きょうの気になるワード(ちゅうさん流の解釈)



新聞・テレビ・週刊誌・どこかの掲示板・電車の中吊りなど、オヤッと思ったワードや
フレーズをヒントに、筆者の体験や気づいたことを加えて毎日コメントしています。
2008年4月21日に開始、17年目に入りました。
2024年11月10日までは頁末でLINKしています。


2025.3.31 『日本酒熱』

昨日の話題、日本食に続き、その食事についてまわるアルコールの話。日本酒の輸出量が10年前の4倍になっているそうだ。 2024年度は435億円にもなったという。日本食に不随した増加だけでなく、 ワインのソムリエを通じて日本酒が飲まれるようになった流れもあるようだ。日本食で日本酒という常識から、 普通のレストランで日本酒をストックすることろも有るというから、ファンも増えているということだ。 これに合わせて、国内ではあまり消費量が伸びない日本酒に、海外で力を入れるメーカーが増えている。 海外で試飲会やフェアを実施して消費拡大の活路を見出そうとしているのだ。


2025.3.30 『日本食熱』
日本の食が世界遺産登録され、海外で日本食が人気となっているようだ。その日本食、寿司ばかりではない。 天婦羅、出汁、漬物、おでんなど、多くの国で食べられているようだ。お店を出す経営者は日本人ばかりでなく、 日本に旅行に来てすっかり日本食に魅了された人がお店を出し、日本食に似たものをアレンジして提供する、と言った独自の進化もあるという。 居酒屋の雰囲気が気に入って、居酒屋のスタイルで世界展開する人もいる。それらの人は、日本では考えられないような進化系の“日本食” をビジネスにしている。そのうち、世界の日本食を食べ歩くツアーなど販売されてもおかしくない。


2025.3.29 『3月なのに真夏日?』
やっと開花宣言が出たのに、日中は暑くて真夏日、蒸し暑い。寒暖の差が有りすぎて身体が付いて行けない。 長袖を来ていたと思ったら、翌日は半袖でアイスクリーム、夜になって冷えて温かいものが食べたくなる。 目まぐるしい天候の変化は、身体が悲鳴をあげる。加えて花粉や黄砂、身体に悪いものばかりが周囲から襲って来るのだ。 人間の欲望を満たす結果、経済発展で痛めつけて来た地球のきしむ音が聞こえる感じだ。 まだまだ、さまざまな異変がこれから起こるかわからない。AIでも経験値が無いから予測はできない。 地球はどこに向かっていくのだろうか。


2025.3.28 『黄砂』
太陽が出ていても、どんよりとした空。テレビで洗濯物は外に干さないで、と呼びかけている。花粉に黄砂、 マスクがないとどうにもならない、ダブルパンチだ。大きな中国大陸から風に乗ってやってくるこの黄砂、 3 月から 5 月に多い。発生源であるゴビ砂漠、タクラマカン砂漠などの砂漠地帯や黄土地帯で は、この時期、 雪解けの後に露出した地面が乾燥し、まだ十分に植物が生えていないところで、 強風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って飛来、降下する現象のことをいう。 呼吸器疾患や循環器疾患等、人への健康に影響があるので医師は注意を呼び掛けている。


2025.3.27 『統一教会解散命令』
世の中には五万という宗教団体がある。政党を持ったり高校や大学まで持つ大きな宗教団体から、地域に根差す“講”のような宗教団体まで。 宗教は、人間の生き方を教え、幸せにし、世の中を平和にし、人類に幸福をもたらす存在なのだが、時として教祖様に金と権力が集中し、 教団の会員が金づるや奉仕の人工として利用されることがある。統一教会などは、正に献金が宗教団体の会員の証であり、目的だ。 個人財産を巻きあげ、一般の家庭を不幸に陥れる団体だった。多かれ少なかれ、宗教団体は会員の献金によって運営される。 教義がどんなに立派でも、人を不幸にする宗教団体など有ってはならない。解散命令は不当、として上級審に広告するようだが、 上級審でも解散の判決は目に見えている。解散するしかない、迷惑な宗教団体だ。


2025.3.26 『第三者委員会』
兵庫県知事のパワハラを認定した第三者委員会、フジテレビの問題を検証している第三者委員会、かつては日大のアメフト部の不祥事、 関西電力役員の贈収賄、各地のいじめ自殺調査、などなど第三者委員会なるものを設けて調査・検証をすることが多い。 何かと組織や個人の不祥事があると、弁護士を交えた第三者委員会が活躍する。日弁連は第三者委員会の設置ガイドラインをつくって、 関係者からの力が作用しない調査をするようにした。第三者委員会が利害関係者の意向を受け入れないようにして、 その結果に公平性や信頼性が増すようにしなければ、第三者委員会の意義が無くなってしまう。兵庫県知事のように、 第三者委員会の報告書が出ても、それを素直に聞かない困った人も居る。権力に居座る物分かりの悪い御仁。県民のために、 今何をすればいいかを判断できない知事など、必要悪だ。


2025.3.25 『高安優勝逃す』
一昨日の大相撲千秋楽、3敗同士の大関大の里、平幕高安の優勝決定戦、大の里が3度めの賜杯を手にした。 高安は茨城県土浦市の出身、大の里は茨城県阿見町に二所ノ関部屋がある。両方とも自宅の近くなので、両力士を応援している。 しかし、今場所は高安の優勝を願っていた。大関経験者ながら、今まで優勝したことが無く、 決定戦で2回も惜しくも優勝を逃していた。今回もまた賜杯に届かなかった。どっちも応援しているから、大の里には素直に、 来場所優勝で横綱に期待したい。高安もまた来場所優勝に期待したい。ということは、来場所も悩ましい観戦になりそうだ。 大の里関、能登半島の為に頑張ってほしい。高安関35歳、脂が載っているので、初優勝に向けて頑張って欲しい。


2025.3.24 『音楽著作権』
JASRAC(日本音楽著作権協会)という組織がある。音楽という作品の著作権を守る活動をする団体だ。 この団体、著作権法をもとに、音楽作品の著作者(作曲者、作詞者)の著作権を管理するのだが、しばしばその活用法に対して軋轢が出る。 例えば、社交ダンス教室が市販のCDで楽曲を使って営業する、音楽教室で子どもに教えるための楽曲を使用した、などが無断で行われれば、 著作権法違反となる。音楽をダビングして個人で使うのは構わないが、商業的に使うのはこれまた違反となる。 そういった団体に対し、著作権料を請求して著作者の権利を守るのが仕事だ。私たち一般市民も著作権の事を考え。 みだりに著作物の複製をしてはならないのだ。


2025.3.23 『放送100年』
100年前にラジオ放送が始まり、日本の放送の歴史が始まった。インターネットの普及で社会構造が大きく変わって来た現在、 ラジオやテレビの放送の意義や役割を考えるキャンペーンがNHKを中心に行われている。先日、東京都港区の愛宕山に有る、 NHK放送博物館を訪問して来たが、 100年前に始まったラジオ放送から、今日の放送技術までを時系列で展示してあった。 知らなかった歴史を知り、有意義な時間を過ごした。 こういった先人の努力と実績の上に立って今の時代がある、ということを知る意義を感じた。


2025.3.22 『警官・教師のわいせつ事件』
堅い職業の代表格のような警察官や教師のわいせつ事件が続く。多分、これらの職業の人の犯罪が多い、というよりニュースになりやすいのが、 目立つ理由では、と思えるが。それにしても社会規範を守らなければならない人が犯罪に手を染めるのはよろしくない。性犯罪だけでなく、 警察官の強盗や横領事件なども多い。厳しい教育がされているはずなのに。要は個人の規範の問題なのだろうが、そういう気の有る人は、 こういった職業に就くべきではない。襟を正して欲しいものだ。


2025.3.21 『10万円商品券』
またもや自民党の金にまつわるスキャンダル。石破総理が新人議員に公邸で懇親会を開き、一人10万円の商品券をポケットマネーで配っていた。 野党から追及されているとたんに、前総理の岸田さんも同じことをやっていた、というもの。これは誰が考えても自民党の悪しき習慣ではないか、 そう思っしまう。石破総理は、「今までケチだと言われていたから、大判振る舞いをした、世間とズレていた」と国会で陳謝。 何という短絡的で軽率な行動なんだろう。そんなケチな話ではなく、今までの総裁の伝統的な行動ではないか、と考えられることだ。 国のトップがやることは、 もっと大事なことが多いはずなのに、なんてこった!


2025.3.20 『地価上昇』
3月18日に国土交通省から発表された全国の地下公示価格。4年連続で上昇した、という。コロナ禍で下火だった人流や経済が戻って、 またバブル状況がやって来た。お金にうつつを抜かしていると、また社会が金まみれの行動が多くなってしまう。 1990年代前半のバブルが総括され、国全体が浮かれていたことが反省されたのに、またその再来なのだろうか。歴史は繰り返すと言われるが。 ここに来てインバウンドの増加、海外からの投資の増加、外国人の不動産購入などが増えているという。物価の上昇、賃金の上昇、地価の上昇など、 行き過ぎた経済の活性化は、今一度立ち止まって考えるのがいい。


2025.3.19 『大リーグ開幕戦』
ドジャース対カブス米国大リーグ開幕戦が昨夜東京ドームで行われた。ドジャース山本投手、カブス今永投手、ドジャース大谷の指名打者、カブス鈴木の打撃、日本人選手を並べた開幕戦を日本でやったことが、 MLBには大きな意味が有ったことだろう。放送権料も含む売り上げは?ちょっと想像がつかないくらいの金額に違いない。 昨日の東京ドームの開場前の人波は、ニュースで流れたがすごかった。グッズ売り場に向かう行列もすごかった。 日本のプロ野球もこれから、似たような野球人気に、とJPAも目論んでいるに違いない。


2025.3.18 『選抜高校野球開幕』
第97回選抜高校野球大会が今日開会する。全国から選ばれた32校が13日間の大会に挑む。トーナメント戦だから、1回負けたらそれ以上行けない。 実力・運が交錯した熱戦を繰り広げるだろう。初出場は6校、中でも21世紀枠で選抜された壱岐高校(長崎)に関心がある。 長崎県の壱岐島にある高校だ。島を上げての野球熱、島の住民が全員応援団、選手は全員壱岐生まれの若者、という地域愛に溢れたチーム。 各チーム、溌剌としたプレーを見せて欲しい。


2025.3.17 『富士山の高さ5センチ高く』
衛星を使って富士山の高さを精密に測定したところ、5センチ高くなった、とニュースで報じていた。 国土地理院が人工衛星などを使った新しい方法で調べたところ、標高は、今までの数値から5センチ高く、3775メートル56センチと判明。 今までよりも5センチ高かったそうだ。どこから見ても美しく(とは言うが、筆者は山梨県側の方が、湖越しに見えたり、 宝永山の出っ張りが見えない山梨県側が好きだ)その雄姿を見ただけで神々しい気がする。もともと信仰の山で、 全国に富士講がある。一度は登って、ご利益を得たいと昔の人は思っていたのだろう。筆者は7回登っている。 写真は、2024年12月に撮影した山中湖からの富士山。

山中湖からの富士山です




2025.3.16 『ポイ活』
〇活(推し活・就活・婚活・終活・朝活…)といった用語が最近多く使われる。 何かの活動を行う人たちをグルーピングして表現しているのだ。推し活は、誰かや場所を推して追っかけで作品を見たり収集したりする活動のこと、 就活は就職活動を一生懸命にする活動、婚活は結婚するための活動に力を入れる行動、と言う具合に使われる。
ポイ活は、買い物のポイントを集める行動のこと。このポイント、今や買い物をする時に、必ずと言っていいほど「ポイントカード持っていますか?」 と聞かれる。ひと昔前は、プラスチック製のさまざまなポイントカードを持っていたが、今はアプリでスマホから利用できる。 このポイント、利用の仕方でさまざまなサービスが受けられる。ポイ活する人はどんな購入の仕方をしたらポイントが貯まるか、 どんな利用をしたらお得か、などを研究している。買い物などの時、ポイントに毒された行動になっている気がする。


2025.3.15 『オンラインカジノ』
プロ野球選手のオンラインカジノ利用で、プロ野球連盟が対応に追われた。スマホを持っていれば、スマホが賭博場になってしまう。 これは違法なのだ。誰もがすんなりと入れてゲーム感覚で楽しめる、違法性を認識できないことがまず問題だ。 総務省は、こういった違法性のあるアプリの活用をブロックできないかどうか検討を始めたが、憲法で定められた通信の秘密侵害に当たるのでは、 ということでブロックは難しいようだ。推計だが、利用者は337万人、儲けの総額は1.2兆円。金に目がくらむ人はまだまだ増えるだろう。


