きょうの気になるワード(ちゅうさん流の解釈)


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新聞・テレビ・週刊誌・どこかの掲示板・電車の中吊りなど、オヤッと思ったワードや
フレーズをヒントに、筆者の体験や気づいたことを加えて毎日コメントしています。
2008年4月21日に開始、14年目に入りました。
2021年9月13日までは頁末でLINKしています。


2022.1.19 『バレンタイン商戦』

2月14日はバレンタインデー。その昔は義理チョコをけっこう頂戴し、その返礼がうっとおしい感じだったが、 今はかみさんと孫娘からもらう程度、嬉しいものだ。1月から2月にかけてのお菓子屋さんはかき入れ時となる。 ここにもコロナの影響はあるのだろうか。最近は誰かに差し上げるのではなく、自分のご褒美として購入する人が多いと聞く。 あるメールマガジンの調査では、自分用の予算は4千円位というから豪華なものを買うようだ。 それもチョコに限ったものではなく、スイーツ全般に及ぶというから、お菓子屋さんの戦略に乗せられている感じだ。 今年はSDGsを意識した商品が開発されているというから、社会にも優しいバレンタインになりそうだ。


2022.1.18 『驚きの津波』
15日未明に起こったトンガ沖の海底火山爆発、津波被害が太平洋岸を中心に各国に広がった。 不可解なのは、爆心地の津波よりも、遠く離れた日本やアメリカなどの津波潮位が高かったことだ。 気象庁などでも当初の発表を覆し、津波警報を深夜に出し、緊急メールが流れた。 その後の調査では、波が爆心地から伝わったものと、“空振”の波が合わさって、遠く離れたところの潮位が上がったのでは、 という見解が出た。今までに経験の無い新たな被害形成の事態に発展した。 災害はその現場だけでなく、こういった物理的現象で違った場所にも表れる新たな脅威だ。


2022.1.17 『あれから27年』
未明の阪神地域を襲った阪神淡路大震災から27年となった。その出来事が少しずつ風化されるのは、時代の流れで致し方無いが、 その記憶をしっかりととどめておかなければ、ということで、今日は各地で記念行事が企画されている。 あの日のことはしっかり覚えている。東京・代々木のオリンピック記念青少年センターの新装オープニングイベントの日で、 運営ボランティアとして会場で待機していた。文科大臣の出席が中止となり、刻々と被害の惨状がニュースで流れた。 当時、企業の社会貢献担当者をしていた筆者は災害現場へのボランティア派遣や支援策を必死で模索した。 この災害をきっかけにボランティア推進や支援の施策が整備された。NPO法も施行されて、 ボランティア支援の仕組みが出来上がった。 今日はこの震災やその後の災害に思いを馳せ、自信の身を引き締める日となる。


2022.1.16 『養生訓』
貝原益軒という江戸時代の学者がいる。『養生訓』という健康で長生きするエッセンスをまとめた書物を発行した。 江戸時代の平均寿命は40歳を下回っていたという。益軒さんは書物をしたためたのが83歳だったとあそうだ。 その養生訓が今でも人気があるのは、単なるノウハウ所ではなく、人としての生き方や在り方がまとめてあるから、という。 「元気であることが生きる活力になるので、いつも元気デでいる」、 「病気になってから治療するのではなく、病気にならない努力をする」、「何事もほどほどにし、調和のとれた生活を送る」、 「食事は薄味にし、濃いものや脂っこいものは食べ過ぎない」、 「適度な明るさの部屋で過ごし、うす暗い陰気な部屋に長時間居ないようにする」、など含蓄のある言葉が羅列する。


2022.1.15 『感情』
作家の生方丁(うぶかたとう)さんがラジオで人間の感情について論じていた。感情は肉体の反応だという。 人格と肉体を結びつけるものであるという。嬉しい、悲しい、楽しい、怒りなどの反応は同じ刺激でも人によって違う。 例えば、ドラマを見る。泣ける場面でボロボロ涙を流して嗚咽する人、ジワ〜と涙を流す人、あまり反応しない人、 それぞれだ。コントを見る。転げるように笑う人、ちょっとだけ笑う人、あまり反応しない人、それぞれだ。 しかし、感情は人の暮らしを豊かにするもので有って欲しい。今の感情表現は、ネットで簡単にできるようになってから、 “正義の感情”としての表現がネットで拡散するところに、人を傷めつけるケースが増えてきたのが問題だ、という。 ネット社会が感情の制御をしづらくなっているのだという。


2022.1.14 『OD』
若い人の間でODが社会問題になっているというニュースが有った。ODとは、Over Doseの略称。 薬の過量服薬のことを言うそうだ。社会になかなか溶け込めず生きる希望を失った、 とか人間関係で疲れ果てて将来を見出せなくなった、とか夢が破れ生きる意味がわからなくなった、 など精神的に追い詰められた若い人が、薬を大量に飲むそうだ。 麻薬のような症状が体験できることをネットで見て、マネをするという。 2,3錠しか飲んではいけない市販薬を50錠、100錠と一気に飲んでフラフラになる、 といった症状が増えているとニュースでは言っている。こういった若者を救済するNPOもあるようだが、 ネットによるよからぬ情報の拡散、怖い話だ。


2022.1.13 『富裕層』
富裕層の定義はよくわからないが、極端な“お金持ち”のことを言うのだろう。われわれ庶民は老後のための貯え2千万、 という論にさえ、「ちょっと大変だなぁ」と思う位だから、平民の暮らしぶりとは雲泥の生活をしている人たちなのだろう。 その富裕層は人口のどのくらいなのか、というデータを、世界不平等研究所というところが出している。 それによると、米国では人口の1%が資産の35%を保有、10%の人が資産の71%を保有、 ということは人口の90%の人は残りの資産28パーセントを持っているということだ。 わが日本では人口の1%の人が資産の25%を、10%の人が資産の58%を、 残り42パーセントの人が42パーセントの資産を持っているということだ。1億総中流社会と言われたことが有ったが、 42パーセントの庶民に対して58%の金持ちの社会が日本の実体だ。 岸田総理が“分配”と言っているのはこのことが背景にある。 これが中国では10%の人が68%の資産を持っているから、中国の富裕層の比率が高いことになる。 習近平が目指す“共同富裕”の考え方はこの解消にあるようだ。
筆者は金持ちにならなくてもいいから、健康で等身大の暮らしができればいいと思っている。


2022.1.12 『高校でパソコン代自己負担』
小学校、中学校ではひとり1台のタブレット端末が支給され、ICTを活用した学習に生かされている。 ところが、高校ではそのことが考慮されていない。これに対し、各自治体や文科省は高校でもタブレット端末やパソコン端末を 1台持たせようというプランをしている。それによると、国が準備するのではなく、 高校生の家庭に自己負担させようというものだ。 1万円程度が1自治体、5万円程度がほとんど、一部には9万円という自治体もあるという。 少なくない金額だ。負担が難しい家庭も有ることから、今後補助の仕方が議論されて行くことだろう。 いちばんいいのは、文科省が予算を工面して整備していくことだ。 アベノマスクの購入に600億、余ったものの保管に300億などという、 悪政のための無駄な出費を切り詰めればできることだと思うのだが。


2022.1.11 『成人式の年齢引き下げ』
成人式は1月15日、と覚えているのだが、今年は昨日1月10日だった。祝日法の関係でその年の祝日が変わるのは、 ちょっと分かりづらい気がする。昨年はオリンピックの関係で祝日が変更され、国民は戸惑わされた。
話を戻そう。成人式の引き下げについて、各自治体の対応が分かれているという。 成人の年齢が18歳からとなるのに合わせて、成人式を18歳で行うと決めた自治体がある。 ところが、18歳は受験の年齢なので…とか、飲酒喫煙が許される20歳のほうが良い、 という考え方をする自治体もある。来年の成人式から自治体によって対応が分かれそうだ。 筆者からすれば20歳で成人式、という節目のほうが大人の自覚を促すのにいいのでは、と思うのだが。


2022.1.10 『エッセンシャルワーカー』
オミクロン株の蔓延に伴い、今まではあまり使われなかった用語、“エッセンシャルワーカー”ということばがニュースなどに 頻繁に登場するようになった。耳慣れない英語が出て来ると、なんでこれを日本語にしないのだろうと思ってしまう。 エッセンシャルワーカー=社会機能を司る必要不可欠な業務従事者という意味があり、 社会福祉関係、物流関係、生活インフラ関係、公務員などに従事する人と、いう辞書の定義だ。 コロナ禍で医療従事者が足りなくなったり、ゴミ収集ができなくなったり、 社会生活維持のために必要な業務が遂行できなくなったりしないように考えておこう、という意味でニュースで流れる。 言わば、仕事をしている人たちは直接、間接に人の社会生活に必要なことをしているわけで、みんながエッセンシャルワーカー ということになるだろう。


2022.1.9 『七草』
7日は七草粥の日だった。いつもは前の日の夕方に畑で青菜を摘んでおくのだが、あいにく雪になってしまい、 畑に入らなかった。誤算だった。7日の朝には一面の雪景色、七草を摘めないので朝の七草はあきらめて、 雪が解けてから摘んで食べようということになった。 案の定、昼頃には積もった雪が陽光で溶かされ、大根、三つ葉、コマツナ、春菊などを摘むことができた。 七草は全部そろわず、それ以外の菜っ葉が入っていたが、1時過ぎに食べた七草粥は、 春の息吹を感じるおいしいものだった。


2022.1.8 『雪』
♪雪〜が降る〜貴女は来ない〜、という歌が有った。雪は白いロマンチックな対象、と見るのは、時々雪を見る人だ。 昨日の関東地方の雪は7センチから10センチ積もった。各地でスリップ事故、道路の封鎖、 滑って転んでの怪我などが続出した。豪雪地帯で育った筆者の子どもの頃は、10センチ程度は大雪ではなかった。 備えの足りない都会は雪に弱い。それにしても昨日の夕方は家の前の雪かきに疲れた。北国の人は毎日雪かきをして、 更に屋根の雪下ろしまで行う。体力が無いと雪国では暮せない。雪は好きになれない。


2022.1.7 『Z世代』
1990年代半ばから2010年頃までに生まれた世代をZ世代という。アメリカでは1960年代〜70年代生まれをX世代と呼んでいた。 1980年代〜1990年代生まれはY世代、2000年〜2010年代生まれをZ世代と呼んだ。今21歳を頂点にこのZ世代の人たちが 社会を動かす存在になって来た。この世代は、生まれた時からインターネットが有った、いわゆるデジタルネイティブの世代だ。 これからの消費行動や社会構造を大きく変えるのでは、と予想されている。日本の人口の14パーセントが該当するという。 年末のNHK紅白歌合戦の視聴率が「過去最低だったのも、この世代のテレビ離れが影響しているのでは、と言われている。 昭和生まれの世代にはわからない文化の中で若者は生きている。


2022.1.6 『交通事故死史上最小』
昨年1年間の交通事故死者が統計を取り始めた1948年(昭和24年)以来最小となった、と1月4日警察庁が発表した。 交通戦争と言われたのは、昭和40年代、昭和47年には負傷者数2万人、 死者1万7千人を記録している。警察庁ではその後事故の撲滅にさまざまな対策を講じて来た。 最近の減少要因は、車の安全性能が上がって来たこと、市民の交通事故への意識が高まったことが挙げられている。 そんな中で65歳以上の高齢者の死者は前年よりも減ってはいるものの、全体の58%と、前年比1.5%増、 これまでで最も多くなったということだ。高齢者の人口が増えたこともあるが、 相次ぐ高齢者の交通事故が関係しているようだ。


2022.1.5 『初詣』
昨日、少し遅い初詣をして来た。三が日は参拝客が多いので、この時期を外すようにしている。 家から車で20分くらいのところにある神社で、我が家の氏神様だ。子どもたちの七五三のお参り、家の地鎮祭など、 この神社にお世話になっている。神社の祈祷を受ける拝殿は3年前から畳の上が椅子席になった。 今年は賽銭箱の有る階段と拝殿広間の堺に透明アクリルの戸が付いた。感染予防のためだろう。神社も感染対策を きちんと行っている。おかげで祈祷の間寒風が吹き込むことがなく、寒さが和らいだ。 コロナ禍は神社の様式までも変化させた。初詣を終え、新しいお札を神棚に供え、新しい気持ちで暮らしが始まった。


2022.1.4 『地震』
今朝早く小笠原諸島父島付近でマグニチュード6.3の地震があった。父島では震度5強と大きな地震だったようだ。 最近日本列島全体で大小の自身が多い。東海地震や関東での地震、富士山の噴火などが警戒されているが、 予告なしに起きるから怖い。 携帯のウィーン、ウィーンという予知警報が鳴るとドキッとする、いやな音だ。 筆者が住む地域は地震の巣といわれる地帯。震度3程度では鳴れっこになって何の警戒行動をとらない。 良くないことだと思ってはいるが、揺れに体をまかせて、「あぁ、震度3より少し大きいかな?」ってな程度。慣れは怖い。


