きょうの気になるワード(ちゅうさん流の解釈)



新聞・テレビ・週刊誌・どこかの掲示板・電車の中吊りなど、オヤッと思ったワードや
フレーズをヒントに、筆者の体験や気づいたことを加えて毎日コメントしています。
2008年4月21日に開始、15年目に入りました。
2024年1月31日までは頁末でLINKしています。


2023.3.19 『ベア』

ベア=ベースアップを略したもの。労働者の賃金(基本給)の上昇のことをいう。 春闘でベアの要求をしても、なかなか労働組合の要求に対して会社側は応じられなかった。 人権費の上昇はコスト増になって経営を圧迫することから、ここしばらくはベアに期待がかけられなかった。 春闘でもベアよりも労働条件や福利厚生の要求などでしのいで来た経緯がある。
ところが、今年は大企業で満額回答の企業が多い。労組の要求の2倍の回答の企業もあり、 労組側は驚きを隠せない。政府主導での賃金アップで経営環境がかわるだろうし、 国内経済にとっても変わり目となって来ることだろう。


2023.3.18 『郵政事業の効率化』
1994年以来30年ぶりとなる郵便料金の大幅値上げが検討されている。重さ50グラム以下の手紙は94円から110円に、 はがきは63円を85円に、という案だ。レターパックや速達なども値上げを検討。 郵政事業の今後を考える審議会では、値上げもさることだが、郵便局数の削減なども案が出たという。 郵便局は、全国に2万4千局有る。どんな小さな町にも全国津々浦々にあり、どこでも同じサービスをしている。 国民に公平なサービスをするとした郵政省から引き継がれている。その経費も莫大になっているから、 局数を減らす案もうなずける。しかし、切手販売、預金、宅配、保険、さまざまなサービスをどう維持するかも課題だ。 単なるコスト面だけでなく、公共サービスを国民にどう提供するかの観点も大事なことだが。


2023.3.17 『はしか』
3月11日、海外から帰国した男性がはしかに感染していた。その後同じ飛行機に搭乗していた女性が、 はしかの診断。この女性は新幹線に乗ったり居酒屋に行ったりしているので、ニュースで注意を呼び掛けていた。 麻しん(はしか) は2015年に日本国内で排除状態になっていたから、流行は起こっていない。 感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2〜3日熱が続いた後、 39℃以上の高熱と発疹が出現。肺炎、中耳炎を合併しやすく、 患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われてる。 子どもの頃に、はしかの予防注射をしたことを思い出した。


2023.3.16 『山笑う』
山笑う、は春の季語だ。写真のように、春の山の植物が一斉に芽吹いてモフモフとした感じになることを言う。 広辞苑には、「春の芽吹きはじめた華やかな山の形容」とある。このモフモフが日増しに太って来て、 コントラストが良くなる。冬の木々は葉っぱが落ちて枝だけになっているのが、3月末からは一斉に芽吹く。 ちなみに、冬の山は「山眠る」というそうだ。正岡子規は、「故郷(ふるさと)や どちらを見ても  山笑う」 と詠んだ。味わい深いことばだ。

春の山です(インターネットから転載)




2023.3.15 『チェルシー、販売終了』
明治製菓が販売する「チェルシー」というキャンデー、この3月で販売を終了すると発表した。 1971年に販売開始、多くの人に親しまれたキャンデーが無くなる。販売の低迷がその理由だという。 キャンデーやガムの販売は年々落ち込み、消費者離れが進んだ。 子どもの頃に馴染みが有った、長方形の缶に入ったサクマ式ドロップも昨年廃業した。 2002年度は約25億円あったチェルシーの販売、2022年度には5分の1の5億円にまで減少したという。 チェルシー販売終了は「あめ離れ」の象徴のようだ。


2023.3.14 『数学の日』
3.14と言えば、円周率。そこで今日3月14日はこの数字に掛けて、数学の日だそうだ。いろんな日が有るもんだ。 公益財団法人・日本数学検定協会が1997年(平成9年)に制定したそうだ。数学を生涯学習として、 子どもから大人まで楽しめるものに発展させようとの目的があり、全国でさまざまなイベントや啓発活動をするようだ。 2009年にはアメリカ合衆国下院で3月14日を「全米円周率の日」 (National Pi Day)とする決議案が可決され、学校でこの日を利用して生徒に円周率について教え、 「数学を学ぶ魅力を伝える」よう呼びかけている。日本もアメリカも同じようなことを考えていたのだ。