2025.3.14 『桜の開花』
各地の桜の開花が予想されている。このところの温かさで昨年よりも早いのでは、という予想だ。しかし、河津桜や梅の開花が一様に遅れ、 各地の河津桜まつりイベントや、梅まつりイベントが相次いで期間を延期した今年のイベントだった。確かな寒さの期間が短かったことや、 予想よりも全体的に気温が高めだったので、桜の開花も遅れそうな予感だ。昨年も入学式の満開は無いかも、といいながら結構、 花持ちがよかった。桜祭りが延期されたところも有った。各地の桜まつり関係者は気をもんでいることだろう。


2025.3.13 『万博開幕』
関西万博の開会まで1か月を切った。しかし、パビリオンの完成が開会までに間に合うかどうか、前売り券が予定の6割しか売れていない、 など盛り上がりに欠ける。あるアンケートでは、行きたいかどうかを聞いたところ、行きたいとの回答が3割しか無かった。 もともと、維新の会が画策、関西経済の起爆剤にしたいとの思惑から自民党が乗り出したことにあるイベント。 開催の意義などよくわからないグレーの部分が多い事案だった。維新の会の社会的認知がダッチロールすることしかり、 ここに来て自民党にすり寄った結果、石破さんも万博を応援する発言。政治に左右される万博、経済成長なんてことよりも、 人の心に訴えるイベントが欲しいのに、果たして成功するのだろうか。


2025.3.12 『こどものスマホ』
小学校高学年から子どもにスマホを持たせる親が多いと聞く。子どもから求められて仕方なく購入するケース、親が子どもとの連絡をしたいので、 持たせるケース、いろいろあるようだ。さまざまな功罪が有る中で、やはり心配になるのは、月々の請求もあるが、 子どもが有害な情報に影響されたり、行動に悪影響しないように、ということだろう。 情報を発信する側の悪魔の手が伸びている。
利用時間を決める、見られる情報に制限をかける、子どもとの利用ルールを決める、 などの約束事を持つことを専門家が指摘する。大事なことは、スマホを預けっぱなしにするのではなく、 日ごろから子どもとのコミュニケ―ションを取りあうことだ、というがなかなか難しいことかもしれない。 どんな制約をしても、子どもはどこかにその抜け道を探し出す。子ども自ら考えて時制行動することが肝要、と専門家は説く。 スマホを持たせることによって、親子のコミュニケ―ションが増えるのだったら、それに越したことは無い。


2025.3.11 『スペシャルオリンピックス』
知的障がい者のスポーツの祭典スペシャルオリンピックスというのが有る。 3月8日から15日までイタリアのトリノで開催されている。過去には日本でも開催されたことがあった。 知的障がい者の人たちが、スポーツに接する機会を設け、その交流をする場だ。 夏季大会、冬季大会があり、4年に一度開催される。トリノ大会では102か国から1500名の選手が参加、 日本からは7競技に32名の選手が派遣されるそうだ。知的障がいの人たちが目標を持ち活躍する大会、意義深いイベントだ。


2025.3.10 『山火事』
1週間以上燃え続け、2900ヘクタールもの山が焼け、80戸近くが民家に延焼、消失した。 住民が家を失い、寒い中途方に暮れる。3月5日になってやっと雨や雪模様で下火になり、昨日鎮圧宣言が出た。 雨が降らず、カラカラに乾いた空気、森林の下に積み重なった落ち葉や針葉樹の枯れ枝が勢いよく燃えた。 大船渡の方々は気が気でならない怖い日々を過ごしたことだろう。東日本大震災の津波で被災した人も居たようだ。 山火事は世界中で増えていて、ロサンゼルスの広域な山火事も記憶に新しい。地球温暖化が影響しているとの指摘がある。 温暖化で気温が上がると、気中の水蒸気が減り、蒸散が多くなり、乾燥し易くなる。日本では2022年までの5年間の平均で、 年間1300件の山火事が起きているという。


2025.3.9 『変形性関節症』
膝、肩、ひじ、腰、股関節、足首、手指など、体の関節部分が痛む関節症。関節部分には軟骨が有って、 その蝶番(ちょうつがい)が円滑に動く作用を果たす。その軟骨が加齢とともにすり減り、間接に痛みが生じる。 これが変形性関節症。変形性膝関節症、変形性肩関節症などと、部位を表現する。新聞や雑誌などにこの症状の対処法が掲載されたり、 サプリメントの広告がたくさん有る。筆者も変形性足関節症と言って、足首の関節がすり減り、 整形外科医からジョギングはやめたほうがいい、と指摘された。若い頃からフルマラソンを走り、足首を酷使したのが原因だろう。 レントゲンを見ると、確かにすり減っている。軟骨は再生されない、というのが医師の定説だが、 新聞広告にはそれを再生するというサプリメントのコマーシャルが出ていて、愛用者の歓びの声が多く載っている。


2025.3.8 『予防的通行止め』
3月4日の夕刻から関東地方に雪が降り続いた。これに対し、首都圏中心の高速道路や国道などで“予防的通行止め”の措置が取られた。 昨年あたりからこういった対応を国土交通省や高速道路管理者が行うようになった。 昨年、一昨年の相次ぐ雪の影響による道路の大渋滞の教訓が生きている。物流を滞らせてはいけない、と関係者の努力は続く。


2025.3.7 『売り手市場解禁』
3月1日、来年春に大学を卒業する学生の就職戦線が解禁された。空前の売り手市場に、 もうすでに内定率は4割にも達して居るという情報も有る。3月1日はルール上の解禁日であり、水面下では人材獲得合戦が激しいようだ。 今3年生の就職が早く決まったら、彼らはあと1年、どうやって過ごすのだろう。卒論にゆっくり取り組むのだろうか?


2025.3.6 『地下鉄サリン事件から30年』
1995年3月20日の地下鉄サリン事件から30年が経つ。その年1月17日には阪神淡路大震災が有ったが、2か月後のことだった。 筆者は子どもたちへの支援ボランティアで西宮市に行って居た。西宮市内の幼稚園の朝、テレビの前に人だかり、このニュースを知った。 「阪神は自然災害だけど、東京は人災だ、怖いわ〜」という声が聞こえて来た。いままでにけいけんの無い、未知の悲惨な事件だった。 その回想番組が3日前にNHKで流れた。警視庁の科学捜査研究所、科捜研がこの事件で果たした役割の特集だった。 教祖の写真やビデオが流されたが、今でも気持ちが良いものでは無い映像だ。オウムの流れをくむ組織がまだ活動しているから、 まだ油断はできない。


2025.3.5 『醜い瞬間』
ゼレンスキー大統領とトランプ大統領の3月1日の会談。醜いシーンだった。互いに言い合いはしたが、アメリカのあまりにも“何様” と思わせる上から目線。世界情勢を無視した自国利益優先のガツガツした態度。大国が失墜したシーンを見てしまった。 カッカして顔を赤らめる冷静さを欠くトランプさん、副大統領がしゃしゃり出て大言を吐く失礼な態度。 今までやって来たことへの“お礼が無い”という言い草。今までのことは前の大統領の間違いだった、という、国の歴史的なことを 引き継がない無神経さ。もう打つ手は無いといったアメリカの無謀さに、これからの世界情勢が気になる。 我が国は、アメリカの傘は期待できないかもしれない。石破さんがこれからどう対応するか、神経質な日々が続くことだろう。


2025.3.4 『大谷の一発』
オープン戦に初出場した大谷選手。対戦相手は、前に所属していたエンゼルス。投手は花巻東高校の先輩、菊地投手。 初回、いきなり先頭バッターホームラン。先輩からホームランを打ったのが米国でも話題になった。どうやら今シーズンも、 調子が良さそうだ。バッターだけでなく、ピッチャーとしても登板するだろう。今年はベビーが誕生の予定。 心身の充実が更に増してくるだろうし、アメリカの野球にも目が離せない。 3月18日・19日に開催の東京ドーム大リーグ開幕戦、カブス対ドジャーズ戦は、 日本人投手の投げ合いになりそうだ。佐々木が登板するか、など見どころ満載だ。


2025.3.3 『挙式置き去り』
結婚式場を運営する福岡の企業が倒産、その結婚式場で挙式を予定していたカップル100組に以上が式ができずに困惑しているという。 支払った予約金は戻らないかもしれない、という悲しい事態に直面している。気の毒というしかない。 企業には社会的責任というのが常に付いて回る。企業の一方的な経営事情で事業が立ちいかなくなっても、社会的影響が最小になるように、 最善の努力をしなければならない。時々経営者が居なくなったり、アクセスできなくなったりする無責任な事例が見られる。 特に、人生のイベントや福祉事業などに絡むビジネスでは慎重な経営姿勢でありたいものだ。


2025.3.2 『行き過ぎた取り調べ』
テレビの刑事番組で犯人の取り調べを行うシーン。取調官が机を叩いて被疑者の自白を強要する。胸倉をつかんだり、 強い威圧的な言葉で罵倒する。検察官が現実の取り調べで行う行為も、まさにテレビのシーンに似た状況であったようだ。 その結果、真実ではないことを自白させられて、冤罪となってしまう。 そのような裁判の再審で自白の疑惑が証明されて無罪になることがたまにある。こういった自白強要による冤罪を防ぐために、 最高検が文書で全国8か所の高検に「自白への固執」、「評価されたいという功名心」を改善するよう指摘した。 被疑者には人格があり、家族や親族もいる。あまりにも人権を無視した取り調べが多かったのではないか、を裏づけるものとなった。 改善されて当たり前のことなのだが。


2025.3.1 『中国産キャベツ』
このところの野菜高、特にキャベツの不足がニュースになる。ひと玉400円クラスもあり、平年の3倍も高くなっている。 とんかつ屋さん、お好み焼き屋さんは、高値のキャベツと品薄で困っているようだ。ここに来て、キャベツの輸入量が昨年の1月の、 410トンから1,748トンに、中国からの輸入量が9割となっている。外食産業では中国産のキャベツが使われ出した。 雨が降らないことには、これから始まる春キャベツの収穫にも影響して来る。天候頼みだ。


2025.2.28 『動物愛護団体の理屈』
さまざまな動物愛護団体が有り、主に愛玩動物としての犬や猫の愛護活動で活躍する団体が全国に多い。筆者の友人も、捨て犬の世話をして、 野犬化した犬や野犬化する前のケアをし、里親に引き渡すボランティアを行っている人が居る。一部の動物愛護団体が馬に鞭を当てたり、 酷使するのを告発する動きがあるようだ。馬や牛は昔から農耕のパワーとして農家で養われて、農耕で活躍、 人と馬や牛が共存して来た。 農耕の祭では豊作祈願のために馬や牛もお出ましとなり、鞭を当てることがある。これに対して愛護団体が“虐待”だとして告訴、 いくつかの祭りが中止に追い込まれるケースが有るという。貴重な文化が廃れてしまうことは有ってはならない。しかし、 “虐待”と感じる訴えにも一理ある。競馬などもそのうち提訴されるのだろうか。


2025.2.27 『名前に使える漢字』
今年5月に改正戸籍法が施行されることになった。この改正で、法務省は赤ちゃんに付ける名前の漢字の読みに、 これを認めるかどうかの判断基準を盛り込んだ。最近の子どもの名前は、ちょっと簡単に読めないものがある。 美空=そら、彩夢=ゆめ、心愛=ここあ、桜良=さくら、など 太郎と書いてじょうじ、健一文字でけんいちろう、高と書いてひくし、などわけがわからない名前が散見されるという。 親が心を込めて決めた名前でも、社会に出てから不利益を被るとか行政手続き上困るものは、指針で受付できない基準をつくったものだ。 法の施行以降、全国の自治体から全戸に郵送でこのことが通知されるという。


2025.2.26 『2馬力』
まさか、選挙で“2馬力”などという言葉が使われるとは思いもよらなかった。この2馬力が国会でも問題になり、法律改正の準備が整った。 事の発端は、昨年の出直し兵庫県知事選挙で2馬力作戦が、リコールされた前知事の当選という、予想外の結果になったこと。 そして今月28日公示の千葉県知事選で諸派の立花孝志が現職知事を応援し、“当選しなくても良い候補者”として名乗り出た。 兵庫県知事選でも立花氏が同じ選挙戦を行い、暗躍していた。昨年の東京都知事選では、ポスター掲示板を乗っ取ったかのような方法で、 掲示板貼り出しビジネスで儲けを出した。こういった奇想天外な方法で事を起こし、法律に違反しなかったら、世の中の常識を破っても良い、 と言うやり方で人を困らす困った人だ。おそらく、千葉知事選では2馬力は法の壁の前で実現が難しいだろう。今度はどんな手を打つのか。 油断もスキも無い。