2022.1.3 『箱根駅伝』
1月2日と3日は正月恒例の箱根駅伝が行われる。2日の午前8時スタート、 一路箱根芦ノ湖のゴールまで10区間のレースが行われた。1日目の結果は最強青山学院の往路優勝で終わった。 今日の復路での優勝も狙う青山学院の原監督の力強いインタビューが印象的だった。 原監督は、テレビのバラエティー番組などにも出演、青山学院のイメージアップなどにも一役買っている、タレント性のある人だ。 学生たちのエネルギーが爆発する映像や音声が心地よく、数々のドラマが起きることが興味深い。優勝校だけでなく、 10位まで入ると来年のシード権がもらえることから、シード権争いもまた見どころだ。今日の2日めのレースも興味深い。


2022.1.2 『年賀状』
1日の午前中届く年賀状、新年の朝風呂を終え、お屠蘇にお雑煮を食べ終わった頃、郵便配達さんのバイクの音がする。 昭和の頃にはアルバイトの高校生の自転車が配達の足だったが、今は赤いバイクが主流になった。 元日の朝早い寒気の中、配達の仕事をする職員には感謝したい。
このところ裏面の文面の一部に、“高齢のため、来年からは年賀状を差し控えさせていただきます” という人が増えた。いろんな考え方があるかと思うが、筆者の場合は、 1年に一度くらいは旧知の友や親類と近況の一筆を交換することは続けたいと思っている。 一昨年、母の逝去で喪中となった時は、年賀状が無くて寂しい思いをしたが、習慣上のことでいたしかた無かった。 パソコンで印刷するだけでなく、必ずその人宛ての短いメッセージを自筆で書くようにしている。 年賀状の出状は辞めることはしないが、差し出し先は儀礼的なものを少なくしていることから、 枚数は少しずつ減って来ている。今年も旧知の人たちから嬉しいコメントがたくさん届いた。


2022.1.1 『壬虎(みずのえとら)』
今年は壬虎(みずのえとら)年だ。2010年の寅年は民主党政権下で菅総理大臣が誕生、小惑星を探索したはやぶさが帰還した。 翌年東日本大震災が起きた。 1998年はWindows98が発売され、サッカーワールドカップフランス大会に日本が初出場、 1986年は男女雇用機会均等法が施行、社会党の委員長に土井たか子氏が就任した。 こうやって見て来ると、新しい発想の制度や仕組み、製品が登場する干支だ。 コロナ禍の中で迎えた新年、新しい芽が出ることを期待したい。そしてここで出た芽は、 これからの社会のインフラ的なものになるのではないかと、大いに期待する。


2021.12.31 『コロナで明け、コロナで暮れた2021年 』
昨年12月は感染者が増え、第4波と言われた。予定していた家族の年始の集まりは中止した。2月末から少しづずつ減り、 暖かくなったらみんなで集まってバーベキューでもしようよ、と期待したが、5月頃からまた感染者増、趣味のスクエアダンスも、 毎週の例会が公民館の利用制限でできなくなった。夏にはオリンピックと共に感染爆発、第5波と言われた。 オリンピックが終わって3か月すると、感染者の急減、感染ゼロの県が続出、1日6千人近くの感染者が居た東京都が10数人の日も。 急減の理由ははっきりわかっていない、という専門家も不可解な良い事態。そうこうしていると、 新しいオミクロン株がこの年末を困惑させている。昨日は新幹線が140%の乗車率、街に出る人、居酒屋で飲む人が多い。 この年末年始で多くの人が動いた結果がどう出るか、大6波が来ないことを祈るのみだ。 良い新年を迎え、来年はコロナに翻弄されない生活をしたいものだ。


2021.12.30 『スポーツ基本法』
スポーツ基本法が施行されて10年になる。スポーツが一流選手のためではなく、広く国民がスポーツをして健康な体力を付けたり、 なかまづくりや地域づくりに参加することを目指したものだ。そのための施設の整備や指導者の育成、プログラムの開発などに、 官民挙げて力を入れて来た。こども、青年、壮年、高齢者、さまざまな世代の人たちがスポーツをする環境が増えた気がする。 観るスポーツからするスポーツへのシフトだ。あちらこちらでウォーキングする人の姿が目立つ。ウォーキング、ジョギング、 自転車などは、すぐに始めることができる。なかなか長続きしない、という人が多いが、マイペースで楽しく行い、 無理強いしない、ときには休む、自分にご褒美をあげる、などが長続きに肝要だ。基本法制定から10年たち、 スポーツ庁ではこの法律の効果を継続し、時代沿ったものにするためのリニューアルに着手した。


2021.12.29 『子ども家庭庁』
子ども庁の誕生議論には賛意を示していた筆者だが、いつの間にか名称が“子ども家庭庁”という議論になっている。 なんで家庭の2文字を付けたのかがよくわからない。おそらく、子どもの成長は家庭の暮らしの延長上に有る、 との論でそうなったのではないか、と考えられる。子どもの健やかな成長は確かに健全な家庭生活の延長上にある。 しかし、今起こっているさまざまな課題は、家庭生活とはかけ離れた要因が多いのではないかと考える筆者だ。 家庭を付けることによって、有ってしかるべく様々な家庭像が何らかの縛りを受けるのでは、と思える。 家庭の名称が無いほうが、将来に向かって子どもたちを成長させる仕組みの構築や施策に広がりがあるような気がする。 これからの子ども家庭庁がどんな施策を行い、今抱えている課題がどう改められるか、見守りたい。


2021.12.28 『死刑囚』
12月21日、死刑囚3名の処刑が実施された。先進諸国では死刑が行われない動きの中で、 日本で行われたことに対する国際社会の異論が有る。 死刑囚は3畳のトイレ付独居房で暮らしているそうだ。国内には今107人の死刑囚が拘置所に居るという。 朝7時起床、夜9時の就寝、刑務作業が無く、刑務所内で使える物品の制限があり、飲酒喫煙はできない。 面会や文通は拘置所長が認めた場合に可能、 という生活だそうだ。いずれ“処刑”という、明日がわからない心情は筆者には想像がつかない。その死刑囚の中で、 色鉛筆で罪を償う絵を描いている囚人が裁判を起こした。ある日突然色鉛筆が禁止になったのそうだ。 絵を描くことができなくなった死刑囚はその使用を弁護士を通じて訴えている。 しかし、法務省は使わせない理由を明確にしていない。


2021.12.27 『男と女』
紅白歌合戦が男と女問題で揺れている。男=白、女=赤といったことがジェンダー問題に抵触しないか、ということで、 番組を企画する人たちは頭を悩ませているようだ。このジェンダー問題、今までの男と女の常識を変えて行くことだから、 われわれの日常生活に直結する課題が大きすぎる。個人情報を書く覧に性別覧はあるが、必須記述項目ではなくなった。 身体が男性で意識は女性の人が女性トイレに入って訴えられた。トランスジェンダーの人が銭湯に行って困った。など 今までの暮らしの常識に照らし合わせて突き当たる問題が多い。今年の紅白歌合戦のロゴは、赤と白の境界線が無く、 グラデーションになっているし、司会者が紅組と白組に分かれていない。 紅白歌合戦が純粋に楽しめれば男と女なんてうるさいこといわなくたっていいじゃん!は通用しない。


2021.12.26 『ヤングケアラー』
もしかして自分が子どもの頃やっていたことも、ヤングケアラーだったのかもしれない。 農村地帯の田舎で育った筆者は3人兄弟。両親と祖父母の7人家族だった。 小学校高学年の頃から中学3年まで、妹、弟の面倒を見ながら夕食の支度をさせられた。 親たちは田畑の仕事で暗くならないと家に帰らない。 帰るまでの兄弟の面倒を見ながら夕食の支度、風呂を沸かす、などは筆者の普通の日常だった。 中学の部活もできなかった。 周囲の同世代のこどもたちも、だいたいがそんな生活だった。しかし誰も、遊べないなど不平も言わず、 地域の周囲から暖かい目で見られ、見守られながらの存在だった。 今のヤングケアラーの問題は、その家庭の閉じた問題にして、地域社会は何もサポートやケアしないことが問題なのだ。 地域づくりもせずにヤングケアラーの議論ばかりして、その場あたりの施策や補助金の議論では解決できっこない。 筆者は子どもの頃の体験が有るから、今では家事を何なくこなせる主夫役もできる。 大事なのは、子どもたちの成長を地域で支えて行くことだ。


2021.12.25 『クリスマス』
クリスマスデー、当日よりも当日までの2〜3週間がクリスマスムードだ。街を歩くとデコレーションや流れる音楽が、 クリスマスムードを掻き立てる。何となくウキウキとした気分になれる。 100均店に行くとクリスマスムードのデコレーションアイテムが所狭しと並び、何となく楽しくなってしまう。 コロナ禍で自粛…は去年の話、今年はクリスマスパーティーもそれなりにやっているところが有る。 クリスマスが終わるとすぐ年越し、初詣、節分、バレンタインデー、ひな祭り…と和風・洋風のイベントが続く。


2021.12.24 『値上げラッシュ』
すき家の牛丼が昨日から値上げになった。同業のよ○のや、○つやなどはまだ発表されていないから、他社追随は時間の問題だろう。 ガソリン価格の暴騰が根源のような気がするが、輸送価格の上昇は、すべての物価に反映される。 運輸業界、特に宅配業界は苦しい戦いを強いられているのではないだろうか。 給与や年金が上がっていないのに、むしろ年金などは目減りしている。75歳以上の医療費も1割負担から2割負担になるし、 暮らしは苦しくなるばかりだ。


2021.12.23 『回文』
上から読んでも下から読んでも同じ読みになることばを回文という。 『竹藪焼けた』などは子どもの頃に言って遊んだ記憶がある。 『タイ焼き焼いた』、『筋肉ボディで僕人気』、『力士会館全階貸し切り』などなど、面白いものもある。 一昨日朝の天気予報、お天気キャスターの人が、『どんな寒さ、何度?』と言っていた。 こういったユーモアを天気予報で言えることがすごい。 最近のNHKアナウンサーやキャスターは、ただ原稿を読むだけでなく、タレント性のある人が増えた。 バラエティ番組の司会をしたりする人も居る。お堅いNHKのイメージ払しょくに努力しているのだろうか。 筆者も回文をひとつ…
『換気で感染せんか、出来んか!』おそまつ。


2021.12.22 『昼の時間9時間45分』
今日は冬至、1年で一番日中の時間が短い日だ。明日からは少しずつ長くなって行く。 夕方4時半頃には陽がかげり、一気に暗くなる。朝5時に起床しているが、まだ真っ暗。 6時くらいにうっすらと明るくなる。明日以降少しずつ日の出が遅くなり、日の入りが遅くなる。 明るい時間が増えると、外に居る時間が増えるのが嬉しい。 今日は小豆とカボチャを煮て、甘い小豆カボチャを食べよう。そして夜は柚子湯にゆっくり浸かって癒されよう。


2021.12.21 『自作のリース』
一昨日のこのコラムで触れたリース、つくってみたくなって昨日やってみた。素材は自宅の庭にあるものでやってみた。 藤の落葉後はツルが伸びているのが見える。これをリングにしてそこにコニファーをあしらって10種類程度の葉っぱや枝、 散りばめたら、それなりに見える。クリスマス前にいいものが出来て玄関ドアに飾ってみた。

自作のリースです。




2021.12.20 『格安パソコンの譲渡会』
新聞に折り込み広告『大企業・官公庁の機器入れ替えとなったノートパソコンお譲りします』のフレーズにそそられる。 価格は2万6千円から4万円程度、新品価格の5分の1程度。筆者は正直、安いとは思えない。 Windows10が入ってOFFICEソフトと互換のソフトが入っているので、持ち帰ってすぐに使える。 譲渡会は近くの公会堂やホテル。主催元は一般社団法人だが、 いかにも公的機関のような名称だ。パソコン機器などはリユースされることはSDGsの観点からもとてもいいことだが、 ユーザーとして見た場合、ほんとうに使えるのだろうか、という心配だ。筆者だったら家電量販店で買い求める道を選ぶだろう。


2021.12.19 『クリスマスリース』
TVの園芸番組でクリスマスリースづくりを放映していた。30数年前は、子ども会などでリースづくりをしたことが有った。 野山に行ってツルをたくさん採集して来て、それで輪っかをつくり、 さまざまな冬の植物や春夏にドライフラワーにしていたものを輪っかに適当に飾ると、結構いいリースができたもの。 これを子ども会のクリスマス会で飾ったりした。 テレビを見ていて、そのことを思い出した。また作りたくなった。庭を見たらその素材に相応しいものが何種類かある。 久々に作ってみよう。少しだけのクリスマスの演出になるだろう。


2021.12.18 『火災』
冬になって全国各地から火災のニュースが多い。決まって「この家に住んでいた○人が不明となっております。警察では、 居住する○さんではないかと捜査を進めています」ということで、傷ましい死傷事故になることが多い。 ストーブから火災に至ることが多い。昨日の大阪駅前の24人が亡くなる事故は、故意に放火した痛ましい事故だった。 京王線の車中放火事件以来、こういった放火事件が多発している。火の始末は念には念を入れて注意したい。 火災は怖い。