2023.3.13 『バーナム効果』
バーナム効果という言葉を聞いた。テレビ番組で、心理学の話題を特集していたが、そこでこの言葉が出て来た。 性格診断や星座占いなどで、その結果を伝えるとき、 誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす表現で被験者に伝える。、 そうすると、自分に当てはまっている、当たっている、と捉えてしまう心理学の現象のことを言うそうだ。 番組では心理テストのあと、被験者に個々に結果を見せる。5人見せたら5人とも「当たっている〜、 その通りっ!」とそれぞれが納得した。実は被験者5人には同じ文章の結果を見せていた。 被験者とは無関係に用意した「あなたはロマンチストな面を持っています」 「あなたは快活に振舞っていても心の中で不安を抱えている事があります」といった診断を被験者に与えた場合、 被験者の多くが自分の診断は適切なものだと感じてしまうという。 街中の占い師もこの技を使っているに違いない。


2023.3.12 『選抜高校野球』
18日から春の選抜高校野球大会が始まる。3月8日には組み合わせの抽選が行われ、 30校の対戦相手が決まった。震災で練習場所が変わった学校、雪で充分な練習環境が無い学校、部員が少ない学校、優勝経験が有る学校、 出場常連校、初めての出場、いろいろな環境の中で球児たちはこの大会を目指して来た。 おもしろいカードが目白押しだ。テレビのニュースで流される球児たちのインタビュー、 みんな顔がキリとしていて爽やかだ。希望やエネルギーが表情に溢れている。見ていてスカっとする。


2023.3.11 『あれから13年』
大きな揺れ、津波、原子力発電所の爆発、未曽有の被害惨禍から13年が経った。 それ以降も地震や水害が列島各地で起きた。能登半島では2か月以上たっても水道が出ない、避難所暮らし、 日常を取り戻すことができない人たちが多く居る。13年経った今でも、住居やまちづくり、 防災施設など物理的な復旧はできていても、心の傷が癒えない人たちが多く居るだろう。 13年たった今日は、犠牲となった方々に鎮魂の祈りをし、大災害に備えた地域づくり、防災対策を誓う日だ。


2023.3.10 『大相撲始まる』
ついこの間、国技館での初場所が終わったと思ったら、今日から大阪場所が始まる。相撲観戦が好きだから、 毎日ラジオ観戦している。大関、横綱に絶対的な強さを持った力士が居ないことから、 若手力士のつばぜりあいが楽しみだ。新大関琴の若の対戦に注目、霧島の横綱再挑戦、貴景勝のカド番、 熱海富士や大の里の活躍などが見どころか。戦争のニュース、政治家のだらしない行動など嫌なニュースが多いが、 相撲でスカっと勝負がつくのを見るのがストレス発散になる。


2024.3.9 『漫画の見開き広告』
昨日、ドラゴンボールの作者、鳥山明さんが急逝したニュースがあった。 そのニュースが3面に大きく掲載された朝刊の真ん中22面23面の見開きに全面漫画の広告。 それを見て、何の広告なのかあまり理解できない。筆者が理解できなくても、ネット漫画読者ならわかるかもしれない。 左下に小さくQRコード、これを検索したらわかるかな?という期待で検索すると…。LINE漫画の動画が出て来た。 その内容もあまり理解できない。どうやらLINE漫画の宣伝のようだ。全国紙の目立つところに掲載された広告、 よくわからないものでいいいのか?疑問符だけが残る。


2024.3.8 『今日は国際女性の日』
国際婦人年であった1975年3月8日に国連で提唱され、1977年の国連総会で議決されたのが「国際女性の日」。 日本では、3月8日に、男女共同参画担当大臣が、国際女性の日に寄せてメッセージを発出している。 3月8日は、「ミモザの日」とも呼ばれ、黄色いミモザの花がシンボルとなっている。 女性の社会課題をテーマとした放送番組を流したり、女性アーティストを招き音楽祭を開いたりなど、 多くのイベントが実施されている。持続可能な社会づくりに貢献した女性や、 女性の活躍推進に貢献した企業を称える「国際女性デー表彰式」なども行われ、女性の社会進出や、 ジェンダーギャップがなくなることを狙いとしている日だ。