2025.2.25 『電力事情』
自然エネルギーの活用施策が新しいエネルギー基本政策で、現在の22パーセント程度から40〜50パーセントに比率をあげること、 脱炭素のために原発にも力を入れることが目標値となった。自然エネルギーの活用は、誰が考えても推進したいことなのだが、 風力発電については、洋上風力が建設コストの高騰で推進にブレークがかかっているようだ。 千葉県銚子市では大規模な風力発電構想を民間が掲げたことで、地元では港を立ち上げて整備したり、 産官でメンテナンス会社をつくって準備していたところ、民間会社が洋上風力の推進を凍結する騒ぎに。コストが見合わなければ、 事業が成り立たないのは経済原則。いったいどうなるのだろう。理念と現実にはギャップがある。


2025.2.24 『広域犯罪』
犯罪に巻き込まれる被害者が広域化していることがあるが、犯罪を犯す犯人たちも広域化していて、海外から犯罪に加担していることが多くなった。 2月18日のニュース映像で見た光景、広い体育館のようなところにTシャツや半ズボンの若者たちが大勢集められていた。 実はこの若者たちが犯罪者に仕立て上げられ、さまざまな国から集められた人たち、この中には日本人の高校生もいたようだ。 高校生はSNSで勧誘され言葉巧みに海外でのおいしいバイトを働きかけられ、国外に送り込まれた。そして軟禁されて犯罪に加担させられる。 こういった国際犯罪組織が暗躍しているという。怖い話だ。


2025.2.23 『老人ホーム紹介業者』
老人ホームを紹介する専門業者が存在するらしい。こういった業者が生まれる背景は、病院を早期退院させられ、 見合う高齢者施設がみつからない人が増えたことにあるようだ。このビジネス、2011年頃関西で初めて生まれ、業者が増え続けた。 高齢者ホームはなかなか入所が難しい、というのが有ったが、近年はホームの数が急激に増え、 今では入所率が85%台というのが紹介業者の出番となるル雄のようだ。全国に575の紹介業者が有るという。


2025.2.22 『シニアの保険』
日本生命のグループ企業が「家計にやさしいシニアの保険」を売り出した。筆者はシニアになって様々な保険の整理をして、 最低限のものとした。シニアの保険は、医療保険やがん保険を月掛け千円や2千円の掛け金となっている。この資料請求をすると、 100名に近江牛がプレゼントされる、という新聞広告。高くつきそうな気がする。


2025.2.21 『パナマ運河』
トランプさんのディール発言によって注目を集めるパナマ運河。テレビで運河の仕組みを見たら、凄い仕掛けで運用しているのだ。 人間の知恵に驚く。パナマ運河とスエズ運河があるのは、中学校の社会科で習ったような記憶がある。 1914年に開通し、アメリカが管理していたが、1999年にパナマに返還された歴史がある。トランプさんは、その返還前に戻せ、 という無茶苦茶な発言をしているわけだ。当事者のパナマはアメリカをないがしろにできないことから、この要求をどうするか、 考えているようだ。各国がトランプさんのディール発言に右往左往する。


2025.2.20 『公務員、3連休』
全国の自治体で週休3日制を導入する動きが有るという。すでに16都道府県で導入済か導入予定だそうだ。 行政サービスへの影響を懸念する自治体もあるようだが、公務員離れの危機感から、優秀な人材を採用したい自治体の切り札と考えているのだろう。 週休3日といっても、週間当たりの労働時間は減ることなく、1日の勤務時間を長くし、その合計分を1日分として休みに充当しようというもの。 フレックスタイムによる働き方改革の一環だ。職種にもよるだろうが、働き方は、個人個人の実情を考えて、ということで、 育児・自己啓発・趣などの時間に振り替えるような、選択肢が増える施策だ。


2025.2.19 『今年の桜』
昨年の桜は開花予想よりも早くやって来た。が、桜前線の北上は思いもよらず遅々と進まなかった。天候の影響なんだろう。 今年は開花が遅れるのではないか、と気をもむ筆者だが、毎年2月の初めから早く咲き始める河津桜、開花が遅れていて、伊豆の河津町では、 桜祭りは始まっても開花が遅れている状況らしい。どうも、真冬の寒気が足りなかったようだ。 つぼみが寒さに当たらないと開花の準備が間に合わない、というのが桜の特徴らしい。河津桜がこの状況だから、そめいよしのなども、 そうではないか、と素人予報家は考える。


2025.2.18 『雨水』
今日は24節季の雨水だ。 降るものが雪から雨へ変わる頃を意味し、山に積もった雪や氷がゆっくりととけはじめ、雪どけ水が田畑を潤す時期、という目安だ。 雨水は、農耕の準備を始める時期の目安とされていた。今日は日本海側では大雪、風が強いので、おそらく地吹雪になっているだろう。 雪が多い地域では大変なことだ。関東地方は、晴れてはいるが、冷たい強い北西の風が吹いている。 雨がしばらく降っていないことから、風で土埃が舞い上がり、空が茶色になっている。 冷たい北風なので、まだ春一番とはならないだろう。


2025.2.17 『ベア』
ベア(ベースアップ)の議論が始まった。今年の春闘に向けて給与の更新をする、労使の賃上げ団体交渉の始まりだ。 筆者が会社に入った頃は、労組がストをやったり総決起集会を開いたりして3割近いベアを勝ち取ったこともあった。 今のJRの前の国鉄の頃にはベア要求のために鉄道がストをやって電車が止まった時もあった。 今の春闘はその頃に比べれば柔らかい交渉となった。ベアの指針が政府から出たり、経営者側の経団連から出たり、 国内の経済対策のための春闘になってしまった。話が大手の企業ベースで進むため、中小企業のベアなど、大手には届かないのが問題だ。 ベアで景気の良い話は進むが、年金生活者には、縁のない出来事だ。


2025.2.16 『梅まつり』
各地の梅林で、梅の見ごろが発表されている。梅まつりも始まっているところがある。筆者の住む茨城県は、 水戸の梅まつりが有名。 偕楽園という大きな庭園に2,500本以上の梅の木が植えられており、2月11日から梅まつりが開かれている。 今年は開花が少し遅れているようだ。近くには偕楽園駅があり、梅まつりの期間、常磐線の車両が停車、 臨時列車が運行されたりする。


2025.2.15 『花粉飛散』
今年の花粉飛散は早めに来ているようだ。その量も例年よりも多いとか。テレビのニュースでその情報が流れる度に、 鼻がムズムスする人も居るのでは。寒気が弱まると、一層増えるということだが、今月の下旬がピーク、という情報だ。 筆者は田舎が杉林に囲まれた、とでも言える位のところで育ったので、小さいころからの免疫が有るのか、その症状は無い。 患者は年々増えていて、子どもの発症も結構多いようだが、近頃は医学が進歩し、その対処法がさまざまにできている。 薬もドラグストアに行くと、迷うほど多くの種類が売られている。


2025.2.14 『広島平和記念館』
広島平和記念館の入場者が、2月9日時点で98万3,983人となり、年度の入場者数が過去最多となった、と発表が有った。 3回ほど訪問したことがあるが、少しずつ展示の内容が工夫され、あの忌まわしき爆弾の惨状が分かりやすくなっている気がする。 昨年の被団協のノーベル平和賞受賞が追い風になっているのかもしれない。核の脅威が紛争国で高まっていることもあるのかもしれない。 外国人の入場者が増えていることも最近の特徴のようだ。確かに昨年訪問した時は、外国人旅行客、特に欧米の旅行客が多かったように思う。 さまざまな人が核の恐ろしさを感じることで、核の無い平和な地球となることを念じてくれればと思う。


2025.2.13 『文春砲』
“文春砲”とも言われる、週刊文春。政治家のスキャンダルや芸能人のスキャンダルなどを次々に暴き、世の中を震撼させたり、 その話題が大きなうねりをつくったり、力を持つメディアに成長してしまった。その文春が今回のフジテレビの問題に対して誤報をやらかした。 フジテレビの10時間超に及ぶ再度の記者会見の直後、フジテレビの社員が関わっていた、との報道を訂正し、社員は関わっていなかった、 と報じた。「誤報に対し、社会に大きなご迷惑をかけました」などの謝罪は無く、「週刊誌はそもそも読み捨てられる情報、 訂正を出すなどの習慣は無い」というような無責任な態度。確かに週刊誌はそういったゴシップが多いが、文春に至っては、 社会的責任を顧みない無責任態度、あきれてしまった。あの10時間会見は、文春の情報を是としての質問が大半だったのに。 文春への信頼は失墜してしまった。


2025.2.12 『液状化現象』
地震の度に繰り返されて来た液状化現象、元関東学院大教授の若松加寿江さんがまとめた。 「都市化のための埋め立てが起因しているのでは」、という指摘だ。 最近では、能登半島地震で新潟県の日本海側で多く見られた。東日本大震災の時の千葉県浦安市の大規模な液状化も記憶に新しい。 山地ではなく、いずれも海沿いで埋め立て地に住宅や工場が立地したところに多いようだ。 人間が自然に対して力を加えたところで大きな被害が有る、自然からの警鐘のように思える。


2025.2.11 『外国人労働者』
コンビニの店員が外国人、というのをよく見かける。コンビニのレジは、実にさまざまな処理を要求される。 レジ打ち、支払い方法のさまざまな対応、宅配便の受付、送金の処理、商品の棚出し、コピー機への紙追加などなど、 あれだけの種類の処理をするには、日本人でも大変なのに、ことばや文化の違いだけでも克服の壁が有る。 レジ担当者をよくできるものだなぁ、と感心する。 日本フランチャイズチェーン協会のまとめでは、コンビニ大手4社の従業員の10.7%が外国人だそうだ。 外国人従業員にとっては、コンビニ労働は、日本語の修得と日本文化の学習のためには人気の仕事のようだ。


2025.2.10 『CCS』
CCSとは、Carbon dioxide Capture and Storageの略称。何やら難しそうな言葉だ。 CCSとは、CO2を回収・貯留することを言い、CO2を他の気体から分離して回収し、 地下深くに貯留する技術のことだ。CCSによって排出されるCO2を大幅に削減できる、というものだが、 理屈はわかるが膨大な費用がかかるような気がするし、半永久的にそんなことが期待できるとは思えない。 世界中でカーボンニュートラル実現を目指している、そのひとつの手立てだ。カーボンニュートラルは、温室効果ガスの排出量を限りなくゼロにする、 というものだが、そうしなければ、地球温暖化によって、今よりももっとひどい自然災害が起きたり、植生や漁獲高などの生物への大きな影響が起こる ことが予測される。地中に埋設するなどの発想よりも、どうやって経済成長を抑制して、カーボン排出を減らすか、の議論も必要なのだが。 因みに、日本では、2050年までにカーボンニュートラルを実現する「2050年カーボンニュートラル構想」を掲げている。


2025.2.9 『ワクチン研究』
千葉大がワクチンの研究をしている。それは、常温で保存でき、しかも粉薬として飲むことができるもの。 ワクチンは冷凍保存し、厳重な管理の下で保管し、投与も簡単にはできない、というのが今までの常識。 その常識を破るものが完成しそうだ。今のところコレラワクチンとして開発途上国で活用を目指すというが、 将来はいろいろなワクチンに応用を期待するという。このワクチン、遺伝子組み換えのイネを使うそうで、厳重に管理された部屋で イネを栽培し、材料として使うという。


2025.2.8 『B型肝炎給付金』
ラジオで「あなたの過払い金を取り戻します。どんなカードでもお調べいたします。電話はXXXX、法務大臣認定○○法律事務所」 というコマーシャルがよく流れる。全国放送、民放問わずに流れる。最近は「B型肝炎訴訟の対象者は、 〇年から〇年に学校でワクチン接種を受けた方、最大3600万円の給付金」などと、お金をもらえるコマーシャルだ。 弁護士事務所が国や金融業者から法律に基づいてお金を取り戻し、その手数料を稼ぐ手口。さまざまな弁護士事務所がコマーシャルしているから、 このビジネスで相当稼いでいるのだろう。最近は新聞紙上でも広告を展開している。


2025.2.7 『記録的豪雪』
日本海側の豪雪、すさましい勢いで雪が降り続いている。まるで筆者が子ども時代を過ごした秋田の雰囲気だ。 地吹雪で吹き溜まりができて、道がわからなくなる、屋根に積もった雪で障子が開かなくなる、玄関先に積もった雪で玄関の扉が開かない、 汽車(今は電車)が運休、バスが来ない、買い物に行けない、水道管が凍った…などなど雪の害はいやというほど経験した。 それでも、学校の休校など無かった。積もった雪を“踏み俵”という俵状の大きな靴で圧雪して道をつくった。 自家用車などまだ全戸が持つような時代では無かったから、車道の確保は必要なかった。 日本海側で続いている豪雪、早く止んで欲しい。


