きょうの気になるワード(ちゅうさん流の解釈)
水道事業は、各市町村が事業主として、独立採算で行われている。東京都のように、 県単位に事業主になる場合も有るが、これはレアケースだ。 上水道と下水道を担い、各市町村が独立して事業主になれない場合は、近隣の市町村が広域組合を設立、 事業主となっている。この事業、独立採算ということで、県や国の補助金が無い。 加えて敷設した水道管の維持管理に多額の経費がかかることから、赤字経営での事業体が多い。 そこで、水道料の値上げに踏み切るところが昨年は全国で相次ぎ、最大で37%も値上げしたところもあるという。 各自治体の人口減がこれに拍車をかけているというから、先行きは難題続きだ。
一昨日、警察庁は来年3月24日からマイナカードと免許証の統合を受け付けると発表した。新しい仕組みでは、 マイナカードに統合しない、という選択肢も有り、その場合は従来通りの免許証が発行されるという。 従来の免許証は、フランスやイタリアで運転する場合には必要になることがある、というから、 すべてがマイナカードに移行ということな無いようだ。マイナカードにしたメリットは、 手数料が2500円から2100円になる、住所変更の時警察に届けなくても良い、の2点。 筆者だったら、免許証を今まで通り持ちたいと思う。
しばらく新宿歌舞伎町に行っていないのだが、最近「トー横」と呼ばれる広場が若者の溜まり場となっているそうだ。 トーホーシネマの映画館が有って、その前に少し広場が有ったが、そこを指しているのだろう。 都会好きの若者の中には、一度は行ってみたい人気スポットだという。地方からフラっと状況したり、 オーバードーズでふらふらしている者や家出をした若者が多いという。そこに目を付ける悪だくみする大人もうようよ。 東京都ではこういった若者を犯罪から守るために「きみまも」という施設をつくり、 お菓子を置いたり相談員を置いたりして対応していた。ところがそのセーフティスポットでいかがわしい犯罪が起こってしまった。 セキュリティを甘くして誰でも入れるようにしたのが、逆効果だったようだ。よかれと思って対策をしたのに、 悪の手はそこに付け込んだ。イタチごっこだ。
現在、日本ではパンダが8頭飼育されている。このパンダ、実は中国からの借り物。 現在世界各地で17か国53頭が貸し出されているという。繁殖研究という理由で、各地の動物園で飼育されている。 日本人はどうやら世界一パンダ好きの国民らしい。日本で生まれたパンダも親パンダが中国の所有だから、 中国に返さなければならないそうだ。そのパンダ、貸出先の選定にあたっては、中国政府の意向も入るらしい。 政治的な対立は有っても、中国との接点を持ち続けるのに一役買っている。パンダ外交を中国は上手に利用しているようだ。
このところのゲリラ豪雨で雨水が下水道に入り、中の空気を圧縮して、マンホールの蓋が押し上げられて、 外れたり飛ばされる事故が頻発しているようだ。この対策として、網目状のマンホールの蓋にすげ変えるところがある。 マンホールの蓋は、写真を撮ってコレクションする人が居るくらい、各自治体でユニークなデザインを工夫している。 この取り換えにあたって、マンホールを市民に有料で販売することを水戸市で行っている。1枚40キロの重さで3千円、 希望者が多く抽選になるという。因みに昨日9月10日は下水道の日、マンホールにゆかりのある記念日だった。
パリオリンピック・体操女子に出場が決まっていながら、大会前に20歳以下での飲酒や喫煙が発覚、 出場を辞退するまでになってしまった。軽い気持ちでの行為だったのだろうが、コンプライアンスは許さなかった。 「何もそこまですることも無いんじゃ?」という声に、日本体操協会は断固とした措置を取った。 体操協会も本人も、断腸の思いだったに違いない。ご本人も複雑な心境の中、 この制裁を受けて心が晴れない日々を送っていたことだろう。 その宮田笙子さん、国民スポーツ大会(旧国体、今年から名称変更)体操競技で福井県代表として団体優勝を果たした。 汚点は成績を残して埋めて行くしかない。この一件で、本人もきっと大きく成長したことだろう。一流選手として、 また人間として生まれ変わることを期待したい。
小林旭・85歳、俳優としても歌手としても大御所だ。先日、NHKの歌コンに出ていた。 身長180センチの大柄な身体で「自動車ショー歌」、「昔の名前で出ています」、を美声でうたっていた。 この年齢になると、息が続かず長く発声できなくなるのだが、それも無い。ビフテキが好きだという。
かたや加山雄三・87歳、永遠の若大将。曾祖父は岩倉具視、サラブレッドの家系に育ち、映画や音楽の世界で活躍、 数々の賞を受賞。筆者は「君といつまでも」、「お嫁においで」が大好きだ。作曲もすごい。 メロディーラインやコードの使い方もハイセンスだ。やはりビフテキが大好物だという。 こういった元気な“おとしより”を見ていると、真似はできないが、それにダブらせて元気をもらう筆者だ。
大相撲秋場所が今日から始まる。このあいだ名古屋場所が終わったばかりのような感じだが、 猛暑もあと少し、朝夕が少し涼しくなり、秋場所の名称が似合う季節になりつつある。 注目は関脇大の里、二所ノ関部屋が自宅のすぐ近くにあるので、ちょっと関心がある。 同じ部屋の白熊も入幕したので、元横綱稀勢の里の二所ノ関部屋が盛り上がっている。 12勝を挙げれば大関昇進確実、史上最短での大関昇進となるが、 24歳の若者、プレッシャーに負けないで欲しい。
令和のコメ騒動は、間もなく出回る新米の流通で解決するだろう。しかし、価格は今までよりも高くなるのは確実だ。 スーパーで売っている新米は5キロ入りで千円高くなっていた。肥料代、燃料代の高騰を考えると、 コメの価格が昨年と同一、には無理があるだろう。茨城県取手市や守谷市など、米をふるさと納税の返礼品にしていたところ、 希望者が殺到したため、対応できないとのことで、コメの返礼をストップしているというニュースが有った。 周囲の田んぼの稲刈りが最盛期なので、間もなく解消するとは思うが。流通の回復と同時に、価格も落ち着いて来ることだろう。
先日、姫路城の入場料千円を、インバウンドの外国人に限って値上げする、ということが発表されたが、 姫路市では今回、市民以外の入場料を一律値上げに変更する案を発表した。インバウンド客だけ値上げ、 に波紋が大きかったせいだろう。市民以外を高く設定なら、話は分かりやすい。 姫路市民は市に納税し、その税金と入場料収入で城の管理費が拠出されているからだ。自治体の施設利用料が市民以外は高くなる、 は定着していることなので、問題は無いだろう。今年の春、行って来たのだが、大規模な歴史建造物、 相当な維持管理費が費やされているなあ、と思った。そう思うと、入場料の値上げは妥当だろう。
女性の更年期障害は良く知られたことだが、男性にも更年期障害があるという。ただ、女性と違って、 その症状が出る年齢がまちまちで、発症する率が少ないことから、大きく取り上げられることが無いという。 50〜60代が多く、人によっては30〜40代で症状が出るというが、筆者はその年齢を過ぎても、 経験したことが無い。男性ホルモンの異常や、ストレスなどが原因のようだ。以前よりも元気が無い、性欲が低下した、 体力や持続力が低下した。慎重が低くなった、マイに居tの楽しみが減った、もの悲しい気持ちになる、 夕食後にうたたねをする、仕事が上手く行かない、勃起力が弱くなった、などがサインだそうだ。
凄いアプリがフランス発で登場、勢いが出て来たようだ。 ヨーロッパやアメリカでZ世代に爆発的に流行しているようだ。日本でもその兆しだという。 メールが到着したら、2分以内に撮影した画像をアップしなければならない、という。 取り貯めた画像や加工した画像は利用できないので、今の状況を生写真で撮影、 アップするまで2分の制限付き、というゲーム性がある。 画像には位置情報も付くので、その人がその時にどこに居るかも特定できたり、 写り込んだ周囲の人もリスクが伴う危険性がある。良く解らないアプリにZ世代は熱中している。 昔、不幸の手紙というのが有って、それをもらったら3人の人に同じ文面の手紙を出さないと不幸になる、 という仕組みga 有ったのを思い出した。
