きょうの気になるワード(ちゅうさん流の解釈)
タイパ=タイムパフォーマンスの省略形。コスパ=コストパフォーマンスをもじっての造語だ。 最近タイパのために、YouTubeやテレビドラマを早回しして見る人が居る、というのを聞いたことがある。 タイパのために、DL(ディズニーランド)が始めた有料サービスが、 待ち時間なしにアトラクションに入れる有料優先チケット。 待つ代わりに2千円を払って、すぐに入場できる。これがなかなかの人気らしい。 最近のDLはコロナ禍を経て入場者が減っているが、こういったサービス収入で、 一人当たりの売上高が伸長しているそうだ。新しいビジネスはいいが、入場者の財布が気になる。
一期一会は茶道を起源とする出会いの言葉、それをアレンジした一歩一会という言葉に出会った。 なるほど、ウォーキングしているとさまざまな人に出会う。いつも同じ時間帯に、決まったコースを歩いていると、 だいたい同じ地点で同じ人に会ったりする。急にその人に会わなくなると、 「どうしたのかなぁ、体調でも崩していないかな」などと気になったりする。どこの誰かもわからないが、 同じウォーキングを通して相手との出会いに、心がポカポカする。 これが一歩一会なのかな、と想像する。
エンゼルスのホームランセレモニー、昨年は打った人がベンチに帰るとカウボーイハットをかぶって、 仲間から祝福を受ける、というものだった。今年登場したのは武将が被る兜、大谷選手の発案らしいが、 4月10日のブルージェイス戦で大谷選手が菊池投手からアーチ、兜セレモニーを受けた。 鹿児島県薩摩川内市の兜製造工房が制作、30万円もするものだそうだ。メーカーには、 エンゼルスにあやかっての注文もボチボチ有るそうだ。
航空燃料をサラダオイルから精製する試みが SAF。 大手回転寿司チェーンのスシローが廃食油を集めてSAF製造に供給することを発表した。 年間に90万リットルを回収するという。 ジェット燃料を石油からつくるよりも二酸化炭素の排出量が少ないSAF。今は1%が国産、 政府は2030年までに、国内消費の10%にする目標だそうだ。
エマニュエル米国駐日大使が内外情勢調査会という場所で講演した。ここで発言したことが、 「同性婚か異性婚かではなく、結婚だ」ということば。 政府や自民党の考えが同性婚か異性婚かを議論している事に対し、発言したようだが、 「日本国憲法は差別に対しては、明確に反対する国家だ」と前置きして、結婚ということばで、 本人の人権を確保しようという趣旨だったのだろうか。しかし、男女が結婚しないと子どもは生まれない。 少子化の決定打は子どもを産むこと、人権に配慮しながら、結婚する人を増やしていくことが課題だ。
2月19日に話題にしたチャットGPT、その社会への影響が賛否別れ、話題性がどんどん増している。 4月10日には岸田総理が開発企業の役員と会談する、という異例の対応、4月11日には西村経済再生大臣が、 国会の答弁作成などの効率化が図れる、積極的に活用を、などと前のめりな発言をした。 オープンAI社のサム・アルトマンCEOは、日本国内では100万人以上がチャットGPRを使用している、 とのことで、日本法人を設立するという。
PFAS:有機フッ素化合物 の汚染が国内各地で起きている。 家庭菜園をしていた畑から国の基準の400倍以上が検出、家庭菜園をあきらめた関西の人。 どうも近くの空調機器メーカーの工場が使う、フッ素化合物が影響しているのではないか、との疑念。 PFASの一部に有害性がわかったのが2000年だそうだが、この化合物の血中濃度が高いと、 腎臓がん、乳児・胎児の発育低下、資質異常症、抗体反応の低下などの影響があるという。 2016年沖縄で汚染源が米軍基地ではないか、複数の基地で米軍が使う泡消火剤にPFASが含まれる。 多摩地区では37箇所の地下水で問題が出た。東京の上水道施設の2か所で国の基準を大きく上回った 米軍横田基地周辺の地下水が影響しているのではないかという疑問。怖い存在のPFAS、 水道水、農産物、海産物への影響が無いか徹底した調査が必要だ。
上水道の管轄は厚生労働省、下水道の管轄は国土交通省だそうだ。知らなかったことをラジオで知った。 厚生労働省が水道を管轄したのには訳が有って、明治20年に横浜で初めて上水道が始まった時に、 港湾から疫病を防ぐために水問題を考えた時の管轄が厚生労働省の前身、厚生省だったことに始まるそうだ。 一方、下水道は第二次大戦以降急激に国内で拡大したが、国土交通省の前身、建設省が管轄した。2024年からは、 この管轄が国土交通省に一本化されることになっているそうだ。建設・メンテナンス・ 災害時の対応などが効率的に行われ、経費の効率化も行われるだろう。
中高年の転職、特に人生100年時代を生き抜くためのハウツーをテレビでやっていた。 日本人には転職はあまり馴染みが無く、採用されたら、その企業や団体で定年を迎える、という感覚だが、 最近の労働市場はそういったことに捕らわれないようだ。筆者も入社から定年まで同じ企業で働いた。 人生を豊かに、とか自身の能力開発のために、人生100年時代にあって、 自己のライフプランの中に転職と言うひとつの選択支をみつける、そのために40代、50代から備える、 ということのようだ。Will:やりたいこと、Can:できること、Must:企業や組織から求められること、 が必要だとか。自分の人生設計、生活設計をきちんと考えそこに転職を組み込むということなのだろう。
マイナンバーカードの普及率が、ポイント付与の効果が有って、人口割合の76%になったそうだ。 2兆円も使ってカード発行の普及をしたことの意味を考えてしまう。 具体的にそのカードが使えるシーンが無いからだ。 健康保険証として使おうにも、医療現場の対応の遅れでまだまだ使えない。免許証との一体化は2年後、 役所の手続きは相変わらずペーパーレスにならず、などカードを持った意味が不明なのに、 2万ポイントをもらって喜んだだけ、というばらまき政治に疑問を感じる。そして、 個人情報の管理がどこまで厳格に行われるかが心配だ。
岸田総理の肝いり政策、異次元の少子化対策の司令塔となる、子ども家庭庁が4月3日発足した。 子どもたちの代表、岸田総理などが参加してオープニングセレモニーが行われた。 具体的な子育て政策実現のためには、まず財源の確保が課題だという。 お金をばらまく政策ではなく、若い人たちが結婚して子どもを持つ、それが自身の幸せにつながる、 というムーブメントをつくり、具体的に子どもの数が増えるための政策を実現して欲しいものだ。
国内各地の空港は飛行制限時間が決められている。空港近隣の騒音規制によるものだが、 空港近くの民家にとっては、騒音による生活の圧迫は想像することができる。24時間発着可能な空港は、 国内に、羽田・新千歳・関西・那覇など6空港、それ以外の空港は、概ね朝の7時から23時くらいまでとなっている。 成田空港は朝の6時から0時までだ。国際空港が午前0時以降離着陸できないとなると、 空港会社からは敬遠されるかもしれない。利用者の便益と近隣住民への配慮、どっちを取るか、難しいところだが、 生活している人たちの人権のほうが重要だろう。
値上げラッシュ、今度は新聞代の値上げの知らせが記事として出ていた。すべてがネットでできる時代だが、 新聞はやはり、紙でなければいけない。朝ポストに入っている新聞を取って来て、おもむろに読む朝刊、 この味はデジタルではできない。パラパラめくりながら気になる記事を読む。 お気に入りのページに今日は何が出ているか、この醍醐味は紙でしかできない。 値上げされたとて、購読を辞める気持ちは無いが、 値上げラッシュはいいかげんにして欲しいものだ。
4月3日(月)は新年度初の月曜日、多くの企業で入社式が行われたようだ。 コロナ禍の3年間は一同に集まる形式ができず、新入社員を一同に集めた式典は4年ぶりとなったところが多い。 各社とも月並な式典ではなく、新入社員同士の懇親、先輩社員とのふれあい、製品への愛着を深める、 などの企画で思い出に残るものとする取り組みが多かったようだ。これから新人研修が行われ、 配属先の決定などが待っている。新人の活躍を祈念したい。
高齢者や肢体不自由な人の移動手段として、車いすを電動化した機器がさまざまに出て来た。 デザイン性に優れ、バッテリー機能も充実、軽量化した機器は20万円から50万円で売り出されている。 外出や移動をサポートする機器が豊富に出てくることはとてもいいことだ。外を走るわけだから、 交通事故など招かないようにすることも必要だから、広く市民の理解も必要なことだ。
文化庁が京都に移転した。首都東京が政治・経済・文化の中心となっていることから、 膨らみ続ける首都東京の機能分散を、という一環で実現したものだが、 本来は他の省庁も積極的に地方移転しなければならない。しかし、やはり東京にはすべての機能の中枢が 集まっていることから、なかなか難しい。文化庁でも、国会への説明やら中央省庁との会議には、 東京に出向くのに、出張代金が嵩むという。首都機能の分散は進むのだろうか。
「ぼくはアンパンマンを書き始めたとき、ヒットするなんて夢にも思わなかった。 ぼくはアンパンマンを書くために生まれ、アンパンマンミュージアムをつくるのが使命だったのかもしれない」 漫画家のやなせたかし(1919-2013)さんはアンパンマンのテーマソングへの答えとして語っている。
アンパンマンのテーマソング
なんのために生まれて
なんのために生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ
軍人として戦争を体験したやなせさんは、平和をいきることに注力した。「生きる」ことを真剣に考えたが、 幼児アニメのテーマソングにしてはこの詩の意味が重たい。 むしろおとうさん、おかあさんの世代に考えて欲しい。
来年の春から使われる小学校の教科書検定の結果が3月28日に発表された。それによると、 今までと大きく変わるのが、教科書の中にQRコードが印刷され、授業の補助教材として活用されることだ。 コロナ禍の対応として、全児童にタブレット端末が配備されているから、これを活用した施策となる。 例えば、国語の書写の授業では、書き順や筆使いなどをQRコードで読めば画面にそれが動画で出て来る、 といった具合。教科書会社では著作権の観点から、これらの映像を自前でオリジナル制作が必要、 とのことで、制作コストが上がったらしいが、各期的な仕組みとなることから、授業の効果が期待できる。
松江地検検事の指澤慶子(さしざわけいこ)さんが心に刻むのは「虚心坦懐」だそうだ。 スクールカウンセラーや児童相談所で働いていたが、36歳で一念発起、 法科大学院に進学。司法試験に合格したそうだ。虐待や性暴力などの社会問題を法律で解決したい、 という思いだったというからすごい。取り調べでも、相手の心に思いを寄せ、じっくりと話を聞くという。 「自分のものさしで相手をはからない、そうできているか自問自答をする毎日」という。 筆者もそうありたいと思うのだが。
「心が通じ合い、響きあえる人たちと出会うことは 私にとって何よりの喜びです。 人は人と出会うことで、ようやく何かが始まります。」
佐藤初音(さとうはつめ:1921-2016)さんのことばだ。
青森県の岩木山のふもとで、救いを求めて訪れる人たちの癒やしの場「森のイスキア」 を主宰した佐藤さんは、素朴な素材の味をそのままに戴く食の見直しにより、 からだから心の問題も改善していくことができる、と訴えた。
ふるさと納税の仕組みについては、賛否いろいろ議論があるが、すっかり生活に定着した感がある。 この制度を利用している人が周囲に大勢いる。人は誰でも自分にお得なことがあればその仕組みに乗って来る。 地域の活性化やNPOの育成などにも活用されていることから、メリットは計り知れない。 この仕組みを韓国でも実施しようとしている。日本の仕組みの欠点を補いながら、 過疎の地域を活性化するために活用するのだという。日本の文化が韓国で定着する、いいことだ。