2024.3.7 『ヨシタケシンスケさん』
彼が描く絵本は、絵本のイメージを覆す。絵本と言えば、メルヘンチックな作画に夢が有ったり、 躾やルールが表現されたり、善と悪が表現されたりするのが常だ。しかし、 ヨシタケシンスケの絵本はちょいと違う。こどもだけでなく、大人もちょっと考えさせられる題材に、 こどもに読み聞かせる大人も考えさせられたりする。障がい者の視点で物語が展開したり、 死をテーマに話が展開したり、仕事について考えたり、日常ではこどもに難しいのでは、 というテーマに、大人と一緒に考えられる切り口がすごい。だから人気があるのだろう。


2024.3.6 『コロナ禍支援終了』
厚生労働省は、新型コロナの治療費やワクチンの接種費用の公費支援を、3月末で終了すると発表した。 これにより、治療費や入院費は自己負担となり、3割負担でも2万8千円、飲み薬は1万6千円となる。 病院に対するコロナ診療報酬も無くなる。 安くは無い費用がかかるため、市民の診療控えが増えるのでは、という観測もある。 冬の期間の流行時期が過ぎたとは言え、今後の感染にどのように影響するかが心配だ。


2024.3.5 『ルッキズム』
ルッキズムという用語、最近使われ始めた。人権が注目される時代、人の外見に基づく差別のことを指す。 「美人」とか「イケメン」といった言葉で表されるような、人の外見を特に重視して物事を判断する、 これをルッキズム(外見至上主義)という。 ルッキズムが増長すると、外見を理由に日常生活で差別を受けるようになり、 その人が持っている能力が正当に評価されなかったり、就職先が狭まってしまったりする恐れがある。


2024.3.4 『水素で電車走る』
JR東日本は、CO2削減のため、電化されていない区間のディーゼルエンジンに代わり、 水素を使ったエンジンを持つ水素ハイブリッド電車の走行試験を行った。2月28日の試験では、 神奈川県のJR鶴見線で行われ、報道陣に公開された。2030年度の実用化を目指すプランだという。 水素と酸素を反応させて走るので、パンタグラフが無く、屋根には千リットルの水素タンクが搭載されている。 JR東日本66線のうち、23路線が電化されていないので、ここを置き換えていくという計画だ。 実用化には、トヨタ自動車と日立製作所も協働しているそうで、その成果が期待される。


2024.3.3 『ビッグひな祭り』
今日は女の子の節句、ひな祭りだ。各地でひな祭りイベントが開催されているようだ。 街の賑わいを醸しだそうと、各地の商店街では店頭に一斉に雛飾りをし、 ひな人形や吊るし雛のディスプレイを店ごとに工夫、市民はそこをそぞろ歩きする、という趣向が多い。 千葉県勝浦市では8年前から ビッグひな祭り と称して、まさにビッグな雛飾りイベントを行っている。 コロナ禍で4年間中止、今年は5年振りの開催。このイベントに5年振りに行って来た。 街中に雛飾りの展示はもちろんだが、見ものは、神社の石段にびっしりと飾られたひな人形。 全国からの寄贈で賄われているというが、石段にいっぱいの雛人形には目を奪われ、感動の光景が見られる。 まさにビッグだ。

勝浦市ビッグひなまつり”
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2023.3.2 『世界希少難治性疾患の日』
毎年2月の最終日は、世界希少難治性疾患の日。 世界中でシンポジウムや啓発のイベントが行われたようだ。 一昨年、隣人がALSを発症、身近で病魔と対峙する姿と接した。 隣人はALSの進行スピードが速く、発症から1年半で命を絶った。若い頃一緒にテニスを楽しみ、 一緒に今の家を新築した。引っ越しした後は、一緒に畑を耕したり、忘年会をしたりの、 家族的なお付き合いだった。隣人の死は大きなショックだった。 こういった難病の実態を啓発し、社会に理解を促すのが世界希少難治性疾患の日だ。 目に見えて筋肉機能が失われ、日常生活ができなくなる病、治療によって良くなることは無く、 失われるだけの毎日。ご本人の受け入れ難い自身の身体の状況には、 メンタル面でも苦悩と苦闘の日々だったに違いない。 ご家族にとっても同じことが言える。私には寄り添う、支えるをどのようにするか、 考えさせられる日々でもあった。