8月31にから9月1日にかけて行われた日本テレビの24時間テレビ。毎年障がい者の人たちが大きく画面に写り、 “頑張れ”、“感動を有難う”が高らかに語られ、タレントが歌い、演技し、長距離マラソンをゴールするまで、 ドキュメンタリーで流す。多くの市民が貯金箱に貯めたお金を寄付し、福祉施設や団体に車両が寄付される。 寄付文化が育っていない、と言われる我が国で、チャリティー意識を醸成する番組の草分けだ。 始まって46年間のトータル金額は433億円になるそうだ。内容や進め方に、 色々賛否両論が有るが、子どもから大人まで、チャリティー(寄付)の意識を高めるのに一役買っている、 いいイベントだと思う。パリパラリンピックと重ねて“感動”が有ったはずだ。
昨年までは実に羽振りが良い勢いだった維新の会。ここにきて大阪万博の進捗がいまひとつで困っている、 初めて大阪圏で現職首長が落選、兵庫県知事のパワハラ問題で分が悪いなど、 いまひとつ。ひと頃の勢いが無くなって元気が無い。 統一地方選では自民党を凌駕する鼻息の荒い政党だったが、何たる不人気政党に。 確かな基盤とビジョンが無かったのだろうか。自民党と立憲民主党の代表選の話題に埋没して話題すら無い。 政治や政党は主権者の不人気を買ったら、見る影も無くなってしまう。
8月8日午後に起きた日向灘での大きな地震が南海トラフ地震の警報に値する、とのことで、テレビには画面の外枠を使って 1週間の間“警報”が出続けた。1週間経過しても何も起こらなかったため、警報の表示はされなくなった。 このことを今検証しているようだ。災害への危機意識が高まった、という好意的な意見が多いようだが、 この警報だ出続けたことで、商売に影響が有った観光関係のホテル、観光地などではキャンセル続出で、 かき入れ時の季節に大きな損失をした事業者が観光庁に表示に関する見直しの申し入れを行った。 事業継続の観点からは気持ちもわかるが、人命が第一の災害予防からは必要な措置だったと思える。 利害を一致させるのは難しいが、何も無かったから言える事態なのだ。
「日本終活協議会」なる一般社団法人が有るようだ。高齢者福祉をビジネスとする会社が立ち上げているので、ちょいと怪しいが…。 この法人、高齢者の保険・通院サポート・介護・入院時の身元保証・葬儀・お墓・相続などのさまざまなサポートをする会社。 「終活は生き支度」を標語に、全国各地で終活支援セミナーを開催してる。筆者も年齢的には、エンディングノートを書いたり、 身の周りの断捨離をしたり、の域に達しているが、“終活”には今ひとつ前向きに取り組めない。“死”は受け入れる用意はあるが、 そのための準備を早くから行うことには抵抗がある。どうも終活を考え出すと、自分の結末を意識しすぎて、 まだまだ可能性のある夢や希望や意欲が前向きに捉えなくなる感じがするからだ。 人生、盾と矛を使い分けたほうが醍醐味があるのだ。
宇都宮市が2013年8月から運航開始したLRT(Light Rail Transit)、次世代型の交通システムで注目を集めている。 乗降の乗り降りなどの容易性、快適性など利便性が優れているようだ。多くは路面電車の軌道を活用したりしているが、 宇都宮の場合は、レールを新たに敷設したのが特徴だ。開業3年後の予測利用者数を1年間で達成したというから、 地元の努力が功を奏したのだろう。加えてLRT利用による市街地の渋滞緩和にも効果があったということだ。 今後、地方都市の足として普及が拡大しそうだ。
家庭用のジンが売れているようだ。アルコールは、ビールと焼酎以外あまり興味が無い筆者だが、新聞の経済欄で見て、 「へぇ〜〜〜」と思った。醸造会社の言い分は、コロナ禍で家呑みが多くなって、あまり甘味の無い酒の需要が高まっている、 との説明だが、筆者はメーカーの戦略では?と勘繰る。キリン・アサヒ・サントリーが次々にジンソーダなどを売り出している。 今度、飲んでみよう。
自民党総裁選挙、立憲民主党代表選挙、それに続く衆議院議員選挙(解散含み)と列島を選挙日程が駆け抜ける。 自民党が下野するのでは、という思惑が立憲民主党の代表選を左右する。野党から総理大臣が出る可能性があるわけだから、 立憲民主党にも力が入る。自民党は派閥が亡くなったことから、派閥の縛りを外すと、10人以上も候補者が顔を並べる。 駆け引きが両党とも凄いことになっている。「誰がなっても同じだよ」の声も有るが、同じにしてはいけないのだ。 国内経済、国の守り、外交、拉致問題、福祉、教育、子育て支援…課題山積の状況をどうかじ取りするか、 そのビジョンと意気込みを聞きたい。こぞって能登の被災地を視察に行っているようだが、被災地は大きな迷惑だ。 こういう身勝手な候補者は脱落すべきだ。
福島第一原発事故で溶け落ちた燃料デブリ(核燃料)の取り出し作業が始まる瞬間、装置の取り付けにエラーがあり、 作業が延期になった。この延期会見、東京電力の担当者は、「廃炉作業は数十年に渡る長い作業なので、 ここで多少の中断時間が生じても、全体の日程に大きくは影響するものではありません」と発言した。 「えっ?そんなに甘いことなの?」と東京電力側の見解の甘さに憤りを感じた。
原子力発電は、CO2を出さないとか、発電コストが安いなどと言われ、稼働計画に前向きだが、 地球や人間に対して、莫大なリスクを抱えていることは承知のはずなのに、まだ安全神話を信じつづけるのだろうか? 今まで原発に反対していた、河野デジタル相が総裁選に立候補を発表するやいなや、電力不足に対応するためには、 原発に頼らざるを得ない、と言い出した。なんてことだ!総理には向かない(と憤る筆者)。
火山が爆発して被害が発生、木曽御嶽山が爆発して登山者が巻き込まれ、58名が死亡したのは2014年9月27日だった。 この時、筆者は山梨県の瑞牆山(みずがきさん)に登っていた。遠く離れた御嶽山の噴火が肉眼で見えた。 日本には活火山が111峰有ると言われている。危険な箇所は、各種観測メーターが整備され、警報が出されるようになっている。 しかし、この予算は地震観測に比べて4分の1だそうだ。研究者も地震に比べると6割だという。火山立国の割には、 もう少し予算を割いて欲しいところだ。防衛費がどんどん増えているが、こういった研究予算は、火山観測以外のところでも。 研究費への投資がお粗末なわが国だ。
朝刊を開いた時、一番後ろのページは、だいたいテレビ・ラジオの番組欄だ。休刊日の前日はここが広告欄になって、 番組欄が中にレイアウトされていることが多い。8月23日・金曜日の朝刊は、この番組欄がルイビトンの1面広告で番組欄は、 開いたところにあった。この割付は、読者を欺いているとしか思えない。開いたところに広告があれば、 絶対に目にすることになるが、読者は鞄の広告など必要としていない。新聞社の広告料稼ぎにほかならない。 レイアウトは新聞社の勝手だが、読者の心理を欺いてはいけない。
8月5日には「コメの値段が高い」と書いたばかりなのに、高いどころか、スーパーの米売り場に商品が無い、 というところがある。米とミネラルウォーターが無い店が続出、という現象。“買い占め”が起きているのでは、 と勘繰りたくなるが、南海トラフ地震の警報が出たのが8月8日、コメの値段が上がっているのは8月始めだ。 これは、地震警報の理由ばかりではない、買い占めが起こっているナ、という筆者の感だ。 今年の米の作柄は、筆者の自宅周囲状況を見る限り、悪くはない。稲刈りが始まっているから、新米の出荷も間もなくだ。 この出荷時期に合わせて米が無くなり、消費者にコメの値段が上がる、という心理を植え付けようとの作戦では? その現象を興そうとたくらむブローカーが買い占めている?なんていう推理はどうだろう。