決勝でアメリカに勝った瞬間のシーンは、何度見てもいい。あの時のTVの瞬間視聴率は47%台というから、 凄いことだ。選手たちは帰国、記者会見が放映され、村上や佐々木など若い選手は、 3年後の出場を見据えた発言をしていた。米国に残ったメジャー選手は、開幕戦に向けてトレーニングに入った。 大谷がヌートバーに、身に付けていた腕時計を気前よくあげた、なんていうニュースもあった。 オープン戦などではWBC出場選手たちには、アナウンサーが「WBC出場の〇〇選手」のように紹介し、 1枚格が違う印象を与える。
栗山監督のチームマネジメントの凄さが、多方面で語られている。
これからもさまざまに、優勝までの経緯やエピソードが語り継がれて行くことだろう。
ドラッグストア大手のウエルシアは、2026年までたばこ販売を終了する、と発表した。 そもそも、ドラッグストアでタバコを販売するなんて、なんか矛盾するビジネスだ。 タバコ販売は、売上高の1.5%を占めていたというから、損益に一定の影響が出るようだ。 しかし、社会的な影響を考えるのもビジネス。いいことだ。
コロナ禍が一段落して社会生活が元に戻りつつある中、3月22日、 国土交通省から発表された全国の地価公示価格が、昨年に続き上昇している。 地価が上がれば投機をしている人は喜ぶ。固定資産税を払う人は悩ましい。 1987年から1991年までのバブル景気、一般の人々が好景気を実感、不動産価格の上昇、株価の急上昇、 など、社会全体が今までにない好景気を実感した時期が有った。今は信じられない出来事だった。
上野公園の夜桜、TVニュースで見たが、見事だった。3年間コロナで封印していた桜の下の宴会が解禁、 多くの人が楽しんでいた。
桜前線、北関東を北上中だ。南北に長い日本列島、桜前線を追いかける旅も楽しい。桜は日本人のシンボル、 ついカメラを向けてしまう。レンズの向きを変えながら画面構図を見てアングルを決める瞬間がたまらない。 桜のバックに青空、桜の向こうに水面があったりすると、興奮だ。
写真は昨年の福島の三春の滝桜。 樹齢1000年と言われ、国の天然記念物となっている。 菜の花の向こうの枝垂れ桜、入場料が掛かるが見ごたえがある。
日本列島桜前線が人々に幸せを届ける。
人生100年時代とよく言われるようになって、ほんとうにその時代を見据えた生き方が問われるようになって来た。 マスコミでは人生100年時代の経済・健康・趣味・社会貢献などが特集され、ハウツーものの本も多く出版されている。 先日もわが市で人生100年時代のシンポジウムがあり、筆者もシンポジストとして参加して来た。 ここで問題になるのが、生き方のギアチェンジだ。自身のライフプランの流れで、 いつ、どのタイミングでギアチェンジするかだ。現在の年齢から先を見て、ギアを3rdからTopへ、あるいはローに、 たまにはエンジンブレーキを使い、加速・減速の加減をすることだ。 それだけでは無い。健康が損ねられたり災害に遭ったり、不測の事態も考えられる。 なかなかプラン通りに行かないことが多いかもしれない。
サッカーのワールドカップに続くWBC優勝、日本列島がひとつになり、盛り上がった。 TVの視聴率もすごかった。国民がひとつになって熱狂する、などなかなか無い現代社会。 単純に、日本がどこそこに勝った負けたで熱狂できるスポーツイベントはわかりやすい。 できればこういった盛り上がりが、スポーツだけでなく、 政治・経済・文化・教育・科学・まちづくりなどでも大いに花開いて欲しいと願うのだが。 国民みんなが、で無くても、自治体や学校や企業などでもさまざまに作り出せたらいい。
誰かを推す、何か物事を推す、という推す活動を“推し活”という。 今その推し活が世の中の流れを変えることにもつながる大きなパワー、とのTV番組を見た。 驚いたのは、全国の施設特別養護老人施設(特養)で推し活が大きな力を発揮しているという映像。 「ははぁ、なるほど!」と妙に納得、そして感動だった。神戸の特養での話。 サッカー「ヴィッセル神戸」の試合が推し活対象。試合日には入所者がそろいのユニフォームを着用、 応援旗を持ち、テレビ観戦で応援する。拍手、旗振り、声出し、足踏みなどが自然に行われ、入所者の明るい表情、 一体感、熱のこもった歓声、これは通常の特養生活ではありえない雰囲気だった。 時々はボランティアに行く特養にも無い雰囲気。推し活の効用はすごい!
高校野球が熱戦を展開している。18日には開会式があった。例年はトーナメントの発表時から、 大きくマスコミで取り上げられ、どの選手が活躍するか、などが話題になるのに、今年はニュースが少ない。 WBC熱が日本列島を覆っているから無理もない。高校球児たちが少しかわいそうだ。 今WBCに出ている選手たちも高校野球育ちで、甲子園を沸かせた選手が多い。 少しはWBCの選手からエールが欲しい気がする。
春闘なることばは、賃上げが無い20年間は半ば形骸化していたことばだった。 1970年代から1980年代は春闘の時期になると、赤旗を掲げ、労使交渉で激論が交わされ、 国鉄(JR)は順法闘争なるものを仕掛け、会社ではストライキをし、 労使の攻防がすごかったのが懐かしい。その春闘が今年は俄然注目されている。 大手各企業は3%から4%のベア(ベースアップ)を要求の満額で獲得し、 給料が上がることが保障された。大手企業の妥結後は、中小企業、非正規労働者の賃上げだ。 大きく物価が上がっている現状では、大手以外は体力が持つかどうかが勝負だ。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が16日来日、大きな成果を残し、17日に帰国した。 大戦中の徴用工問題で冷え切っていた韓国との関係、ギクシャクした日韓関係を打開したいとの強い思いで来日した。 2011年以来となった訪問は、 韓国内では訪日に反対するデモ、徴用工問題・慰安婦問題で日本を糾弾する集会などが行われているが、 隣国同士が仲良くしないことには、変化の激しい国際情勢に対応できなくなってしまう。 アメリカもそれを望み、水面下で動いたに違いない。今回は大きく韓国が譲歩したように思うが、 これからの民間外交も含め、隣人との融和は不可欠なことだ。
点字ブロックは、日本人の三宅精一氏(故人)によって発明されたそうだ。1965年に考案・開発され、 2年後の1967年3月18日に、世界で初めて、岡山盲学校付近の交差点に敷設された。 これを記念して3月18日を点字ブロックの日とした。その後、東京都の道路局安全施設課がその安全性に着目し、 東京都で正式に採用されてから徐々に全国に広がっていったそうだ。 今では世界150か国で使われている日本発のユニバーサルデザインだ。 黄色いブロックに凹凸が付いたこのブロック、駅頭などでは心無い放置自転車に邪魔されてかわいそうだ。 北海道など積雪がある地域では冬は展示ブロックが役立たないという困ったことも。目の不自由な人たちの大きな武器、 これからも活躍し続けるだろう。
3月13日、57年前の静岡県で起きた殺人事件で死刑判決を下された袴田巌さんの再審が決定した。 今回の判決は、証拠品の信憑性、自白の信憑性に疑いが持たれるとした。 57年の月日はいったい何だったのだろうか。袴田さんは長期間の拘置をされて来た。 ご家族の方々は、周囲から受ける無言の圧力や日常生活での不平等に苦しんだに違いない。 再審決定に当たっては、証拠品の捏造も指摘されていることから、そうだとしたら、 捜査機関はひとりの人間を犯人に仕立てた責任を取らなければならない。 しかし、袴田さんの長期に渡って拘束された時間は戻って来ない。
3月13日、作家の大江健三郎さんが亡くなったとの報道が有った。ノーベル文学賞受賞者で、 多くの著作を世に送り出し、数々の市民運動に関わり、文化勲章の受賞を断り、自身の生き方を貫いた。 昭和20年から一代でイトーヨーカ堂を作り上げ、小売業でトップに立った伊藤雅俊さんがお亡くなりになられた。 セブンイレブン生みの親だ。俳優として活躍、自民党の参議院議員となり、数々の政党を渡り、 参議院議長を務めた淡島千景さんが亡くなった。 昭和の一時代を築いた方々がお亡くなりになると共に、昭和が遠くなるのを感じる。
米国と中国の国際的な存在感がジワジワと中国が優位に立つことが具体的になっている。 中国は経済力をバックボーンに国際的な競争力を強める。 宇宙開発などでの独自技術の投入や研究開発力の強化策、中国企業の国際的台頭。 それに対し、アメリカは同盟西側諸国との連携で、敵対する国に経済制裁や中国企業の締め出しなど、 力で圧力をかけ、自国有利に導く方法。中国は3月11日、サウジアラビアとイランの国交を話し合いで成立させた。 こういった機敏な動きで、従来の世界戦略方式を塗り替えようという中国の戦略だ。 習近平氏は近々ロシア訪問の計画、プーチンの心を武力以外で変え、ウクライナとの関係に良い方向性を 持たせることができたら、世界情勢が大きく変わるだろう。
自治会や町内会、生活に必要な機能なのだが、その担い手が居ないという状況に、 有名無実化して解散に追い込まれるところもあるようだ。役員の負担が偏っている、運営が不透明、 自治体からの仕事が多い、などなどの問題が顕在化している。自治会活動は、生活環境を暮らしやすいように、 整備して行くことだと思っているが、そもそもそういったことは自治体が税金でやってくれるものと思いがちだ。 防災活動や災害時の助け合い、こどもの見守りや防犯、ゴミ処理、高齢者の見守り、行政機関との橋渡し、 イベントなどで住民の交流、回覧板などで情報共有などどれも大事なことだ。“面倒だ”、“住民の高齢化” などで、自助・公助・共助の部分の共助に赤信号、大きな問題だ。
常識を破って行くには、誰かが新しいことに挑戦し、それを実績として目に見える形で残して行かなければならない。 3月9日のWBC日本対中国戦、大谷選手は4回を無失点で投げ抜き、大きな二塁打で2点を返した。 2戦目の10日韓国戦でもDHとして2本のヒットで確実な得点をたたき出した。 その表情には試合を楽しんでいる余裕さえ感じる。才能を見出して二刀流に挑戦させた、 当時の日本ハム監督、栗山監督の目の前で常識を変えた2人が呼吸していた。ものすごい場面を見られた。 今や二刀流はアメリカでは Two-Way として定着した。 アメリカからの大リーグ放送で日本語がポンポン出てくるが、常識破りの日本との懸け橋になっているのかもしれない。
私たちが無意識に使ってたり意識したりしていること、これは無意識のバイアス(偏見)という。 3月8日は、1977年に国連総会で議決された国際女性の日だった。8日の新聞広告には、6つの女子大が一面広告を出した。 看護婦→看護師、女優→俳優、OL→会社員、未亡人→故〇さんの妻、女医→医師、家政婦→家事代行、嫁・婿→子の妻・夫、 サラリーマン→ビジネスパーソン、保母→保育士、キーマン→キーパーソン、父兄→保護者、主人→夫…… 最近のメディア上で実際に変化して来た言葉たちだ。
日常生活で無意識に使っていることが多いことに気が付く。 今までは慣習で使っていたのだが、時代が変わっていることに対応しなければならないのだ。
12年前の午後2時46分、あの日あの時のことを毎年思い出す。自宅から100キロほど離れた神奈川県相模原市の工場で、 会議中テーブル上のコーヒーカップがカタカタ鳴った。揺れはなかなか止まらず、コーヒーがこぼれ落ち、 地鳴りが聞こえた。工場の従業員たちと一緒にグラウンドに避難した。震源地から300キロも離れているのに、 グラウンドに居てもしゃがみ込むような地鳴りと揺れだった。福島の人たちは怖かったに違いない。
しかし、そのあとの津波が押し寄せるなど思いもよらなかった。“帰宅難民”のことばは知っていたが、 自分がそういう立場になることなど考えも及ばなかった。地震、津波、原発災害と災害の連鎖が、 東北に襲いかかったことを朝になって知った。今日は、2万2千名強の死者・行方不明者を出したその日を偲び、 災害の備えに心を新たにする日だ。