2024.3.1 『異常な株高』
日経平均株価がバブル期の34年前の高値を更新した。今の経済状態が好転しているかと言えば、 そうとも言えず、今の株高は、事業の好業績の実態を必ずしも反映していない、と指摘する声もある。 株価が上がることには反対しないが、身の丈を超える価値はいつか崩壊し、 日本の経済に大きなダメージを与えないかという心配だ。実は、日経平均株価というのは、 大企業225社の株価から算出したもの。株価も数十円から数万円までさまざま。 この中から平均株価を発表するわけだから、一部の特定銘柄が平均株価に影響することが多いようだ。 株価が上がった、下がったで一喜一憂する投資家たちを横目に見ながら、NISAなどに惑わされない、 堅実なマネープランを維持して行きたいものだ。


2024.2.29 『ジストニア』
ジストニアという症状がミュージシャンに多発しているという。高い技能を身に付けるために、 訓練を繰り返した身体に筋肉の異常が出て、音楽活動から離れる人も居るという。ドラマーなどに現れ、 バスドラムの音が微妙にズレたりするそうで、一般の人にはわからない状況だが、 ミュージシャン本人を悩ませるという不思議な症状の研究が行われている。周囲からは、「気にすることないよ」 と言われ、それが逆に本人の精神状態を混乱させる、という奇妙な病気だ。


2024.2.28 『ウクライナ・ロシアの行く末』
ウクライナへのロシア侵攻から2年がたった。戦況は膠着状態からロシアの優勢が伝えられる。 NATOを中心したウクライナへの弾薬や兵器の支援が鈍って来たのが理由のようだが、 こういった兵器の支援をしてウクライナが勝ったとしても、ロシアが勝ったとしても、 これからのウクライナ・ロシアの行く末には、いい状況は生まれない。 あまりにも犠牲が大きい。このまま戦争が続いても双方とも疲弊し、死者が増え、 復興に時間がかかるだけだ。知恵を出して同じテーブルについて打開策を見出す方法は無いのだろうか。 NATO加盟国もそれを希望しているに違いない。


2024.2.27 『能登のものづくり』
能登半島地震で傷めつけられた街並み、能登に伝わる伝統技術も大きく傷ついた。半島先端の輪島市は、 輪島塗りの技術が脈々を受け継がれ、確かな伝統工芸品が世界から支持されて来た。この技術は、 ひとりの技術者が作品の完成まですべてを完結させるのではなく、 6人、7人と専門の技術を持った工芸士が連携して完成するのだ。それぞれの工芸士が被災していて、 元のチームワークを取り戻すのに時間を要するようだ。輪島塗は、能登の風土が生み出した技術、 能登でなければつくれない。能登のものづくりが再興することを願うばかりだ。


2024.2.26 『おにぎり人気・その2』
2月4日(日)のこのコラム、おにぎりがブームになっていることを書いた。最近のニュースでも、 この話題が多くとりあげられている。おにぎりやさんが街中に増えているようだ。 おにぎりと言えば、コンビニと思いがちだが、コンビニのおにぎりも進化しているのだが、 新しく開店した店は、ユニークなおにぎり具材をインスタ映えするように並べている。 その特徴は、握らないおにぎりのようだ。ごはんがふんわり、 それでも海苔の巻き方を工夫しておいしく食べられる、というのが共通する人気の秘密のようだ。 概して価格も高め、それでも他のファストフードよりも安い。外国人旅行客にも人気だ。


2024.2.25 『オープンAIのSora』
米国のオープンAIは、2月15日、入力された文章に基づいてリアルな動画を制作するソフト『Sora』 を発表した。怖い技術だと思った。例えば、「美しい、雪の東京」と入れると、都内の満開の桜並木の道路に 雪が積もり、そこを若いカップルがそぞろ歩きしている画像が生成される。あり得ない景色をAIが瞬時に 作ってしまう。フェイクニュースなど簡単に作れてしまう技術だ。これからますます、視聴者の眼力が要求される。