2021.12.17 『優勝旗紛失』
昨日のニュースを聞いて耳を疑った。「富士通が、全日本実業団対抗駅伝で、陸上部が今年1月1日にもらった優勝旗を紛失」 これには耳を疑った。栄えある優勝旗がどういう経緯で無くなったのか?ニュースでは、オフィスの引っ越し作業で さまざまなものを処分する経緯の中で、間違えて廃棄してしまった、というもの。信じられない。 富士通側が、この優勝旗の管理を徹底していなかったということは、この優勝旗の価値について認識不足のところが社内に 有ったということだ。たぶん総務部あたりに陸上部から預けられて、社内では箱に入れたまま倉庫に眠っていたのではないだろうか。 陸上部にしてみれば宝物だが、総務部にしてみれば“物”という扱いだったかもしれない。この優勝旗には、富士通だけでなく、 今まで優勝した各社陸上部の思い入れが詰まったもの。日本実業団陸上競技連合は困り果て、富士通に憤慨しているに違いない。


2021.12.16 『獣害住宅地に広がる』
中国に居るはずのキョンという動物、 四つ足で犬より少し大きく、鹿より少し小さいくらいの大きさだ。 この動物が千葉県房総半島で自然繁殖し、大島や神奈川県あたりでも観られるという。 次第に関東地方で生きるエリアを拡大しているそうだ。 これが畑の作物を食い荒らし、道路に出て車と衝突、線路で電車と衝突、という事故を起こしているという。 こういった動物が感染症の元にもなったりするというから怖い存在だ。繁殖力が大きく、生息域として、 太陽光パネルの下が上手く使われているというから、彼らもいい居住地を見つけたものだ。 今、郊外に太陽光パネルがどんどん増えているからまだまだ増え続けることだろう。 早く対応しておかないと、もっともっと被害が拡大しそうだ。


2021.12.15 『特別給付金』
子育て世帯に10万円の支給、先の衆議院選挙で公明党が政策として掲げた公約だ。 自公政権になってこれが実現することになった。 国民が喜ぶことはやって欲しいのだが、やり方に問題があったことは、ニュースで報じられている。 今日の市報に給付金の申請についての記事が有った。市の広報課は市民に情報を提供しなければならない。 しかし、国の施策が決まっていない。困った原稿締め切りのジリジリした気持ちが良くわかる。今日の広報では、 5万円をまず交付、残りはまた後日、という情報だった。 こういった施策を進める国の考えの詰めの甘さが全国の市町村の反発を買った。 要するに、中央のお役人は、こういった施策をしたら現場がどのくらいの負担になるかを知らない、 頭でっかちの人間が多いということだ。あるいは、それが分かってはいても議員のセンセイにねじ伏せられて仕方なく、 ということかも知れない。困ったものだ。


2021.12.14 『今年の漢字』
日本漢字能力検定協会が毎年発表している「今年の漢字」が昨日発表になった。今年の漢字は“金”。 毎年、決定した文字を清水寺の貫主(かんす)が揮毫している。すっかり年末の風物詩となった。 “金”と聞いた時に思い浮かんだ全国から22万通余りの投票で決まるのだが、 オリンピック・パラリンピックの他、大谷選手の大リーグMVP受賞が金字塔だった、コロナ関連の給付金の議論があった、 ということを理由としている。オリンピックはいいとして、大谷選手、給付金はちょっと疑問な理由だ。 因みに筆者の今年の漢字は、“挑”だ。コロナ禍だが、感染予防に気を付けながら新しいことに挑戦した1年であった。


2021.12.13 『パンダに会える』
来年1月12日から、 上野動物園の双子のパンダ シャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)、おかあさんのシンシンが一般公開される。 12月10日、東京都動物園協会が発表した。観覧の申し込みは事前に行う必要が有るが、1日千人までだという。 ちょっとした狭き門になることだろう。連日暗いニュースが多い中で、笑顔が出る知らせだ。 母子の健康を見ながらの公開判断となるようだが、母子とも健康状態を良好に保って欲しい。 真冬のさ中の公開だが、パンダは寒さに強いのだろうか。


2021.12.12 『風力発電』
山の稜線、海岸沿いには風力発電の大きな白い風車が設置されている。自然エネルギーの活用がますます重要視される中で、 太陽光に次ぐ自然のエネルギー源だ。しかし、あの大きなプロペラの唸る音、低周波の音で近くの民家に住む人を悩ませる。 強風でプロペラが折れる事故が相次ぐ。今は風速25メートル以上になったらプロペラを止める仕組みだそうだ。 これらのことを改善した新しいプロペラが無い風力発電機が現れた。 マグナス式風車といわれるもので、新しい回転方式で今までの悩みの改善ができる新方式、東京のベンチャー企業が開発したものだ。 物理・化学にはちょっと弱い筆者にはその原理が良くわからないが、これだと風速40メートルまで耐えれられるという。 自然エネルギーの発電技術はもっともっと進化して行くことだろう。


2021.12.11 『新庄監督』
プロ野球日本ハムの監督に新庄剛志監督が就任、就任会見で“監督”と呼ばないで“ビッグボス”と呼んでくれ、 と言って相変わらずの新庄節を発揮した。彼は、プロ野球の刷新をしたいと考えているのではないかと感じた。 長い歴史を誇るプロ野球が、旧態依然とした運営を行い、人気に陰りが出ることに危機感を抱き、 野球人気そのものを盛り上げるための始動をした、と筆者は受け止めている。 派手なパフォーマンスもその改革の手始めと考えれば頷けるところもある。監督は勝ってなんぼの世界、 おそらく派手な行動をしていても、負けると叩かれる。「ほら見ろ、口先あばかりじゃないか」と。 勝てば「やっぱり新風を吹き込んでくれた、違うね」となる。ファンやマスコミは、結果で論じる勝手な存在だ。 勝たなきゃならない、しかしビジネスだから、球団経営も順調に行かなきゃ選手に給料を払えない。新庄監督の就任で、 野球に関心が無い人も少し振り向いてくれた、という効果を感じるし、メディアの取り上げ方も違うのを感じる。


2021.12.10 『すしの新しいスタイル』
昨日の新聞に、「すしの新形態、コロナ禍でも堅調」という記事があった。 寿司は持ち帰りのスタイルが以前からあったが、そのスタイルを大手全国チェーンが更に進化させたという。 「おうちで寿司セット」というのは、何とネタはネタでパックに、握ったシャリは別パックに、買った客は、 家でシャリの上に自分でネタを載せて食べる、というスタイル。 本格的なすし屋にしてみれば、たぶん許せない感じだろうが、回転寿司チェーンならではのアイディアだ。 回転寿司屋は、シャリは機械でポン!と出て来て予め切ってあるネタを載せるだけ、これを持ち帰りスタイルにして、 客が自分でつくった満足感を出そうという算段だ。筆者からすればつまんない気がするが、売れているらしい。 その他大手居酒屋チェーンも店を寿司形態に改装して参戦するという。コロナ禍でも頑張っている。


2021.12.9 『左利きグッズでSDGs』
神奈川県相模原市にある文具店の3代目社長、 浦上祐生(うらがみひろお)さんは左利き、 彼は左利きの人向けのさまざまなグッズを取り扱っている。 はさみ、カッター、急須、定規などなど、世の中の製品は右利きの人に照準を合わせて設計・製造・販売している。 お店では約100種類の左利きグッズを販売、左利き者の駆け込み寺にもなっているそうだ。 刃物など、たしかに右利き用を左手で扱ってみると使いにくいし、切れない、使えない、だ。 こういった思いを左利きの人は毎日遭遇して苦労している。 SDGsの思想は、誰でも幸せになる、ということなので、左利きの人を応援する彼のビジネスは、 SDGsに合致した活動だ。


2021.12.8 『ふるさと納税の勧誘コマーシャル』
今や一自治体が新聞広告を出す時代になった。12月4日の朝刊で一面を使った宮崎県都城市がふるさと納税の返礼品をPRする広告だ。 ネットの検索キーワードは“ふるさと納税日本一”、この広告のためにかかった経費は俳優の出演料やデザイン費、紙面代合計で、 推測だが5千万円を下らないだろう。これ、都城市の税金だ。おそらくふるさと納税で取り返せるとの目論見があるから、 こういったことができるのだ。加熱ぎみの返礼品合戦に総務省が楔を打ち込んだはずなのに。まだこんなことをやっている。 ふるさと納税は返礼品が目的ではなく、結果として返礼品がある、という趣旨で始まったものだが、最近のバラエティー番組で、 タレントが返礼品の優劣を発言するなど、本来の趣旨が語られない。寄付の文化を国内で定着させるための、良識あるメディア宣伝が欲しい。


2021.12.7 『古着デニムから有名店のバッグ制作』
何と、使い古しのデニム生地から、有名百貨店のバッグや靴が再生され、これが店頭に並ぶのだそうだ。 SDGsを地で行く活動に拍手! リフォーム作家の方がジーンズをリメークしてエプロンやコースターなどを制作、フリマなどで販売されることが有るが、 有名百貨店の商品が出来上がったというところが、面白い。12月1日の内覧会には、バッグの他、ドレスや雑貨、 女性向けの下着なども出展されたという。「デニムでミライ」というコンセプトで、来年3月23日に発売になるそうだ。 こういった考えに至ったのは、やはりSDGsの影響だろう。生活用品の素材がリサイクルやリユースで活用される取り組み、 今後加速することだろう。


2021.12.6 『リアル二刀流』
2021ユーキャン新語大賞が12月1日に発表になった。11月10日のコラムでノミネートのことを書いたが、 ノミネートされた語の多くを知らなかった。結構ニュースを見、社会情勢にアンテナを高く張っていると思っている筆者だが、 まだまだ不勉強なことを思い知った。 決まったのは、「ショータイム・リアル二刀流」まあ多くの人は知っているだろうが、 野球にあまり興味の無い方は知らない人も居るかもしれない。 流行語として広く、お茶の間に浸透したものが出て来ない背景はなんだろう?と思ってしまう。 やはりコロナ禍が原因なのだろうか。人々の指向がピンポイントで集まることがなく、多様性を物語っているのか、 理由はわからない。


2021.12.5 『新年の一般参賀中止』
一般参賀、昨年はコロナ禍で中止、今年はできるか、と期待していたが、オミクロン株の影響なのか、宮内庁は中止を決めた。 残念だ。昨年は天皇陛下がビデオメッセージで新年のあいさつをした。皇室もきっと残念がっているに違いない。 昨今の週刊誌、特に女性週刊誌の皇室報道にはうんざりする。皇室の人と言えども一人の人間、ということをわきまえた報道には なっていない気がする。嫌悪感さえ感じる。人の暮らしの中には、さまざまな良いこと、悪いこと、つらいこと、楽しいこと、 悲しいこと、怒りたいこと、恋をすることもある。一連の週刊誌報道に右往左往する宮内庁の動きにも問題があるかもしれないが、 個人のプライバシーは、そっとしておきたいものだ。一般参賀の中止報道に合わせて、最近の皇室報道のグチを言ってしまった。


2021.12.4 『大手不動産の広告』
12月3日の朝刊に、1ページ全判を使ったN不動産の広告、“健康増進型・賃貸シニアレジデンス”これからのシニアの、 求められる住まい、と称した、高齢者向け住宅の広告だった。ダイニング、フィットネス、健康管理、スポーツイベント、 コミュニケーションラウンジ、24時間見守り、一人でも二人でも入居可、コミュニティづくりなどなど、目に優しい写真と 耳に優しい単語の羅列で興味をそそる。月額11.3万円〜26.8万円、管理費付き額6.6万円と高額だ。 広告のような暮らしも良いが、誰だって自分が住み慣れた場所がいいはずだし、 こういったサービスを受け身型でお金で買うよりも、自身で創造する生活の方がいいなぁという印象だ。 どう思うかは人それぞれだが…。高齢になったら、物質的なものにお金をかけるよりも、 今まで長年培った近所づきあいを大切にし、質素ながらも精神的に満足した人のつながりの中で生きて行きたいと思う筆者だ。


2021.12.3 『歳末大売出し』
新聞の折り込み広告に地域の商店街の広告、珍しいことだと思ったら、「歳末大売出し、スタンプ2倍」とある。 歳末大売出し、なんて昔は当たり前のようにあちこちで開催され、決まった額を買うとガラポンの抽選ができて、1等〇●○、 出れば鐘をカランカラン鳴らす、鐘を鳴らす人はサンタさんの衣装、などよく見かけたものだ。 このところの物の買い方は、日常の食品や日用品の買い方は別にして、ネット販売が多くなった。 支払いもクレジットカードや宅配便への代金支払いなど。スーパーやレストランなどでは現金を使わず○○ペイで済ます、 など形態が大きく様変わり。「歳末大売出し」は懐かしい響きと共に、人から人へという暖かい仕組みを感じる出来事だった。


2021.12.2 『子どもの名前』
11月29日、明治安田生命が2021年に生まれた子どもの名前ランキングを発表した。男の子・女の子別に発表されたが、 いずれも難読な名前が多い。男の子の多い名前から順に、蓮(れん)、陽翔(はると)、 葵(あおい)、湊(みなと)、樹(いつき)、女の子は紬(つむぎ)、陽葵(ひまり)、凛(りん)、澪(みお)、 芽依(めい)と続く。女の子で、“子”が付く名前が復活してきていると感じていたが、 莉子(りこ)が10位に入っている。流行の漢字や読みを使っても、数十年後はその意味や云われが通用しなく なったりするから、決めるのは難しい。どの子も、親が付けた名前に誇りを持って成長して欲しいものだ。 ジェンダーレスな社会になって来て、名前の付け方も今後変わって行くかもしれない。