会話の上手な人は良い人間関係をつくることができる。会話の要諦は、相手の言葉を巧みに受け止めて、 巧みに切り返すこと、相手に興味を持たせる話材を持っていること、相手を決して不愉快な気分にしないこと、 言葉の機能をうまく生かして、ユーモアや風刺を柔らかに表現できることだ。人並み優れた日本語力が必要なのだ。
河本信幹著・生きるための日本語力(明治書院)から。
ハイブリッド=複数の方式を組み合わせた工業製品、という意味がある。 ガソリンと電気の両方を使うエンジンのハイブリッド車が出て以来、使われる頻度が高い。
今度は、ハイブリッド建築というのが流行りの兆しだ。脱炭素、コスト削減が可能で、 耐火性能や耐震性能が優れていることから、大手ゼネコンなどが研究開発を急ぐ。 高層ビルに木材を使う建築方式、今のところコストが高いというのがネックのようだ。
自転車による交通事故が増えている。昨年1年間で3人が死亡、309人が重症というデータ。 その4割が歩道上での事故だという。 道路交通法では、自転車は通行可の標識がある所を除き、歩道を走ってはいけないことになっている。 自転車運転者は、道路交通法遵守の意識が無い場合が多いが、自転車の場合であっても信号無視・一時停止違反・ 飲酒運転などの取り締まりの対象になる。昨年1年間の交通事故のうち、 自転車が絡む事故が23%と高い割合を占めることから、今後違反に対するペナルティー強化など、 事故の抑止策が検討されることだろう。
お笑いの巨匠、明石家さんまさんは「生きているだけで丸儲け」が座右の銘だそうだ。 どんなことでもお笑いに変換して周囲を笑いの渦に巻き込む、巨匠のこのことばには、 さんまさんの人生で体験したことが背景にあるに違いない。そういう哲学があるから、 今のこの時を精一杯生きているのかもしれない。人生投げ出したくなる時もあるだろう。 でも、生きているから何かができるのだし、生きているから喜怒哀楽を謳歌し、 味わい深い時間を過ごせるのだ。
8日開幕するWBC。
第5回となる今回は20チームが出場、 開会前からマスメディアの注目度が大きい。 第1回、第2回を優勝している日本、今回のキーマンはダルビッシュ投手、大谷選手もアメリカから合流し、 多彩な顔ぶれで面白い試合が展開されるだろう。出場する日本のプロ野球選手たちは、 本場大リーグの選手たちと技の交流をし、今後のプレーに磨きをかけられるだろう。 栗山監督の采配も面白いものとなりそうだ。
車椅子テニスのオリンピックゴールドメダリスト、国枝慎吾さんが国民栄誉賞を受賞する。 3月17日に授賞式が行われる。国枝さんは車いすテニスの世界ランキング1位、数々の大会で優勝、 生涯グランドスラムという輝かしい戦歴をあげた。『車椅子テニスを福祉の延長として見て欲しくない、 スポーツとして認知して欲しい』という願いを体現して来た。 それゆえに今回の国民栄誉賞は意味の有る出来事だ。 『僕にとって車椅子は動くための道具、視力が悪い人がメガネをかけるのと同じなんです』 メガネをかける人を障がい者とは言わない。車椅子利用の人を障がい者という色眼鏡で見たらいけないのだ。
電話セールスが多い。家電(いえでん)は友人など知り合いからはほとんどかかって来ない。 セールス電話での面白いやりとり。
私「はい、〇〇です」
『ご主人さまでよろしかったでしょうか』
「ご主人のほうがよろしいのですか?」
『いえぇ、あのぉ、どなたでございましょうか』
「どなた様でいらっしゃいましょうか、が正しい言い方だよ」
『はい、どなた様でいらっしゃいましょうか』
「〇〇ですが」
『いえ、それはわかっているんですが』
「ご主人様は今外出中です」
『……(電話が切れる)』
落語のような会話、暇に任せて少し遊んでみた。敬語もろくに使えない電話セールスマン、 ビジネスマナーを勉強して出直して欲しい。
昨日は暖かい気候だった。気象予報士の方々はさくらの開花予想を話題にしていた。 2月1日以降の気温の積算が600度になると開花、という法則があるそうだ。 桜の花芽は開花前年の夏にでき、秋から冬にかけて、生長しないように休眠状態に入って年を越す。 充分に低温刺激を受けた後に気温がぐっと高まった段階で休眠から目覚める。ここ数日の気温が 高いことから、平年に比べて1週間ほど開花が早いようだ。
新型コロナの感染症法上の類型が5月8日から5類に移行される。いろいろな面で心配事が広がる。 感染した場合の措置法、ワクチンや診療の場合の有料化、濃厚接触者の外出や就業制限、 などなど当面は混乱が予測される。類型とは違うがマスク着用の判断も“個人の判断に委ねる”となって、 委ねられた個人も困ってしまう。傍目(はため)を気にするわれわれは、“とりあえず着用して、 周りが付けなかったら…”と様子見になるのだろうか。
新聞記事には、各地で行われている卒業式でマスクを外した卒業生たちの笑顔が掲載され、 「日常が還って来た」という歓迎の論調が目立つ。
3月3日は桃の節句だ。ひな祭りは各家庭で女の子が雛飾りを飾ってもらい、健やかな成長を願い、お祝いする。 我が家の雛飾りは、娘が使ったものが、今孫の所有となっている。段飾りをフルに飾ると、出したり収納したりに、 手間がかかる。そしてスペースを取る。最近は親王飾りだけとなっている。手間がかかるのがまたいいのでは、 と思うが、忙しい現在ではそうもいかない。
最近は各家庭で祝う行事ではなく、自治体などが商店街などで雛飾りイベントなどを行うのが流行りだ。 千葉県勝浦市では、3月3日までビッグひな祭り として、全国から寄贈されたひな人形を神社の60段の石段に1800体、大きな体育館いっぱいの大ひな壇飾り、 ひな人形の歴史展など、まさにビッグなひな祭りを開催している。
生きるためには、自分の中に性能の良いエンジンが必要だ。このエンジンが錆びつくことが無いように磨き、 常に適度な回転をするようにメンテナンスしておかねばならない。そしてここに入れる燃料がたいせつだ。 いい燃料は混じりっ気が無い自分用純正燃料だ。日ごろ蓄えた知識や経験値や人間関係、 家族や趣味なども燃焼効率が高い。作家の村上春樹さんは、自身のラジオ番組で「思い出をつくるのはすごく 大事なことなんです。思い出は燃料になるわけ。歳とってからこの燃料が有ると無いとでは人生のクオリティが 違って来るんです」と語っている。確かに!だ。作家はなんてうまい表現をするのだろう。
幸せとは何か、人のためとはどういうことか。やさしく誠実に語りかける作家、三浦綾子(1922-1999)エッセイ集から。
「どんなに忙しくても、1日に10分の時間を誰かのために割くことはできないか。 電話でもいい、葉書でもいい、その人のために祈るだけでもいい。要は小さな一歩から始め得るのではなかろうか」
誰かのために生きること、それはひとりの人間の最も大きな幸せだ。
昨日の話題、電力の値上げは、昨年から今年の1月までの“知らない間の値上げ”の話。電力各社は原子力発電を止められ、 火力発電の燃料費値上げ分を需要家に転嫁して来た。誰も反対の声を上げられない値上げだった。 ところが、今各電力会社から経済産業省に申請されている値上げは、家庭向け規制料金の値上げ. その項目の中に各社燃料費以外の広報費を含めているなどの実態がある、 と電取委(電力ガス取引監視等委員会)が審査で指摘している。 委員のひとりは、「言い訳の効かない値上げ、最大限努力しているか疑われる」と批判している。
いや~~、電気代が高い。2月からは政府の給付金が出たので、少し緩和されたが、1月の電気代は、 昨年と同じ使用量で約1.8倍の金額。びっくりしてしまった。 各電力会社の値上げ申請の認可確認作業が行われているが、我が家では暖房費を切り詰めたり、待機電力の削減をしたり、 電力利用を早朝や夕方などの安い時間帯にしたり、いろいろ工夫してこれ以上は無理、と思っても高額請求になる。 電力需要のひっ迫に伴って原子力の利用が本格的になって行く予想だが、これも将来の地球に重い課題を残す。 電気の需要があるから発電量を増やさねば、は通用しないという方針を貫きたいものだ。
気球を戦闘機で撃ち落とす、など今までの世界では考えられないことだった。にわかにアメリカやカナダで 起こっていることを日本でもやろう、という拙速な発想。いかがなもんだろう。 今までに正体不明の気球目撃は有ったが、特に大きな問題になることもなく、UFO論議くらいの軽いものだった。 ところが、米国の気球事件以来今までの気球は中国のものだった、など突然正体がわかったようなことを言い、 撃墜できるように法改正しようという動き、このような戦時体制のような敵か味方かで議論ができる今の国際情勢、 おかしい。隣人と仲良く思いやりを持って暮らそう、ではなく隣の家の木から落ちた枯れ葉は迷惑とばかりに、 相手に挑戦的な抗議や仕返しをするやり方は、いい結果を生まない。
国の異次元の子育て支援策がどうも見えて来ない。育児休暇をとった母親にリスキリング、などと流行り言葉を使って 批判を浴びたり、給付金の所得制限について今までの方針を変えたり、東京都知事の国の施策を超える政策実施など、 右往左往する国の議論の間隙を縫って、地方政治の施策アピール合戦がすごい。春の統一地方選挙を睨んだアピールなのだが、 どれも金のばらまき色で、財源の心配だったり、一過性のもので、とても政策とは言い難いものばかり。 まずは子どもを増やす政策、若者が結婚に夢を抱き、子どもを持つことを糧にできるような施策は皆無だ。 知恵の使いどころなのだが。。 すでに生んだ子供に支援するのは重要だが、これから生む環境を整備することのほうがもっと重要なはずだ。
政府が日本列島の島の数を数え直したそうだ。その結果、これまで公表されていた数が倍になり、1万4,125となった。 と2月14日に発表した。今までは6,852島(1987年海上保安庁公表)という正式データだったので、2倍以上となった。 国土地理院が近く公式発表するという。島の定義は国連海洋法条約で決まっているのだそうだが、 今回は地図の電子化が進んだことにより、コンピュータで詳細が把握できたものだそうだ。 領海に影響することは無いということなので、国際問題には発展しないらしい。
卵=チアシード+水か豆腐、牛乳=豆乳かアーモンドミルク、バター=オリーブオイルかココナツオイルか豆乳+レモン。 という具合に、肉や魚、卵や乳製品、はちみつなどを食べず、シルクやウール、皮などの動物性の素材を身につけない、 といった暮らしをする人をビーガンと言う。動物性のものを活用しないことで、地球環境に負荷をかけない、 畜産業によって環境を壊さない、穀物の飼料化を防ぎ、食料問題を克服できること、などのメリットが有るとされる。 無理にビーガン食にシフトするのは大変、少しでも普段の生活にビーガン指向をすることが大切なようだ。
トルコとシリアで起こった大地震、死者4万人以上という未曽有の被害を出した。更に被害者の数が増える予想だ。 現地は福島くらいの緯度だから寒い日が続いている。あまりにも大きな被害に、支援の手が届かない状況のようだ。 国際支援の活動や一般募金の活動が活発に行われている。日本の救助チームが帰国したが、寒い中重機などの機材不足、 、軟弱な建物での二次災害の危険、シリアでは内戦下の災害復旧という難題を抱えているようだ。 地震から200時間以上経過して救助される人も居た。さまざまな国際的な支援に日本も力を発揮しなければならないが、 東海地震なども、確率的に予測されている中、第惨事が起こらないことを祈るだけだ。
GPT=Generative Pretrained Transformerの略だ。和訳すると、“事前学習翻訳生成”となる。 新しい概念なので、こんな和訳で理解するしかないが、コンピュータが持つ数億のパラメータを使用して、 要求された課題に対して文章生成で答えてくれる、というもの。 例えば、「地震災害への対応」とリクエストした場合、AIの持っている言語をフル動員して論文調の文章を生成。 “地球環境保護”とリクエストした場合、その現状と対応、将来について論文を生成してくれる、というもの。 あたかも人が考察して書いたもののような出来栄えだという。新しい言語モデルとして注目を集めている。 功罪いろいろあるようだが、学生の卒論で引用され、 同じような卒論がたくさん、とか学界の論文で同じトーンのものがたくさん、などありそうだ。 AIは人間が適切なコントロールを間違えると、ミスジャッジにつながることがある怖い存在だ。