2024.2.24 『病院ラジオ』
テレビを見ていてウルっと来ることなどあまり無いが、 病院ラジオという番組に目頭が熱くなった。 この番組は、お笑い芸人のサンドイッチマンが、全国の大きな病院を訪問し、臨時のラジオ放送局を開設、 入院患者をゲストに迎えてインタビュー番組をする。それを病院内に生中継する、という番組だ。 不定期な放送だが、いつも患者の人間模様がクローズアップされ、家族や関係者との関係が話の話題になる。 広島からの今回の放送では、急性白血病を治療中の33歳の男性が出演、結婚して復職出来たタイミングで、 若い奥さんに感謝のことばをラジオを通じて言った。 「結婚した頃よりも今のほうがもっと妻のことが好きになって来た」と。 聞いていた奥さんがハンカチで涙を拭う、という映像。グッと来てしまった。


2024.2.23 『謝罪の練習』
毎日のように、企業の不祥事、官公署の不祥事、公共施設の事故などで謝罪会見が開かれる。 見ていると、謝り方が上手だなぁ、 という組織、あんな謝り方だったら余計イメージがわるくなってしまいそう、というパターンがある。 謝罪だから、謝って社会から糾弾されないように手当てをする、というセオリーだが、謝るほうは組織のトップ、 いつも上から目線で仕事をしている人たちなので、概して人に謝るのは下手だ。 そういったことを指導してリスクミニマムにする企業がある。危機管理広報会社が企業や官公署にセミナーを 開く。企業は、国会議員のように開き直って嘘をついたりはできないのだ。 社会からの糾弾を回避しなければ事業はできない。


2024.2.22 『ニャンニャンニャン』
222を「ニャンニャンニャン」と読めることから、2月22日を 猫の日 として、1987年に実行委員会が制定した。 この日に合わせて、猫をモチーフにしたスイーツやグルメ、グッズなどが多数登場したそうだ。 「猫に小判」や「窮鼠猫を噛む」など、日本には猫が登場する諺がたくさんあるが、 猫はそれだけ人間に身近な動物であることの証かもしれない。 今日は各地で猫に関するイベントが行われるが、寒い日となったので、猫ちゃんたちには可哀そうだ。 キャットフード業界、ケーキ屋さん、花屋さんなど、この日にあやかったビジネスに期待しているようだ。

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2024.2.21 『旅の広告』
2月17日(土)の朝刊は、4ページも旅行の広告で占められた。国内旅行、 海外旅行が目ざわりの良い風景写真と、耳をくすぐるようなコピーライトで埋まっている。 総じて旅行費用は高めだ。コロナ禍以降、 海外旅行の需要はまだ回復途中のようで、トーンは低い。主に国内旅行の高齢者向け、お独りさま向けの広告だ。 10万円くらいのものが多く、概して高めだ。海外からのインバウンド需要が多いことから、 日本人向けには、宿泊先が高級ホテルの割り当て、ということが影響しているのだろうか。


2024.2.20 『受刑者を“〇〇さん”と呼ぶ』
法務省は、収監されている受刑者の呼称を変えると発表した。刑務所や拘置所に収容されている人を、 『○○さん』と呼ぶことにしたという。人権が重要視される時代、刑務所などでは、刑務官による受刑者への暴行事件など、 受刑者を刑務官が人権面でないがしろにすることが多かったという。同時に刑務官が『○○先生』 と呼ばれることも廃止するという。呼称の変更は、受刑者の“拘禁”、というよりも“立ち直り支援” に向けた関係性の見直しの第一歩だという。いいことだ。


2024.2.19 『消える反プーチン派』
2月16日、ロシアの反プーチンの論客、アレクセイ・ナワリヌイ氏が謎の死、 次々に反政府を主張する人物が亡くなるロシア、大統領選挙など一応はやるが、 民主的ではない方法で大統領が選ばれる。権力を手にしたプーチンは、 ナワリヌイ氏の死に関与しているかどうかわからないが、きっと反体制派の人物抹殺プランなのだろう。 ナワリヌイ氏の追悼集会では参加者が逮捕される事態に。 怖い国だ。プロバガンダで国民を欺き、反論する者は世の中から抹殺される、他にもそういう国がまだある。 反論者を遠ざける者は、それが怖い小心者がすることだ。反論を打破して行くからこそ強い国になる。 国民が自由闊達に意見を言える国でなければ、いい国にはならないのだ。


