きょうの気になるワード(ちゅうさん流の解釈)


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日常生活・新聞やテレビ・週刊誌・どこかの掲示板・電車の中吊りなど、オヤッと思ったワードや
フレーズをヒントに、筆者の体験や気づいたことを加えて毎日コメントしています。
2008年4月21日に開始、12年めに入りました。
2018年12月以前は、文末でLINKしています。


2019.7.21 『芸人の不祥事』

週刊誌にリークされて大阪の人気芸人が謹慎処分、今度は事務所から契約解除の処分、翌日に、事務所とは関係無しに自前で記者会見。 よっぽど言い訳と事務所の対応への不満を言いたかったに違いない。そもそも、この事件発覚の時にウソをついたことが、事を大きく してしまった。ウソはいつかバレるのだから、そのウソを隠すためにまたウソをつかなければならない。そのくらいのことをこの 芸人は心得ていなかったのは、情けない。潔しの精神が全くなく、自己保身に走る。会見なども世間は聞きたくもないし、 ここはじっとおとなしくして自分を反省しなければならなかったはずだ。事務所の対応云々などと言えない立場のはずなのに。 しっかりケジメを付けられない人間は、どこに行っても信頼されないだろう。筆者はこの種ゴシップにはあまり興味なし、だ。

2019.7.20 『知ること』
自然博物館を(高齢の)夫婦で訪れた。周囲は夏休みに入ったばかりの小学生と親子連れ。この博物館は子どもたちが小さい頃に何度か 訪れたことがある。感じたことは、子どもを連れて見学した時とは違ったスピードと視点でじっくりと学べることだった。久々に 何かを知ることの楽しさを満喫した。知ってどうする?という訳ではないが、直接的に効果には結びつかないが、年齢を重ね、経験をした からこその感じ方、視点、感動の仕方があるんだなぁ、と思った。実はこの博物館の今回の企画展、「狩り」になんとなく興味を持った ことが、訪問のきっかけだった。知ることの楽しさを知ったことは収穫だった。

2019.7.19 『日照不足 』
関東地方は、7月に入って日差しがほとんどない。ここ1か月で日照は5~10時間、肌寒い梅雨空がこうも続くと、去年の連日 35度近くの 日差しだったことが懐かしい感じだ。昨年の今日は梅雨が明けた日だ。毎日ギラギラした夏空が続いていた。 東北地方は今月、80時間から90時間の日照が有るというから、この差が大きい。前線と低気圧の影響というが、極端すぎる。 スーパーなどでは、野菜の価格が上がり出した。 自分で野菜を栽培しているが、病害虫が付く、収穫量が減る、採れる時期になっても大きくならない、などの影響が目で見える。 この極端な天候、何とかして欲しい。温暖化などの地球環境の変化を身をもって感じる。

2019.7.18 『暗号資産』
ビットコイン→暗号資産、といつのまにか名称が変わった。ビットコイン、と言えばニュースなどで流れる内容は、どうもあまり イメージが良くない、犯罪がらみのものが多かったのだが、暗号資産と言われれば、何だかわからない。悪いイメージがカモフラージュ されてしまう。この効果を狙ったのではないかと思えるが、真相はわからない。むしろ、ビットコインのほうが通じるような気がするが。 しかし、世の中現実や現物のやり取りではなく、仮想(バーチャル)の世界でのやり取りが多すぎる。ますます人と人の温もりを介した 行動が減ってしまうことに危惧してしまう。フェイスブックがLIBRAなるものを全世界で普及させることを発表した。アメリカの 議会では、いろいろと個人情報の流出などの問題を出すこの会社の行動に、疑問視する声が多いようだが、いずれ日本にも普及して 行くことだろう。

2019.7.17 『差別と区別』
ある自治体で、記入様式にある [男・女]の欄を削除したという。LGBTの人向けの対応だと思うが、どうしたもんだろう。この自治体は 差別と区別を間違えているのではないだろうか。差別はいけないが、区別は必要なことだ。人口動態調査などでは、男性・女性に分けて 統計を取る。街中には男性トイレ、女性トイレがある。銭湯は男湯と女湯がある。社会の構造は、男と女を区別していることが多い。 区別は肉体的な違いだから、しなければならないことも有る。しかし、差別はまずい。男女の性差が社会問題になるのは結構なことだが、 差別と区別をまぜこぜに使った対応はいかがなものかと感じる。

2019.7.16 『♪コロブチカ』
朝のNHK連続ドラマ「なつぞら」で“コロブチカ”を踊るシーンが有った。懐かしかった。昭和30年代から40年代は、若者がハイキングや キャンプでこういった往年のフォークダンス、それもミクサーダンスを踊ったものだ。コロブチカ、マイムマイム、オクラホマミクサーあたりが 代表格で若い男女が手を取り、リズムに乗り、笑顔で踊った。マイムマイムなどは、最近編曲されてラジオでロック風のものが流れて いた。レジャーの多様化で、みんなが集まってバスハイクに行くなど無くなり、こういったフォークダンスの光景がなくなった。 最近、学校や幼稚園で少し取り上げられているのは嬉しい限りだ。

2019.7.15 『社外取締役に第三者委員会』
何か不祥事が有るごとに、「第三者委員会」を設置して…と代表者が記者会見で釈明する。第三者委員会を設置するのが、不祥事対応の 印籠のように行動する。この第三者委員会にどういったメンバーを招いてどういう会合をするかなどには触れられない。しばらくして、 第三者員会の結論として発表されるが、これも玉虫色の場合が多い。
企業の不祥事が有ると、これも第三者委員会、そして社外取締役の選任、という流れだ。社外取締役を招けば会社のコンプライアンスや ガバナンスがきちんとチェックされる(はずだ)という印象操作にようにも見えて仕方がない。ある会社は8割が社外取締役だという。 その会社の技術力や企画力、歴史や社会的使命などがきちんと受け継がれるのか心配だ。選任される社外取締役も知名度がある人とか 何社も掛け持ちの人とか、本当に実効が有るか疑問だ。

2019.7.14 『はやぶさのニュース』
毎日毎日、犯罪や高齢者の交通事故の報道が多く、暗い気持ちになるなかで、はやぶさ2 が「リュウグウ」に2回めの着陸成功のニュース、少し前向きな気持ちになった。パブリックビューイングの会場で固唾をのむ市民からは 感激の余り涙を流す人もいた。プロジェクトの管制ルームでは、職員たちが喜びに沸いていた。どんなに難しいことだったかが、当日の NHKクローズアップ現代で放映された。数千通りのリスクを想定したシュミレーションが実施されたそうだ。JAXAの所長は、 2度目の着陸で失敗したら、一度目の成果も台無しになることから、慎重姿勢だったという。困難を切り抜けるシーンは、 はやぶさ1の時にも有った。リスクが有るなかで挑戦することのたいせつさを感じる出来事だった。

2019.7.13 『セブン、方針を変える』
セブンイレブンのフランチャイズ店が独自に契約を変え、24時間営業を辞めたことで、損害賠償を請求されたことが社会問題になった。 結局セブン側ではこの店の現状を認め、24時間営業を撤回しない、という方針を曲げることになった。他社では24時間営業を辞めて いるところもあるから、今後のコンビニ業界に与える影響も多いことだろう。筆者は、そもそもなんで夜中までこうこうと電気を付けて エネルギー消費をする店舗が必要なのか、といつも思う。夜中も買いたい人は居るかもしれないが、それは一部の人、夜は眠ればいいのだ。 SDGsの観点からも夜の閉店は歓迎すべきことだ。会社側から言わせれば、品物の補充や輸送の効率化のために必要と言うが、そのために夜中に 働く人も居る。働き方改革の点から今回のセブンイレブンの決断は理にかなったものだ。しかし、品物の店舗への配達などは夜中に継続 されるというから、24時間営業をやめても、その時間帯にオペレーションしなければならないから、まだ課題は多いようだ。

2019.7.12 『健康寿命』
よく聞くことばだ。日本人の平均寿命は 男女平均で約83歳、しかし、これは、何歳で死亡するかの年齢であって、それまでの間、認知症や病気などで寝たきり生活をする 人が多い。そうならないで、自立して生活できるまでの平均年齢が健康寿命だ。つまり、誰の世話にもならないで自活できることを言うが、 これは73歳くらい(2016年のデータ)だと言われている。つまり、亡くなる前の10年間は、誰かの介護を受けたり、寝たきりになる 確率が高いということだ。この10年間にかかる医療コストや社会的な損失を下げ、財政負担を少なくし、高齢者のQOLを高めようとする 施策が国を挙げて行われている。厚生労働省を中心に、他の省庁の施策が組まれ、自治体に降ろされ、実施されている。 筆者も市の認知症予防講座や高齢者のレクリエーション活動などのお手伝いをしている。
今日は年に一度行われる市の定期健診。きちんと受診することも、自身の自助努力だ。

2019.7.11 『ハガキの名文コンクール』
1枚のはがきに書いた願い事、自身の願い事を、1枚のはがきに書いて応募する 一言の願い コンクールが開催されている。 奈良県御所市に有る一言主(ひとことぬし)神社が主催するこのコンクール、願い事を書いてポストに入れる、という仕組みで、8月9日が 締め切り日だ。一言の願いであれば聞いてくれる、というのが一言主神社に伝わる伝説。ロマンチックな神社だ。このコンクールは、 2015年から始まり、子どもからおとしよりまで全国から作品が集まっている。家族への願い、健康への願い、夢への願いなど、ほほえまし かったり、せつなかったり、うなづいたりの手紙がHPで見られる。そういえば、今の自分の願いは何だろう?と振り返る心境になる。

2019.7.10 『JASRACのやりすぎ』
JASRAC(日本音楽著作権協会) がおとり捜査まがいのことをやっている。JASRACの役割は、音楽著作権を守る活動で、著作権が違法な違法な使われ方をしていないかを 監視し、著作権料を徴収し、作家に分配する活動をしている。この団体のやり方に多くの人が疑問視する事態が起こっている。社交ダン 教室でCDで流す音楽から著作権料を聴取したり、音楽教室で講師が使う曲から著作権料を聴取したり、各地で裁判沙汰となっており、 こういった行為を疑問視する声が大きい。JASRACの職員が音楽教室の生徒として潜入し、どういう使い方をしているかを調べて 裁判で証言する、などのやり過ぎが目に付く。著作権を大切にし、作家の権利を守ることは重要なことだが、音楽文化を育むことと お金を取ることは違った次元、金を取ることにやっきになって、文化的価値のある音楽の普及と活用を考えない施策は明らかにまずい。

2019.7.9 『支払いのいろいろ』
友人が全国チェーンの薬屋さんでレジのパートをしている。彼女曰く、最近の支払いのさまざまな形態に付いて行くのが大変、 と嘆いている。現金で支払う人が減って、スマホの〇〇PAYを使う、プリペイドカードを使う、商品券を使う、などそれぞれの 対応を間違いなく行わなければならない、覚えるのが大変、という。問題は、きちんとその時にレジで偽物かどうかを確認して 正確なオペレーションをしななければならないということ。店側ではお金の取りっぱぐれが 有っては大変だ。先のセブンイレブンの場合は、顧客には直接的な被害は無かったが、システムの抜け道をうまく活用された犯罪だ。 世の中が、こういったバーチャルなシステムになるにつれ、必ずそれの抜け道を利用した犯罪が起きる。怖い時代になってしまった。