魚介類に寄生するアニサキス、海の幸を生で食べることが多い我々日本人にとって、悩ましい問題となっている。 この寄生虫に侵されると、食後数時間後、激しい腹痛や吐き気に襲われるという。国立感染研究所のまとめでは、 年平均2万人が感染しているという。流通品を調べた結果、生きたアニサキスは、サバの切り身からは多数発見、 普通の刺身からはほぼ見つからなかったそうだ。市販のシメサバなどは冷凍処理されていて、 食中毒のリスクは少ないという。
スイカ(JR東日本が発行するプリペイドカード)、テレカ(もうほとんど活用される場面が無くなったテレフォンカード)、 は聞いたことがあるが、トレカは余り聞かない。トレーディングカードの略称だ。ゲーム用のカードで、 2人でゲームをしながらトレード(交換)する。アニメのキャラクターやタレントやスポーツ選手などがカードに印刷されている。 このカードが希少価値になって、1枚が数万~数千万円になっているものも有るという。 これを金儲けの対象として投資している人が増えたという。1枚の紙のカードがこういう投資対象になるという現実。 わからないものだ。
昨日は警察における犯罪捜査について触れたが、彼らはわれわれの安心安全を守ってくれている。
今日の話題は警察官の犯罪について、だ。2月9日に警察庁から発表されたデータによると、 昨年1年間に懲戒処分を受けた警察官は276人(前年比+76人)、過去最高の件数だったそうだ。 その内訳は、異性関係93人(前年+34人)、窃盗・詐欺・横領40人(+10人)、交通事故・違反 29人(+6人)となっている。法の番人の警察官が法を犯すのは、有ってはならない。ニュースで、警察官が盗撮、ちかん、 警察官が飲酒運転、ひき逃げ事故、警察官が万引き、盗み、など流れると、イラっとするのは筆者だけではないだろう。
凶悪な犯罪を海外からコントロールしていた悪人たちが日本に送還されて来た。顔をみれば悪人であることがわかる。 チリのような小ささでもいいから、情のある感じが欲しいが、悪に染まった彼らにはその片鱗が見られない。 これから警察は威信をかけて捜査を行うと思うが、数台のスマホから消去されたデータを技術で抽出し、それを解析し、 犯罪の全容解明につなげる途方もない作業が待っている。前代未聞の犯罪を解明することで、類似犯行を防がねばならない。 それにしても、スマホの利便性をあくどいことに使った奴らが、もし別のところに頭を使ってくれたら、と思うのだが。 フィリピン大統領訪日を前にしての彼らの送還は、警察の捜査には実にいいタイミングだった。
春の話題の翌日は、春特有のいや~な症状、花粉症の話。昨日のニュースで都内で花粉が飛び始めた、 という話題が有った。敏感な人は2月の初めからシクシクしていたが、今年は飛散量が多いという。 症状に悩む人には、飛び始めた、と聞いただけでムズムズして来るだろう。筆者は今のところ何ともない。 田舎の杉林の中で育った筆者は、子どもの頃花粉症など聞いたことが無い。気候、周囲の環境条件、 食事、生活スタイルなどの現代的な変化が花粉症患者を増やしているのではないだろうか。
関東地方は各地で梅の花が咲き始め、蝋梅が良い香りを放ち、スイセンが咲き出した。2月4日の立春を過ぎて、 春の気配がひたひたとやって来ている。春を感じる3つの要素、というのを気象キャスターが話題にしていた。 1に暦、立春はひとつの目印。2に気温、15度くらいになるとポカポカ感を感じる。3に光だそうだ。 何となく陽光にやわらかさを感じ、太陽が高くなってきている。 日の出の時刻が正月の頃に比べると20分くらい早くなっている。陽が沈むのも少しずつ遅くなっている。 光から春を感じる…。日本人の繊細なところだ。
物価高の影響を受け、少しでも安い商品を手に入れようとする消費者、生産する人たちが抱えるロス商品を、 何とか生かしたいと思う人、双方のマッチング活動が盛んになって来た。 “訳あり商品”として販売するのは、食品、衣類、雑貨など、その品数が多くなって来た。 大手の通販サイトで扱っているのを見るだけでも面白い。 食品では農作物が多い。野菜などを市場に出すには、農協などが決めたサイズや色の決まり事が多いが、 これは味ではなく、見た目の美しさの基準だ。この基準に合わないものは今までは農家で廃棄処分していた。 これを訳ありとして安価で販売、食料ロスの問題解決にもなっている。訳ありの掘り出し物、いっぱいある。
1月末から2月にかけて長野県のあちこちで、バックカントリースキーによる遭難や雪崩事故で、 捜索隊が出動する事態があった。外国人の遭難が多かった。日本のパウダースノーを求めて外国人のスキーヤーが 多く訪れているそうだが、そういう人がゲレンデ以外の危険区域に出入りすることが問題だ。 “バックカントリー”という響きの良いことばにも問題ありではないかと筆者は思う。 要は“危険区域滑走”ということなので、呼称を変えたほうがいい。一端遭難したら、 雪山を歩く人のような装備や食料を持っていないし、十分な防寒対策をしていないから、危険極まりない。
有機フッ素化合物の総称をPFAS(ピ~ファス)というそうだ。環境中の生き物の身体の中に長く残り、 地球規模で汚染が問題になっている。発がん性やさまざまな健康への影響が懸念、という特徴があって、 世の中に4700種類以上ある。われわれの身の周りには、熱に強く水や油を弾く性質があるので、 フライパン、防水加工の衣類、洗剤、泡消火剤、カーペットなどに使われている。 われわれは、生活に便利な製品の陰で、知らないうちにこういった影響を受けているかもしれない。
岸田総理が1月29日の国会答弁で話したリスキリングがネットを騒がしている。 子育て支援の答弁の中で、女性の育児休職後の課題について、「リスキリング」という耳障りの良い発言をした。 この耳障りの良い英語が多くの方々に耳障りの悪い意味で伝わった。“新たにリスキリングまでして子育て中の人が 新しいい仕事などできるわけないだろう、分かっていない”という受け止めをされた。 まったくその通り、このような場で軽く言って欲しくない言葉だ。
しかし、このリスキリング、企業の中では人材の育成をして雇用難を解決したり、 新規ビジネスの創造のために活用しているという。中にはパートタイマーがリスキリングをしてIT関係の個人事業主となり、 成功している事例もあるそうだ。
外国産野菜を買わない人がいる。国産のほうが安全だから…という考え方だと思う。ところが、 国内で栽培される野菜の種の90%(2016年の財務省貿易統計)が海外から輸入されていることは余り知られていない。 国内の育種業者が少ないこと、日本の気候よりも海外の温帯地域の気候のほうが採種に向いているということらしい。 このことをよく考えると、食料自給率を上げることも大切ながら、採種の率を上げないと、食料自給にとって、 大きな問題になるということだ。因みに輸入している国は金額順に、1位チリ(38.7億円)、2位アメリカ(24.6億円)、 3位イタリア(15.4億円)、4位中国(14.2億円)、5位南アフリカ(3.8億円)の順だ。
昨年売り出された東京・神奈川・千葉・埼玉の新築マンションの価格は、昨年比+0.4%の6,288万円だったそうだ。 4年連続の値上がりで、過去最高記録は2年連続という。実はマンション価格が上がっているが、 郊外でも利便性が高い地域で価格の上昇がすごいという。そんな高い物件、 どうやってローンを払っていくのか心配だが、まだ金利が安いから何とかなるだろうの考えなのか。 筆者の場合は、最初の自宅を購入した時の利子は年8パーセントもあった。 年収の3分の1を超える“危ない”支払いをしたこともあった。それでも50前半ですべて償還、暮らしは少し楽になった。 これから持ち家を考えている人は、物価高の折り利率も変動するだろうから、大変だ。
1月末に報じられたデータだが、昨年は過去最高の55万人が海外移住したという。そのうち6割が女性だったそうだ。 移住先は、米国(22万3千人)、オーストラリア(6万1千人)、カナダ(5万人)、ブラジル、英国、ドイツ、 韓国と続く。3か月以上海外で暮らす人も131万人だという。自己のキャリア形成、こどもの成長を海外で、 日本キャリアを海外で厚遇される、日本よりも成長が著しい国で活躍、いろんな理由があるようだ。 言葉の壁、文化の壁を乗り越えて、よくそこまで決断できるなぁ、という感想だ。
世界の食料不足問題を解決する施策のひとつとして、食用コオロギが最近注目を浴びている。 人間が必要とするたんぱく源を確保するために、牛などの家畜ではなく、 環境への負荷が小さいコオロギを食べようという訳だ。 NTTでは、調布の研究施設で実証実験をするとのことだが、飼育するための室温・湿度・二酸化炭素濃度などを、 AI技術を活用して効率的な飼育をするという。さて、人間が食べてくれるかが問題だ。
1月25日の寒波はすごかった。関東地方は朝マイナス5度ほど、外に出ると手や顔は痛い感じだった。 北海道ではマイナス15度などといっているがそれに比べたら“暖かい”と言えるかもしれないが。 高速道路が10数時間に渡って立ち往生や、満員電車が立ち往生した事故が有った。 倒壊した木の下敷きでお亡くなりになった人がいた。備えは有っても、なかなか満足な対応が難しいことを露呈した。 今日は立春だが、2月は更に寒くなることがあるから、入念な準備を怠りなくやっておきたい。
スマートフォン、スマートシティ、スマートハウス…などと使われる。 スマート=しゃれた、こざっぱりとした、粋な、態度が洗練されている様(OXford辞書)という意味だ。 最近、スマートエイジングという言葉を耳にした。アンチエイジングはすでに一般化しているが、 スマートエイジングはまだ珍しい。辞書の意味を引用すれば、洗練されたエイジング、生活様式という意味だろうか。 週刊誌を見ると、高齢者向けのネタ、薬・健康・サプリメント・セックス・生活習慣病・終活・遺言などの記事が多い。 そういったものを見ていると、あれはだめ、これはいいの羅列だ。 いかに自分らしく、等身大で生きるかは自分が決めることだが、自立していないとなかなか決めに欠く。 スマートエイジング、なかなかいい言葉だと思う。
明日2月3日は節分だ。年4回有る節分の中でも、新年の意味をこめて立春の前日に当たる、 2月の節分が重要視されて来た。近頃の節分は、コンビニと共にやって来る、と感じる。 コンビニのクリスマスセールが終わると、恵方巻の幟旗が店頭に並ぶ。恵方巻の予約セールだ。 相当な売り上げになるのではないだろうか。関西地方に始まった恵方巻きの文化、日本中を席捲した。 今年は物価値上げの折り、昨年の価格維持のため、中に巻く海鮮を一つ減らしたり苦労しているようだ。 明日は各地の神社仏閣で豆まきが行われることだろう。もちろん我が家も各窓から豆まきをする。
1月24日、日本フランチャイズチェーン協会が国内主要コンビニの売上高を公表した。 それによると、コンビニ業界の売り上げは前年比+3.7%、11兆1,775億円だったという。 2年連続の更新だというから、コロナ禍でもビジネス界の優等生だ。 来店客数、平均客単価とも伸びているというから、コロナ禍の影響が薄れて来ていることを感じさせる。 今や街の中のコンビニは、食品・雑貨・市民サービス・銀行・チケット予約・宅配便授受・ 公共料金支払い・カフェなど、市民生活の重要なインフラだ。