2024.2.18 『ガストロノミー・ツーリズム』
昨年12月27日にもこの用語について書いた。
世界に冠たる豊かな食文化、風光明媚な景色、珍しい文化風習などが多くの外国人観光客を魅了している。 その目は、日本人が気付いていない当たり前の文化に向けられていて、日本人が気付かないところにある。 ガストロノミーとは、食事とその背景にある文化との関連を考えて行くことを意味する。 海外のツーリズムコーディネーターがこういったことをツアーに盛り込むと、外国人旅行客が喜ぶという。 今まさにこれを企画したツアーで、国内の日本人が行かないスポットに集まるのだそうだ。 このことをきっかけに、我が町の価値見直しに着手する自治体が増えている。改めて大きな価値のある特産品や、 観光の目玉が発見されている。町おこしは今や海外の人向けに新しい価値で考えたほうが魅力がありそうだ。


2024.2.17 『いろいろなダマシ商法』
国民生活センターには、さまざまな消費者問題が寄せられるそうだ。そのうち、いくつかがマスコミに登場、 報道されるたびに、その商法の特徴がある。金品を騙し取る商法も巧みな仕組みで、 多くの人が騙されてから気がつく、というのが特徴。客から高級時計を預かって、その時計を希望者にレンタル、 そのレンタル代金が供出した人にキックバックされる、というもの。何人かは数百万円稼いだ人も居るらしい。 しかし、途中からレンタル代金が振り込まれなくなり預かったと時計もネットで販売されてしまい、提供者には戻らず、 会社はドロン。巧みな計画的犯行だ。
金品を預けて…は危ないに決まっている。まずは疑ってかからないと…。


2024.2.16 『カタカナ語』
今までこのコラムに数回書いたことがある気がするが、世の中にカタカナ語が溢れていて、 「おや?」と思ってもちょっと聞きづらい。スマホで調べる、などよくあることだ。 もともと日本に無かった仕組みが新たに実施された福祉現場など横文字だらけだ。 ケアマネージャ、ヘルパー、コーディネーター、ラポール、グループホーム、ショートステイ…などなど。 だいぶ社会に定着して来たものも多い。コロナ禍でもこれが目立った。ステイホーム、エビデンス、 ロックダウン、オーバーシュート、クラスター、ソーシャル・ディスタンス、パンデミック… 新しい用語で注目を集める、という意味ではいいのかもしれないが。
フ〜〜〜〜〜〜〜!


2024.1.15 『原発職員はペーパードライバー』
国内には、54基の原発が有るが、再稼働しているのは10基のみ。 この原子力発電所で、今人材不足が問題視されているという。 運転を担当する職員にペーパードライバーが増えているというものだ。全運転員の3〜5割は、 稼働している発電所での経験が無い人だそうだ。 福島第一原発事故以降に入社した人がどんどん増え、技術の継承が追い付かないという、 由々しき問題だ。建設しても稼働までに長い年月がかかっている設備には、老朽化の問題などが考えられ、 運転員には高度な実技経験が無いといけないとされるが、人材育成に頭を悩ます原子力行政だ。


2024.2.14 『PFAS』
有機フッ素化合物の総称がPFAS、世界中で4700種類有ると言われている。フライパンの表面加工、 火災時に使う泡消火剤、洗剤、ファストフード店の容器などに使われている。水や油を弾く性質があり、 自然界では分解しない特性がある。これが生きもの体内に長く残り、発がん性や健康被害の心配が有るという。 米国では基地から流出したPFASが住民に影響を与えているということで、規制が強化されているが、 日本の米軍基地にはそれが適用されていない。多摩地域の水道水汚染が米軍のPFASではないか、 という観測があるが、米軍は日本の調査に応じていない。何とも不合理な日米安全保障条約、 ちっとも安全保障ではない。


2024.2.13 『セイコーマート』
北海道を中心とした地域密着型コンビニがセイコーマート。あまり馴染みが無い方が多いかもしれない。 北海道には約1,100店舗ある。S社・F社・L社と寡占が続く中、地域コンビニとしてセイコーマートは存在感が有る。 北海道以外では、茨城県(83店)と埼玉県(2店)に出店している。北海道では「セコマ」と呼ばれ、 コンビニの世界ではS社よりも歴史が長い。北海道民を支えるインフラとなっている。過疎地のスーパーが閉店したといっては、 自治体から出店の依頼が有るという。地域に密着したこういった企業の姿勢、コスパばかりが語られる中で、 社会を向いた企業姿勢、ビジネスにとって必要な有り方だ。