写真のように今年の米はおいしそうにたわわに実っている。(今朝の家の隣の田んぼ)
連日の猛暑日、もういい加減にしてくれ!といった感じだ。いいかげん、身体が悲鳴をあげている。9月も暑い、という予報だ。 これ、自分だけではなく、日本列島全員がそうだから、地球環境の変化はおそろしい。 このツケはわれわれはもちろん、これから大人になる子どもたち、これから生まれる子どもたちが、 先人が地球を傷めつけた結末として負って行かなければならない。国際会議では、地球環境を守るためのさまざまな目標を立てるが、 この目標、実現した試しがない。大きな目標できない現実。それぞれの国の思惑が左右し、先進国と開発途上国の意見が異なる。 地球環境のことを考えながら、紛争地域では爆弾を落とし続けて大量のCO2垂れ流しと殺戮を繰り返す、自国主義の矛盾だ。
ハワイアンバンドには欠かせないウクレレ、筆者もちょっとだけ演奏する。その音色は、ちいさな響体から出る 繊細なナイロン弦4本の音色、和かくて心に沁みる。ウクレレは、サイズが小さく、弦が4本、 ギターに比べると演奏が簡単そう。 手軽に取り組めそうな気がするので、気軽に始める人が多い。しかし、筆者の経験では、ギターのほうがはるかに楽だ。 ウクレレの演奏は、コードと言われる和音の押さえ方を覚え、曲に合わせてその和音の押さえ方を左手で行い、 ポロンポロンと右手の人差し指で弾いて行く。一曲完成すれば、感動ものだ。 気軽に始められる割には難易度が高い。途中で挫折して、楽器が飾り物になっている人も多い。
軽トラ、日本の農家では必需品、小型で荷物が積めて機能的。この軽トラックが欧米で今人気だそうだ。 日本で発展したこの車、欧米でも“ケートラ”の名で呼ばれ、ケートラ市場が賑わっているそうだ。 国内にはケートラを専門に扱う中古車屋さんもあり、欧米への輸出で稼いでいるようだ。 このブーム、部品市場にも高まる需要があるというから、 ケートラの価値がますます上がって来ているということだ。 ケートラ人気で車体価格が上がったりして、日本の農家に影響が無ければいいのだが。
快適な日本のトイレ、そのトイレから発火したり、煙が出るなど、考えられないが、温水洗浄便座の事故の多発が報告されている。 怖い話だ。トイレの扉を開けたとたん、火や煙が見えたらびっくり!慌ててしまう。温水洗浄便座の国内の普及率は8割くらい。 この機械が経年劣化しての事故にメーカーが対応している。水シャワーが出るノズルはモーターが働く、 便座にはヒーターが内臓されている。こういった部品が劣化して発煙や発火に至る、というのは想像がつく。 メーカーは、ノズルが動かなくなったり、異常な臭いがしたら無利して使い続けないように、と指導している。
日本のトイレは衛生的で機能的、とインバウンド客は言うらしい。おしり洗浄便座などは、海外ではあまり普及していないらしい。 水を確保するのさえままならない海外では、お尻をシャワーのように電気を使って水で洗う、など“もったいない”ことだ。 だいたい、水洗トイレさえ普及していないのだから。高速道路のサービスエリアのトイレなど、実に快適だ。 便器などのハードに加え、清掃が行き届いていて綺麗に使わないと、という意識になってしまう。 清掃員さんたちに感謝したい。昔は“ご不浄”と呼んだくらい臭くて、汚くて、暗い3Kだった。 広い世界には、安全で衛生的なトイレを使えない人が34億人(ユニセフ調べ)居るという。
「人間は見た目が9割」という本を読んだ。初めて人に会った時、テレビなどで初めてお目にかかる人を見た時、 私たちはその人の外見をパッと見て、「この人は○○な感じの人だ」と瞬間的に判断する。 今までの経験をもとに瞬間的に、自分のセンサーが反応する。多くは当たっていたり、よく話を聞くと、 全く違っていたり、いろいろだ。 この本の著者「竹内一郎さん」は、舞台監督やドラマの制作などを手掛ける人。ドラマなどでは、 俳優が有る特定の性格の人を演じる時に俳優に演技指導をする。さまざまな性格を、演じる役者に指導して行くという。 そういえば、同じ俳優がさまざまな人格を演じる。よくできるもんだ、と感心するが、監督は役者に対して、 その性格を表現するアドバイスをするというのだ。なるほど、そういう人が人を見るときの極意を書いた本だった。 見た目で9割決まる、というのは第一印象のことで、その第一印象がその人と接するときのベースになってしまう、 という大事なポイントだという。
終戦の日の朝刊、読者からの投稿欄に「敗戦後に先生が変化、不審つのる」の記事を見た。 太平洋戦争を振り返るルポをまとめた本を読んだとき、『学校の先生たちは、軍国主義を貫いて教育を行っていたが、 終戦直後の民主主義教育への変化により、教えることがコロっと変わった。子どもたちの葛藤が大きかった』 と書いているのを思い出した。投稿の内容は、『作文で「疎開先から帰ったら母に会いたい」と書いたら、 そんな弱音を吐いてはいけない、アメリカが攻めて来たら竹鑓で戦うんだ」と空欄に朱書きされた。 終戦後はその先生が民主主義の国になった、と教え方を変えた。子ども心に人間不信なりました』というものだ。 そのくらい日本の価値観がガラっと変わった瞬間だったのだ。
トマト、ナス、きゅうり、ピーマン、スイカなどなど、夏野菜の路地物収穫がそろそろフィナーレだ。 スーパー広告の野菜の高値をよそに、毎日よく食べた。 それらの野菜の種を採種して来年の備えにすることも、我が家の家庭菜園にとって大事になる。 「スイカを食べた時にとっておいた種で出来た大玉スイカ」などといえば、驚く人が多いが、我が家のスイカは、 毎年この方法で大玉と小玉を栽培している。トマトやキュウリなども自家採種だ。 自家採種でつくった野菜は、我が家の畑の土のDNAを受け継いでいるから、ミネラル豊富で、安全でおいしい。 ホームセンターで売っている苗が高騰している中でも、我が家は自家育苗の苗、価格もそうだが、安全・安心の苗だ。 青じそ(大葉)、モロヘイア、オクラ、ゴマ等はあと1、2週間もすれば採種できる。 こうやって自家採種の種は、かぼちゃ、冬瓜、レタス3種、豆類5種、ねぎなど、20種類を超える。
今日は、全国戦没者慰霊式が行われる。350万人もの尊い命が奪われた第二次世界大戦、広島・長崎の原爆を機に、 終戦へと向かった。戦争には国際法というものがあり、戦争をしながら国際法に違反した、しないの論議をしている。 戦争そのものが肯定されてはならず、国際法も何もあったものではない。戦争を仕掛ける為政者たちは、 その大義をふりかざし、理解できない論理で殺戮戦を厭わない。太平洋戦争は、最初から負けるのが分かっていながら、 軍部は戦争へと突き進んだ。プロパカンダで国民を欺き、350万人もの人が虫けらのように殺されてしまった。 8月15日はポツダム宣言を受け入れ、日本が無条件降伏を決めた日。9月2日は日本が戦艦ミズーリ号上で、 降伏文書にサインした日、アメリカやイギリスは、戦勝記念日としている。立場が変わると終戦記念日の意味合いも変わる。 平和憲法が日本国憲法の最大の価値なのに、 昨今の国際情勢の危うさから自衛隊が外国の軍隊と合同訓練をするまでになってしまった。 国民はこれに対して何の論議もしなくなってしまった。
若い頃、夢中になって立方体の6色を合わせることに興じたものだ。なかなか難しい。 そのルービック・キューブが発明されて54年になるそうだ。出現する配置は4300京(1京は1兆の1万倍) というから、天文学的数値だ。1970年、ハンガリーのエルノー・ルービックさんが発明したそうだ。 今年は「1980年の販売時に次ぐ売れ行き」だそう。コロナ禍の「巣ごもり需要」で、 ネット販売を中心に売り上げが好調のようだ。 ネットには、その攻略法動画が多数投稿されている。 マジックショウで5個のキューブが一瞬にして完成したり、同じ模様を描いたりするのを見たことがある。 どうなっているんだろう?