2025.2.6 『正義』
人それぞれに正義の心を持っている。正義を持って人は前に付き進めるし、その正義が大義名分やたてまえとなって突き進む理由付けになる。 戦争など、何かを仕掛けようとした時、その理由付けのための正義を論じることになる。 アメリカが正義を抱えてベトナム戦争、湾岸戦争、イラクなどに加担したのは、世界の警察を自認するアメリカの正義だが、 今までに数多くの失敗をし、間違った正義を反省している。 日本が太平洋戦争に突き進んだのも、当時の海軍の正義があった。そして敗戦だ。 SNSで情報を拡散する。例えば、「災害の被災地で物資が不足している」という情報を見てそれを拡散した人は、災害地で困っている人を助けよう、 という正義で拡散したけど、時期的にそれは必要ないものだとしたら、被災地では物資の洪水で困るかもしれない。 正義が社会的な正義にならないことも多くある。個人の正義が他人の正義とならないことも多い。正義は語る側の都合で変わって行く。


2025.2.5 『他者との関係』
人が、他者との関係づくりで性格を3つに分けた分析をしている資料がある。(1)攻撃型、(2)非主張型、(3)主張型の3つに分けている。 (1)の攻撃型:強がり・尊大・自分本位・優越を誇る・一方的に主張・責任転嫁・相手に指示・無頓着・操作的・支配的。 (2)の非主張型:引っ込み思案・卑屈・消極的・自己否定的・依存的・他人本位・相手任せ・服従的・黙る・弁解がましい。 (3)の主張型:正直・率直・積極的・自他尊重・自発的・自他調和・歩み寄り・柔軟な対応・自分の責任で行動。 3つの型のうち、自分はどのパターンなんだろう?トランプさんは(1)の攻撃型の典型的な方だ。


2025.2.4 『人生は一つの挑戦』
マザーテレサの教えに、人生は……という詩がある。その中に「人生は挑戦、人生を受けて立ちなさい」と書かれている。 挑戦したいとは思っている。挑戦するからには、挑戦する目標がなければならない。〇〇したい、〇〇できるようになりたい、○○が欲しい、 〇〇になりたい、などなど具体的な目標があれば挑戦し甲斐がある。しかし、自分の精神状態が前向きになれない時には挑戦どころの話ではない。 前向きになれない時でも、前に進みたいという強い願望が挑戦になるのだろう。どんな時にでも、大なり小なり目標をもつことで、 時間の流れに価値が生まれて来そうだ。


2025.2.3 『節分』
昨日は節分。今年は例年よりも1日早く2月2日となった。各地の神社仏閣では豆まきなどの行事が行われたようだ。 成田山新勝寺(千葉県成田市)では例年、有名人や力士が登場して大規模な豆まき行事を行う。 今年は大河ドラマ「べらぼう」の主演をする俳優の横浜流星さん、 横綱の豊昇龍・大関大の里などが壇上から福豆をまいている映像が放映された。 我が家も豆まきをした。今年は自家製の大豆を使ったが、煎ることをしないで生の豆をまいてしまった。 これが実は煎らないとまずいのを知ったのは蒔いたあと。豆を煎ることで、鬼の目を射る、という意味だそうだ。 我が家の豆まきは、「福はうち、福はうち、天に花咲け、地に実がなれ、鬼の目ん玉ぶっつぶせ〜」と子ども時代に 田舎でやった伝統で唱えて、各窓からまく。


2025.2.2 『ディープシーク』
中国で開発されたAI『ディープシーク』が話題になっている。格安の開発経費であることから、その情報収集方法に疑義があるとか、 個人情報の取り扱い方法が開示されていないとか、習近平と入力するとアンサーが無いとか、開発企業のトップが中国共産党上層部と蜜月だとか、 いろいろと疑念があることから、ヨーロッパではアプリストアからダウンロードができない状況の国もあるようだ。 中国企業によるSNS開発には、常に疑惑がつきものだが、そういった疑念を晴らしてこそ、大国のビジネスが社会から認められるのだ。 そういった点でいつも中国は情報を出さずうやむやにする隠蔽体質。成熟した国になるにはまだまだ課題が多い。


2025.2.1 『道路の陥没』
幹線道路の大きな交差点にいきなり直径10メートルの穴、そこに転落した大型トラック、その運転手の救助が4日以上たっても難しい。 “あり得ない事故”だったが、どこにでも潜む、可能性のある事故のような気がする。インフラ施設が複雑に絡み合い、 思ったような救助・復旧の動きができずジレンマに陥る消防・警察・行政。 自治体各地では緊急な点検作業を始めたところもある。 識者は設置後50年近く経った水道管、下水管、ガス管などに緊急点検の警告をする。仮に不具合が見つかっても、 その経費をどうするか、自治体にとっては頭の痛い問題だ。道路陥没の事故は今までに全国で2600件も有ったそうだ。


2025.1.31 『ドクターイエロー』
1月28日(火)と29日(水)、東海道新幹線・山陽新幹線の点検車両ドクターイエロー が最終運行をした。29日には東京から博多まで、29日には博多から東京まで、最後の検測走行を行い、沿線では多くのファンが見守った。 通常は、運航日や時間が公開されていない車両に、「それを見ると幸せになる」と言われ、多くの人々に幸せを届けて来た。 筆者は以前、東京駅で見たことが有る。10日に1度の運行の車両が無くなるのは寂しいが、 今後は通常の営業車両に設置された検測危機で機能が継続されるという。引退した車両は、名古屋市の「リニア・鉄道館」に展示されるそうだ。


2025.1.30 『子どもの自殺』
子どもの自殺が、昨年全国で527人となったことを厚生労働省が29日発表した。小学生15人、中学生163人、高校生349人という内訳だ。 2023年には政府が「子どもの自殺対策緊急プラン」をまとめて、自殺者が増えないよう、さまざまな施策を行っているが、 その人数は増えている。 若いこれからの人が将来に希望を抱けずに、生きることに絶望し、自殺に追い込まれるのは、胸が痛む。 全国には子どもたちの相談に対応するNPOや行政機関が多く有り、子どもたちのSOSに対応している。 にもかかわらず、相談もできず孤立している若者が多いという実態、やりきれない思いだ。


2025.1.29 『終末時計』
アメリカの科学誌"原子力科学者会報"が毎年発表している人類滅亡までの残り時間を象徴的に示す「終末時計」。1月28日、 過去最短の「真夜中まで89秒」となったと発表した。世界大戦が終わって2年目の1947年が7分だった。1953年には2分、 1991年には17分に、2022年には90秒。その時の世界情勢の緊迫度に応じて伸びたり縮んだり、そして、今年は1秒縮まって89秒。 真夜中の零時を人類滅亡の時として、 世界がそれにどれだけそこに近づいているかを示している。縮まった理由として、核の脅威、生物学や人工知能(AI)の進歩の悪用、 そして気候変動が主な要因として挙げられた。科学安全保障委員会は、今回の秒針の前進は「全世界の指導者への警告」だと述べた。


2025.1.28 『成田空港』
1978年開港の日本の空の玄関成田空港、その開設に当たって、激しい闘争が繰り広げられたのは、まだ筆者の記憶に残っている。 いわゆる三里塚(成田)闘争は、学生運動の過激化とあいまって、地元の農民を支援するセクトがさまざまな方法で空港建設を阻止する行動を行った。 その記録が空と大地の歴史館に展示されている。この建物と、航空博物館が隣り合わせに建っている。 展示の中身は、成田空港開港までの三里塚闘争史をコンパクトにまとめている。政府の息がかかった建物だけに、闘争の血生臭さは抑え気味だ。 しかし、華やかな空港の開港裏側を垣間見れる貴重な場所だった。令和になって、滑走路をもう1本追加して発着枠を大きくするための工事が進んでいる。2029年3月オープンとのことだが、騒音の問題、ターミナルで働く人の確保の問題など、課題は大きいという。


2025.1.27 『不発弾処理』
昨年10月、宮崎空港の滑走路で不発弾が爆発、滑走路が閉鎖された事件があった。国内には各地で、 80年前の太平洋戦争で投下された爆弾がまだ眠っているらしい。戦争末期、沖縄では20万トンの爆薬が投下され、 そのうち1万トンが不発弾として残ったと推定されているという。陸上自衛隊への不発弾処理依頼は全国からほぼ毎日有るという。 住宅地のど真ん中で処理を行う時など、周辺の住民への影響が大きいいそうだ。戦争の爪痕は、80年以上たった今でも残っている。


2025.1.26 『♪戦争を知らないこどもたち』
北山修作詞、杉田二郎作曲、ジローズが歌い、昭和45年(1970年)に発売された 戦争を知らないこどもたち、フォークソング絶世の頃、良く歌ったものだ。 大好きな曲だった。作詞の北山修さんは、白鴎大学の学長をしている作詞家で、精神科医でもある。良く知られた『風』、『あの素晴らしい愛をもう一度』なども制作している。 北山さんは当時、戦争を知る世代から「戦争の恐ろしさも知らないくせに」と言われたそうだ。でも、 戦争を語り継ぐ人が少なくなった今、「戦争はいやだ、闘いたくない」というメッセージを出し続けることがたいせつ、という。北山さんは、 今軍備が拡大され、防衛費が議論も無しに増額されることに危機感を持っている。


2025.1.25 『養生訓』
江戸時代の儒学者、貝原益軒が説いた養生訓は、 健康で長生きするためのエッセンスが書かれた書物。貝原益軒が83歳の時に書かれた本だといわれている。 その頃の江戸時代は平均寿命が40歳を下回っていた。その益軒が説いた教えは、今でも通用する内容だ。 現代の生活習慣病の予防や治療で大切とされることが多く網羅されている。 バランスのとれた食事をする、適度の運動をする、睡眠をしっかり取る、ストレスを貯めない、心を穏やかに保つ、 楽しみを持って元気に過ごす…。テレビの健康番組で取り上げられるようなことは、すべてが記述されている。


2025.1.24 『卵急騰』
卵の価格が急騰している。今年に入って、過去に無い鶏インフルエンザの発生急増、農林水産省は“危機的状況”と発表した。 同省によると、1月中旬で卵1パック(10個入り)が16%アップの269円という。今の推移で行けば、まだまだ高騰するのでは、 という。すべての物価が上昇している中で、消費者には痛い話だ。スーパーで買い物をすると、何もかもか価格の数字が大きくなって、 驚くことしきり、気軽に買い物ができない状況だ。 物価高騰に見合う賃上げを、と世の中動いているが、筆者のような年金暮らしの身には、そんな恩恵は無い。 生活を切り詰めるしかないのだ。


2025.1.23 『弁解のうまい人間』
あいだみつをさんは、「弁解のうまい人間、あやまりっぷりのいい人間」と書いている。弁解のうまい人はたくさんいる。 企業、政治家、タレントなどの有名人、何か不祥事をしでかすと、決まって弁解に走る。自民党都連の裏金問題が新しい事例だ。 政治資金パーティーで集めた金を中抜きして自分でプール、誰が考えても資金の変な活用、黒い金だ。自民等都連は必死に弁解するが、 世間の常識とはかけ離れる。フジテレビのスキャンダルに至っては、多くの企業がコマーシャルを止めた。代償は大きい。 悪いことは“悪かった”と素直に認め、だらだら時間を稼ぐよりも、いい結果が生まれるはずなのに、あやまりっぷりが悪い。 それは、自分を保身するのが最大の理由だろう。弁解したウソは必ず暴かれるし、正義は必ず悪を滅ぼす。


2025.1.22 『SNSの信頼性』
筆者は“X”、“FaceBook”、“インスタグラム”などのSNSを活用していない。必要性をあまり感じない。 今はスマホを使っているが、それも3年ほど前にガラケーが無くなる流れだったので、機種変更した。 その機能性や効果などについては認めるが、自身の生活では必要とする理由がないからだ。 ネット情報で一喜一憂したり、その情報で行動が妨げられるのは嫌だ。 SNSは、経営者によってそのポリシーが変わる。トランプさんの当選によって、Xの偏向した経営姿勢を理由に、 辞めるユーザーが急激に減っている。メタは情報の検閲を止めた、など政治思想に一喜一憂する情報メディアだ。 もっとも、“オールドメディア”と呼ばれる新聞なども、その情報発信ポリシーは経営者に左右されるが。 何がフェークで何が正しいかは、自分の目や耳などから入る知見に頼るしか無い。


2025.1.21 『フェーク情報』
フェークニュースが能登地震の時に拡散され、情報災害となったことが問題になった。 何と海外からの投稿が多かったのだそうだ。背景には、SNS利用に応じた広告収入を稼ぐために、 興味を煽るようなタイトルや中身のフェーク情報が投稿されたことが有る。海外の人は、広告収入を稼ぐため、 無責任に情報を流したという。SNSのファクトチェックのお粗末さだ。 このことを、「関心経済:アテンションエコノミー」というらしい。 ユーザーの関心を集めやすい情報を投稿して金を稼ぐことが常態化している。「救助の要請」「寄付金集め」 「災害の陰謀論」などなどを投稿して閲覧件数を稼ぐアフェリエイト情報、それを見た人がまた情報を拡散する、 膨大な広告収入が期待できる。欧米では今、その規制が進む。アメリカでは昨日就任の新大統領にすり寄る、 SNS経営者が検閲を止めた。日本はまだ姿勢が決まっていない。