2019.7.8 『日本と韓国 』
3年前に韓国に居る友人と再会の約束をして、韓国旅行をした。すぐ隣の国、日本と似た文化、似た顔をしている方々と交流するのは、気持ち が良かった。その歴史や文化に触れて、忌まわしい過去は有ったが、両国のつながりの片りんを感じた。ところが、このところの国家レベルの 対立は次第にエスカレートして来ている。双方の観光客の交流や文化交流は盛んに行われているが、政治家トップレベルの外交の不手際がこういう 結果となってることに、残念極まりない。その背景には、政治家の人気取りのための、自己保身のために政策が決定されていることが有る。韓国 の大統領は、国民の視線を交わし、人気取りのために、日本攻撃を繰り返す、日本の首相は、アメリカ大統領と似通った報復手段を講じる。 講じた手段は、両国のためには絶対にマイナスであることがわかっているのに、選挙の前の権力保持のために、こういった行動を起こす。 今のままの報復合戦からは、何の進歩も見えて来ない。政治は市民のために有ることを念頭に、いいかげんにまともな考えを持って欲しいものだ。

2019.7.7 『あいにくの雨天』
日本列島、今週は晴れ間が見えない予報になっている。今日は年に一度織姫と彦星が出会う星空のショウが見られる日だが、あいにくの 雨模様、今週はずーっと曇り、もしくは雨の予報だ。星空にロマンを見出そうとしたが、残念だ。7月に入ってから、日照不足。6月は カンカン照りの日が多く、夏日が続いて「雨が欲しい」と思っていたが、7月になって、夏野菜が旬を迎えたと思ったら、日照不足、 季節の野菜、きゅうり・茄子・トマト・ピーマン・トウモロコシなどの路地物夏野菜の生育に影響があるだろう。当然、週末あたりには 高値が続くことが予想される。参議院議員選挙でも、こういった気候変動について論戦のテーマにして欲しいのだが、あまり期待できない。

2019.7.6 『いだてん』
NHK日曜夜の大河ドラマ「いだてん」欠かさず見ている。大河ドラマのジャンルとしてはどうかと思うが、東京オリンピックを来年に控えて 日本のオリンピック参加や、スポーツ振興の歴史がわかるから、それなりに楽しんでいる。今日は、いだてんこと、金栗四三と三島弥彦 が1886年(明治19年)ストックホルムオリンピックに日本人として初めて参加した開会式が開かれた日だそうだ。 先駆者というのは、どんな場合でも新しい困難な道を切り開かなければならないが、日本のスポーツの世界の扉を開けたという 意味で、偉大な人だ。12月まで、ドラマがどんな展開をするか楽しみだ。

2019.7.5 『電車で席を譲る』
電車で席を譲ったことがある。若い人がサッと席を譲るのを見かけたことがある。子どもが「どうぞ」と言って高齢者と席を代わったのを 見かけたことがある。隣の親ごさんがニコニコと子どもを見ている。優先席に座って、目の前の高齢者に目もくれないでスマホゲームを している人もいる。譲られた人は、「いいです」と言ってその厚意を受け取らない人、「有難う」と言って座る人、譲ってくれた人に 対してはどっちがいいのだろうか?明白だが、譲ったのを断られた人は、所在なげにどこかに去ってしまい、まったく関係ない人が座ったり…。電車の中の親切には、さまざまな模様が見られる。高齢者だと思われたくなくて意固地になる人も居るのだろうが、親切は素直に 受け止めて、感謝し、できれば、降りる時などその人にひとことお礼を言ったほうが万事笑顔で終わることだろう。
電車の中の親切心、これをボランティアと呼ばない人がいるが、この勇気ある行為、ボランタリースピリッツが無いと出来ないこと。 筆者はプチボランティアと呼んでいる。

2019.7.4 『SDGsの開発目標 』
昨日の話題に少し付け加えて。SDGsの目標・理想は次のような項目だ。そのひとつひとつが、なるほどと思える内容だ。
貧困を無くそう/飢餓をゼロに/すべての人に健康と福祉を/質の高い教育をみんなに/ジェンダー平等を実現しよう/ 安全な水とトイレを世界中に/エネルギーをみんなに、そしてクリーンに/働き甲斐も経済成長も/産業と技術革新の基盤をつくろう/ 人や国の不平等を無くそう/住み続けられるまちづくりを/つくる責任使う責任/気候変動に具体的対策を/ 海の豊かさを守ろう/陸の豊かさも守ろう/平和と公正をすべての人に/パートナーシップで目標を達成しよう
というものだ。ほとんどの項目は日本では満足していることだが、世界にはそれには程遠い国がたくさん有るということだ。 われわれの暮らしも、そういったことを頭の片隅に入れながら豊かさを感じられたらいい。

2019.7.3 『SDGs』
2015年9月の国連持続可能な開発サミットで採択されたアジェンダのことをSDGsという。
Sustainable Development Goals(持続可能な開発のための2030アジェンダ)の略だ。貧困や飢餓を無くすために、 環境に配慮しながら経済成長を促し、教育・健康・福祉・雇用などの幅広い諸課題を解決しながら…とずいぶん 欲張ったアジェンダだ。この手の国際的な目標は、努力目標として採択されるが、なかなか実現までの道のりが 遠いものが多い。しかし、課題としては各国が協働して解決に向かわなければ、良い方向には行かない。 アメリカなどのポピュリズム政治で、自国の利益ばかり考える手法では難しい課題だ。日本も国際的に こういった課題へのトライをし、国際的なリーダーシップをとって欲しい。

2019.7.2 『雨』
6月の初めは、暑い日が続いた。雨がなかなか降らなくて真夏日の連続、ところが梅雨入りしたとたんに、今度は曇りから 雨続きで日照不足。何が困るかと言えば、我が家の菜園が天候不順で、虫がつかないか、生育は不順でないか、微々たる 面積だが、無農薬で自分で食べる野菜を自給している我が家では、気になるところだ。スーパーなどに行った時に、野菜の 値段が気になるが、ほぼ天候にリンクしている。風評でリンクしない時も有るが、ニュースで流された情報と、その相関 関係に思いを巡らすと、面白い。晴れれば晴れたで、降れば降ったで、人間何とも勝手なもんだが、このところの気象は、 極端なことの連続、バランスが崩れている。

2019.7.1 『今年もあと半年』
2019年、半分が終わって、後半が始まった。月日の経つのは早い。西日本の梅雨入りが遅れてる、と思ったら、今度は 異常な降雨に警戒レベル4の大雨洪水警報だ。目まぐるしく変わる天気予報に、細心の注意を払わなければならない。 警戒レベル4が出ても、避難する人はまだそんなに多くないようだ。自分の場合だったらどうするだろう、と考えたら、 やはり、今までの経験値で、「まだ大丈夫だろう」と思って避難を真剣に考えないかもしれない。それじゃあダメなのは わかっているのだが。そういえば、避難グッズのチェックをしなければならないのは分かっているが、未だやっていない。 せめてこれを優先してやらなくっちゃ、と思う。

2019.6.30 『政治ショウ』
実に不愉快だ。アメリカと北朝鮮の政治ショウ。トランプさんの実績を自国の選挙のために利用しようとする魂胆丸見えの ことを、よくやるもんだ。いったいそんなことをして、世界情勢がどう変わるのだろう。国の利益というより、自分の権力 を守ることのために、メディアを手玉に取って、自分の成果だ、とひけらかす嫌な行動だ。権力者というものは、日本の 与野党も含めて、こうも姑息なやり方で市民を愚弄する、バカにするのもいいかげんにしてくれ、と言いたい。 これが選挙で大きな怒りになればいいが、ポピュリズムというのは、利害関係が働くから、どうも利益のある輩のほうに 流れてしまう。こうなれば、少しずつ地球が崩壊の方向に向かってしまう。もっと大きな目で見た地球の姿を 考えて行かないと、政治ショウに流されて、先が見えなくなってしまう。

2019.6.29 『聞きなし』
梅雨に入ってからヨシの中から聞こえる大きな鳴き声、ギョシシ・ギョシシはオオヨシキリ、近くの竹やぶからさまざまな鳥 のさえずりが聞こえる。ホーホケキョは鶯、春先から夏の初めの頃まで鳴いている。カッコウ・カッコウはカッコウ。 ツツピー・ツツピーはヤマガラ。ケンケンは雉。トッキョキョカキョクはホトトギス。
こういった、ことばや単語で鳴き声を表すことを
聞きなしと言うそうだ。 各地の野鳥ファンはこの聞きなしで野鳥を探すという。上手いことを考えたものだ。

2019.6.28 『G20』
大阪でG20が始まった。ホスト国としての大役を果たすことができれば、日本の国際的地位が上がるだろう。これについては、 国民として誰もが願うことだ。開催にあたって、各国首脳の顔色は、さまざまだ。満面の笑みの人、余裕を持っていそうに 振る舞う人、既に駆け引きが始まっているかのような渋い顔をしている人、一国の代表といえども、20人も集まれば、 注目度は20分の1だから、相対的な比較で見られてしまう。この会議で各国は何を持ち帰るだろうか。ポピュリズムが 台頭する今の世界情勢の中で、各国が協力して持続的な地球を模索するには、課題が大きすぎる。かといって、各国が 協力をしなければ守れない地球もある。わがままは許さない、という強いメッセージが欲しいところだ。

2019.6.27 『やっと梅雨入り』
九州・中国・四国・関西地方がやっと梅雨入りした。記録をつくってしまった。G20で大阪入りした各国首脳は傘をさして タラップを降りて来た。これもまた趣が有ると思った。傘の差し方にまで人柄が現れているような気がした。 梅雨入りの前線が東北のほうに押し上げられ、雨が相当降ったが、熱帯低気圧が四国沖で台風となるなど、今までの 気象の常識にないことをしてくれるものだから、気象予報士も戸惑ったにちがいない。雨による災害が無いことを祈る ばかりだ。加えて、このとこころ、日本列島あちこちで大きな地震が頻発している。天災が無いことを願いたいが、 同時に備えもしっかりやっておかなくては。

2019.6.26 『サプリメント』
新聞や雑誌にサプリメントのコマーシャルがすごい。初回無料とか、1年分半額とか、とにかく使ってみてよ!といった 宣伝文句がずらりと並んでいる。周囲には、サプリメントオタクが大勢いる。相当なお金をつぎ込んでいるに違い無い。 確かに手っ取り早い摂取方法だが、自然の食物を摂取して暮らすのには、叶わない筈だ。どんなものでも、簡単に 手っ取り早くできるものなんて、そこそこの効果しか期待できないはずなのに。有名タレントの写真に惑わされて 手を出してしまう。農薬を使わない自然の食材でつくった自前の調理で、よく食べ、よく運動して、よく寝て、 よく笑う暮らしをしていれば、自然の身体になっているはずだ。

2019.6.25 『コンビニのレジ袋』
世界的なプラスチックゴミ汚染の問題が深刻になって来た。使いたい放題、作りたい放題に任せて来たツケが廻って来たのだ。 日本も例外ではない。今まではプラスチックゴミは中国や東南アジアで買い取っていたが、規制が始まり、国内で処理しな ければならなくなった。ほんとうは、処理の問題を考えるより、流通の方法や売り方の方法、消費者のライフスタイルを、 ゴミがでないような仕組みにしなければならないのに、今になってやっと、それにわかって来た。コンビニがレジ袋の 有料化を検討、一部の店舗で実験が始まった。解決しなければならないことが多くあるが、この流れ、加速しなければならない。

2019.6.24 『G20の影響』
月末に大阪で開催されるG20、世界の首脳が大阪に集まる。警備のものものしさは史上最大らしい。先週大阪に行って来た が、駅や街中の警察官の多さは驚くばかり、背中の所属県警の名を見ると、全国から駆け付けている。いったいこの費用は どの位になるだろうか?全部税金だ。先に収容犯が逃亡した事件も、G20の警備で手薄だったことが考えられる、との 専門家も発言が有ったが、確かに市民生活に対する影響も、警察官の手薄のためから来る影響があるかもしれない。 日本が国際的な役割を果たすことには異論は無いが、国民の生活を優先することのほうが先ではないかと思う。 阿部さん、参議院選挙前に成果を残すことばかり考えないで!