今は余り見なくなった経木。赤松を薄く削った加工品で、食材を包むのに適した素材だ。 子どもの頃、納豆の包装材として、お肉屋さんの量り売りで包装する時、お弁当のおかずの仕切り、 などで使われていた。この経木の生産量が多いのが群馬県だそうだ。乾かすのに必要な上州の空っ風、 材料の赤松が多い、というのが理由だそうだ。その昔、紙が無かった頃にお経を書いていたということで経木というそうだ。 利便性とコストが安いから、プラスチックに置き換わり、今ではほとんど使われていない。 あの独特の芳香、なつかしい。
子どもの体力テストが過去最低を記録した。昨年4月~7月に実施した全国体力テストの結果をスポーツ庁が公表したが、 8種目の合計点の平均値が2008年度の調査開始以来最低だった。 新型コロナの影響で屋外で運動できなくなったこと、マスク着用の常態化で激しい運動ができなかったこと、 の2つを揚げている。コロナ禍での生活リズムの変化も有るという。スポーツ庁では、学校だけでなく、 家庭や地域社会で運動習慣を確保して行きたいとしている。 それにしても、子どもたちは本来、野山を駆け巡り、休み時間には運動場で汗を流し、道草をして遊び転げる、 暗くなるまで公園で遊ぶ、といった子ども本来の時間や空間が無いことが大きな問題だ。 体力だけでなく、コミュニケーション力や人と人の関わり方や、生きる力を育むことができないのは大きな社会損失だ。
岸田総理が言う“異次元の子育て支援策”これはいったい何だろう。具体策は少子化担当大臣がこれから検討する、 というまるで言葉遊びの状況だ。野党は“当たり前のことを”と言っているが、これは野党のほうに軍配だ。 具体的施策や予算の裏付けは何もなく、耳あたりの良いことばでイメージアップを狙おうと言っても、そうはいかない。 子育て支援もいいが、お金をばらまく施策は一時的な対処療法だ。基本的に出生率を上げる施策を打たねばならない。 若い世代が結婚して、子どもを産む社会をどうやって構築するか、時間がかかる問題には政治家は目が行かない。
NHK等のガーシー議員、当選はしたものの、国外に逃亡したまま一度も登院していない。国民の信を裏切る“ありえない” 行動に憤りを感じる。NHK党は“NHKをぶっ壊せ~”と言うが、こんな無責任政党を“ぶっ壊せ~”と言いたい。 軽んじられている国会の威信をかけて懲罰をしてもらいたい。会社に出社せず、何も会社に貢献しない社員は退職させられる。 国会議員に有っては、変な権利が働いて…というのは納得性が無い。
第一生命が毎年募集するサラ川と呼ばれていた“サラリーマン川柳”、 毎年世相を反映したクスっと笑える川柳が発表になっていたが、 今年から略称のサラ川は変わらないが、“サラっと川柳”に変わった。サラリーマンの語も余り使われなくなり、 内容がサラリーマンのカテゴリーだけでなく、子どもや主婦の応募も有ったかららしい。 今年の100選から、筆者のお気に入りを。
「また値上げ 節約生活 もう値上げ・健康奉仕」
「飲み会で マスクはずして 知るお顔・入社2年目」
「家事仕事 育児の妻は 3刀流・大谷さん越え」
「パスワード つぶやきながら 入れる父・はなまる」
「キャッシュレス お札の偉人は 誰だっけ・1円1グラム」
まだまだ面白いのがいっぱい有る。
侍ジャパンを率いる栗山英樹監督。その先見性と人間力に惹かれる。大谷選手をドラフトで獲得した時、 今まで誰もやらなかった2刀流の方式を彼に提案し、日本ハムに入団させた。そこでの素晴らしい活躍を武器に、 今度は大リーグに移籍させ、大谷選手は今のポジションを獲得し、野球の歴史を変えている。 侍ジャパンでの選手集めにも大胆な発想で取り組んでいる。 選手一人一人の力を最大限出させるマネジメントにも力を発揮する。 大リーグでプレーする日系人の選手を仲間に入れ、チームづくりも始めた。ダイバーシティーを体現する。 3月のWBCを通して栗山監督が、単なる勝ち負けではない、社会に訴えることが沢山あるだろう。 その人間性と先見性、一野球人ではもったいない。
夜になると眠くなり、朝になると目覚める、当たり前なことだが、人は誰でも体内時計を持っていて、 この生体リズムに合った暮らしをしている。それぞれの遺伝子の働きでリズムが刻まれているのだ。 飛行機で、時差のある国に行くと、時差ボケで身体に変調を来たすのはそのせいだ。 だからこのリズムを乱すような、夜更かしなどは良くないとされる。きちんとしたリズムを守り、 食生活をきちんとすることが、生活習慣病やうつ病や認知症を防ぐことになる。
各地で相次ぐ鳥インフルエンザの猛威、発生すると、一瞬にして数十万羽が殺処分になるから、怖い話だ。 養鶏場を経営する方は大変な損害を被ることになるし、市場に卵が出回らなくなる。 各地で猛威を発揮しているそうだから、影響は大きい。 市場に出回らなくなるような事態にはならない、との予測だが、物価の優等生と言われる鶏卵に、 小売価格の高騰という影響が出ているようだ。外国に比べると日本の鶏卵の価格は 安いようだが、相次ぐ各種商品の小売価格の値上げに加えて痛い話だ。
60歳からの就活、70歳からの暮らし術、80歳からの脳トレ、年代別にさまざまなハウツー本が出版されている。 どの本も脳科学者や大学教授が書いた出版物だ。例えば80歳からの脳老化防止には、ウォーキングよりもドリブルを、 昔の良かった思い出にふける、部屋の温度を〇度にする、趣味が多いほうがいい、旅行プランをつくる、などなど書いてある。 人生100年時代に突入して、対象者はどんどん増えて来るし、みんな時間を持て余しているから、 こういったハウツー本がまだまだ売れ続けるだろうし、出版され続けることだろう。
1970年の大阪千里での万博、ここで展示された未来の電話機、 個人が持ち歩く携帯の電話機は夢の技術として紹介されていた。それから25年後、 この技術が一般の人でも使える携帯電話として普及、今や当たり前のインフラになった。 2年後の2025年大阪万博では、"空飛ぶクルマ"が商用技術として実現されるようだ。 既にドローンの技術があるから、重いものを空中浮揚させることは問題なし、 法整備や運航のルールづくり、空港の設置、周辺住民の理解などを得られれば可能なことだ。 今までになかったシステムの実現にはハードルがまだまだ大きい。
子どもの頃、ズボンの前のチャックが開いている時、『社会の窓が開いているよ!』などと言われたものだ。 男性のズボンのジッパーがなんで社会の窓なのか不思議ではあったが、“そういう言い方をするもんなんだ” と特に気にもせず、開かないように気を遣ったものだ。女性にはわかりにくいかもしれないが、 最近はブリーフパンツが無くなり、ボクサーパンツが主流になった。ジッパーを下げ、そこから“つまみだして” 立っておしっこをする小便器、パンツの前のほうには窓が付いている。トランクスの方は、窓が付いていないから、 その都度下げて用を足すことになる。ボクサーパンツが人気の主流らしいが、筆者も愛用者だ。子ども電話相談室などにも 質問があったようだが、“社会の窓”の語源は不明なままだそうだ。これからも“社会の窓が開いてるよ” と注意されなように気を引き締めよう。
他人の表情を読むのが苦手、周囲の雰囲気を読めない、仕事のミスが多い、感情が不安定、情報を整理するのが苦手、 簡単な計算ができない、忘れ物が多い。こういったこと、大なり小なり日常よく有る“アルアル”なことだが、 比較的こういったことが多い人を"発達障害"というくくりで片づけてしまう、今の風潮に疑問を感じる。 何か用語ができると、そこに当てはめてしまう世の中の傾向、ひと昔前はそんな色分けはしなかった。 だから、50歳になって発達障害が見つかって落ち込んでいる、なんてことがあり得る。 世の中いろんな人がいるのだから、そんなに色分けしなくてもいいんじゃないの、と思う。
介護事業所の倒産件数が2022年度143件、前年比76.5%増という結果を、東京商工リサーチが発表した。 介護事業所と言っても、さまざまな形態がある。訪問介護(34,825事業所)、訪問看護ステーション(11,580)、 通所介護(24,035)、小規模多機能型居宅介護(5,502)、介護老人福祉施設(8,234)、介護老人保健施設(4,330)、 介護医療病院(245)の施設が全国にある。職員数は、訪問介護(508,256人)、通所介護(221,813)、 介護職員(289,271)、介護老人保健施設(128,897)という厚生労働省がまとめたデータだ。 介護施設が無くなると、そこに居住していた人や家族が困ってしまう。そこに入ろうと思っていた人が、 行先が無くなってしまう。そこに勤務していた人が職を失ってしまう。大きなロスだ。
自治体の議員選挙、首長選挙、国会議員選挙など、立候補者があ複数人出て、 その掲げる政策を判断して有権者が投票する、これは理想だ。 だが、あまり人口が多く無い自治体の議員や首長に成り手が居なくて無投票になる、 というところが増えている。 理由は、議会が平日に行われることで、勤め人は無理、報酬が低いことでメシが食えない、などあるようだ。 名誉や利権に捉われて議員や首長になる人も多いが、 純粋に社会を良くすることに燃えたい、と思う人には魅力の無い仕事のようだ。 中には、議員報酬を上げたり、夜間や休日の議会を実施、などの涙ぐましい努力をしているところもある。
未明の阪神地域を襲った阪神淡路大震災。28年の月日が経った。6,434人の尊い命が一瞬にして奪われた。 当日は朝の7時頃からニュースが入り始め、時間の経過とともに信じられない光景がテレビ映像で流された。 携帯電話が商品化されたばかりの頃で、今のようなSNSなど無く、テレビやラジオの情報が頼りだった。 アマチュア無線局が活躍して各地の情報が拡散した。災害の記憶がどんどん風化する中、語り継ぐ活動も、 活発に行われている。28年前の3月末、西宮市の児童施設ににボランティアに行ったことを思い出す。 ちょうどその時、東京の地下鉄では、サリン事件という前代未聞の衝撃が起きていた。
警察庁がまとめた2021年度の免許証の自主返納の数は、51万7,049人となったそうだ。75歳以上の人は全体の54%。 前年に比べて1万8,667件減ったということだ。パーキングなどで、 杖をついて足元おぼつかない人が運転席に座ったと思ったら急発進、など時々見かける。歩くのが不自由でも、 オートマ車なら右足と手が使えれば運転は可能だ。が、正常に前に向かうだけでなく、咄嗟の場合の判断や対応、 バック、幅寄せなどが出来なければ事故になってしまう。高齢ドライバーの事故が相次ぐ中、 警察庁もその対策に躍起だが、家族が返納を説得しても、耳を貸さない高齢者が多いというから、困ったものだ。
コミュニティ・フリッジ、まだあまり馴染みが無いことばだが、“公共冷蔵庫”と言い換えられる。 街中に大きな冷蔵庫スペースがあり、そこにある商品をある限られた人が無料で利用できる、というもの。 2012年にドイツで発祥したものが、今は国内でも増えつつあるようだ。 様々な事情により、生活に困難を抱える人が時間や人目を気にせず、都合が良い時に提供される食料品・ 日用品を取りに行ける仕組み。個人、企業・商店などから提供された食料品・日用品を、 各地域に設置された冷蔵庫や冷凍庫にて、利用登録した人に電子ロックが提供され、利用できる。 フードロスの課題に対応したり、企業などで廃棄される製品が困窮者に届くというこの助け合いシステム、広がりそうだ。
NHKラジオだったか、定かではないがいいことをチラっと聞いた気がする。それは、『ことばをケチらない』 ということだった。誉め言葉や詫び言葉はケチったらだめだ、ということだった。なるほど、と思った。 叱ったりグチを言ったりは簡単だが、褒める、謝る、はなかなか難しい。特に配偶者には気恥ずかしさも有って、 なかなかそれをしない。
気になって誰が言ったのか、ネットで調べて見た。どうやら、黒川伊保子さん著 定年夫婦のトリセツ に書いてあるらしい。それによると、定年夫婦の夫の禁句として、 1.妻の行先をいちいち聞かない、2.朝食を食べながら「昼食は?夕食は?」と聞かない、 3.「たまの正論」を振りかざさない、4.妻を手足代わりにしない、5.言葉をケチらない、と書いてある。 なるほど!