2025.1.20 『ストレス』
昨日の話題、「チョイス」の受け売り、先週放映されたタイトルはストレスのこと。 ストレスは万病の元と言われる。ストレスの無い人は居ないだろうし、ストレスは適度に有ったほうが、 日常生活にメリハリがつくことはわかっている。要は、どうストレスに付き合って身体に影響が出ないように、 メンタルマネジメントをどうするかが大事だ。これが、分かってはいるが、時にストレスに押しつぶされてしまう。 ポジれん というポジティブ練習法、「コラム法」という心の内を書きだす法、「コーピング法」 という気持ちがいいことを書きだす方法の3つが紹介された。
自分に対して「今、ちょっと無理!」 と言って一息つくことも必要なのだそうだ。ちょっと立ち止まる…、なかなか難しい。


2025.1.19 『健康番組』
NHK・Eテレの日曜19時から始まるチョイス、 毎回夕食後に観ているが、体調の不良や病気への対処法などが患者目線で取り上げられ、専門のドクターが解説、 患者がどんなチョイスをして症状が軽くなったり治癒したかを放映する。健康番組が多いが、いろいろ観る中で、 筆者は一番信頼性が高い番組だと思っている。テーマの取り上げ方も興味深い。司会の俳優、 八島智人さんと大和田美帆さんの二人の進め方も、好感度が高い。


2025.1.18 『自民都連、おまえもか!』
裏金問題、国会ではクリーンな決着ではない、グレー色になっている。すべてのことを明らかにできないやましい事実と、 自分の身に掛かって来る火の粉を恐れたアリバイ工作をする汚い議員たちが、のらりくらりと、世間の常識では考えられない、 発言と行動をしている。 この問題は、きっと地方議会や議員にも飛び火するのでは、と思いきや一昨日からの自民党都連のスキャンダル。 自民党都連は解散し、活動は続ける、20数人の議員はわかっているが、いずれ公表する、などと代表が発言している。 自民党都連は解散しても活動はする?訳が分からない。 この問題は、いずれ都連だけでなく、各県連にも飛び火するだろう。そして選挙の暁には、大量の落選者が出るだろう。 政治の浄化に一番の薬は票が入らないことだ。


2025.1.17 『あれから30年』
1995年1月17日の未明に起こった阪神淡路大震災、テレビの中継に、 信じられない未曽有の光景が映しだされ、被害の実態が刻々と発表された。 その規模の大きさに心を傷めた。あの日のことを今でも覚えている。 今放映中の朝ドラ“おむすび”、この災害の場面から始まった。この年はボランティア元年と言われる。 NPO法が可決され、被災地でのボランティア活動の仕組みのひな型がつくられた。 その仕組みモデルがその後の東日本大震災、各地の風水害、能登地震などで有効に活用されている。 あれから30年、阪神地域では震災を風化させないための取り組みが進む。


2025.1.16 『生きる』
瀬戸内寂聴さんは「“生きる”ということは、死ぬために生きることです。 だって人間は死に向かって生きてるでしょ。だからこそ命を燃やして生きるんです。」 と言っている。(「愛に始まり愛に終わる」宝島社 瀬戸内寂聴108の言葉から) 確かにそうだ。若い頃は死など縁遠いのであまり考えることが無いが、年齢を重ねて来ると、 今生きていることの価値や人生のゴールのことを少しずつ考えるようになる。 若い頃に出来ていたことが少しずつ、知らないうちに出来なくなったり、 身体のどこかに不調を来したり、気持ちの変化が有ったりする。身体が不調だと、精神も弱くなる。 心と身体のバランスを保ちながら、背伸びせず、自分のペースを守りながら、 命を燃やすこと、心してやって行きたい。


2025.1.15 『横暴で粗暴な発言』
権力者の横暴な発言に、耳を疑った。20日に就任するトランプさん、グリーンランドをアメリカが欲しい、 メキシコ湾をアメリカ湾に変えたい、カナダをアメリカの州の一つにする…。そりゃ、いくら何でも…。 各国のトップがこれに反応した。アメリカの信用と常識度が就任前から瓦解するような出来事だ。 正式に就任しようものなら、何が起こるのだろうか、世界は戦々恐々、日本も上手に渡り合えるかどうか、 心配だ。これから今までの常識が通じない、大変な日々になりそうだ。 それに関わるエネルギーも桁違いに増えることだろう。


2025.1.14 『サイバー攻撃』
警察庁は、1月9日、中国政府の関与によるサイバー攻撃が疑われると判断、発表した。こういった判断は、 日中関係にも影響が懸念されることだが、慎重な捜査をした結果の発表であり、 国内の政府機関や企業に深刻な被害が出たことから、真実は暴かなければならない。 昭和の頃にはSFの世界だったが、それが現実になって来た。武器を使わない国際間の戦争がますますエスカレート、 AIも加わって、今までの常識では信じられない緊張の世界がやって来た。


2025.1.13 『被団協、総理と面会』
被団協(被爆者団体協議会)のトップの方々が1月8日、首相官邸で石破総理と30分ほど面談した。 ノーベル賞授賞式でスピーチをした田中代表委員は、面談後「収穫なく、残念」と発言した。 一部には、"首相は会ったという実績を残しておきたいため"という論調も有るが、当たっているのではないか。 田中さんは、バッサリと政府の態度を突いたものだ。被爆国がアメリカの核の傘の下で、 ほんとうにやらねばならないことを、のらりくらりと前に進めない実態にしびれを切らしたものだ。 何の利害関係も持たない被団協、核廃絶に情熱を持つ被団協だからこその発言だ。


2025.1.12 『野犬被害』
犬を飼ったことが無い筆者は、犬はあまり好きではない。子どもの頃からどうも苦手な部類だ。 知らない人の犬に近づいて、平気で首や頭を撫でられる人が不思議だ。犬好きな人と、犬嫌いな人を、 犬は一瞬で見分けているような気がする。ジョギング中に飼い主同伴でない犬がこっちに向かって来たりすると、 ちょっと避けたい気持ちになる。うなられたら、こっちからうなり返してやる。 このところ、各地で野犬に噛まれる事故が増えているという。 野犬が家畜を襲う、などもあるというから、狂犬病などの可能性もあり、怖いことだ。


2025.1.11 『予備校の倒産』
1月6日、大学受験予備校の「ニチガク」が破産申し立ての債務整理を行うことを発表した。 受験がそろそろ始まる、という時期に何で今頃?という疑問が湧く。 受験のためにこの予備校に通う学生たちには、酷な話だ。この予備校の講師も事情を知らされていない、という。 余りにも社会的責任を無視した企業姿勢、いかがものか。生徒たちを救済する手立てを経営者や弁護士は考えてもらいたいものだ。


2025.1.10 『インフルエンザ猛威』
インフルエンザが全国的に流行している。コロナ禍でインフルが少なかったことで、集団免疫ができていなかったこと、 年末年始で人の移動が多かったことなどが背景にある、と専門家が分析する。クスリも不足しているという。 コロナ感染が一段落したことでマスクを外している人が多いが、マスクや手洗い、うがいは、インフルの基本的な予防策、 きちんとした予防策で感染を阻止したいものだ。


2025.1.9 『漁船転覆』
茨城県鹿島港沖合で、1月6日、イワシ漁の漁船が転覆、2人死亡、3人が行方不明だという。冬の冷たい海、心配だ。 魚を獲った網にかかった重量で船のバランスが崩れたのが原因だという。亡くなった方や不明の方には、 外国籍の人も居るようだ。漁船でも人材不足から外国籍の人が働いているということだ。今年はイワシが豊漁、 獲れ過ぎに注意、は漁船で働く人たちにどこまでその判断が共有されているのだろうか。 早急な対策をしないと、また同じような事故が起こりうる。


2025.1.8 『屋根の雪おろし』
雪国はこのところの大雪で、屋根にドカッと雪が積もる。この雪、雨が氷結したものなので、重量がすごい。 雪国生まれの筆者は、雪が降ったあとは、道路の除雪、屋根の雪おろしをするのが、子どもの頃からの役割だった。 除雪とはいうものの、どんどん振り続ける雪に、家の玄関前のスペースをつくるくらいの除雪しか間に合わない。 屋根に雪が積もると、重みで障子が開かなくなってしまう。雪おろしのサインだ。屋根からおろすのだが、 雪国は瓦屋根ではなく、トタン屋根のため、滑りやすい。この冬も北国では滑落事故が何件か起きている。 屋根からおろす場所も、玄関先のアプローチや、隣家の敷地には下ろせないから苦労する。場合によっては、 おろした雪をスノーダンプで別のところまで移動する必要がある。雪かきや雪おろしは雪国の重労働だ。


2025.1.7 『七草』
1月7日には七草粥を食べる、という文化が有る。中国の文化と日本の文化が結びついて生まれたものだそうだ。 春の七草を刻んで入れて邪気を払って無病息災や長寿を願う。正月料理で疲れた胃腸を休めるという意味も含まれているらしいが、 たいした正月料理も無い我が家は別に胃腸を休めるほどの意味は無いが、 毎年家庭菜園で採った青菜7種を入れた朝粥を食べる。 ほんとうの七草は、せり/なずな/ごぎょう/はこべら/ほとけのざ/すずな/すずしろ、の7種類となるが、我が家の畑には、 すずな(蕪)、スズシロ(大根)くらいしか無いので、今採れる「京菜」、「ちんげんさい」、「春菊」、「茎レタス」、 「コマツナ」の5種類が入った。塩味だけの、あっさりした風味のある朝粥だった。


2025.1.6 『漫画文化』
今、日本のアニメが世界を席巻しているという。漫画はあまり読まないので、少年ジャンプでは今何が話題になっているか、 知らない。そのタイトルを聞くと、どっかで話題になっていたなぁ、といった感じだ。海外のファンは、 日本語の吹き出しを理解しないまま読んでいるらしい。アニメになった時には、現地の言葉になっているかもしれない。 そんな漫画作者が若者を中心に世界中で増えているらしい。こんなに世界の若者を熱狂させる文化が日本にあることは誇りだ。 近所の良さをそこに住んでいる人たちは意外にわかっていない、ということなのだろうか、筆者が流行に疎いということなのか。 漫画にもっと注目しなければならないようだ。


2025.1.5 『年賀状仕舞い』
今年の年賀状、「本年をもって年賀のご挨拶を失礼させていただきます」という、 いわゆる年賀状仕舞いの一筆を添えたものがいくつか有った。その分、自分も相手も高齢になった証だが、 いくばくかの寂しさを感じる。今年の元旦の配達数は4,900万枚で、昨年比マイナス34%だったという。 昨年末の郵便料金の値上げも相まって、年賀状の購入枚数を減らした人も居るだろう。 1年に一度の年始のご挨拶、出す枚数は減るかも知れないが、続けて行きたいと思っている。


2025.1.4 『投書欄』
新聞の投書欄を読む。その時その時のテーマを決めて読者の投書を掲載する。そこに、さまざまな人の考え、怒り、 心配、歓び、疑念、批判、提言などの想いが綴られる。共感する時がある。反論したい時が有る。感情移入して涙する時がある。 知らない世界を垣間見る時がある。世の中にはさまざまな考えが存在することを感じることがある。 そんな多様な考えの人が集まって社会が成り立っている。分断で他人の考えを受け入れないで争うことは損なことだ。 他人の考えがそうなることの背景を理解し、自分の考えも述べることができる。そんなアサーティブな世の中が良い。


2025.1.3 『便利屋さん』
新聞の折り込みチラシに、時々『便利屋』の広告がある。文字通り便利屋だから、何でも聞いてくれる有料サービスなんだろう。 この便利屋さんのメニューのひとつに、「話を聞いてくれる」というメニューがあるそうだ。相手の話をただ聞く。 聞いて欲しい人がいるから、聞くサービスがあるのだろう。1時間で5千円というから安くはない。 誰も話す人が居ない、友人は居ても心の内を話す気にはならない。利害関係が何もない人だったら、 ただ話して気持ちをスッキリできる。ボランティアのサービスもあるが、お金で解決できるんだったら、そっちのほうが楽だという。 いろんなニーズがあるようだ。ちょっと寂しい気がするが、現代社会のスキマを埋めるサービス、利用者は増えそうだ。