2021.12.1 『アフリカで甲子園を』
一般社団法人J-ABS(アフリカ野球ソフト振興機構) が昨日発表した、アフリカでの青少年の野球支援策。元大リーガーの松井秀喜さんが支援するという。 青少年に野球を指導し、将来はアフリカで甲子園を実現したい、との夢を持つ。 夢の有る企画だ。日本型野球指導法による振興を支援することは、国際貢献のあり方としては、望むべきものだ。 このプランが是非実って欲しい、とエールを送りたい。


2021.11.30 『新変異株』
南アフリカで発見された新しいコロナ変異株、オミクロン株と名付けられた。各国が警戒する中、 日本も明日から海外からの渡航者管理を厳しくする決定をした。 まだ日本には入って来ない、今回の措置はいち早くやったので安心できるか、と思っていたら昨日ナミビアから入国の外交官が陽性、 調べてみたらオミクロン感染だったという。同じ航空機に同乗の75人についても待機措置のようだ。 間隙を縫って早速第1号が発生してしまった。 第6波を警戒しつつ、さまざまな経済対策を打ったばかりなのに、先が見えなくなってしまった。 今までの感染予防対応を怠りなくやって行くしかない。


2021.11.29 『車市場』
ラジオで「あなたの中古車、高く買います」と言ったコマーシャルが多く流れている。どうやら中古車市場が活況らしい。 登録10年超えや10万キロ以上走行などの車は、いままでは買い叩かれていたが、結構な値段が付く、 ということを聞いた。ラジオコマーシャルでも、高く買うことが声高に宣伝されている。一方、新車の契約をしても、 納車が3か月から半年待たされるようだ。メーカーの生産が部品不足などでストップしている影響を受けて、 なかなかディーラーさんに新車が回って来ないという。そうなれば、ディーラー間の駆け引きが始まる。 とにかく車が欲しい客は中古車でも買い求める、中古車市場が活況になる材料だ。 筆者は今年4月にお気に入りの車をネットオークションで買えた。この頃はまだ選べる余裕があったのに。


2021.11.28 『小中学生のダンスコンクール』
テレビでアイドルグループが、キレッキレのダンスパフォーマンスをする。これに釘付けの子どもたちが多いようだ。 街中には子どもたちを対象にしたダンススタジオが増えている。ここに子どもを通わせ、 こどもに流行りの服や髪型のファッションをさせる今時の親も多い。 ダンススタジオでは、いくつかのユニットをつくり、発表会をしたり、地域のダンスパフォーマンスなどに出場したりする。 第9回目になる全日本小中学生ダンスコンクール がスポーツ庁後援で11月23日、代々木体育館で開催された。 全国から59チーム800人の子どもたちがダンスを披露した。揃いのコスチュームで躍動するこどもたち、それを応援する親たちの 視線の中、学校参加やオープン参加の18チームが表彰された。ダンスで仲間と一緒に技を競ったり、交流したり、 子どもたちが目標を持ったり夢を持ったりすることは、青少年期にとてもいいことだ。


2021.11.27 『葛谷舞子さんの写真展』
ダウン症のこどもが親子で微笑む写真展 が各地で開催されているそうだ。 葛谷さんは22年にわたって、ダウン症のこどもたちを被写体に写真を撮り続けているそうだ。 ここ4年間で撮影した29組のポートレートを展示しているとのことだが、テレビのニュースで見るその写真は、 ダウン症という障がいを持つ子どもと親の幸せな光景が見えて来る。社会の偏見に対峙するような光景ではなく、 親子の自然な微笑ましい姿が伝わって来る写真だった。葛谷さんは、日常の時間を切り取った写真からダウン症の親子が 生きる姿を見て欲しいと願っているそうだ。


2021.11.26 『プロ野球日本シリーズがおもしろい』
11月14日のこのコラムで、日本シリーズに期待することを書いたが、 昨夜5戦終わって期待どおりの展開になって来た。 第1線はオリックスの勝利、第2戦からヤクルトの3連勝。昨日の東京ドームの試合でヤクルトが勝てば優勝だったのだが、 点の取り合いの打撃戦からシーソーゲーム、9回の表の1本のホームランでオリックスの逆転勝利となった。 明日のホットモット神戸球場で第6戦が行われる。オリックスは12球団の中で選手の年俸が最も安いそうだ。 それだけ花形スターを抱えていない中での熱戦だからすごい。因みにヤクルトは7位だそうだ。 高い給料を払って優れた選手を補強しても戦果には少し遠く、 いかにチームの総合力を発揮することが重要かが証明された日本シリーズのような気がする。


2021.11.25 『御朱印帳』
神社や仏閣の御朱印を集めるてまわる人たちが居る。実は御朱印は、神社・仏閣でお参りをした、という証であって、 集めて歩くようなものではない、と高野山のお坊さんから教わった。確かに四国のお遍路さんでも、その寺を廻って、 本堂と弘法太子堂の2か所で般若心経を唱えてから恭しくいただくものだ。その納経帳が、拝んだ人の心のひだになって行く。 御朱印を集めている人は、いきなり社務所を訪れ、記帳してもらう人がいる。そうした時には、宮司さんが御朱印帳を預かり、 お参りが終わるまでには記帳しておきます、と言ってくれる。商業主義が先走り、御朱印を集めるバスツアーなるものもある。 御朱印帳をゆっくり開いてみると、自分の足跡が見え、ここの拝殿や仏像などが思い出される。落ち着くひと時だ。


2021.11.24 『ペット』
コロナ禍で、犬や猫などのペットを飼う人が増えたという。確かに、公園でペット連れの人が多い。 ウォーキングをしている途中でペットと歩いている人が多い。中には犬を2頭とか3頭連れている人も居る。 コロナに加えて、高齢化した社会にもペット増の一因があるように思える。 筆者は動物は飼わない主義だ。子どもの頃は家に猫が居たが、ネズミ捕り用のような感じで、余り世話はしなかった。 命のあるものと同居するとなれば、こちらの責任や行動の面で制約を受けるし、動物には動物の世界があるから、 人間の好き勝手を動物にしてはいけないと思うおが飼わない理由だ。飼っている人たちはみんな幸せそうな顔をしている。 それはそれでいい。しかし、ペットも高齢化すると、歩けなくなるし、認知症が出たりする。その世話もまた飼い主が 負わなければならない。亡くなった時は葬儀をして弔い、お墓を用意する。もちろん、家族同然の扱いだ。 “かわいい”と言って居られる期間は短い。 フランスでは、動物愛護法が施行され、2024年からペットショップでの動物の売買が禁止されるそうだ。


2021.11.23 『SDGs』
テレビやラジオでSDGs(エスデージーズ) が頻繁に取り上げられている。とてもいい流れだと筆者は思っている。 2030年までに世界中でこれを実現しよう、と決めて地球規模で取り組んでいる運動だ。 17の目標と169のターゲットが有るが、ちょっと多すぎて覚えきれないのが難点。 それだけ、今の地球上には人類にとってウミのように溜まった課題が多いということだ。 それらの課題をきちんとクリアしないと、かけがえの無い地球がこれ以上持たないぞ!という項目ばかりだ。 目標は持っても、それを阻害する対立が世界のどこかで起きていて、その影響で少しずつ目標から遠ざかってしまう。 悲しいかな、やめなければならない対立が人間の欲望で始まってしまう。殺戮と破壊の戦争からは、双方に哀しみしか残らないのが わかっているにも関わらず、人間のエゴが優先される。


2021.11.22 『いいふうふ』
今日は語呂合わせの日にちで“いい夫婦”の日だという。果たして我が家はいい夫婦なのだろうか? やや自責の念にかられる筆者だが、今年で44年連れ添ったから、まあ何とかここまで、それなりにやって来られたのかなぁ、 と振り返る。今までさまざまなことが有った。小さな事故には度々遭遇するも、 命に係わる大きな事故に遭うこともなく、二人ともインフルエンザの予防接種の経験も無い(?)、 健康な身で居られ、好きなことが出来て来られたことには感謝するのみだ。フルマラソンに例えたなら、ゴールの42.195キロまで、 あと6キロくらいのところをマイペースで走っている。フルマラソンを29回完走しているが、あと6キロは最も苦しいポイントだ。 この時、走っている自分を励ましたり、棄権へと誘惑したりする、もうひとりの自分が隣に居て、いろいろ囁きかける。 ゴールするには、走り続ける道を選ぶ自分が居る。いい夫婦(に近い)で居たいものだ。


2021.11.21 『祝・大谷選手』
嬉しいニュースに心が温まる。野球の大谷翔平選手が今年度アメリカンリーグのMVPに選ばれた。 イチロー選手が2001年に選ばれて以来の快挙だ。特に今の社会が置かれている現状を考えた時、コロナ禍で閉塞感のある社会に、 明るいニュースとなったことに意味がある。日本にとっても、アメリカにとっても。 27歳の一人の青年が両国の国民を感動・熱狂させることに驚きを禁じ得ない。 彼の野球に打ち込む姿は、“野球が好き、野球をうまくなりたい”の一念で日々努力している点だ。お金や恋などには全く興味が無い、 という印象の会見の受け答えは爽やかそのもの。野球の技術だけでなく、人を温かくするセンスが彼には備わっている。 忖度など何もする必要が無い。日本とアメリカの文化を超えた、人間としての人を惹きつける魅力が満票で選出、 という結果となったのだろう。


2021.11.20 『月食』
昨夜は月の98%が欠けるという部分月食が有った。あいにく関東地方は薄曇り、一縷の期待をして夕刻6時半に外に出た。 ラッキーにも、雲が月から遠ざかり、月食の一番良いシーンを撮影することが出来た。自然のショウ、美しかった。

部分月食です。




2021.11.19 『心の免疫力』
身体に免疫力があれば、多少の悪玉ウィルスが近づいても、それを跳ねのけられる。ところが、何か病気に取り付かれると、 免疫力がダウンして身体をむしばんで行く。ガンは健康な細胞がどんどん壊される。退治するために身体の細胞を傷めつけ、 その結果免疫機能が働かなくなり、副作用が現れる。緩和ケアの医師として働く大橋洋平さんは働きながら自身の癌と戦っている。 身体の免疫の他に、心の免疫が有る、ということを声高に提唱、心の免疫を強くすれば、生きる希望が湧いて来る、と訴える本を いくつも上梓している。日常の暮らしの中で心の免疫が強ければ、多少のことでは心が折れないという。


2021.11.18 『幸せの種蒔き』
種蒔きをすれば、土・水・肥料・気候などの条件でその種から新しい芽が出る。ひまわりの種からはひまわりが、 コスモスの種からはコスモスが、トマトの種からはトマトが、それぞれに発芽し、実を付け、種をつけ、またその子孫が顔を出す。 幸せも幸せの種を蒔かないことには幸せの芽が出て来ない。書店に行けば、幸せになるための方法を書いた本が沢山置いてある。 その中から気に入ったものを取り出し、種をみつけ、自分の心の畑に蒔く。心の栄養とぬくもりを得て幸せの芽が出る。 幸せの中身は人それぞれ、自分の幸せの芽を大切に育てて行けたらいい。


2021.11.17 『殺傷事件』
耳を疑うような殺人事件、傷害事件がニュースで流れる。不意の事故ではなく、故意に家族、恋人、友人、 無差別に誰かを傷つける事件があとをたたない。最近の事件は、「誰でもいいから人を殺したかった」といった、 普通の人なら考えつかないことを平気でやってしまう異常な猟奇的な犯罪が多い。京王線の走る車内で起こった事件は、 衝撃だった。乗客がうろたえ、電車は走り続け、油をまいて放火、最寄り駅に電車が止まっても扉が開かない。 今まで経験したことの無い事態に現場がパニックになった。どうしてこういった事件が起こるかは、 思い当たる節は無い訳ではないが、素人の推測はやめて、いずれ事件の背景や全容が解明されるだろう。 心に留めて置きたいことは、このような事件がいつ自分の身の回りに起こるか、明日は我が身となる可能性があるということ。 備えても備えきれないこともある。もっと落ち着いたまともな社会になってもらいたい。


2021.11.16 『日中が温かい』
11月7日の立冬を過ぎて中旬だというのに、日中の気温は20度ほど、暖かい日が続く。夕刻から少し冷えて来て、 夜半から朝までにかけては、10度程度だから平年並みのようだ。このまま本格的な冬に突入するとなれば、 暖かい冬になるのだろうか。寒さにめっぽう弱い筆者には温かい冬は歓迎なのだが、天候は寒くなるべき時に寒くならないと、 さまざまなところに影響して来る。菜園の野菜たちは暖かければ成長が早くなるが、害虫の発生が多くなる。 例年と同じように種を蒔いた野菜たちは、いつもよりも伸びが早くなっている。


2021.11.15 『スポーツ観戦』
昨夜のNHK杯アイススケート、宇野昌磨選手、坂本花織選手の優勝、ペアでは高橋・村本ペアが6位で終了した。 会場の様子を映し出すテレビ中継を見て観客の多さにびっくりした。大規模イベントの人数制限が1万人という制限が緩和、 会場キャパの50%までという規制はあるものの、多くの観客が入場できるようになった。 昨夜は観客席の前のほうが埋め尽くされ、後ろのほうに空席が。?????。 今はどこに行ってもソーシャルディスタンスを考えて座席を一つ置きに座れるようになっていて、座れない席には貼り紙で 表示してあるのが普通。なのに、スケートファンの方たちは、座席を埋め尽くしていた。 「これで大丈夫なのかなぁ」と驚きの思いで観ていた。 果たしてソーシャルディスタンスは意識しなくてもいいことになったのだろうか?