2019.6.23 『オリンピックデー』
オリンピックデーという日が有ることを今朝のラジオで知った。国際オリンピック委員会が1948年の第42次総会で定めたものだ そうだ。 IOC創設を記念して各国に対して記念行事を促しているという。日本でも行事が行われており、オリンピックコンサート が企画された。今年は、6月14日にすでに終わっていた。このコンサートは毎年やられているようだ。来年は東京オリンピックの 年だから、このムーブメントを大きくもっと大きくして欲しかったが、JOCはチケット販売など、実施に向けた準備に 忙しくて、それどころではなかったのかも知れない。大河ドラマでもオリンピックを盛り上げているから、 東京に対する盛り上がりは感じるのだが。

2019.6.22 『梅雨入り未だ』
大阪に来ているが、晴れて蒸し蒸しして暑い。実は近畿地方、未だ梅雨入りしていない。記録的に遅い梅雨入りに なりそうだ。今まで一番早かったのは、昭和31年の5月22日、遅かったのが昭和33年の6月25日だったと いうから、その記録に迫りそうな今年だ。梅雨はあまり好まないが、この時期にちゃんと降ってくれないと、 夏の水不足になったり、降るべき時に降ってくれないと、ゲリラ豪雨による水害などが有ったり、大変なことになる。
冒頭で関西地方と表現したが、関西地方とは、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県の 6府県を言うが、近畿地方となると、三重県を入れた7府県を言うのだそうだ。紀伊半島が入ると近畿地方、と いうことだ。

2019.6.21 『オリンピックチケット』
オリンピックチケットの申し込み抽選結果が発表になった。当たった人、外れた人、悲喜こもごもだったと思う。 高すぎるチケット、それにどの人やどのチームの試合かわからないのに申し込みをする、こんな状況の中で申し込みは できないと判断、今回は何もアクションを起こさなかった。決勝あたりのチケットだと、だいたい見たい選手やチーム が見られるのだが。何しろ上位の競技は高いのなんのって。庶民には手が届かない。 生で見るに越したことはないが、来年はテレビ観戦と決めた。チケット転売禁止の法律はできたものの、きっと大儲け する輩が居るに違いない。

2019.6.20 『再選』
今まで議員だった人、首長だった人が再選を目指してにわかに活動を始める。見慣れない議会報告が届いたりすると 選挙に出ることが伺い知れる。街中に○○連絡事務所なる立て看板が常時設置されて売名になっている。有名政治家を 招いて時局講演会のポスターが顔写真入りで、あちこちに貼られている。再選を目指す政治家のあの手この手の作戦が展開される。 昨日の米国トランプさんのフロリダでの出馬表明もそれに似たものだ。強引な方法で各国との取引を演出し、 世界を困らせる手法がまだ続いて行くかと思えば、辟易する。米国民に賢い選択をして欲しいものだ。

2019.6.19 『高齢者の交通事故対策』
このところの高齢者による傷ましい交通事故は目に余る。車が無いとどこにも行けない、まだまだ元気がある、などの 高齢者側の言い分も有るだろうが、これは何とかしなければならない。政府は、足が無い人にはタクシーの定額割引き制度 の新設、アクセルを急にい踏んでもスピードが出ない仕組みの導入などの対応を検討し始めた。今の対応は、免許更新時に 70歳以上は認知機能テストや実地試験を実施することを義務づけているが、これだけでは事故防止にとって抜け道だ。 自主返納をしてくれればなんて事はないのだが、頭の固い高齢者、家族のいうことなど耳を貸さない人が多いようだ。 高齢社の言い分に対応する公的支援は功を成すかもしれない。

2019.6.18 『バーチャル・ウォーター』
バーチャル(仮想の)・ウォーター(水)、仮想の水という意味だ。日本の食料は、半分以上が輸入、 もし、この輸入食料を日本で生産していたら、これだけの水を使うことだろう、という考え方だ。 例えば、米1Kgを生産するのに3,600リットル、牛肉1Kgを生産するのに、2万リットルと言われている。 もし、日本が輸入する1年間の農作物と畜産物を国内で生産すると仮定した場合、640億㎥の水が必要という 計算になる。私たちは食料を輸入することで、他国の水に依存した暮らしになっている。 飽食の日本、大量の食べ残し食料を廃棄、賞味期限がきたと言って廃棄、食料問題を国際的な目で見たら、 食べ残しなどできない課題に気がつく。

2019.6.17 『夕方が明かるい 』
今頃が一番明るい時間が長い。夏至まであと6日、関東地方では夜の7時になってもまだ明かるい。挨拶はこんにちは? こんばんは?と迷うことも有る。畑で新鮮野菜を栽培している筆者は、日照が長いのは嬉しい。梅雨に入って、6月の 気候が曇りの日が多かったが、ここ2日くらいはカラっと晴れて太陽が出てるし、夜になって気温が下がるので、この 寒暖差が野菜にとって有効だ。今年の夏野菜は、トマト・きゅうり・茄子・ピーマンなど幾分成長が良いような気がする。 新鮮な野菜でミネラルをたくさん摂り、元気に毎日を暮らしたい。夕方が明るいと、行動時間も長くて有難い感じだ。

2019.6.16 『時間の流れが速い』
今月6月は日がたつのが凄く速い。もう、16日という感じだ。4月、5月はじっくり過ぎて行った気がする。その月、 その日ごとに長く感じたり、短く感じたりするようだ。前に、チコちゃんに叱られる@NHKで取り上げていたが、年齢を 重ねると時間の流れが速く感じるのは、その時その時の感動がいかに多いかだ、との解説だった。子どもの頃は、 どんなことにも感動や気づきが多いから、長く感じるというものだった。なるほど、と思った。筆者の感想では、 その日にどのくらい心に残ることをしたか、で感じ方が違う気がする。「何やったっけ?」とか「何食べたっけ?」と いった日は、日めくりのカレンダーをめくるように、ただ過ぎ去って行く。「あそこに行った」とか「あの人に会った」 とか「あの映画見た」という日は、しっかりと覚えていて、その日は時間の流れを心に留めている。目標を持って そこに向かっている時間の流れも、しっかりと覚えている。

2019.6.15 『なつぞら』
朝のNHK連続ドラマ『なつぞら』が少し面白くなって来た。主人公奥原なつがアニメーターとして成長して行く物語だ。 朝からアニメーション映像が出て来る、今までとはちょっと違ったオープニング映像だ。スピッツが歌う主題歌「優しいあの子」 もこのところ人気が出て来て、 民放のラジオでも流れている。視聴率はほぼトップを走っている。筆者は、ストーリーよりも、アニメーション映画が できる過程がわかるので、興味深い。なるほど、こうやってアニメーション映画ができるんだ、といううんちくがすごい。 北海道シーンでは、草刈正雄がいい味を出していた。毎朝、放映の時間が楽しみだ。

2019.6.14 『住民税通知』
市役所から住民税通知が届いた。結構な金額の税を徴収されて、それなりの公共サービスを受けているだろうか、と 考えてしまう。納付する金額と、年金から天引きされる金額に通知書が分かれている。納付金額は預金口座から自動的に 振り込まれるので、現金で納付の必要は無い。年金からの天引きは、取りッぱぐれが無いから、考えたものだ。 しかし、年金受給者としては痛い出費だ。自治体は、納税者が収めた分だけの公共サービスの充実に力を入れて欲しい ものだ。国会で論戦になっている2000万円貯蓄が必要という、金融庁の諮問機関答申の問題、所詮年金などに 無関係な与党の国会議員が議論を恐れて棚上げにしようとしている事案だ。年金生活者から見れば、この答申は よく理解できるものなのに。

2019.6.13 『マッチポンプ』
何やら意味不明なことばをラジオのニュースで言っていた。マッチポンプ?ネットですぐに調べられるので、 「ああ、そういう意味か」とわかる。どうやらビジネスや政治の世界で多用されるらしい。解説には「自作自演で 利益を得る手法」とある。英語を2つくっつけた和製英語だそうだ。そういえば、トランプさんが、メキシコからの 不法移民を減らすために、メキシコからの輸入品に関税をかける、などという乱暴な手法を使ったら、米国の議会から 反発された。メキシコがちょっと動いたら、それを中止する、と言って自分のディール手法をひっこめた。それは 自分の成果だ、と自慢した。こういったことをマッチポンプと言うのだろう。

2019.6.12 『住民をバカにした防衛省』
イージスアショアの配備計画で、地元の説得に当たる防衛省、秋田県と山口県の設置候補地の説得に当たっているが、 この過程があまりにも住民をバカにした態度に、秋田県が怒っている。“ここしかない”としたデータを示して 交渉に当たっていた防衛省、そのデータ作成過程に初歩的なミスが有ったとのことで陳謝した。そしてその後の説明会で、 防衛省の担当者が居眠りしていたのを、市民から指摘されて大臣が陳謝した。こうなっては、交渉のまな板にも乗らない、 と秋田県が怒るのは無理もない。今の政府、官庁がやることは、こういった自分に都合がいい主義で、物事を進めようとして、 ほんとうに国民の方を向いていない。こんな自衛隊じゃ、イージスアショアなんか設置しても、いざという時に使えないだろう。 冗談じゃない!イージスアホヤ、だ。

2019.6.11 『8050問題』
最近、ニュースなどで頻繁に出て来る8050問題、80歳代の親が50歳代の子どもの引きこもりを面倒見る、 という意味の用語で、高齢の親が子どもの引きこもりのケアをすることを言い表している。川崎市で起きた傷ましい 事件、その後の、親が引きこもりの子どもを殺傷する事件に象徴される。「何で引きこもりが起きるのか」、 「引きこもり家庭の特徴」、「引きこもりする人の行動特性」など、テレビや新聞、週刊誌などで解説する。 キャスターや、わけもわからない芸能人がコメントする。街中のインタビューで市民がコメントする。 引きこもりに対する色付けをしてしまったり、引きこもり家庭を差別視したりする言動があふれる。 さまざまな理由があってのことだから、ひとつひとつのケースが違うところに、対応の難しさがある。 現代社会が作り出した新たな課題だが、脆弱化した地域社会の構造にも問題があるような気がする。