2024.1.2 『♪切手のないおくりもの』
NHK紅白歌合戦のオープニング、出演者全員で 切手のないおくりもの がうたわれた。このうた、40年も前からうたっている懐かしい歌だった。 30代前半、子どもが小学校に入る頃だった。子ども会の集いでギターでみんなで歌った。 その後、子どもたちのつどい、青年たちのつどい、歌声の会、障がい者のつどいなど、いろんなところでうたって来た。

1.わたしからあなたへ この歌を届けよう
  広い世界にたったひとりの 私の好きなあなたへ
2.年老いたあなたへ この歌をとどけよう
  心やさしく育ててくれた お礼がわりにこのうたを
3.知り合えたあなたに このうたを届けよう
  今後よろしくお願いします 名刺がわりにこのうたを
4.別れ行くあなたに この歌をとどけよう
  さみしい時にうたってほしい 遠い空からこのうたを

1977年に財津和夫さんがつくった素敵な歌だ。


2025.1.1 『元朝ウォーク』
毎年元旦はほぼ良く晴れる。関東地方の日の出は6時50分くらい。初日の出は毎年見たいと思って、元朝ウォークに出る。 10数年前にはジョギングをしていたが、今はウォークだ。 6時過ぎに起床、冷水で顔を洗って、厚着してマフラーに手袋、耳当てもする。6時半過ぎに出発、 近くの川のサイクリング道路を東に向かって歩く。吐く息が白い。ほっぺが冷たい。 肌を刺すような冷気の中、少しずつ明るくなる空、オレンジ色に変わり、 やがて神々しいご来光。手袋を外して二礼二拍。同じようにご来光を眺めている人が周囲に何人も居る。 晴れやかな気持ちになって自宅に帰る。朝風呂で冷たくなった身体を癒し、お屠蘇、 ポストから分厚い朝刊を取り出す、というのが最近の元朝のルーティンだ。
昨年は元旦の夕方の能登地震、そして羽田での航空機事故、という悲しい新年になってしまった。 今年は何より平穏な1年にしたいし、そう有って欲しい。


2024.12.31 『2024大晦日』
年末の大掃除、今年は少しゆっくりし過ぎて、あまり真面目にやっていない。何もしなかったわけではなく、 そこそこにはやった。いつもやっているから、普通の日の連続でいいよ、と自分を慰めた。 ちゃんと断捨離をしなくちゃ、とは思ってはいるが、なかなか手が付かない。 使いもしないのに捨てられず、有ることさえ忘れているのに、押し入れの肥やしになること数十年、 捨てたほうがいいのはわかっている。捨てたあとで探し物をして、捨てるんじゃなかった、とため息をついたこともある。 想い出も一緒に捨てるのはつらいものだ。絶対に使わないことはわかっていても、身の周りに置いておきたいものが多すぎる。 そんなことを思っていると、年男だった辰年から巳年に代わって行く。色々有ったが、今年もいい1年だった。


2024.12.30 『アジア大会経費増』
まさかこんなに膨れ上がるとは想像できなかったに違いない。2026年開催のアジア大会(アジア版オリンピック)が、 名古屋を中心とした愛知県で開催される。日本での開催は、1994年の広島大会以来だという。 愛知県は、当初計画の行政負担額が2.5倍の1900億円ほどになる、という試算を出した。 全ての物価が上がっているにせよ、2.5倍とは…。最初の見積もりが甘かったのでは?という観測もあるが。 行政負担はすべて税金だ。自治体では、試合会場の新設取りやめ、選手村をやめて民間のホテルに、などあらゆる努力をする、 とはいうものの限界があるだろう。国にも負担を求めて行くとは言うが、これも税金だ。政治家は安易な考えをするものだ。


2024.12.29 『男性の健康寿命縮まる』
平均寿命と健康寿命には10年の開きがあると言う。健康寿命とは、介護を受けなくても自立できる寿命、 平均寿命とは寿命が終わって死に至る年齢。平均すれば10年間は介護してもらわなければ生きられない期間、 この健康寿命を如何に伸ばすか、が現在の高齢者行政の喫緊の課題だ。その健康寿命が2022年に男性が縮まり、 女性は伸びた、と12月24日、厚生労働省が発表した。厚労省は、コロナ禍で平均寿命が短くなった分が影響したのでは、 と分析している。国内を県別に観ると、男性は静岡県がトップで73.75歳、最下位の岩手県が70.93歳。 女性はトップの静岡県が76.68歳、最下位の岩手県が74.28歳だった。何でも競争意識を持つ自治体トップ、 この結果で一喜一憂の行政施策が盛り込まれるに違いない。


2024.12.28 『出生数減り続ける』
子育て支援政策をいくら実施しても、どんなに金を注いでも、子どもの数は増えない。 少子高齢化、少子高齢化、と政治家は呪文のように政策を語って選挙に挑むが、さっぱり状況は好転しない。 むしろ出生数は減り続けるスピードが坂道を転がり落ちるように加速する。年間の出生数が80万人を割ったのが2年前、 2024年は、70万人を割り込み、統計データの有る1899以降、過去最少だという。政治家がいくら子育てのための施策をしても、 子どもが生まれないことには子育てができない。結婚しないことには子供が生まれない。未婚率の上昇、子どもを持たない夫婦の増加、 結婚に夢を持たない、子どもの居る家庭に夢を持たない若者が多い、この社会現象を変える施策は皆無、 政治家は票につながらない政策は掲げないことも一端だ。この課題解決を政治家に預けるだけではなく、 市民の地道な努力で、地域社会を変え、子どもたちの声が響くようなまちづくりをすることも必要だろう。


2024.12.27 『老老介護』
高齢者が高齢者を介護する老老介護の家族が増えているようだ。厚生労働省の「2022(令和4)年国民生活基礎調査」によると、 同居して介護する世帯のうち、65歳以上の要介護者を介護する人の年齢が65歳以上、という「老老介護」状態の割合が63.5%、 という結果だった。11月24日、84歳の夫が81歳の妻を「寝室で殺めてしまった」と警察に通報、夫は殺人容疑で逮捕、 という事案があった。子どものいない夫婦だった。こういった介護疲れの痛ましい事件が起こらないよう、 各自治体では地域包括支援センターやケアマネージャーの支援を充実させている。


2024.12.26 『航空会社の粋な計らい』
ノーベル平和賞を受賞した被団協(被爆者団体協議会)、授賞式への参加は、経費をねん出するため、 クラウドファウンディングを募ったニュースがあった。授賞式には3人しか招待されないため、 その他の関係者の航空運賃や宿泊費が不足する事態に、多くの支援者の力が有り、何とか実現できた。 帰りの航空機の中で、日本語で慰労のアナウンスが有った、というニュースもあった。実はこの航空機、 SAS(スカンジナビア航空)だったが、一人の日本人スタッフの提案で、航空会社がエコノミークラスだった代表3人に、 ビジネスクラスの座席を提供した、ということがわかった。航空会社の粋な計らいは素晴らしい心暖まるエピソードだ。


2024.12.25 『帯状疱疹ワクチン』
厚生労働省は、65歳以上の人を対象に、2025年度から帯状疱疹のワクチンを定期接種にすることを決めた。 水疱瘡を起こすウィルスが神経に潜状し、身体の免疫機能が弱ると再び活性化して起こるものだ。 80歳までに3人に一人の発症が有るという。10〜15%の人は数か月から数年に渡って神経痛が起きるというから怖い。 顔面の神経麻痺や視力の低下などを引き起こすというから、接種をして予防することを医師は勧める。


2024.12.24 『創作四字熟語』
住友生命が実施する創作四字熟語コンテスト、その結果発表が17日に有った。「盗打随一」が特選になった。 大谷選手の盗塁と打席を詠んだものだが、「当代隋一」をもじったもの。ウ〜ンとうなってしまう。 「騎士奮迅」は「獅子奮迅」をもじって、パリ五輪でのフェンシング男女活躍を詠んだという。 「利子回生」は「起死回生」をもじって、日銀がマイナス金利政策を解除したことを詠んだ。 いずれも、その創作力、発想力がすごい。全国から2万4千311件の応募が有ったそうだ。


2024.12.23 『60歳超、マラソン中の心停止』
全国で多くのマラソン大会が開催される。10キロ、10マイル(16キロ)、ハーフ、フル(42.195キロ)とさまざまだが、 フルマラソンの人気が高い。筆者は32歳から29年連続で毎年1回フルマラソンに参加していた。フルマラソンを完走した感激は、 走った者しかわからない。その充足感は格別なものだ。しかし、フルマラソンで心停止する事故が10万人あたり1.7件、 60歳以上の男性の事故率が高い、ということが慶応大学スポーツ医学研究チームの調べでわかった。当日の気象条件にも依るとしながら、 事前の健康診断をきちんと行って挑んで欲しいと言っている。


2024.12.22 『子どもの名前2024』
子どもの名前の付け方には流行がある。明治安田生命では、毎年、1年間に新生児に付けられた名前のランキングを発表している。 最近の子どもの名前は風変わりなものが多い、というのが印象だ。今年のランクは多い順に、男の子=陽翔(はると)、 凪(なぎ)、朝陽(あさひ)、暖(はる・だん)、陽向(ひなた)、女の子=紬(つむぎ)、翠(すい)、 凛(りん)、陽葵(ひまり・ひなた)、芽依(めい)と続く。名前は唯一無二の個人を表すアイデンティティ、 とやかく言うことは無いが、その後の人生形成にも大きく影響するから、自分の名前を、 大事に愛おしむことを忘れないで欲しい。


2024.12.21 『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』
作家の有川真由美さんが上梓した本「いつも機嫌がいい人の小さな習慣」(毎日新聞出版)がちょっと話題になっている。 購入してはいないが、立ち読みをしてしまった。「あいさつをする」これ、社会生活の基本だが、 あいさつができない人が結構居る。若い人かと思えば、シニアの人でもいるから、損な話だ。「お金が無いと言わない」 無いと言うと自分をそこに当てはめてしまうから。「尊敬する人と付き合う」そうすれば自分が豊かになるようだ。 「未来の自分を妄想する」そこを目標にすると先が開けて来る。「興味を持ったらすぐ調べる」今はスマホで何でも調べられるが、 興味を持った時がチャンス。など、いいことがつらつら書いてある。1430円出して買うほどのものでは無いと思い、立ち去った。


2024.12.20 『心の健康寿命』
日本人の身体の健康寿命は世界1位(AIの回答)、最近のデータでは女性の方が長いが、概ね74歳。 健康寿命とは、独りで自立して生活できる寿命を言うが、今人生100年時代などと言われているが、医療に依存せず、 生活できることを長くすることが喫緊の課題。政府や自治体もその施策に知恵を絞る。身体もそうだが、精神のことも有る。 実は近年のうつ病の増加などを考えると、精神的に健康で生きられるということも、大事な要素だという。 上智大の皆川友香準教授(社会学)は、身体的な病気が有っても社会とのつながりを持って、 精神的に充実していることも健康の重要なファクターだと指摘する。


2024.12.19 『成人力、日本トップ水準』
成人力、何を表すかよくわからない感じだが、OECD(経済協力開発機構)が12月10日に発表した指標だ。 成人の社会生活スキルを示すというが、読解力・数的思考力・状況の変化に応じた問題解決能力、の3つが指標だという。 日本国内から無作為に抽出された5,166人がタブレット端末で回答したそうで、問題の中身は非公表だという。 OECDでは、多くの国で10年前より親の学歴に比例して読解力の差が広がっていると言い、労働者のリスキリングが必要、 としている。


2024.12.18 『今年の漢字』
12月12日、恒例の今年の漢字が清水寺で揮毫された。「金」の創作文字が披露された。解説では、オリンピックの金、 が強調されたが、筆者は「きん」ではなく「かね」と読みたい。金まみれの事件やスキャンダルが多すぎる。 闇バイトは金を奪うことが目的で社会問題に、政治家は裏金作りで疑惑の金を操作する、 日々起きる事件も金目的のものが多い。「幸」とか「和」とかもっといい字が出てこないもんかと思う。 因みに、筆者の今年の漢字は「加」、生活にひと手間加え、 昨日よりも少しだけ良い今日になることを考えて行動をした1年だった。


2024.12.17 『今度は都議会議員が裏金?』
国会で裏金問題がのらりくらりと審議されている中、今度は自民党都議会議員が20人も裏金づくりに関与していた、 という疑惑が出て来た。都議会自民党議員は取材に対し、やったとも、やってないとも言わず、「専門化に調査をまかせているので、 いずれ公表する」などと本当のことを言わない(言えない)煮え切らない態度。 おそらく、大きな火種になって行くことだろう。議員たちは謝りっぷりが悪くてジクジクしている。 こういう黒い金にマヒした都議会議員は、次回選挙で落選してもらうしかない。