1945年、第二次世界大戦が終了した。今年は78年目になる。翻って、1945年から78年前の1867年は、 大勢奉還が行われ、江戸時代は終焉した。歴史の大きな転換点が78年毎に起こっているとすれば、 今年は歴史に残るおおきな節目の年に当たる、ということだ。コロナ禍で世間は大きな痛手を負う中、政治・経済・ 世相を見ると、実に多くの課題があり、それに翻弄されているような様相だ。 過去78年前には想像もしなかった今のネット社会、既に世の中の暮らしの仕組みは大きく変わっている。 分断される世界情勢、人々の価値観の多様化、人間社会はまだまだ予想もしない変化を遂げていくのだろう。
上々企業の92%が、全取締役の3分の1の社外取締役を置くという。非常勤なのに、平均で年間報酬660万円だそうだ。 いい身分なので希望者が殺到するという。コンプライアンス、いわゆる企業が法令違反をしていないかどうかの監視役、 企業や株主だけでなく、ステークホルダー(利害関係者)として捉え、環境保護、人権など消費者目線でのチェック などが期待される。広く透明性があることを社会に示すために、社外取締役を設置する。 ある意味で企業は社外取締役設置を免罪符にしている部分もある、と識者は警告する。
初詣に行った氏神様の事務所に神社の会報が置いてあった。何気にパラパラめくったら、おもしろい記事に出会った。 『子育て四訓』とあり、次のことが書いてあった。
乳児は肌を離さず
幼児は肌を離して 手を離さず
児童は手を離して 目を離さず
青年は目を離して 心を離さず
家族は魂を離さず
なるほど、すごくよくわかる。良く解るのは、自分が子育てを通してそのことを経験しているからだ。 しかし、おじいちゃんやおばあちゃんが居る家庭だったら、このことを教えてくれるかもしれないが、 核家族だったら知るすべも無い。親はその時の我が子の接し方を経験的に学んでいくのだ。 子育て評論家は世の中に多いが、そんなこと言ってはくれない。議員さんたちも子育て支援については、 高らかに言うが、金を配ることしか言わない。
コンビニエンスストアは、今や街の中の中核店舗、さまざまなサービスは、まさにコンビニエンスを体現するスポットとして、 進化して来た。まだまだ進化する伸びしろがあると思える。その先駆けとしてコンビニエンスストアという形の種を蒔き、 業界をリードして来たセブンイレブンが今年50周年を迎えるという。新しい ロゴを発表した。 大手3社に寡占されつつあるコンビニ業界、全国一律のサービス方式が果たして地域のニーズを確実に掴んでいるか、 これからのビジネスモデルへの変化も考えられる。
今日1月9日は一粒万倍日だそうだ。2023年の その日 は決まっていて、1月は6回有る。干支の組み合わせで吉凶を占って決まるらしい。 占いを信じない筆者だが、何かゲン担ぎにはいいかもしれない。運気が向上するそうだから、何か新しいことを始めるには 吉の方向に行くとされる。人生の節目のイベントなんかも良いと言われるから、今日の成人式など20歳の若者には、 吉と出るだろう。将来に向けて幸福の種を蒔くには相応しいそうだ。財布を買うのもこの日に買うとお金が溜まると言われている。
仙台市の女子中学生が選んだ言葉「たくさんの消しカスは努力の証だね」。 学校の作文の時間に教師からかけられた言葉だそうだ。学生は消してばかりで自分の文章力が無いことを感じていたが、 先生のことばに救われたという。
「ありがとう、妻も喜びます」花屋でバイトする若い女性に、お客さんが言ったことば。 仕事に慣れて事務的になっていた自分に対し、仏花は大切な人を思う気持ちを表すことに気づかせてくれ、 お客さんや故人の気持ちに寄り添いたいと思ったという。
有名人や偉い人などが言ったのではなく、 生活のそこここに、心に響く言葉がある。言霊の大切さを作文にした「私の折々のことばコンテスト」を朝日新聞社が行っている。
国内で働く外国人の労働者が増えている。技能実習生は、日本の高い賃金を目的に来日して働いているが、 円安などの影響を受け、実質賃金に魅力が無くなって来たことを背景に、自国に帰る人が多いという。 しかし、日本で生活するうちに、日本の文化や習慣に魅力を感じたり、安心安全な日本の社会に魅力を感じ、 定着する人も多いようだ。人口が減っている日本、これから働き手が不足するのは間違いない。 昨日の“ダイバーシティ”の考え方に沿うならば、日本人とか外国人という枠組みで考えることすら、 時代にそぐわないことになる。
多様性を意味する“ダイバーシティ”。6、7年前からビジネスの世界で広く使われるようになった。 もともとは人権問題や雇用機会の均等などを説明する際に使われていた。 社会には男と女、若者と高齢者、日本人と外国人、信仰する宗教、健常者と障碍者、性的マイノリティの人、 などなどさまざまな立場の人がいる。そういった多様な人材を登用し活用することで、 組織の生産性や競争力を高めていこうとする考え方として使われている。世の中分断を煽る政治や文化、 他人の考え方や他国の文化を認めない時代になっているが、今の国際情勢こそ、ダイバーシティーが重要視される。
日本では男女雇用機会均等の施策、男女共同参画の思想など高らかに官民を挙げて施策を行っているのだが、 依然として男社会のビジネスの現場、管理職は男のおじさん、給与体系は格差がある。国際的に見ても日本はこの面で後進国だ。
今年の賀状は大幅に枚数を削減し、どちらかと言えば義理で出していた分を取りやめた。ところが、 出していない相手から頂戴したものに対しては欠礼するわけには行かないので、また返事を書く。 結果的に足りなくなった枚数を買い求めて出状した。 出した相手からもらわなかった場合は、来年から欠礼でいいかもしれないが、この辺の出す・出さないの判断が難しい。 「高齢のため、来年からは欠礼させていただきます」と印刷された賀状も数枚いただいたが、こっちから出すことは無くなる 一抹の寂しさがある。賀状の出す・出さないを高齢を理由にはしたくない筆者だ。
今日から仕事始め、という企業が多いかと思う。始業早々、社長や会社幹部の年頭あいさつに始まり、 関係する部署や取引先へのあいさつ回り、オフィスに帰って早速仕事開始、という流れだろうか。 定年になって久しく、こういった流れからは身が遠ざかっているが、長い休みをもらったあとの始業は、 どうもエンジンがかからない。今年はコロナの影響から脱してビジネスのルネッサンスを、 という企業も多いに違いない。ビジネスのかたちが大きく変わって行くだろうし、 顧客との関係においても新たな展開が始まることだろう。まあ、今日は久々に終業後、同僚と軽く一杯、 という御仁もおられることだろう。
今日あたりが初売りというお店も多いようだ。ひところは、1月1日から営業というところも有ったが、コロナ禍に加え、 働き方改革で正月はお休み、という小売店が増えた。正月は人出が増えるから、というのはコロナでかき消された。 この流れは、今後加速しそうだ。正月くらいはゆっくり休んでエネルギー消費を抑え、SDG'Sに貢献する、 なんていうのも時代が求めている。お子さんがいらしゃるオタクでは、家の中でカードゲームなんかに興じるのも、 家族のコミュニケーションにとっていいことだ。
昨年年末に会計検査院が発表した東京五輪開催経費、組織委員会が発表した経費では更に2800億円多くかかっている、 というあきれた事実が判明した。開催経費が大きくなると、国民に対する説明がしにくい、ということが有って、 できるだけ少ない金額で、組織委員会が頑張って経費をかけなかった、という評価をもらいたい魂胆が見える。 IOCからはできるだけ経費の過小発表を、という圧力が有ったこともわかった。 IOCは開催のコンパクト化を理念としており、そうしないと次回開催国が名乗り出ない、という問題を抱える。 お金を使っておきながら、それをテクニックで小さく見せる、なんちゅうセコいやり方だろう。有ってはならない誤魔化しだ。
卯年、12支の4番目、卯年生まれの人はもの静かで、優雅で、繊細な印象、というのが一般評だ。 その跳び姿から「飛躍」、「向上」を象徴するので、人々に親しまれてきた。 兎年の人は、占いによると、仕事運=キャリアパスで困難に遭う、金運=全体的に下がる、恋愛運=ポジティブ傾向、 健康運=下降傾向、とあまり良い感じではない。が、あくまでの占いの話だ。ラッキーナンバーは3・4・6、 ラッキーカラーは赤・ピンク・紫・青、幸運の方角は、東・南・北西と出ている。占いを信じない筆者には、 良くわからない事柄ばかりだが。今年も卯まく(うまく)行きますように。
コロナパンデミック、感染者が少ない時も有れば。爆発的に増えることもある。 為替や株などの経済問題、好調な時もあれば、さまざまな国際的な事情に振り回される時もある。 我が家の家計、年金が減ったり電気代が上がったりで苦しいことがある。 朝陽が眩しくて気持ちが晴やかな時が有れば、どんよりと曇った鬱屈した日もある。 腰が痛くてつらい時もあれば、軽やかにジョギングできる日もある。
すべてに波がある。登りの波に立ち向かい、下りの波にたじろがない、 『だいじょうぶ、何とかなる』の精神で、備えをしっかりとやって暮らしたい。
来年は卯年、もの静かで、優雅で、繊細のイメージだ。地に足を付け、等身大の自分で生きよう!
今年の出生数が概算が発表になった。それによると、推計で77万3千人だという。 1899年に統計を取り出してから最低の数というから、少子化には歯止めがかからない。 政府の想定では70万人台になるのは2033年の予想だったというから、国の無策ぶりが顕著になったということだ。 1947年(団塊世代)が275万人、団塊ジュニアの1973年が200万人、その後減少の一途だったが、 2019年のコロナパンデミックでガクっと下がった。子どもが生まれない背景には、結婚しない人の増加、 共稼ぎ所帯の増加、経済的な負担増、などなどいろいろある。議会選挙の時など、 少子高齢化が声高に咲けばれ、子育て支援の施策が耳優しく聞こえるが、実際は効果が出ていないから、 無策に等しい。
「心に太陽を持て」
あらしがふこうと
ふぶきがこようと
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
くちびるに歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
『心に太陽を持て』山本有三編著、新潮文庫
18世紀の米国の政治家、ベンジャミン・フランクリンが言った名言。時間を経済的な尺度で計る、 だれもが納得できる名言だ。誰にでも平等に与えられた1日24時間、この時間をどう使ったら実の有るものにできるか、 これを考えながら暮らすことは大事だ。また、そんなこと気にせず、思いのまま、成すがまま、成るがままの、 まったりした時間もまた必要だ。ある医学部の大学教授が試みたという。いつも居眠りしている学生に、 『この瞬間を君のために、ご両親は必死に働いて君の時間を作っているんだよ』この学生は見違えるように、 講義を受ける態度に変わったのだそうだ。
蛇足だが、高齢になったら「タイム・イズ・もうネェ~~~~」になってしまう。筆者はそのひとりだ。
サムウエル・ウルマンの『青春』。あまりにも有名な長い詩だが、引用させていただく。
青春とは、人生のある期間をいうのではなく、
心の持ちかたをいう
薔薇の面指し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意思、ゆたかな想像力、炎える情熱を指す。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけでは人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、情熱は失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地に這い精神は芥にある。
『青春とは心の若さである』サムウエル・ウルマン著・作山宗久訳
角川文庫ソフィア
上り坂に下り坂、人生には山あり谷ありだが、もう一つの坂、『まさかの坂』が有るという。 思いがけない落とし穴やサプライズ、確かにあるある。 それらの坂を、上る時に応用したいのが、『なんだ坂・こんな坂』と言って自分を鼓舞したい、と提唱するのは、 昨日のコラムで登場した石川恭三さん。♪汽車ポッポ(作詞作曲:本居長世)に出て来るフレーズだ。 蒸気機関車がシュッポ・シュッポと進み、上り坂に差し掛かった時、その蒸気のリズムがナンダサカ・コンナサカ と聞こえる。そう思って奮い立つと、目の前の坂を駆けのぼれる、ということだ。そんな気がする。
1日にまとまった文章を1回読む、10回は笑う、100回は深い呼吸をする、千回は文字を書く、1万歩歩く。 どれも脳の刺激、身体の刺激になることばかり。認知機能の活性化のためにやりたいこと、として提唱するのは、 日本の循環器医療の権威、杏林大学名誉教授の石川恭三さん(「老いのトリセツ」:河合書房)。 このことを自ら実践しているのだそうだ。 すべてを実践しようとすると、相当な覚悟と時間を要するが、そういうことにトライしようとする覚悟もまた、 自身の認知機能を維持し、QOLを向上させることにつながるのだろう。
交通事故の中で、自転車の事故が増えている。筆者も9月末にロードバイクで転倒、右ほほを7針縫う怪我をした。 自転車は危ない、ということを身を持って痛感した。筆者の事故時はヘルメットを着用していたので、 ヘルメットは傷んだが、頭には怪我が無かった。ヘルメットの大切さを身をもって感じた出来事だった。 ママチャリだからと言って侮ってはいけない。相手が車だったりすることもある。 改正道路交通法で、来年4月から自転車のヘルメット着用が努力義務になるという。 罰則は無いが、ヘルメット着用には賛成だ。オーストラリアなどでは、無着用は罰金が科されるという。
男と女の境目がわからなくなる現象が多いジェンダー問題。提出する書類に男と女をチェックする欄が無くなった。 男同士、女同士の婚姻や役所での登録が公然とできる自治体が増えている。男は青、女は赤、という表示が消えつつある。 ボーダーが無くなりつつあるが、トイレと風呂場は物理的な違いと文化の違いから男と女は区別している。 そんな中、ジェンダーフリーなトイレが出始めた。男の恰好をした人が女性トイレに入ったり、 女の恰好をした人が男子トイレに入ったりは、抵抗がある。風呂場もそうだ。こういった問題も次第に文化が変われば、 変わって行くのだろうか?