2019.6.10 『夕方って何時頃?』
天気予報で、「夕方からくもりになり、夜の初めころには小雨になるでしょう。明日は昼前には雨が上がり、昼過ぎから 晴れ間が見えるでしょう」などと解説している。いつも聞いているから、「ああ、そうか」と思うが、夕方って何時頃? 昼過ぎって何時頃?。ふと疑問になる。ラジオで気象予報士の人が解説していた。夕方=15:00~18:00、夜の初め= 17:00~21:00、昼前=9:00~12:00、昼過ぎ=12:00~15:00、と知った。なるほど、いるもそんなに厳密に考えて いなかったが、そういう意味があったのだ。知らなかったことを知ると、なんか得したような気持ちになってしまう。

2019.6/9 『サニブラウン9秒97』
いいニュースだ。フロリダ大学に留学している陸上短距離のサニブラウン・ハキーム選手、全米大学選手権で9秒97を 記録した。本人は言う。「まだまだ記録は伸びると思う。更新したい」と。いったいどこまで伸びるだろう、という 期待が膨らむ。1年後の東京オリンピックの陸上が俄然楽しみになる。アメリカ留学で彼が手にいれたものは、 いいコーチに巡り会えたこと、切磋琢磨する仲間に巡り合えたことだろうか。新聞には、伸びしろ“青天井”と書いて いる。若い人が活躍してくれると、高齢者も元気が出る。

2019.6.8 『無人運転』
世の中が無人運転の電車を増やそうとしている矢先の、横浜市営シーサイドラインの逆走事故。この種の無人運転電車が 各地で走っている。山手線も無人化に向けて試験走行をしているが、関係者にはショックが広がったことだろう。 “想定外”と関係者は言うが、想定はそもそも人間が行うもの。あらゆるケースを想定してシュミレーションし、 それに合わせたコンピュータシステムが組まれる。人間の想定をはるかに超えたことが起こるのは常だから、 コンピュータを過信したシステムはあり得ない。福島第一原発の事故も、自然界を軽視する想定外から起きた、 有ってはならない事故だった。 車の自動運転も実用化されているが、想定外は起こりうるケースだ。便利になればなるほど、それの裏側には、 便利さの分だけのリスクを含むのだ。私たちの身の回りで起こるさまざまな不具合による事故、自分の命をどう守ればいいのか、 ブラックボックスが多すぎる。

2019.6.7 『MGC』
Marathon Grand Championship シリーズの頭文字を取ったこのイベント、来年のオリンピック、マラソンの出場選考レースだ。 日本陸連も上手な手段を企画したものだ。選考の過程に透明性を持たせ、マラソンへの国民の関心を引き寄せ、スポンサー やレースの放映権から得る経済効果が計り知れない。従って、このイベントの発表セレモニーやニュースリリースなどが 派手に展開されている。裏側には広告会社の受注争奪戦が見えて来るのは、筆者の斜めに世の中を見る癖かもしれない。 にわかに、男女マラソンに対する興味が湧いて来る。選手層の厚みもまたおもしろい要素だ。9月15日のレースが 楽しみだ。

2019.6.6 『議員を辞めない議員』
潔さ、というのは日本人の美学だ。しかし、タラタラと屁理屈ばかりこねて潔さを無くすと、不快感になってしまう。 丸山穂高衆議院議員の一連の愚行に、国会が糾弾決議をするという。自身が行った一連の行動は、誰が見ても、 国会議員というよりも、人間として恥ずかしい行為であるにも関わらず、問題をすりかえて、議員で居ることに 執着している。周囲のことなど、お構いなしに自論を繰り広げ、参考人招致には、医師の診断書を提出して拒否、 堂々と出て来るべきなのに。この辺が、こういった姑息な人間の常套手段だ。いずれ選挙で落選するのだろうが、 潔しを持って行動すれば、味方も増えるというものだ。投票した人は、なんでこんな人を選んだのだろう?

2019.6.5 『天安門事件』
30年前のあの天安門事件、4日が30周年だった。中国ではこの事件を政府が封印、当時関わった人やその家族 には、今でも行動監視がされているという。中国の30歳以下の人たちはこの事件を知らないという。ウソだろう? と思いきや、政府が徹底した封印政策を取っているらしい。しかし、海外に居る勇気ある人たちが、当時の写真を ネットにあげたり、軍部の勇気ある人たちが当時のことを語り始めた。経済発展は確かにしたが、グレー色の 経済発展と国政は、数多くの人権弾圧、言論統制、思想教育、貧困格差の上に成り立っている。お金があれば 何でもできる、という発展は、多くの先行き不安要素を抱えたものとなる。歴史を直視しない政策は、やがて また同じことが繰り返されるだろう。

2019.6.4 『認知症数値目標撤回』
このコラム、5月17日に認知症予防の数値目標が発表されたことを書いたが、半月もしないうちに厚生労働省が この目標値を撤回した。理由は、認知症の人や家族の間からの反発を受け、“参考値”に格下げして発表した。 天下のお役所の仕事にしては軽い判断だ。この数値の発表で、認知症家族の団体が反発、「予防の努力が足りない」 という偏見を生みやすい、と公表したものだ。野党が、根拠のないものはいかがなものか、と反発したから、 参議院選挙を見据えて、 自民党が忖度したもの、とも見られている。さまざまなこういった政策が選挙のために、あるいは、選挙前に 事を荒立てたくない、という判断で変更や延期が成されている。われわれ国民は選挙で、こういったことを 見抜いた上で投票に行かなくては、と強く思う。

2019.6.3 『ファーストペンギン』
群れで生活するペンギンだが、その中の1羽がエサを取るため、天敵が居るかもしれない海に、勇気を出して 飛び込む、こういうペンギンをファーストペンギンというそうだ。ビジネス用語っぽいが、リスクを恐れず、 新たなビジネスを立ち上げるベンチャー企業などに使われることが多い。 この用語を先日ラジオで話していた。場所はエスカレーター。関東地方ではエスカレータに乗る時は 左に立つ。いつの頃からか、これが定着していて、右側に立っていると、急いで歩く人から、チッと 舌うちされることがある。左手が不自由で右手で掴まりたい人もいるのに、こういった暗黙の慣行 (ルールではない)が成り立っている。 そこでNHKの記者がファーストペンギンになって、わざと右側に立ったそうだ。 相当な勇気を必要としたとのこと。 こういった行動をファーストペンギンと言うそうだ。しかし、エスカレータの乗り方、変えていかなければ。 因みに関西地方は右側に立って、急ぐ人は左を歩く。もともとエスカレータは歩くと危険、と書いてあるのに!

群れで生活するペンギン



2019.6.2 『日常に潜む危険』
川崎市登戸で起きた殺傷事件、傷ましい。犠牲になられた方々、その家族の方々には、 不条理なこの蛮行に対する怒り、そして肉親を亡くしたり傷つけられた哀しみがいかばかりだろう。 お亡くなりになられた方々には哀悼の意を、ご家族が巻き込まれた方々には、早く日常生活に戻れるよう 祈りたい。
突然起こる、こういった事件があとを絶たないが、いつどこで起こるか予測つかないだけに、 こういった危険からどうやって自分を守るかがこれから重要になる。 予防するためのいろいろな施策があろうかと思うが、このことを強化すればするほど、 監視社会が厳しくなり、プライバシーの無い、生きづらい世の中になる。そのバランスが大変だ。 みんなが幸せになろうとして、必死で生きていることを阻害するさまざまな危険(リスク)に、 個々人が真剣に向き合う必要がある。 安全社会と言われる日本に慣れきっている自分を、リスクの面から振り返ってみたい。

2019.6.1 『ポピュリズム』
最近、このことばを聞く機会が多い。どういうことかと言えば、一番分かり易いのがトランプ大統領。 自分の人気取りのため、あるいは再選を期して、大衆の望むことに迎合した政治を行うこと、 自国第一主義の施策を行うこと、彼は単純にこのことで政治を推し進め、その施策も気分で変わる。 自分を非難する人にはフェークニュース、といって一蹴、言論で反論しない。 批難するマスコミは取材させない。普通の人がやらないことばかり平気でする。 国民の人気取りのための政治だから、今がよければそれでいい。先の先を見通した国の姿を描いていない。 アメリカだけでなく、これがヨーロッパでもそうだ。EUで今起こっていることにポピュリズムを感じる。 国民を大切にすることは間違いではないが、過度にそれをやると、どこかに歪が起こる。

2019.5.31 『痴漢ハンコ』
おもしろい商品が生まれそうだ。“生まれそう”というのは、まだ商品化されていないが、ハンコメーカーの シャチハタが、ツイッターに投稿されたオピニオンに呼応した形でシャチハタが公式HPで反応したのだ。 電車の中などの痴漢は後をたたないらしい。先週も品川駅で若い女性3人ほどが、中年の男性を囲んで 痴漢行為をされたといって、責めているのを目撃した。このハンコ、 痴漢をされた時に被害者が犯人の衣類や身体に“痴漢”の文字ハンコを押そうというもの。 面白い!と思ったが、いたずらも当然ありうる。誰かが勝手に白いワイシャツの 背中のところに悪意で押したら、と思うと身の毛がよだつ。シャチハタ広報部は開発を急ぐとのことだ。

2019.5.30 『ローマ字表記は姓→名で』
このところ、文部科学大臣や外務大臣が、名前の表記を名→姓から、姓→名にしようと発言している。中国や韓国の 要人は姓→名を使っているそうだ。長い間名→姓で定着して来たことを、何故変えようとしているのか、その本質を 筆者はよく理解していない。現状は、パスポートは姓→名だ。クレジットカードは名→姓だ。それによって何か困る ことが有るかと言えば、そうでもない。今後は、通達として文化庁あたりから出るかもしれないが、強制力は無い とのこと。そもそもローマ字表記そのものが日本の文化ではないから、名→姓でも何ら問題ないと筆者は思っている。

2019.5.29 『時刻は7時40分30秒を過ぎました』
我が家はテレビ派ではなく、ラジオ派。居間ではいつもラジオが流れている。 朝のNHKラジオ、アナウンサーの言い方がいつも気になる。「只今、午前7時40分30秒を過ぎました」。 われわれの暮らしは秒単位で生活していない。アナウンサーは秒単位で仕事しているから、そういう表現になるのかもしれない。 細かいことだが、この表現が気になる。「間もなく7時41分になります」とか、「7時40分を過ぎました」なら 受け入れ易いのだが。表現の仕方はいろいろあるが、最近ちょっと気になるNHKの表現だ。