2021.11.14 『プロ野球日本シリーズ』
プロ野球日本シリーズが、セ・リーグヤクルト、パ・リーグオリックスの対戦で行われる。11月20日、京セラドームでの第一戦が楽しみだ。 両チームとも、去年リーグ最下位で今年リーグ優勝。クライマックスシリーズでは両チームが同じ日にリーグ優勝。 苦労を重ねて来たチーム同士、どっちが勝ってもいいから、感動的な試合を見せて欲しいと願っている。 優勝した場合の消費者還元が何か、なども気がかりなところだが、まずは3勝3敗の五分の星となって、 最終試合の9回まで、どっちが勝つかわからないハラハラ試合を、なんて勝手に思っている。 その頃には、今日から始まる大相撲九州場所の優勝争いも、おもしろくなっている時期だろう。


2021.11.13 『カムカムエブリバディ』
11月から新しく始まったNHK朝の連続ドラマカムカムエブリバディ。 ヒロインの安子は和菓子屋の娘、兄は後継ぎを捨てて別の道へ。安子は店を継ぐことを決意する。 安子が出会った大学生、稔の影響を受けて彼女はラジオの英語講座を熱心に始める。 稔は大手の縫製工場の御曹司、2人の家格の違いから、その恋はどうなるのか。 やがて第一次世界大戦が始まり、若い男子の兵隊招集が始まり、庶民の暮らしにはさまざまな制限が加えられて行く。 岡山を舞台にしたドラマは、その昔の人と人の濃いつながりや、物質的には恵まれていないが、質素ながら幸せに生きる姿を追って行く。 そこに戦争という影が庶民の暮らしに生きづらさを投げかける。いつも描かれるパターンではあるが、 そういったシーンを観るたびに戦争の不条理さ、殺戮や破壊を繰り返し、勝っても負けても空しい現実が待っている浅はかな行為に、 人間の愚かさを感じる。今も地球のどこかで戦闘が繰り返されている。


2021.11.12 『盆栽』
埼玉県大宮市に盆栽博物館が有る。大宮市は世界に知られた盆栽のメッカ。大正時代に、 関東大震災から逃れた盆栽愛好家や盆栽商が集まり、盆栽を生業とする人たちの村ができたのだという。 その後、東京オリンピックや大阪万博で盆栽が国際的に有名になり、多くの外国人の愛好家も訪れるようになったそうだ。 町名に盆栽町というのも有るくらいだ。その地に盆栽博物館がある。 盆栽の趣味は無いが、富山県在住の知人が盆栽愛好家で、展示会で入賞するくらいの方なので、興味を持っている。 訪問して、樹齢300年もの赤松の盆栽を見て圧倒された。数代にわたって受け継がれ、丹精込めて育てたもの。 それが小さな宇宙を表現している。感動ものだ。そしてこの盆栽が和室に鎮座するとき、畳・床の間・床柱・掛け軸などの 和の神髄の空間が彩る。心に沁みるものが有った。ここで学んだ盆栽鑑賞の3つの作法。 1.気に入った盆栽の前でじっくり外観を眺める。2.正面に立ち、根と同じ高さに目線を合わせる。3.下から見て、 大木の下に居るような感覚を味わう。だそうだ。実際にやってみると、盆栽から伝わる気迫が感じられた。


2021.11.11 『1とたくさん出会える日』
今日は11月11日。サッカーの日、乾電池の日。午前11時11分11秒…実に1が10個並ぶ日だ。別になんてことは無い話だが、 この時に毎年出会いたいと思い、“その瞬間”に期待するのだが、用事が有ったり忘れたりで、未だ出会う体験をしていない。 筆者は、こういう数字の並びや文字の並びなどに割合ゲンを担ぐほうだ。 今年はそのゲンが良いことが有った。偶然と言えばいいか、シンクロニシティと言えば良いか、 運命的な数字の並びと出会う体験をした。
4月に車を買い替えたが、その車のナンバーの話だ。希望するナンバーがもらえることは知っていたので、 リクエストをしようと思っていた。 ところが、これは事前予約制で、陸運局で当日申し込んでも無理なことを、登録の当日に知った。「残念」思ってあきらめた。 ところが、もらった番号が88−03と、希望する番号に一致。何というめぐり合わせなんだろう。こんな運命的なことがあるんだ! 筆者の誕生日は8月3日、・8−03を希望していたのだ。


2021.11.10 『今年の流行語大賞ノミネート』
今年の流行語大賞30のノミネートが11月6日発表になった。驚いたことに、半分以上が聞いたことも無い、意味のわからない用語だ。 こういったコラムを続けることで、社会の動きには結構敏感になっていて、ニュースなども見ているつもりの筆者だが、 イヤ〜参った!といった感想だ。ショータイム、うっせいわ、などはテレビやラジオでちょっと聞く。SDGs、マスク会食、ジェンダー平等などは、 ニュースで出て来る。親ガチャ、カエル愛、13歳真夏の大冒険などは、まったくわからない。知ろうとも思わない。 それらしき流行語が無いため。なんとかかき集めたのでは、と思える今年のノミネートだ。


2021.11.9 『新500円玉』
新デザインの500円玉が11月1日に発行されたが、まだ新顔に巡り合っていない。500円玉が初めて登場したのが1982年がそうだ。 新硬貨が出ると、自動販売機の対応が大変になる。JRなどは少しずつ対応して行くとしているが、路線バスなどはなかなか大変な ようだ。地下鉄などは、1台の販売機のみ、新500円玉に対応する機械を置くようだ。 ICカードが普及している分、現金対応型の販売機をどう整備するか、 が迷うところらしい。


2021.11.8 『食品の値上げ』
家計にとっては好ましくない“値上げ”が相次ぐ。来年1月以降では、小麦粉・コーヒー・ポテトチップスなど。2月からは 冷凍食品が4〜13%上がるという。値上げには、小売価格を上げる場合と、価格を据え置いて量を減らす場合があるが、 このところのガソリンの値上げによる影響だけでなく、原材料の値上げなどが関係しているという。給料や年金が上がらないのに、 物価だけが上がるのは困りものだ。今冬は暖房の灯油価格がリッター100円以上と、異常に高い。節約を余儀なくされる。


2021.11.7 『映える』
映える(はえる)とは読まない。今は“ばえる”と読む。SNSのインスタグラムの登場以来、 1枚の写真がどのくらいの人に“いいね”がもらえるかが写真の価値だと思われるようになった。 その構図や撮り方だけでなく、どのくらい面白いか、どのくらいの驚きか、どのくらいの意外性か、 どのくらい珍しいか…などの基準で観られるようになった。 記念の1枚を自分のために、ではなくこのシャッターチャンスを多くの人に認めてもらいたい、 という取り方が「映える」を生み出した。ほとんどの人が常にカメラを持ち歩く時代ならではの用語だ。


2021.11.6 『紅白歌合戦』
今年の紅白歌合戦は、司会者に紅組・白組の区別をせずにショウを進めるそうだ。ジェンダーフリーが進む社会情勢に合わせた決定だ。 赤=女性、白=男性という区分けにもいろいそ議論が有るところだろう。この調子だと男組・女組という概念も無くなって、 性別ではなく、ただ単に紅グループと白グループに分けたショウに変わりそうだ。紅白歌合戦は、今までも紅組で男性が出場したり、 白組で女性が出場したりは有ったから、大きな問題は無いかもしれない。今年のテーマは、Colorrful(カラフル)だそうだ。 どんなカラフルが登場するか楽しみだ。


2021.11.5 『日本シリーズ』
セリーグ・ヤクルトは昨年最下位から今年のリーグ優勝、パリーグ・オリックスも昨年最下位から今年のリーグ優勝。 共通していることは、昨年最下位、監督の交替、ということだ。力のある選手をお金で獲得して沢山集めていない、という点も 共通点かもしれない。ファンとしては両方のチームの贔屓ではないにしても、最下位から優勝、ということで、どっちのチームも 応援したい。クライマックスシリーズでは是非勝ち進んで両チームの戦いとなって、3勝3敗となって最後の7戦目で日本一を決めて欲しい、 などと勝手に思っている。監督の采配、選手のモチベーションづくり、選手起用、チーム力づくり施策、などがうまく機能した、 ということだろう。監督次第でこんなにもチームが変貌する。来シーズンも新任監督が居る。昨日の日本ハムの新庄新監督の会見が すごかった。チャラチャラしているように見えて(実際の行動がそうだが)いうことは核心をついている。その力が見ものだ。


2021.11.4 『スプートニク・ショック』
1957年、旧ソビエト連邦が人工衛星の打ち上げに初めて成功した。 その時に米国が米国が味わった衝撃をスプートニクショックという。 何事も世界一になりたい米国は、宇宙開発でソ連に一番乗りを許してしまった。 その時のショックを思い起こさせる、先の中国による極超音速飛行体の実験だったという。 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長の発言が、「極めてスプートニクショックに近い」と発言した。 中国の軍事開発、軍事力強化に神経を尖らすアメリカの本音だろう。


2021.11.3 『エビデンス』
最近、エビデンス(evidence)ということばがニュースなどでよく聞かれる。辞書をひもとくと、 科学的根拠・証拠・形跡といった意味が得られる。「コロナ感染への対応策は、具体的なエビデンスに基づいて決められるべきだ」 と専門家会議が政府の施策に注文を付けた時が有った。「この案件は、きちんとエビデンスを取っておいたほうが良い」 などと使われる。ビジネスシーンで使うことが多い。 物事の進め方や意思決定が感覚的になりがちな時にエビデンスを要求されることが多いようだ。


2021.11.2 『軽石災害』
想像もしなかった災害が降りかかって来た。自然の力は、人間の想像をはるかに超えていることが証明された形だ。 小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」で8月に起きた噴火で発生した軽石が沖縄半島に漂着、島に住む住民の足、フェリーや高速船が 動けない事態に。航行する船が軽石を吸い込み、動けなくなる、などの被害が出ている。 島に住む人たちは船が運休なので物流が止まり、生活に支障が出ている。まだまだこれから漁業被害などがどのくらい出るか、 想像もできないという。数日後には本州各地の沿岸にも漂着するのでは、との予測だ。自然の力は人知を超えている。


2021.11.1 『ラジオ体操の日』
今日はラジオ体操の日だそうだ。1928年(昭和3年)11月、かんぽ生命の前身、通信省保険局が「国民保険体操」として開始以来、 93年になる。この日は、90周年に当たる2018年に日本記念日協会が定めたものだそうだ。 筆者も毎朝6時半に欠かさず続けている。真面目にやると、運動量が早歩きと同じカロリー消費になるという。 しかも全身の筋肉を使う優れた運動だ。 ラジオ体操というと、夏休みの子どもたちの朝の体操会をイメージしやすいが、全国各地には市民によるラジオ体操会が運営 されている。全国のラジオ体操会が毎朝6時半から10分間、同じ動作で繋がっている、すごいことだ。


2021.10.31 『神無月から霜月へ』
10月は全国の八百万の神が出雲大社に集結して、氏神さまが居なくなることから呼称が神無月になった、という説が有る。 出雲大社が有る島根県では、神在月というのだそうだ。7年ほど前、早朝の出雲大社を参拝したことがあった。 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)像と因幡の兔像に朝陽が当たって、神々しい光景を目の当たりにした。
その10月から霜月の11月にバトンタッチする。コロナ禍がやや収束の兆しを見せ、 日常生活の回復と経済の回復に期待が寄せられるが、 11月はどんな月になるだろうか。自然は確実に廻って、紅葉が里にも下りてくるだろう。 我が家では年賀状に手を付け、菜園の冬越しの準備にとりかかり、今年やり残した多くの事柄に思いを馳せ、 師走への助走期間となる。


2021.10.30 『♪WHAT A WONDERFUL WORLD』
この曲が東京パラリンピックの閉会式で、西川悟平さん によってピアノで演奏された。美しいこの曲が閉会式参加者、 テレビで観ていた人の心を捉えた。1968年にヒットした ルイ・アームストロング(1901-1971)が歌った名曲。 和名で“この素晴らしき世界”という歌だ。詞は、泥沼化したベトナム戦争への嘆きから生まれたという。 歌の発祥がアメリカ、ベトナム戦争ということで、本国アメリカよりもヨーロッパでヒットし、世界的な人気となったという。 パラリンピックは、コロナ禍での開催、その閉会式にはうってつけの曲だった。ピアノを演奏した西川さんは、 7本指のピアニストとして苦労に苦労を重ねて素晴らしい音づくりをしている人だという。 その本人が10月29日のNHK-TVに出演、生音を披露してくれた。 もちろん涙が出るくらい感動の音だった。


2021.10.29 『映画』
10月27日の朝刊、中ほどに9ページに渡るカラー刷りの広告、今までこんなに巨大な広告誌面は見たことが無い。 広告主はディズニー社。運営する映画専門チャンネルの宣伝だった。今や映画は映画館で見る時代ではなく、 ネットやテレビの専門チャンネルで観る時代なんだろう。筆者はいまだに映画館で観たいタイプなのだが。 ディズニーの作品なら、月990円で350タイトルが見放題、といううたい文句だ。 これだけ多額の宣伝費をかけても、元を取れる…。すごいビジネスだ。