世の中、お金に関する事件やスキャンダルが絶えない。タンス預金の2千万円を、 オレオレ詐欺にまんまと引っかかって取られてしまった。寅の子がもったいない。国会議員が会計処理を誤魔化し、 秘書の責任にしようと画策したが、証拠を握られ辞職。国民を幸せにする役割の人が自分のことしか考えていない情けなさ。 東京オリンピックでは、権力を利用した収賄で5回も逮捕、 老いて警察のお世話になったら、不幸にも人生灰色で終わってしまう。 もう忘れかかっている事件だが、不法な海外逃亡をしたゴーンさん、そんなに金稼いで何に使うの? という庶民の疑問。とにかく金は魔物だ。お金は人を幸せにする道具のはずなのに、上手に使うことより、 貯め込むことや権力を行使することに使ってしまう過ちを犯す。世の中の事件のほとんどは金が絡む事故。 清貧でもいいから、人や社会のために生きたいものだ。
明日は冬至だ。1年で一番日が短い日、と覚えている。関東地方は今は暗くなるのが4時半頃、 明るくなるのが6時30分頃だが、冬至以降は少しずつ朝が早く、夕方が遅くなる。 冬至はカボチャを食べるというが、実は冬至七草というのがあり、“ん”が付く食材、 カボチャ=南京(なんきん)、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん、の7つを言う。 冬至の日に食べると運が付く、風邪をひかない、出世する、という言い伝えがあるそうだ。 言い伝えを参考にするまでもなく根菜類や栄養価が高く、身体を温めてくれるものが並んでいるので、 エネルギーが充満する食材だ。我が家は、柚子湯、小豆カボチャで愉しむ。自家製の素材が自慢だ。
欠点=不十分・不完全で、非難の対象となるような点。短所。(oxford辞書)、弱点=十分でない弱い部分。 「他人に対する思いやりに欠けるのが彼の欠点だ ...のように使われる(Weblio辞書)。英語ではDisadvantageだから、 何か足りないところを指すのが一般的。
あるメルマガで見たが、欠点=あなたにとって欠かせない点だよ、と言われると自己肯定感が上がる、という記事。 「長所で尊敬され短所で愛される」ということだ。少しくらい短所があった方が人間味があって親しみやすい。 「欠点」も「短所」もウィークポイントではなく実は「愛されポイント」のようだ。
この記事、救われる。
ジャズを早朝に聞くとは思わなかった。日曜の朝5時45分、 FM東京から心地よいハモンドオルガンとスチールギターのスイングジャスが流れて来た。 朝のウォーキングでラジオを聴きながら歩いているが、まさか早朝にジャズが聞けるとは思わなかった。 空には満月を少し過ぎた大きな月、火星のオレンジ色の光、そこを歩きながらだれも居ない道を歩いている。 不思議な空間だった。ハモンドオルガンのスイングジャズは珍しいが、なかなかいいいもんだ。
人が何人か集まると、リーダーが存在する。そこで必要なのが、人の集団を引っ張って行くリーダーシップだ。 リーダーシップが無い集団は方向が見いだせず、進路が決まりにくいし、 方向を決めてもそこに向かって力を合わせることもできなくなる。リーダーシップの向こう側にはメンバーシップもある。 優れたリーダーの元ではメンバーを一つにまとめ、持っている力を最大限出せるようにフォーメーションを考え、 一定のモチベーションを維持しつつ、集団の目標を遂行する。 サッカーワールドカップの森保監督のリーダーシップはビジネス界にも衝撃を与えるくらい凄かった。
サッカーワールドカップのスペイン戦で三苫選手のライン際からのキックが、ボールが出ているんじゃないか、 とのビデオ審査で1ミリ引っかかっていた、ということでゴールが成立した。 こういったスポーツ現場のジャッジでVAR(Video Assistant referee)というソニーの技術が使われている。 90か国以上で使われ、世界シェアの70%を誇る技術というから、Made In Japan 健在だ。
リカレント=繰り返す、循環する、という意味。小学校・中学校・高校・大学と学校教育を受けるが、 その後も教育というより、(自発的な)学習がしたくなったり、必要になったりする。そのことを、 学校教育に対し、リカレント教育と呼んでいる。社会教育、生涯学習ということばがあるが、 こちらの方は趣味的な学びのことを言い、リカレント教育は、キャリア開発など、 仕事に関する資格取得的な意味合いが強い。リカレントビジネス、結構流行っているらしい。
敵基地・武力・反撃・専守防衛・攻撃・兵器開発・脅威・軍事・ミサイル…などなど、 去年まではそんな物騒な言葉は余り使われていなかった。だが、今はマスコミに毎日、これらの言葉が並ぶ。 世の中物騒になってしまった。防衛予算も増額が国会で議論されたものだが、公然と4兆円以上を増税で賄う、 などということが問題にならなかった。世界が分断され、地球が変わってしまった。なぜ、国と国が、 人と人が助け合わないで、オレがオレが、自国(自分)主義になてしまうのだろう。 もっといい世界をつくって次代に残さなければならないはずなのに。
静岡の保育園で保育士3人が幼児に対し暴力を振るっていた事件、刑務所で刑務官が受刑者に暴力を振るっていた事件、 不法滞在の外国人収容施設で入所者が死亡した事件、次々に痛ましい事件が明るみに出る。 強い立場の者が、その立場を利用して弱い立場の物をおとしめてしまう、情けない人間の性だ。 もし、自分が弱い立場に居たとしたら、という違う見方ができれば、そんなことが出来るはぜはないのに、 権力を持つと盲目になってしまう。天に向かって唾を吐くような行為は、いつか自分にそのツケが降りかかるのだ。 犯罪を犯した者、それを幇助した者は、悔い改めて償って欲しい。
丸◆うどんのチェーン店には良く行く。値段手ごろで美味い、早い、さまざまに自分で選べる。 会社の社食方式で、レーンの上をトレイを滑らせながら欲しいものを選んでトレイに取ってレジで精算、 うまい方式を考えたものだ。この方式、海外でも受け入れられ、結構なビジネスを展開しているという。
四国の香川県は“うどん県”と言われるくらいうどん店が多いそうだが、これはデータにも表れている。 人口10万人あたりのうどん店が全国平均の3.5倍、100店舗あるそうだ。(丸◆うどんは実は香川県発ではない。) 2位が群馬県で32店舗、3位が福井県の31店舗という順位。小麦粉の高騰でうどんも、もしかすれば、 小麦粉の代わりに米粉での製造が開発されるかも。
クワイエット・アワー、音が無い時間という意味だ。街の中、お店やオフィスなどさまざまな施設などBGMがかかっている。 心地よいBGM、と思いきや音過敏症という、音に敏感な人が居るそうだ。改めて考えて見ると、 確かに世の中、音に溢れている。音が無いと落ち着かないというので、 歩く時やジョギング中にイヤホンを付けて好きな音楽を聞いている人も居る。 クワイエット・アワー(英: Quiet hours)とは、スーパーマーケットやショッピングモールなどの施設の運営において、 定期的に施設内のBGMやアナウンス、照明、レジの動作音(スキャン音)など刺激になるものを消す、 もしくは弱める時間を設ける試みのことを言う。 感覚過敏を持つ発達障害者などの人々を遠ざけてしまい、結果的に社会的排除につながってしまっている、 という指摘があり、社会全体のダイバーシティ(多様性)を促進すると考えられている施策だ。
街の中のコンビニにまた新しい形態の店が登場した。コンビニ大手のローソンが、 新しいコンセプトの店を東京都北区大塚の既存店舗をリニューアルしてデビューさせた。 名付けて“グリーンローソン”だそうだ。サステナブルな店舗をうたい、3つの約束(圧倒的な美味しさ、 人への優しさ、地球(マチ)への優しさ、を掲げているそうだ。これまでに実施してきた環境配慮や省人化の取り組み を併せて近未来型店舗を実現するということだ。全国のローソンの最適な店舗に導入していく予定とのこと、 コンビニがSDG指向のビジネスを展開し出した。
11月30日、ユネスコ(国際教育科学文化機関)は、日本が提案していた民族芸能「風流踊」を無形文化遺産として 登録することを決めた。とても喜ばしいことだが、この知らせを待っていた全国の24都府県の41に及ぶ、 文化を継承する人たちが一斉に喜び合えたことが新しい価値だ。それぞれの文化を受け継ぐ人たちが、 形や色や音色の違いを超えて日本の文化というキーワードで集合できたことは喜ばしい。 これらの文化の継承にますます力が入って行くことだろう。願わくば観光資源として地域経済の目玉となって 形骸化して行く、地域経済発展が第一にならないようにして欲しい。
「無くて七癖」と言われるくらい、人にはさまざまな癖がある。良い癖、悪い癖があろうが、どちらかと言えば 人の悪い癖が気になり、話題になる。ラジオで言っていた。ご主人の食事中の癖が気になる奥さんが、 「ねぇ、私の食事中の何か癖ない?何か有ったら心がけたいのだけど」と旦那さんに声をかけるのだそうだ。 そうすると、「そうだねぇ、食べる時に迷い箸をすることが多いなぁ」、「わかったじゃあ、気をつけるわ! そういえば…、貴方の癖もあるわね、口をくちゃくちゃ鳴らしながらたべるところ、一緒に直そうか」。 こんな癖の直し方もあるそうだ。この柔らかい婉曲な手法、なるほど。
蛇腹から空気を送ってその空気の振動でリードを震わせて音を出す、これがアコーディオン。 誰もが小学校の音楽の時間で吹いた経験があるかと思うが、ハーモニカと同じ原理だ。ハーモニカは吹き口から息を吹き、 吸いして取り付けられたリードを震わせ、音を出す。原理はハーモニカ、アコーディオンとも同じだ。 今年はアコーディオンが発明されて200年になるそうだ。 日本語では手風琴というが、嘉永2年(1849年)に日本に上陸したという記録があるらしい。発明されたのが1822年。 船乗りらに愛され、またたく間に世界に広がったようだ。筆者も80鍵盤のアコーディオンを持っている。 演奏は、蛇腹で空気を送りながら右手でメロディー、左手でリズムやコードを入れる高度な技だ。 おまけに重量が10キロほど、体力が要る楽器だ。
12月3日、中央高速道笹子トンネルの天井版が崩落し、9人の死者を出した事故から10年の日だった。 現場では慰霊式が行われ、遺族の人や高速道関係者が慰霊碑の前に集まったというニュースが有った。 ここで命を絶たれた人たちはまだ若い人たちだった。ご家族はどんな思いでこの10年を暮らしていただろうか。 居たたまれない気持ちだ。事故以降、トンネルの天井板は全国で外され、 維持管理にも細心のチェック体制が敷かれるようになった。このようなメンテナンスに関することは、 トンネルだけでなく、橋脚や線路や鉄塔などインフラ構造物すべてに必要になる。 お金がかかる事業には違いないが、尊い命が犠牲になったり、社会的な大きな事故になる前に、 しっかりとした対応が必要だ。