2019.5.28 『筋トレ 』
筋トレがブームだ。友人に、ジムに通う人が多く居る。スポーツトレーニングの専門会社や、自治体の体育館、公民館 併設のジム、女性専用のジムなどが街中にたくさんある。筆者の友人も夫婦で通っていて、ひとしきり汗を流 したあとは、ジムの風呂に入り、食事をして帰る、という健康的な暮らしをしている。 TVで筋トレを放映したこともあり、特に中高年者に人気が有るようだ。筋肉は30歳を過ぎると年間1%が 失われるといわれる。30年で30%だ。 これを防ぐために筋トレをして、特に足腰を鍛えることにより、転倒防止や認知症予防に効果が有るというものだ。 整形外科に行くと、足腰が痛い人が多く来院して、リハビリに励んでいる。こういったことを無くすために、 筋トレで自助努力をしようというものだ。筆者は毎日ロードバイクで20キロをインターバル走、家に帰って クールダウンでスクワット、腕立て、腹筋、を無理しない範囲で行っている。おかげで身体のバランスが保たれて いるような気がする。

2019.5.27 『税金で接待漬け』
接待をビジネスの交渉で活用することは、円滑な交渉を有利に進めるひとつの手段だ。バブル時代には銀座のクラブで豪遊、 タクシーチケットを自在に使い、お客を郊外の自宅まで送る、などは接待の常套手段だった。これが企業間のビジネス、 企業と官庁のビジネス、あるいは社内接待などで行われていたようだが、その後の接待費の減額、お役人に対する接待の 法的な禁止などで、ビジネスの手段としての接待が影を潜めて来た。ところが、今回のトランプさんの国賓としての 政府の接待漬けは目に余る。全部税金で賄われている。2万5千人を動員した警備の経費やその間の高速道路の封鎖に よるマイナスなど、アメリカの接待のために使われている。ビジネスマンだった大統領の利害外交に付き合うために、 アメリカにすり寄らざるを得ない、柳腰外交のためだ。今はそんな時代ではないと思うのだが。

2019.5.26 『梅漬け』
梅の実を採った。今年は3年目で約1.5キロの梅を収穫、早速梅シロップと梅酒漬けをつくった。口に入るまでに 少し時間がかかるが、途中の面倒見も含めて、楽しみを待つことになる。今は何でも即席で出来る時代だが、 こうやって手間暇かけてつくるものも、面倒と思わず、楽しみとしてやれば苦にならない。梅の他に、みかん、 きんかん、ゆず、葡萄などの果樹が有るが、果樹づくりは難しい。害虫や害獣などの天敵との闘い、天候との闘いだ。 果物屋さんで売っている美しい果物のようにはなかなか行かない。形や味はかなわない。しかし、一つだけ自慢できる のは、農薬を全く使わないで、汚染されていないことだ。

2019.5.25 『主婦休みの日』
5月25日は、主婦休みの日だそうだ。2009年、生活情報誌「リビング新聞」がアンケートにより、年に3回の主婦休みの日 を制定したそうだ。1月25日、9月25日の3回有るという。主婦の労働を金額換算した、とのニュースが以前有ったが、 無休でこんなにも働いている、という論調だった。炊事・洗濯・掃除・子育て・ゴミ出し・近所づきあいなどなど、 さまざまな事柄が主婦には課せられている。主婦有っての家族の暮らしだと思う。近年では、女性の活躍社会となって、 共稼ぎの家庭が増え、専業主婦が少なくなっているようだが、主婦業は誰かがやらなければならない。夫と家事をシェアする人、 夫はほとんど協力しないで、毎日残業や飲み会で遅くなる人、「やってくれ」と言えば手伝う人、同居や近くに住む おばあちゃんにお願いする人、ホームヘルパーや家政婦さんにお願いしている人、いろいろな家庭が有ると思うが、 家事を女性に押し付けないで、できることで協力する夫の場合は、主婦休みの日などとしなくてもいいのでは。 この日が決まった背景には、「たまには休ませてくれ!」という女性の悲鳴が聞こえるのだが。この日に賛同したい。

2019.5.24 『5月の夏日』
日なたに居ると汗がジワ~と流れる。まだ5月だというのに、暑い1日だ。この調子で行ったら、今年の夏が どうなるのだろう、と心配だ。暑いだけならまだしも、気象が異常になって大雨や強い風などが来なければ いいのだが。昨年の夏は、列島のどこで大雨や洪水が来てもおかしくない異常気象だった。非常持ち出し袋 など用意しなければ、と思うのだが、心掛けるばかりで備えが甘い。クローゼットの衣替えをしていなかったが、 あわてて夏物を出した。

2019.5.23 『いい話』
沖縄県の高校生が空港で財布を紛失、途方に暮れていたところ、見知らぬ人から6万円を渡してもらい、 飛行機に乗ることができた。お金を渡した男性は名前も告げずに立ち去った。その後この話を新聞社に伝え、 記事になったことから、お金を渡した人が埼玉県の医師であることが判明。高校生の学校で両者が対面した、 というニュースが有った。医師の仲間は、“騙されたんじゃないの?”と言ったそうだが、そう思ってもおかしくはない 現代社会だ。とてもいい話に胸が熱くなった。紛失した財布も、そのままで見つかったそうだ。 もし筆者が同じ状況にいたとしたら、できるかどうか。そういう勇気は持ち合わせていない気がする。 その前に、財布に6万円も入っていないことが問題だ。

2019.5.22 『軽自動車の白ナンバー』
軽自動車のナンバープレートは“黄色”と思っていたが、最近白いナンバーが増えているそうだ。もともと、最初は どちらも白かったそうだが、昭和49年(1973年)に高速道路が全国に整備されたたのを機に、スピード制限が わかりやすいように軽自動車のプレートを黄色にした経緯があるそうだ。今は軽自動車もそれ以外の車と同じ制限速度、 100キロまでになったので、色分けは不要になった。加えてラグビーW杯や東京オリンピックの記念プレートが 発行されるに及んで、白のプレートに人気が出たのだそうだ。最近の軽自動車の性能進歩はすごい。値段も安くは 無い。燃費と自動車税が安い分だけ、お得感がある。

2019.5.21 『世界遺産が多すぎる?』
UNESCOが認定する世界遺産、「文化遺産」、「自然遺産」、「複合遺産」の3つの種類があり、いずれも有形の不動産が 対象、と決まっている。1972年に国連で世界遺産条約が採択された。日本には、文化遺産が18件、自然遺産が4件有る。 どの遺産も登録のために地域が一丸となってキャンペーンをしたり、国内の歴史上のできごとを串刺しにした、地域を超えた 遺産の登録運動をしたりして、現在の数になって来た。遺産登録されれば、当然観光客が増え、地域経済の活性化になり、 その歴史が知れ渡り、地域の誇りとなる。しかし、一時のブームが去って、地元に観光客が全く来なくなり、閑古鳥の 遺産もいくつかある。富岡製糸場などは広大な駐車場をつくり、土産物を製造し、町を揚げてPRして来たが、今は客足も まばら、地元では悲鳴を上げている。筆者も一度訪れたことがあるが、高額な入場料、一観光客としては物足りない 見所、文化の説明より土産物の販売に力点、などまた来たいとは思わなかったし、友人に勧めようとは思わなかった。 観光地化した遺産では、ゴミや騒音の問題が出て、その保全に苦労している。 喜んでばかりもいられない現実に直面しているところが多い。経済の視点で世界遺産を利用したら“だめ”なのは、 わかっているはずなのに。

2019.5.20 『ご朱印』
神社仏閣でいただけるご朱印、最近はコレクターが増えて、これを集めて歩く人が居る。中には、ネット販売で平成最後の 日付と令和最初の日付の入ったご朱印帳が高価で売られるまでのフィーバーだとか。ご朱印は、もともと神社仏閣に参拝して 写経を寺に納めた証として授与された、という歴史が有る。参拝した証のご朱印が、このところ、コレクションの材料 として使われていることには、神様、仏様も残念がっているに違いない。四国巡礼の納経帳は、一寺で2回般若心経を 唱えて巡礼した人にのみ頂ける貴重な巡礼帳だが、近所の神社であれば、ご朱印だけを求めてコレクションが可能だ。 SNSで拡散して、珍しいご朱印は人気が出るので、金儲けに利用する人も居るのだろうが、バチが当たるかもしれない。 信心に裏付けられたご朱印が幸福をもたらすのだ。写真は、2012年秋、日光東照宮でご朱印をいただいた時のもの。 場所によっては記帳の様子を撮影禁止、というところもある。また、その場で書かないで、予め用意しておいたものを渡す ところも有る。

日光東照宮でご朱印をいただきました


2019.5.19 『家庭菜園』
今、トマト・茄子・ピーマン・きゅうりなどの夏野菜の植え付けシーズン、DIYショップの店頭には所せましと ポットに入った苗が売ってある。結構高い値段だ。家庭菜園が人気だが、テレビでベランダ園芸で育てる方法などが 放送されている。 家庭菜園用の園芸資材なども結構な売れ行きだ。我が家も家庭菜園で家で食べる野菜を栽培、ほとんどの路地物 野菜は自給している。家庭菜園の域を少し超えているかもしれない。何より、無農薬・有機栽培で、採れたての ミネラル豊富な野菜は美味しいし、身体にも良い。採れ過ぎたものは近所に嫁ぐ。結構喜ばれる。畑で土をいじって いると自然のエネルギーを身体で感じるし、鍬をふるっていると筋肉がほぐれて気持ち良い。夕食のビールも 収穫物と一緒に美味しい。

2019.5.18 『ペット』
犬や猫を飼う人が多い。我が家はペットは飼わない主義だ。人間に癒しを与えるペット、その効果は否定しないが、 動物も家族として共に生活する存在。寿命が有る。認知症も有る。病気にもなる。家族の用事が有る時は独りぼっち で留守番することも有る。ペットを家族として一緒に暮らすには、我が家のライフスタイルに合わないから、飼わない ことにしている。ペットブームに乗って繁殖業者も増えているという。その繁殖も1980年以来、大量生産、大量販売の ビジネスモデルが確立されて来たという。毎年延べ80万匹が流通するという。それはペットを命扱いするのではなく、 商品としての扱いなのだ。中国などでは、今まで飼っていたペットのDNAを採取して、同じ顔・形のペットをつくる ビジネスが出現したという。日本に上陸するのも時間の問題だという。人間の勝手のために動物のイノチが 軽く扱われるのはいかがなものだろうか。

2019.5.17 『認知症予防に数値目標』
認知症の予防に、政府も自治体も必死に取り組んでいる。さまざまな地域体操を考案して普及する、高齢者の 地域活動やボランティア活動を活発化する、公民館や社会福祉協議会などで認知症講座を開催する、認知症 サポーターを育成する、など数多くのイベントや学習会を企画している。その多くは、認知症のことを広く 告知すること、地域の活力を醸成して地域ぐるみで認知症を防ぐこと、個人が認知症にならないための運動や 活動に取り組むこと、隣近所で支え合う文化をつくりあげること、などのメニューだ。個人でさまざまな 努力をするのもいいが、やはり、仲間づくり、それも隣近所の距離が近い空間での互いのコミュニケーションが 不可欠だ。独り暮らしの高齢者が増えているが、ひとりぼっちにしない、させないもまた重要な課題だ。政府は 70代での発症を、6年間で6%減らそうとの数値目標を掲げた。目標を定めるのは簡単だが、 これを実現するため、地域がどれだけ一丸となって、市民が自分でできることで貢献して行くかが問われる。