2021.10.28 『ブランド米』
「コシヒカリ」は良く知られた米の銘柄だ。新潟・茨城・福島が主要生産地。その他ひとめぼれ、あきたこまち、ななつぼし、 ゆめぴりか、などなどさまざまなブランド米が登場している。農家の作付け割合は、こしひかりが33.9%(令和元年のデータ) でダントツ、2位のひとめぼれが9.4%と大きな差が付く。何故作付け面積が多いかというと、ブランド米として売れるからだ。 最近、テレビでコメの宣伝が増えたが、ブランド米として認知してもらい、消費を拡大して行きたいとの思惑があるからだ。 米の消費量は、食の多様化に伴って下降線、コロナ禍がそれに拍車をかけている。農家の生き残りをかけたブランド米戦略、 消費者にとっては嬉しい限りだが。


2021.10.27 『眞子さん』
皇室を離脱して小室圭さんとの結婚にゴールした眞子さん。昨日から眞子さまから眞子さんへと、一般人としてのスタートを切った。 婚約発表から暗転して、週刊誌報道の加熱。いったい眞子さんの人権や小室さんの人権をどう考えているのだろう?という報道。 興味本位に、大衆が欲するゴシップを長し続ける報道姿勢には、いささかうんざりした。小室さん側の問題になった母親の借金、 この問題の代理人は週刊誌を発行する会社がやっているという。詳細はともかく、2人は純粋に愛し合って、 手に手をとって新しい生活を始めようという。このカップルを、祝福することは有っても、邪魔することは有ってはならない。 民間人として生きて行く眞子さんにこれから多くの困難や課題が押し寄せて来るだろうが、30歳の若い二人、 幸せな家庭を築いてもらいたい。


2021.10.26 『選挙予想』
新聞に、衆議院議員選挙の結果予想が各県別にデカデカと出ている。予想は電話アンケートに基づくものだが、 確率的には、選挙以外の予想でもほぼ当たる。しかしここで問題視したいのは、 31日の投票日前にこのような予想を大々的に発表していったい何になるのか、という疑問だ。 こういった予想が出ることで投票者の心理に与える影響が無いだろうか。 マスコミは、予想が的中した場合に、自社の調査の有効性をアピールしたいだろう。しかし、結果は投票締め切り後の開票を 待たなければ全容は見えない。筆者としては、このような予想などやめて欲しいと思っている。


2021.10.25 『レジリエンス』
ストレス社会、ストレスで悩まされている方が多いようだ。街中に心療内科の医院が増えている。 ストレスは心に鬱積(うっせき)した澱(おり)のようなもので、 心の中に少しずつ沈殿し、それがうつ病を生じさせたり、胃腸の病気の元となったりする厄介なものだ。原因は人によっていろいろ。 仕事・対人関係・家族関係・身体のこと・災害などなど、心を重くさせる原因が目の前に立ちはだかる時に起こる。 自覚症状が有って、「どうもこれが原因」とわかれば対処療法が可能となるが、その因子がはっきりせず、不定愁訴となって 負のスパイラルになる人も多いと聞く。筆者もその経験が有る。 精神科のお医者さんにお世話になれればいいのだが、そこにも行けない人もいる。 レジリエンスという用語が最近使われている。 強烈な台風が吹いた時は、大木でどっしりした木よりも、 しなやかに風にゆれて、また元に戻れる竹のような木のほうが良い。この竹のような柔軟性をレジリエンスというそうだ。


2021.10.24 『木枯らし1号』
昨日は近畿地方で木枯らし1号が吹いた。寒い北風が吹く1日だった。24節季の霜降(今年は10月23日)から12月23日の冬至までの間に 8メートル以上の北風が最初に吹いた風が木枯らし1号、という気象庁の定義があるそうだ。近畿地方では、 その霜降の日に木枯らし1号が吹いたことになる。10月初旬から中旬にかけての暑い夏日から秋を通り越して一気に冬、 と言った感じだ。秋が感じられないままに半袖からコートになってしまった。10月の暑さで紅葉がいつもより遅い感じがしている。 寒くなるにつれて、そろそろ石油ストーブを出さなければ、と思うのだがガソリンの価格高騰で、今年の灯油代が嵩むのが気になる。 コロナが少し収束傾向で安心したかと思えば、油代の出費が気になりだした。


2021.10.23 『実証実験』
新型コロナの劇的な感染減少で、社会システムが一気に動き出した。飲食店の営業再開、時間制限なしで酒の提供。 コンサートやスポーツイベントでの入場制限規制解除、博物館や美術館などの再開。県をまたぐ旅行の再開などなど。 一気に戻すのはリスクが大きいというわけで、スポーツイベントやコンサートなどで感染予防するためのオペレーションの 実証実験が行われている。ワクチン接種証明書の提示、陰性証明書の提出などを行っていくようだ。 第5波の収束はよろこばしいのだが、再びの感染爆発を警戒しながらの日常生活の再開、 アクセルを踏みながらブレーキの微妙な調整は、高度な技術が要る。


2021.10.22 『ピーマンが当たり年』
今年はピーマンがまだ採れる。例年だと、10月初めには枝に花が咲くようなことは無いのだが、10月末にもなろうとしているのに、 まだ採れる。この現象は、関東地域全域の現象のようだ。10月の暑さが影響しているような気がする。 夕食に青椒肉絲(チンジャオロース)がピーマンの大量消費になっている。夏に比べて、やや苦味が濃いピーマンのように感じる。
このように、その年によって良く採れるもの、なかなか実の成らない果物などがある。自然現象が深く関わっているに違いない。 秋本番だが、紅葉の始まりも今年は遅いような気がする。庭の柚子がやっと黄色く色づいて来た。


2021.10.21 『星野富弘さん』
群馬県みどりの市の草木湖湖畔に立つ富弘美術館、 3回目の訪問だった。51年前に、24歳で体育教師になったばかりの星野さん、体操の指導中に頸椎を 損傷、首から下の機能が回復せず、車椅子生活になった。病院のベッドの上で口に筆をくわえ、絵を描きだした。 病床で描く花の絵は、描く度に上達し、群馬県内で個展を開催するまでになった。その絵が評判となり、 マスコミで取り上げられ、その作品を展示する美術館の設立に至った。絵に添えた詞がみずみずしく訴える。 繊細な感性の有ることばが心に響く。

富弘美術館です。




2021.10.20 『N党の下劣な演説』
眉をしかめたくなるような下劣なことばを使って国政に挑もうとする立花孝志党首。今まで5回党名を変えているが、 一貫してNHKを敵視している。今回の衆議院議員選挙の党名は「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」という 首をかしげたくなる名称だ。個人の思惑はどんな内容でも構わないが、党首始め立候補する人全員が政権放送で、 「NHKをぶっこわせ〜」と奇声をあげる。法律違反にならなければ何をやってもいいかと言えば、そうはいかない。 一組織の名前をあげて、そこを誹謗することばで政党名を語り、その政党名を公共の電波で言わせる やり方。そのような党の立候補者が果たして当選したとして、国民を幸せにできるのだろうか。甚だ疑問だ。 政党名を放送で聞く度に不愉快になる。


2021.10.19 『渋沢栄一』
晴天を衝けのドラマが人気だ。岸田総理大臣も渋沢栄一に心酔しているという。明治の実業家として、 今日の日本経済の基盤を作り上げた渋沢翁がテレビドラマで描かれている。 吉沢 亮 が渋沢栄一を演じている。実在の人物で、今の日本経済の根幹をつくる様を見事に演じている。 2年後には福沢諭吉に変わり、渋沢栄一が1万円札の肖像画に使われる。その渋沢栄一を産んだ埼玉県深谷市を訪問して来た。 渋沢記念館、栄一の生家、関わった周囲の人物の生家、NHKのドラマ制作を紹介する大河ドラマ館などが 見学できるように整備されている。明治の初めに近代日本をつくる夢を実現するために東奔西走した渋沢翁の 業績を知るたびに、私利私欲ではなく、人々の幸せを願って行動した人物像に感動する。


2021.10.18 『太陽光発電の進化』
住まいの周囲は田んぼだらけ、この田んぼに太陽光発電のパネルがどんどん増えている。 農家が後継者不足で稲作をやめるところが多い。ここに太陽光発電の企業がどんどんパネルを増やしている。 カーボンゼロの指針が出て以来、風力や太陽光などの自然エネルギーに注目が集まりだした。 この太陽光発電、もっとも陽の光を長く浴びる角度に設置するのだが、最近支柱が高いものが増えて来た。 高い位置にパネルを張って、その下の空間で野菜や植木などの植物を栽培しているところが目立つ。 一石二鳥の工夫、これからもパネル設置の進化が続きそうだ。


2021.10.17 『読書週間』
10月27日から11月9日まで、 第75回読書週間だ。最近は本を買わなくなった。車で10分ほどの、 近くの市立図書館で借りて読むようにしている。2週間の貸し出し期間で5,6冊借りて来るが、ネットで蔵書を検索、 予約をして受け取りに、というスタイルはお金もかからないし、読んだ本が部屋に増えることも無い。 時間の節約にもなる。すっかり定着した自分流スタイルとなった。小説、ハウツーもの、教養もの、趣味の山行の資料、 などなど何でも借りられる。公立のこういった施設は有難い。


2021.10.16 『顔』
日本顔学界というのがある。あまりメジャーな学会ではなさそうだが、 誰もが興味を抱くテーマだけに、週刊誌やマスコミには結構登場するが、いかめしい“学会”の中では異色の集まりのようだ。 この学会をつくった人の一人、東大客員教授の原島博さん の講演をYouTubeで1時間ほど見入ってしまった。 おもしろい、実におもしろい。顔がこんなにテーマになるなんてすごいと思った。講演の最後に話したことが一番印象的だった。 自分の顔に自信をもちなさい/顔は見られて美しくなる/コンピレックスは自分が気にしているだけ、他人は気づいていない/ 人と違う顔の特徴は、その人のチャームポイント/顔は褒められることによって美しくなる/目と目の間を広げよう、 そうすれば視野が開ける/左右対称の表情をつくろう/美しいいシワは人生の誇り/人生の3分の1は眠り、寝る前に良い顔をしよう/ 良い顔と悪い顔は人から人へ伝染する
なるほど。


2021.10.15 『負のレガシー』
あまり、というより、かなりよろしく無いレガシーが残った。やはり、身の丈以上のイベントをやってしまったのだ。レガシーとは、 遺産という意味があるが、先のオリンピック・パラリンピックでは、開催した日本に何を遺産として残すか、 これが開催の大きな意味だった。ところが、コロナの影響で当初の目論見が外れ、負のレガシーしか残らなかったのではと思う。 その最大のものが、新規に建造した会場。その会場が国民のために役立つのならまだ良い。」その維持費が東京都負担だけでも、 年間10億円以上という。これ、全部都民の税金だ。IOCは何もしないで甘い汁を吸っただけだ。国立競技場は1600億円という、 当初予算の倍以上の経費をかけ、維持費は年間24億円だという。これは国税だ。


2021.10.14 『NTTの冒険』
NTTが働き方改革を断行すると発表した。転勤、単身赴任を無くするというものだ。サラリーマンの宿命のことだったが、 転勤も単身赴任も、どちらかと言えば、家族を犠牲にした働き方、これを“脱昭和”の働き方だと言っている。 従業員の評価は上々だそうだが、会社のマネジメントがほんとうに機能するかが見ものだ。 18万人居る社員の半分がリモートワークをしているのを、まだまだ年間2万人くらいリモートに置き換えて行くのだそうだ。 大規模な通信障害が出て、携帯ユーザーに大きな迷惑をかけたばかりだから、先行きが案じられる。


2021.10.13 『オレンジリボン』
さまざまな運動のシンボルカラーを決め、そのリボンを身に付けることで運動の啓発をする活動が行われる。 例えばピンクリボンは乳がん検診の啓発、レッドリボンはエイズの啓発、ブルーリボンは大腸がん撲滅の啓発、 イエローリボンは障がい者の自立と社会参加の啓発、という具合にシンボル化している。 先日、オレンジリボンに初めて出会った。これは子ども虐待防止の啓発リボンだった。 最近、親が自分の子どもに対して、有ってはならない虐待事件を起こし、逮捕される事案があとを絶たない。 大切に命を育まなければならない子どもが虐待されるようなむごい事件を無くそうという運動に共鳴する。


2021.10.12 『シャオシャオとレイレイ』
暁暁(シャオシャオ)と蕾蕾(レイレイ)、上野動物園 のジャイアントパンダ双子の名前が決まった。 漢字がとても意味の有るいい名前だ。まだちょっと慣れない響きだが、少し時間が経つと耳に心地よくなるに違いない。 上野のアメ横の商店街は、コロナ禍で沈滞したムードを払拭したいと、あの手この手の宣伝を繰り広げている。 上野動物園も緊急事態宣言が終わったことで、入園者を増やす対応をしている。一般の入場者が見られるのは、 来年早々になる予定だそうだ。とにかく明るいニュースだ。


