えて速度を82キロに抑えて走るそうだ。沿線の地域では歓迎ムードで盛り上がって
いるようだ。現行の東京〜函館間の所要時間は5時間10分、新幹線だと4時間9分、1時間の短縮になる。これが札幌まで
開業いたとしたら(2030年:平成42年末開業予定)、東京〜札幌間は更に4時間の短縮になるそうだ。早いのはいいことだが、
2年前に乗った大洗からのフェリー、苫小牧までの16時間も楽しいものだった。新幹線の開業に水を差すわけではないが。
、スローライフもまた良い味なのだ。
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2016.1.8
『歌は生きる力』
昨日の話題、アメージング・グレースは米国人の心を繋ぐ。人をつなぐ、癒す、励ます。そういった力が歌にある
ことを実感する。月に1・2回、地域の高齢者の集まり“地域サロン”や高齢者ホームを訪問、うたごえでのお楽しみ会
をする。ギター1本で童謡、唱歌、抒情歌、流行歌などをうたう。歌の合間に軽い体操やゲームを入れる。
歌う前や後に、このうたにまつわるトークをする。参加した人たちの想い出が歌に重なる。その当時の想い出話が出て
来る。つらかった時、悲しかった時、嬉しかった時、楽しかった時の想い出がそれぞれに参加者の心を駆け巡る。
みんな笑顔になれる。表情が変わる。歌にはそういう力がある。その力をいただいて筆者もまた明日を生きる力になる。
だからこの活動、続けて行ける
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2016.1.7
『アメージング・グレース』
♪Amazing grace how sweet the sound.
That saved a wretch like me.
I once was lost now am found,
Was blind but now I see.
(和訳)
♪アメージング・グレース
何と美しい響きであろうか
私のようなものまで救って下さる
道を外しさまよっていた私を
神は救い上げて下さり
今まで見えなかった神の恵みを
今は見出すことができる
ジョン・ニュートン(1725-1807)作詞の讃美歌
アメージング・グレース
は詩もメロディーも心を打つ。時々オカリナでこのメロディーを奏でると
涙が出そうになる。米国の人たちは忌まわしい事件や事故があった時、この歌をみんなで唱和する。
昨年6月、チャールストンで起こった銃乱射事件の追悼式、オバマ大統領が演説中にアカペラで歌い出した。
たちまち参列した人たちの大合唱になった。彼らはこうやってアメリカを強く意識して行くのだろう。
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2016.1.6
『お賽銭』
年末にTV番組で放映していたが、神社仏閣でお賽銭をいくら出すか、という内容だった。金額については、今まで
はあまり気にしなかったが、(大事な願い事には金額が高くて千円くらい、普通で5円かな?)。番組を見てしまったので、
今年の初詣の時のお賽銭を出す時になって妙に気になった。10円は“とおえん”、五円は“ごえん”、500円は“これ以上のコーカは無い”
などとタレントが言っていたもんだから、ちょっと気にしてしまった。
ゴロ合わせがどこまで神様が思っていることなのかは知る由も無いが、八百万の神様たちにあやかるためには、
気になるところは払拭して拝みたい心境になる。神社仏閣には、さまざまな作法があり、今までそのようにして
いたかと言えば、そうでも無いのもまた気になった。普段何の信心もしないで正月だけお願いされても、神様は困って
しまうだろう。日頃から神様を心のよりどころとして生活に根差して信仰するかが大切なことは
言うまでも無い。無宗教という日本人の現代スタイルを改めて考えることも必要だろう。
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2016.1.5
『初荷』
元旦から動いている宅配便がある。宅配便業界だけでなく、デパートやスーパー、レストラン、コンビニなどは正月も
休まないところが多い。だから初荷、初売り、などはあまり意義が無くなってしまった。こういった風物詩が新しい社会環境によって
意味を持たなくなる、これは致し方無いことだが、寂しいもんだ。“初荷”ののぼり旗を車に付けて走る輸送トラック
など見ない。初〇〇ということで初心に還る、という意味ではとても大事な節目だ。茶道では初釜、商店の初売り、
労働組合の旗開き、鏡開きなど、歳時記的な節目は大切にしていきたいものだ。
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2016.1.4
『初夢』
1月1日の夜から2日の朝にかけて見る夢を初夢というそうだ。娘が“昨日初夢をみたんだけど、
お父さんが自殺した夢を見たんだよね…かくかくしかじか…”と朝いちばんに報告を受けた。正月そうそう、
物騒な夢を見てくれたもんだ。筆者は“脳裏になにかそういうことを思ってないと、そんな夢は見ないんだよね”
と応じた。幸い、今は自殺願望が無いからいいようなものの。初夢といえば、1鷹2富士3茄というフレーズが
有名だ。江戸時代に徳川家康が好んだものの3つだから、という説が有る。夢も寝ていて見る夢と、自分の願望を
夢として思ってその実現に向かって努力する夢がある。今年のわが家の目標は、「小さな夢を持ち、少しでもそ
こに近づく」とした。年齢を重ねるほど、夢を持たなくなりがちだが、等身大の夢や目標はいつも持ち続けたい
思っている。
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2016.1.3
『鏡餅』
12月28日は門松や鏡餅を飾るのに一番いい日とされる。秋田県の農村地帯で育った筆者の家には
臼と杵があって、年末の28日には家族総出で餅つきをやった。小学校高学年になると杵を持たせてもらえ、
母や婆ちゃんが合い取り(臼の隣で餅をひっくり返したり、水を付けたりする役割)をしてペッタンペッタン
やった。臼の下には藁が敷きつめられ、裸足でやった。つきあがった餅は延し板の上に置かれ、婆ちゃんが器用
な手つきで丸餅をつくり、お供えの鏡餅とのし餅をつくった。床の間にこれが飾られた。歳神様が鏡餅に
宿り、人や物に新しい命を与えてくれる、という意味があるそうだ。
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2016.1.2
『書き初め』
書き初めなんてする人を最近では聞かない。書道を趣味でやっている人なら教室でやる人が居るかもしれない。
毎年自分なりには“迎春”とか“謹賀新年”などと書写して、趣味のクラブ例会などに持って行くが、今年は
正月1日の夜は集まった孫たちが“筆で書きたい”というものだから、書道具を出して半紙をドサっと出して
勝手に書かせてみた。孫たちは思いのほか集中して書いていたのにはびっくりした。いつもはゲーム機でピコピコやって
いるのに、こういう環境を作ってあげれば、やるもんだと思った。特にお題なんて設けなかったが、孫は
“自分に勝つ”と書いた。そのママは筆者に“育毛促進”と書いてくれた。嬉しいような複雑な気持ち。
筆者は“健康第一”と応じた。作品は思い出に大切にとっておこう。
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2016.1.1
『申年』
年末には各地の動物園で、お猿さんを抱っこして撮影会が行われた、というニュースが流れた。年賀状の写真に
家族で、子どもがお猿さんを抱っこした写真を使う、などに動物園側がファンサービスとして行ったものだろう。
申年は、干支の9番目、猿と書かないで申と書くのは、十二支に動物が割り当てられた江戸時代に発明された
ものだそうだ。猿が活躍する姿は猿回しの芸などでお目にかかるが、今年はきっとお座敷が多く、あちこちで
忙しくなるであろう。何度か見たことがあるが、猿回しの掛け声に合わせて何とも滑稽な芸を披露して
くれる。申年には赤い下着を着ると元気が出る、という言い伝えがあるそうで、すでにネットショップなどでは
紅いブリーフやシャツなどが出回っている。
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