物価が何もかも上がって、今年のサンタクロースは、プレゼント品の調達に苦労していそうだ。 新聞の折り込みチラシには、大手おもちゃ屋さんの分厚いカタログ、小さい子どもが居る家などでは、 子どもに見られたくないチラシだ。玩具大手のバンダイがまとめたところによれば、今年のプレゼント予算は、 昨年よりも1割下回る7,961円、というデータだが、ちょっと金額が大きすぎない? 3歳から12歳の子どもを持つ親600人に対してネットでアンケートした結果だそうだ。
筆者は洋菓子よりも和菓子が好きだ。特に甘いものをよく食べる。 洋菓子はバターなどを使っていてカロリーも高いから身体には良くないもの、と思っている。 和菓子の中でも好きなものが“あんこ”小豆からつくるあの粒あんの食感と甘味が何とも言えない。 あんこを使ったものの中でも、きんつばが好きだ。あんこの塊をがぶっとかじるだけで幸せな気持ちになる。 実は祖母がきんつばには目の無い人だった。それが遺伝したのかもしれない。
日本時間12月2日の朝は、日本中が歓喜に沸いた。とてつもなく強豪のスペインを2対1で破ったのだから、 チョー嬉しいニュースだ。2戦目でまず間違いなく勝つと思っていたコスタリカ戦、ゲーム運びも優勢だったのに、 負けてしまった。なのに超強いスペインに勝つ、先行きが俄然楽しみになって来た。 こうやって国民がサッカーの話題で心がひとつになる…スポーツの力だ。言いたくは無いが、オリンピックの汚職、 いやな奴らがこの感動をぶち壊してしまった。東京オリンピックには“贈賄”という負のレガシーが残った。 サッカーの純粋な勝利は、しばしこれを忘れさせてくれる。
筆者の故郷、秋田では寒天料理をつくることが多い。朝のテレビ番組で秋田のソウルフードとして紹介されているのを見て、 子ども時代を思い出した。寒天と言えばゼラチン状でさまざまな料理に使われるが、秋田の寒天料理はメインメニュー のような扱いだ。棒状の寒天が商店で売られていて、それをお湯で溶いて砂糖や出し汁などで味付けする。 クルミ、栗、果物、などを置いたバットに流し込む。冷えて固まれば、上品な和菓子になる。溶き卵などを流し込むと、 おもしろい模様になって食欲をそそる。昔、何か行事の度に母親が寒天料理を作ってくれたのを思い出す。
筆者は小学生・中学生時代は体育嫌いだった。何故かと言えば、運動音痴だったから。 運動会などはその日が来ると、胃が痛くなったものだ。体育の授業は嫌い、音楽の授業は一番好きだった。 何故音楽が好きだったかと言えば、他の児童よりも演奏や歌について褒められ、音楽の成績も良かったから。 体育では“達成感”を感じられる出来事ではなく、 鼻から自分から遠ざけていた。しかし、社会人になってからマラソンをするようになり、フルマラソンが完走でき、 運動が俄然好きになり、いろんなスポーツをやるようになった。学校教育が筆者をスポーツ好きに向かせてくれなかった、 と思える。苦手=嫌いとは違うのだ。文部科学省は、そういった運動音痴の子どもでも、 スポーツが好きになれるプログラムを考えて欲しい。同じく、音感音痴やリズム音痴の子どもでも、 音楽が好きになれるプログラムを作って欲しい。
このところの国会論戦、“反撃能力”が話題になっている。反撃するなどということは、 平和憲法の日本には認識が無かったことだ。しかし、ロシアのウクライナ侵攻以来、我が国が攻められたらどうするか、 が話題になるにつれ、交戦能力のことが大きく取り上げられている。防衛のことが“もし攻められたら”が前提となり、 防衛予算、防衛体制、安保問題などを積極的に考える論調が強い。 中国の台湾に対する軍事的な圧力、これは我が国の目と鼻の先で行われている。北海道の目と鼻の先にロシア領土が有る。 北朝鮮のミサイルが排他的経済水域内に落下、などの国際情勢がある。軍事費捻出のために新たな税制などが考えられるに 違いない。
コロナ感染を防ぐために行われていた、学校の給食時の黙食が次第に姿を消しつつあるという。 いいことだ。コロナ感染予防のためには有ってもいい施策だが、学校給食の場で黙食というのは、 食育の面で好ましいとは思えない。文部科学省の判断として、政府の感染防止の判断が変わったから、 という理由で、各県の教育委員会に通達した、というが感染防止と児童への食育、コミュニケーションの向上は、 もっと大切に扱って欲しいものだ。
与党(よとう)は政権政党のことを言う。野党(やとう)は政権党に対峙する政党のことをいう。 このところ、与党でも野党でも無いようなどっちつかずの政党が存在する。 そういった政党をゆ党というらしい。50音の「や」と「よ」の中間にある「ゆ」を揶揄して使ったものだ。 幅広い分野の政策の中で、この部分は賛成だが、この部分は反対、というのは結構な話だが、 野党が団結して政権を取ろうとして、基本的な価値観に目をつむって野合するような動きが見られるのが気がかりだ。 そういう「ゆ党」はすぐに解散することになるのは、今までの歴史が示している。
筆者はテレビゲームをやらないので、ニンテンドーには縁が無い。しかし、ポケモンのソフトが発売3日間で、 全世界で3千万本も売れたとなると、驚きを禁じ得ない。そんなに人気のゲームなんだ!と。 Nintendo Switchというゲーム機は、発売から5年半以上経過。全世界でシリーズ累計1億1433万台以上も売れているという。 新作ゲームの販売累計1千万本のうち、日本国内の売り上げが345万本だそうだ。任天堂の人気タイトルは、 爆発的なヒットを実現できる土壌が整っている、とゲーム評論家は言う。
サブスク=サービスや製品を一定の期間、一定の料金で提供するサービス。『サブスクリプション(subscription)』を略した言葉。 と現代語辞書に書いてある。身近なところでは、アマゾンなどのプライム会員になると、配送料が無料になる。 音楽配信サイトの 会員になると、楽曲の利用が自由にできる。映画配信に加入すると、見放題になる。 などネット上のサービスが多く存在する。筆者にはあまり縁がなさそうだが、今後ショッピングやレンタルサービスなどに 多くのサブスクが登場する気配だ。
深赤色光を1日3分間見つめると、視力の低下を大幅に改善できるようだ、 という英国ユニバーシティカレッジロンドンによるヒトを対象にした初めての研究報告。 このニュースは実は2020年7月に流れた。その後2021年毎日新聞がこのニュースを取り上げた。 「朝に暗赤色の光を目に当てることで、加齢に伴う視機能の衰えを抑えられる可能性があることが 英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)眼科学研究所教授のGlen Jeffery氏らの小規模研究で示された。」 というもの。11月23日、ここにきて、日本でもやっと研究に着手、というニュースが流れた。 国際的に良い臨床結果の報告が多いので、期待したい研究だ。
ニュース番組で中国の人たちと草の根交流をしている人たちが放映された。ひとりの方が言った。 「中国人」とひとくくりで考えないで欲しい…中国の半日感情が激しい人たちがいる。 軍事的に睨み合う場面もある。しかし、それが中国のすべてでは無いという。 中国だけでなく、日本と外交がうまく行っていない国々との草の根交流が続いて行けば、 武力による抑止力バランスを考えるよりも、はるかに良い成果が生まれるはずだ。
今日の挨拶は、「勝ったね、日本!」から始まった人が多いだろう。強豪ドイツに勝った日本チーム。嬉しいニュースだ。 生中継をしたNHKの瞬間視聴率の最高が、関東地区で35.3%だったというから、すごい。1993年に起きたドーハの悲劇が、 昨夜はドーハの歓喜に変わった。人によってはドーハの奇跡という人も居るが、筆者はたとえ相手が強豪ドイツでも、 奇跡ではなく、実力が出せたものと解釈する。27日はコスタリカ戦、頑張って欲しい。
11月16日、今年の紅白歌合戦に出場する43組の発表が有った。筆者が知っているアーティストはそのうち3分の1くらい。 名前を聞いたことが無い人たちが多い。おそらく、曲のサビを聞けば、「ああ、あれね」というのがいくつかあるだろうが、 余りテレビを見ず、流行には疎い筆者には紅白歌合戦すらあまり興味が無い。出場歌手のインタビューなどを見ると、 「紅白が夢でした」と発言する若い歌手が多い。その昔、ユーミンや桑田佳祐や井上陽水などは紅白とは関係ないスタイルで、 出場しないのがカッコいいような時代が有った。いまの若い人は如何に目立って社会に認められるか、に関心があるのだろうか。 さまざまに論評される紅白歌合戦、今年も12月31日の夜。うとうとしながら見ているだろう。
今日11月22日は、ゴロ併せで「いいふうふ」の日だそうだ。この日に何かプレゼントをしたり、 食事に出かけたりする人が居るらしい。おそらく花を贈ったりする人もいるだろう。 今朝の我が家では話題にも乗らず、何事もない普通の朝食風景だった。
ま、特にハレの演出は無くても、普通に夫婦が向き合って、何気ない会話をしながら食事ができる、 という時間の流れだけでも、有難いことだと思う。
11月15日、世界の人口が80沖人に達したというニュースが流れた。この12年の間に10億人が増えたという。 このペースで行けば2030年には85億人になるミット氏だというから、増え方がすごい。 日本を含む欧米では少子化の影響で人工が減っているのが社会問題になっているが、アジア・アフリカで増加が 顕著、増加の9割を占めるというデータだ。インドやアフリカの商業地は人であふれかえっている。 今もそうだが、世界の食料問題が一層厳しくなることが予想される。
「アルモンデ」ということばがネットの世界に登場したのが2013年頃にツイッター上だったそうだ。 折からの地球環境問題に挑戦する行動として、2021年には6倍の情報が飛び交った。 2022はすでに昨年の3倍になったそうだ。食糧問題に取り組むNPOや業界団体が食品の有効活用や受給率の改善のため、 さまざまな施策を実現しているが、「アルモンデ」は自宅に有るもんでクッキング、有るもんで食事、 などエネルギーを削減したり、廃棄食料を削減するための運動だ。買い物に行かないで、有るもんで調理をする。 いいことだ。
朝のNHK連続ドラマ「舞い上がれ」に登場するヒロインの隣家のお好み焼き屋さん、ご主人は近鉄バッファローズのキャップ、 ユニフォーム姿でいつも出て来る。似合っている。近鉄沿線が舞台だからなのか、バッファローズやそのファンにとっては、 この上無い嬉しいことに違いない。もうひとつは東京が舞台のTBS日曜劇場でも近鉄キャップが登場する。この人気、 何なのだろう。デザインは、あの岡本太郎さんだそうだ。