2019.5.16 『ふるさと納税』
総務省が地方創成の切り札として打ち出したふるさと納税制度、人気の有る自治体は、寄付金を多額に稼ぎ、 総務省が定める返礼品基準に合致しないとして、静岡県小山町、和歌山県高野町、大阪府泉佐野市、佐賀県 みやき町の4市町村を制度対象外の自治体に指定した。今後はこの自治体は制度を利用できないことになった。 そもそも、ふるさと納税というのは、地方創成の切り札として総務省が打ち出し、寄付による町おこしを 目指したが、各自治体の返礼品合戦が起こり、総務省が黙っていられなくなった、といういきさつがある。 各自治体は知恵を絞って返礼品を考え、この返礼品の魅力で寄付金額に差がついた。地方創成も国が関与 するという、変な決定の仕方に、一理あるとする考え方、そこまで国が関与するのはおかしい、という考え方 いろいろだ。筆者は、寄付金の魅力に返礼品を利用する、という寄付の有り方には疑問を感じる。 その地方の魅力を訴えて寄付につなげて行くのが趣旨だろうと思うのだが。アマゾンの商品券を返礼品にするのは、 お金は集まっても、地域にとってのメリットは金だけ、それでは短絡的思考、というものだ。

2019.5.15 『9秒99』
陸上男子100メートルのサニブラウン選手がついに10秒を切った。いいニュースだ。日本人として2人め の記録だが、桐生選手の時のような小躍りする光景は無かった。淡々と、「出たのは嬉しいが、もっと伸びる可能性が ある」、と自信を見せた。それなりの練習をしているからなのだろう。こういった快挙にも平然とした姿勢で いる20歳はすごい存在だ。東京オリンピック・パラリンピックを目前にして、陸上界は嬉しいニュースが多いが、 この勢いで活躍してくれれば、国内のオリンピック熱も徐々に上がって行くことだろう。先日、400メートルリレーで、 お家芸のバトンパスに失敗したということが有ったが、このマイナスは多分、これからのレースに良い作用をするもの と期待している。

2019.5.14 『かんぽの宿11か所閉鎖』
日本郵政が経営するかんぽの宿 は全国に60か所有るが、経営悪化の施設8か所を閉鎖、売却すると発表した。国内の主な観光地に立地する施設は、 旧郵政省の簡易保険で集めた資金で運営する、国の国民に対する福祉施設として設置したものだ。しかし、郵政民営化と共に、 “経営”という観点からマネジメントを転換させたものだ。企業だから、採算が合わなければ事業の方向を変えるのは 当然だが、よく利用する筆者も少し寂しい気がする。このところのかんぽの宿は、親方日の丸から脱却して、 顧客サービスの向上、さまざまな宿泊メニューの開発、部屋のリニューアル、食事のレベルアップ等を図って来ているが、 経営の悪化には勝てなかったようだ。

2019.5.13 『パトカーの追跡』
このところ、パトカーの追跡を受けた車が逃げて、何の関りも無い車と衝突事故や人身事故を起こし、無関係の人が 怪我や死亡をするという事故が多い。実は警察は“事案”として発表するが、それは警察が引き起こした“事件” ではないかと筆者は思う。 逃げる人は確かに悪い。しかし、その先に、カーチェイスをしたら事故という結果が待っていることは明白なはずだ。 所轄警察は、追跡の仕方に問題は無かった、と常に発表するが、その追跡の仕方に問題が有るから、事故という形で、 無関係の第三者が巻き込まれるわけだ。巻き込まれた方に対しては、不条理な哀しみが残る結果となる。 交通違反のネズミ捕りなど最たるもので、安全指導ではなく、一般の人を道路交通法という法律で犯罪者に仕立て あげて罰金を取るやり方、これは時代に合わない。警察の“おいコラ”精神による不合理な手法に憤りを感じる。 もっと市民に寄り添った交通安全の手法、施策を開発して欲しい。

2019.5.12 『大相撲夏場所』
今日から大相撲夏場所が始まる。ついこのあいだ大阪場所が終わったばかり、と思ったのに、 あれから2か月経った。 年間6場所、1月=東京、3月=大阪、5月=東京、7月=名古屋、9月=東京、11月=福岡、と本場所が決まっている。 本場所が無い時は、地方巡業が入って、各地で(開催地名)場所、という具合いに開催されるから、お相撲さんも忙しい。 今場所の見所は、貴景勝の大関取り挑戦、逸ノ城の活躍、高安の横綱挑戦あたりだろうか。相撲はテレビで 見ていても、取り組みの面白さが感じられる。会場に行くと、更に迫力がある。オリンピックのチケットなどより 遙かに安い観戦料金だが、なかなかいい席が手に入らない。若手の力士の活躍があると、俄然面白くなる。

2019.5.11 『交通事故』
今日から、春の交通安全運動だが、2人の園児が犠牲になった交通事故、どこでも起きそうな事故に、 全国の保育所や幼稚園が近くの交差点の一斉点検を開始したようだ。死亡事故は減り続けて今や年間3千人台、 死者が1万人を超え、交通戦争を言われた時も有ったが、交通時刻死者は年々減り続けている。 しかし、このところの交通事故は、今までには無かった、信じられない事故が多い。車が店舗につっこんだり、 高速道路を逆走したり、通学中の子どもの列につっこんだり、傷ましい事故が多い。ひとつには、 高齢者の運転によるアクシデントが多いことが上げられる。70歳を超えると免許更新の時に 認知症テストをしているようだが、咄嗟の時の対応力が問題だ。

2019.5.10 『オリンピックの入場券』
来年のオリンピックのチケット販売が始まった、オリンピックの入場券、高額なチケットは誰が買うのだろう? という疑問が沸く。 10万円、20万円、30万円などというチケットは、世紀のイベントといえども、簡単に買える額 ではない。オリンピックが遠く感じるのは筆者だけだろうか。しかも、購入の方法がややこしい。 売れればそれで、結果オーライかと思うが、残れば、観客が居ない競技があったり、開会式でガランと なったエリアが出たりすることだろう。民間の人が購入しなくても、企業やスポンサーが大量に買って くれるという皮算用もあろうと思うが。関東地域以外の人は、交通費や宿泊費が更に負担になる。

2019.5.9 『5月病』
新入社員や新入生が陥る疾患だ。あるある、筆者もなったことが有る。何ともなく憂鬱で、原因が自分ではわからない。 5月病とは、正式にはその呼称を適応障害とか、うつ病とか、不眠症などと呼ぶそうだ。何となくウツウツとした日々が 続く疾患だ。新入社員や新入生は、4月1日から新しい環境で行動を始めるが、一か月ほどすると、新しい環境 に適応しずらくなり、自分でもどうすることも出来なくなる疾患だ。今年は特に、10連休のゴールデンウィークが 有ったから入社(入学)してすぐのこの長期休みで、5月病も例年よりも多かったかもしれない。

2019.5.8 『ゴーヤの日』
夏野菜のゴーヤ、グリーンカーテンとして日除け効果として栽培している人も多い。今日は5月8日ということで、 ゴロ合わせでゴーヤの日だそうだ。平成9年(1997年)、沖縄県経済連がゴーヤの普及のために始めたのだそうだ。 沖縄の郷土料理、ゴーヤチャンプルが流行して、すっかりゴーヤの名前が定着したようだが、昔は「にがウリ」 と言っていた。苦さがあるので、筆者は苦手な食べ物だ。この苦さが良い、という人が多い。正式な名称は、 ツルレイシというそうだ。栽培はするが、苦手で食べられない。どう騙されても食べられない。

2019.5.7 『新聞休刊日』
10連休が終わって、企業や官公庁が始動する日、ラジオでは「令和最初の業務が始まる」と放送していた。 今日は新聞の休刊日。A新聞、Y新聞、M新聞が主導して年間10回の休刊日を決めているそうだ。3月と8月は 休刊日が無いということだ。駅売りが多いS新聞や地方紙では休刊日が無かったり少なかったりするそうだ。 雨の日も風の日も朝早く自宅のポストまで届けて下さる販売店の方々には、この日は ゆっくり休んで欲しい。今日はきっと駅売りのスポーツ紙などが飛ぶように売れたに違いない。いつもはポスト から朝刊を取り出して居間で斜め読みするのだが、これが無いとちょっと寂しい感じだ。

2019.5.6 『勝ち組と負け組』
今週号の「週刊P」、老後の勝ち組と負け組として、70歳の選択を誤るな、という特集をしている。 見出しだけを見て、筆者は、未だに勝ち組・負け組などという区分けをしている編集者たちの発想、 お金や名誉で人を格付けすることがそんなにおもしろいのか、と疑問符が湧く。 お金や名誉は大事かもしれないが、人間の生き方の価値は、それだけでははかれない。どれだけ幸福かは、 その人の心の問題、と言ったのはあいだみつをさんだ。「しあわせは じぶんの こころが きめる」という その価値こそが大切だ。そう思うと、勝ちとか負けとか色分けすることは無いのだ。 学校や会社などでは、常に評価され続け、勝ち負けがはっきりする。しかし、勝っているようで不幸な人も居るし、 負けているようで、幸せを満喫している人もいっぱいいる。まして、老後は誰にも評価されない、 人生の価値を自分で感じる時間の流れだ。勝つ、負けるで識別する必要は無いのだ。

2019.5.5 『子ども、減る』
今日は子どもの日、大型連休になって、それぞれの日が何の日なのか区別が付かない人も居るようだ。 今日は、子どもたちの健やかな成長を願う日として国民の祝日になっている。各地で子どもたち対象の イベントが実施されている。ところで、子どもたちが減っている=少子高齢化、はデータに如実に表れている。 子どもの数は、平成元年の2320万人から、平成31年4月には1533万人で、787万人も減り、1982年以来38年連続で 減っているという。高齢者(65歳以上)は、28.3%と、子どもの倍を超えているという。まさに少子高齢化だ。 街を歩いていても、高齢者が目立つはずだ。
第一生命保険の調べでは、いまどきの子どもたちの将来希望、男の子はサッカー選手、野球選手、学者・博士、 警察官、大工さんと続き、女の子は食べ物屋さん、保育園・幼稚園の先生、看護師さん、学校の先生、 お医者さんと続くそうだ。子どもたちが夢を持てる社会づくりをしたいものだ。

2019.5.4 『差別』
部落差別、言われも無い差別を、住んでいる地域で選り分ける、こんな不条理なことが今でも実際に有る、 という記事が目に留まった。娘が素敵な男性と結婚する、ということで娘の父親が喜んだ。しかし、ネットで、 差別部落の検索をすると、男性は被差別地域の出身者であったため、父親は態度を変え、結婚に反対した、 というものだった。ネットには差別部落の一覧を掲載した人が居るそうだ。どんな生い立ちか、 どんな学校を出ているか、などは社会に出てからは関係ないはず、それを重視する人が未だに居るということ にショックを受けた。長い歴史の中でこういった差別が作り上げられてきたのだが、人格や生き方は生まれた場所、 育った環境によって差別されることはあってはならない。

2019.5.3 『まんぷく』
NHKの朝ドラを楽しみにしている。半年で1作の連続ドラマに目が離せない。視聴率のデータを見ると、 毎回トップに貢献している。NHKの番組は、朝ドラに限らず、最近おもしろいジャンルの企画が多い。 今やっているドラマは、なつぞら、3月までやっていた 「まんぷく」から頭を切り替えるのに時間がかかった。ところで、まんぷくは、最近になく面白かった。 主人公が発明するものが、カップラーメンという身近なものであることや、俳優さんたちの個性あふれる 演技が良かった。今再放送しているが、つい見てしまう。もう少しすると、「あれっ?前のドラマのタイトル は何だっけ?」ということになってしまう。いつものことだ。
憲法記念日には程遠い内容になってしまった!