民放の番組で、警察署の内部に密着して、起こる事件やその捜査、犯人追跡、 逮捕までのドキュメンタリー的番組が放映される。 一般人の“知りたい好奇心”を刺激しそうな内容だけに、視聴率が稼げるのだろう。その都度、 アナウンサーの刺激的でオーバーなナレーション、視聴者をその世界に引き込むための映像操作が行われる。 困るのは、その演出のために、“やらせ”や事実と異なる内容操作が行われることだ。 もちろん、目的は視聴率稼ぎ。しかし、嘘が有ってはならない。 テレビ局は直接映像制作はしないのが普通。小さなプロダクションや映像制作会社に外注若しくは、 映像の売り込み合戦を経て、メジャー局が買い取ることが多い。こういった構造がヤラセや、事実の歪曲につながる。 その都度、放送倫理委員会の勧告となるのだ。
パリオリンピックの閉会式が昨深夜に行われた。7月27日、雨のセーヌ川をボートに分乗した選手たちが6キロの流れを下った。 17日間があっという間に過ぎ去ったという感じだ。2024年のロサンゼルスにオリンピック旗がリレーされた。
「ニッポン、金メダル〇個」、「〇選手、金メダルならず」、 「伏兵〇選手、銀メダル獲得」、「2連覇を目指す〇選手、予選敗退」、「〇選手のオリンピックが2回戦で終了」 などとメダルに掛けた選手の努力や思いとは関係なく、結果だけを大げさに報じる。 空港に帰った選手の帰国ゲート通過順番は、金メダルをかけた選手が先頭、メダルに届かなかった選手は、 後ろからこっそり歓迎の人並みを避けるように出て来る。オリンピックに出場するだけでもすごいことなのだ。 帰った選手たちを、温かく拍手で迎えたいものだ。
8月8日午後に日向灘で起きた大きな地震は、初めての南海トラフ地震の注意報となった。津波も大きくは無かったが発生した。 地震当時はたまたま福岡空港に居たが、一斉に携帯に警報が鳴り、あたりは騒然とした。日本列島は一気に地震警戒モードになった。 テレビやマスコミが備えるための情報を出したり、 ハザードマップの確認を呼び掛けたり、自治体では避難の流れを確認したり、官邸では総理大臣が外遊の予定を取りやめた。 奇しくも翌日は神奈川県で大きな地震、識者は南海トラフとは関係ない、と言ったが気になる。 新幹線や在来線に遅れが出た。2つの地震、大きな被害が発生しなかったのが幸いだったが、 この際今一度この災害がほんとうに発生した場合のシュミレーションをする機会になった。 緊急時の行動について、私事で考えて行きたいものだ。
朝のNHK連続ドラマ「虎に翼」、人気を博している。朝刊の視聴率の順位表では、いつも連続ドラマが首位だ。 連続ドラマは半年ずつタイトルが変わるが、どんなタイトルでも、いつも1位キープだ。 がっちりした連続ドラマファンが居るのかもしれないが、視聴率という数値で制作側が判断されるから、 さぞプレッシャーも大きいのでは、と想像する。筆者は昔から連続ドラマは欠かさず見ている。 その都度ドラマの展開に一喜一憂しているのだ。特に今回は、登場人物のさまざまな性格・心持が周囲の状況と共に、 微妙に変化して行く様が見ものだ。親と子、男と女、同性の中でも立場の違いで立ち回りが変わって来る。 それを俳優たちが一挙手一投足、目線の動きで表現して行く。俳優の凄さに舌を巻く。
ネットでのオリンピック競技判定や選手個人への誹謗中傷があとをたたず、競技団体や大会事務局が警告をしている。 テレビを見たり、マスコミのニュースを聞いたりして、個人的に感想を言いたいことがある。 その中でちょっと舌打ちもしたくなることはある。しかし、SNSでは、個人の想いが短い文章となって表現される。 その表現されたことに対して、“そうだそうだ”と言って拡散したり、“いやもっとこうだ”と言って意見を付け加えたり、 それが瞬く間に広がってしまう。個人の意見を言うのは勝手だが、相手の立場を考えない誹謗中傷は良くないし、 無責任だ。匿名性のあるやり方は、ついつい無責任になりがちだ。。
街を歩いていると、手に持つ携帯扇風機を使っている人が多い。特に若い女性に目立つ。 この携帯扇風機、動力にはリチウムイオン電池が使われている。USB端子から簡単に充電できることもあって、 便利に使っている人が多いようだ。しかし、炎天下で使っていても、熱風が吹きつけるだけなので、効果のほどは疑問だ。 冷房が効いた電車の中や室内でなら冷気が得られるかもしれない。この電池が煙を出したり爆発する事故が多発しているそうだ。 怖い話だ。電車の中でファンに隣の人の長い髪が巻き付いた、なども起きているらしい。便利だが、リスクの多い扇風機、 注意して利用したい。
8月3日、甲子園球場では、オリンピックの陰に隠れて話題にもならなかったが、 女子高校野球の決勝戦が行われていた。 全国から61チームが参加(昨年+3チーム)、 神戸広陵高校が花巻東高校を3-0で破って優勝した。野球は男の子がするもの、の概念がすっかり無くなった。 筆者の姪っ子も小学校チームのエースピッチャーをしている。サッカーが男の子のスポーツから、 世界的なメジャースポーツになったし、女子ソフトボールはオリンピック競技でも日本が活躍した。 女子高校野球もマスコミを大いに賑わせてもらいたいものだ。 今日から夏の高校野球選手権、同じ甲子園で、今度は男子のドラマが展開されることだろう。
今まで男子校だったところが、女子も受験できるようになった、女子高だったところが、 男子も受け入れることになった。こういった事例が各県で散見される。 かつては、東日本中心に多く有った公立高校の男子校・女子高の共学化が進み、男子校・女子高が残るのは、 埼玉県・群馬県・栃木県だけになったそうだ。 その中の埼玉県では、共学化に向けた議論が大詰めとなっている。男女共同参画が進む中で、 共学にするか、男子校・女子高を残すかが8月末に決まるという。 賛否両論ある中で、共学の方向が世の趨勢ではないか、と考える。
農林水産省が7月29日に発表したコメの価格が、コロナ前の水準を上回ったそうだ。 2019年からのコロナ禍で外食産業が衰退したこと、インバウンド客が激減したことで、コメの需要が減り、 価格が低下していた。ここに来て、外食産業の回帰、 インバウンド観光客の急増で需要が急激に伸びて来ていることが理由らしい。 もうひとつの理由として、昨年の猛暑で作柄が余り良くなかったことも影響しているという。 ということは、今年も7月の猛暑、これからの猛暑予想を見ると、今年の作柄も良くなるのは難しいのでは。 ということは……。