2024.12.16 『年末旅行』
この年末年始は、祝日や土曜・日曜の巡り合わせが長い連休にしやすいパターンだ。9連休の企業も多いに違いない。 無職の年金受給者にはあまり縁の無い話だが。連休が取り易ければ、旅行に出かける人が増えるが、お金の心配が伴いそうだ。 相次ぐ値上げで、その経費が高騰しているからだ。海外旅行にでも行こうものなら、為替レートの関係で、大幅なコストアップ。 お金持ちならあまり関係ないだろうが。コストセービングのため、宿泊を伴う旅行をやめて、近場のレジャー施設に行く人が増えそうだ。


2024.12.15 『子ども食堂』
子ども食堂が全国で広がりを見せる。2012年に大田区で始まった運動、12年で全国1万か所までになった。 最初は、まともな食事にありつけない一人親所帯や貧しい家庭の子どもたちが対象だったが、最近では年齢の枠を超えて、 多様な人が集まれる空間へと変化して来ている。NPO法人、「全国子ども食堂支援センター」が設立され、 運営のサポートや普及を担っている。食材の確保に、自治体や国の支援施策も行われるようになって来た。 地域の人が集まる拠点としての子ども食堂、これからも進化して行くことだろう。


2024.12.14 『権力者亡命』
10年以上も内戦を続け、多くの国民が難民として海外に逃げ惑う、国民に多くの死傷者が。 父子2代で強権政治で国内を混乱させたシリアのアサド大統領が失脚、ロシアに亡命した。 権力者は国をガタガタにし、いざ自分に火の粉がふりかかると、家族ともども亡命する。自分だけが助かればいい、 という権力者は今までに沢山居たし、今もたくさん居る。人の痛みがわからない“情の無い”権力者は要らない。 国民を幸せにするのが上に立つ人の役割だ。権力に任せて阿漕な振る舞いをする人間には、権力を与えてはいけない。 助かった元権力者は、亡命先で呪いにかけられ、懺悔の日々を過ごすに違いない。


2024.12.13 『貸金庫』
銀行に貸金庫が備えられていることが多い。預けるものを持たない我が家にはあまり縁が無いが。 銀行の貸金庫は安心、という安全神話が今は通じない事件が起こっているようだ。 貸金庫を管理する担当者が悪さをして、客の金庫から窃盗、これでは何のためのセキュリティ売りの貸金庫か、 と思ってしまう。証券会社社員のインサイダー取引、裁判官や弁護士の地位を利用した性加害事件や詐欺事件、 警察官の窃盗や交通違反、などなどその道のプロが、“信用”を売っているはずの組織にあるまじき犯罪を起こす。 その都度、組織の長が「再発防止に努めます」「第三者委員会で調査します」と常套句で言い訳をする。 困ったものだ。


2024.12.12 『外国人旅行客の忘れ物』
インバウンドの外国人旅行客が1年間で3千万人。すさまじい人数だ。国内社会に与える影響がさまざまに有ることが報道されているが、 ホテルや空港に忘れ物をする件数もまたうなぎのぼりらしい。クレジットカード、交通系ICカード、携帯、カメラ、買ったおみやげ、 衣類、果てはスーツケースまで、ホテルや空港の忘れ物置き場はパンクしそうだという。落とした財布が戻って来た、など、 遺失物が戻って来ることに外国人はびっくりするらしいが、3か月は保管する、というから、置き場所に困ってしまう。 こういった忘れ物を海外の本人に宅配便で届けるサービス会社が繁盛するくらいだから、ビジネスの種はいろんなところにあるもんだ。


2024.12.11 『エンゲル係数上がる』
中学校の社会科の授業でエンゲル係数の勉強をしたことがあった。エンゲル係数が上がると、生活が大変になると習った。 今、その係数が徐々に上がっているという。エンゲル係数が高くなると、家計の食費の割合が増えるということだ。 そうすれば、食費以外に掛けられるお金が減る、つまり、食べるために他の支出を削ることになる。 教育費は14パーセント減、住居費は10パーセント減、衣料費は14パーセント減というデータに、 相次ぐ物価値上げが家計を圧迫していることがわかる。買い物に行くと、そのことを実感する。食料雑貨・郵便・宿泊・ 電車の運賃・入場料…何もかも値上げ。年金生活者にとっては、収入が減り、支出が増える。エンゲル係数は上がりっぱなしだ。


2024.12.10 『貸し切りバス代高騰』
社会全体がトラックやバスの運転手不足に困っている。働き方改革の影響、コロナ禍の需要減によるバスやトラック業界の廃業、 担う運転手の高齢化など、さまざまな要因がある。貸し切りバスの値段が高騰しているという話題をニュースでやっていた。 高騰もさることながらなかなかバスが空いていなくて予約できない状況が多いという。インバウンドの旅行客が多いことも、 拍車をかける。学校のスポーツクラブが遠征するのに、バスが確保できない、高齢者のバス旅行が計画できないなど、 あちこちで影響が有るようだ。バス会社ではパートで運転手の募集をする、運転手の賃金を上げる、など苦労しているようだ。 そういったことでバス代が上がっているのだという。


2024.12.9 『ヒートショック』
テレビの健康番組、このところヒートショックの話題が多い。寒くなって居間とその他の場所で温度差がある場合、 ヒートショックの危険性があるという。特にトイレや風呂の脱衣所が危険だそうだ。トイレは確かに寒い。 我が家は朝のトイレの室温が10度くらいの時がある。 用をたす時は下半身裸になるから、とても寒い。トイレにヒーターが有れば温めることができるが、 便座を温めるくらいしかやっていない。脱衣所も、裸になって風呂に入ると、温度差が大きいので危ないという。 健康番組では、俳優が上手にショッキングな演技をして危険性を訴える。 我が家もいろいろ工夫しなければならないとは思っているが。


2024.12.8 『金属窃盗』
太陽光発電設備から、銅線がカッターで切られて盗まれる。道路の側溝の金属カバーがごっそり盗まれる。 荒手の金属盗で得た盗品は、買取屋に持って行き、現金に換えられる。金属買取屋は、国道などを走っていると、 郊外のあまり人気のないところに見つけることができる。買い取るほうは、盗品と疑っても商売を優先するらしく、 警察もなかなかしっぽを捕まえられないでいる。昨年の被害総額は、110億円にもなるそうだ。 特に銅の価格が上がっていることも、ケーブル窃盗の背景にあるらしい。 警察は、悪質な買い取り業者の摘発に乗り出した。


2024.12.7 『美容外科増える』
全国の美容外科がここ3年で4割増えている、というデータを厚生労働省がまとめた。 他の診療科目よりも際立って多いのは需要が多いからというが、診療科目の中でも、利益率が高いからではないか、 これは筆者の勘繰り。前にもこのブログで書いたが、 小児科は5.4%減、これは子どもの数が少なくなったからか?産婦人科は1.6%減だった。 もっと厚生労働行政や医学部教育行政の中で真剣に考えないといけないのではないか。


2024.12.6 『ふてほど』
2024年度の流行語大賞が決まった。“ふてほど”??筆者はこのことば、知らなかった。時代に遅れているのでは、 と自分の感度の低さを感じる。流行語大賞は毎年気にしているが、こんな知らない言葉が流行語?初めてだ。 そうか、テレビをほとんど見ない筆者がいけないんだ。ドラマは余り見ない。大賞以外では、50-50、裏金問題、 ホワイト案件、新紙幣、など自治問題で出て来る用語には馴染みが有った。エンタメ用語をもっとウォッチしなければ。


2024.12.5 『ネモフィラの種蒔き』
国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)でネモフィラの種蒔きが始まった。毎年4月初めから咲き始めるネモフィラの群生は、 公園の丘、“見晴らしの丘”をマリンブルーに染め、4月中旬から5月初めにかけて、下の写真のように見頃を迎える。 ネモフィラの満開と同時に、菜の花とチューリップの群生も一緒に見られる。ネモフィラが終わると、 秋のコキアの群生の準備に入り、10月末からコキアの紅葉を楽しむ。終わるとネモフィラの種蒔き、というサイクルだ。 ひたち海浜公園の職員の方々は、訪れる市民の方々の感動の笑顔を想像しながら、人知れず年間の作業をこなしている。

ネモフィラの群生です。”
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2024.12.4 『暑かった秋の影響』
夏が長くて秋が無かった、とも言われる今年の秋、真夏日が10月にも有ったり、 こうなるとお天気に左右される商売の方々には、相当な影響が有っただろうと思う。 アパレル業界では、短い秋の影響が如実に出たようだ。今までは5月から3か月だった夏を、初夏と盛夏(5〜7月)に、 8〜9月を猛暑として5か月を夏の販売期間としたところも有ったようだ。4季の販売計画が5季の販売計画、と話している。 企業活動への影響もさることながら、天候の異変は豪雨も発生させ、各地に水害の被害が生じた。 温暖化の影響を治めるのは、待ったなしだ。


2024.12.3 『インクルーシブ』
インクルーシブ水泳大会が開催された、とのニュース。インクルーシブの用語はあまり聞いたことが無いので、調べてみた。 日本語では“包括的な”という意味が有った。inclusive=あらゆる人々を平等に受け入れ、参加させ、尊重することを言う、 と有った。更に、多様な背景や人々の違いを尊重し、それを認め、社会の発展に活かす、と有る。なるほど、 障がい者と健常者が共生する社会をノーマライゼーションと言うが、それと似た目的を持つものなのだ。 インクルーシブの反対語は、エクスルーシブ。今アメリカで起きている分断社会、他人の考え方を認めず、 互いにいがみ合う社会、相手の考えも認め、自分の考えもきちんと主張する“アサーティブ”な社会のほうが、 居心地が良い。どっちがいいかは自明だ。


2024.12.2 『カミキリムシ被害』
カミキリムシが果樹の木を枯らす、なんて信じられないが、我が家のみかんの木がカミキリムシで枯れる事態に。 根元を見ると、いくつかの穴が開いている。同じ被害が紅葉の庭木にも有った。 外来種のカミキリムシ クビアカツヤカミキリ が木に穴を空け、食い荒らす被害が頻発している。 ある日突然、実がなった木が枯れて緑の葉っぱが茶色になって驚く。穴の中で孵化した幼虫が幹を食べて成長する、 という。茨城県では、駆除した虫を県の生物多様性センターに持ち込むと、プリペイドカードがもらえる制度をつくった。 10匹につき、500円だそうだ。10匹未満でも、缶バッチやオリジナルエコバックをプレゼントしたという。


2024.12.1 『オーガニック』
 家庭菜園で季節の野菜を自給しているので、オーガニックには興味がある。オーガニック=農薬や化学肥料を使わない、 ということだが、これがとても難しい。手間暇がかかるということ、コストが高めということが最大の課題だ。 最近は学校給食でもオーガニックな素材を使うところが増えて来た。無農薬ではなく、減農薬という触れ込みで、 道の駅などでも人気の野菜になっている。農薬を使わない栽培は、害虫との闘い、化学肥料を使わない栽培は、 コスト面で折り合いがつかなかったり、壁は大きい。オーガニック野菜は、味や日持ちでは優位に有るが、 消費者が安心安全に対してお金を出すかどうか、が分岐点だ。本来は安心安全を優先したいのだが、 「でも、安いほうが良い」とならざるを得ないかもしれない。 しかし、我が家は趣味の自家栽培だから、贅沢な味を堪能している。 政府は、オーガニック栽培の面積拡大策に乗り出した。


2024.11.30 『トイレ事情・その3』
今年8月19日・20日にトイレ事情1と2をこのブログに書いたが、こちらは、トイレの快適性の話だった。 今日のトイレ事情3の話題は、災害時のトイレについて。災害の時は、 避難所がだいたい学校の体育館や公民館などの公的施設が割り当てられる。 避難所が設営された時は、トイレ事情が大きな問題となる。普段なら、行きたい時に自宅のトイレで水をジャー、 っと流せば済むが、公共施設に多くの人間が集まれば、そういうわけには行かず、その処理に困り果てる。 NPO法人日本トイレ研究所 は各地の災害の実態をデータとして蓄積し、待ったなしのトイレ対策を提案する。 その時に備えて、携帯トイレを家族で1週間分備蓄することを提案している。 1日何回トイレに行くか×7個を用意することを提案。我が家も備えてはいるが、1週間分も数が無い。


2024.11.29 『太陽フレア』
太陽表面の爆発現象のことで、そのスケールは地球を飲み込むほど、というから想像がつかない。 1千万度以上の高温と共に、X線やプラズマ量子を大量に放出、その粒子が大量に地球に注ぐ。 今年、世界各地で見られたオーロラは、その影響だとも言われる。太陽をすりガラスを通して見ると、 黒点が見えるが、これが増えると活動が活発化するということだ。スケールが大きすぎてわかりにくいが、 活動が活発化すれば、人工衛星がトラブったり、GPSの精度が低下したり、送電線に異常な電流が流れ、 大停電になったりする事故が考えられるそうだ。怖い話だ。