2021.10.11 『種苗法』
種苗法という植物の著作権を守る法律が1998年に施行されている。植物にも著作権があり、その品種を開発した企業や個人に、 著作権料を支払う仕組みになっている。苗や種を勝手に増殖させ、人に販売したり差し上げたりすれば、 その法律に触れることになる。肥料もまた法律の対象になっている。自分でつくった肥料を販売すると法律違反だ。 というのも、野菜や花は品種改良によって新しい品種ができあがる。いわゆる在来種という、地域に昔から伝わる品種が 今は少なく、人間が人為的に品種を創り出し、それが世に出て来る。その著作おw守るという法律だ。 厳密に言えば農家が自前で種を採ることや、家庭菜園で苗をつくって誰かにあげるのはNGだ。 コロナ禍で家庭菜園が人気だが、やっかいな法律があることをしttえおいた方がいい。


2021.10.10 『体育の日』
実は今、体育の日とは言わなくなった。スポーツの日が正しい呼び名だ。体育と言えばm教育的なイメージが有る、 ということでスポーツと言い換えたわけだ。もともと10月10日は1964年の東京オリンピックの開会式が行われた日。 10月10日が晴の特異日ということで決められたそうだ。前日雨が降って、関係者をやきもきさせたが、当日は 雲一つない秋晴れになったという話がある。今やスポーツということばが身近になったのは理解できる。 旧国立競技場で開催された、体育の日中央大会には、子どもが小さい頃に毎年家族で参加、 さまざまなゲームに興じたのが懐かしい。


2021.10.9 『旅行の広告』
9月30日で全国の緊急事態宣言、まん延防止措置が解除となり、さまざまな規制が緩和された。 昨年のGOTOキャンペーンが開始された頃と同じムードだ。GOTOトラベル、GOTOイートなど、 経済活性化のための政治主導の施策が行われ、利用者には手厚い補助金が出た。その後の感染の状況は第四波、 第5波と、知るところだ。そのムードが今も高まってる。専門家は第6波を心配しているが、 経済の活性化の勢いの方が上回る。ここ2,3日の新聞の広告は旅行のコマーシャルが多い。 折り込み広告にホテルの紹介などが挟まれている。時あたかも紅葉のシーズン、あちこちに密ができるだろう。 以前と違うところは、接種証明書の提示あるいは、抗原検査キットで陰性証明をしたら、 安心して参加できる仕組みになっていることだ。 抗原検査キットは薬局で販売が始まり、500円から千円くらいで求められる。


2021.10.8 『1円玉天気』
ラジオの天気予報で気象予報士の女性が“1円玉天気”と言っていた。?と思ったが、「これ以上崩しようが無い天気」 ということで納得。晴れ間が続いて絶対に崩れない天気、ということで自信を持って晴天を予測したものだろう。 このところの気象予報は、単に晴・くもり・雨・雪などを伝えるだけでなく、さまざまな生活や生業をしている人たちに 届く情報となるように工夫して伝えてくれる。あるいは、昔から言われていた天気ことば、「蛙がなくと雨になる」、 「燕が低く飛ぶと翌日雨」、「美しい夕焼けは翌日晴れ」、などの観点望気を活用する。 NHKの朝ドラは、気象予報士が活躍するストーリー、この種話題がいっぱい出て来る。


2021.10.7 『金木犀、再び香る』
外に出るとプ〜ンと香る金木犀の臭い。9月の中旬にいったん香ったのに、今年は10月の初めにまた香っている。 どうも関東地方全体がこういった現象のようだ。我が家には玄関先に3Mくらいの金木犀の木が有るが、 9月の時よりも花の数が多い。香りも強い感じだ。9月の気温が高く、 10月になっても夏日が有るくらいの気温が影響しているようだ。 これも地球温暖化に関係しているのだろうか。
ノーベル物理学賞をもらうことになった真鍋淑郎さんが研究している地球温暖化、 ご本人が研究を始めた頃は、今の地球がこんなに深刻な問題になるところまで行くとは、 思っても見なかったと話している。 先見の明がある研究成果を日本人がリードしていたなんて、ノーベル賞のニュースで初めて知った。


2021.10.6 『金持ちがお金を貯める仕組み』
税金逃れのために、税金のかからない国に法人を設立し、事業の儲けをその国に蓄え、 自国の租税を逃れる行為をしている金持ちが居る。タックスヘイブン(租税回避地)という仕組みを巧みに利用し、 私腹を肥やしている、というものだ。タックスヘイブン地に法人を設立することは違法では無いのだが、 そこで私腹を肥やすことが、税の公平な負担という観点から問題となる。違法でなければ何をやっても良い訳では無い。 不当なやり方を防ぐための国際的な規制強化が求められているが、取り締まることは難しいようだ。 イギリスの元首相ブレアさん、ヨルダンのアブドラ国王、映画俳優、ミュージシャン、 日本の政治家や実業家の名前もリストされているようだ。金持ちが金儲けをして富の分配をしないのは納得が出来ない。 収益を社会に役立てる行動をする人も居れば、社会事業のためにクラウドファウンディングする人も居る。 みんなが幸せになる道のほうが、良い金の使い方で社会の発展になるのだが、金持ちが金を貯めて何をするんだろう?


2021.10.5 『宅配おせち』
10月2日の朝刊、真ん中の見開きのページにカラー版のおいしそうな料理の写真。 来年の正月のお節コマーシャルだった。10月の初めに来年のお節写真を掲載するとは、冬の素材をどうやって 集めたのだろう。作るのはたぶん夏頃、季節の商品を宣伝するためにどんな技術が使われているのだろう、 と疑問に思う。それはともかくとして、来年のお節は、コロナ禍で我慢していた分をパ〜〜〜っと奮発しよう、 という気持ちが働き、売れるのではないか、という気がする。価格は2万円〜2万5千円が中心、 一番高いのは7万9千500円だった。お節は質素でも自宅でクッキングしたものを、という筆者だから、 年末に少しの時間で自宅で採れた野菜をふんだんに使う、という感覚には馴染まない広告だった。


2021.10.4 『エンバーミング』
コロナの影響でお亡くなりになった方は、家族の見送りも受けられず、荼毘に付される。残された家族は遺体に逢うことも許されず、 花を手向けることができない。故人が好きだった衣装、趣味の品、嗜好品などを同行させることができず、自宅に遺骨が還って来る。 納得のできない最期が訪れる。これでは尊厳が無いのではないか、ということで エンバーミングという技術が活用されているそうだ。 エンバーマーという資格を持った人が、遺体を措置してくれるというものだ。 もともとはコロナ感染者が亡くなった時に開発された技術ではなく、お亡くなりになられた方が、 生前に近い姿で遺族とお別れできるように、措置する技術だったものを、コロナ禍でお亡くなりになられたケースに対応 したものだ。2008年に公開された おくりびとの映画を思い出した。


2021.10.3 『値上げの秋』
10月に入り、家計にとって気になる値上げが行われる。タバコが1箱20円、これは吸わない筆者には影響なし、 最低賃金引上げ、全国平均で28円増の930円に。嬉しい値上げだが、これも我が家に関係なし。 マーガリン、コーヒー、小麦粉。コーヒー好きな筆者には影響有りか、と思ったが、 筆者が愛用する銘柄ではないメーカーの値上げだったので関係なし。 マーガリンと小麦粉は、クッキングが趣味の筆者に多いに関係有る。 その他ディズニーランドなどの入園料で、週末と平日の価格差幅が大きくなる。 ダイナミックプライスの普及は、これからホテルや運賃などにも普及して行きそうだ。


2021.10.2 『北朝鮮の挑発』
次々にミサイルを発射して国際社会を賑わす北朝鮮。軍事力の強化をテコにして国際的な関心をおびき寄せ、 米国との交渉をできるようにする、という手段は許されるものではないが、彼らとしてはそれが精いっぱいの行動なのだろう。 いわば幼児が物を欲しがって泣いても泣いても、なかなか親が許してくれないので、地面に寝転んで更に泣き叫びアピール する、という光景に似ている。国際社会はさっぱり北朝鮮のことに振り向いてくれない、関心を示さないことにしびれを 切らしている。米国がどう出るかを注視している。拉致問題で一時会話ができた日本は、今のところ相手にされていない。 疲弊する経済を立て直すために、もっと国際社会のルールに則った行動をすることで、平和な解決を目指すことができない 北朝鮮の指導者たち。この間違った考え方を、国際社会は変えられかどうかが勝負だが、今のところそれができる国は無い。


2021.10.1 『白鵬引退』
9月27日、横綱白鵬が引退を発表した。14年間横綱を張り、優勝回数・年間最多勝利・横綱連続出場・横綱在位場所数・ 通算勝ち星数などなど歴代1位の輝かしい成績を残した。最後は右ひざの負傷が思うように回復せず、 無念の引退となってしまった。照ノ富士が新横綱で優勝したことも、“後を任せられる” という判断材料になったのかもしれない。
輝かしい戦績とは別のところで色々問題が有った横綱でもあった。神聖な日本の国技としての立ち居振る舞い、土俵態度、 取り口の内容などが伝統的な尺度と違うことで、何度も横綱審議委員会から忠告を受けた。 テレビの解説などで、張り手やかち上げをかます横綱には解説者も眉を曇らせた。勝つためになにをしてもいいわけではなく、 横綱だったら正面から正攻法で攻めなくては、という戒めのことばだった。そういったマイナス面をはねつけたのは、 輝く成績だった。国民全員が白鵬に労いの拍手を贈るとは思えないが、 これだけの成績を残すための努力は人一倍やっていただろうと想像する。稽古しなければ勝てないのだから。 これから親方として後進の指導に当たるに際して、指導者としての技と精神を若い人に 伝えなければならない。弟子の中からほんとうの相撲道を究める人が出た時が、白鵬が正しく評価される時だろう。


2021.9.30 『緊急事態宣言解除』
政府は、今日で緊急事態宣言を解除する。外国ではロックダウンを解除したあとは、 マスク・外出・店の営業などの規制を一挙に解除、市民はその自由さを謳歌する…といった光景がニュースで流れる。 今の私たちには信じられない光景だ。 日本では緊急事態宣言を解除したあとでも、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、飲食店の営業規制など依然として 市民の協力を仰ぐ姿勢だ。他ならぬデルタ株ウィルスや他の新種ウィルスの脅威に対応するためだ。 海外でこういった規制解除をすぐにできる理由は、感染爆発したらロックダウンという措置ができるから。 ロックダウンするかしないかの判断で、法律を行使できるからだろう。日本では法的にこの措置ができないので、 市民に対する“要請”をして協力を仰がなければならない。手法の大きな違いの中で感染抑止をしている。 誰でも早く前の暮らしに戻りたいと思っているのだが、そう簡単には行かない事情がある。 Afterコロナの社会は、Withコロナの暮らし、とは言われるが一気にではなく、 徐々に以前に戻していく暮らしをしていくことが肝要なのだろう。


2021.9.29 『国語』
文化庁が実施する「国語に関する世論調査」。言葉の使われ方が正しいかどうか、その活用法の変化を調べている。 言葉は、時代と共に変化して行くというが、最近の新語の登場はすさまじい勢いで、なんだかわからない語がいっぱい出て来る。 「ダサい」、「ウザい」、「ヤバい」、「マジ」などなどすっかり生活に定着したことばも有る。 特にスマホ全盛の時代に、若者が短縮形にしたことばを流行らす。「バズる」など何の意味なのかしばらく分からなかった。
今までに使っていた言葉が今は違った意味で使われているものが多いという。「寸暇を惜しんで資格の勉強をする」 は、わずかの時間を無駄にしないで勉強に時間を費やす、という意味になるのだが、今は「寸暇を惜しまず資格の勉強をする」、 という具合に使う人が多いという。文化庁では、『言葉は変化するので、本来の言い方や意味との比較で正しいか間違いかではなく、 場面に応じて言葉をだいじに使い、豊かなコミュニケーションを取って欲しい』というスタンスだのようだ。


2021.9.28 『首相の任期』
人気の無い首相の任期がまもなくだ。あれこれ万策を尽くしたが彼の手法は現代的ではなく、 広く国民に受け入れられなかったということだ。 人事を握った強大な権力を手中にはしたものの、時代が求める宰相の姿には程遠く、 広く国民や自民党内の支持を得られなかった。 阿部さんのような立て板に水のごとく、嘘八百も含めてペラペラしゃべるわけでもないのに、 そのスタイルを似せて、官房長官時代に築いた権力をそのまま踏襲した政治姿勢は時代に合わなかった。 4人が立候補した総裁選を見るように、複数の人が自らの政策を国民に分かりやすく語り掛けねばならないのだ。 明日の選挙では誰が総裁になるかわからないが、論戦で公約したことは、 翻すことなく実行して欲しいし、何よりも国民に分かりやすい、国民に寄り添ったの政治を実現して欲しいものだ。 併せて失せた政治への信頼を早期に回復して欲しい。それにしても、 野党の与党にただ反論して揚げ足取りをする情けない姿勢が、自民党の一強を許している。 慢心した自民党をぎゃふんと言わせて欲しい、なんて要求するには、あまりにも弱体で心許ない。