2019.5.2 『田舎の味』
仏事があって、出身地秋田に来ている。“田舎の味”というのは、食べ物はもちろんのこと、方言だったり、 幼い頃に見慣れた景色だったり、親戚や家族との昔話だったり、今住んでいるところでは味わえないものを言う。 こういったことを堪能できるのが楽しみでもある。秋田にしか無い食べ物がいっぱいある。 秋田弁でしか表現できない味わい深いことばがいっぱいある。 子どもの頃に通った道がものすごく狭く感じる。懐かしい匂いがする。親戚の人と昔話を掘り起こし、 懐かしさに浸る。筆者は田舎の言葉を思い切りしゃべるのが一番楽しみだ。この良き方言が今は子どもたちに 伝承されていない。じいちゃん、ばあちゃんと暮らしている子どもたちは独特の訛りとイントネーションが 理解できるのだが、筆者の秋田弁を理解できない子どもが居る。ことばは文化、方言が伝承されないのは寂しい気がする。

2019.5.1 『5月1日』
今日は令和元年の初日、昨夜のカウントダウンフィーバーは、年末のその光景に似ていたが、意味合いと価値は まるで違っていた。新しい幕開けの日、誰もが5月の若葉のような新鮮な気持ちで迎えたことだろうと思う。 ひと昔前は5月1日はメーデーの日だった。労働者が団結し、労使で対峙する重要な日だったが、 すっかり色褪せてしまった。そのメーデー、今年は第90回となり、中央メーデーが代々木公園で開催される。 労使の対立や賃上げ交渉などがすっかり影を潜め、ストライキなどは昔の話となった。 賃上げや働き方改革などを労使がやるのではなく、政府が音頭取りをする時代だ。 メーデーを引っ張る労組や野党の力は失せてしまった。
今年のメーデーのテーマは、安倍政権の打倒、格差解消と地域活性化、消費税10%反対、反原発などなど。 マスコミの話題も今日は新天皇の即位特集だけ。メーデーは報道も危うい。時代は大きく変わった。

2019.4.30 『平成最後の…… 』
どのチャンネル(あっ!この表現は昭和の臭いだっ!)を回しても、「平成最後の」に関する話題の今日一日。 明日からの“令和”の前夜祭だ。特に平成時代のニュース映像には、懐かしさがこみ上げる。「そう言えばそんなこともあった なぁ」と目を細める。過ぎてしまえば、振り返る余裕が出るのは、今がそこそこに安定しているからだろう。 ちゃっかり、平成から令和に代わる時間帯に旅行をする計画や、その時間帯にコンサートをする企画など、あの手この手の ビジネスが目白押しだ。筆者は、祭りごとはいいから、静かにこれからのことに思いを寄せたいと思っている。 しかし、昭和で生まれて育ち(耕作の時期)、いちばん活動的な時間を平成で経験し(実りの時期)、 令和で締めくくる(収穫の時期)、3つの時代を過ごせる筆者は、幸せだなぁ、と思う。
明日からは、令和最初の……のニュースが増えることだろう。

2019.4.29 『みどりの日』
大型連休が始まった。10連休の人もいるというから、休みの無い人にとっては羨ましい話だ。その間、仕事が有る人 にとっては、保育所が休みだったり、学校が休みだったりで、どうやって子どもの面倒を見てもらおうなど心配事が ニュースになっていた。高速道路やレジャー施設は渋滞だの、めちゃ(あまり使わないことばを使ってしまった)、 混んでいることだろう。並ぶのが嫌いな筆者は、人の多いところは嫌いだ。だから、人がやらないこと、行かないところを 探して出かける。有名観光地など行ったら、大型連休でなくても、外国の人でいっぱいだから、海外旅行に来たみたいな 光景に出くわす。みどりの日は、昭和天皇の天皇誕生日だった。何もこんなに連休にしなくても、飛び石連休(懐かしい 昭和の響きだ)のほうが、人が分散して、いいような気がする。何でも他人と同じにしなければならない国民性 だろうけれども、個性あふれる時間の使い方のほうがいいのに。

2019.4.28 『企業の不祥事、あとをたたず』

【2009.3.16の記事に加筆転載】
N建設の政界への企業献金、政界の大物が沈黙しているが、検察も威信をかけて捜査している。 かつては総理大臣をした人も監獄に入っている。そのことを知らなかったと言っても法律は許してくれない。 政治家を巻き込んだスキャンダルは主に政治家側のモラルに影響する場合が多い。 企業に対する社会の信頼がまた失せた。CSRなどと言っても組織の奥深いところには人間の臭い、 醜い部分が隠ぺいされているのかもしれない。その膿は徐々にあぶり出されてくるのだろう。
と、10年前に書いているが、こういったスキャンダルは、その都度条例や法律を変えているが、10年たっても 一向に改善の兆しは無く、むしろ、もっと巧妙な手口で巨悪が繰り返される。その都度、幹部が記者会見で 頭を下げる。中には社長が顔を出さないで担当の役員にやらせる組織も有る。自動車メーカーの検査偽装など、 こぞって同じ不正をしているあたりは、業界の悪慣習なのだろう。食品の産地偽装、建築物の強度偽装、 スポーツ団体の不透明な運営、中央官庁のウソの塗り固め、などため息が出るほど、次々に起きる。

2019.4.27 『ユニバーサルデザイン』

【2009.3.25の記事に加筆掲載】
バリアフリー=高齢者や障がい者の生活が向上するように、日常生活の妨げとなることを取り除いて行こう、 という考え方。駅のエスカレータやエレベータ設置が進んで、多くの人たちが外出可能になったのは、 交通バリアフリー法のおかげだ。一方、ユニバーサルデザイン=若い人でも高齢者の人でも、健常者でも障がい者でも、 誰でもが便利になるように物の設計段階からそのデザインを考えておくこと。 たとえば、パソコンのキーボードにFとJに突起がある、携帯電話の5のボタンに突起がある、 TV番組でせりふがスーパーで流れる、などはユニバーサルデザインの思想だ。 最近のIT技術はユニバーサルデザインの発想が多く取り入れられ、 目の見えない人が読み上げソフトでホームページを見たりつくったりできるようになっている。

10年たって、このところユニバーサルデザインがニュースに出なくなったような気がする。おそらく社会が こういった思想にするのは当たり前、という感覚に代わって来たからだろう。歓迎すべきことだ。 どんどん高齢化率が上がる社会、若い人もいずれは行く道、高齢者や身体機能のマイノリティーをカバーする 社会がもっともっと進んで欲しいと思う。

2019.4.26 『日本力』

【2009.3.30の記事に加筆掲載】
WBCで優勝したさむらいジャパンの原監督の帰国会見で何度もこのことばが出た。 このコラムでサムライの名誉について前に触れたが、まさにさむらいの名誉が今回の優勝を支えたと言っていい。 多分、この言葉は今年の流行語大賞になるに違いない。(実はこの年の大賞は、“政権交代”、民主党政権になって、 鳩山さんが総理になった)。名誉は日本人に伝わるDNA,普段は何かおこがましくて言えないことばだが、 お金に代えられない価値だ。

10年後の今は日本力がほんとうに試されているのではと思う。スポーツや芸術や科学技術では、 華々しい活躍が日本力となってお茶の間のテレビから嬉しいニュースが流れる。2016リオオリンピックの 男子400Mリレーで日本チームの4人が入場時に刀を抜く仕草をしたのは、サムライを表したからだろう。 本庶佑さんのノーベル生理学・医学賞なども日本力だ。しかし、外交政治の世界では、日本力はとうてい 発揮されていないようだ。アメリカに追従する他力本願の姿勢は、顔が見えない日本となって国際社会に 映るのかもしれない。

2019.4.25 『女性の市区町村長、全国で22人』

【2009.3.26の記事に加筆掲載】
全国の市区町村長1804人のうち、女性は22人、1.2パーセントだそうだ。 因みに国会議員の女性割合は12パーセントだそうだ。女性経営者など著しく増えているので、 もっと多いのかと思ったが、意外に少ない。しかし、自治体職員には女性の管理職など一般企業よりも多い気がする。 男女雇用機会均等がうたわれ、かなりの年数がたっているのにまだまだ男性がトップに立っている。何でなんだろう。

あれから10年、女性の活躍を掲げた政府の施策は功を成しているかと言えば、まだまだだ。 国際的に男と女の差はイコールになる風潮だが、肉体的な区別は別として、男である、女である、が行政上の措置や 社会的風土がずいぶん変わって来た。議員の問題は、首長だけでなく、成り手が居なくて、無投票になるケースが 多いのが今問題になっている。掛け声は大きいが、社会に響かないのが現実だ。

2019.4.24 『さやえんどうの日』

【2009.3.8の記事に加筆転載】
3月8日は「さやえんどう」の日だそうだ。3月8日を「3(さ)・8(や)」と語呂合わせして、 さやエンドウの生産地、和歌山県農業協同組合連合会がこの日を記念日に制定したのだとか。 さやえんどうは、スーパーなどでは「絹さや」の名称でも売られている。緑色が濃くて、 さやの中の豆が感じられないほど薄いものが上質とされるようだが、 さやの中の豆が大きくなったのも実はおいしい。関東地方では11月中旬に植え付け、 冬を越して4月中旬頃から露地物が食べられる。ビタミンCを多く含むそうだ。

10年後の2019年、間もなく平成が終わり、令和と元号が変わるが、今年も例年と同じ時期に絹さやが旬と なって来た。最近では絹さやよりも、仲間のスナップエンドウのほうが人気があるようだ。 調理のし易さやバリエーションが広がるからかもしれないが、筆者のクッキングでもそう感じる。 煮物はもちろん、味噌汁、天ぷら、卵とじ、サラダなどに重宝する。

2019.4.23 『食物連鎖』

【2009.4.12の記事に加筆転載】
このところ、10年前に掲載した記事に加筆転載して書いている。
実は最近のネタが少し足りなくなったことで、10年前の記事を見ていたが、当時の記事に今の世相や起こっていることを ダブらせるとおもしろいことに気づき、このような体裁になっている。