2024.2.12 『鳥インフルはハエから?』
国内で相次ぐ鳥インフルエンザ、渡り鳥が媒介しているのでは?という説は説得力がある。 しかし、九州大学の研究チームが『オオクロバエが媒介しているのでは』という研究結果を発表した。 このハエは冬季も活動して、寿命や移動距離が長いのが特徴だそうだ。 鹿児島県出水エリアで採集したハエを分析したところ、15%の個体から鳥インフルエンザの抗体を検出したそうだ。 このハエが媒介しているのでは、という新説だ。昨年は26県で1771万羽が殺処分され、卵の高騰にまで発展した。 この研究成果を養鶏場で生かす工夫が必要だ


2024.2.11 『弟は僕のヒーロー』
6歳年下の弟はダウン症、その兄弟の日常を描いた映画 弟は僕のヒーローが上映公開されている。 高校生となった多感な兄は、弟がダウン症であることを隠し、好意を抱いた女子生徒や友人に、 弟の存在を知られたくなくて「死んだ」と嘘をつく。ところがそれが大騒動になる。 実際にイタリアで有ったことがモデルになっている。その後、ダウン症の弟は兄にとって、 かけがえの無い存在になって行く、兄は弟がヒーローと思えるようになっていく。 という、彼らを取り巻く家族間のエピソードがたくさん散りばめられた感動作だ。 久々に心が揺さぶられる映画だった。


2024.2.10 『BCP』
Business Continue Program の頭文字を取った用語だ。1月1日に発生した能登半島の大地震で、 地元の企業は建物や設備の損壊で、操業を停止したり中止したりする企業が相次いだ。ところが、 地震の被害は有ったものの、何とか予め計画されていた手順に従って事業を継続する企業が有った。 穴水町にある村田製作所の子会社電子部品メーカーは、いち早く操業を再開、珠洲市のバス運行会社「めだか交通」は、 バス運行を再開した。いずれもリスクマネジメントの観点から入念なBCPを策定していたという。 今後さまざまな企業、組織で検討・策定が加速することだろう。


2024.2.9 『一極集中』
コロナ禍で少し落ち着いていた、東京への転入増、また増え出したという。昨年を3万人上回って、 6万8千人の転入超過だったそうだ。東京一極集中の傾向は、良いことではない。 省庁が霞が関に集中しているので、関係する機関や企業も東京に集まる。これを避けようと省庁を地方に移転、 ということで自治省あたりはいろいろと施策を打つが、あまり効果は無い。 コロナ禍でビジネスの拠点を地方に持って行き、リモートで仕事する企業が増えたが、 決定的な効果にはなっていない。やはり人も物も集中したほうがビジネスには効率が良いのだろうが、 ますます地方の衰退が加速するばかりだ。


2024.2.8 『パイロットと管制官が会議』
1月2日のJALと会場保安庁の航空機事故、衝撃的な信じられない事故だった。 1月29日には、国土交通省が主催して羽田空港に関係するパイロットと管制官の会議が開かれ、 互いの意見交換が実施された、ということがニュースになった。 一定のルールに基づいて日ごろ、管制する立場とそれを受けて飛行の判断をするパイロットの関係、 コミュニケーションの機会が無かったことが不思議な感じだが、双方『言葉』で情報交換しているわけだから、 その時その時のニュアンスなど微妙な違いがあるかもしれない。言葉は、発信側の意図することと、 受信側の受け取り方が違う場合が有る。その結果が今回の事故だったわけで、 会議の成果は大きかったに違いない。


2024.2.7 『子どもの虐待』
親が子どもにDVを与える、食べ物を与えない、個室に軟禁する、などの痛ましい事件が後を絶たない。 親としての責任と自覚が無い親では、どうしようもない。親になる資格が無い者が親になった時、子どもは不幸だ。 そのための児童相談所が有るわけだが、その対応にはガッカリする時が多い。 事件になってからその対応が振りかえられる訳だが、「何でもっと早く気が付かないの?」と思える事案が多い。 さまざまな事情があるかとは思うが、子どものイノチ最優先の対応が欲しい。