バイデン大統領は、選挙参戦撤退に伴い、ハリス副大統領を後継者に、という声明を出した。選挙を3か月後に控え、 急展開したことを心配する声をよそに、じわじわとハリスさんが支持率を上げている。 トランプさんは罵詈雑言で非難を繰り返すが、そういったことには、今のところ耳を貸さないハリスさん。 ますますアメリカの大統領選挙に関心が向く。 トランプ流の人権無視の発言、地球環境に興味を持たない姿勢、他国との協調を受け入れない姿勢、 古き昔のアメリカを再現しようとする懐古体質、老いて盛んな高齢者像などを考えたら、識者はハリスさんを推すだろう。
黒人女性では初めて、という世評、ジェンダー・人権問題などでは、そういうバイアスで考えるのはいけない、 とマスコミや社会がいうものの、使ってはいけない「アンコンシャス・バイアス」表現を全面に出しているのはいかがなものか。
山中湖は富士五湖でいちばん都心に近い湖、標高が1,400Mあるから、平地に比べて気温が7度から8度低い。 日中平地で35度でも28度、朝夕は20度くらいになる。この山中湖に避暑に行って来た。 避暑とは言っても、別荘やホテル泊ではなく、車中泊の旅だ。 気温が低いので、車中泊でも快適だ。8月1日には、 湖上花火大会が催されるので、 これが目的のメインイベントだった。 湖の真ん中の浮桟橋から打ち上げられる花火は、湖面にキラキラ輝き、幻想的な光景だ。 周囲が13キロ、ウォーキングには少し長い距離だが、早朝に3H気持ちいい空気の中を歩いたあとの、 煎れたてのコーヒーが美味い。3日間の滞在を終えて自宅に帰ったら、暑い!、暑い!
7月がこんなに暑いなんて、今までの経験では無かった。もっとも、「今までの経験に無い雨の量」 などという表現が気象予報で頻繁に使われるから、そういった気象現象が続いていることは感じている。 7月末は各地で最高気温を更新、連日35度〜39度と、体温よりも高い気温が続くと、身体も参ってしまう。 エアコンをためらわず使って下さい、とはいえ高齢者はエアコンに慣れていない。 市の図書館に行くと、明らかに“避暑”と思われる御仁が居る。今年は市役所や公民館、街のカフェ、 商店などが協力して“クーリングスポット”として涼を提供する自治体が多い。この際、 そこに人が集まるさまざまな仕掛けを施した生涯学習イベントなども考えたら、市民のコミュニケーションになっていいのかも。
オリンピックで金・銀・銅〇個、〇選手が大会2連覇、期待の〇選手は順々決勝で敗退、 アスリートたちの記録が先歩きしてその感動を大きく伝えるマスコミ、 世の中の関心事もそれにつられてヒートアップして行く。それはそれでいいのだが、 福岡県久留米市で27日に開会したインターハイ(全国高校総体)もマスコミに発信してもらいたい大会だ。 全国の高校スポーツの祭典は酷暑の中、高校生たちの熱い心と身体を燃やしている。27日の開会式には、 秋篠宮ご夫妻が臨席したそうだ。続く8月7日から始まる夏の甲子園大会にもエールを送りたい。
開会式直後から始まった柔道競技、角田選手の爽やかな巴(ともえ)投げで、 日本の500個めの記念すべきメダルとなった。その一方で、2人の選手の試合で敗れたあとの行動が, スポーツマンとして果たしていいいものだろうか、という考えさせられる出来事だった。永山選手が準決勝で敗退、審判のジャッジに、 納得が行かず、勝者からの握手に応じず、審判が居なくなっても畳を降りなかった。会場からはブーイングが。 審判の判定は絶対的なものであることを忘れてはいけない。阿部詩選手は2回戦で1本負け、泣き崩れて畳を降りられなく、 コーチが抱きかかえた。その後も大声で泣くだけ、観客席からのエールにも答えられない。勝ち負けは勝負の世界、 どちらかに転ぶ。負けを受け入れられない選手は決して賞賛されるものでは無い。 今後、こういった行動が日本柔道連盟でも反省されることだろう。
7月27日(土)パリオリンピックが開会した。3年前の東京大会では無観客で、静かにじわ〜っと、 マスクをして開会し大会とは打って変わって、華やかな、いかにもパリらしい演出の開会式に見とれてしまった。 裏側では鉄道爆破の事件など有ったが、平和の祭典そのものだった。セーヌ河を船で6キロ下る、という演出、 開会式全体にストーリー性を持たせたという演出(筆者にはそのストーリーがよくわからなかった)、 世界の大スターを多く登場させた演出、全体的にはスマートな流れだった。 メダル争いだけでない、平和の祭典がつつがなく終了することを願いたい。
7月24日、今年1月1日時点の人口を総務省が発表した。昨年から86万人以上が減った、とのことで、 減少数が初めて80万人を超えたそうだ。少子高齢化にますます拍車がかかる。首長や国会議員など、 選挙が有るたびに子育てし易くし、子どもの数を増やそうと政策を公約するが、 実質的な改善には何もなっていない。お金をばらまいたり、施設をつくったりの施策は, 子どもを増やすことには、あまり効果が無いということだ。 それより、子育てを地域で一体となって行う文化を情勢し、若者が結婚し、家庭を持つこと、 子どもを持つことが幸せ、と思える価値観をトレンドにして行くことが必要だ。
犯罪の被疑者・被害者・目撃者になった場合、警察や検事に依る取り調べが行われるが、特に被疑者になった場合、 人権を無視したような執拗な取り調べが行われているようだ。まるで犯人と断定し、 自白しなければならないような状況に追い込んで行く。刑事ドラマで、狭い部屋にグレーの事務机に椅子、 机をバンバン叩きながら自白を強要する場面がよく出て来る。冤罪がつくられ、これが裁判で、自白が覆ることも多い。
特捜部の取り調べが侮辱的だ、として東京地検に逮捕された太陽光発電会社の社長が国を提訴した。 権力を傘に、人権無視の対応をする警察や検事たちの態度は、許されるものでは無い。
7月24日は土用の丑の日だった。今年は8月5日にもう一度有る。24日の朝刊折込のスーパー各社の広告は、 デカデカと鰻の写真がトップに有った。もう1回有るから、スーパーの売り出しは苛烈を極めるだろう。 最近は牛丼チェーン店が鰻のメニューを出しているから、道を走っていて幟旗に出会うことが多い。 鰻は。国産のものと中国産のものでが、価格が中国産が半値。両方食べても味にあまり差が無いので、 我が家では中国産のデカいものを買って来て食べる。産地偽装などありうるので、国産の表示でもほんとうかな? と疑いたくなる。牛丼チェーン店の価格は、鰻屋さんの3分の1の価格、おそらく中国産鰻を使っているのだろう。