2024.11.28 『1124いい尿の日』
過ぎ去ってしまったが、11月24日は“いい尿の日”だった。クラシエ薬品が、 語呂合わせで決めた日だ。この日に合わせて泌尿器に関するシンポジウムやキャンペーンを展開したようだ。 尿の話はあまり大っぴらにはしないが、大事なことだ。生活する上で欠かせない排尿の問題、とても大事なことだ。 日本泌尿器学界の調査では、頻尿が一番、二番目に夜間頻尿だそうだ。尿に悩む人が多いという結果だ。 気がつくと漏れている、夜間に何度も目が覚める、突然の尿意が我慢できない、くしゃみをするとき緊張する、などなど。 専門医は、加齢に伴うことが多く、恥ずかしいことではない、とは言うが。


2024.11.27 『携帯番号に060登場』
090から始まる番号がいっぱいになり、080が開放され、それでも足りなく、070を追加。 そして今度は060が使われることが決まった。システムの改修が必要とのことで、実施期日は明確になっていないが、 現在使える番号は530万件有る、ということでこの番号が無くなる頃までには実施日がアナウンスされることだろう。 060を使うことで、9千万件増え、全部で3億6千万件になるそうだ。日本人一人が3台の携帯を持っていることになる。


2024.11.26 『ゆがめられる選挙』
「選挙は効率がいい、ユーチューブ見てもらえる」と豪語するのは、NHK党党首の立花孝志氏。 兵庫県知事選で当選した斎藤元彦氏の演説を追いかけ、自身が立候補しているのに、「投票しないで下さい」と訴え、 ユーチューブに映像を投稿し続けた。。 当選するために立候補、という常識を覆す立花氏。NHK党を創設した頃は、「NHKをぶっ壊せ」と叫び続けた。 演説が不快に聞こえた。東京都知事選ではポスター掲示場所を常識以上に確保し、立候補者に1か所1,500円で売り付け、 選挙運動で金を稼いだ。そして今回の斉藤知事に対する意味不明な行動。 法律に違反しなければ何をやってもいい、という法律の盲点を突いた彼の奇怪な行動。よくわからない。 選挙がゆがめられている。斎藤陣営も、神風が吹いた、と当選を喜びながらも疑問符を隠し切れない。その斎藤知事、 今度は選挙戦でSNSの運営にお金が出たのでは、との疑問が囁かれている。円滑な兵庫県政運営にとっては、波高しだ。


2024.11.25 『谷川俊太郎さん亡くなる』
詩人の谷川俊太郎さんが、11月13日に亡くなった。各界から「美しい日本語を平易に使った詩作が素晴らしい」、 「みずみずしい感性で新鮮な表現がなんとも言えない」、「日本語の可能性を高めた表現」等の評価が高い。 国語の教科書にも多く取り上げられている。"生きる"では『生きているということ いま生きているということ』 "二十億光年の孤独"では『二十億光年の孤独に 僕は思わずくしゃみをした』と綴っている。 これからも時代を超えて読み継がれるであろう谷川さんの詩作、いつまでも瑞々しさを失わないであろう。。


2024.11.24 『デジタル終活』
「亡くなった兄がネット銀行で取引していたが、パスワードがわからないので、解約できない」、「夫が亡くなり、 利用していたサブスクの請求書が来たが、パスワードがわからないので解約できない」、「父が亡くなり、 ネットで株取引していたが、解約手続きができない」など本人しかわからないネットのパスワードで困る事態が増えているという。 パスワードの解析やロック解除を行うことを事業にする会社が有るが、年々難しいパスワードが使われるようになり、 解析が困難になっているそうだ。困った客からの依頼が切実なだけに、1年くらいかけて解析することもあるという。 デジタル終活とは、生前にきちんとメモ書き、とっさの時にパソコンやスマホンにログインできるようにしておくこと、 大事なことだ。


2024.11.23 『先月のインバウンド客、331万人』
10月のインバウンド客が331万2千人だったそうだ。1か月で過去最多の人数だという。ほんとうに外国人観光客が多いと感じる。 世界各国から、韓国から73.2万人、中国から58万人、ヨーロッパからアメリカから、今年1年で3,019万人、過去最高だという。 こりゃ、各地でオーバーツーリズムのマイナス影響が発生するのは無理もない。沖縄のシュノーケルツアーで洞窟を廻る体験ツアー、 渋滞で人を見に行ったようだ、というありさま、観光地に住む人は車の渋滞で通勤もままならない、ゴミが散乱、などなど 経済効果ばかりに目を向けていると、とんでもないことになってしまう。


2024.11.22 『MCI(軽度認知障害)』
物忘れ、置き忘れ、体調が優れない、こういった症状に悩まされ、受診してみたらMCI(軽度認知症)と診断された、 ということが増えているようだ。認知症になる前の症状で、日常生活はきちんとできているが、 少しずつ症状が出て来る前段階。来るべきリスクに対する準備をしておくことが重要、 と専門の医師は警告するが、その判断が難しい。 MCIとわかった時にどう対応するか、などを病院などで教育して行く、家族で共に対応していく、 地域の地域包括支援センターの職員と一緒に、症状の進行を遅らせる、などの対応が重要だと指摘する。 正常に戻る場合もあるというから、希望を持って対処することが必要だ。


2024.11.21 『子どもの暴力行為』
全国の小中高で、2023年に確認された子どもの暴力行為が約11万件だそうだ。内、小学校で7万件と多いようだ。 「教師の胸ぐらをつかんだ」、「教室の窓を故意に割った」、「生徒が喧嘩になり、殴り合った」など年々増えているという。 小学校の教諭は、「児童の対人スキルが低くなっている」、「気持ちをことばで表現できなくて暴力になる」などと言い、 増えた理由は、児童生徒に対するいじめなどの件数把握が増えたこと、大量採用時代のベテラン教員の定年退職期、 などさまざまな要因があるようだ。暴力は無いほうがいい。


2024.11.20 『兵庫県知事再選』
県議会で全会一致で不信任決議をされ、失職。出直し選挙に出た前知事斎藤元彦氏。一昨日の投開票で再選、驚いた。 どうやら選挙活動でSNSを効果的に使った結果、斎藤知事を失職に追い込んだ県議会や百条委員会などの、 既存政治に対する批判票がSNSで拡散したのでは、という見方が報道されている。 斎藤知事に対する批判イメージが、SNSによって同情的なムードになったのでは、という論調だ。 県庁職員からはパワハラやその他ことで斉藤知事を批判する意見も多いことから、これからの県政運営は、 波高しといわざるを得ないだろう。兵庫県に注目だ。


2024.11.19 『悪質なリフォーム工事の勧誘』
年数のたった住宅地、リフォーム工事業者を装って家の屋根や壁、塗装などを勝手に点検、 高齢者に「屋根が傷んでいて雨漏りが心配」、「壁の塗り替えをしないと、腐って雨水が浸み込む」、 果ては家の中に入ってトイレやキッチンなどの改修が必要、パイプが汚れていて、掃除が必要、などと持ち掛け、 リフォームや工事の契約をさせられる事件が頻発している。改修の必要もないのに、高額な契約に持ち込み、 高齢者が騙される。付近をこういった見慣れない業者風の人が2人くらいで歩いていたら要注意だ。


2024.11.18 『独り暮らし高齢世帯』
ご近所にも独り暮らしの高齢の方が数人居る。近所づきあいが良い一帯なので、互いの消息や健康状態などわかり合っているが。 独り暮らしの高齢者所帯が2050年には32都道府県で20%を超える見通し、とのニュースが13日に流れた。 この高齢者一人暮らしが全国的に加速度的に進んでいるようだ。未婚率が高まったとか、 離婚が増えているとかが要因だという。 介護・医療・防犯・貧困など、地域での取り組みが必要、と促している。地域社会での近所づきあいが少なくなる傾向だが、 さまざまに日常生活面で、互いのコミュニケーションと助け合いが必要となって来る。


2024.11.17 『4個で4320円の肉まん』
お菓子メーカーの井村屋は肉まん・あんまんの販売60周年事業で4個入り4320円の商品をネットショップで販売すると発表した。 いずれもその素材を厳選して高級具材を使うとのことだが、どのくらい売れるのだろうか。井村屋では、 この60年間で開発した肉まん・あんまんは600種類にも及ぶというが、その売り上げの70%はコンビニでの販売だという。 ネット販売なら、意外にも売れるのでは、と筆者は観測する。しかし、宅配便で配達になるだろうから、 配達便の利用で、CO2排出問題では気になるところだ。


2024.11.16 『バーベキューでバナナ炭』
バナナの加工販売大手「ドール」は、今まで廃棄して来た規格外のバナナを活用した「バナナ炭」を商品化するという。 バナナからつくった炭は木炭よりも火が付きやすいことから、この商品を来年春からバーベキュー用に売り出すことを目指す。 皮にキズが有ったり、サイズが多きすぎたりしたら、販売しづらいことから、年間2万トンを廃棄して来たという。 今までにもドールは、お菓子や飲み物に活用して来たというが、バナナ炭はその一環だそうだ。食品ロスが減って、 世の中の役に立つことなら、大いに結構な話だ。


2024.11.15 『マッチングアプリ被害』
マッチングアプリ活用で騙される被害が後を絶たないようだ。7日のニュースでは、住所不定無職の女を警視庁が逮捕したが、 90人の男性から1億円を騙し取り、カジノやホストクラブで使っていたというから、すごい犯罪だ。 SNSで安直にひっかかり、数千万振り込む、という被害者も被害者だと思うが。こういったマッチングアプリ被害、 2018年度は45件、2023年度は1017件だったという。大学教授の解説によると、騙される男は、 「比較的経済力の有る中年男性」だそうだ。騙し取られたお金は多分戻って来ないだろう。


2024.11.14 『食用油』
てんぷらやとんかつ、さくっとした歯ごたえが味の秘訣だ。これに欠かせないのが揚げ油だが、この原料のほとんどは輸入だ。 この価格が2020年度に比べて44%上がっているという。他の原料に比べて変動幅が大きいようだ。上がる原因は、 人口の増加、バイオ燃料への活用などがあげられるそうだ。日本人の食生活の変化で脂質の摂取が増えていることも一因のようだ。


2024.11.13 『福島第一原発廃炉作業』
福島第一原発で発生した原子炉水素爆発事故、長い間地元民に示して来た原発の安全神話を覆す、 とんでも無い事故だった。原子炉内に溜まった燃料デブリという、とてつもなく危険な怪物を片付ける措置が始まった。 13年目にして初めて燃料デブリが3グラム回収できた。全部で880トンという量のわずか3グラムだ。 原子力発電の再稼働が始まっているが、ほんとうにこれでいいのか、という疑問にかられる。 確かに今の社会のニーズを満足させる電力を確保するには、原子力しか無い。二度とこういった事故が起きない、 という保障はどこにもない。ならば今の電力需要をどのように抑制して自然エネルギーなどの活用の方向に持っていくか、 の検討が必須なのだが。


2024.11.12 『2024流行語大賞ノミネート30』
11月7日(木)今年の流行語大賞ノミネートの30ワードが発表された。ズラー〜っと30語が並ぶが、 半分以上が筆者には知らないし、日常使うことのないことば。このコラムを書いているので、社会のことについては、 アンテナを高くしているつもりだが、"参ったな〜"という感想だ。筆者が使わないSNS、「X」・「FACEBOOK」・「Instagram」 などでは多く使われているのかもしれない。12月2日には、年間大賞が発表される。


2024.11.11 『お産の危機』
ニュースで知ってびっくりした。産婦人科医が少なくなっている、という話は聞いてはいたが、お産ができる病院が減っていて、 深刻な問題になっている、とは驚きだった。全国の市町村数は1,700余り、そのうち1300市町村で問題が有るという。 高知県ではお産ができる病院数が極端に少なく、出産を控える人が心配するほど深刻な問題になっている、という内容だった。 分娩難民ということばがあるそうだ。これが全国的な課題にまでなっているという。お産も安心してできないということになれば、 ますます少子化が加速しそうな気がする。婦人科の医師になる人が減っていることへの対策、産院を増やす対策、 婦人科の医師の待遇改善など、政治家が"票"にならないテーマに関して真剣に考えないことが大きな問題だ。



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   ◆2023年4月19日〜2023年9月10日
   ◆2022年11月19日〜2023年4月18日
   ◆2022年6月10日〜2022年11月18日
   ◆2022年1月20日〜2022年6月9日
   ◆2021年9月15日〜2022年1月19日
   ◆2021年6月1日〜2021年9月13日
   ◆2021年3月1日〜2021年5月31日
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   ◆2020年7月14日〜2020年11月20日
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   ◆2019年12月1日〜2020年4月4日
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