2021.9.27 『SHOタイム』
アメリカで活躍する大谷翔平選手、すごい記録に挑んでいる。米国の国民的スポーツで活躍するとあって、地元の野球人気に 拍車をかけている。彼の試合を見たくて多くの日本人が現地で日本語のプラカードを持って応援している姿が映像で流れる。 2刀流で勝負する常識を破ることが、アメリカでも通用することを彼の能力とパワーが証明した。 休養日無しでそんなに出場し続けて大丈夫か?と心配になったりする。 彼を見抜いて育てた日本ハムの栗山監督はすごい人だと思う。育てて、惜しげも無くアメリカに彼を挑戦させた。 今やSHOタイムとして米国のアナウンサーに紹介され、その通りの成績を確実に残している。 投げる、打つ、走る、それにファンサービス、礼儀などどこで切り取っても絵になる。 盗塁などは、失敗することも多いが果敢にトライするひたむきな、チームに貢献しようという精神が感動を呼ぶ。 この選手はどこまで記録を作ってくれるのだろう、楽しみだ。 そろそろ結婚適齢期、いいお嫁さんを探して家庭を持ったら、もっと強くなるだろう。なんて余計な心配をしている。


2021.9.26 『ラジオ体操』
朝6時半、NHKラジオ第一で始まるラジオ体操、ここ5年くらい欠かさず続けている。運動量は、筋トレやジョギングほど、 激しくはないが、続けていると何となく体調が良い気がする。 さまざまな部位の運動が組み合わされて、日ごろ動かなさい筋肉が適度に動くからなのだろうか。 自宅以外に居ても、どこでも実行している。今はスマホでラジコが聞けるから、どんな場所に居ても放送が受信できる。 ドライブ中だったら、適当なところに車を停めて行う。先日は岩手山に昇っている途中、2合目の山道でやった。 3人くらいの登山者が体操の最中に通過して行った。 ところで、この体操、実は3代目だそうだ。1代目は元気な号令をかけながら行なうので、戦後GHQから煙たがられて禁止の通告。 代って制作した2代目は動きが複雑で人気が出ず、今の3代目がつくられたそうだ。制作者は茨城県日立市出身のオリンピック選手、遠山喜一郎氏。昭和30年代に爆発的に人気を得たのだそうだ。遠山氏は「富士山はすそ野が広いから美しい。 ラジオ体操も同じだ」ということばを残しているそうだ。国民的な体操にしたいという希望が有ったのだろう。 毎日やっていて思う。若い人から高齢者まで楽しく続けられる合理的な運動の組み合わせと適度な運動量だ。


2021.9.25 『デジタル・デトックス』
SNSでの情報交換全盛の時代、テレビの視聴率が低迷、映像はYOUTUBEで、買い物はショッピングサイトで、 ということでスマホ1台でなんでもできる時代だ。 人々のスマホへの依存がどんどん増える。片時も話すことができない。家のカギの次に大事なもの、という人が多い。 最初は電車やバスの待ち時間や、 乗車中スキマの時間を埋める程度だったが、歩きスマホになり、スキマ時間どころか、積極的にスマホにタッチする時間を増やし、 スマホを見る時間が増える傾向。1日4時間も使っている、なんて人がザラに居る。こういったスマホ依存の生活でいいのだろうか、 という人たちが増えている。
ならスマホを身から遠ざけ、スマホが無い生活を“体験”してみようという企画があちこちで行われている。 「デジタル・デトックス」というイベントを実施、参加者を集めている。会場は、街中の生涯学習センターだったり、 大自然の中だったり、主催者がいろいろ考える。会場に行くと、まずスマホを“没収”される。 スマホが無い環境下で、他の人とコミュニケーションする、地図で場所を確認する、時刻表で電車の時間を確認する、 財布からお金を出して買い物、空を見上げて天気を予想する、周囲の空気、音、臭い、風、などを感じる。 バーチャルではない、現実の感触を感じる。参加者は、これらを妙に新鮮に感じるという。こういうことでもしなければ、 人間本来の現実的な感覚を取り戻せない、悲しい時代だ。


2021.9.24 『秋の味覚』
昨日、さつまいもを掘ってみた。大きさがちょうど良い感じ。ツル返ししてもいい頃になった。掘ったものは、早速天ぷらにして食べてみた。 ほくほくして甘い採りたての秋の味。ビールは“秋味”のブランド。秋分の日を過ぎ、秋の味覚がさまざまに楽しめる時期になって来た。 我が家の菜園は夏野菜が終わって、秋野菜用の畝づくり、種まき作業をしている。だいこん、人参、葉物、 白菜やキャベツやレタスの植えつけ、玉ねぎの種蒔きを終えた。これから収穫するものは、 さつまいもの他、長芋、里芋、菊芋などの芋類、落花生、食用菊、大豆などがある。これらは、収穫だけでなく、乾燥や保存などの ひと手間が必要だ。落花生などは乾燥させたあと、殻を剥き、フライパンで煎って保存するまでの作業が結構な時間となる。 おいしいものを食べるためには、時間を厭わないでコツコツやることが大事になる。

フライパンで煎った落花生です。




2021.9.23 『月がとっても青いから』
前日の岩手山登山のあと、車中で1泊し、朝の4時半に八幡平に向かった。前日は中秋の満月で、美しい月を眺めることが出来た。 八幡平に向かうアスピーテラインの左側に、登った岩手山が見える。月が山の右側に光っている。美しい光景だった。 満月-早朝-雲一つない空、がミックスして幻想的な光景。またと見る事は無いだろう。
「♪月がとっても青いから〜」の歌が有るが、何で青いの?と不思議に思うが、この写真を見ると、その訳がわかる。

岩手山と満月の月




2021.9.22 『東北の山は紅葉』
シルバー週間、コロナ第5波で家に籠っていなければならないのだが、どうしても山に行きたい思いで、行ってしまった。 自宅から600キロ、岩手富士と言われる岩手山。盛岡側から見ると、富士山のような山容の美しい山だ。 登山口から2013Mの頂上まで標高差1600メートル。山頂まで4時間の、比較的急峻な山道だった。 すでに紅葉が始まっており、秋の快晴に恵まれていい汗をかき、美しい紅葉を堪能した。

岩手山の紅葉です 岩手山の紅葉です




2021.9.21 『池袋暴走事故』
2019年、池袋で高齢者の運転する乗用車が暴走、母と子の2人が死亡、9人が重軽傷という、痛ましい事故が有った。 逮捕された87歳の老人がブレーキとアクセルの踏み間違いをした結果の悲惨な事故だった。 ところがこの老人、車がおかしかった、と自身の罪を認めないで裁判に持って行った。 2審で有罪の判決を受け、裁判長から、罪を認め、悔い改め、人間として…とこれ以上ないという叱責の判決文をもらった。 控訴するムードだったが、先週一転して控訴しないこととなった。 マスコミはこの老人のことを『元通商産業省工業技術院長の飯塚幸三被告』と言ったり書いたりしている。 この老人が元お役所の偉い人だった、というのだが、今はフツーの高齢者なのに、何でこんな放送や書き方をするかが疑問だ。 ある意味の差別ではないかとさえ思う。元八百屋のご主人だったら、『元〇〇青果店経営の△さん』なんて書かないだろう。 それはともかくとして、自身の非を認めず、車のせいにしてしまう神経がよくわからない。 こういう非人間的な人もいるんだ、とあきれてしまう。90歳になったこの老人、禁固5年の間に罪を償って欲しい。 裁判が結審しても、亡くなられた奥さんと幼い女の子は、ご主人のところには戻って来ない。


2021.9.20 『槍ヶ岳で落石』
北アルプスの槍ヶ岳(標高3、190メートル)で昨日山頂付近の落石が有った。岐阜県と長野県のあたりで相次いで発生している地震 が影響したものらしい。登山者には怪我が無かったようだが、この落石で6人が身動きできなくなっており、今日ヘリで救出作業が 成されるようだ。槍ヶ岳は、山頂が槍のようにとんがった美しい山で、今は紅葉が始まったばかり。シルバーウィークも重なり、 登山者が増える時期だ。筆者は15年前に登頂している。 現役の頃で元気が有ったので、かなりの強行軍で踏破した思い出の山だ。
6人の方々が無事に救出されるのを祈りたい。


2021.9.19 『外来生物』
家の前に用水路が有る。ここにアメリカザリガニが多く生息、近所の子どもたちのザリガニ獲りを見かける。 用水路には在来の生物も多く住んでいるはずだが、アメリカザリガニの繁殖力がすごいので、 多くは駆逐されて残っていなそうな雰囲気だ。繁殖力が有るということは、彼らの食料もまた大量に必要ということだから、 生存競争で在来種が負けてしまう。こういった現象は、生物のみならず、植物でも同じらしい。 生命力のあるほうが勝ってしまう、というのは、これから原野を黄色に染めるセイタカアワダチソウだ。 黄色の色味はいいが、これがあっと言う間に大きくなり、テリトリーが広がってしまう。 これらの外来生物や植物を各地で駆逐しようという作戦が広げられているようだ。 生物が増える原因のひとつが、ペットとして飼っていたものを違法に放流する行為があるようだ。 買うのに飽きた人が安易に川や湖に放すと、やっかいなことになる。ブラックバスやアカウミガメなど、 人間の勝手な行動から手の付けられない状況になった例が多いという。


2021.9.18 『六方良し』 今日は宝くじの日
三方良し、というのは、近江商人の商売哲学。今風に言えば、ビジネスポリシーとなるだろうか。即ち、 「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」、売る方も買う方も満足する商売をすれば、世の中みんなが良くなる、 というWin-Winの関係を説いた江戸時代の商売哲学だ。近江商人はこの哲学で販路を全国に拡大して行った。 今、この3方良しに更に3つの要素を加えた「六方良し」を提案するのは、経営エッセイストの藻谷良枝さん。 「作り手良し」「地球良し」「未来良し」の3つを加える。この3つを加えると、 SDGsの考え方に 近くなって来る。経営の概念だけでなく、持続的な社会づくりの礎になり、現代的なテーマに近くなるのだ。 世の中の経営者や為政者がすべて六方良しの考え方で行動して欲しいものだ。


2021.9.17 『迷走台風』 今日はモノレール開業記念日
台風14号が迷走、一昨日は夜の天気予報で、「温帯低気圧に変わります」と言っていたのだが、 昨日朝の予報では「勢力を盛り返し、台風のまま日本を縦断する見込み」と最悪のシナリオに変わった。 九州・中国・四国・近畿・中部・関東など広範囲に豪雨の予報、また水害や土砂崩れが心配される事態になった。 この迷走台風、今までの経験値が全く役に立たない進路をたどり、侮れない。 気象庁など、予報を担当する方々も気の抜けない日々、進路に当たる住民も災害の怖さに直面する。温暖化の影響で、 気象現象の変化が激しくなって来た。まだまだ台風発生が続く季節、緊張が続く。


2021.9.16 『読書の秋』 今日はハイビジョンの日
読書の秋、市の図書館に行ってブラブラ、ブラウジングして行きあたった本を借りて来るのが楽しみだったが、 コロナ第5波の影響で休館になっている。今月一杯は休館の予定だ。これができないので、パソコンのマイページで“予約”、 予約本の受け取りと返却サービスはやってくれているので、助かる。 パソコンで本のジャンルや作家名で検索すると、予約可能かどうかを教えてくれ、“予約”を入力すれば、 「取置きできました」と返信があるので、借りに出かける、という具合だ。 折から外出自粛の身なので、本が読める時間がたっぷりある。今、山本一力の時代小説にはまっている。江戸の街を描いた 情緒あふれる筆運びが心地よい。読書の秋、気候もちょうどいいが、朝食前の早朝読書が最高だ。


2021.9.15 『プライベートブランド』 今日は老人の日
コンビニ大手3社は自社ブランドの飲料、菓子、パン、アイスクリーム、スイーツなど、 自社のロゴが入ったプライベートブランドという自社オリジナル商品の品ぞろえが多い。自社の主張を盛り込んだ製品を開発し、 製造メーカーに委託生産をする。パン類などは、Yパンが製造したものが3社のプライベートブランドとしてそれぞれに納品、 おそらく出荷量も相当な数になるだろう。購入した時に、商品の裏に記載されているのを見ると、興味深い。 こういったプライベートブランドが、新進のショップが売りにしていて、人気が上がっているものがある。 例えば「ワークマン」、もともとは国道沿いに有る作業服の専門店だったが、最近はアパレルメーカーと同じような品揃えで、 特徴を出している。「無印良品」は、会社のネーミングからして安いものを訳ありで販売しているようなイメージだが、 決してそうではない。オリジナルな商品をたくさん陳列している。従来メーカーや販売会社に無かった展開力がすごい。、


2021.9.14 『きんもくせい』 今日はお寺の日(毎月第二土曜日)
3日ほど前からきんもくせいの香りが漂って来た。我が家は玄関前に3Mほどの金木犀がある。朝、玄関を出た時のいい香りは、 季節を感じさせてくれる。暑い暑い、と思っていたこの夏、35度を超える日が有ったなど、 過ぎてみれば信じられない涼しさに変わっている。今年は栗を食べた、梨を食べた、落花生も食べた、味覚の秋を早めに堪能したが、 これから本格的な秋が始まる。5時に起きているが、少しずつ暗くなって、日の出が遅くなっているのを感じる。 夕方5時を過ぎると暗くなって来る。もうすぐ“つるべ落とし”の夕陽に変わって来る。秋蒔きの野菜、白菜・キャベツ・ブロッコリー・ レタスなども植えて秋の収穫の準備を終えた。コロナ禍でも季節は確実に廻って来る。



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