NHKの朝ドラ「虎に翼」、寅子が『はて?』と首をかしげる。この時は周囲の言動や行動に対して自分の想いと違うように流れた時、 彼女は人目をはばからず疑問符を投げかける。このドラマは、昭和初期から戦後にかけて日本の社会が大きく転換する中で、 女性に対する社会からの見方や行動様式や社会制度が腑に落ちない寅子の想いをぶつける。その背景には、 慣例や習慣から抜け切れない男や女の思考・行動に向けられる。多くは「無理解の善意」に対してのようだ。 人は善意で行っていると思っても、それが相手への無理解から来る「的の外れた善意」の場合が有る。 ボランティア行動もそうだが、善意に溢れていても、相手の望みに合致しなかったら、無理解の善意となってしまう。 この呼吸が難しい。
7月19日、Windowsを使うパソコンが世界中で操作不能に。空港、銀行、病院、レジャー施設、スーパーなどで、 システムが使えなくなり、インフラ機能がストップ。世界中で5千便の航空機が欠航する事態となった。 Windowsパソコンに搭載したセキュリティーソフトのアップデート中の出来事で、 このアップデートソフトが悪さをしたようだ。ソフトを販売する会社、クラウドストライク社では、 「原因を特定し、その改善版を出した」という説明だけで、大きな影響に対する謝罪などは一切無かった。 システムが止まった企業に対する詫びや保障、利用者への保障は無いのだろうか。 現代社会はこういったサイバー上の影響でインフラがストップする脆さを抱えている。
日本に来る外国人旅行客、インバウンド客と称しているが、1月から6月までの半年で1,777万人を超えた、 と政府観光局が公表した。この人数が、観光地へと繰り出すわけだから、あちこちで観光客が溢れて、 さまざまな予期せぬトラブルを発生させる。このことを、オーバーツーリズムという。有名観光地だけでなく、 SNSで話題となった、日本人なら行かないところも想定外のことが起きる。山梨のコンビニ前で富士山の景色を撮ろうと、 観光客が道路にはみ出たり危ないので、幕を設置して見えないようにした、など考えられない事態だった。 インバウンドの効果は経済効果だが、円安が続く間、しばらくは、こういった事態がどこでも起きうることだ。
NTTの電話番号案内「104」が終了する、というニュースがラジオで流れた。終了を驚くよりも、 「えっ?このサービスまだやっていたの?」という思いだった。 104をダイヤルして会社の電話番号などを調べてもらうサービスは良く利用したものだ。 都度、オペレータの人が丁寧に対応してくれる。しかし、今やネットで簡単に調べられる。 おそらく、ネットを利用できない人への丁寧なサービスだったのかもしれない。人手不足とコスト削減のためには、 やむを得ない措置だろう。紙で配っていたハローページやタウンページも終了だそうだ。 NTTだけでなく、保険証券や年金通知のWEB化など、ペーパーレス化に拍車がかかる。
厚労省が大きな広告を出している。マイナ保険証が12月2日から無くなることを宣伝しているが、国民の中には、 ほんとうになくなるの?という疑問が渦巻いている(ようだ)。一度病院の受付で使ったのだが、 紙の保険証だったら、窓口に出しておしまいなのに、面倒な操作が何度も必要で、ちょっと間違うとイライラするくらい、 やり直しさせられる。便利がうたい文句だが、ちっとも便利ではない、不便極まりない。こんなシステム、 ほんとうにあと半年後に動き出すのだろうか?
小林製薬の紅麹事件で一時下火になったサプリメント愛好者たちが、また買い始めたのだろうか。 一度食べ始めると(薬ではないから、服用ではなく、“食べる”というらしい)、止められないのだろう。 日刊紙の一面を使ったサプリメントの広告がまた増えて来た。膝関節症などがすいすい歩ける、といった広告には目が留まる。 お試し期間は通常価格の5分の1以下、その後1日6錠、1か月に6千円以上もかかる筋肉成分、軟骨成分、安くはない。 試しに1か月服用しても効き目なんか感じないだろうから、継続して買っちゃうんだろうな。
既存政党の大物を破っての2位の得票。知事選前には全く無名の石丸伸二さん。ネットを駆使した選挙戦術が功を奏したことに、 各界の知識人たちが分析を進め、それぞれの見解が発表されている。とにかく、 今までには無い方法でここまで得票を伸ばしたことが今後の選挙戦術を変えて行きそうな気がする。 たまたまそういう結果だったのか、計算された演出が有ったのか、選挙の度に暗躍していた選挙ブローカーたちも、 戦々恐々と言ったところだろう。石丸分析はまだまだ続く。
♪膿は広いな大きいな、これは、海の誤植ではない。会場自衛隊の膿は大きかった。7月16日、 海上自衛隊の218人が処分を受けた。もちろん、法律に違反した行為をした者が対象者だったが、収賄、パワハラ、 無銭飲食、さまざまな膿があぶり出され、最高幹部の辞任にまで追い込まれた。 これは、組織的な弱体したガバナンスの問題と言わざるを得ない。ここで膿を出しきれればいいのだが、 まだまだ一滴二滴でそうな予感。他の陸上自衛隊、航空自衛隊でも似たようなことが有るのでは?と勘繰ってしまう。
自己中心バカ、指示待ちバカ、大言壮語バカ、完璧主義バカ、論破バカ、根性論バカ、ゴシップバカ、思い込みバカ、 学歴バカ……。組織の中にはこんなバカが居る。と大手の経済月刊誌Pが特集する。こういう人間が職場を腐らす、 と大活字でその撃退法を指南する。組織の中には確かにそんな人が居る。「この人いなかったら、 もっと物事がうまく進むのに…」と思うことも確かにある。だけれど、そんなバカでも箸にも棒にもかからない、 という訳ではない。そんなバカが居なくなった組織は単一の価値観で染められ、組織自体がバカになってしまう。 大事なのは、その個性を如何に活かすか、のマネジメントなのだ。しかし正直、言うは易し、行うは難しだよな。 でも、排除はいけない。
スーパーの野菜売り場、プチトマト(ミニトマト)が種類豊富に並んでいる。どれを買っていいのか迷う。 我が家の菜園ではミニトマト2種、中玉トマト、大玉トマトを栽培している。これからが食べごろとなる。 プチトマトは、種類によって、酸味が強かったり、甘味が強かったり、丸いもの、細長いもの、黄色いもの、 さまざまだ。調理の仕方もいろいろ、さまざまな使い方ができる。ベーコンで巻き、 串に刺してオーブンで焼くプチトマトのベーコン巻き、程よい酸味とベーコンの塩加減、これが最高の味だ。因みに、 プチトマトの出荷量、1位=熊本県、2位=北海道、3位=愛知県だそうだ。