生物が食う、食われる、分解する、という関係を表す概念。地中のバクテリアが土を分解し、 その土で育った食物を牛が食べ、その牛を人間が食べる、そして排泄したものが分解して土に還る、 という流れをいう。海においてはプランクトンをイワシが食べ、イワシをイカが食べ、イカをシャチが食べ…とつながる。 その流れの中にダイオキシンなどが入ってくると、上位に行くに従って種の保存に影響を及ぼすといわれる。
10年後の今、ダイオキシンの問題、最近あまりマスコミに登場しない。それ以上の汚染物質が大きな社会問題になって いるからだろう。原発が水素爆発する、なんて国がつくった安全神話をもとに、誰も考えなかったろうし、 原発のゴミ処理の問題を先送りしたまま原発稼働を推進している。 相次ぐ信じられない風水害が各地で起こる、など考えらえなかった。北朝鮮が日本の上空にミサイルを飛ばし、未明の 国土に空襲警報のようなサイレンが鳴るなんて考えていなかった。ダイオキシンに限って言えば、今あちこちの自治体 でゴミの焼却炉が古くなって建て替えの事案が多い。このときに焼却炉から大量に出るダイオキシンの問題がある。 文明の遺物、上手に処理して普通の生活に影響しなければいいのだが。

2019.4.22 『バイオメトリクス認証』

【2009.4.11の記事に加筆転載】
IT技術のひとつで、その人だけが持つ身体的特徴や行動の特徴を認識して個人を特定する方法のことを言う。 すでに銀行のATMでは指紋認証が実用化されている。指紋の他には虹彩(瞳の中にある)、静脈など、 行動的特長としてはまばたきや筆跡などが使われる。パスポートやマンションの玄関などにも実用化されているが、 難点は本人が年齢を重ねたり怪我をしたりした時に認証できなくなったりすることだという。 10年前はここまで、今では例えば、ユニバーサルスタジオジャパンでは、年間登録している会員に、 ゲートでカメラに顔を向けるだけの顔認証でチェックしている。富士通製のスマホでは、虹彩認証でロック解除 ができる。愛知兼西尾市では、住民情報システムにアクセスする際、静脈認証で誰がいつ、システムにアクセス しているかが管理されている。那珂市立図書館では手のひら認証で図書の利用ができる。昭和地所のマンションでは、 声認証で扉のロックが解除される、などあちこちで実用化されて来ている。しかしバイオメトリクス認証が 万能ではなく、いくつかのリスクがあるので、より一層の厳しいチェックをしなければならない。。

2019.4.21 『ぶれない姿勢』

【2009.4.2の記事に加筆転載】
コマの軸がぶれると回転にムラができ、回り続けることはできない。陶芸の轆轤が回っているが、 いささかもぶれることが無いように土と向かい合わないと、きれいな円形の器ができない。 ブレることはスムーズな動きや、美しい仕上がりを阻害することになる。一昨日千葉県知事に当選した森田健作氏は、 「ブレることの無い政治」を公言した。身のまわりを振り返ってみると、ブレることの無い一徹した生き方 をしている人がいる。ああいう生き方、いいなぁと思う。何考えてんだかわからないような言動・行動をして いる人もいる。こういう人に相対して向き合わなければならない場面もある。大きなエネルギーが必要だ。
10年前は筆者は現役のサラリーマン、巨大組織の中で働いて来た。ブレない人も居たが、日和見主義で 言動がコロコロ変わる人も居た。サラリーマン生活を終えた今は、組織に属さず自分流の生き方だ。 ブレることのない暮らしができる。しかし、まったくブレないで世の中に合わせられないと困ることも有る。 ブレの幅が問題だ。

2019.4.20 『JR東日本の首都圏駅で全面禁煙』

【2009.4.1の記事に加筆転載】
公共施設で禁煙の波がどんどん大きく広がって来ている。喫煙者の健康問題だけでなく、 受動喫煙が問題になっている折から歓迎すべきことだ。神奈川県では、 居酒屋やゲームセンターまでが対象の条例ができているし、歩行禁煙の条例を制定する自治体など珍しくなくなった。 駅のホームの片隅で煙がもうもうと上がっている情景も今日からは無くなる。
10年前はそんな時代だったと回想する。今では当たり前なのに。そういえば、つい最近まで、古い観光バスには灰皿 が付いていた。居酒屋に灰皿が有るのは当たり前だった。今では歩きたばこはもちろん、ほとんどの公共エリアでは 決められたところでした吸えない。煙草もひと箱500円もする。筆者は24歳でやめた。 若い時にやめていて良かったと思う。

2019.4.19 『毎日の食事の基本は“おさかなすきやね”』

【2009.3.29の記事に加筆転載】
お: お茶 活性酸素の生成をおさえ、白血球の流れを良くする
さ: さかな  血液の循環を良くし、コレステロール、中性脂肪を下げる 作用がある
か: 海藻 血糖値の急な上昇を防いだり、コレステロールを下げる作用がある
な: 納豆 血栓を溶かす作用がある
す: 酢 クエン酸にサラサラ効果が認められている
き: きのこ エリタデニンは過剰になった血中コレステロールを体外に排出する 作用がある
や: 野菜 各種ビタミン、ミネラル、食物繊維
ね: ネギ 刺激臭のもとアリシンには、血小板の凝集をおさえ、血栓を予防す る働きがある
10年後の自分がクッキングにこんなにはまるとは思っていなかった。 クックパッドに自身のブログを持って楽しんでいる。 もちろん、“おさかなすきやね”が生きている。しかし、生協の宅配を利用しているから、有り合わせの材料と 自宅で採れた野菜中心、何かが欠けてることが多い。「や」と「ね」は全く問題ないのだが。

2019.4.18 『テポドンに振り回され』

【2009.4.6の記事に加筆転載】
北朝鮮の「人口衛星打ち上げ」に一昨日から振り回されている日本。TVやラジオでは解説者や評論家 といわれる方々がいろんな発言を好き勝手に行っている。ちょっとマスコミも騒ぎすぎ、 振り回されすぎのような感あり。しかし、危機管理はきっちりとやらなければならない。 この事件に関しても、「自分でこうと決めて動こう」というより、 「周囲を見まわしてしがらみやバランスを考えて慎重に動こう」という日本人の気質が影響していそうだ。 こういった気質が日本の国際関係や外交交渉にも影響している。とりあえず、何もなくて済んで良かった!
と思ったのは10年前。何か他人事のような書き方を反省している。2017年8月には本物のミサイルが日本の 上空を横切り、太平洋に落下した。早朝の国内全域にJアラートの、あの嫌な音が響いた。現実となってしまった。 一時鎮静化した北朝鮮のミサイル発射の動きが、先の米朝会談の決裂で、また動きだしたから、我が国への 影響も当然あることだろう。あのアラート音には、何もできない自分の無力感が有った。イージスアショアの 配備が計画されているが、設置を計画している地元の賛成が得られず、立ち止まっている。動きが加速するかもしれない。

2019.4.17 『また大麻』

【2009.4.7の記事に加筆転載】
昨日、有名俳優のNの長男(俳優)が大麻所持で杉並区の路上で現行犯逮捕された。大学生の麻薬汚染があちこちで摘発、 若いOLが逮捕、など行ってはならない行為がごく普通の社会生活をする人まで広がっている。 裏側にはインターネットなどで簡単に手に入る売買の仕組みがはびこっているからだろう。一方、 買う側のモラルにも影響される。一時的な快楽を求めて自分の人生を台なしにしてはならない。
10年後、この種のスキャンダルは一向に減らない。芸能人の事案で、ドラマが放映できなかったり、コンサートが 中止に追い込まれたりのニュースがひっきりなしだ。その都度、本人は謝罪会見をし、社会から糾弾される。 元野球選手のK氏が麻薬の恐ろしさを講演で訴えた。昨日のニュースでは、チョコレートを食べた高齢者が複数人 気持ちが悪くなり、尿から覚せい剤反応が出たという。アメリカで知らないで買って来たチョコレートに混入していた もので、アメリカでは、州によって合法的に販売されているのだそうだ。怖い話だ。


2019.4.16 『スーツ姿も板に付き』

【2019.4.16の記事に加筆転載】
4月1日には新社会人がデビューした。ぎこちなかったスーツスタイルが少しずつ板に付いて来たような気がする。 電車の中でも次第にその所作が社会人じみて来たように思う。この時期、来年の就活をする学生たちも街を歩いている。 来年の採用は超就職氷河期、採用を手控えたり縮小するる企業が多い。学生諸君は何としても元気で頑張ってほしい。 10年前はサラリーマン生活で、トンネルの出口がだいぶ大きくなって来た頃、自宅から95分かけて通勤電車で 通っていた。毎朝、ホームで電車を待つ、電車に乗る、降りて会社に向かう最中に新人の姿に目を細めたものだ。 その都度、自身の気持ちも新たになった。スール姿も自然に馴染んで来て、満員電車の乗り方も板について来る。 居酒屋などでも、新入社員同士で情報交換する姿も見られた。そういう光景は今は無く、毎日が通り過ぎる。 新しい光景を意識して自分の生活に取り込む工夫をすること、日々の時間の流れを工夫して新しい空気を入れな ければ、と思っている。

2019.4.15 『心が変わると人生が変わる』

【2009.4.17の記事に加筆転載】
心が変われば態度が変わる、態度が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、 人格が変われば運命が変わる、運命が変われば人生が変わる。野球チーム“楽天”の野村監督が、ヒンズー教の教えから、 として講演で語ってくれた。
野村さんが先日、テレビのインタビュー番組に登場していた。奥様が亡くなられて、寂しい独り暮らしの身の内を お話していた。自分にとってはかけがえの存在であったことをしみじみ語っていた。マークンという、 大リーガーヤンキースのスター選手を育てた実績はヒンズー協の教えに裏づけられた野村さんの行動様式から生まれた 素晴らしい教えだ。

2019.4.14 『ステナイ生活』

【2009.4.18の記事に加筆転載】
バングラデシュ、タイ、スリランカなど、アジア開発途上国の貧しいひとたちを支援している シャプラニールがステナイ生活キャンペーンを呼びかけている。 普段捨てられる運命にあるものを活用して支援金に充てようというもので、古本の活用、使用済み切手の活用、 書き損じはがきの活用など、思いもしないものが活用でき、これが海外支援の資金となる。
あれから10年、物を捨てないことと、リユース・リサイクルはますます世界中で重要な位置づけを持つようになり、 大きなうねりとなっている。 大量に捨てられる食品廃棄物は格段に少なくなった。リサイクルの市場がビジネスとして成立するようになった。 お寺の供物が貧しい世帯の食料事情を良くするようになった、などなど市民を巻き込んだ運動になって来た。 地道な運動の成果が市民に浸透して来たのは嬉しいことだ。

2019.4.13 『心の四季』

【2009.4.19の記事に加筆転載】
人に会う時は春のように暖かい心で
仕事をする時は夏のように情熱の心で
物事を考える時は秋のように澄んだ心で
自分を戒める時は冬のように厳しい心で
全国社会福祉協議会の情報誌に1994年2月に掲載された記事から。
いつもそうありたいと思ってはいても、なかなか実行できないでいる。
10年を経た今、この4つが実現できたろうか。ウ~ン、そうは思ってはいたような気がする。しかし、 意識の中には有っても、実際の場ではそうのような冷静な行動ができたかどうか。歳を重ねたから…と言って年齢を理由に していたことが有ったかもしれない。わかりきったことだと思って細かく考えなかったかもしれない。今更仕方がないよ、 とあきらめモードになっていたことが有ったかもしれない。
初心に戻らねば。


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