2024.2.6 『変化するバレンタイン商戦』
バレンタインデーの商戦が活発に行われている。従来のブランド、味、美しさや華やかさに加えて、 その商品が環境問題にどう貢献しているか、人権問題にどう貢献しているか、フードロスにどう貢献しているか、 などをアピールする商品が多いのが今年の傾向だ。サスティナビリティ―に注目するのは、SDG'sを意識した ビジネス戦略のアピールだが、とてもいいことだ。バレンタインに限らず、イベントに限らず、 これからのビジネススタイルを変化させて行くトレンドは、歓迎したい。


2024.2.5 『岸田語』
首相就任時は「私は聴くことが得意です」と言ったが、その後はさっぱり人の言うことを聴かず、 言ってもきちんと公約を守らず、根回しせず単独で動く、よくわからない人だし、信頼性に欠ける。 “きちんと”、“しっかりと”、“丁寧に”、“真摯に”、“適切に”、などの修飾語が多く、 言葉だけで行動や実績が伴わない。丁寧に説明、などと言ってもどこが丁寧なのかがわからない。 他の法令違反の議員たちも“丁寧に説明”などとはいうが、ちっとも説明してくれない。 相次ぐ閣僚の不祥事や辞任では、その都度“任命責任を感じています”というだけで、全く責任を取らない。 こういう人には政治を信託できない。支持率最低、当然だ。


2024.2.4 『おにぎり人気』
街中におにぎりやさんが増えたような気がする。おにぎりと言えば、コンビニのおにぎりがおいしくなった。 握り方を変えたようで、ご飯がふっくらしているのが特徴だ。コンビニのおにぎりも良いが、 おにぎり専門店のおにぎりは、はっきり言ってコンビニよりもはるかにおいしい。 最近はおにぎり文化が海外にも広がっているようで、外国に店を出す事業者もそれなりの成功をしているようだ。 現地の人も新しいスタイルのおにぎり屋さんで、ファストフード店として人気が出ているという。 日本の文化、素晴らしい。


2024.2.3(今日は節分) 『キャンピングカー活躍』
能登の被災地でキャンピングカーが大活躍している。東日本大震災の時に日本RV協会が協力して、 被災地の仮住まい用に協会加盟の会員に呼び掛けて車を提供したところ、好評だったそうで、 今回の能登地震の被災地でも、全国の自治体から支援する職員などのために役立っているそうだ。 石川県によると、13市町に1100人が派遣され、インフラ復旧や自治体の事務支援をしているが、 職員の宿泊施設の確保が難しいところから、自治体が支援を要請、これにRV協会が応えたものだ。 素晴らしい支援だ。


2024.2.2 『麻生さんの失言癖』
何様だと思ってんのか、態度・顔つき・歩き方・しゃべり方、親分肌の麻生さんは上から目線の失言も多い。 失言と言ってしまえば、間違って言ったと思われてしまうので、失言ではなく、良くない人格、人間性だ。 人権やジェンダーに対する価値観が大きく変わったこの時代に、旧態依然な古い考え方でものを言う政治家は最低だ。 弱いものに寄り添う心を持たない発言には、国民を幸福にするための信念が垣間見られない。
上川外務大臣を称して、「あのおばさん、なかなかやる、そんなに美しいとは思わんが…」上から目線、男社会からの目線、 他人の容姿と業績を結びつける行為、あってはならないトーク。講演で聴衆受けするように組み立てたものだろうが、 そんなことで受けると思っているのか。賢い聴衆は黙って聞いてはいないんだぞ!


2024.2.1 『恵方巻』
コンビニの恵方巻販売がラストスパートだ。正月すぎには、各コンビニに恵方巻の幟がはためく。 売り上げ規模も相当なものだろう(あいにく統計が無く、販売額不明)。 S・F・L社それぞれの工夫で素材や味で販売戦略を競う。恵方巻が寿司チェーンの独壇場ではなく、 コンビニであるところがおもしろい。味よりも販売チャネルの問題なのだろうか。
気になるのは、どのくらい売れ残りがあるのか、だ。 恵方巻の販売が終わると、すぐにバレンタインチョコの特設コーナーに変わる。 いろいろな習慣を取り入れたコンビニの販売戦略、めまぐるしい。


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