カメラにはフィルムが必要、というのは昭和の時代まで常識だった。12枚撮り、24枚撮り、 36枚撮りの35ミリフィルムは安くは無かった。平成になると、デジタルカメラがフィルムを凌駕し、 そして携帯電話にカメラが付き、今は誰でもカメラで気に入ったものを簡単にきれいに写すことができる。 フィルムの時には、写し終わったものを写真屋さんに持って行き。現像してもらい、写真屋さんでもらうまで、 ワクワクしたものだ。そのフィルムカメラがレトロブームで今また人気だそうだ。 カメラメーカーも新しいフィルムカメラを発売した。
外出するときには必ずマスクを持っている。街中、電車の中、お店で、状況に合わせて着用する。 車から降りて、あれっ?マスク忘れた、と思って車まで戻ることが多い。 そのマスク、今は3割くらいの人しかしていない。猛暑で暑いこともあるのかもしれないが、 コロナ感染がニュースにならないことで、多くの人の意識から遠のいているのかもしれない。 近くの病院では、発熱患者が多く、通常の診療に影響が有るとか、面会時間の短縮規制をしているとか、 コロナ感染者が増えている実態があるようだ。知り合いに感染した人が多い。 まだまだ心して感染予防に注意しなければならない。
愛媛県松山市の道後温泉、夏目漱石の「ぼっちゃん」にも出て来る老舗温泉だ。明治時代に改築されて今年で130年、 保存修理工事のほとんどを終えて、5年半ぶりに全館営業を再開した。公衆浴場としては全国初の重要文化財となっている。 工事の完成は今年末の予定だそうだ。その目と鼻の先で、12日大規模な地滑り事故があった。 松山城裏側のがけが大きく崩れ、民家やマンションを土砂と倒木が直撃した。 降り続いた豪雨の影響だが、大きな自然災害になってしまった。崖の上部の道路でひび割れが生じて、 ブルーシートをかけて修復工事中のところに大豪雨。100Mの崖が一気に地滑り、3名が犠牲になった。何とも悲惨だ。 全国各地で続く豪雨災害、起きては欲しくない歓迎しない出来事だ。
海外で日本の旅行者が、道端でに知らぬ現地の若いペアから「シャッターを押して下さい」と声をかけられ、 写し終えたあと、「これ、イスラムのお札ですけど、日本のお札を見せていただけませんか?」という要求に、 安易に財布から出して見せると、それを持ち逃げ、という犯行が続いているそうだ。 治安がいい日本で暮らしているから、まさかそのまま持ち逃げする、 なんてことは考えない。タイの日本大使館に寄せられた被害件数が増えているという。日本人は騙しやすい、 と思われているのかもしれない。文化の違う海外では、犯罪に巻き込まれない“備え”が必要だ。
クルーズ船と言えば、船旅をゆっくり楽しみ、寄港地で観光旅行、船の中ではダンスパーティ―やコンサート、 プールでひと泳ぎ。乗客は定年退職したシニアの夫婦、というイメージだ。だが、今企画されている、 ディズニーランドを経営するオリエンタルランドが建造するクルーズ船は、 ちょっと違ったイメージでアトラクションを提供してくれそうだ。3,300億円をかけ、来年着工だという。 3〜4日のクルーズで年間1000億の利益を目論むというから鼻息が荒い。米国では5隻のクルーズ船が就航しているそうだ。
2年前の7月8日の日記に、“安倍さん銃弾に倒れる”と書いていた。一昨日は3回忌の法要が行われたようだ。 しかし、相次ぐ金の問題で派閥は解消、旧安倍派の結束はもはや見る影も無いようだ。追悼の式典は、 3つのグループがそれぞれに実施したようだ。鉄の結束と欲しいままの権力を謳歌したグループが見る影もない。 それだけ、安倍さんに権力が集中し、好き勝手にさまざまなことをやって来た膿が出尽くしたように見える。 政治を行いやすいように組織機構や人事を固め、金を集め、選挙で勝って多数派をつくって来たことを許した、 野党の不甲斐なさがたまらない。せっかく政権交代のまたとないチャンスなのに、野党も旧態依然とした姿に、 日本の未来を託す政治家がすい星のように現れて欲しいと願う。
都知事選が終わった。選挙と言えば、地盤・看板・金と言われ、それが得票の原動力と言われて来た。 しかし、今回の選挙では、石丸伸二候補の次点166万票弱の得票。SNSを駆使した選挙方式に、識者の事後の分析が続いている。 既存政党から颯爽と国会議員を辞めて立候補した蓮舫氏を40万票以上上回った。選挙のプロでも、 こういう予測はしなかっただろうし、石丸氏に対する支持を予測できなかったことだろう。 全く新しい方式のプロモーションがこれから研究されることだろう。蓮舫氏の“正しい物の言い方”、 “白いスーツを毎日ピシっと決めたスタイル”、 果たして庶民に受けただろうか。一般人は多少正しくなくても、人間性の柔らかさに好感を持つ。シャキっとした姿より、 多少、生活臭の有る方を好む。3位に甘んじたのは、そういう部分で損だったのではと思える。人を好きになるのには、 正しいか正しくないかを主張されるよりも、その人の人柄や言い方や所作にどこまで好感を持てるか、もたいせつな要因だ。
第106回となる夏の全国高校野球選手権が、8月7日から17日間の予定で始まる。各地で地方大会が始まっているが、 甲子園出場49校を目指して、全国の3,441チームが晴れ舞台に立つ。数々の名勝負が今までに記録されているが、 その名勝負で戦った球児たちは、プロ野球や大学野球、実業団野球に進む人が多い。16歳から18歳までの若者が、 必死に白球を追う姿はすがすがしい。応援席でも、若さがはじける応援合戦が行われる。 少子化で高校の野球部員が足りない…、など問題を克服するために、いくつかの高校が連合で出場できる制度もできた。 球児たちの夢をつなげる動きは歓迎だ。今年も多くのメイク・ドラマが見られるに違いない。
大手コンビニや、飲料メーカーが新しい形態の飲食料品を相次いで売り出している。 色や形が規格外で果物屋さんやスーパーなどに並ばない果物を、加工品として活用する取り組みが進んでいる。 形や色が多少悪くても、傷が多少有っても、見た目は悪いが味はそう変わらないところに目をつけて、 食品が捨てられるのを無くそうというSDGに合った取り組みだ。バナナ、りんご、みかんなど品数が増えている。 コンビニやスーパーなどに普通に並ぶ日が近い。
今年は土用の丑が2回有る。7月24日(水)と8月5日(月)にはうなぎ屋さんが大忙し…。となるか? うな重が5千円もするから、そう簡単には食べられないかもしれないが、自分へのご褒美! などと奮発する御仁もいるかもしれない。水産庁は、鰻の稚魚、シラスウナギを育てる技術開発に成功したと発表した。 もう少し技術開発が進めば、シラスウナギの市場価格よりもコストを安くできるという。鰻、安くなるか?
市の防災行政放送で時々、「警察署からお知らせいたします。〇町で80歳の男性が行方不明となっています。服装は……」 のような放送が流れる。高齢者の方が行方不明となって市民に捜索協力を呼び掛ける放送だ。昨年1年間で警察署に届け出が有った、 認知症の行方不明者件数は、1万9千人を超えた、と警察庁が発表した。80代以上が60%、70代が30%ほど。行方不明者のうち、 1万8千人ほどが無事に見つかったという。GPS機器が発見に関わった事例が多かったということで、警察庁では、 高齢認知症者のGPS機器装着を呼びかけている。
2日続けて自衛隊の話題だ。海上自衛隊の潜水艦部隊が修理の発注で架空請求をし、裏金をねん出していたと、 会計検査院の監査で発覚。川崎重工に対し、潜水艦の修理を架空発注、そこで得た代金を川崎重工の子会社が管理していた、 というもの。その金額は6億円にもなるという。これ、すべて税金だ。 潜水艦部隊の職員はさまざまな物品や商品券の供与を受け、接待などに消えていたというから、あくどい裏金作りが常態化していた。 おそらく調査が進むにつれて金額が膨らんだり、他の疑惑が噴出することだろう。他のメーカーや組織にも調査の手が入るにつれ、 大きな疑獄事件に発展しそうだ。情けない!渋沢栄一の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。
自衛隊の力は、相次ぐ自然災害時に、いち早く駆け付けて被災者の支援に当たったり、行方不明者の捜索活動に当たったり、 その機動力に国民は一種の安心感を抱く。規模の大きい装備力、圧倒的な隊員の数、非常事態での機動力などは日ごろの訓練の賜物だ。 前身の警察予備隊の発足から今まで、憲法9条との関係で、 どう考えても法に矛盾する自衛隊の解釈が時代と共に変わって来た。今は、相次ぐ国際紛争、日本を取り巻く安全保障環境を背景に、 ひと頃うるさく言われた国の防衛力としての機能について、余りうるさい議論が無くなった。 今は防衛費の増額は簡単にできる、その行動についても他国と合同の演習をする、装備の戦力化、国民はそれを許す。 野党も何も言わない、自民党の独壇場。しかし、若い人の興味がそこに向かず、隊員の募集で苦労しているようだ。
今日から新しい紙幣が発行される。朝一番に日銀から銀行などに配分されるという。 早い人は午前中に手に入れる人が居るようだ。20年ぶりの新紙幣登場に、関連する地域では盛り上がっているニュースが流れた。 福沢諭吉からバトンタッチした渋沢栄一は名だたる名前の企業を立ち上げた現代経済の父のような存在。 みずほ銀行、三井住友海上火災、東京証券取引所、KDDI,東京電力、帝国ホテル、アサヒビール、JR東日本、日本経済新聞社など、 現代日本経済の基幹となる会社を立ち上げた。新紙幣が発表された2年前、渋沢の故郷埼玉県深谷市を旅した。 自分の懐を肥やすことなく、日本の将来を見据えた翁の業績を知り、胸が熱くなった。
しばらく海水浴は行っていない。子どもが小さい頃はよく連れて行ったものだ。楽しみにしている人も多いことだろう。 ここ4,5年海水浴場が開設できないところが増えている。コロナ禍でほとんどの海水浴場が閉鎖されたが、 コロナ感染が5類化されても、開設の目途が立たないところが増えた。 ひとつは、安全をパトロールするライフセーバーの人材確保難、 ひとつは、砂浜の環境の変化、砂浜が自然災害で地形が変わり、危険だという。 加えて海辺のごみ問題、車の渋滞問題など、自治体としても歓迎ムードが薄れたことが挙げられる。 こういったことが海水浴場の開設に今ひとつ前向きになれない事情のようだ。
今日は山梨県側の富士山の山開きだ。山開き前の6月26日に山頂で3人の死亡、途中の山道でプロの登山家が体調不良で死亡、 という痛ましい事故が有った。山梨県では、山開きの前は安全確保の対策をしていないので、辞めるよう促していたのだが。 今年から吉田口、須走口でゲートを設置、登山者から入山料を徴収することになった。河口湖側では、 1日に入山できる人数を4千人に絞るというから、登る人には混雑緩和になるかもしれない。 山小屋では宿泊客減の影響があるだろう。日本一の美しい(遠くから見た景色)山に登りたくなるのは日本人だけでなく、 インバウンドの訪日客も同じ気持ちのようだ。
因みに富士山が最も美しく観られるところは、筆者の経験では山中湖の 長池親水公園、湖越しに富士山が見られる。
何ともみみっちい行為で捕まった名古屋 国税局の職員。ただこの人が職員の非行を取り締まる“監察部門”のトップだったことに、 事件の重大性がある。人の非行に目を光らす人が自分には甘かったという、やるせない行為だ。 やったことは、出張費の不適切受領や公用車でコンビニに買い物、のたぐい。 筆者もサラリーマン時代は、宿泊費は正当に請求するが、少しでも安いホテルを見つけて、 浮いたお金で一杯、などはよくあるパターンだった。しかし、この職員はもう少し巧妙だったようだ。本人は辞職の意向のようだ。 事と次第では退職金など、もらえないかもしれない。代償は大きい。
毎日の3面記事を見ていると、さまざまなSNSによる詐欺被害、還付金詐欺だけでなく、ロマンス詐欺なども増えている。 単身者の気持ちを誘発して好意を抱かせ、高額な宝石や家を買うための資金を小口で何回も振り込ませたり、 投資させたりする手口。 被害者は高齢者とは限らない。3面記事を見るほうは、何でSNS情報だけで行動するのだろう?と訝しむが、 多くは数千万円単位の金額を巻き上げられた後で気づく。被害者には気の毒としかいいようが無い。お金に関係する出来事は、 バーチャルな空間では対応しないことだ。7月からの新紙幣発行と共に、また新たな詐欺手口が出て来る予感だ。
酒は百薬の長、などと言い、適量は身体に良いとされる。適量を超えて体の毒になったり、中毒症になったりする人も居る。 1日の終わりに「今日の1日に感謝、ご褒美」と称した晩酌など最高だ。何かの行事の最後に、打ち上げとして飲むお酒は、 最高の味だ。お酒を飲めない人も居る。筆者の家族は筆者以外が下戸、いつも一人飲んでいる。付き合い方が難しいお酒、 最近は種類がさまざま、いろいろな楽しみ方ができる。自分なりのライフスタイルで楽しめたらいい。 季節の素材を使って肴を調理する楽しみもまた格別だ。
ホンダのカブ、と言えば懐かしい原動機付自転車(原付バイク)。総排気量50CC以下のバイクの総称だが、 原付きバイクの免許証で運転できることから、昔は通勤や通学などで一世を風靡した。ホンダでは1982年に278万台を生産して以来、 生産台数は減り続け、年間15万台まで減少した。これに加えて、来年から始まる排ガス規制の改良にコストがかることから、 生産を中止することを決めた。その他、電動アシスト自転車の普及、電動キックボードの普及なども影響しているようだ。 時代と共に昭和の香りがまたひとつ減る。原付免許については、制度を変えて125CCまでのバイクを運転できるように、 法改正の予定だそうだ。
小池さんと蓮舫さんの競り合いか?都知事選の熱い戦いが連日の暑い中展開されている。この首長選挙、立候補者が56人と、 ものすごい数の候補者だ。候補者ポスターの掲示板は48人がスペースの上限、立候補届が49番からは、 板の外にクリアファイルを括りつける、というウルトラCを実施したようだ。この掲示板をN国党が買い占め、 候補者に販売したことから、有ってはならない目的のポスターが貼られて警察が動いている。法律に書いていないからと言って、 何をしてもいいかどうかは、社会倫理というもの。選挙を利用して売名行為やビジネスをするなど、社会が許さない。 7月7日までの都知事選レースは、暑い中戦いが続く。投票日まで、民主主義を脅かす何かが起きなければいいのだが。
最近、「心に刺さる」という表現をテレビやラジオでよく聞く。「心に響く」、「心に沁みる」という意味で使われていようだが、 刺さる、はどちらかと言えば良くないイメージに使う言葉だ。心に刺さる=相手から言われたことで胸が痛む、 というように使っていた。他人のうわさが心に刺さる、とか先輩の言い方が心に刺さった、などの使い方だ。 しかし、最近はちょっと違う意味で使われることが多い。 感動や共感を意味する表現として使われることが多く、「あの曲の詞が心に刺さった」「小説のこの表現が心に刺さる」 など、心を揺さぶられる時に使われている。言葉は時代と共に変化して行くものだが、ちょっと自分には使えないなぁ。